説明

印刷制御装置

【課題】本発明は通常印刷と共にエコロジー印刷の選択が可能な印刷制御装置に関し、高速印刷とエコロジー印刷における印刷時間差や消費電力の差を知ることができる印刷制御装置を提供するものである。
【解決手段】印刷データを印刷装置に送信する印刷制御装置であって、印刷データを記憶する記憶手段と、この記憶手段から印刷データを読み出し、この印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の印刷時間を計算する印刷時間計算手段と、上記記憶手段から印刷データを読み出し、この印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の消費電力を計算する消費電力計算手段と、上記印刷データを高速印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示し、また印刷データをエコロジー印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示する表示手段とを有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通常印刷と共にエコロジー印刷の選択が可能な印刷制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、地球環境の保持が世界的に叫ばれ、地球温暖化防止会議を中心としてCO2(二酸化炭素)などの温室効果ガスの排出規制が実現化に向かっている。このような状況において、印刷装置においてもCO2削減に対応する取り組みが行われ、通常印刷と共にエコロジー印刷の選択が可能な印刷装置が提案されている。
【0003】
例えば、実際の印刷処理を行う前、上記温室効果ガスの削減に寄与することを目的として両面印刷の設定や、マルチページ印刷の設定、トナーセーブ印刷等の設定を行い、エコロジー印刷を選択して印刷処理を行っている。尚、エコロジーを目的とした特許出願として、特許文献1が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−249563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような状況下において、利用者が通常印刷を選択するか、又はエコロジー印刷を選択するかの判断は難しい。すなわち、温室効果ガス削減の観点からはできる限りエコロジー印刷を選択することが望まれる。しかし、印刷を急ぐ場合もあり、利用者にとって両印刷間の特性の差が分れば選択が容易となる。すなわち、両印刷間の印刷時間差と消費電力の差が分れば、利用者の判断が容易となる。
そこで、本発明は通常印刷(高速印刷)とエコロジー印刷(低速印刷)における印刷時間差や消費電力の差を知ることができる印刷制御装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は第1の発明によれば、印刷データを記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の印刷時間を計算する印刷時間計算手段と、前記記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の消費電力を計算する消費電力計算手段と、前記印刷データを高速印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示し、前記印刷データをエコロジー印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示する表示手段とを有する印刷制御装置を提供することによって達成できる。
【0007】
また、上記課題は第2の発明によれば、前記記憶手段に記憶する印刷データは、前記印刷データを記録媒体に印刷出力する際に使用する印刷装置に対応した中間データである印刷制御装置を提供することによって達成できる。
【0008】
また、上記課題は第3の発明によれば、前記高速印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示する表示手段には該高速印刷の開始指示ボタンも表示され、前記印刷データをエコロジー印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示する表示手段には該エコロジー印刷の開始指示ボタンも表示される印刷制御装置を提供することによって達成できる。
【0009】
また、上記課題は第4の発明によれば、前記消費電力計算手段によって計算された消費電力に基づいて、高速印刷の場合のCO2換算値とエコロジー印刷の場合のCO2換算値の計算を行うCO2換算値計算手段を、更に有する印刷制御装置を提供することによって達成できる。
【0010】
また、上記課題は第5の発明によれば、印刷データを記録媒体に印刷出力する際に使用する印刷装置に対応した中間データを記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記中間データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の印刷時間を前記印刷装置から取得する印刷時間取得手段と、前記記憶手段から前記中間データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の消費電力を前記印刷装置から取得する消費電力取得手段と、前記印刷データを高速印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示し、前記印刷データをエコロジー印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示する表示手段とを有する印刷制御装置を提供することによって達成できる。
【0011】
また、上記課題は第6の発明によれば、前記消費電力取得手段によって取得した消費電力に基づいて、高速印刷の場合のCO2換算値とエコロジー印刷の場合のCO2換算値の計算を行うCO2換算値計算手段を、更に有する印刷制御装置を提供することによって達成できる。
【0012】
また、上記課題は第7の発明によれば、印刷データを記憶手段に記憶する記憶処理と、前記記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の印刷時間を計算する印刷時間計算処理と、前記記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の消費電力を計算する消費電力計算処理と、前記印刷データを高速印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示手段に表示し、前記印刷データをエコロジー印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示手段に表示する表示処理とを行う印刷制御方法を提供することによって達成できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、高速印刷を指定した場合の印刷時間と消費電力及びCO2換算値が表示されると共に、エコロジー印刷を指定した場合の印刷時間と消費電力及びCO2換算値も表示され、印刷指示を行う際の判断材料を表示することができる。
また、印刷指示を行う際、判断材料が明確であり、緊急を要する印刷以外は消費電力やCO2換算値の小さいエコロジー印刷を選択すると考えられ、近年の温室効果ガスの削減に期する発明である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施形態を説明するシステム構成図である。
【図2】高速印刷開始ボタンとエコ印刷開始ボタン、及び両ボタン近傍の表示状態を示す図である。
【図3】本実施形態の処理動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の印刷制御装置を説明する図である。同図に示す印刷制御装置は、パーソナルコンピュータ(PC)等のホスト機器1であり、このホスト機器1にネットワークを介してプリンタ装置2が接続されている。
【0016】
ホスト機器1は文書の作成やグラフィックデータ等の印刷データを作成するアプリケーション(APL)3とプレビュー&印刷設定部4で構成され、ホスト機器1には表示装置5が接続されている。プレビュー&印刷設定部4は、中間データ保持部6、中間データ保持バッファ7、中間データ変換部8、中間データ表示制御部9、印刷時間/消費電力算出部10、CO2換算値算出部11、及びボタン制御部12で構成されている。また、ボタン制御部12には、後述する高速印刷開始ボタン13及びエコ印刷開始ボタン14の操作に基づいて、操作信号が入力する。尚、エコ印刷開始ボタン14の操作は、本例のプリンタ装置2によってエコロジー印刷を行わせるための操作であり、エコロジー印刷とは印刷速度は低速であるが、印刷処理に伴う消費電力を低く抑えることができる印刷モードである。
【0017】
中間データ保持部6はアプリケーション3によって作成された前述の文書データ等の印刷データを順次受け付け、アプリケーション3から送信された全ての印刷データを中間データ保持バッファ7に格納する。また、中間データ保持部6は全ての印刷データを中間データ保持バッファ7に格納すると、中間データ表示制御部9に対して印刷データの格納完了通知を行なう。
【0018】
中間データ表示制御部9は上記印刷データの格納完了通知を受信すると、中間データ保持バッファ7から印刷データを読み出し、表示装置5に印刷データのプレビュー表示を行なう。また、中間データ表示制御部9は印刷時間/消費電力算出部10に対して、上記印刷データに基づく印刷処理時間と消費電力の算出を指示する。
【0019】
印刷時間/消費電力算出部10は中間データ保持バッファ7に格納された中間データに基づいて予め登録した計算式に従って印刷処理時間と消費電力の計算を行なう。例えば、印刷枚数のデータや、印刷用紙サイズ、印刷用紙種、片面又は両面印刷の設定、マルチページ印刷の設定等のデータに基づいて印刷処理時間と消費電力の計算を行なう。
【0020】
さらに、中間データ表示制御部9は印刷時間/消費電力算出部10から印刷処理時間と消費電力の算出結果を受信すると、これらのデータを一旦保持する。
また、中間データ表示制御部9はCO2換算値算出部11にCO2換算値の算出を指示する。
【0021】
CO2換算値算出部11は上記印刷時間/消費電力算出部10によって算出された消費電力の計算結果に基づいて予め登録した計算式に従ってCO2換算値を計算する。そして、中間データ表示制御部9はCO2換算値算出部11からCO2換算値の算出結果受信すると、そのデータも一旦保持する。
【0022】
ボタン制御部12は、前述の高速印刷開始ボタン13とエコ印刷開始ボタン14のボタン操作に基づく操作信号の入力制御を行い、操作信号を中間データ変換部8、及び中間データ表示制御部9に送信する。
【0023】
図2は、高速印刷開始ボタン13とエコ印刷開始ボタン14の構成を示す図である。この高速印刷開始ボタン13及びエコ印刷開始ボタン14は、例えば機構構成のボタンに限らず、タッチパネル形式のボタン構成であってもよい。
【0024】
高速印刷開始ボタン13が操作されると、対応する操作信号がボタン制御部12に送信され、ボタン制御部12はこの操作信号に基づいて中間データ変換部8に高速印刷の開始を指示する。一方、エコ印刷開始ボタン14が操作されると、対応する操作信号がボタン制御部12に送信され、ボタン制御部12はこの操作信号に基づいて中間データ変換部8にエコ印刷の開始を指示する。
【0025】
中間データ変換部8は、ボタン制御部12から上記指示があると、中間データ保持バッファ7から印刷データを取得し、印刷データをビットマップデータに変換する。また、中間データ変換部8は高速印刷の開始指示、又はエコ印刷の開始指示に基づいてデータの変換処理を行なう。
【0026】
以上の構成において、以下に本実施形態の処理動作を説明する。
図3は本実施形態の処理動作を説明するフローチャートである。前述のようにアプリケーション3によって作成された印刷データは中間データ保持部6に保持された後、順次中間データ保持バッファ7に送られ、全ての印刷データが中間データ保持バッファ7に格納される。
【0027】
中間データ保持バッファ7に全ての印刷データが格納されると、中間データ保持部6は中間データ表示制御部9に対して中間データの表示通知を行う。中間データ表示制御部9は中間データ保持部6からの中間データの表示通知の受信を待っており(ステップ(以下、Sで示す)1)、中間データの表示通知があると(S1がYES)、中間データ保持バッファ7から印刷データを読み出す(S2)。尚、アプリケーション3によって作成された印刷データは中間データ保持バッファ7に格納される前に不図示の処理によってプリンタ装置2に対応した中間データに変換されており、中間データ保持バッファ7には、変換後の中間データの状態で印刷データが格納されている。
【0028】
次に、中間データ表示制御部9は中間データ保持バッファ7から読み出した印刷データ(中間データ)に従って印刷データのプレビュー表示を行う(ST3)。例えば、印刷レイアウトやページ設定等の簡易な表示を行う。
【0029】
次に、中間データ表示制御部9は印刷時間/消費電力算出部10に対し、印刷処理に要する印刷時間と消費電力を計算させるための計算指示を通知する(S4)。印刷時間/消費電力算出部10は上記指示があると、中間データ保持バッファ7から必要なデータを読み出し、予め登録された計算式に従って印刷時間と消費電力の計算を行う。例えば、中間データ保持バッファ7から印刷枚数のデータや、印刷用紙サイズ、印刷用紙種、片面又は両面印刷の設定、マルチページ印刷の設定等のデータを読み出し、印刷処理時間と消費電力の計算を行なう。
【0030】
その後、中間データ表示制御部9は印刷時間/消費電力算出部10から通知される印刷時間と消費電力を計算結果を待ち、印刷時間/消費電力算出部10から上記計算結果の通知があると(S5がYES)、当該印刷時間と消費電力の計算結果を保持する(S6)。また、印刷時間/消費電力算出部10によって計算される印刷時間と消費電力は、高速印刷の場合とエコ印刷の場合それぞれについて計算され、それぞれの場合の印刷時間と消費電力の計算結果が中間データ表示制御部9に保持される。
【0031】
次に、中間データ表示制御部9はCO2換算値算出部11に対して高速印刷時の消費電力の情報を送信すると共に、CO2換算値の算出指示を送信する(S7)。CO2換算値算出部11は、中間データ表示制御部9から送信された消費電力の情報に基づいて予め登録された計算式に従ってCO2換算値の計算を行う。
【0032】
中間データ表示制御部9はCO2換算値算出部11からの計算結果を待ち(S8)、CO2換算値算出部11から高速印刷時のCO2換算値の計算結果を受信すると(S8がYES)、中間データ表示制御部9はこの計算結果を保持する(S9)。
【0033】
次に、中間データ表示制御部9はCO2換算値算出部11に対してエコ印刷時の消費電力の情報を送信すると共に、CO2換算値の算出指示を送信する(S10)。CO2換算値算出部11は、上記と同様、中間データ表示制御部9から送信された消費電力の情報に基づいて予め登録された計算式に従ってエコ印刷時のCO2換算値を計算する。
【0034】
中間データ表示制御部9はCO2換算値算出部11からの計算結果を待ち(S11)、CO2換算値算出部11からエコ印刷時のCO2換算値の計算結果を受信すると(S11がYES)、中間データ表示制御部9はこの計算結果を保持する(S12)。
【0035】
次に、中間データ表示制御部9は上記高速印刷時の印刷時間と消費電力、更にCO2換算値の計算結果を表示装置5に送信し、高速印刷開始ボタン13と共に表示を行う。また、エコ印刷時の印刷時間と消費電力、更にCO2換算値の計算結果を表示装置5に送信し、エコ印刷開始ボタン14と共に表示を行う(S13)。
【0036】
前述の図2に示す例では、高速印刷開始ボタン13の表示と共に、例えば印刷時間として30秒が表示され、消費電力として5.6KWhが表示され、CO2換算値として3.4Kg−CO2が表示されている。また、エコ印刷開始ボタン14の表示と共に、例えば印刷時間として50秒が表示され、消費電力として4.1KWhが表示され、CO2換算値として2.5Kg−CO2が表示されている。
【0037】
以上のように、本例によれば高速印刷開始ボタン13と共に、その近くに高速印刷を行った場合の印刷時間、消費電力、及びCO2換算値が表示され、エコ印刷開始ボタン14と共に、その近くにエコ印刷を行った場合の印刷時間、消費電力、及びCO2換算値が表示される。したがって、印刷指示を行う際の有効な判断材料となる。また、利用者は緊急を要する印刷以外は消費電力やCO2換算値の小さいエコロジー印刷を選択することが期待され、温室効果ガスの削減にも有効である。
【0038】
尚、上記実施形態の説明では、高速印刷時及びエコ印刷時の印刷時間と消費電力のデータを印刷時間/消費電力算出部10に計算させる構成としたが、高速印刷時及びエコ印刷時の情報をプリンタ装置2に送り、プリンタ装置2から対応する印刷時間と消費電力のデータを取得するように構成してもよい。
【0039】
また、同様に高速印刷時及びエコ印刷時のCO2換算値のデータをCO2換算値算出部11に計算させる構成としたが、高速印刷時及びエコ印刷時の消費電力の情報をプリンタ装置2に送り、プリンタ装置2から対応するCO2換算値のデータを取得するように構成してもよい。
【0040】
さらに、高速印刷時及びエコ印刷時、印刷時間、消費電力、及びCO2換算値のデータを表示したが、印刷時間と消費電力の表示のみでもよい。このように構成することによって、表示を簡略化することができる。
【符号の説明】
【0041】
1・・・ホスト機器
2・・・プリンタ装置
3・・・アプリケーション
4・・・プレビュー&印刷設定部
5・・・表示装置
6・・・中間データ保持部
7・・・中間データ保持バッファ
8・・・中間データ変換部
9・・・中間データ表示制御部
10・・印刷時間/消費電力算出部
11・・CO2換算値算出部
13・・高速印刷開始ボタン
14・・エコ印刷開始ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷データを記憶する記憶手段と、
該記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の印刷時間を計算する印刷時間計算手段と、
前記記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の消費電力を計算する消費電力計算手段と、
前記印刷データを高速印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示し、前記印刷データをエコロジー印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示する表示手段と、
を有することを特徴とする印刷制御装置。
【請求項2】
前記記憶手段に記憶する印刷データは、前記印刷データを記録媒体に印刷出力する際に使用する印刷装置に対応した中間データであることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項3】
前記高速印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示する表示手段には該高速印刷の開始指示ボタンも表示され、前記印刷データをエコロジー印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示する表示手段には該エコロジー印刷の開始指示ボタンも表示されている特徴とする請求項1、又は2に記載の印刷制御装置。
【請求項4】
前記消費電力計算手段によって計算された消費電力に基づいて、高速印刷の場合のCO2換算値とエコロジー印刷の場合のCO2換算値の計算を行うCO2換算値計算手段を、更に有することを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の印刷制御装置。
【請求項5】
印刷データを記録媒体に印刷出力する際に使用する印刷装置に対応した中間データを記憶する記憶手段と、
該記憶手段から前記中間データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の印刷時間を前記印刷装置から取得する印刷時間取得手段と、
前記記憶手段から前記中間データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の消費電力を前記印刷装置から取得する消費電力取得手段と、
前記印刷データを高速印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示し、前記印刷データをエコロジー印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示する表示手段と、
を有することを特徴とする印刷制御装置。
【請求項6】
前記消費電力取得手段によって取得した消費電力に基づいて、高速印刷の場合のCO2換算値とエコロジー印刷の場合のCO2換算値の計算を行うCO2換算値計算手段を、更に有することを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
【請求項7】
印刷データを記憶手段に記憶する記憶処理と、
前記記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の印刷時間を計算する印刷時間計算処理と、
前記記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記印刷データを高速印刷する場合とエコロジー印刷する場合の消費電力を計算する消費電力計算処理と、
前記印刷データを高速印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示手段に表示し、前記印刷データをエコロジー印刷する場合の印刷時間と消費電力を表示手段に表示する表示処理と、
を行うことを特徴とする印刷制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−8911(P2012−8911A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−146044(P2010−146044)
【出願日】平成22年6月28日(2010.6.28)
【出願人】(000104124)カシオ電子工業株式会社 (601)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】