取り替え用電池
【課題】従来の自動車の駆動又は乗り物自体の機動用の動力発生装置(以下、「電動機」と記載する)の動力用電源の二次電池を使用する乗り物に対して、電動機を使用した乗り物の使用が簡便に行えるようにする。
【解決手段】単電池または単位電池または組電池用電池収納箱24において、前記電池収納箱24に移動用の車輪26を設けることにより、動かしやすくすることで、前記電池収納箱24の重量が重くても移動させることが可能になる。
【解決手段】単電池または単位電池または組電池用電池収納箱24において、前記電池収納箱24に移動用の車輪26を設けることにより、動かしやすくすることで、前記電池収納箱24の重量が重くても移動させることが可能になる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パワートレーンと充電器装置を含む二次電池及び二時電池用のシステム、及び、乗り物及び乗り物で二次電池を使用するための設備に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の乗り物の種類に含まれる自動車を構成するボデーにおいて、乗員室、荷物室、エンジン室などを構成する箱状の構造体より車体が構成されていた。(ドア、フード、トランクリッドなどを含む)
【0003】
図1〜図3において従来の自動車を記載し、図1は自動車を斜め前から、図2は自動車を斜め後ろから、図3は自動車を下から、図4はトラック(A)とトレーラー用けん引装置(B)を横から見た図であり、(1)の開口できる扉をボンネット、(2)の空気の導入ができる開口部をグリル、(3)をタイヤハウス付近のサイドパネル、(4)をフロントバンパー、(5)の開口できる扉をリヤフード、(6)をリヤバンパー、(7)の車両の床下付近をアンダーパネル、(8)をアンダーフロアサイド部とし、以下の説明においても同様に記載する。
【0004】
また、図5は、従来の自動車の車軸と平行に切った車体の断面の簡略図を示し、(9)は上方向へ開く扉であり、(3)のサイドパネルと(9)の車体に占める構成面積の割合は様々なものがある。
【0005】
従来の原動機として電動機を備える電気自動車は、車両の駆動力が電動機からだけ得られるシリーズ電気自動車と、車両の駆動力が電動機とエンジンの両方同時、又は片方ずつから得られるパラレル電気自動車があり、また、電動機の種類も、電動機として直流電動機を使用する直流(電動)電気自動車と、電動機として交流電動機を使用する使用する交流(電動)電気自動車があった。
【0006】
従来の電気自動車の電動機の位置について、前オーバーハング構成物及び最遠軸距間内の前部付近の構成物による箱状の構造体内に電動機を備えるフロントモータ電気自動車と、後オーバーハング構成物及び最遠軸距間内の後部付近の構成物による箱状の構造体内に電動機を備えるリヤモータ電気自動車と、車両の床下に電動機を備えるアンダフロアモータ電気自動車と、車両のホイールに電動機を内蔵したインホイールモータ電気自動車があった。
【0007】
従来の電気自動車における駆動源への電源の供給方式は、車載する電源だけを電動機の電源とする車載電源車と、架線などから外部電力だけを電動機の電源とする外部電源車と、車載する電源と架線などからの外部電源を併用し電動機の電源とする外部電源併用車があった。
【0008】
従来の電源・駆動源の種類は、積載した蓄電池を電源とするバッテリカーと、燃料電池を電源とする燃料電池車と、2種類以上の駆動用電池を車載したバッテリ電気自動車と、発電用の太陽電池を主な電源とするソーラーカーと、駆動用の原動機として電動機とエンジン又は電源用の原動機としてエンジンを備えたエンジンハイブリッド(電気自動)車と、エネルギー貯蔵装置としてフライホイールを併せ備えたフライホイール(式)ハイブリッド(電気自動)車と、エネルギー貯蔵装置としてキャパシタを併せ備えたキャパシタ(コンデンサ)(式)ハイブリッド(電気自動)車と、電源として燃料電池と駆動用電池を併せ備えた燃料電池(式)ハイブリッド(電気自動)車などがあった。
【0009】
従来の電気自動車は、接触器を用いて充電電力を供給するコンダクティブ充電や、電磁誘導などを利用したインダクティブ充電(非接触式充電)などにより蓄電池に充電可能であった。
【0010】
従来の電気自動車は、充電インレットや充電コネクタや電池キャリアや電池収納箱などを備えていた。
【0011】
従来の電気自動車では、鉛電池や、ニッケル・カドミウム電池や、ニッケル・水素電池や、リチウムイオン電池などが使用でき、方式として、シール形電池や制御弁式電池や、密閉型電池や、ベント形電池などがあり、また、単電池や、単位電池や、組電池(2個以上の単電池又は単位電池を、直列又は並列に接続した1組の電池)などを使用していた。
【0012】
また上記の使用に伴い多様な器具や装置やシステム等を使用していた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0013】
【非特許文献1】JIS ハンドブック 総目録 2011 JIS D0101 JIS D0102 JIS D0103 JIS D0104 JIS D0112 JIS D0113 JIS D0114 JIS D0115
【非特許文献2】広辞苑
【非特許文献3】カナ引き 工業用語辞典 ジャパンマシニスト社 第9版
【非特許文献4】よくわかる最新電気自動車の基本と仕組み 秀和システム 御堀 直嗣 著
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
従来の自動車の駆動又は乗り物自体の機動用の動力発生装置(以下、「電動機」と記載する)の動力用電源の二次電池電池は 乗り物に常設固定するものであったり、自動取り替え用のみのものであったために、走行距離や使い勝手があまりよくないものであった。
【0015】
本発明は、従来の一般的な二次電池を使用する乗り物に対して、電動機を使用した乗り物の使用が簡便に行えることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するため、本発明の電動による原動機用電池の解決手段の一つは、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱において、
前述の電池収納箱の移動用の車輪を構成としたことを、特徴とする。
【0017】
本発明の一つの単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱は、乗り物との着脱連結用機構部分において、
乗り物の連結用機構の突起を挿入する穴又は溝を有し、
前述の穴又は溝において別方向の突起を挿入し固定可能な穴又は溝を構成としたことを特徴とする。
【0018】
本発明の一つの単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱は、上記0016又は上記0017であり、電池収納箱に電池収納箱固定用の溝又は穴又は突起を有したことを特徴とする。
【0019】
本発明の一つの乗り物側の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の電池着脱用機構は、
0017の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝へ挿入し、
その穴又は溝へ挿入した後の可動用の、その突起自体の可動用機構又はその突起の構造物を可動させることにより突起を設置する可動用機構、を構成としたことを特徴とする。
【0020】
本発明の一つの電気で動く乗り物は、
車体又は機体に動力又は駆動源用の備え付け単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を有し、
他にも自動の着脱用装置の使用が可能である単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱、を構成としたことを特徴とする。
【0021】
本発明の0016の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を収納する収納用施設は、
収納棚の一方の面から本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を挿入し、反対側の面へ移動させ取り出すことが可能な機構、を有したことを特徴とする。
【0022】
本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の乗り物への自動挿入用装置は、
乗り物へ接近する部分に本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定及び乗り物への挿入用のスライドガイド用機構、を構成としたことを特徴とする。
【0023】
上記0016の作用は、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱において、
前述の電池収納箱の移動用の車輪を構成としたために、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を動かしやすくすることが可能である。
【0024】
上記0017の作用は、乗り物の連結用機構の突起を挿入する穴又は溝を有し、
前述の穴又は溝において別方向の突起を挿入し固定可能な穴又は溝を構成するので、
乗り物にある連結用の突起を単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱に挿入し、さらに、挿入した突起からの突起を固定することが可能になる。
【0025】
上記0018の作用は、上記0016又は上記0017であり、電池収納箱に電池収納箱固定用の溝又は穴又は突起を構成とするので、0016又は0017において単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定をさらに行うことが可能である。
【0026】
上記0019の作用は、0017の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝へ挿入し、その穴又は溝へ挿入した後の可動用の、その突起自体の可動用機構又はその突起の構造物を可動させることにより突起を設置する可動用機構、を構成するので、穴又は溝の面で突起を固定しつつ、また、穴又は溝の別方向の面においても突起により固定することが可能になる。
【0027】
上記0020の作用は、車体又は機体に動力又は駆動源用の備え付け単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を有し、
他にも自動の着脱用装置の使用が可能である単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱、を構成としたために、乗り物に備え付けた電池に加えて、別の着脱用の電池の使用が可能となる。
【0028】
上記0021の作用は、収納棚の一方の面から本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を挿入し、反対側の面へ移動させ取り出すことが可能な機構、を有したために、電池の取り出しが別々に行うことが可能である。
【0029】
上記0022の作用は、乗り物へ接近する部分に本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定及び乗り物への挿入用のスライドガイド用機構、を構成とするために、電池を運ぶ通路と電池を乗り物へ装着する部分を分けて設置することができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明の一つは、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を動かしやすくすることが可能であるために、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の重量が重くても移動させることが可能な効果を有する。
【0031】
本発明の一つは、乗り物にある連結用の突起を単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱に挿入し、さらに、挿入した突起からの突起を固定することが可能になるので、固定用の部分部分での固定が可能な効果を有する。
【0032】
本発明の一つは、0016又は0017において単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定をさらに行うことが可能であるので、さらに強固な単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定や0017と異なる固定方法の併用が可能な効果を有する。
【0033】
本発明の一つは、穴又は溝の面で突起を固定しつつ、また、穴又は溝の別方向の面においても突起により固定することが可能になるために、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱全体の大きさに左右されないコンパクトな乗り物と単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の着脱が可能になる効果を有する。
【0034】
本発明の一つは、乗り物に備え付けた電池に加えて、別の着脱用の電池の使用が可能であるために、必要に報じた電池容量の選択や自動車メーカーと他の業種のメーカーによる独自の電池の開発ができるという効果を有する。
【0035】
本発明の一つは、電池の取り出しが別々に行うことが可能であるので、より素早く電池スタンドの利用者に対応できるという効果を有する。
【0036】
本発明の一つは、電池を運ぶ通路と電池を乗り物へ装着する部分を分けて設置することができることが可能であるために、従来のガソリンスタンドの石油貯蔵用の空間を利用した電池スタンドの利用が可能であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】従来の自動車の簡略図一例
【図2】従来の自動車の簡略図一例
【図3】従来の自動車の簡略図一例
【図4】従来の自動車の簡略図一例
【図5】本発明で使用可能な自動車の簡略図一例
【図6】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図7】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図8】本発明の簡略図一例
【図9】本発明の簡略図一例
【図10】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図11】本発明の簡略図一例
【図12】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図13】本発明の簡略図一例
【図14】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図15】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図16】本発明の簡略図一例
【図17】本発明の簡略図一例
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
以下、本発明の実施の形態を図6〜図12に基づいて説明する。
【0039】
図6は本発明の請求項2及び請求項4の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱及び乗り物の着脱用装置の簡略図一例を示し(A、B、E、H)は請求項4で、(C、D、F、G、H)は請求項2を示し、(10)は回転する突起、(11)は(10)に設置された突起、(12)は(10)を乗り物に固定するためのストッパーであり、(10)の穴より大きくなった(12)が(10)を固定するものであるが(12)は電池側の面と乗り物側の面を貫通させ電極などを有したものなども考えることができ、本発明の条件を満たすものであれば、その種類は限定しない。
【0040】
また、図6の(C)及び(D)の(13)は請求項2の穴又は溝を形成する単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱であり、(15)は請求項2の乗り物の突起物を通過させる穴又は溝であり、(14)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝に挿入した突起を別の方向に移動させ固定する請求項2の穴又は溝である。
【0041】
図6の(E)及び(F)(G)は図6の(C)及び(D)を上下2つ設け、上下の回転突起(10’)と(10’’)が逆回転するものであり、(14’)と(14’’)が突起(11’)と(11’’)をそれぞれ挿入し、固定する請求項2及び請求項4の着脱装置である。
【0042】
図6の(H)は図6の(C)及び(D)の上部が角形状になり(10)が回転しても、(16)の乗り物側の突起と(17)の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱側の穴又は溝がはまり込み、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱が影響を受けない様にしたものの例である。
【0043】
図7は本発明の請求項2及び請求項4の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱及び乗り物の着脱用装置の簡略図一例を示し、(A,B,C、D)は請求項4の突起で、(E,F)は請求項2の穴又は溝であり、(18’)は(19)ののストッパーによる回転軸で回転をする(18)の請求項2の突起の中に収納された突起であり、回転することにより、(13)に設けられた穴(22)内へスライドし固定される。
【0044】
また、(23)は(18)が(18’)と逆方向に回転する場合のものの時に(18)をスライドさせ固定する、穴又は溝である。
【0045】
図8は本発明の請求項1の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱一例の簡略図であり、(24)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱、(25)は請求項2の穴又は溝、(26)は請求項1の車輪、(27)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の取り付け時にスムーズにスライドするためのガイドである。
【0046】
図8の(D)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を上から見たものの一例の図であり、図3のアンダーパネル部分に取り付ける種類のものの場合に使用することができるものである。
【0047】
図8の(E)ほ本発明の請求項4の着脱用装置一例の図であり、(24)の大きさに左右されずに単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱 を着脱することができる。
【0048】
図8の(F)は本発明の請求項3のストッパー一例であり、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝(30)にストッパー(31)が挿入されたものである。
【0049】
図9は本発明請求項5の簡略図一例を示し、(34、34’、34’’)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱のスライド用収納スペースであり、(33)は乗り物のボンネットやリヤフードなどの扉であり、(34)はその隣のサイド部分である。
【0050】
図9の(A)は(34)が持ち上がるタイプのもので、(B)は(34)が斜めに持ち上がるもの、(C)は乗り物のサイド部分の扉が開くものであり(C)は図4のアンダーフロアサイド部などで使用できる。
【0051】
図10は本発明の請求項1の車輪一例を示したものであり、(A)は直接単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱に車輪が設けられたものであり、(B)はキャスター(39)を介して単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱に車輪が設けられたものであり、その種類は本発明の条件を満たすものであればその種類は限定しない。
【0052】
図11は本発明の請求項6の簡略図一例を示したものであり、複数の棚(41)上を電池が後面から前面へ移動するもので(40)により挿入される。
【0053】
図12は本発明の請求項7の簡略図であり、スペース(I)及びスペース(II)に運
ばれた単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱(46)を請求項4の着脱装置(47)が着脱をしスライド台(44)に(46)を載せ、アーム(43)及び(47)により乗り物の着脱用装置へ運ばれるものである。
【実施例】
【0054】
以下、本発明の実施例を図13〜図17に基づいて説明する。
【0055】
図13は本発明請求項5の簡略図一例を示し、複数の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を挿入できるものであり、(A)は開閉式のボンネット(48)を上部に構成し複数の支持部分が同時に持ち上がるタイプのもので、(B)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の収納部分(49’、49’’)が別々に持ち上がるタイプのものである。
【0056】
図14は本発明においいて使用可能である車輪一例の簡略図を示し、(A)はボールベアリングを間に挟んで回転するカセット式ベアリング装置の簡略図、(B)は(A)のX-X'断面における外周リングとボールベアリングと内周リングの簡略図、(C)は(A)を用いた車輪を横から見た簡略図、(D)は(C)が(A)を両サイドに使用した車輪の断面図、(E)は(C)が(A)を複数個使用した車輪の断面図、(F)は(B)の外周リング又は内周リングの固定方法一例の簡略図を示したものである。
【0057】
図14の(A)において、(50)は内側がスプラインになったリングでありスプライン軸を通し、(51)は外側に車輪の外周に接続するリングであり、(52)は左右に分割された(50)と(50’)及び(51)と(51’)のリングを接合するためのとめ具であり、(50)と(51)のリングの間の円周に複数個のボールベアリングを挟むことにより固定され回転するカセット式ベアリング装置である。
【0058】
図14の(B)において、外周リング(51)と(51’)と内周リング(50)と(50’)の間にボールベアリング(53)を挟み込み、(53)に接する外周リングと内周リング部分の一部がボールベアリングの形状に合わせた半円断面となり、接地面積を増やした形状のものである。
【0059】
図14の(C)において、(54)はスプライン軸、(55)は内側がスプラインになった円筒形状スペーサー、(56)は車輪外周、(57)はリング形状をしたカセット式ベアリング装置どめである。
【0060】
図14の(D)は、(58)のカセット式ベアリング装置が(56)と(57)に挟まれて固定されたものである。
【0061】
図14の(E)は、(58)が左右の(57)により挟まれ固定されたものである。
【0062】
図14の(F)は、前述の外周リング又は内周リングにおいて、左右に分割されたリング(59)と(59’)に設けられたねじ山(n)と(m)をねじ込むことにより固定するタイプのリングの簡略図であるが、左右のリングは溶接などにより一体形成してもよくその種類は限定しない。
【0063】
図15は本発明においいて使用可能である車輪一例の簡略図を示し、(A)は図14の車輪を間に挟んで回転するカセット式キャスター装置の簡略図、(B)は(A)を下から見た簡略図、(C)は(A)上から見た簡略図、(D)は(A)を固定し回転させるためのカセット式キャスター装置の簡略図を示したものである。
【0064】
図15の(A)において、(60)は(56)を取り付けるためのキャスターの脚で、(61)は脚を固定して取り付ける台である。
【0065】
図15の(B)において、(61)は矢印の方向へ回転運動をする。
【0066】
図15の(C)において、(62)は(61)に一体形成されたボールベアリングを外に逃がさないための円筒形状の壁であり、(63)は(61)を回転運動させるための円柱状の軸である。
【0067】
図15の(D)において、(64)は(63)を貫通させ固定して回転運動させるため中心部に穴の開いたカセット用カップであり、(64’)は(64)に一体形成され円筒形状をしボールベアリングを押し下げるための突起であり、(65)は(63)の上端に接合される円盤形状のストッパーである。
【0068】
図16は図11の(41)に電池移動用のローラーを装備した棚一例の簡略図を示し、(A)は棚を横から見た図で、(B)は棚を上から見た図である。
【0069】
図16の(A)において、(66)は回転するローラーで通常の産業用としても使用されている工場内で製品の運搬ラインで使用されるものと同一のものであり、(67)は電池である。
【0070】
図16の(B)は、棚の両側に請求項1の車輪の通過用の板を配置し中央の(66)のローラーで電池を移動させるものである。
【0071】
図17は図11の(40)が複数の電池を収納できるようになったもの一例の簡略図を示し、(A)は移動用棚(69)に収納空間(70)を2列設けたものであり、(B)や(C)は回収スペースを(A)から変化させたものであり、施設や装置に合わせて使用することができる。
【0072】
本発明の実施態様は以下の通りである。
1.単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を構成する部分の形状や構造や材質などの種類は、本発明の条件を満たすものであれば、その種類は限定しない。
2.本発明の車輪において他の機能や装置や構造との組み合わせは、多様でありその種類は限定しない。
【技術分野】
【0001】
本発明は、パワートレーンと充電器装置を含む二次電池及び二時電池用のシステム、及び、乗り物及び乗り物で二次電池を使用するための設備に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の乗り物の種類に含まれる自動車を構成するボデーにおいて、乗員室、荷物室、エンジン室などを構成する箱状の構造体より車体が構成されていた。(ドア、フード、トランクリッドなどを含む)
【0003】
図1〜図3において従来の自動車を記載し、図1は自動車を斜め前から、図2は自動車を斜め後ろから、図3は自動車を下から、図4はトラック(A)とトレーラー用けん引装置(B)を横から見た図であり、(1)の開口できる扉をボンネット、(2)の空気の導入ができる開口部をグリル、(3)をタイヤハウス付近のサイドパネル、(4)をフロントバンパー、(5)の開口できる扉をリヤフード、(6)をリヤバンパー、(7)の車両の床下付近をアンダーパネル、(8)をアンダーフロアサイド部とし、以下の説明においても同様に記載する。
【0004】
また、図5は、従来の自動車の車軸と平行に切った車体の断面の簡略図を示し、(9)は上方向へ開く扉であり、(3)のサイドパネルと(9)の車体に占める構成面積の割合は様々なものがある。
【0005】
従来の原動機として電動機を備える電気自動車は、車両の駆動力が電動機からだけ得られるシリーズ電気自動車と、車両の駆動力が電動機とエンジンの両方同時、又は片方ずつから得られるパラレル電気自動車があり、また、電動機の種類も、電動機として直流電動機を使用する直流(電動)電気自動車と、電動機として交流電動機を使用する使用する交流(電動)電気自動車があった。
【0006】
従来の電気自動車の電動機の位置について、前オーバーハング構成物及び最遠軸距間内の前部付近の構成物による箱状の構造体内に電動機を備えるフロントモータ電気自動車と、後オーバーハング構成物及び最遠軸距間内の後部付近の構成物による箱状の構造体内に電動機を備えるリヤモータ電気自動車と、車両の床下に電動機を備えるアンダフロアモータ電気自動車と、車両のホイールに電動機を内蔵したインホイールモータ電気自動車があった。
【0007】
従来の電気自動車における駆動源への電源の供給方式は、車載する電源だけを電動機の電源とする車載電源車と、架線などから外部電力だけを電動機の電源とする外部電源車と、車載する電源と架線などからの外部電源を併用し電動機の電源とする外部電源併用車があった。
【0008】
従来の電源・駆動源の種類は、積載した蓄電池を電源とするバッテリカーと、燃料電池を電源とする燃料電池車と、2種類以上の駆動用電池を車載したバッテリ電気自動車と、発電用の太陽電池を主な電源とするソーラーカーと、駆動用の原動機として電動機とエンジン又は電源用の原動機としてエンジンを備えたエンジンハイブリッド(電気自動)車と、エネルギー貯蔵装置としてフライホイールを併せ備えたフライホイール(式)ハイブリッド(電気自動)車と、エネルギー貯蔵装置としてキャパシタを併せ備えたキャパシタ(コンデンサ)(式)ハイブリッド(電気自動)車と、電源として燃料電池と駆動用電池を併せ備えた燃料電池(式)ハイブリッド(電気自動)車などがあった。
【0009】
従来の電気自動車は、接触器を用いて充電電力を供給するコンダクティブ充電や、電磁誘導などを利用したインダクティブ充電(非接触式充電)などにより蓄電池に充電可能であった。
【0010】
従来の電気自動車は、充電インレットや充電コネクタや電池キャリアや電池収納箱などを備えていた。
【0011】
従来の電気自動車では、鉛電池や、ニッケル・カドミウム電池や、ニッケル・水素電池や、リチウムイオン電池などが使用でき、方式として、シール形電池や制御弁式電池や、密閉型電池や、ベント形電池などがあり、また、単電池や、単位電池や、組電池(2個以上の単電池又は単位電池を、直列又は並列に接続した1組の電池)などを使用していた。
【0012】
また上記の使用に伴い多様な器具や装置やシステム等を使用していた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0013】
【非特許文献1】JIS ハンドブック 総目録 2011 JIS D0101 JIS D0102 JIS D0103 JIS D0104 JIS D0112 JIS D0113 JIS D0114 JIS D0115
【非特許文献2】広辞苑
【非特許文献3】カナ引き 工業用語辞典 ジャパンマシニスト社 第9版
【非特許文献4】よくわかる最新電気自動車の基本と仕組み 秀和システム 御堀 直嗣 著
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
従来の自動車の駆動又は乗り物自体の機動用の動力発生装置(以下、「電動機」と記載する)の動力用電源の二次電池電池は 乗り物に常設固定するものであったり、自動取り替え用のみのものであったために、走行距離や使い勝手があまりよくないものであった。
【0015】
本発明は、従来の一般的な二次電池を使用する乗り物に対して、電動機を使用した乗り物の使用が簡便に行えることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するため、本発明の電動による原動機用電池の解決手段の一つは、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱において、
前述の電池収納箱の移動用の車輪を構成としたことを、特徴とする。
【0017】
本発明の一つの単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱は、乗り物との着脱連結用機構部分において、
乗り物の連結用機構の突起を挿入する穴又は溝を有し、
前述の穴又は溝において別方向の突起を挿入し固定可能な穴又は溝を構成としたことを特徴とする。
【0018】
本発明の一つの単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱は、上記0016又は上記0017であり、電池収納箱に電池収納箱固定用の溝又は穴又は突起を有したことを特徴とする。
【0019】
本発明の一つの乗り物側の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の電池着脱用機構は、
0017の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝へ挿入し、
その穴又は溝へ挿入した後の可動用の、その突起自体の可動用機構又はその突起の構造物を可動させることにより突起を設置する可動用機構、を構成としたことを特徴とする。
【0020】
本発明の一つの電気で動く乗り物は、
車体又は機体に動力又は駆動源用の備え付け単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を有し、
他にも自動の着脱用装置の使用が可能である単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱、を構成としたことを特徴とする。
【0021】
本発明の0016の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を収納する収納用施設は、
収納棚の一方の面から本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を挿入し、反対側の面へ移動させ取り出すことが可能な機構、を有したことを特徴とする。
【0022】
本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の乗り物への自動挿入用装置は、
乗り物へ接近する部分に本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定及び乗り物への挿入用のスライドガイド用機構、を構成としたことを特徴とする。
【0023】
上記0016の作用は、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱において、
前述の電池収納箱の移動用の車輪を構成としたために、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を動かしやすくすることが可能である。
【0024】
上記0017の作用は、乗り物の連結用機構の突起を挿入する穴又は溝を有し、
前述の穴又は溝において別方向の突起を挿入し固定可能な穴又は溝を構成するので、
乗り物にある連結用の突起を単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱に挿入し、さらに、挿入した突起からの突起を固定することが可能になる。
【0025】
上記0018の作用は、上記0016又は上記0017であり、電池収納箱に電池収納箱固定用の溝又は穴又は突起を構成とするので、0016又は0017において単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定をさらに行うことが可能である。
【0026】
上記0019の作用は、0017の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝へ挿入し、その穴又は溝へ挿入した後の可動用の、その突起自体の可動用機構又はその突起の構造物を可動させることにより突起を設置する可動用機構、を構成するので、穴又は溝の面で突起を固定しつつ、また、穴又は溝の別方向の面においても突起により固定することが可能になる。
【0027】
上記0020の作用は、車体又は機体に動力又は駆動源用の備え付け単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を有し、
他にも自動の着脱用装置の使用が可能である単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱、を構成としたために、乗り物に備え付けた電池に加えて、別の着脱用の電池の使用が可能となる。
【0028】
上記0021の作用は、収納棚の一方の面から本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を挿入し、反対側の面へ移動させ取り出すことが可能な機構、を有したために、電池の取り出しが別々に行うことが可能である。
【0029】
上記0022の作用は、乗り物へ接近する部分に本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定及び乗り物への挿入用のスライドガイド用機構、を構成とするために、電池を運ぶ通路と電池を乗り物へ装着する部分を分けて設置することができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明の一つは、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を動かしやすくすることが可能であるために、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の重量が重くても移動させることが可能な効果を有する。
【0031】
本発明の一つは、乗り物にある連結用の突起を単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱に挿入し、さらに、挿入した突起からの突起を固定することが可能になるので、固定用の部分部分での固定が可能な効果を有する。
【0032】
本発明の一つは、0016又は0017において単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定をさらに行うことが可能であるので、さらに強固な単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定や0017と異なる固定方法の併用が可能な効果を有する。
【0033】
本発明の一つは、穴又は溝の面で突起を固定しつつ、また、穴又は溝の別方向の面においても突起により固定することが可能になるために、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱全体の大きさに左右されないコンパクトな乗り物と単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の着脱が可能になる効果を有する。
【0034】
本発明の一つは、乗り物に備え付けた電池に加えて、別の着脱用の電池の使用が可能であるために、必要に報じた電池容量の選択や自動車メーカーと他の業種のメーカーによる独自の電池の開発ができるという効果を有する。
【0035】
本発明の一つは、電池の取り出しが別々に行うことが可能であるので、より素早く電池スタンドの利用者に対応できるという効果を有する。
【0036】
本発明の一つは、電池を運ぶ通路と電池を乗り物へ装着する部分を分けて設置することができることが可能であるために、従来のガソリンスタンドの石油貯蔵用の空間を利用した電池スタンドの利用が可能であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】従来の自動車の簡略図一例
【図2】従来の自動車の簡略図一例
【図3】従来の自動車の簡略図一例
【図4】従来の自動車の簡略図一例
【図5】本発明で使用可能な自動車の簡略図一例
【図6】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図7】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図8】本発明の簡略図一例
【図9】本発明の簡略図一例
【図10】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図11】本発明の簡略図一例
【図12】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図13】本発明の簡略図一例
【図14】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図15】本発明で使用可能な装置の簡略図一例
【図16】本発明の簡略図一例
【図17】本発明の簡略図一例
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
以下、本発明の実施の形態を図6〜図12に基づいて説明する。
【0039】
図6は本発明の請求項2及び請求項4の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱及び乗り物の着脱用装置の簡略図一例を示し(A、B、E、H)は請求項4で、(C、D、F、G、H)は請求項2を示し、(10)は回転する突起、(11)は(10)に設置された突起、(12)は(10)を乗り物に固定するためのストッパーであり、(10)の穴より大きくなった(12)が(10)を固定するものであるが(12)は電池側の面と乗り物側の面を貫通させ電極などを有したものなども考えることができ、本発明の条件を満たすものであれば、その種類は限定しない。
【0040】
また、図6の(C)及び(D)の(13)は請求項2の穴又は溝を形成する単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱であり、(15)は請求項2の乗り物の突起物を通過させる穴又は溝であり、(14)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝に挿入した突起を別の方向に移動させ固定する請求項2の穴又は溝である。
【0041】
図6の(E)及び(F)(G)は図6の(C)及び(D)を上下2つ設け、上下の回転突起(10’)と(10’’)が逆回転するものであり、(14’)と(14’’)が突起(11’)と(11’’)をそれぞれ挿入し、固定する請求項2及び請求項4の着脱装置である。
【0042】
図6の(H)は図6の(C)及び(D)の上部が角形状になり(10)が回転しても、(16)の乗り物側の突起と(17)の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱側の穴又は溝がはまり込み、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱が影響を受けない様にしたものの例である。
【0043】
図7は本発明の請求項2及び請求項4の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱及び乗り物の着脱用装置の簡略図一例を示し、(A,B,C、D)は請求項4の突起で、(E,F)は請求項2の穴又は溝であり、(18’)は(19)ののストッパーによる回転軸で回転をする(18)の請求項2の突起の中に収納された突起であり、回転することにより、(13)に設けられた穴(22)内へスライドし固定される。
【0044】
また、(23)は(18)が(18’)と逆方向に回転する場合のものの時に(18)をスライドさせ固定する、穴又は溝である。
【0045】
図8は本発明の請求項1の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱一例の簡略図であり、(24)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱、(25)は請求項2の穴又は溝、(26)は請求項1の車輪、(27)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の取り付け時にスムーズにスライドするためのガイドである。
【0046】
図8の(D)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を上から見たものの一例の図であり、図3のアンダーパネル部分に取り付ける種類のものの場合に使用することができるものである。
【0047】
図8の(E)ほ本発明の請求項4の着脱用装置一例の図であり、(24)の大きさに左右されずに単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱 を着脱することができる。
【0048】
図8の(F)は本発明の請求項3のストッパー一例であり、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝(30)にストッパー(31)が挿入されたものである。
【0049】
図9は本発明請求項5の簡略図一例を示し、(34、34’、34’’)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱のスライド用収納スペースであり、(33)は乗り物のボンネットやリヤフードなどの扉であり、(34)はその隣のサイド部分である。
【0050】
図9の(A)は(34)が持ち上がるタイプのもので、(B)は(34)が斜めに持ち上がるもの、(C)は乗り物のサイド部分の扉が開くものであり(C)は図4のアンダーフロアサイド部などで使用できる。
【0051】
図10は本発明の請求項1の車輪一例を示したものであり、(A)は直接単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱に車輪が設けられたものであり、(B)はキャスター(39)を介して単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱に車輪が設けられたものであり、その種類は本発明の条件を満たすものであればその種類は限定しない。
【0052】
図11は本発明の請求項6の簡略図一例を示したものであり、複数の棚(41)上を電池が後面から前面へ移動するもので(40)により挿入される。
【0053】
図12は本発明の請求項7の簡略図であり、スペース(I)及びスペース(II)に運
ばれた単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱(46)を請求項4の着脱装置(47)が着脱をしスライド台(44)に(46)を載せ、アーム(43)及び(47)により乗り物の着脱用装置へ運ばれるものである。
【実施例】
【0054】
以下、本発明の実施例を図13〜図17に基づいて説明する。
【0055】
図13は本発明請求項5の簡略図一例を示し、複数の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を挿入できるものであり、(A)は開閉式のボンネット(48)を上部に構成し複数の支持部分が同時に持ち上がるタイプのもので、(B)は単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の収納部分(49’、49’’)が別々に持ち上がるタイプのものである。
【0056】
図14は本発明においいて使用可能である車輪一例の簡略図を示し、(A)はボールベアリングを間に挟んで回転するカセット式ベアリング装置の簡略図、(B)は(A)のX-X'断面における外周リングとボールベアリングと内周リングの簡略図、(C)は(A)を用いた車輪を横から見た簡略図、(D)は(C)が(A)を両サイドに使用した車輪の断面図、(E)は(C)が(A)を複数個使用した車輪の断面図、(F)は(B)の外周リング又は内周リングの固定方法一例の簡略図を示したものである。
【0057】
図14の(A)において、(50)は内側がスプラインになったリングでありスプライン軸を通し、(51)は外側に車輪の外周に接続するリングであり、(52)は左右に分割された(50)と(50’)及び(51)と(51’)のリングを接合するためのとめ具であり、(50)と(51)のリングの間の円周に複数個のボールベアリングを挟むことにより固定され回転するカセット式ベアリング装置である。
【0058】
図14の(B)において、外周リング(51)と(51’)と内周リング(50)と(50’)の間にボールベアリング(53)を挟み込み、(53)に接する外周リングと内周リング部分の一部がボールベアリングの形状に合わせた半円断面となり、接地面積を増やした形状のものである。
【0059】
図14の(C)において、(54)はスプライン軸、(55)は内側がスプラインになった円筒形状スペーサー、(56)は車輪外周、(57)はリング形状をしたカセット式ベアリング装置どめである。
【0060】
図14の(D)は、(58)のカセット式ベアリング装置が(56)と(57)に挟まれて固定されたものである。
【0061】
図14の(E)は、(58)が左右の(57)により挟まれ固定されたものである。
【0062】
図14の(F)は、前述の外周リング又は内周リングにおいて、左右に分割されたリング(59)と(59’)に設けられたねじ山(n)と(m)をねじ込むことにより固定するタイプのリングの簡略図であるが、左右のリングは溶接などにより一体形成してもよくその種類は限定しない。
【0063】
図15は本発明においいて使用可能である車輪一例の簡略図を示し、(A)は図14の車輪を間に挟んで回転するカセット式キャスター装置の簡略図、(B)は(A)を下から見た簡略図、(C)は(A)上から見た簡略図、(D)は(A)を固定し回転させるためのカセット式キャスター装置の簡略図を示したものである。
【0064】
図15の(A)において、(60)は(56)を取り付けるためのキャスターの脚で、(61)は脚を固定して取り付ける台である。
【0065】
図15の(B)において、(61)は矢印の方向へ回転運動をする。
【0066】
図15の(C)において、(62)は(61)に一体形成されたボールベアリングを外に逃がさないための円筒形状の壁であり、(63)は(61)を回転運動させるための円柱状の軸である。
【0067】
図15の(D)において、(64)は(63)を貫通させ固定して回転運動させるため中心部に穴の開いたカセット用カップであり、(64’)は(64)に一体形成され円筒形状をしボールベアリングを押し下げるための突起であり、(65)は(63)の上端に接合される円盤形状のストッパーである。
【0068】
図16は図11の(41)に電池移動用のローラーを装備した棚一例の簡略図を示し、(A)は棚を横から見た図で、(B)は棚を上から見た図である。
【0069】
図16の(A)において、(66)は回転するローラーで通常の産業用としても使用されている工場内で製品の運搬ラインで使用されるものと同一のものであり、(67)は電池である。
【0070】
図16の(B)は、棚の両側に請求項1の車輪の通過用の板を配置し中央の(66)のローラーで電池を移動させるものである。
【0071】
図17は図11の(40)が複数の電池を収納できるようになったもの一例の簡略図を示し、(A)は移動用棚(69)に収納空間(70)を2列設けたものであり、(B)や(C)は回収スペースを(A)から変化させたものであり、施設や装置に合わせて使用することができる。
【0072】
本発明の実施態様は以下の通りである。
1.単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を構成する部分の形状や構造や材質などの種類は、本発明の条件を満たすものであれば、その種類は限定しない。
2.本発明の車輪において他の機能や装置や構造との組み合わせは、多様でありその種類は限定しない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱において、
前述の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の移動用の車輪を構成としたことを特徴とする、電動による原動機用電池。
【請求項2】
乗り物との着脱連結用機構部分において、
乗り物の連結用機構の突起を挿入する穴又は溝を有し、
前述の穴又は溝において別方向の突起を挿入し固定可能な穴又は溝を構成としたことを特徴とする、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱。
【請求項3】
上記請求項1又は上記請求項2であり、電池収納箱に電池収納箱固定用の溝又は穴又は突起を有したことを特徴とする、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱。
【請求項4】
上記請求項2の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝へ挿入し、
その穴又は溝へ挿入した後の可動用の、その突起自体の可動用機構又はその突起の構造物を可動させることにより突起を設置する可動用機構、を構成としたことを特徴とする、乗り物側の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の電池着脱用機構。
【請求項5】
車体又は機体に動力又は駆動源用の備え付け単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を有し、
他にも自動の着脱用装置の使用が可能である単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱、を構成としたことを特徴とする、電気で動く乗り物。
【請求項6】
収納棚の一方の面から上記請求項1の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を挿入し、反対側の面へ移動させ取り出すことが可能な機構、を有したことを特徴とする、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を収納する収納用施設。
【請求項7】
乗り物へ接近する部分に本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定及び乗り物への挿入用のスライドガイド用機構、を構成としたことを特徴とする、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の乗り物への自動挿入用装置。
【請求項1】
単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱において、
前述の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の移動用の車輪を構成としたことを特徴とする、電動による原動機用電池。
【請求項2】
乗り物との着脱連結用機構部分において、
乗り物の連結用機構の突起を挿入する穴又は溝を有し、
前述の穴又は溝において別方向の突起を挿入し固定可能な穴又は溝を構成としたことを特徴とする、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱。
【請求項3】
上記請求項1又は上記請求項2であり、電池収納箱に電池収納箱固定用の溝又は穴又は突起を有したことを特徴とする、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱。
【請求項4】
上記請求項2の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の穴又は溝へ挿入し、
その穴又は溝へ挿入した後の可動用の、その突起自体の可動用機構又はその突起の構造物を可動させることにより突起を設置する可動用機構、を構成としたことを特徴とする、乗り物側の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の電池着脱用機構。
【請求項5】
車体又は機体に動力又は駆動源用の備え付け単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を有し、
他にも自動の着脱用装置の使用が可能である単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱、を構成としたことを特徴とする、電気で動く乗り物。
【請求項6】
収納棚の一方の面から上記請求項1の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を挿入し、反対側の面へ移動させ取り出すことが可能な機構、を有したことを特徴とする、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱を収納する収納用施設。
【請求項7】
乗り物へ接近する部分に本発明の単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の固定及び乗り物への挿入用のスライドガイド用機構、を構成としたことを特徴とする、単電池又は単位電池又は組電池用電池収納箱の乗り物への自動挿入用装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2012−182971(P2012−182971A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−235143(P2011−235143)
【出願日】平成23年10月26日(2011.10.26)
【出願人】(599122684)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年10月26日(2011.10.26)
【出願人】(599122684)
【Fターム(参考)】
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