説明

収納ラック及び該収納ラックを取り付けるシンク

【課題】シンク周りで使用するスポンジ等を収納する収納ラックが、スポンジ等を取り出す際に、収納ラックを引っ掛けて取り付ける籠状の収納部材やシンク壁から抜け落ちないようにするとともに、収納ラックを洗剤等の収納部とは別体で構成して、衛生面で改善するとともに使い勝手も向上させる。
【解決手段】シンク周りで使用する部材を収納する収納ラック19を、その引っ掛け部22によって、シンク1の後面壁8の固定部材11に取り付けた籠状の収納部材18又はシンクの後面壁8の固定部材11に引っ掛けて取り付け、この引っ掛け部22を、全体形状として逆さJ宇状に形成するとともにその一部に抜け抑制部26を設け、収納ラック19に上向きの力が加わったときに、収納部材18又はシンクの後面壁8の一部と接触して、収納部材18又は固定部材から収納ラック19が外れるのを抑制するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キッチンのシンクに取り付ける収納ラック及び該収納ラックを取り付けることができるシンクに関し、特に、シンク周りで使用するスポンジ等の部材を収納する収納ラック(スポンジラック)に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、洗剤とスポンジを並べて一緒に収納する籠状の収納ラックが知られている(特許文献1参照)。洗剤等を収納する収納部の下部にスポンジ収納部を一体的に形成した籠状の収納ラックが知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−185562号公報
【特許文献2】特開2006−158414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシンク周りに取り付ける収納ラックは、洗剤ボトル、スポンジ等を混在して収納する状態であり、食器洗い専用のスポンジに対する衛生面をさらに考慮した構造とすることが望まれている。
【0005】
また、シンク等の一部に引っ掛かるタイプの収納ラック、特にスポンジを収納する収納ラック(スポンジラック)のような場合は、スポンジを上方に取り出す際に、スポンジとともに収納ラック全体が持ち上がってしまい、収納ラックがシンクから脱落してしまい易いという問題がある。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決することを目的とし、スポンジ等を収納する収納ラックに抜け抑制部を形成することにより、スポンジ等を取り出すときに収納ラックが取り付け対象から脱落することを抑制するような構成を実現することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記課題を解決するために、シンク周りで使用する部材を収納する収納ラックにおいて、収納ラックは、取り付け対象に引っ掛けて取り付けるための逆さJ宇状の引っ掛け部と、収納ラックに上向きの力が加わったときに取り付け対象の一部と接触して取り付け対象から収納ラックが外れるのを抑制するための抜け抑制部とを備えていることを特徴とする収納ラックを提供する。
【0008】
抜け抑制部は、略水平に形成されており、側面視で引っ掛け部の端部よりも奥方まで延設されている構成であることが好ましい。
【0009】
前記収納ラックは、シンク周りで使用する部材を載置するための載置部を備えており、載置部が前後方向に傾斜している構成であることが好ましい。
【0010】
本発明は上記課題を解決するために、上記収納ラックを取り付けることができるシンクであって、収納ラックを、シンク壁面に固定されたコの宇型の固定部材と固定部材に引っ掛けて取り付けられた籠状の収納部材のいずれにも取り付けることができることを特徴とするシンクを提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、スポンジ等を収納ラックから取り出すときに、スポンジとともに収納ラックが取り付け対象から脱落することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係るシンクの実施例を示す図であり(a)は全体構成を示し、(b)はシンクの凹み部を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る収納ラックの実施例を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。(d)は従来例の側面図であり。(e)は本発明の実施例の固定部材の平面図である。
【図3】実施例の収納ラックの変形例を示す側面図であり、(a)、(b)は変形例1を示し、(c)は変形例2を示し、(d)は変形例3を示す。
【図4】(a)は籠状の収納部材の斜視図であり、(b)、(c)は、それぞれ籠状の収納部材をシンクの凹み部に取り付けた状態を示す側面図、斜視図である。
【図5】(a)、(b)は実施例の収納ラックをシンクに取り付けた状態を示す側面図であり、(c)は変形例1の収納ラックをシンクに取り付けた状態を示す側面図である。
【図6】(a)、(b)は、それぞれ実施例の収納ラックをシンクの凹み部に取り付けた状態を示す斜視図、側面図であり、(c)、(d)は実施例の収納ラックを直接シンクの凹み部に取り付けた際の抜け止め手段を示す図であり、(e)は従来の収納ラックの問題点を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明に係る収納ラック及び該収納ラックを取り付けるシンクを実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
【実施例】
【0014】
(シンク)
本発明に係る収納ラック及び該収納ラックを取り付けるシンクの実施例を説明する。図1(a)は、本発明におけるシンク1を上方前方から見た斜視図であり、図1(b)はシンク1の一部である後方へ凹んだ凹み部2を示す図である。このシンク1は、底面3を囲むように、前壁、後壁4及び左右の側壁5が形成されており、上方から見て平面視で略矩形である。
【0015】
シンク1の壁面のうち後壁4は、上方から見て、横幅方向の中央部分が前方へ凸状に形成された前面部6として、その左右両側は後方へ凹んだ凹み部2として構成されている。左右の凹み部2は、それぞれ平面視で側壁5、後面壁8及び内側壁9で囲まれている。
【0016】
凹み部2の後面壁8は、図4(b)に示すように、底面3に対して傾斜状に形成されている。具体的には、凹み部2の後面壁8の壁面は、鉛直面10に対して傾斜角度θ(θは、例えば、5°程度)で、底面3から上方かつ後方に向けて伸びるように形成されている。
【0017】
凹み部2の後面壁8の壁面に対して、上下方向中間位置であって凹み部2の横方向略中央の位置に、固定部材11が固定して取り付けられている。固定部材11は、図2(e)に示すように、直線状の係合部12と、該係合部12の両端においてそれぞれ後方に向けて折り返された左右の折り返し部分13から成り、全体形状は、平面視でコの字型をしている。固定部材11の係合部12の長さは、例えば、凹み部2の後面壁8の横幅の約1/3である。このようにすれば、収納ラックを安定して固定することができる。
【0018】
左右の折り返し部分13の端部には、ねじ部14が形成されている。固定部材11の左右の折り返し部分13を、それぞれ凹み部2の後面壁8に形成した貫通孔に挿通し、そのねじ部14に袋ねじ15を螺着することで、後面壁8の背面に締着されている。これにより、コの字型をした固定部材11は、凹み部2の後面壁8の壁面に対して側面視で垂直に固定されている。
【0019】
なお、本実施例では、固定部材11を凹み部2の後面壁8に固定したが、後面壁8でなくても、図示はしないが、側壁5及び内側壁9等のいずれかに取り付ける構成としてもよい。これにより、収納ラック19又は後記する収納部材18を、後面壁8ではなく、側壁5及び内側壁9等のいずれかに取り付けることも可能となる。
【0020】
(収納ラック)
シンク1の凹み部2の後面壁8には、本発明の収納ラック19を、シンク1の凹み部2の後面壁8の固定部材11に直接引っ掛けて取り付けることができる。或いは、固定部材11に籠状の収納部材18を引っ掛けて取り付け、籠状の収納部材18に、さらに本発明の収納ラック19を引っ掛けて取り付けて使用することができる。この実施例では、本発明の収納ラック19として、スポンジ等を載置して収納するスポンジラックの例で説明する。
【0021】
図2は、本発明の収納ラック19を説明する図である。この収納ラック19は、図2(a)〜(c)に、それぞれ斜視図、正面図、側面図を示すように、ワイヤが折り曲げられたワイヤラックとして形成されている。そして、収納ラック19は、側面視で互いに同形の左右の側面部20と、左右の側面部20を前後においてそれぞれ結合する橋絡部21とから一体に形成されている。
【0022】
左右の側面部20は、側面視で図2(c)に示すように、上部の引っ掛け部22と、下部の収納部23とから一体に形成されている。引っ掛け部22は、全体形状は側面視で逆さJ宇状をしており、上下に伸びる直線部24と直線部24の上端が後方に折り曲げられたフック25とから形成されている。
【0023】
収納部23は、引っ掛け部22の直線部24の下端から後方に折り曲げられ、さらに下方に折り曲げられて形成されている抜け抑制部26と、抜け抑制部26の下部から前方に折り曲げられて伸びるスポンジの載置部27と、載置部27から上方に折り曲げられて垂直に伸びる前端部28とから構成されている。
【0024】
従来の収納ラック31は図2(d)に示すような構成であるが、このような構成であると、抜け抑制部26がないので、スポンジを上方に取り出す際に、スポンジとともに収納ラック31が上方に持ち上がり引っ掛け部32が固定部材11からはずれて落下するような問題が生じる。しかし、本発明の収納ラック19では、抜け抑制部26を設けたことで、従来の収納ラック31のように、引っ掛け部32が固定部材11からはずれて落下するような問題を防止できる。
【0025】
ところで、本発明の抜け抑制部26は、次のような構成としている。即ち、抜け抑制部26は、図2(c)に示すように、引っ掛け部22の直線部24の下端から後方かつ水平に折り曲げられ、引っ掛け部22のフック25の最後端部29より寸法sだけ後方(奥方)まで水平に延設されており、さらに下方に折り曲げられて形成されている。
【0026】
要するに、本発明の収納ラック19の抜け抑制部26は、引っ掛け部22のフック25の最後端部29より後方まで延設されている。このような構成とすることにより、収納ラック19が、その下部が後方に回転して、スポンジが載置部27から落下する(図6(e)参照)ようなことが防止できる。
【0027】
(収納ラックの変形例)
以下、収納ラックの変形例1〜3を図3において説明する。図3において、変形例1〜3は、それぞれ収納ラック34〜36として示す。収納ラック34〜36は、いずれも図2(a)〜(c)に示す収納ラック19と基本的には同じ構成である。
【0028】
即ち、収納ラック34〜36は、それぞれ側面視で引っ掛け部22の直線部24の下端から後方かつ水平に折り曲げられ、引っ掛け部22のフック25の最後端部29より後方(奥方)まで水平に延設されて、さらに下方に折り曲げられ、抜け抑制部26が形成されている。そして、抜け抑制部26の下部から前方に折り曲げられ、スポンジの載置部37〜39が形成されている。
【0029】
変形例1:
図3(a)は、変形例1の収納ラック34の側面図を示す。変形例1の収納ラック34は、そのスポンジの載置部37は、後方に向けて漸次下方となるように傾斜して形成されている。このような構成とすることにより、スポンジから排出される水が載置部37に沿って後方に流れ、載置部37の後端からシンク1内に流れ落ちる。従って、水が載置部37に付着したりしにくくなるから、衛生的である。
【0030】
この変形例1の収納ラック34では、スポンジの載置部37の傾斜角度αは、次のように形成されていることが好ましい。即ち、引っ掛け部22をシンク1の固定部材11又は籠状の収納部材18に掛けて使用する際に、図3(b)に示すように、後方に角度α’傾いて取り付けられても、載置部37は、その後方が下方に傾斜することを維持できるように、即ちα−α’>0となるように、スポンジの載置部37の傾斜角度αは設計されている。
【0031】
変形例2:
図3(c)は、変形例2の収納ラック35の側面図を示す。変形例2の収納ラック35は、そのスポンジの載置部38は、前方に向けて漸次下方となるように傾斜して形成されている。このような構成とすることにより、スポンジから排出される水が載置部38の傾斜面に沿って前方に流れ、載置部27の前端からシンク1内に流れ落ちる。従って、変形例1の収納ラック34と同様に、水が載置部38に付着したりしにくくなるから、衛生的である。
【0032】
変形例3:
図3(d)は、変形例3の収納ラック36の側面図を示す。変形例3の収納ラック36は、スポンジの載置部39は、前後方向中央部に向けて漸次下方となるように傾斜してV字型に形成されている。このような構成とすることにより、スポンジから排出される水が載置部39に沿って前後方向中央部に向けて流れ、シンク1内に流れ落ちる。従って、変形例1の収納ラック34と同様に、載置部39に付着したりしにくくなるから、衛生的である。
【0033】
(作用)
上記実施例に示す収納ラック19について、使用方法を通してその作用を説明する。図5(a)に示すように、シンク1の凹み部2の後面壁8の固定部材11に、籠状の収納部材18を引っ掛けて取り付け、収納ラック19を収納部材18に引っ掛けて取り付けて使用する。
【0034】
籠状の収納部材18は、図4(a)に示すように、底部周枠部41、中段周枠部42及び上段周枠部43を有し、これらの周枠部が上下方向に伸びる4本の結合杆44で上下方向に間隔をおいて結合されて構成されている。底部周枠部41には格子状の載置棚49が形成されている。中段周枠部42の後枠45にはその横幅方向中央に下方に向いたU字型の引っ掛け部46が形成されている。
【0035】
籠状の収納部材18は、その引っ掛け部46を、シンク1の凹み部2の後壁5に設けられているコの字型の固定部材11(図1(b)参照)に引っ掛けて、図4(b)、(c)に示すように凹み部2に固定する。そして、収納ラック19は、図5(a)に示すように、その引っ掛け部22を収納部材18の中段周枠部42の前枠47に引っ掛けることにより、収納部材18に取り付ける。
【0036】
このように、収納ラック19を籠状の収納部材18に取り付けた状態では、図5(a)に示すように、抜け抑制部26は、籠状の収納部材18の底部周枠部41の前枠48の下方かつ後方に位置する。
【0037】
この状態で、スポンジを収納ラック19から上方に取り出す際に、スポンジとともに収納ラック19を不意に上方に持ち上がったとしても、抜け抑制部26が収納部材18の底部周枠部41の前枠48に係合するので、収納ラック19の引っ掛け部22が籠状の収納部材18の前枠47から抜け落ちるようなことが防止できる。
【0038】
なお、籠状の収納部材18において、底部周枠部41と中段周枠部42との間隔p、及び中段周枠部42と上段周枠部43との間隔pを互いに同じ長さに形成し、収納ラック19の引っ掛け部22の直線部24の長さを、この間隔pを考慮して適宜設計すれば、図5(a)、(b)に示すように、収納ラック19を中段周枠部42及び上段周枠部43のいずれにも引っ掛けて使用することが可能となる。
【0039】
また、別の使用態様として、実施例の収納ラック19は、その引っ掛け部22を、図6(a)、(b)に示すように、シンク1の凹み部2の後面壁8の固定部材11に直接引っ掛けて取り付けて使用することもできる。
【0040】
実施例の収納ラック19は、その抜け抑制部26は、引っ掛け部22のフック25の最後端部29より後方まで延設されているが、このような抜け抑制部26のない従来の収納ラック31の場合は、図6(e)に示すように、その下部が後方に回転して、スポンジ50が載置部33から落下するようなことが生じる。
【0041】
しかしながら、収納ラック19は抜け抑制部26が引っ掛け部22のフック25の最後端部29より後方まで延設されているので、抜け抑制部26がシンク1の凹み部2の後面壁8に当接するので、後方に回転することがなく、従って、スポンジが載置部27から落下するようなことは防止できる。
【0042】
ところで、図6(b)に示すように、実施例の収納ラック19をシンク1の凹み部2の後面壁8の固定部材11に直接引っ掛けて取り付けて使用する場合は、収納ラック19に抜け抑制部26が設けられていても、後面壁8側に、抜け抑制部26と係合して抜けを規制する部材がないので、収納ラック19の引っ掛け部22が固定部材11から抜け落ちる可能性もある。引っ掛け部22の直線部24が短い場合より長い場合には、このような抜け落ちは生じやすい。
【0043】
そこで、このような抜け落ちを解決する手段として、図6(c)に示すように、シンク1の凹み部2の後面壁8に、収納ラック19が上昇した際に、抜け抑制部26と当接して収納ラック19の上昇を規制する規制片51を取り付ける構成としてもよい。
【0044】
或いは、図6(d)に示すように、収納ラック19の引っ掛け部22のフック25の後部52を下方に長く(例えば、載置部27の前端部28より長く)形成して、収納ラック19が上昇しても、固定部材11から抜けにくくする構成としてもよい。
【0045】
図3(c)に示す変形例1の収納ラック34は、図5(c)に示すように、シンク1の凹み部2の後面壁8の固定部材11に籠状の収納部材18を引っ掛けて取り付け、さらにこの収納部材18に収納ラック34を引っ掛けて取り付けて使用する。或いは、固定部材11に引っ掛けて、凹み部2の後面壁8に直接取り付けてもよい。
【0046】
図5(c)に示すように、籠状の収納部材18に取り付けた変形例1の収納ラック34は、その載置部37は、後方に向けて漸次下方となるように前後方向に傾斜して形成されているから、スポンジから排出される水が、傾斜した載置部37に沿って後方に流れ、載置部37の後端からシンク1内に流れ落ちる。従って、載置部37に付着したりしにくくなるから、衛生的である。
【0047】
変形例2及び変形例3の収納ラック35、36も、図示はしないが、同様に取り付けて使用し、変形例1の収納ラック34と同様に、水が載置部38、39に沿って後方に流れ落ち、衛生的である。
【0048】
以上、本発明に係る収納ラック及び該収納ラックを取り付けるシンクを実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明に係る収納ラック及び該収納ラックを取り付けるシンクは上記のような構成であるから、キッチンのシンク周りで使用する、特にスポンジを収納するスポンジラックとして適用することが適切であるが、スポンジ以外の他の部材を収納する収納ラックとしても適用可能である。
【符号の説明】
【0050】
1 シンク
2 シンクの凹み部
3 シンクの底面
4 シンクの後壁
5 シンクの側壁
6 シンクの前面部
8 凹み部の後面壁
9 凹み部の内側壁
10 鉛直面
11 凹み部に固定した固定部材
12 固定部材の係合部
13 固定部材の折り返し部分
14 固定部材のねじ部
15 袋ねじ
18 収納部材
19 収納ラック
20 収納ラックの側面部
21 収納ラックの側面部を結合する橋絡部
22 収納ラックの引っ掛け部
23 収納ラックの収納部
24 引っ掛け部の直線部
25 引っ掛け部のフック
26 収納ラックの抜け抑制部
27 収納ラックの載置部
28 収納ラックの前端部
29 フックの最後端部
31 従来の収納ラック
32 従来の収納ラックの引っ掛け部
33 従来の収納ラックの載置部
34 変形例1の収納ラック
35 変形例2の収納ラック
36 変形例3の収納ラック
37 変形例1の収納ラック載置部
38 変形例2の収納ラック載置部
39 変形例3の収納ラック載置部
41 収納部材の底部周枠部
42 収納部材の中段周枠部
43 収納部材の上段周枠部
44 結合杆
45 中段周枠部の後枠
46 中段周枠部の引っ掛け部
47 中段周枠部の前枠
48 底部周枠部の前枠
49 収納部材の載置棚
50 スポンジ
51 凹み部の後面壁の規制片
52 フックの後部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シンク周りで使用する部材を収納する収納ラックにおいて、収納ラックは、取り付け対象に引っ掛けて取り付けるための逆さJ宇状の引っ掛け部と、収納ラックに上向きの力が加わったときに取り付け対象の一部と接触して取り付け対象から収納ラックが外れるのを抑制するための抜け抑制部とを備えていることを特徴とする収納ラック。
【請求項2】
請求項1に記載の収納ラックであって、抜け抑制部は、略水平に形成されており、側面視で引っ掛け部の端部よりも奥方まで延設されていることを特徴とする収納ラック。
【請求項3】
請求項1または2に記載の収納ラックであって、収納ラックは、シンク周りで使用する部材を載置するための載置部を備えており、載置部が前後方向に傾斜していることを特徴とする収納ラック。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の収納ラックを取り付けることができるシンクであって、収納ラックを、シンク壁面に固定されたコの宇型の固定部材と固定部材に引っ掛けて取り付けられた籠状の収納部材のいずれにも取り付けることができることを特徴とするシンク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−245308(P2012−245308A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−121458(P2011−121458)
【出願日】平成23年5月31日(2011.5.31)
【出願人】(000004709)株式会社ノーリツ (1,293)
【出願人】(511053078)関東産業株式会社 (11)
【Fターム(参考)】