説明

収穫後農産物の貯蔵期間を延長させるための方法及びコーティング組成物

収穫したての農産物の外表面を水に対して約0.25〜25重量%のコポリマー固体を含有するポリ塩化ビニリデンコポリマー及びエマルション中のコポリマー固体の重量に対して0.001〜20%の可塑剤(好ましくは、Triton-Xのようなポリエチレンオキシドをベースとする添加剤)の水性エマルションを含むコーティング組成物でコーティグすることにより新鮮な収穫農産物の貯蔵期間を延長させる。前記コーティングは収穫後農産物の貯蔵、出荷、配送及び販売中の前記農産物での細菌及び真菌増殖を抑制するために殺生物剤を含有していてもよい。前記コーティング組成物は農産物の貯蔵期間を延長させるのに有効である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収穫後農産物の成熟及び/または登熟中前記農産物に出入りするガス及び水蒸気の透過をコントロールできるコーティング組成物で前記農産物をコーティングすることによる前記農産物の保存方法に関する。
【背景技術】
【0002】
新鮮な収穫後農産物を保存するための慣用技術には、温度及び/または圧力処理、雰囲気制御パッキング、ワックス及び類似のコーティング技術、合成ポリマーコーティング技術、ポリマーパッキング及び登熟を引き起こす各種代謝経路の遺伝子工学が含まれる。
【0003】
各種コーティング組成物が提案されている。例えば、ワックスフィルム形成剤及び殺真菌薬の石油溶媒溶液(米国特許第4,006,259号);溶融状態で施用されるラード、獣脂及びレシチンの混合物(米国特許第4,207,347号);水素化ホホバ油(米国特許第4,356,197号);カルボン酸の塩及びアルキルアミン(米国特許第4,532,156号);水素化植物油、ステアリン酸及びアニオン性乳化剤の3%水中油型エマルション(米国特許第4,649,057号);食用酸、食用還元剤及び炭水化物増粘剤を混合後凍結(米国特許第4,751,091号);大豆、小麦及びコーンの変性タンパク質溶液(米国特許第5,128,159号);スクラビングと同時に殺真菌薬含有溶液を用いるドレンチング(米国特許第5,148,738号);農産物の副生成物及び特定の糖及び酸からなるスラリー(米国特許第5,364,648号);ポリサッカライドポリマー、保存剤、酸性化剤及び乳化剤の混合物(米国特許第5,198,254号及び同第5,376,391号);及び光活性化組成物(米国特許第5,489,442号)。
【0004】
各種形態の農産物パッキングが、例えば米国特許第4,769,262号、同第5,030,510号、同第5,093,080号、同第5,160,768号、同第5,427,807号、同第5,547,693号及び同第5,575,418号に開示されている。
【0005】
幾つかのロシア及び日本の刊行物は農産物に対するガスバリヤコーティングとしてポリビニルアルコールを使用することを提案しているが、これらの示唆の中で市販されるようになったものはわずかである。
【0006】
本出願の譲渡人の米国特許第6,165,529号及び同第6,203,833号は、新鮮な農産物を保存するためのかなり改良された方法及び実質的に加水分解された冷水可溶性ポリビニルアルコール、低分子量冷水可溶性デンプン及び界面活性剤を含む前記方法のためのコーティング組成物を開示している。任意の追加成分は可塑剤、抗菌薬及び消泡剤である。好ましくは、デンプンはマルトデキストリンであり、界面活性剤はレシチンまたはジオクチルナトリウムスルホスクシネートであり、抗菌薬はメチルパラベンであり、可塑剤はグリセリンである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、収穫後農産物の貯蔵期間を延長させるための新規で改良された非常に経済的なコーティング方法及びそのための組成物を提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、農産物を大きく劣化させることなく周囲温度で貯蔵できる期間を延長させる収穫後農産物の保存方法を提供することである。
【0009】
更なる目的は、収穫後農産物の成熟、水損失及び登熟を遅らせ、よって収穫から農産物が最良の消費状態にある時までの期間を延長させる新鮮な農産物の保存方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、新規な改良方法は、収穫後農産物の外表面に対して約0.25〜約25重量%のポリ塩化ビニリデンコポリマー及び約0.0001〜10%の界面活性剤(好ましくは、Triton-X)の水性エマルションを含む改良コーティング組成物を施用することにある。任意の追加成分には抗菌薬、可塑剤及び消泡剤が含まれる。
【0011】
前記コーティング組成物は、成熟及び登熟プロセスをコントロールし、延長させるため及び収穫から消費までの許容される貯蔵時間を延長させるために呼吸交換、すなわち農産物への酸素(空気)の透過、農産物からのガス(例えば、エチレン及び二酸化炭素)の透過及び水蒸気透過を制限するが、妨げない。
【0012】
本発明の上記した及び他の目的並びに作用効果は以下の詳細説明から当業者には明らかとなるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下は、本発明者が発明実施の最良の形態であると現在見なしている本発明の特定実施形態の詳細説明である。以下の説明で当業者は本発明を使用できるので、図面は必要ないと認められる。
【0014】
上記したように、本発明は、収穫後農産物(具体的には果実、特に食べられない果皮、外皮または皮を有する果実)の外表面に特別に配合したコーティング組成物を施用すると成熟、登熟及び水損失を有意に遅らすという知見に基づく。これにより、収穫から最良の消費状態までの期間が長くなり、新鮮な果実及び野菜がより広範囲に配達される。更に、特殊な輸送及び貯蔵装置及び条件(例えば、冷蔵)の必要が多くの場合なくなるかまたは少なくとも軽減される。
【0015】
本発明に応じて、コーティング組成物を希釈液体エマルションを施用することにより特定の果実及び野菜の外表面に対して最も簡単に経済的に施用することが好ましい。
【0016】
好ましくは、エマルションは水性であり、重量%(w/w)で約0.25〜約25%、好ましくは1〜10%、より好ましくは2〜7%の水に懸濁させたポリ塩化ビニリデンコポリマー及び約0.0001〜10%、より好ましくは約0.01〜l%の界面活性剤(例えば、Triton-X45)を含む。
【0017】
場合により、前記コーティング組成物はまた、約0.05〜約1%の抗菌薬(好ましくは、メチルパラベン)、少量の可塑剤(例えば、ポリ塩化ビニリデンコポリマーの約0.01〜10重量%のポリソルベート)及び好ましくは約0.005%の消泡剤(例えば、ポリジメチルシロキサン)のいずれかまたは全部を含み得る。
【0018】
水中の成分の濃度は約0.25〜7重量%である。すなわち、希釈溶液は約93〜約99重量%の水を含む。
【0019】
水溶液は農産物に対して適当なまたは慣用の方法で、例えば農産物を水溶液のタンクまたはバット中に浸漬することにより、水溶液を農産物に噴霧することにより、または水溶液の降下カーテンまたは滝中に農産物を通すことにより施用され得る。貯蔵期間を所望通り延長させるために、農産物の外表面全体または保証されているときには農産物の外表面の一部に前記水溶液をコーティングすることができる。農産物を噴霧によりコートするとき、組成物の固体含量は好ましくは20%を越えてはならず、好ましくは5%を越えてはならない。
【0020】
エマルションからコーティングを施用後、収穫後農産物をその後の出荷のために湿ったまま包装してもよい。または、所望によりコーティングを周囲空気または強制空気乾燥トンネル中で乾燥してもよい。
【0021】
エマルションから農産物上に形成されたコーティングは相当程度の浸透性を有しており、よって乾燥コーティングは呼吸産物を周囲大気と容易に交換することができる。ガス抜きまたは呼吸の適合度は農産物の種類の生理学的反応及びエマルションコーティングの特定の化学組成の関数である。特定の理論に束縛されるつもりはないが、コーティングは成熟プロセス中に生じたかまたは特別に設計したガスチャンバーにおいて収穫後農産物に人工的に曝した酸素、エチレン及び二酸化炭素ガスを限定的に透過させることができる。特に、本発明のコーティングは農産物の水蒸気透過、よって水損失を大きく低下させ、これにより脱水を減らす及び/または遅らす。脱水が起こると、しぼんだり、農産物の大きさが小さくなったり、または農産物の皮にしわが寄ったりする。
【0022】
本発明において、ポリビニリデンエマルションの使用により酸素に関して25℃及び相対湿度85%で1〜100cm-um/(m-日-バール)、最も好ましくは25℃及び相対湿度85%で10〜80cm-um/(m-日-バール);水蒸気に関して38℃及び相対湿度90%で1〜50g-um/(m-日)、好ましくは38℃及び相対湿度90%で10〜30g-um/(m-日)のガス透過性を有する乾燥フィルムが得られたので、前記エマルションが最良の結果を有していたことが判明した。
【0023】
本発明で使用されるポリ塩化ビニリデンコポリマーは、ポリ塩化ビニリデン-コ-、アクリル酸、アクリル酸メチル、塩化ビニル、酢酸ビニル、メタクリル酸メチル、プロピレン、エチレン、アクリレート、スチレン類、またはコポリマー組成物を形成する上記モノマーの組合わせであり得る。
【0024】
本発明の目的を達成し、作用効果を得るため、収穫後農産物の貯蔵寿命を延長させる薄い連続フィルムを前記農産物の表面上に形成するエマルションを提供するために、水に対する重量%に基づいて5%のDIOFAN A036、0.0005%のTriton-X45及び94.0095%の水のコーティング組成物が現在好ましい。
【0025】
DIOFAN A036は、収穫後農産物のガス交換をコントロールするためのコーティングの主要成分である。Triton-X45は、組成物の表面張力を低下させ、ばらつきのない性能のために好ましい非常に均一なコーティングの農産物の表面上への形成を促進する。
【0026】
多数のポリ塩化ビニリデンコポリマー、例えばいずれも(例えば、ベルギーのブリュッセルに所在のSolvay Corporation, Solvin S.A., Specialty Polymersから)市販されているDIOFAN A036、A736、A115、A716、193D、A232、A050、A063及びA603を本発明において使用することができる。
【0027】
界面活性剤または湿潤剤を用いると、収穫後農産物で通常見られるワックス状表面に対して組成物を均一にコート及び付着させる能力が高められる。Triton-X45がより好ましいが、いずれもミシガン州ミッドランドに所在のDow Chemical Companyから入手可能なTriton X、15、35、45、100、102、114、165、305、405、505、L-80N並びにTergitol界面活性剤を使用することもできる。商品名Tween-XXX(ここで、Xは0〜9のアラビア数字を示す)で公知のポリソルベートも使用することができ、デラウェア州ウィルミントンに所在のICI America'sから市販されている。Cytec Corporation製ジオクチルナトリウムスルホスクシネートも使用することができる。
【0028】
場合により、コーティング組成物は、約0.05%〜%%の抗菌薬(例えば、トリクロサン及びより好ましくはメチルパラベン)、約50〜5000ppb(parts per billion)の殺真菌薬(例えば、TBZ、SOPPまたはImalzalil)、及び可塑剤(例えば、水性エマルション中のポリ塩化ビニリデンコポリマーの重量に対して約0.1〜20%のグリセリンまたはポリソルベート)をも含み得る。
【0029】
コーティングを収穫後農産物に対して商業的に施用するときには消泡剤が推奨される。消泡剤を含まないコーティングを作成及び施用すると、しばしば泡が生じ、その結果泡が消え、コーティングがいつでも使用できるようになるまで時間を要するので使用時間が遅れる。消泡剤はそのような遅れを解消し、主に製造の便宜として使用される。本発明では、ミシガン州ミッドランドに所在のDow Corning Corporationから市販されているFG-10として公知のポリジメチルシロキサンとして約0.001〜0.5%の消泡剤を使用することができる。
【0030】
収穫から登熟プロセスの開始までの第1保存期間及び登熟プロセスの開始から消費までの第2保存期間を有するバナナや他の果実及び野菜の場合、本発明のコーティング方法は上記した2つのいずれかまたは両方の期間の保存目的で使用され得る。
【0031】
適当な濃度を調節するために、約50重量%固体のポリ塩化ビニリデンコポリマーを含有する濃縮エマルションに脱イオン水を混合することによりコーティング溶液を調製することが適当である。
【0032】
施用のために必要な工業的挙動を達成するために、前記溶液に対して適当濃度の界面活性剤、殺生物剤及び消泡剤を混合しながら添加する。
【実施例】
【0033】
比較試験の1例では、実質的に同程度に未熟で硬いがガス処理していないバナナを地元の卸売人から購入した。対照のバナナを約5重量%のTriton-X45界面活性剤含有ポリ塩化ビニリデンコポリマーDIOFAN A036を含むエマルションに約10秒間浸すことによりコートし、その後周囲空気中で乾燥した。他のバナナには全く処理を施さなかった。次いで、これらのバナナを58°Fの冷蔵庫で2日間貯蔵した。その後、バナナのボックスを卸売人に戻し、黄化または登熟を促進するためにエチレンガス室中に約72°Fで2日間入れ、試験の残りの期間は周囲条件下で貯蔵した。登熟を遅らす前記コーテイングの有効性を調べる高信頼方法では、バナナの皮上に現れる褐色斑点、すなわち“糖斑点”の量及び大きさを観察する。4日後、未処理のバナナには小さい褐色斑点が現れ、5日目には数も多くなり、大きくなった。対照的に、ポリマーコートしたバナナでは6日後でも褐色斑点は殆んど現れなかった。また、7日後ではコートされていないバナナの皮の大部分は褐色の斑点状を呈し、コートしたバナナでは10%未満しか褐色斑点を有しておらず、この斑点も比較すると非常に小さかった。8日後、対照バナナは殆ど褐色であり、触ると柔らかかったのに対して、コートしたバナナには小さな褐色斑点しかなく、味見すると内部の果肉は硬く、異臭もなかった。これらの特定条件下で、コートした農産物はコートされていない対照よりも少なくとも2〜3日長い貯蔵寿命を有している。
【0034】
別の比較試験では、収穫したてのパイナップルを有機フードストアから購入した。収穫したてのパイナップルの最大の問題の1つは貯蔵及び配送中の重量損失である。コートされていない4個の新鮮なパイナップルを対照として使用し、4個のパイナップル及び果物の冠部を実施例1の5%エマルションでコートした。果物をコーティング後室温で7日間保持し、重量損失を調べた。7日後、対照農産物の重量損失は平均10.7%であり、コートした農産物の重量損失は8.6%であり、重量損失は対照に比して20%減であった。客観的に1,000,000ポンドの出荷量で製品の販売量が20,000ポンド増加するであろうと見込まれる。加えて、コートした果実は触ったところ硬く、内部の果肉は半透明でなく、貯蔵期間の短縮の指標である内部褐色斑点も呈していなかった。これに対して、対照ではサンプルの半分が半透明であり、褐色斑点を有していた。
【0035】
本発明をうまく実施できるであろう候補者の別の果実及び野菜には、アボカド、カンタループ、ハネーデューメロン、マンゴ、パパイア、プランテーン、スターフルーツ、レモン、ライム、オレンジ、マンデリン、タンジェリン、キンカン、タンジェロ、グレープフルーツ、ライチ、グアバ、パンノキ、キウイ及びランブータンが含まれる。
【0036】
試験で分かるように、本発明のコーティング方法はコートした農産物の呼吸交換またはガス、特に水及び水蒸気の透過に関して対照を強化し、収穫後農産物の貯蔵期間の延長に大いに寄与する。また、前記コーティングは真菌かび増殖を抑制し、適当な添加剤を用いて農産物の表面上での細菌増殖を抑制する。
【0037】
従って、本発明の目的及び作用効果が便利で経済的で実際的で安易な方法で達成されることが判明した。
【0038】
本発明の特定の好ましい実施形態を本明細書中に記載してきたが、請求の範囲により規定される本発明の範囲を逸脱することなく前記実施形態に対して各種の変化、再編成、修飾及び付加を加えることができると認められる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
新鮮な農産物の外表面を約0.25〜25重量%のポリ塩化ビニリデンコポリマー及び約0.0005〜10重量%の界面活性剤の水性エマルションを含むコーティング組成物でコーティングするステップを含む新鮮な農産物の保存方法。
【請求項2】
ポリ塩化ビニリデンコポリマーがポリ塩化ビニリデン-コ-、アクリル酸、スチレン、塩化ビニルまたは前記コモノマーの組合わせから構成される請求項1に記載の方法。
【請求項3】
界面活性剤がTriton-X45、Tergitol、ポリソルベートまたはジオクチルナトリウムスルホスクシネートである請求項1に記載の方法。
【請求項4】
コーティング組成物が約0.05〜約0.1重量%の抗菌薬を含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
コーティング組成物が約50〜1000ppbの殺真菌薬を含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
コーティング組成物が約0.005〜0.1%のポリジメチルシロキサンを含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
約0.25〜25重量%のポリビニリデンコポリマー及び約0.0005〜10%の界面活性剤の水性エマルションを含む新鮮な農産物を保存するためのコーティング組成物。
【請求項8】
界面活性剤がTriton-X45、Tergitol、Tweenまたはジオクチルナトリウムスクシネートを含む請求項7に記載のコーティング組成物。
【請求項9】
約0.05〜25重量%の抗菌薬を含む請求項7に記載のコーティング組成物。
【請求項10】
約25〜1000ppbの殺真菌薬を含む請求項7に記載のコーティング組成物。
【請求項11】
約0.005〜0.1%の消泡剤ポリジメチルシロキサンを含む請求項7に記載のコーティング組成物。

【公表番号】特表2007−500503(P2007−500503A)
【公表日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521439(P2006−521439)
【出願日】平成16年7月14日(2004.7.14)
【国際出願番号】PCT/EP2004/007769
【国際公開番号】WO2005/013704
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(591020700)ビー・エイ・エス・エフ、コーポレーション (53)
【氏名又は名称原語表記】BASF Corporation
【住所又は居所原語表記】3000 Continental Drive−North,Mount Olive, NJ 07828−1234, U.S.A
【出願人】(595123069)ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト (847)
【氏名又は名称原語表記】BASF Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】