説明

危険防止報知装置

【課題】 本発明は、圧電素子による発電パルスを警報スイッチとして注意喚起を促し、危険防止、災害防止に寄与する小型かつ保守不要の装置の提供を課題とする。
【解決手段】 可撓体と一体化した圧電体に外部からの応力を加え電気パルスを発生させ、この発生した電気パルスのスイッチ機能によって危険報知のための発光素子を発光させる駆動部回路または危険情報を無線送信する機能を持ち、かつ太陽発電パネルから得た電気エネルギーを2次電池に蓄える手段を組み合わせる事を特徴とする装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は圧電素子によって発電される電気信号を揺動検知または押圧検知として危険防止通知または災害防止通知及びそのシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来圧電素子の撓み発電を応用し、発光させる機能または揺動センサーとしての機能、発電効率を高める方法、危険報知方法は存在している。圧電素子はひずみにより電気パルスを発生する特性を持っている。この特性を利用して、例えば特許文献1,特許文献2,特許文献3、特許文献4,特許文献5に示されるような応用がある。一般的に使用される圧電素子の形状は、発電効率を高めるため板状積層構造であり、外力によって板状圧電素子を撓ませることにより発電している。圧電素子そのものは焼成体であり撓み許容度が少なく、許容度を超えるひずみが加わると折損してしまう恐れがある。このことは変異限界が小さく大きな発電力は望めない事も示している。また圧電素子の変形による発電はパルス的であるため電力発電には適さない。
【0003】
特許文献1は圧電素子を外力によって撓ませ、その時に発生する電力で発光素子を発光させる懐中電灯である。この方法は人的外力によって圧電素子で発電しパルス発光を生じるものであり、照射して形状対象を視覚認識するライト機能を満たすものではない。特許文献2は圧電素子によるパルス発電により発光体を点滅発光することによりを松葉杖で歩く人の存在を知らしめるに有用であるが歩く運動を止めたときには発光体が発光することが無くなってしまう。この欠点を除去する為電池等の補助エネルギーを用いて周辺を照らすことも述べられているが通常の電池式懐中電灯機能と同じとなってしまうことは否めない。特許文献3も同様に圧電素子のひずみによる発電を応用しているものであるが特許文献1及び特許文献2と同じくパルス的な発電応用である。
【0004】
特許文献4は圧電素子の発電機能で発光体を発光する装置であり、この装置を靴底に配置し人の歩行による押圧外力を圧電素子に加え発光素子を点滅発光し、人の存在と危険を報知する方法で有用ではある。この方法では蓄電池を備え圧電素子で充電する機能が記載されているものの実際の圧電素子はパルス的な電気は発電には適しているが充電に至るまでの電力発電能力は無い。特許文献5は海水面の波動を外力として揺動によって発電する圧電素子を搭載した衝突防止ブイで有るが発光素子の発光能力も弱いものであり実際の危険報知にはそぐわない面も多い。
【0005】
前述のごとく、圧電素子を用いて外力を加えることにより発光素子を発光させる機能は有用ではあるが圧電素子は電力発電能力が低く、その発電電力は充電機能がある2次電池等に供給する電力性能を満足するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−242310号公報
【特許文献2】特開2007−000261号公報
【特許文献3】特開2006−318838号公報
【特許文献4】特開2004−103265号公報
【特許文献5】特開2004−330832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上述べたような従来の方法では圧電素子はパルス発電の高い発電能力は有るが電力エネルギー発電には不向きという圧電素子特有の性能を認識していない。本発明は圧電素子の長所と欠点を鑑み、そのパルス発電能力をスイッチとして利用し、太陽発電パネルと2次電池とそれへの充電機能を組み合わせた工夫をエネルギー供給としての手段とし、様々な機能を達成する装置を提供する。
【0008】
従来では圧電素子本来の性能を引き出していない原因は、発電機能パルス的発電と電力供給発電の両者を求めていることに起因している。本発明では、人の動き、機械の動き、波の動き等の様々な現象を圧電素子での外力センサーのトリガーパルス発生機能としてとらえること及び蓄積電気エネルギーを用い機能実現を機器に応用する。その機能とはメンテナンスフリー、電力供給のワイヤレス化、無人化、小型で既存インフラを損なうことが無く、かつ確実な情報認知させる装置提供が課題である。また、外力を伴う揺動、押圧現象は本発明として記載されている以外の機器にも応用可能である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そして、本発明は上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、外力による揺動振動に圧電素子の撓み変形がより容易に対応する構造として片持ち梁形状の導電性可撓板を設置しその両面に圧電対を貼り付ける。圧電素子を貼り付けた可撓体の撓み特性、特に撓み振幅と共振周波数は可撓体形状や可撓体に取り付ける錘や貼り付ける圧電素子の位置、形状によって変化することは広く文献に記載されている。図1において可撓体上面に貼り付けた圧電素子の端子と導電性可撓体の端子、可撓体下面に貼り付けた圧電素子の端子は両波整流されて電気パルスを生ずる。この発生した電気パルスをトリガーとして発光素子を発光させる駆動回路を起動する。前記駆動回路等の電源は太陽電池パネルによって充電される2次電池から得る。駆動回路は様々に要求される機能に対応する為、圧電素子からの発生電力は利用しない。圧電素子の発電特性はパルス発電の波形を呈し、これをトリガーパルスとして駆動回路系のスイッチ起動パルスとして利用していることを特徴としている。
【0010】
以上、請求項1に基づく発明によれば、電力を圧電素子からではなく、2次電池からの供給が可能で種々の駆動回路に対応できることから、様々な応用機器への展開が可能となる。
【0011】
また、前記目的を達成するため、請求項2に記載の発明は、外力による押圧に圧電素子の撓み変形がより容易に対応する構造として両端支持形状の導電性可撓板を設置しその両面に圧電対を貼り付ける。圧電素子を貼り付けた可撓体の撓み特性、特に撓み振幅と共振周波数は可撓体形状や可撓体に取り付けるバネ成分や貼り付ける圧電素子の位置、形状によって変化することは広く文献に記載されている。図2において可撓体上面に貼り付けた圧電素子の端子と導電性可撓体の端子、可撓体下面に貼り付けた圧電素子の端子は両波整流されて電気パルスを生ずる。この発生した電気パルスをトリガーとして発光素子を発光させる駆動回路を起動する。前記駆動回路等の電源は太陽電池パネルによって充電される2次電池から得る。駆動回路は様々に要求される機能に対応する為、圧電素子からの発生電力は利用しない。圧電素子の発電特性はパルス発電の波形を呈し、これをトリガーパルスとして駆動回路系のスイッチ起動パルスとして利用していることを特徴としている。
【0012】
以上、請求項2に基づく発明によれば、電力を圧電素子からではなく、2次電池からの供給が可能で種々の駆動回路に対応できることから、様々な応用機器への展開が可能となる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、危険を防止するヘルメットである。工事現場等で用いるヘルメットに発光体を取り付け、人の存在を確認し危険防止に供する。請求項1に基づく揺動による発電パルスをスイッチとして駆動回路を起動し発光素子の発光体するものである。発光体をヘルメット周囲に配置し容易に人の存在を知らしめる構造を持つ。発光体を点滅させれば、よりその効果を上げることが出来る。
【0014】
また、請求項3に基づく本発明はオートバイ用ヘルメットにも応用できる。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の揺動検知方式を用いた踏切内への危険防止に供する横断禁止棒への応用例である。横断禁止棒の遮断運動に揺動振動を検出する圧電パルス発電をトリガースイッチとして駆動回路を起動し、踏切の遮断棒に取り付けた発光体を発光させ、危険報知することにより災害の防止を行うことを特徴としている。
【0016】
請求項4に基づく本発明は踏切の既存インフラを新たに設置することなく後付の付加機器として危険を防ぐことが出来る。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の揺動検知方式を用いた水難救助に供するジャケットへの応用例である。波に浮遊する水難救助用ジャケット揺動振動を検出する圧電パルス発電をトリガースイッチとして駆動回路を起動し、ジャケット取り付けた発光体を発光させ、または救助信号を無線送信することで遭難を報知し救助を行うことを特徴としている。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の揺動検知方式を用いた衝突防止ブイへの応用例である。例として海苔養殖網等に漁船、ボートの衝突を防止する手段である。波の動きによるブイの揺動を検知し、発光素子を発光させ衝突を防ぐブイを供する。光センサーを用いればブイの発光は夜間に限定することも可能である。
【0019】
請求項7に記載の発明は請求項2に記載の押圧検知器から成る押圧マットを用いトンネル内工事車両の交通傷害を除去するものである。トンネル外の待機車両とトンネル内の機材や土砂搬出車両の交通制御を行うもので、押圧マットをトンネル入り口とトンネル奥、例えば掘削現場のそれぞれに押圧マットを敷設し押圧マットによる車両の有無、移動の車両情報を押圧マットから無線で送信するものである。押圧マットの車両情報の受信機能を持つ表示装置で搬出車両に搬出移動許可を報知したり、トンネル入り口で待機する車両の進入を許可したりする交通制御を行うことによりトンネル内の工事車両の交通傷害を除去することを特徴としている。
【0020】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、発明例として記載以外の機器応用など発明の趣旨の範囲で他の態様としても有効である。
【発明の効果】
【0021】
圧電素子による揺動、押圧検知と太陽発電パネルによる2次電池へ充電する機能とを組み合わせることにより、様々な危険回避する応用システムが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の圧電素子を用いた揺動検出の構造図である。
【図2】本発明の圧電素子を用いた揺動検出の電気系制御の説明図である。
【図3】本発明の圧電素子を用いた押圧検出の構造図である。
【図4】本発明の圧電素子を用いた押圧検出の電気系制御の説明図である。
【図5】本発明による危険防止ヘルメットの構造図である。
【図6】本発明による危険防止ヘルメットの電気制御説明図である。
【図7】本発明による踏切危険防止用横断禁止棒の構造図である。
【図8】本発明による踏切危険防止用横断禁止棒の電気系制御説明図である。
【図9】本発明による水難救助用ジャケットの構造図である。
【図10】本発明による水難救助用ジャケットの電気系制御説明図である。
【図11】本発明による衝突防止ブイの構造図である。
【図12】本発明による衝突防止ブイの電気系制御説明図である。
【図13】本発明によるトンネル内工事車両安全交通の車両通過押圧検知の構成図である。
【図14】トンネル内工事車両タイヤによる押圧検出の構造図である。
【図15】本発明によるトンネル内工事車両安全交通の構成図である。
【図16】本発明によるトンネル内工事車両情報無線送受信システムと表示装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明を具体化した実施形態を図に基づいて説明する。図は説明の都合上模式的に描いてある。図1は本発明に係る圧電素子を用いた揺動検知装置の機構図を示している筐体(109)内に片持梁構造(108)に支持された可撓体板(102)の両面に圧電素子(101a,101b)を貼り付け、外力によって揺動(111)することにより圧電体(101a,101b)の撓みを生じさせ、発電パルス信号を得る。圧電体は焼成体であり歪み許容度が小さく、大きい歪みを与えると折損しやすく揺動による歪みの増大を防ぐため、変位リミッター(104,105)は有用である。錘(103)によって揺動の振動共振周波数を制御する事が出来るが、錘が無いときでも圧電素子の位置や可撓体板の形状により共振周波数は変化させることも出来る。外力の周波数に適応し、その共振周波数を選定する事が可能である。106は太陽発電パネル、107は2次電池、110は制御回路基板である。揺動撓みによって圧電体(101a,101b)はパルス発電し、揺動の検出が出来る。
【0024】
図2は図1における実施形態例の電気制御系の構成を示す。圧電体(201a,201b)、可撓体板(202)による発電パルスを両波整流(203)し発生パルス(205)を得る。出力抵抗(206)と光センサ(207)は発光による注意喚起が夜間で効果的である事や昼間の明るい環境では発光そのものが意味を持たない事もあり、光センサーを用い発光をコントロールするために記してある。これは2次電池(212)消耗を減らす意味もある。発生パルス(205)をトリガーとしてタイミングパルス発生回路(208)によりタイミングパルス(209)を発生する。このタイミングパルス(209)で駆動回路を起動し、発光素子を発光させることや無線送信を行う。発光素子を発光させる時間設定または揺動情報を無線送信時間設定する機能はタイミングパルス(209)に依存する。よって、このタイミングパルス(209)によって点滅発光することや無線送信時間を決めることが可能であり、2次電池消耗(212)を削減できる。2次電池(212)は太陽発電パネル(213)によって充電(214)可能でありメンテナンスフリー機能を提供する。
【0025】
図3は本発明に係る圧電素子を用いた押圧検知装置の機構図を示している筐体(305)内に両端支持構造(306a,306b)に支持された可撓体板(302)の両面に圧電素子(301a,301b)を貼り付け、外力によって押圧(307)することにより圧電体(301a,301b)の撓みを生じさせる事により発電パルス信号を得る。圧電体は焼成体であり歪み許容度が小さく、大きい歪みを与えると折損しやすく揺動による歪みの増大を防ぐため、押圧子(303)、変位リミッター(304)は有用である。太陽発電パネル、2次電池、制御回路基板は省略した。揺動撓みによって圧電体(301a,301b)はパルス発電し、押圧の検出が出来る。
【0026】
図4は図3における実施形態の電気制御系の構成例を示す。圧電体(401a,401b)、可撓体板(402)による発電パルスを両波整流(403)し発生パルス(404)を得る。発光素子を発光させる時間設定または揺動情報を無線送信時間設定する機能はタイミングパルスに依存する。よって、このタイミングパルスによって点滅発光することや無線送信時間を決めることが可能であり、2次電池(409)消耗を削減できる。2次電池(409)は太陽発電パネル(410)によって充電(411)可能でありメンテナンスフリー機能を提供する。
【0027】
図5は本発明に係る圧電素子による揺動検知装置を用いた危険防止ヘルメットの構成例を示している筐体(509)内に片持梁構造(508)に支持された可撓体板(502)の両面に圧電素子(501a,501b)を貼り付け、外力によって揺動(510)することにより圧電体(501a,501b)に撓みを生じさせる事により発電パルス信号を得る。圧電体は焼成体であり歪み許容度が小さく、大きい歪みを与えると折損しやすく揺動による歪みの増大を防ぐため、変位リミッター(504,505)は有用である。錘(503)によって揺動の振動共振周波数を制御する事が出来るが、錘が無いときでも圧電素子の位置や可撓体板(502)の形状により共振周波数は変化させることも出来る。外力の周波数に適応し、その共振周波数を選定する事が可能である。506は太陽発電パネル、507は2次電池、513は制御回路基板である。揺動撓みによって圧電体(501a,501b)はパルス発電し、揺動の検出が出来る。人体の歩行や作業による揺動(510)を検出しヘルメット(511)に取り付けた発光体(512F,512L,512R)を発光することで人の存在を知らしめ危険防止する。
【0028】
図6は図5における実施形態の電気制御系の構成例を示す。圧電体(501a,501b)、可撓体板(502)による発電パルスを両波整流し発生パルス(602)を得る。光センサ(603)は発光による注意喚起が夜間で効果的である事や昼間の明るい環境では発光そのものが意味を持たない事もあり、光センサーを用い発光をコントロールするために記してある。これは2次電池(610)消耗を減らす意味もある。発生パルス(602)をトリガーとしてタイミングパルス発生回路(604)によりタイミングパルス(605)を発生する。発光素子を発光させる時間設定機能はタイミングパルス(605)に依存する。よって、このタイミングパルス(605)によって点滅発光することが可能であり、2次電池(610)の消耗を削減できると同時に注意視覚認識を向上させることが出来る。2次電池(610)は太陽発電パネル(608)によって充電(609)可能でありメンテナンスフリー機能を提供する。
【0029】
図7は本発明に係る圧電素子による揺動検知装置(700)を用いた踏切危険防止の構成例を示している筐体内に片持梁構造(708)に支持された可撓体板(702)の両面に圧電素子(701a,701b)を貼り付け、危険横断を禁止する横断禁止棒(711)が回転移動(713)で揺動(709)することにより圧電体(701a,701b)に撓みを生じさせ発電パルス信号を得る。圧電体は焼成体であり歪み許容度が小さく、大きい歪みを与えると折損しやすく揺動による歪みの増大を防ぐため、変位リミッター(704,705)は有用である。錘(703)によって揺動の振動共振周波数を制御する事が出来るが、錘が無いときでも圧電素子の位置や可撓体板(702)の形状により共振周波数は変化させることも出来る。横断禁止棒(711)の揺動周波数に適応し、その共振周波数を選定する事が可能である。706は太陽発電パネル、707は2次電池、716は制御回路基板である。揺動撓みによって圧電体(701a,701b)はパルス発電し、揺動の検出が出来る。横断禁止棒(711)の回転移動(713)による揺動(709)を検出し横断禁止棒(711)取り付けた発光体(712a,712b)を発光することで横断禁止棒(711)の存在を知らしめ危険防止する。踏切危険防止の本発明例は横断禁止棒に簡単に後から取り付けることが可能で既存の設備を利用できる。
【0030】
図8は図7における実施形態の電気制御系の構成例を示す。圧電体(701a,701b)、可撓体板(702)による発電パルスを両波整流し発生パルス(802)を得る。光センサ(803)は発光による注意喚起が夜間で効果的である事や昼間の明るい環境では発光そのものが意味を持たない事もあり、光センサー(803)を用い発光をコントロールするために記してある。これは2次電池(810)消耗を減らす意味もある。発生パルス(802)をトリガーとしてタイミングパルス発生回路(804)によりタイミングパルス(805)を発生する。発光素子(807)を発光させる時間設定機能はタイミングパルス(805)に依存する。よって、このタイミングパルス(805)によって点滅発光することが可能であり、2次電池(810)の消耗を削減できると同時に点滅発光による注意視覚認識を向上させることが出来る。2次電池(810)は太陽発電パネル(808)によって充電(809)可能でありメンテナンスフリー機能を提供する。
【0031】
図9は本発明に係る圧電素子による揺動検知装置を用いた水難救助用ジャケットの構成例を示している救難ジャケット(900)に揺動検出体(901)を取り付け水難救助の点滅発光させる機能を持つ。揺動検出体(901)の拡大構造図を矢印(903)で示した。水難救助の点滅発光体(902a,902b)を救難ジャケット(900)に取り付ける構造である。水面(905)の揺動により揺動検出体(901)は発電しパルス信号を得る。水面による揺動は主に風浪であり、救難ジャケットの浮力との関係でその揺動周波数が決まるが、前述のごとく救難ジャケットの揺動(904)の揺動周波数に適応し、その共振周波数を選定する事が可能である。太陽発電パネル、2次電池、制御回路基板を有し、ジャケットと(900)に取り付けた発光体(902a,902b)を発光することで人の存在を知らしめ救難救助に資する。
【0032】
図10は図9における実施形態例の電気制御系の構成例を示す。圧電体、可撓体板からの発電パルスを両波整流し発生パルス(1002)を得る。光センサ(1003)は発光による注意喚起が夜間で効果的である事や昼間の明るい環境では発光そのものが意味を持たない事もあり、光センサー(1003)を用い発光をコントロールするために記してある。これは2次電池(1010)消耗を減らす意味もある。発生パルス(1002)をトリガーとしてタイミングパルス発生回路(1004)によりタイミングパルス(1005)を発生する。発光素子を発光させる時間設定機能はタイミングパルス(1005)に依存する。よって、このタイミングパルス(1005)によって点滅発光することが可能であり、2次電池(1010)の消耗を削減できると同時に点滅発光による注意視覚認識を向上させることが出来る。2次電池(1010)は太陽発電パネル(1008)によって充電(1009)可能でありメンテナンスフリー機能と長時間の機能を維持出来る。
【0033】
図11は本発明に係る圧電素子による揺動検知装置(1102)を用いた衝突防止ブイ(1100)の構成例を示している浮子(1101)に揺動検出体(1102)と注意喚起用発光体(1104)を取り付け、衝突防止を意図して点滅発光させる機能を持つ。揺動検出体(1102)の拡大構造図及び発光体(1104)を矢印で示した。水難救助の点滅発光体(1104)を浮子(1101)に取り付ける構造である。水面(1106)の揺動により揺動検出体(1102)から発電しパルス信号を得ることが出来る。内海ではうねりは少なく水面(1106)による揺動は主に風浪であり、ブイ(1100)の質量と浮力との関係でその揺動周波数が決まるが、前述のごとく水面(1106)の揺動(1103)の揺動周波数に適応し、その共振周波数を選定する事が可能である。太陽発電パネル、2次電池、制御回路基板を有し、ブイ(1100)に取り付けた発光体(1104)を発光することでブイの存在を知らしめ衝突防止に寄与する。図11は海苔養殖等の海上設備に漁船、ボート等の衝突を防ぐ発明例で海底(1108)に設置した固定用棒(1107)で養殖網(1105)をロープ(1109)繋留している。同じくブイ(1100)は固定用棒(1107)でロープ(1110)繋留されている。これは潮汐により、海水面の上昇、下降に対応する為である。風浪揺動を利用すると同時に、潮汐にも対応している。前述したごとく波の揺動は主に風浪であるため、揺動方向が定まっていない。よって、揺動検出体を複数用い、その揺動方向を互いに異なる位置に配置した方が望ましい。
【0034】
図12は図11における実施形態例の電気制御系(1200)の構成例を示す。圧電体、可撓体板からの発電パルスを両波整流し発生パルス(1202)を得る。光センサ(1203)は発光による注意喚起が夜間で効果的である事や昼間の明るい環境では発光そのものが意味を持たない事もあり、光センサー(1203)を用い発光をコントロールするために記してある。これは2次電池(1210)消耗を減らす意味もある。発生パルス(1202)をトリガーとしてタイミングパルス発生回路(1204)によりタイミングパルス(1205)を発生する。発光素子(1207)を発光させる時間設定機能はタイミングパルス(1205)に依存する。よって、このタイミングパルス(1205)によって点滅発光することが可能であり、2次電池(1210)の消耗を削減できると同時に点滅発光による注意視覚認識を向上させることが出来る。2次電池(1210)は太陽発電パネル(1208)によって充電(1209)可能でありメンテナンスフリー機能と長時間の機能を維持出来る。
【0035】
図13は本発明に係る圧電素子による押圧検知装置を用いたトンネル内交通事故突防止の構成例(1300)を示している押圧検出体による押圧マット(1301〜1305,1307〜1311)をトンネル内の道路面(1314)に列状(1306,1312)に配し工事車両の出入り(1316,1317)を検出する。矢印(1318)で示される押圧マットの形状を下方に図示する。この押圧マット形状は例として押圧マット(1304)を拡大したもので押圧検出体(1302a,1304b,1304c)等によって構成されている。トンネル内工事車両の交通情報は無線によって押圧マット内に設けられた無線送信駆動回路(図示せず)によって交通制御の表示手段の表示装置(1313)に送信される。
【0036】
図14は本発明に係る圧電素子による押圧検知装置を用いたトンネル内の車両による押圧マット動作(1400)を示している。押圧マット(1401)は押圧検出体(1401a,1401b,1401c)から成る。トンネル内の道路面(1402)に敷設された押圧マット(1401)上を車両のタイヤ(1403)が通過するとき押圧(1404)が発生し、工事車両の出入りを検出する。トンネル内工事車両の出入りの交通情報は無線によって押圧マット内に設けられた無線送信駆動回路(図示せず)によって交通制御の表示手段の表示装置に送信される。
【0037】
図15は本発明に係る圧電素子による押圧検知装置を用いたトンネル内交通事故突防止装置を工事トンネル内に設置した例(1500)を示している。トンネル内工事は掘削部(1502)で生じた土砂や岩石などを搬出(1506)する車両(1503)とトンネル外での待機車両(1513)の交通制御が必要である。トンネル内の車両すれ違いはスペース上不可能であることが多く、かつトンネル長が長い場合には搬出する車両の存在をトンネル外で待機する車両はうかがい知ることは困難である。トランシーバー等によるトンネル内の車両とトンネル外の待機車両との間での交信により、トンネル内の車両とトンネル外の待機車両との間での交信で、互いの車両の行き来を確認しているものの確実でなく、車両同士の運行間違いも起こる。掘削現場より土砂等を搬出する車両(1503)の存在、移動方向(1507)と時間をトンネル内の道路に敷設した押圧マット(1504,1505)によって検知し交通制御を行う。トンネル内の掘削現場の押圧マットによる車両情報は搬出する車両の移動や積み込み作業の状態を表示装置(1507,1508,1511)に向けて無線で送出する。搬出車両(1503)トンネル入り口に設けられた押圧マット(1510,1511)の車両通過、車両通過方向の履歴から、進入車両が無いことを確認出来、安全に搬出車両を動かすことが出来る。逆に、掘削現場の押圧マット(1504,1505)の車両(1503)の有無、移動方向の情報をトンネル入り口の押圧マット(1509,1510)の情報から、トンネル外の待機車両(1513)にトンネル内への進入を許可の指示が可能となる。これら車両の移動許可の指示はトンネル内の表示装置(1507)やトンネル入り口の表示装置(1511)で行うが、押圧マット((1504,1505,1510,1511)から車両情報を表示装置に無線送信することが確実な交通制御を可能とする。押圧マットは掘削現場やトンネル入り口部だけでなくトンネル長が長いときはトンネル中間地点に設置することで、より安全確保につながる。表示装置(1508)はトンネル長が長いときに中間地点に表示装置を設置し、より確実な安全を確保することが出来る。また表示装置は進入する車両、搬出する車両のどちらの方向からも視覚認識出来ること望ましい。
【0038】
図16は本発明に係る圧電素子による押圧検知装置を用いたトンネル内交通事故突防止装置を工事トンネル内に設置し無線による交通制御の例を示している。トンネル内の掘削部(1502)での押圧マット(1504,1505)及びトンネル入り口の押圧マット(1509,1510)による車両情報は押圧による車両存在移動方向を検出したときは、押圧マット内に設けられた無線送信ブロック1620または1610を起動し,即座に表示装置(1507,1511)に無線送信する。1630,1640は表示装置の受信ブロックを示す。トンネル内の掘削部(1502)での押圧マット(1504,1505)及びトンネル入り口の押圧マット(1509,1510)による両者の車両の有無、移動方向情報は、表示装置の無線受信機能の1630,1640に送られ、トンネル内の車両交通状況を判断する。また、トンネル内の掘削部(1502)での押圧マット(1504,1505)及びトンネル入り口の押圧マット(1509,1510)による車両情報は押圧による車両存在や移動方向を検出しなくとも一定時間後には、押圧マット内に設けられた無線送信ブロック1620または1610を起動し,表示装置(1508,1512)に無線送信する。表示装置は無線受信により、即座の車両情報を認識出来るし、履歴からもトンネル内の車両状況を把握する表示が可能となり、結果的にトンネル内の交通障害を除去出来る。
【符号の説明】
【0039】
100 揺動検知装置
101a,101b 圧電体
102 可撓体
103 錘
104,105 ストッパー
106 太陽発電パネル
107 2次電池
108 片持梁構造
109 筐体
110 基板
111 揺動
200 揺動検出装置
201a,201b 圧電体
202 可撓体
203 両波整流器
204 コンデンサ
205 発生パルス
206 出力インピーダンス
207 光センサー
208 タイミングパルス発生ブロック
209 タイミングパルス
210 駆動回路
211 発光素子、無線送信ブロック
212 2次電池
213 太陽発電パネル
214 充電ブロック
215 基板
216 揺動
300 押圧検出体
301a,301b 圧電体
302 可撓体
303 押圧子
304 リミッター
305 筐体
306a,306b 両端支持部
307 押圧力
308 押圧揺動
309 基台
400 押圧検出体
401a,401b 圧電体
402 可撓体
403 両波整流器
404 発生パルス
405 タイミングパルス発生ブロック
406 タイミングパルス
407 駆動回路
408 発光素子、無線送信ブロック
409 2次電池
410 太陽発電パネル
411 充電ブロック
500 揺動検出体
501a,501b 圧電体
502 可撓体
503 錘
504、505 リミッター
506 太陽発電パネル
507 2次電池
508 片持梁構造
509 筐体
510 揺動
511 ヘルメット
512F 発光体
512L 発光体
512R 発光体
513 基板
600 危険防止ヘルメットシステム
601 揺動圧電スイッチ部
602 発生パルス
603 光センサー
604 タイミングパルス発生ブロック
605 発光タイミング
606 駆動回路
607 発光体
608 太陽発電パネル
609 充電ブロック
610 2次電池
700 揺動検出体
701a,701b 圧電体
702 可撓体
703 錘
704、705 リミッター
706 太陽発電パネル
707 2次電池
708 片持梁構造
709 揺動
710 拡大指示矢印
711 横断禁止棒
712a,712b 発光体
713 回転移動
714 回転支点
715 基板
800 危険防止踏切遮断機システム
801 揺動圧電スイッチ部
802 発生パルス
803 光センサー
804 タイミングパルス発生ブロック
805 タイミングパルス
806 駆動回路
807 発光体
808 太陽発電パネル
809 充電ブロック
810 2次電池
900 水難救助用ジャケット
901 揺動検出体
902a,902b 発光体
903 拡大図指示矢印
904 揺動
905 水面
1000 水難救助用ジャケットシステム
1001 揺動圧電スイッチ部
1002 発生パルス
1003 光センサー
1004 タイミングパルス発生ブロック
1005 タイミングパルス
1006 駆動回路
1007 発光体
1008 太陽発電パネル
1009 充電ブロック
1010 2次電池
1100 衝突防止ブイ
1101 浮子
1102 揺動検出体
1103 揺動
1104 発光体
1105 海苔養殖網
1106 海水面
1107 固定用棒
1108 海底面
1109 海苔網繋留用ロープ
1110 衝突防止ブイ繋留用ロープ
1200 衝突防止ブイシステム
1201 圧電スイッチ部
1202 発生パルス
1203 光センサー
1204 タイミングパルス発生ブロック
1205 発光タイミング
1206 駆動回路
1207 発光体
1208 太陽発電パネル
1209 充電ブロック
1210 2次電池
1300 トンネル内交通制御構成図
1301 押圧マット
1302 押圧マット
1303 押圧マット
1304 押圧マット
1304a 押圧検出体
1304b 押圧検出体
1304c 押圧検出体
1305 押圧マット
1306 押圧マット列
1307 押圧マット
1308 押圧マット
1309 押圧マット
1310 押圧マット
1311 押圧マット
1312 押圧マット列
1313 表示装置
1314 トンネル内の道路面
1315 トンネル壁面
1316 車両移動方向
1317 車両移動方向
1318 押圧マット拡大指示矢印
1400 車両による押圧マット動作
1401 押圧マット
1401a 押圧検出体
1401b 押圧検出体
1401c 押圧検出体
1402 トンネル内の道路面
1403 車両タイヤ
1404 タイヤによる押圧力
1500 トンネル内交通事故防止システム
1501 トンネル内の工事現場
1502 トンネル内の掘削現場
1503 搬出用車両
1504 押圧マット
1505 押圧マット
1506 搬出車両移動方向
1507 表示装置
1508 表示装置
1509 押圧マット
1510 押圧マット
1511 表示装置
1512 トンネル外の待機車両
1513 トンネル外の待機車両の移動方向
1610 トンネル入り口の無線送信ブロック
1620 トンネル掘削部の無線送信ブロック
1630 トンネル入り口の無線受信と表示装置
1640 トンネル掘削部の無線受信と表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
揺動振動による撓み(111)を検出して発光素子を発光させる手段、または撓み情報を無線送信する手段を持つ駆動回路(110)と太陽発電パネル(106)による二次電池(107)を充電する手段(214)とを有し、前記揺動検出器(100)は導電性の板バネ構造の可撓体(102)を片持梁構造(108)として設置し、前記可撓体(102)の両面に圧電素子(101a,101b)を貼り付け、この可撓体(102)が外部の力または振動で撓む(111)ことにより圧電体素子(101a,101b)から電気パルス(205)を発生させ、この発生した電気パルスのスイッチ機能によってタイミングパルス発生回路からタイミングパルス(209)を得て、このタイミングパルス(209)によって発光素子を発光させる駆動部回路(210)を起動する手段または揺動検出情報を無線送信させる駆動回路(210)の機能を持つことを特徴とする装置。
【請求項2】
押圧(307または411)による撓み(308)を検出して発光素子を発光させる手段(408)、または撓み情報を無線送信(408)する手段を持つ駆動回路(407)と太陽発電パネル(410)による二次電池(409)を充電する手段(411)とを有し、前記押圧検出器(300,400)は導電性の板バネ構造の可撓体(302,402)を両端支持構造(306a,306b)として取り付け、前記可撓体(302,402)の両面に圧電素子(301a,301b,401a,401b)を貼り付け、この可撓体(302,402)が外部の力(307,411)によって撓む(308)ことにより圧電体素子(301a,301b)及び可撓体(302,402)から電気パルス(404)を発生させ、この発生した電気パルス(404)のスイッチ機能によってタイミングパルス発生回路からタイミングパルス(406)を得て、駆動回路(407)を起動させ、発光素子を発光させる(408)機能または揺動検出情報を無線送信(408)させる機能を持つことを特徴とする装置。
【請求項3】
工事用現場等で頭部を保護するヘルメット(511)に請求項1の装置(500)を取り付け、かつヘルメット(511)の周囲に注意喚起用の発光体(512F,512L,512R)を配設し、人体の動きの揺動(510)により注意喚起の発光体(512F,512L,512R)を発光させる機能を持ち、請求項1に記載の圧電素子から発生する電気パルス(602)をトリガーとして電気パルス入力から一定時間の間(605)、前記発光素子(607)の駆動回路(606)を起動し発光体(512F,512L,512R)を点滅発光させる事で常時発光または待機電力を削減し2次電池(610)消耗を減らすと共に点滅発光により視覚認識を向上させ危険防止するヘルメット(511)。
【請求項4】
踏切の危険横断防止ために侵入禁止動作をする横断禁止棒(711)に請求項1の装置(700)を取り付け、かつ注意喚起用の発光体(712a,712b)を横断禁止棒(711)に配設し、横断禁止棒(711)の上下回転運動(713)に伴う横断禁止棒(711)の揺動振動(709)により注意喚起の発光体(712a,712b)を発光させる機能を持ち、請求項1に記載の圧電素子から発生する電気パルス(802)をトリガーとして電気パルス(802)入力から一定時間の間(805)、前記発光素子の駆動回路(806)を起動させ発光体(807)を点滅発光させ、常時発光または待機電力を削減し2次電池(810)の消耗を減らすと共に点滅発光により視覚認識を向上させ危険防止する装置。
【請求項5】
水難救助用ジャケット(900)に請求項1の装置(901)を取り付け、かつ注意喚起用の報知発光体(902a、902b)を配設し、水面(905)に浮かぶ人体の振動(904)により注意喚起の報知発光体(902a,902b)を点滅発光させる手段を持ち、請求項1に記載の圧電素子から発生する電気パルス(1002)をトリガーとして電気パルス(1002)入力から一定時間の間(1005)、前記発光素子の駆動回路(1006)を起動させ報知発光体(902a、902b,1007)を点滅発光し水難を報知する救助用ジャケット。
【請求項6】
衝突防止用の水上ブイ(1100)に請求項1の装置(1102)を取り付け、かつ注意喚起用の報知発光体(1104)を配設し、水面(1106)に浮かぶ前記ブイが水面の揺動(1103)により注意喚起の報知発光体(1104)を発光させる手段を持ち、請求項1に記載の圧電素子から発生する電気パルス(1202)をトリガーとした電気パルス入力から一定時間の間(1205)、前記発光素子の駆動回路(1206)を起動させ報知発光体(1104,1207)を点滅発光し漁船またはボート等に衝突防止を報知する水上ブイ。
【請求項7】
車両の通過を検出する請求項2に記載の押圧検知器(1304a,1305b,1304c)からなる押圧マット(1301〜1305、1307〜1311)を道路面(1314)に配設し、トンネル(1501)内の工事車両出入り(1506,1513)の交通整理を行い危険防止行う事を特徴とし、その手段として前記押圧マットをトンネル入り口(1509,1510)及びトンネル掘削現場(1504,1505)の2ヶ所に配設し、少なくとも掘削現場とトンネル入り口に設けた車両出入情報の表示装置(1507,1511)に車両通過検出情報を無線で送出し、前記表示装置(1507,1511)によりトンネル内の車両(1503)とトンネル外の待機車両(1512)の車両出入り(1506,1513)を制御することを可能にしたことを特徴とする装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−79667(P2012−79667A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−236875(P2010−236875)
【出願日】平成22年10月5日(2010.10.5)
【出願人】(510280752)株式会社セラテック・エンジニアリング (2)
【Fターム(参考)】