説明

占い処理システム、占い処理方法、写真占いシステム、写真撮影プリント装置、占い処理プログラム、および記録媒体

【課題】写真撮影プリント装置における処理上の負担を増大させることなく、写真撮影プリント装置によって撮影された画像に基づく占いサービスを提供するとともに、写真撮影プリント装置における撮影の娯楽性を損ねることなく、各人物に対応した画像データに基づく占い処理を利用者に提供することを可能とする占い処理システムを提供する。
【解決手段】写真撮影プリント装置2から送信された画像データおよび付加情報が、それぞれ画像ファイルサーバ13および付加情報ファイルサーバ14で記録される。携帯型電話機4は、メール送信サーバ16から送られてきた電子メールに示されているアドレスに基づいてWEBサーバ15にアクセスする。WEBサーバ15は、画像ファイルサーバ13から該当利用者に対応する画像データを読み出し、該画像データの中から占い対象となる人物に対応する部分画像を特定し、該部分画像に基づいて占い処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人物が撮影された画像データに基づいて占い処理を行う占い処理システム、占い処理方法、写真占いシステム、写真撮影プリント装置、占い処理プログラム、および記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばゲームセンターのような娯楽施設などにおいて、利用者の写真撮影を行うとともに、その写真を背景画像などと合成した上でシールプリントとして出力する写真撮影プリント装置が設置されており、人気を博している。この写真撮影プリント装置には、撮影した画像上に利用者が付属のタッチペンで任意の文字や図形などを書き込むことが可能となっているものも存在している。このような写真撮影プリント装置での処理は、コイン投入、撮影処理、編集(落書き)処理、シール印刷という流れになっており、一連の操作を終了した利用者は、投入したコインに対する成果物であるシールプリントを受け取ることによってプレイを終了することになる。
【0003】
一方、上記のような娯楽施設などにおいて、利用者の占いを行う占い装置も普及している。この占い装置は、例えば利用者から生年月日、名前、星座などの情報を受け付けて、受け付けられた情報に応じた占いデータを表示、印刷する構成となっている。
【0004】
これに対して、例えば特許文献1には、写真撮影プリント装置に占い機能を設けた占い装置が開示されている。この占い装置は、カメラによって一人の利用者の顔を撮像し、その画像データに基づいて人相占いを行い、その占い結果および撮像した顔をプリンタによって印刷する構成となっている。
【特許文献1】特開平8−191956号公報(平成8年(1996)7月30日公開)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
写真撮影プリント装置は、特に女子中高生を中心に利用されている。このような利用者にとって、「占い」は比較的関心の高い項目であるので、写真撮影プリント装置に占い機能を搭載することはサービスの付加価値を大幅に高めることができる。
【0006】
しかしながら、写真撮影プリント装置のプレイ過程(撮影−編集−印刷)に、さらに占い過程を含めると、利用者一組あたりのプレイ時間が長大化することになり、また写真撮影プリント装置の処理の負担も大きくなる。その結果、プレイ中の利用者に対しては、処理速度の低下による不快感を与えることになる。また、プレイ待機中の利用者に対しては、待ち時間の長大化による不快感を与えることになる。さらに、店舗側に対しては、顧客の回転率の低下を招くことになる。このように、写真撮影プリント装置に占い機能を設けると、様々な問題を引き起こすことになる。
【0007】
また、上記の占い装置は、撮影時に利用者に対して様々な制約を課すようになっている。これは、利用者の顔の部位に関して、その形状や配置場所に基づいて占いを実施するためであったり、占うべき利用者を容易に特定するためであったりするからである。このような制約としては、例えばカメラに向かって正面を向いた状態で撮影しなければならない、カメラから一定距離で撮影しなければならない、同時に撮影できるのは一人ないし二人まで、などが挙げられる。通常、写真撮影プリント装置では、利用者は様々なポーズをとって撮影を行ったり、複数人のグループで撮影したりして遊ぶことがよく行われるので、以上のような占いのための制約が設定されると、写真撮影プリント装置での娯楽性を低下させてしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、写真撮影プリント装置における処理上の負担を増大させることなく、写真撮影プリント装置によって撮影された画像に基づく占いサービスを提供するとともに、写真撮影プリント装置における撮影の娯楽性を損ねることなく、各人物に対応した画像データに基づく占い処理を利用者に提供することを可能とする占い処理システム、占い処理方法、写真占いシステム、写真撮影プリント装置、占い処理プログラム、および記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る占い処理システムは、利用者を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいた画像をプリント出力する出力手段とを備え、利用者から料金を徴収することによって写真撮影プリントサービスを提供する写真撮影プリント装置から通信媒体を介して上記撮影画像に対応する画像データを受信する画像データ受信手段と、通信媒体を介して通信接続される情報処理端末に対して、上記画像データ受信手段によって受信された上記画像データに基づく占い結果を送信する情報提供手段とを備え、上記情報提供手段が、上記画像データに被写体として含まれる複数の人物のうち、占い対象となる人物に対応する部分画像を特定し、該部分画像に基づいて占い処理を行う占い処理手段を備えている構成である。
【0010】
また、本発明に係る占い処理方法は、利用者を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいた画像をプリント出力する出力手段とを備え、利用者から料金を徴収することによって写真撮影プリントサービスを提供する写真撮影プリント装置から通信媒体を介して上記撮影画像に対応する画像データを受信する画像データ受信ステップと、通信媒体を介して通信接続される情報処理端末に対して、上記画像データ受信ステップによって受信された上記画像データに基づく占い結果を送信する情報提供ステップとを有し、上記情報提供ステップにおいて、上記画像データに被写体として含まれる複数の人物のうち、占い対象となる人物に対応する部分画像を特定し、該部分画像に基づいて占い処理を行う占い処理ステップが行われる方法である。
【0011】
上記の構成または方法では、まず、写真撮影プリント装置から、利用者が撮影された撮影画像に対応する画像データが送られてくるとともに、この画像データに基づいて占い処理が行われるようになっている。そして、この占い処理結果が、外部の情報処理端末に対して送信されるようになっている。よって、写真撮影プリント装置における処理上の負担を増大させることなく、写真撮影プリント装置によって撮影された画像に基づく占いサービスを提供することが可能となる。
【0012】
また、写真撮影プリント装置では、複数の利用者が被写体として含まれた状態での撮影が行われることが想定されるので、上記画像データは、複数の人物が撮影された画像データになっていることが想定される。一方、占いは、基本的に占い対象となる特定の人物に関する内容であることが望まれるものであるので、複数の人物が撮影された画像データに基づいて単純に占いが行われることは、各人物に対応した占いが行われていない、という印象をユーザに与えることが予想される。
【0013】
また、各人物に対応した占いが行われていることを演出するために、写真撮影プリント装置において、被写体を一人とした撮影を強制させることも考えられるが、この場合、複数人で撮影を行うことによる娯楽性を低下させてしまうという問題もある。
【0014】
これに対して、上記の構成または方法によれば、画像データに被写体として含まれる複数の人物のうち、占い対象となる人物に対応する部分画像が特定され、該部分画像に基づいて占い処理が行われるので、写真撮影プリント装置における撮影の娯楽性を損ねることなく、各人物に対応した画像データに基づく占い処理を利用者に提供することが可能となる。
【0015】
また、本発明に係る占い処理システムは、上記の構成において、上記情報提供手段が、上記情報処理端末に対して占い処理に必要とされる入力情報を要求するとともに、該入力情報を受信する処理を行う情報送受信手段をさらに備えている構成としてもよい。
【0016】
上記の構成によれば、情報送受信手段が、情報処理端末から占い処理に必要とされる入力情報を受信するようになっている。よって、画像データに加えて、情報処理端末のユーザによって入力される情報を考慮した占い処理を行うことが可能となる。
【0017】
また、本発明に係る占い処理システムは、上記の構成において、上記情報送受信手段が、上記画像データを複数の部分領域に分割した状態を示す画像を上記情報処理端末に対して送信するとともに、該情報処理端末から、占い対象となる人物に対応する部分領域を特定する情報を受信し、上記占い処理手段が、上記情報処理端末から受信した、上記部分領域を特定する情報に基づいて上記部分画像を特定し、占い処理を行う構成としてもよい。
【0018】
上記の構成によれば、画像データを複数の領域に分割した部分領域が情報処理端末の利用者によって特定されることによって、占い対象人物に対応した部分画像が特定されることになる。よって、占い対象人物に対応した部分画像を特定する処理の負担を比較的軽くすることができるので、占い処理システムにおける処理の負担を軽減することができる。
【0019】
また、本発明に係る占い処理システムは、上記の構成において、上記画像データ受信手段が、上記写真撮影プリント装置から、占い結果を送信すべき情報処理端末によってメール確認可能なメールアドレス情報をさらに受信するとともに、上記画像データ受信手段によって受信されたメールアドレス情報に示されるメールアドレスあてに、上記情報送受信手段にアクセスするためのアドレス情報を示した電子メールを送信する処理を行うメール送信手段をさらに備えている構成としてもよい。
【0020】
上記の構成によれば、利用者は、写真撮影プリント装置において、撮影画像に対応する画像データに基づいた占いの結果を確認するための情報処理端末によってメール確認可能なメールアドレスを入力することによって、該メールアドレスあてに上記情報送受信手段にアクセスするためのアドレス情報が送られることになる。よって、利用者は、情報処理端末によって受信した電子メールに示されているアドレスにアクセスすることによって、容易に情報送受信手段にアクセスすることが可能となる。
【0021】
また、本発明に係る占い処理システムは、上記の構成において、上記画像データ受信手段によって受信された画像データを上記メールアドレスごとに記録する画像データ記録手段をさらに備え、上記情報送受信手段が、上記情報処理端末からアクセスされたときに、該情報処理端末に対応したメールアドレスに対応する画像データを上記画像データ記録手段から少なくとも1つ読み出して、どの画像データを占い対象とすべきかの選択指示を該情報処理端末から受け付ける構成としてもよい。
【0022】
上記の構成によれば、画像データ記録手段に、メールアドレスごとに画像データが記録されるようになっている。そして、情報処理端末が情報送受信手段にアクセスした際に、少なくとも1つの画像データの中から、占い対象とすべき画像データを選択することが可能となっている。よって、写真撮影プリント装置から1つ以上の画像データが画像データ受信手段に送信された場合でも、実際に占いを行うべき画像データをその中から選択することが可能となる。よって、利用者の利便性を向上させることができる。
【0023】
また、本発明に係る占い処理システムは、上記の構成において、上記画像データ記録手段が、上記画像データ受信手段によって受信された画像データをサイズ縮小したサムネイル画像データをさらに記録するとともに、上記情報送受信手段が、上記情報処理端末からアクセスされたときに、該情報処理端末に対応したメールアドレスに対応する画像データのサムネイル画像データを上記画像データ記録手段から少なくとも1つ読み出して、該サムネイル画像データを該情報処理端末に送信し、どの画像データを占い対象とすべきかの選択指示を該情報処理端末から受け付ける構成としてもよい。
【0024】
上記の構成によれば、占い対象とすべき画像データの選択の際に、サムネイル画像データが情報処理端末に送信されることになる。よって、情報処理端末側では、サムネイル画像データを確認することによって占い対象とすべき画像データを選択することができるとともに、画像データをそのまま送信する場合と比較して、情報処理端末に送信されるデータ量を低減することが可能となる。
【0025】
また、本発明に係る写真占いシステムは、上記課題を解決するために、利用者を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいた画像をプリント出力する出力手段とを備え、利用者から料金を徴収することによって写真撮影プリントサービスを提供する写真撮影プリント装置と、上記本発明に係る占い処理システムとを備えている構成である。
【0026】
上記の構成によれば、写真撮影プリント装置における処理上の負担を増大させることなく、写真撮影プリント装置によって撮影された画像に基づく占いサービスを提供する写真占いシステムを構築することが可能となる。
【0027】
また、本発明に係る写真撮影プリント装置は、上記課題を解決するために、利用者を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいた画像をプリント出力する出力手段とを備え、利用者から料金を徴収することによって写真撮影プリントサービスを提供する写真撮影プリント装置であって、上記本発明に係る占い処理システムに対して、通信媒体を介して上記撮影画像に対応する画像データを送信する通信手段を備えている構成である。
【0028】
上記の構成によれば、写真撮影プリント装置における処理上の負担を増大させることなく、写真撮影プリント装置によって撮影された画像に基づく占いサービスを上記占い処理システムによって提供することが可能となる。
【0029】
なお、上記占い処理システムは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより占い処理システムをコンピュータにて実現させる占い処理プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【発明の効果】
【0030】
本発明に係る占い処理システムは、以上のように、写真撮影プリント装置から通信媒体を介して上記撮影画像に対応する画像データを受信する画像データ受信手段と、通信媒体を介して通信接続される情報処理端末に対して、上記画像データ受信手段によって受信された上記画像データに基づく占い結果を送信する情報提供手段とを備え、上記情報提供手段が、上記画像データに被写体として含まれる複数の人物のうち、占い対象となる人物に対応する部分画像を特定し、該部分画像に基づいて占い処理を行う占い処理手段を備えている構成である。これにより、写真撮影プリント装置における処理上の負担を増大させることなく、写真撮影プリント装置によって撮影された画像に基づく占いサービスを提供することが可能となるとともに、写真撮影プリント装置における撮影の娯楽性を損ねることなく、各人物に対応した画像データに基づく占い処理を利用者に提供することが可能となるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。
【0032】
(写真占いシステムの構成)
図2は、本実施形態に係る写真占いシステム1の構成の概略を示すブロック図である。同図に示すように、写真占いシステム1は、写真撮影プリント装置2…、管理サーバシステム(占い処理システム)3、および携帯型電話機4…を備えた構成となっている。
【0033】
写真撮影プリント装置2は、利用者の写真を撮影する機能(撮影機能)、撮影した写真に対して落書きなどの編集を利用者に行わせる機能(編集機能)、および編集された画像をプリントする機能(プリント機能)を備えているものである。なお、これらの機能は全て必須であるものではなく、例えば編集機能が省かれた構成とすることも可能である。
【0034】
そして、写真撮影プリント装置2は、利用者から料金を徴収することによって、上記のような機能を利用者に提供するようになっている。また、各機能に対して制限時間が設けられており、利用者はこの制限時間内で各機能を利用することになる。
【0035】
管理サーバシステム3は、各写真撮影プリント装置2から写真撮影画像である画像データなどを受信するとともに、携帯型電話機4からのアクセスに応じて、上記画像データに基づいて占い処理を行うサーバシステムである。管理サーバシステム3と各写真撮影プリント装置2との間は、通信媒体によって通信接続されている。この通信媒体としては、例えば専用線接続などが挙げられるが、通信形態については特に限定されるものではない。また、管理サーバシステム3と各携帯型電話機4との間は、同様に通信媒体によって通信接続されている。この通信媒体としては、例えば無線電話網とインターネットとの組合せなどが挙げられるが、通信形態については特に限定されるものではない。
【0036】
携帯型電話機4は、例えば携帯電話網やPHS(登録商標:Personal Handyphone System)電話網などの無線電話網による電話機能を有するとともに、該無線電話網を用いたデータ通信機能および情報処理機能を有する情報処理端末である。なお、本発明に適用される情報処理端末は、携帯型電話機に限定されるものではなく、有線無線を問わず管理サーバシステム3とデータ通信が可能であり、かつ情報処理を行うことが可能な情報処理端末であれば、どのような装置であってもよい。
【0037】
(管理サーバシステムの構成)
次に、管理サーバシステム3の構成について、図1を参照しながら説明する。同図に示すように、管理サーバシステム3は、FTPサーバ(画像データ受信手段)11、登録処理サーバ(画像データ受信手段)12、画像ファイルサーバ(画像データ記録手段)13、付加情報ファイルサーバ14、WEBサーバ(情報提供手段)15、およびメール送信サーバ(メール送信手段)16を備えた構成となっている。
【0038】
FTPサーバ11は、写真撮影プリント装置2から送られてくる画像データおよび付加情報データを受信する処理を行うファイル転送サーバである。なお、画像データおよび付加情報の詳細については後述する。本実施形態では、写真撮影プリント装置2との間でデータ通信を行う際のプロトコルとして、FTP(File Transfer Protocol)が用いられることを想定しているが、特にこれに限定されるものではない。FTPサーバ11で受信されたデータは、登録処理サーバ12に伝送される。なお、写真撮影プリント装置2が広い地域にわたって多数設置されている場合には、FTPサーバ11を複数設けることによって、データ伝送処理を分散させるようにしてもよい。
【0039】
登録処理サーバ12は、FTPサーバ11から受信した画像データおよび付加情報をそれぞれ画像ファイルサーバ13および付加情報ファイルサーバ14に送信する処理を行う。ここで、登録処理サーバ12は、付加情報を付加情報ファイルサーバ14に送信する際に、該付加情報に対応する画像データを特定する情報も送信する。これにより、付加情報ファイルサーバ14には、付加情報と、それに対応する画像データを特定する情報との組合せの情報がデータベースとして記録されることになる。
【0040】
また、登録処理サーバ12は、画像データを画像ファイルサーバ13に送信する際に、該画像データに対応する付加情報のうち、ユーザを特定する情報も送信する。これにより、画像ファイルサーバ13には、各ユーザに対応するフォルダ内に、該ユーザに対応する画像データを記録したデータベースが記録されることになる。なお、画像ファイルサーバ13は、受信した画像データの画像サイズを縮小したサムネイル画像を生成し、このサムネイル画像を同じフォルダ内に格納するようにしてもよい。
【0041】
また、登録処理サーバ12は、付加情報に含まれるメールアドレスに対してWEBサーバ15にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)情報(WEBアドレス)を記した電子メールを生成する処理を行う。生成した電子メールは、メール送信サーバ16に送られる。
【0042】
画像ファイルサーバ13および付加情報ファイルサーバ14は、それぞれ登録処理サーバ12から受信した情報に基づいてデータベースを構築し、該データベースを記録・保管するファイルサーバである。なお、画像ファイルサーバ13および付加情報ファイルサーバ14は、このようにファイルサーバの形式で実現してもよいし、画像ファイル記録装置および付加情報記録装置として、登録処理サーバ12が利用する記録媒体によって構成されてもよい。
【0043】
メール送信サーバ16は、登録処理サーバ12から受信した電子メールを送信する処理を行う。ここで指定されるメールアドレスは、基本的には携帯型電話機4のメールアドレスであるので、メール送信サーバ16は、上記のメールを携帯型電話機4に対して送信することになる。
【0044】
WEBサーバ15は、携帯型電話機4からのアクセスに対して、WEBページの形式で、画像ファイルサーバ13に記録されている画像データに基づく占いサービスを提供するサーバ装置である。また、WEBサーバ15は、付加情報や画像特定情報を、付加情報ファイルサーバ14から読み込み、引き出す処理を行う。このWEBサーバ15における処理の詳細については後述する。
【0045】
なお、本実施形態では、管理サーバシステム3が、複数のサーバ装置、すなわち、FTPサーバ11、登録処理サーバ12、画像ファイルサーバ13、付加情報ファイルサーバ14、WEBサーバ15、およびメール送信サーバ16を備えた構成となっているが、これらのサーバ装置のうち、複数のサーバ装置によって実現される機能が、1つのサーバ装置が有する機能によって実現される構成としてもよい。
【0046】
(WEBサーバの構成)
次に、WEBサーバ15の構成について図3を参照しながら以下に説明する。同図に示すように、WEBサーバ15は、データ取得部61、占い処理部(占い処理手段)62、WEBサーバ処理部(情報送受信手段)63、および占いデータ記憶部64を備えた構成となっている。
【0047】
WEBサーバ処理部63は、インターネット上でWEBページを提供する処理を行う。具体的には、WEBサーバ処理部63は、携帯型電話機4からのWEBアクセスに応じて、占いサービスの提供に関するWEBページのページデータを送信するとともに、占いに必要とされる入力情報を携帯型電話機4から受け付ける処理を行う。
【0048】
データ取得部61は、WEBサーバ処理部63によるWEBページの提供に必要とされる画像データおよび付加情報、および、占い処理部62による占い処理に必要とされる画像データおよび付加情報を、画像ファイルサーバ13および付加情報ファイルサーバ14から取得する処理を行う。
【0049】
占い処理部62は、WEBサーバ処理部63によって提供される占いサービスにおける占い処理を行う。具体的には、占い処理部62は、WEBサーバ処理部63によって携帯型電話機4から受け付けた入力情報、および、データ取得部61によって取得された画像データおよび付加情報に基づいて占い処理を行う。ここでの占い処理は、占いデータ記憶部64に記憶されている占いデータに基づいて行われる。この占いデータは、占いのアルゴリズム、および、占い結果のデータベースなどによって構成される。
【0050】
(写真撮影プリント装置の構成)
次に、図5を参照しながら、写真撮影プリント装置2の機能構成について説明する。同図に示すように、写真撮影プリント装置2は、編集処理用タッチパネル21、タッチペン22、カメラ(撮影手段)28、撮影処理用タッチパネル29、ライブビュー表示パネル27、照明装置17a・17b、フロントスピーカ18a・18b、記憶装置(記録媒体)23、外部ディスクドライブ(記録媒体)24、通信インタフェース(I/F)(通信手段)25、携帯電話機通信部26、IDタグリーダ/ライタ33、プリンタ34、プリント紙ユニット40、制御装置50を備えている。
【0051】
編集処理用タッチパネル21は、落書きなどの編集処理における各種メッセージや画像などを表示する。具体的には、編集処理用タッチパネル21には、落書きなどの画像編集処理時における編集対象の画像および各種編集ツールなどが表示される。このように、写真撮影プリント装置2が動作する上で、ユーザに対して提示すべき各種メッセージや画像などの表示は、撮影空間のディスプレイや編集処理用タッチパネル21などによって行われる。ユーザは、タッチペン22を編集処理用タッチパネル21に接触させることによって、処理の進行に応じて表示されるボタンを選択したり、落書きなどの画像描画を行ったりすることが可能となる。
【0052】
ライブビュー表示パネル27は、ユーザを撮影するためのデジタルカメラを備えるカメラ28の近隣に設けられており、カメラ28に向かって撮影ポーズをとるユーザに対し、ライブビューを表示するための表示パネルである。例えば、液晶表示素子などのフラットパネルディスプレイやCRT(cathode ray tube)等の表示パネルから構成される。ライブビュー表示パネル27は、ユーザに対して、カメラ28に撮影されているユーザを含んだ撮影動画像と、この撮影動画像に対し前景または背景となる装飾用動画像とを合成して、この合成した動画像(ライブビュー画像)をユーザに対して表示している。これにより、カメラユニットに向かって撮影ポーズをとるユーザは、リアルタイムで自身の姿を視認することができ、自身のポーズを確認しながら、撮影処理を行うことができる。
【0053】
撮影処理用タッチパネル29は、ユーザの撮影操作入力などを受け付けるユーザインタフェースとしてのタッチパネルである。
【0054】
制御装置50は、写真撮影プリント装置2内における上述した各種構成の動作を統括的に制御する。制御装置50は、通信インタフェース25を介して外部装置との通信を制御する通信制御部(通信手段)51、データ処理部52、撮影処理用タッチパネル29、編集処理用タッチパネル21からなるタッチパネル群における表示とユーザの操作入力とを統括制御するタッチパネル制御部53、編集処理を含む各種画像処理を実行する画像処理部54を備えている。また、データ処理部52は、画像データの送受信管理を実行する送受信処理部(通信手段)52a、画像データの送受信にともなって画像データを適宜のデータ形式に変換するデータ変換部52bから構成されている。
【0055】
制御装置50は、例えばPCベースのコンピュータによって構成される。そして、各種構成の動作制御は、制御プログラムをコンピュータに実行させることによって行われる。
この制御プログラムは、例えばCD−ROMなどの外部ディスクに記録されているものを、外部ディスクドライブ24によって読み出して使用する形態であってもよいし、記憶装置23に記憶されたものを読み出して使用する形態であってもよい。また、通信インタフェース25を介して、上記制御プログラムを外部ネットワークからダウンロードし、記憶装置23に記憶してから実行する形態なども考えられる。
【0056】
記憶装置23は、ハードディスクなどの不揮発性の記憶装置によって構成されるものである。この記憶装置23に記憶される内容としては、上記した制御プログラム(画像編集のコンテンツ等の選択モードに応じたデータを含む)、OS(operating system)プログラム、およびその他各種プログラム、カメラ28における動作設定値、撮影した画像および編集した画像の画像データなどが挙げられる。カメラ28における動作設定値としては、装置出荷時やメンテナンス時などに設定されるホワイトバランスの値、撮影画像の明暗などを調整する際の画像処理に関する各種パラメータ値などが挙げられる。
【0057】
外部ディスクドライブ24は、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAMなどの外部ディスクを読み書きするドライブ装置である。外部ディスクドライブ24の代わりに、半導体メモリカードのリーダ/ライタなどを用いることもできる。
【0058】
IDタグリーダ/ライタ33およびプリンタ34は、プリンタユニットを構成しており、このプリンタユニットに対して、写真プリントの出力媒体となるプリント紙42およびIDタグ41がプリント紙ユニット40としてセットで装着されるようになっている。
【0059】
プリンタ34は、出力すべきプリント用画像の画像データが制御装置50から送られてくると、その画像データに基づいてプリント紙42に印刷を行う。このプリンタ34としては、例えば昇華型プリンタが用いられる。なお、昇華型プリンタを用いる場合には、プリント紙42およびIDタグ41に加えて、昇華型用インクフィルムがセットとなって納入され、写真撮影プリント装置2に装着される。
【0060】
IDタグリーダ/ライタ33は、IDタグ41に記録されている各種識別情報を読み出して制御装置50に出力する。IDタグ41は、メモリ機能を有するICチップなどによって構成される。上記識別情報としては、固有ID、用紙枚数、用紙種類、および、インク固有の色情報(インクフィルムがセットとなっている場合)などが挙げられる。
【0061】
制御装置50は、IDタグリーダ/ライタ33で読みとった識別情報に基づいて、装着されたプリント紙42およびインクフィルムが、当該写真撮影プリント装置2において利用可能なものであるかを判定し、利用可能である場合にのみプリンタ34を動作可能とする。すなわち、写真撮影プリント装置2において指定されているプリント紙42およびインクフィルム以外は使用できないように設定されていることになる。
【0062】
また、IDタグ41に記録されている用紙枚数情報に基づいて、プリント紙42を使用するごとに用紙枚数をカウントダウンしていくことによって、残りの用紙枚数を把握することが可能となる。よって、残りの用紙枚数が少なくなってきた際に、これを表示手段などによって警告するような構成としておけば、ユーザの利用中に用紙切れを起こすというような不具合を回避することが可能となる。なお、用紙枚数をカウントダウンする際には、IDタグ41に記録されている用紙枚数情報も書き換えるようにする。これにより、用紙を使い切った場合には、IDタグ41に記録されている用紙枚数情報も0となり、このIDタグ41を無効にすることが可能となる。
【0063】
また、IDタグ41に記録されている用紙種類情報や、インク固有の色情報を読み出すことによって、これらを考慮して画像データの色成分などを補正することにより、その用紙やインクフィルムに的確な画像出力を行うことが可能となる。
【0064】
IDタグ41としては、無線によりデータ通信を行うことが可能な非接触型IDタグと、端子が設けられた接触型IDタグとがあり、IDタグリーダ/ライタ33としては、これらのどちらか一方あるいは両方に対応したものとなる。
【0065】
なお、上記の例では、IDタグ41を利用して利用可能なプリント紙42であるか否かを確認するようになっているが、これに限定するものではなく、例えば、プリント紙42およびインクフィルムを梱包する梱包材などにプリントされているバーコードなどを利用して確認するような構成としてもよい。しかしながら、バーコードを用いる場合には、含めることのできる情報量が少ないことや、例えば用紙枚数のカウントダウンによる情報の書き換えができない、などの問題がある。
【0066】
なお、上記のプリント紙42としては、通常の紙状媒体である紙状シートであってもよいし、粘着シートおよび該粘着シールの粘着面に貼り付けられている剥離シートからなるシールシートであってもよい。
【0067】
以上、写真撮影プリント装置2の機能構成について説明したが、本実施形態の写真撮影プリント装置2は、通信インタフェース25を通じて、通信媒体を介し、管理サーバシステム3と互いにデータ通信を行うことが可能な構成となっている。さらに、本実施形態の写真撮影プリント装置2は、携帯電話機通信部26の通信機能によって外部の携帯型電話機4と画像データや電子メールなどの各種データ通信を行うことが可能となっていてもよい。すなわち、写真撮影プリント装置2は、通信媒体を介して外部装置と通信するための通信手段と、携帯型電話機4の通信回線を介して外部装置と通信するための通信手段とを備えている。
【0068】
(写真撮影プリント装置における処理の流れ)
次に、図6に示すフローチャートを参照しながら、写真撮影プリント装置2の動作フローについて説明する。
【0069】
まず、S1では、プレイ開始の受付処理として、撮影処理用タッチパネル29に待機状態のデモンストレーション画面が表示される。デモンストレーション画面には、写真撮影プリント装置2のマシーン名称、略称、概略等の情報が含まれる。なお、このデモ画面において、「コインを投入してね」というような、ユーザにコイン投入を促すメッセージを表示してもよい。撮影空間に進入したユーザによりコイン投入がなされ、課金処理部による課金処理が終了すると、デモンストレーション画面を撮影処理用画面に切りかえて受付処理S1を完了する。
【0070】
S2では、ユーザが、ライブビュー表示パネル27に表示されている自身の姿を視認しながら、撮影処理用タッチパネル29によって写真撮影する瞬間を指定して、撮影空間における撮影処理を行う。
【0071】
S3では、S2において撮影された撮影画像に対して、編集処理が行われる。この編集処理では、編集処理用タッチパネル21に、落書きなどの画像編集処理時における編集対象の画像および各種編集ツールなどが表示され、ユーザからのタッチペン22および編集処理用タッチパネル21による入力指示に基づいて、各種編集処理が行われる。
【0072】
S4では、データ処理部52および通信制御部51によって、S3において編集された編集画像またはS2において撮影された撮影画像が画像データとして管理サーバシステム3に送信される。この場合、写真撮影プリント装置2は、S3において編集された編集画像またはS2において撮影された撮影画像のうちから転送すべき画像データを選択するための転送画像選択画面を編集処理用タッチパネル21に表示する。この転送画像選択画面において、ユーザが転送すべき画像データを選択すると、編集処理用タッチパネル21では、占い処理を行うためのWEBアクセスを行う携帯型電話機4のメールアドレスの入力を受け付ける。そして、通信制御部51、データ処理部52、および通信インタフェース25の機能により通信媒体を介して、選択された画像データ、および、付加情報としての入力されたメールアドレスの情報が管理サーバシステム3に送信される。なお、付加情報として、送信される画像データの撮影日時情報や撮影場所情報などがさらに送られてもよい。
【0073】
S5では、S3において編集された編集画像に基づいて、プリンタ34による印刷処理が行われる。これにより、写真撮影プリント装置2におけるプレイは終了する。
【0074】
(WEBサーバにおける占い処理の流れ)
次に、WEBサーバ15による占い処理の流れについて、図4に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、ステップ11(以降、S11のように称する)において、WEBサーバ処理部63が、携帯型電話機4からWEBアクセスを受け付ける。ここで、携帯型電話機4は、メール送信サーバ16から受信した電子メールに記載されているWEBアドレスに基づいてWEBアクセスを行うことになる。
【0075】
次に、S12において、WEBサーバ処理部63は、該携帯型電話機4のメールアドレスに対応する画像データおよび付加情報を画像ファイルサーバ13および付加情報ファイルサーバ14から取得する。そして、取得した画像データおよび付加情報に基づいて、該当メールアドレスに対応する個人用トップページのページデータを携帯型電話機4に送信する。
【0076】
携帯型電話機4がメール送信サーバ16から電子メールを受信し、該電子メールに記載されているWEBアドレス、すなわちWEBサーバ15のWEBアドレスにアクセスすると、図7(a)に示される個人用トップページ画面が表示される。同図に示すように、画面には、携帯型電話機4のユーザのメールアドレスに対応する画像データとして画像ファイルサーバ13に記録されている少なくとも1つの画像データのサムネイル画像が、その撮影日情報ととともに表示される。ここで、1つの画面で表示されるサムネイル画像の数が決まっており、該ユーザのメールアドレスに対応する画像データがその数を上回っている場合には、「その他の画像」と示されているリンクが選択されることによって、次のページに画面が変更される。
【0077】
なお、上記の例では、メール送信サーバ16から送られる電子メールに記載されているWEBアドレスは、携帯型電話機4のユーザのメールアドレスに対応するトップページを示すWEBアドレスとなっていることが想定されている。これに対して、電子メールに記載されているWEBアドレスは、WEBサーバ15が提供するWEBページのトップページのWEBアドレスとし、ユーザはこのトップページにおいてメールアドレスなどの個人特定情報(必要に応じてパスワードなど)を入力することによって、図7(a)に示すような個人用のトップページにアクセスする、という形態であってもよい。
【0078】
図7(a)において、表示されているサムネイル画像および/または撮影日情報がリンク形式で表示されており、このサムネイル画像または撮影日情報のリンクが選択されると、そのサムネイル画像に対応する画像データに基づいて占いが行われるものとして以降の処理が行われる。すなわち、S13において、WEBサーバ処理部63は、サムネイル画像または撮影日情報のリンクが選択される情報を携帯型電話機4から受信することによって、占い対象画像の指定指示を受信することになる。
【0079】
占い対象画像が指定されると、図7(b)に示すような、占いの種類の選択画面(占い選択画面)のページデータがWEBサーバ処理部63から携帯型電話機4に送られ、携帯型電話機4において表示される。この占い選択画面の例では、占いの種類として、「本人占い」「相性占い」などが示されており、これらがリンクとして表示されている。そして、携帯型電話機4において、ユーザからの入力により特定の占いの種類のリンクが選択されると、WEBサーバ処理部63がこの選択情報を受け付ける(S14)。
【0080】
一方、図7(a)において、「新しい画像の登録」と示されているリンクが選択されると、図7(c)に示す画像追加画面が携帯型電話機4に表示される。この画像追加画面には、「携帯で撮った画像を追加」というリンクが示されている。このリンクが選択されると、図7(d)に示すようなメール送信画面が表示される。ここで、携帯型電話機4のユーザが、該携帯型電話機4に記録されている画像データの中から、追加すべき画像データを電子メールに添付し、電子メールを送信すると、これが管理サーバシステム3に届けられる。管理サーバシステム3では、登録処理サーバ12が、受信した画像データおよび送信元情報を、それぞれ画像ファイルサーバ13および付加情報ファイルサーバ14に送信する。これにより、画像の登録処理が完了する。その後、あらためて図7(a)に示す個人用のトップページにアクセスすると、追加登録された画像が追加された状態となる。
【0081】
S14において占いの種類が選択されると、選択された占いの種類の情報がWEBサーバ処理部63から占い処理部62に伝送される。占い処理部62は、選択された占いに関するアルゴリズムのデータを占いデータ記憶部64から読み出し、該占い処理に必要とされる入力情報を特定する。そして、WEBサーバ処理部63は、占い処理部62によって特定された必要とされる入力情報を携帯型電話機4のユーザに対して要求するページデータを携帯型電話機4に送信する。そして、携帯型電話機4から送信された入力情報を受信することによって、占い処理部62は、占い処理に必要とされる入力情報を収集する(S15)。
【0082】
その後、占い処理部62は、受信した入力情報および画像データに基づいて、占い処理を行う(S16)。この占い処理は、占い対象の画像データに基づいて行われる。ここで、占い対象の画像データは、上記のように写真撮影プリント装置2によって撮影されたものであるので、基本的には複数の人物が撮影された画像データになっていることが想定される。よって、占い処理部62は、占い対象の画像データに被写体として含まれている複数の人物のうち、どの人物が占い対象となるかを特定する処理(人物特定処理)を行うことになる。
【0083】
この人物特定処理としては、(1)画像データに対して人物の顔画像を抽出する画像認識処理を行い、抽出された複数の人物の顔画像の中から、携帯型電話機4のユーザによって占い対象の人物を特定させる方法、および、(2)画像データを複数の部分領域に分割し、どの部分領域に占い対象の人物が写っているかを携帯型電話機4のユーザによって特定させる方法などが挙げられる。(1)の方法は、画像認識によって複数の人物の顔画像を抽出するので、人物の特定が正確に行われることをユーザに対してアピールすることができるというメリットがあるが、画像認識処理を行うことによる人物特定処理の負担が大きくなるというデメリットがある。一方、(2)の方法は、人物の特定の精度は比較的低くなるというデメリットはあるが、人物特定処理に要する負担は比較的低くなるというメリットがある。本実施形態では、(2)の方法を採用した例について説明する。
【0084】
占い処理部62による占いのアルゴリズムとしては、少なくとも画像データ内の占い対象人物の位置の情報が、占い結果に影響を与える情報としている。その他、占い結果に影響を与える情報としては、画像データのデータサイズ、占い対象人物の名前、占い対象人物の生年月日、占い対象人物の性別、占い対象人物の星座・干支、画像データの撮影日時・撮影場所、および画像データのシリアル番号、などが挙げられる。
【0085】
占いアルゴリズムの一例としては次のようなものが挙げられる。まず、次の計算式を演算する。
N=(画像データのデータサイズ)+(占い対象人物が存在する部分領域を特定する番号)−44×A
上式において、Aは、Nが1以上44以下となる最大の値を示す。すなわち、上式によれば、1以上44以下となるNが決定される。このNが、タロットカードにおける1〜44のカードに対応するものとし、これによって特定されたタロットカードに基づいて占いが行われる。
【0086】
なお、『部分領域を特定する数値(番号)』とは、占い要素がかけ合わされた特定の数値となる。例えば画像を縦で二分割した場合、画面上での表示は、左に1、右に2と連番が振られている。しかし実際には、左に5、右に3、といった特定の数値が設定されており、占いの計算式にはこの数値が使用される。
【0087】
また、上記したように、上記の計算式はあくまで一例であり、その他様々な占いアルゴリズムを用いても良い。また、他の占いの種類によって、占い結果に影響を与える情報を数値化して、計算式に付加してもよい。例えば、計算式に、生年月日などの個人情報を数値化して付加してもよい。
【0088】
また、画像データが、撮影画像に編集処理が施された編集画像である場合、上記の画像データのデータサイズを、純粋に撮影画像のデータサイズのみを利用してもよい。また、編集処理において付加される合成画像の種類ごとに数値データを設定しておき、使用されている合成画像の種類に応じて、撮影画像のデータサイズに数値が付加されるようにしてもよい。
【0089】
図8(a)は、図7(b)に示す占い選択画面において、「本人占い」が選択された場合に最初に表示される画面例を示している。この画面は、選択された画像に写っている被写体の人数を確認する画面(人数確認画面)となっている。この人数確認画面の例では、写っている人数が「2人以内」「3人以上」の2つの選択肢がリンクとして表示されている。
【0090】
図8(c)は、人数確認画面において「2人以内」と示されているリンクが選択された場合に表示される画面例を示している。この画面は、画像データのどの位置に占い対象の人物が写っているかを指定する画面(位置指定画面)となっている。この位置指定画面例では、占い対象となる画像データが表示されるとともに、該画像データが1〜4の4つの部分領域に分割された状態が示されている。そして、4つの部分領域のうちのどの部分領域に占い対象の人物が写っているかを選択するプルダウンメニューが表示されている。また、占い対象の人物の名前を入力する欄が表示されている。入力内容の確定は決定ボタンによって行われる。
【0091】
一方、図8(b)は、人数確認画面において「3人以上」と示されているリンクが選択された場合に表示される画面例を示している。この画面は、上記と同様に、画像データのどの位置に占い対象の人物が写っているかを指定する画面(位置指定画面)となっている。この位置指定画面例では、占い対象となる画像データが表示されるとともに、該画像データが1〜9の9つの部分領域に分割された状態が示されている。そして、9つの部分領域のうちのどの部分領域に占い対象の人物が写っているかを選択するプルダウンメニューが表示されている。また、占い対象の人物の名前を入力する欄が表示されている。入力内容の確定は決定ボタンによって行われる。
【0092】
図8(d)は、図7(b)に示す占い選択画面において、「相性占い」が選択された場合に表示される画面例を示している。この画面は、画像データのどの位置に占い対象の人物が写っているかを指定する画面(位置指定画面)となっている。この位置指定画面例では、占い対象となる画像データが表示されるとともに、該画像データが1〜4の4つの部分領域に分割された状態が示されている。そして、4つの部分領域のうちのどの部分領域に占い対象の人物が写っているかを選択するプルダウンメニューが表示されている。また、占い対象の人物の名前を入力する欄および、相性を占う相手の名前を入力する欄が表示されている。入力内容の確定は決定ボタンによって行われる。
【0093】
図9(a)は、本人占いにおける図8(b)および図8(c)の画面において決定ボタンが押された場合に表示される画面例を示している。この画面は、タロットを引くことをシミュレートした画面(タロット画面)となっている。このタロット画面の例では、タロットカードの裏面の画像が表示されている。ここで「占う」ボタンが押されることにより、タロットが引かれたことがシミュレートされる。この際に、タロットが抜き取られるようなアニメーション画像が表示されるようになっていてもよい。同様に、図9(b)は、相性占いにおける図8(d)の画面において決定ボタンが押された場合に表示される画面例を示している。表示内容は図9(a)と同様である。
【0094】
図9(a)および図9(b)の画面において「占う」ボタンが押されると、占い処理部62によって行われた占い結果が、WEBサーバ処理部63を介して携帯型電話機4にページデータとして送信される(S17)。携帯型電話機4では、図9(c)に示すような占い結果画面が表示される。同図に示す占い結果画面の例では、占い対象の人物の名前、占い対象の画像データ、占い対象の画像データが撮影された撮影日情報、占い結果としてのタロットカードの画像、該タロットカードの説明、および占い結果内容が表示される。
【0095】
(占い処理の他の実施例)
図7(b)において、占いの種類の選択肢として「本人占い」「相性占い」の2つの例が挙げられているが、その他の占いの種類のバリエーションについて以下に説明する。
【0096】
図10(a)および図10(b)は、「金運占い」の表示画面例を示している。まず、図10(a)に示すように、金運占いの趣旨を示す文章とともに、占い対象の画像データが表示される。そして、表示されている画像データの中で、占い対象の人物が写っている位置の選択肢がラジオボタンとして表示される。この選択肢として、同図に示す例では、「右」「真ん中」「左」が示されており、これらのいずれかがユーザによって選択されることによって、占い対象の人物が写っている位置が特定される。占い対象の人物が写っている位置が特定された状態で「占う」ボタンがユーザによって押されると、図10(b)に示す占い結果画面が表示される。この占い結果画面では、金運に関する占い結果が表示される。
【0097】
図11(a)〜図11(c)は、「グループなかよし占い」の表示画面例を示している。この「グループなかよし占い」は、画像データに写っている複数の人物のなかよし度合いを占うものである。まず、図11(a)に示すように、「グループなかよし占い」の趣旨を示す文章、および、占い対象の画像データが表示されるとともに、占い対象の人物の名前を入力する欄、占い対象の人物が写っている位置の選択肢としてのラジオボタン、および、占い対象の人物の生年月日を入力する欄が表示される。
【0098】
これらの入力が完了し、「次へ」ボタンがユーザによって押されると、図11(b)に示す画面が表示される。この画面では、占い対象のグループメンバーのそれぞれに関して、名前を入力する欄、写っている位置の選択肢としてのラジオボタン、および、生年月日を入力する欄が表示される。そして、全ての入力が完了した状態で「占う」ボタンがユーザによって押されると、図11(c)に示す占い結果画面が表示される。この占い結果画面では、入力されたグループメンバーの仲良し度合いを示す占い結果が表示される。
【0099】
図12(a)および図12(b)は、「相性占い」の表示画面例を示している。まず、図12(a)に示すように、相性占いの趣旨を示す文章とともに、占い対象の画像データが表示される。そして、占い対象の人物の名前を入力する欄とともに、表示されている画像データの中で、占い対象の人物が写っている位置の選択肢がラジオボタンとして表示される。この選択肢として、同図に示す例では、「右」「左」が示されており、これらのいずれかがユーザによって選択されることによって、占い対象の人物が写っている位置が特定される。また、表示されている画像データ中に写っている、相性を占う対象の人物の名前を入力する欄が表示される。これらの入力が完了した状態で「占う」ボタンがユーザによって押されると、図12(b)に示す占い結果画面が表示される。この占い結果画面では、2人の相性に関する占い結果が表示される。
【0100】
図13(a)および図13(b)は、「性格占い」の表示画面例を示している。まず、図13a)に示すように、「性格占い」の趣旨を示す文章、および、占い対象の画像データが表示されるとともに、占い対象の人物の名前を入力する欄、および占い対象の人物が写っている位置の選択肢としてのラジオボタンが表示される。
【0101】
これらの入力が完了した状態で「占う」ボタンがユーザによって押されると、図13(b)に示す占い結果画面が表示される。この占い結果画面では、性格に関する占い結果が表示される。
【0102】
また、次のような抽選による個人占い鑑定が行われるようになっていてもよい。WEBサーバ15が提供するWEBページのトップページに、個人鑑定のリンクが張られており、このリンクがユーザによって選択されることによって、図14(a)に示すような個人鑑定のトップページが表示される。そして、このトップページ内の「個人鑑定」と示されているリンクが選択されると、個人鑑定の過去の例が図14(b)に示すような画面として表示される。そして、「個人鑑定に応募」というリンクが選択されると、図15(a)に示すような、応募用入力画面が表示される。この応募用入力画面において、名前、生年月日、相談内容、およびメールアドレスがユーザによって入力され、「確認」ボタンが押されると、図15(b)に示すような確認画面が表示される。そして、内容の確認が行われ、「応募する」ボタンがユーザによって押されると、図15(c)に示すような応募完了画面が表示される。占い主催者側では、上記のように受け付けた応募の中から、所定の期間(1週間など)で所定の人数(1名など)を抽選により決定する。そして、占い主催者側は、当選者に対して個人鑑定として占いを行い、占い結果を当選者に送信するとともに、WEBページ上でも公開する。
【0103】
(ソフトウェアによる構成例)
管理サーバシステム3における各サーバ装置、ならびに、WEBサーバ15が備える各機能ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
【0104】
すなわち、管理サーバシステム3における各サーバ装置は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである管理サーバシステム3における各サーバ装置の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、管理サーバシステム3における各サーバ装置に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
【0105】
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
【0106】
また、管理サーバシステム3における各サーバ装置を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
【0107】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0108】
本発明は、利用者を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいた画像をプリント出力する出力手段とを備え、利用者から料金を徴収することによって写真撮影プリントサービスを提供する写真撮影プリント装置が様々な地域の多数の箇所に設置されるとともに、これらの写真撮影プリント装置を、通信ネットワークで接続して管理するシステムなどに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0109】
【図1】本発明の一実施形態に係る写真占いシステムが備える管理サーバシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記写真占いシステムの構成の概略を示すブロック図である。
【図3】WEBサーバの概略構成を示すブロック図である。
【図4】WEBサーバによる占い処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】写真撮影プリント装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】写真撮影プリント装置の動作フローを示すフローチャートである。
【図7】(a)は、個人用トップページ画面例を示す図であり、(b)は、占いの種類の選択画面例を示す図であり、(c)は、画像追加画面例を示す図であり、(d)は、メール送信画面例を示す図である。
【図8】(a)は、「本人占い」が選択された場合に最初に表示される画面例を示す図であり、(b)は、人数確認画面において「3人以上」と示されているリンクが選択された場合に表示される画面例を示す図であり、(c)は、人数確認画面において「2人以内」と示されているリンクが選択された場合に表示される画面例を示す図であり、(d)は、占い選択画面において、「相性占い」が選択された場合に表示される画面例を示す図である。
【図9】(a)は、本人占いにおけるタロット画面例を示す図であり、(b)は、相性占いにおけるタロット画面例を示す図であり、(c)は、占い結果画面例を示す図である。
【図10】(a)は、金運占いのトップ画面例を示す図であり、(b)は、占い結果画面例を示す図である。
【図11】(a)は、「グループなかよし占い」のトップ画面例を示す図であり、(b)は、情報入力画面例を示す図であり、(c)は、占い結果画面例を示す図である。
【図12】(a)は、「相性占い」のトップ画面例を示す図であり、(b)は、占い結果画面例を示す図である。
【図13】(a)は、「性格占い」のトップ画面例を示す図であり、(b)は、占い結果画面例を示す図である。
【図14】(a)は、個人鑑定のトップページ画面例を示す図であり、(b)は、個人鑑定の過去の例を示す画面例を示す図である。
【図15】(a)は、応募用入力画面例を示す図であり、(b)は、確認画面例を示す図であり、(c)は、応募完了画面例を示す図である。
【符号の説明】
【0110】
1 写真占いシステム
2 写真撮影プリント装置
3 管理サーバシステム(占い処理システム)
4 携帯型電話機
11 FTPサーバ(画像データ受信手段)
12 登録処理サーバ(画像データ受信手段)
13 画像ファイルサーバ(画像データ記録手段)
14 付加情報ファイルサーバ
15 WEBサーバ(情報提供手段)
16 メール送信サーバ(メール送信手段)
25 通信インタフェース
26 携帯電話機通信部
50 制御装置
51 通信制御部(通信手段)
52 データ処理部
52a 送受信処理部(通信手段)
52b データ変換部
53 タッチパネル制御部
54 画像処理部
61 データ取得部
62 占い処理部(占い処理手段)
63 WEBサーバ処理部(情報送受信手段)
64 データ記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいた画像をプリント出力する出力手段とを備え、利用者から料金を徴収することによって写真撮影プリントサービスを提供する写真撮影プリント装置から通信媒体を介して上記撮影画像に対応する画像データを受信する画像データ受信手段と、
通信媒体を介して通信接続される情報処理端末に対して、上記画像データ受信手段によって受信された上記画像データに基づく占い結果を送信する情報提供手段とを備え、
上記情報提供手段が、上記画像データに被写体として含まれる複数の人物のうち、占い対象となる人物に対応する部分画像を特定し、該部分画像に基づいて占い処理を行う占い処理手段を備えていることを特徴とする占い処理システム。
【請求項2】
上記情報提供手段が、上記情報処理端末に対して占い処理に必要とされる入力情報を要求するとともに、該入力情報を受信する処理を行う情報送受信手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の占い処理システム。
【請求項3】
上記情報送受信手段が、上記画像データを複数の部分領域に分割した状態を示す画像を上記情報処理端末に対して送信するとともに、該情報処理端末から、占い対象となる人物に対応する部分領域を特定する情報を受信し、
上記占い処理手段が、上記情報処理端末から受信した、上記部分領域を特定する情報に基づいて上記部分画像を特定し、占い処理を行うことを特徴とする請求項2記載の占い処理システム。
【請求項4】
上記画像データ受信手段が、上記写真撮影プリント装置から、占い結果を送信すべき情報処理端末によってメール確認可能なメールアドレス情報をさらに受信するとともに、
上記画像データ受信手段によって受信されたメールアドレス情報に示されるメールアドレスあてに、上記情報送受信手段にアクセスするためのアドレス情報を示した電子メールを送信する処理を行うメール送信手段をさらに備えていることを特徴とする請求項2記載の占い処理システム。
【請求項5】
上記画像データ受信手段によって受信された画像データを上記メールアドレスごとに記録する画像データ記録手段をさらに備え、
上記情報送受信手段が、上記情報処理端末からアクセスされたときに、該情報処理端末に対応したメールアドレスに対応する画像データを上記画像データ記録手段から少なくとも1つ読み出して、どの画像データを占い対象とすべきかの選択指示を該情報処理端末から受け付けることを特徴とする請求項4記載の占い処理システム。
【請求項6】
上記画像データ記録手段が、上記画像データ受信手段によって受信された画像データをサイズ縮小したサムネイル画像データをさらに記録するとともに、
上記情報送受信手段が、上記情報処理端末からアクセスされたときに、該情報処理端末に対応したメールアドレスに対応する画像データのサムネイル画像データを上記画像データ記録手段から少なくとも1つ読み出して、該サムネイル画像データを該情報処理端末に送信し、どの画像データを占い対象とすべきかの選択指示を該情報処理端末から受け付けることを特徴とする請求項5記載の占い処理システム。
【請求項7】
利用者を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいた画像をプリント出力する出力手段とを備え、利用者から料金を徴収することによって写真撮影プリントサービスを提供する写真撮影プリント装置から通信媒体を介して上記撮影画像に対応する画像データを受信する画像データ受信ステップと、
通信媒体を介して通信接続される情報処理端末に対して、上記画像データ受信ステップによって受信された上記画像データに基づく占い結果を送信する情報提供ステップとを有し、
上記情報提供ステップにおいて、上記画像データに被写体として含まれる複数の人物のうち、占い対象となる人物に対応する部分画像を特定し、該部分画像に基づいて占い処理を行う占い処理ステップが行われることを特徴とする占い処理方法。
【請求項8】
利用者を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいた画像をプリント出力する出力手段とを備え、利用者から料金を徴収することによって写真撮影プリントサービスを提供する写真撮影プリント装置と、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の占い処理システムとを備えていることを特徴とする写真占いシステム。
【請求項9】
利用者を撮影する撮影手段と、該撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいた画像をプリント出力する出力手段とを備え、利用者から料金を徴収することによって写真撮影プリントサービスを提供する写真撮影プリント装置であって、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の占い処理システムに対して、通信媒体を介して上記撮影画像に対応する画像データを送信する通信手段を備えていることを特徴とする写真撮影プリント装置。
【請求項10】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の占い処理システムを動作させる占い処理プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための占い処理プログラム。
【請求項11】
請求項10に記載の占い処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2007−282862(P2007−282862A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−113901(P2006−113901)
【出願日】平成18年4月17日(2006.4.17)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】