説明

印刷データ生成装置、印刷データ生成方法、及びプログラム

【課題】用紙サイズが規格外のページを含むCADファイルを対象として、各ページの用紙サイズが適切な印刷データを生成し得る、印刷データ生成装置、印刷データ生成方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】印刷データ生成装置10は、コンピュータ支援設計ソフトウェアによって作成された図面データから、図面データに含まれるページ毎に、当該ページの図面サイズを特定するファイルを作成する、ファイル作成部12と、図面データをページ毎に分割し、分割によって得られた各ページの図面データそれぞれを対象として、対応するファイルに基づいて、ラスタ変換を実行する、ラスタ変換部13と、ラスタ変換部13によってラスタ変換された各ページの図面データを統合して、一つの印刷データとする、データ統合部16と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ支援設計ソフトウェアによって作成された図面データから印刷データを生成する、印刷データ生成装置、印刷データ生成方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、コンピュータ支援設計ソフトウェア(以下、「CAD(Computer Aided Design)ソフト」と表記する。)によって作成された図面データ(以下、「CADデータ」と表記する。)を紙等の媒体に出力する場合、CADデータに対してラスタ変換を行なって、印刷データを生成する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。ラスタ変換とは、コンピュータが扱う文字データ、画像データ等を、プリンタまたはディスプレイが認識できるデータに変換することを意味する。
【0003】
具体的には、CADデータからの印刷データの生成では、先ず、CADデータに含まれる各種コマンド(例えば、直線を引くというコマンド、始点の座標を指定するコマンド、終点の座標を指定するコマンドなど)の解析が行なわれる。そして、解析結果に基づいてラスタ変換が行なわれ、印刷データが生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−131847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、CADデータでは、1つのファイル(以下「CADファイル」という。)に、用紙サイズが異なる複数のページが含まれることがある。このような場合、従来からのラスタ変換用のプログラムは、各ページの用紙サイズが、A0、A1といった規格サイズであれば、自動的に、用紙サイズに合わせて印刷データを作成する。
【0006】
しかしながら、用紙サイズが規格外である場合は、操作者が、手動で印刷サイズを設定する必要がある。また、この場合に手動によって設定できる印刷サイズの数は、複数のページを含むファイル全体に対して、一種類だけであるため、ページによっては、対応する用紙サイズと異なる用紙サイズで印刷データが作成されてしまう。
【0007】
このため、ラスタ変換においては、用紙サイズが規格外に設定されているページが含まれていても、ページ毎に最適なサイズで印刷データを自動的に作成できることが求められている。
【0008】
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、用紙サイズが規格外のページを含むCADファイルを対象として、各ページの用紙サイズが適切な印刷データを生成し得る、印刷データ生成装置、印刷データ生成方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の一側面における印刷データ生成装置は、コンピュータ支援設計ソフトウェアによって作成された図面データから印刷データを生成する印刷データ生成装置であって、
前記図面データから、図面データに含まれるページ毎に、当該ページの図面サイズを特定するファイルを作成する、ファイル作成部と、
前記図面データをページ毎に分割し、分割によって得られた各ページの図面データそれぞれを対象として、対応する前記ファイルに基づいて、ラスタ変換を実行する、ラスタ変換部と、
前記ラスタ変換部によってラスタ変換された前記各ページの図面データを統合して、一つの印刷データとする、データ統合部と、
を備えていることを特徴とする。
【0010】
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における印刷データ生成方法は、コンピュータ支援設計ソフトウェアによって作成された図面データから印刷データを生成するための方法であって、
(a)前記図面データから、図面データに含まれるページ毎に、当該ページの図面サイズを特定するファイルを作成する、ステップと、
(b)前記図面データをページ毎に分割し、分割によって得られた各ページの図面データそれぞれを対象として、対応する前記ファイルに基づいて、ラスタ変換を実行する、ステップと、
(c)前記(b)のステップでラスタ変換された前記各ページの図面データを統合して、一つの印刷データとする、ステップと、
を有することを特徴とする。
【0011】
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、コンピュータによって、コンピュータ支援設計ソフトウェアによって作成された図面データから印刷データを生成するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記図面データから、図面データに含まれるページ毎に、当該ページの図面サイズを特定するファイルを作成する、ステップと、
(b)前記図面データをページ毎に分割し、分割によって得られた各ページの図面データそれぞれを対象として、対応する前記ファイルに基づいて、ラスタ変換を実行する、ステップと、
(c)前記(b)のステップでラスタ変換された前記各ページの図面データを統合して、一つの印刷データとする、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明における、印刷データ生成装置、印刷データ生成方法、及びプログラムによれば、用紙サイズが規格外のページを含むCADファイルを対象として、各ページの用紙サイズが適切な印刷データを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の実施の形態における印刷データ生成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態において印刷対象となる図面の一例を示す図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態において使用される変換指示ファイルの一例を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態における印刷データ生成装置の動作を示すフロー図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態における印刷データ生成装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、印刷データ生成装置、印刷データ生成方法、及びプログラムについて、図1〜図4を参照しながら説明する。
【0015】
[装置構成]
最初に、図1〜図3を用いて本実施の形態における印刷データ生成装置10の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における印刷データ生成装置の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態において印刷対象となる図面の一例を示す図である。
【0016】
図1に示す、本実施の形態における印刷データ生成装置10は、コンピュータ支援設計ソフトウェア(CADソフト)によって作成された図面データ(CADデータ)から印刷データを生成する装置である。また、本実施の形態では、印刷データ生成装置10は、後述するプログラムによってコンピュータ110の内部に構築されている。
【0017】
図1に示すように、印刷データ生成装置10は、ファイル作成部12と、ラスタ変換部13と、データ統合部16とを備えている。このうち、ファイル作成部12は、CADデータから、CADデータに含まれるページ毎に、各ページの図面サイズを特定するファイルを作成する。
【0018】
また、ラスタ変換部13は、CADデータをページ毎に分割し、分割によって得られた各ページの図面データそれぞれを対象として、対応するファイルに基づいて、ラスタ変換を実行する。そして、データ統合部16は、ラスタ変換部13によってラスタ変換された各ページの図面データを統合して、一つの印刷データとし、これを外部(例えば、プロッタ50)へと出力する。
【0019】
このように、本実施の形態では、複数のページを含むCADデータに対して、ページ毎に、各ページに描画される図面のサイズを特定するファイルが作成される。そして、ラスタ変換は、ページ毎に、このファイルを参照して行なわれる。
【0020】
このため、図2に示すように、CADデータが、サイズが異なる複数のページを含み、更に、全部又は一部のページのサイズが規格外であっても、各ページの用紙サイズが適切な印刷データが生成される。なお、図2の例では、ページ1の図面サイズはA1であるが、ページ2及びページ3の図面サイズは規格外の長尺サイズとなっている。
【0021】
ここで、図1に加えて図3を用いて、本実施の形態における印刷データ生成装置10の構成を更に具体的に説明する。本実施の形態では、図1に示すように、印刷データ生成装置10は、コンピュータ110にインストールされているビュワーソフト40から、操作者が指定したCADデータについて印刷データの生成の指示を受け、これに応じて、印刷データの生成処理を実行する。
【0022】
具体的には、ビュワーソフト40は、CADデータの閲覧を行なうためのソフトであり、操作者が指定したCADデータにアクセスし、そこに描画されている図面を表示装置(図1において図示せず)の画面に表示する。そして、操作者が、ビュワーソフト40上で、印刷を希望するCADデータを指定すると、ビュワーソフト40は、印刷データ生成装置10に対して、指定されたCADデータに対する印刷データの生成を指示する。
【0023】
なお、図1の例では、印刷データの生成の指示は、ビュワーソフト40が出力しているが、本実施の形態は、この例に限定されるものではない。例えば、CADソフトが、印刷データの生成の指示を出力する態様であっても良い。
【0024】
また、本実施の形態では、CADデータの具体例としては、2次元または3次元のベクトルデータによって構成されているデータ、例えば、DXFデータが挙げられる。更に、各CADデータは、CADデータ記憶部20に格納されている。CADデータ記憶部20は、コンピュータ110の記憶装置(図1において図示せず)の記憶領域に構築されている。
【0025】
更に、本実施の形態では、印刷データ生成装置10は、情報取得部11を備えている。情報取得部11は、ビュワーソフト40から印刷データの生成の指示を受けると、対象となっているCADデータの各ページについて、図面サイズを取得する。具体的には、情報取得部11は、ビュワーソフト40が使用するActiveXコントロールを利用して、各ページに予め設定されているサイズ、即ち、余白と図枠とを含む縦横サイズを取得する。そして、情報取得部11は、取得した図面サイズをサイズ情報としてファイル作成部12に入力する。
【0026】
ファイル作成部12は、本実施の形態では、CADデータに含まれるページ毎に、ラスタ変換を指示する変換指示ファイルを作成し、この変換指示ファイルに、サイズ情報(図面サイズ)を登録する。ここで、図3を用いて、変換指示ファイルの具体例を説明する。
【0027】
図3は、本発明の実施の形態において使用される変換指示ファイルの一例を示す図である。図3に示すように、変換指示ファイルには、ラスタ変換のオペレーション、変換のための情報(線の太さ、色等)などが登録されている。また、図3において四角で囲まれた部分に、図面サイズが登録されている。本実施の形態においては、この図面サイズが登録された変換指示ファイルが、「図面サイズを特定するファイル」となる。
【0028】
また、本実施の形態では、ファイル作成部12は、作成した変換指示ファイルを、ファイル記憶部30に格納させる。ファイル記憶部30も、上述したCADデータ記憶部20と同様に、コンピュータ110の記憶装置(図1において図示せず)の記憶領域に構築されている。
【0029】
ラスタ変換部13は、本実施の形態では、分割部14と、変換部15とを備えている。分割部14は、CADデータ記憶部20から、ラスタ変換の対象となるCADデータを取得し、これをページ毎に分割し、分割によって得られた各データ(以下「分割データ」と表記する)を変換部15に入力する。
【0030】
変換部15は、ファイル記憶部30にアクセスし、各分割データに対応する変換指示ファイルを取得する。そして、変換部15は、各分割データを、対応する変換指示ファイルに基づいて、ラスタ変換する。そして、変換部15は、ラスタ変換後の各分割データをデータ統合部16に入力する。
【0031】
データ統合部16は、上述したように、ラスタ変換後の各分割データを統合する。そして、データ統合部16は、得られた一つのデータ、即ち、印刷データを、コンピュータ110に接続されたプロッタ50へと出力する。
【0032】
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における印刷データ生成装置10の動作について図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態における印刷データ生成装置の動作を示すフロー図である。また、本実施の形態では、印刷データ生成装置10を動作させることによって、印刷データ生成方法が実施される。よって、本実施の形態における印刷データ生成方法の説明は、以下の印刷データ生成装置10の動作説明に代える。
【0033】
図4に示すように、まず、ビュワーソフト40が提供する操作画面上で、操作者が、印刷対象とするCADデータを指定し、印刷を指示する。これにより、情報取得部11は、ビュワーソフト40から、印刷データの生成の指示を受け付け(ステップA1)、続いて、指定されたCADデータの各ページにおけるサイズ情報を取得する(ステップA2)。また、情報取得部11は、取得したサイズ情報をファイル作成部12に入力する。
【0034】
次に、ファイル作成部12は、CADデータに含まれるページ毎に、ラスタ変換を指示する変換指示ファイルを作成する(ステップA3)。また、ステップA3では、ファイル作成部12は、作成した変換指示ファイルに、ステップA2で入力されたサイズ情報を登録し(図3参照)、その後、変換指示ファイルをファイル記憶部30に格納する。
【0035】
次に、ラスタ変換部13において、分割部14は、CADデータ記憶部20にアクセスして、指定されたCADデータを取得し、これをページ毎に分割する(ステップA4)。また、分割部14は、分割によって得られた各分割データを変換部15に入力する。
【0036】
次に、変換部15は、ファイル記憶部30にアクセスし、各分割データに対応する変換指示ファイルを取得し、そして、各分割データを、対応する変換指示ファイルに基づいて、ラスタ変換する(ステップA5)。また、ステップA5では、変換部15は、ラスタ変換後の各分割データをデータ統合部16に入力する。
【0037】
その後、データ統合部16は、ラスタ変換後の各分割データを統合し(ステップA6)、統合後の印刷データを、コンピュータ110に接続されたプロッタ50へと出力する(ステップA7)。
【0038】
ところで、規格サイズの図面のみを対象とするのであれば、A0、A1といった各規格のサイズを特定するファイルを予め作成し、変換部15が、ラスタ変換時に、このファイルを参照するようにすれば、用紙サイズが適切な印刷データを簡単に作成できる。しかし、規格外のサイズについては、予め、サイズを特定するファイルを作成することは困難であることから、上述の手法は、規格外のサイズの図面には適用できない。
【0039】
これに対して、本実施の形態では、ページ毎に、そのサイズを特定するファイルが作成され、ページ毎に、このファイルを用いてラスタ変換が行なわれる。このため、CADデータに、図面サイズが規格外となるページが含まれていても(図2参照)、用紙サイズが適切な印刷データが生成される。
【0040】
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ110に、図4に示すステップA1〜A7を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータ110にインストールし、実行することによって、本実施の形態における印刷データ生成装置10と印刷データ生成方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、情報取得部11、ファイル作成部12、ラスタ変換部13、及びデータ統合部16として機能し、処理を行なう。また、本実施の形態では、コンピュータ110に備えられたハードディスク等の記憶装置が、CADデータ記憶部20及びファイル記憶部30として機能する。
【0041】
ここで、実施の形態におけるプログラムを実行することによって、印刷データ生成装置10を実現するコンピュータ110について図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態における印刷データ生成装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
【0042】
図5に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
【0043】
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
【0044】
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
【0045】
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash)及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
以上のように、本発明によれば、用紙サイズが規格外のページを含むCADファイルを対象として、各ページの用紙サイズが適切な印刷データを生成することができる。本発明は、CADソフト、CADデータの閲覧用のビュワーソフトに適用でき、特に、規格外の長尺の図面の作成が求められる分野に有用である。
【符号の説明】
【0047】
10 印刷データ生成装置
11 情報取得部
12 ファイル作成部
13 ラスタ変換部
14 分割部
15 変換部
20 CADデータ記憶部
30 ファイル記憶部
40 ビュワーソフト
50 プロッタ
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ支援設計ソフトウェアによって作成された図面データから印刷データを生成する印刷データ生成装置であって、
前記図面データから、図面データに含まれるページ毎に、当該ページの図面サイズを特定するファイルを作成する、ファイル作成部と、
前記図面データをページ毎に分割し、分割によって得られた各ページの図面データそれぞれを対象として、対応する前記ファイルに基づいて、ラスタ変換を実行する、ラスタ変換部と、
前記ラスタ変換部によってラスタ変換された前記各ページの図面データを統合して、一つの印刷データとする、データ統合部と、
を備えていることを特徴とする印刷データ生成装置。
【請求項2】
前記ファイル作成部が、前記図面データに含まれる各ページに予め設定されているサイズを前記図面サイズとして、前記ファイルを作成する、
請求項1に記載の印刷データ生成装置。
【請求項3】
前記図面データが、2次元または3次元のベクトルデータによって構成されている、請求項1または2に記載の印刷データ生成装置。
【請求項4】
コンピュータ支援設計ソフトウェアによって作成された図面データから印刷データを生成するための方法であって、
(a)前記図面データから、図面データに含まれるページ毎に、当該ページの図面サイズを特定するファイルを作成する、ステップと、
(b)前記図面データをページ毎に分割し、分割によって得られた各ページの図面データそれぞれを対象として、対応する前記ファイルに基づいて、ラスタ変換を実行する、ステップと、
(c)前記(b)のステップでラスタ変換された前記各ページの図面データを統合して、一つの印刷データとする、ステップと、
を有することを特徴とする印刷データ生成方法。
【請求項5】
前記(a)のステップで、前記図面データに含まれる各ページに予め設定されているサイズを前記図面サイズとして、前記ファイルを作成する、
請求項4に記載の印刷データ生成方法。
【請求項6】
前記図面データが、2次元または3次元のベクトルデータによって構成されている、請求項4または5に記載の印刷データ生成方法。
【請求項7】
コンピュータによって、コンピュータ支援設計ソフトウェアによって作成された図面データから印刷データを生成するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記図面データから、図面データに含まれるページ毎に、当該ページの図面サイズを特定するファイルを作成する、ステップと、
(b)前記図面データをページ毎に分割し、分割によって得られた各ページの図面データそれぞれを対象として、対応する前記ファイルに基づいて、ラスタ変換を実行する、ステップと、
(c)前記(b)のステップでラスタ変換された前記各ページの図面データを統合して、一つの印刷データとする、ステップと、
を実行させるプログラム。
【請求項8】
前記(a)のステップで、前記図面データに含まれる各ページに予め設定されているサイズを前記図面サイズとして、前記ファイルを作成する、
請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記図面データが、2次元または3次元のベクトルデータによって構成されている、請求項7または8に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−221173(P2012−221173A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−85658(P2011−85658)
【出願日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【出願人】(390001395)NECシステムテクノロジー株式会社 (438)