説明

取付構造

【課題】正面側から取付位置を確認しながら機能部材を取り付けることができて、機能部材の取付位置がずれ難く、使い勝手の良い位置に機能部材を取り付けることができる取付構造を提供する。
【解決手段】ボード表面4aに同大同形の被嵌合凹部5を複数凹設し、被嵌合凹部5の開口部5fを開閉する開閉蓋6を被嵌合凹部5の奥面5g側に回動自在となるよう開口部5fに枢支し、機能部材7に設けた被嵌合凹部5に嵌合する嵌合凸部8をいずれかの被嵌合凹部5に嵌合させると共に、被嵌合凹部5に嵌合凸部8を嵌合させた状態において、被嵌合凹部5の内側に開閉蓋6が位置するようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室等の壁面パネルに機能部材を取り付けるための取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、浴室等の壁面パネルの使い勝手の良い位置に、機能部材(シャワーフックや浴室用用品の収納棚等)を取り付けるものとして、特許文献1に記載の取付構造がある。この取付構造は、図5(a)、図5(b)に示すようなものであり、下向きに開口し正面側からは見え辛い被取付部10が連続して支持レール11を形成している。その支持レール11を壁面パネル2に水平に固定し、支持レール11の被取付部10に、機能部材7に設けた取付部12を挿入して、機能部材7を壁面パネル2に取り付ける構造となっている。
【0003】
このような構成であっては、被取付部10は下向きに開口しているので、正面側からでは取付位置が見えず、機能部材7を手探りで取り付けなければならないという問題があった。また、被取付部10は支持レール11の長手方向に連続するので、シャンプー等をしていて目が見えない状態の使用者の手等が機能部材7に当たると、機能部材7の取付位置が長手方向にずれてしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−097069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、正面側から取付位置を確認しながら機能部材を取り付けることができて、機能部材の取付位置がずれ難く、使い勝手の良い位置に機能部材を取り付けることができる取付構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明の取付構造を、ボード表面4aに同大同形の被嵌合凹部5を複数凹設し、被嵌合凹部5の開口部5fを開閉する開閉蓋6を被嵌合凹部5の奥面5g側に回動自在となるよう開口部5fに枢支し、機能部材7に設けた被嵌合凹部5に嵌合する嵌合凸部8をいずれかの被嵌合凹部5に嵌合させると共に、被嵌合凹部5に嵌合凸部8を嵌合させた状態において、被嵌合凹部5の内側に開閉蓋6が位置するようにしたことを特徴とする。
【0007】
このような構成とすることで、ボード表面4aに凹設した被嵌合凹部5に機能部材7の嵌合凸部8を嵌め込むことができるので、使用者は正面側から取付位置を確認しながらボード4に機能部材7を取り付けることができる。ここで、ボード表面4aの被嵌合凹部5の開口部5fには開口部5fを開閉する開閉蓋6が枢支してあるので、機能部材7を取り付けない状態では、開閉蓋6によって正面側に開口する被嵌合凹部5の開口部5fが閉じられて、正面側からは被嵌合凹部5の奥面5gが隠れた外観の良い状態とすることができる。また、開閉蓋6を被嵌合凹部5の奥面5g側に回動自在となるよう開口部5fに枢支させたことで、機能部材7を取り付ける際、開閉蓋6を機能部材7の嵌合凸部8で押せば、開閉蓋6は被嵌合凹部5の奥面5g側に回動して、被嵌合凹部5に嵌合凸部8を嵌合させることができる。よって、開閉蓋6を設けることで機能部材7の取り付けが面倒になることはない。また、被嵌合凹部5に嵌合凸部8を嵌合させた状態において、被嵌合凹部5の内側に開閉蓋6が位置するようにしたことで、機能部材7を取り付けた状態において、開閉蓋6が被嵌合凹部5の外側に出て外観を悪くするようなことはない。また、機能部材7は、ボード表面4aに嵌合させて取り付けるので、不意に力がかかっても機能部材7の取付位置をずれ難くすることができる。また、ボード表面4aには同大同形の被嵌合凹部5を複数凹設しているので、どの被嵌合凹部5にも機能部材7の嵌合凸部8を嵌合させることができ、複数の被嵌合凹部5の中から使用者にとって使い勝手の良い位置の被嵌合凹部5を選べば、ボード4の使い勝手の良い位置に機能部材7を取り付けることができる。
【0008】
また、上記被嵌合凹部5の奥面5gと、上記嵌合凸部8の先端部8aとを吸着させるようにすることが好ましい。
【0009】
このように、被嵌合凹部5に嵌合凸部8を嵌合させるだけではなく、被嵌合凹部5と嵌合凸部8との間に吸着による保持力を生じさせることで、不意に力がかかっても機能部材7の取付位置をさらにずれ難くすることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の取付構造は、正面側から取付位置を確認しながら機能部材を取り付けることができて、機能部材の取付位置がずれ難く、使い勝手の良い位置に機能部材を取り付けることができる。
【0011】
また、被嵌合凹部と嵌合凸部とを吸着させるようにすることで、不意に力がかかっても機能部材の取付位置をさらにずれ難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】(a)は本発明の実施形態を示す浴室の正面図である。(b)〜(d)は同実施形態の機能部材の取付工程を示す側面図である。
【図2】同実施形態の開閉蓋を外した状態のボード表面を示し、(a)は正面図で、(b)は側面図で、(c)はボード表面に設けた被嵌合凹部の斜視図である。
【図3】同実施形態の開閉蓋を取り付けた状態の被嵌合凹部を示し、(a)は正面図で、(b)は側面図である。
【図4】同実施形態の機能部材として収納棚を取り付ける様子を説明する平面図である。
【図5】(a)は従来の浴室の正面図である。(b)は従来の取付構造を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0014】
図1(a)に示す実施形態では、浴室1の洗い場の壁面パネル2に取り付けた鏡3の両側方と下方に正面視にて開口が上向きのコ字状に、本発明の取付構造を施工したボード4がビス等で取り付けられている。ここで、ボード4は壁面パネル2に一体成形されるようなものであっても構わない。本発明の取付構造は、図2(a)に示すように、ボード表面4aに同大同形の被嵌合凹部5を左右方向及び上下方向に所定の間隔をおいて複数並列に凹設するものである。
【0015】
被嵌合凹部5の正面視形状は、図2(a)に示すように、略台形形状になっている。すなわち上底辺5aと下底辺5bとが略平行になっていて、上底辺5aが下底辺5bより長く、上底辺5aの中心の下方に下底辺5bの中心が位置している。そして、両側辺5c,5cは、上底辺5aの両端から、上底辺5aの中心と下底辺5bの中心を結ぶ中心線(図示せず)に徐々に近づいて下底辺5bの両端に繋がる緩いカーブ線になっている。
【0016】
また、被嵌合凹部5の側面視形状は、図2(b)に示すように、略矩形形状になっている。被嵌合凹部5の底辺5dはボード表面4aからボード裏面4bに向かって徐々に上方に位置するようにわずかに傾斜している。被嵌合凹部5の上辺5eは傾斜していない。被嵌合凹部5は、ボード4を貫通してはおらず、被嵌合凹部5の奥面5gとボード裏面4bと間にはボード裏板4cが残っている。
【0017】
また、被嵌合凹部5の立体形状は、図2(c)に示すような形状となっており、奥面5g、両側面5h,5h、上面5j、下面5kで構成される凹部形状となっていて、ボード表面4aに近い開口部分を開口部5fとする。開口部5fの上下方向の長さ(上底辺5aの中心と下底辺5bの中心を結ぶ中心線(図示せず)の長さ)は、被嵌合凹部5の奥行き(上面5jの上辺5eの長さ)より短い。下面5kの底辺5dは、上述の通り、ボード表面4aからボード裏面4bに向かって徐々に上方に位置するようにわずかに傾斜しているので、被嵌合凹部5内に水が入ってもボード表面4a側に流れて、被嵌合凹部5内に水が溜まらないようになっている。
【0018】
被嵌合凹部5の開口部5fには、図3(a)、図3(b)に示すように、開口部5fを開閉する開閉蓋6が枢支されている。開口部5f部分の被嵌合凹部5の両側面5h,5hの上部には、枢支部5i,5iが設けてあって、その枢支部5i,5iに、開閉蓋6の両側端6a,6aの上部に設けた被枢支部6b,6bが枢支されている。開閉蓋6は、図3(a)に示すように、正面視にて上述の被嵌合凹部5の開口部5fと同形状であって、一回り小さく形成されていて、開口部5fを略隙間なく隠している。また、図3(b)に示すように、開閉蓋6は、枢支部5i,5iを中心に、被嵌合凹部5の奥面5g側に回動自在となるよう開口部5fに枢支されている。なお、被嵌合凹部5の外側に回動可能としても構わない。
【0019】
後述する機能部材7を取り付けない状態では、開閉蓋6は垂下し、開閉蓋表面6cは、ボード表面4aと略面一になる。また、被嵌合凹部5の奥面5g側には、被嵌合凹部5の上面5jに開閉蓋裏面6dが当接するまで回動することができる。ここで、上述した被嵌合凹部5の下面5kの傾斜は、枢支部5i,5iを中心に被嵌合凹部5の奥面5g側に開閉蓋6を回動させる際に、開閉蓋底面6eが下面5kに当たらない程度に傾斜している。開閉蓋6及び被嵌合凹部5の形状を、上述のように下方に近づくにつれて幅が狭まり、開閉蓋6の上下方向の長さが被嵌合凹部5の奥行きよりも短い形状とすることで、被嵌合凹部5の上面5jまで、被嵌合凹部5の両側面5h,5h及び下面5k及び奥面5gに当たらずに開閉蓋6が回動できる。
【0020】
次に、ボード表面4aに設けた被嵌合凹部5に取り付ける機能部材7について説明する。
【0021】
機能部材7(シャワーフック7a(図1(b)参照)や浴室用用品の収納棚7b(図4参照)等)には、開閉蓋6を被嵌合凹部5の内側に位置させた状態で、被嵌合凹部5の両側面5h,5hに嵌合する嵌合凸部8が、溶接もしくは、一体成形によって取り付けられている。
【0022】
嵌合凸部8は、図2(c)に示す被嵌合凹部5のような立体形状となっており、開閉蓋6を被嵌合凹部5の内側に位置させた状態の被嵌合凹部5の両側面5h,5hに嵌合するように、被嵌合凹部5よりも上下長さが短く形成される。嵌合凸部8の奥行きは、被嵌合凹部5の開口部5fから奥面5gまでの長さと略同じとなっている。
【0023】
機能部材7の一例としてのシャワーフック7aは、図1(b)に示すように、シャワーヘッドの把持部(図示せず)をフックさせて引っ掛けるフック部7a1とその後端部7a2に取り付けられた1つの嵌合凸部8から形成される。このシャワーフック7aを、ボード4に取り付けるには、図1(b)〜図1(c)に示すように、使用者は、まず、ボード4の正面側から、ボード表面4aに設けられた被嵌合凹部5の開口部5fを開閉する開閉蓋6の手前に、シャワーフック7aの嵌合凸部8を位置させる。次に、シャワーフック7aの嵌合凸部8の先端部8aで開閉蓋6を被嵌合凹部5の奥面5g側に押していく。嵌合凸部8の先端部8aが被嵌合凹部5の奥面5gまで挿入されると、開閉蓋6が被嵌合凹部5の内側で横向き姿勢になって、被嵌合凹部5の両側面5h,5hで嵌合凸部8が嵌合され、ボード4にシャワーフック7aが取り付けられる。ここで、嵌合凸部8は、開閉蓋裏面6dと被嵌合凹部5の下面5kで狭持されるように支持され、上下方向にも取付位置がずれ難いようになっている。
【0024】
また、機能部材7の一例としての収納棚7bは、図4に示すように、浴室用用品を載置する受け部7b1とその後端部7b3に取り付けられた2つの嵌合凸部8から形成される。2つの嵌合凸部8,8の離間幅は、両嵌合凸部8,8が被嵌合凹部5,5に確実に嵌合できるように、嵌合される2つの被嵌合凹部5,5間の幅に合わせて決められる。受け部7b1は、3枚の板から形成されていて、受け部7b1の後端部7b3側の端部の中心位置には水抜き用の貫通孔7b2が形成されている。その貫通孔7b2に近づくほど、下方に位置するように3枚の板は傾斜して貫通孔7b2の上端に繋がっている。このような構成とすることで、収納棚7bに水が掛かっても、貫通孔7b2から水が抜けて、収納棚7bに水が溜まらないようになっている。この収納棚7bを、ボード4に取り付けるには、2つの嵌合凸部8,8を、その嵌合凸部8,8と対向する位置にある2つの被嵌合凹部5,5の手前に位置させて、後は、上述のシャワーフック7aと同様の取付工程を踏む。本実施形態では、収納棚7bには嵌合凸部8が2つ取り付けられているが、受け部7b1の幅や、載せる浴室用用品の重さに合わせて、1つ又は3つ以上取り付けても構わない。
【0025】
以上のような機能部材7の嵌合凸部8を、ボード表面4aに設けられた複数の被嵌合凹部5,5,…の内、いずれかの被嵌合凹部5に嵌合させて取り付ける。
【0026】
このような構成とすることで、ボード表面4aに凹設した被嵌合凹部5に機能部材7の嵌合凸部8を嵌め込むことができるので、使用者は正面側から取付位置を確認しながらボード4に機能部材7を取り付けることができる。ここで、ボード表面4aの被嵌合凹部5の開口部5fには開口部5fを開閉する開閉蓋6が枢支してあるので、機能部材7を取り付けない状態では、開閉蓋6によって正面側に開口する被嵌合凹部5の開口部5fが閉じられて、正面側からは被嵌合凹部5の奥面5gが隠れた外観の良い状態とすることができる。また、開閉蓋6を被嵌合凹部5の奥面5g側に回動自在となるよう開口部5fに枢支させたことで、機能部材7を取り付ける際、開閉蓋6を機能部材7の嵌合凸部8で押せば、開閉蓋6は被嵌合凹部5の奥面5g側に回動して、被嵌合凹部5に嵌合凸部8を嵌合させることができる。よって、開閉蓋6を設けることで機能部材7の取り付けが面倒になることはない。また、被嵌合凹部5に嵌合凸部8を嵌合させた状態において、被嵌合凹部5の内側に開閉蓋6が位置するようにしたことで、機能部材7を取り付けた状態において、開閉蓋6が被嵌合凹部5の外側に出て外観を悪くするようなことはない。また、機能部材7は、ボード表面4aに嵌合させて取り付けるので、不意に力がかかっても機能部材7の取付位置をずれ難くすることができる。また、ボード表面4aには同大同形の被嵌合凹部5を複数凹設しているので、どの被嵌合凹部5にも機能部材7の嵌合凸部8を嵌合させることができ、複数の被嵌合凹部5の中から使用者にとって使い勝手の良い位置の被嵌合凹部5を選べば、ボード4の使い勝手の良い位置に機能部材7を取り付けることができる。
【0027】
よって、本発明の取付構造は、正面側から取付位置を確認しながら機能部材7を取り付けることができて、機能部材7の取付位置がずれ難く、使い勝手の良い位置に機能部材7を取り付けることができる。
【0028】
さらに、本発明の被嵌合凹部5と嵌合凸部8について詳しく説明する。
【0029】
図1(b)〜図1(d)及び図4に示すように、被嵌合凹部5の奥面5gと、機能部材7に取り付けられた嵌合凸部8の先端部8aには、磁性体9がそれぞれ取り付けられている。ここで、少なくとも一方の磁性体9は磁石である。なお、両方の磁性体9を磁石としても構わない。このような構成とすることで、被嵌合凹部5と嵌合凸部8とは吸着する。被嵌合凹部5の奥面5gに磁性体9を取り付けるには、被嵌合凹部5の奥面5gに磁性体9を接着させても良いし、被嵌合凹部5の奥面5gとボード裏面4bとの間のボード裏板4c部分に磁性体9を設けても良い。また、嵌合凸部8の先端部8aに磁性体9を取り付けるには、嵌合凸部8の先端部8aに磁性体9を接着させても良いし、先端部8a近傍の嵌合凸部8内に磁性体9を設けても良い。ここで、ボード裏板4cが鋼板で形成されているのであれば、機能部材7に取り付けられた嵌合凸部8の先端部8aのみに磁石からなる磁性体9を取り付けて、被嵌合凹部5と嵌合凸部8とを吸着させるようにしても構わない。
【0030】
このように、被嵌合凹部5に嵌合凸部8を嵌合させるだけではなく、被嵌合凹部5と嵌合凸部8との間に吸着による保持力を生じさせることで、不意に力がかかっても機能部材7の取付位置をさらにずれ難くすることができる。
【0031】
上記実施形態においては、被嵌合凹部5の開口部5fに枢支させた開閉蓋6は、垂下した状態の開閉蓋表面6cが、ボード表面4aと略面一になるように設けていたが、面一にならず、ボード表面4aより後側もしくは前側に枢支しても構わない。また、被嵌合凹部5に嵌合凸部8を嵌合させた状態において、嵌合凸部8の下面と被嵌合凹部5の下面5kの間に隙間ができるような上下方向の長さが短い嵌合凸部8を形成しても構わない。また、嵌合凸部8の奥行きは、被嵌合凹部5の開口部5fから奥面5gまでの長さと略同じとしたが、嵌合のみで被嵌合凹部5に嵌合凸部8を保持するのであれば、嵌合凸部8の奥行きは、被嵌合凹部5の開口部5fから奥面5gまでの長さより短くしても構わない。また、開閉蓋6は、開口部5fの上部に枢支させて奥面5g側に上下に回動自在としたが、側部に枢支させて奥面5g側に左右に回動自在としても構わない。この場合、開閉蓋6、被嵌合凹部5及び嵌合凸部8の形状は、開閉蓋6が奥面5g側に回動自在となるよう変更しなければならない。また、ボード表面4aに同大同形の被嵌合凹部5を左右方向及び上下方向に所定の間隔をおいて複数並列に凹設しなくとも、ボード表面4aに同大同形の被嵌合凹部5を複数凹設させるものであってもよい。
【0032】
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
【符号の説明】
【0033】
1 浴室
2 壁面パネル
3 鏡
4 ボード
4a ボード表面
4b ボード裏面
4c ボード裏板
5 被嵌合凹部
5a 上底辺
5b 下底辺
5c 側辺
5d 底辺
5e 上辺
5f 開口部
5g 奥面
5h 側面
5i 枢支部
5j 上面
5k 下面
6 開閉蓋
6a 側端
6b 被枢支部
6c 開閉蓋表面
6d 開閉蓋裏面
6e 開閉蓋底面
7 機能部材
7a シャワーフック
7a1 フック部
7a2 後端部
7b 収納棚
7b1 受け部
7b2 貫通孔
7b3 後端部
8 嵌合凸部
8a 先端部
9 磁性体
10 被取付部
11 支持レール
12 取付部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボード表面に同大同形の被嵌合凹部を複数凹設し、被嵌合凹部の開口部を開閉する開閉蓋を被嵌合凹部の奥面側に回動自在となるよう開口部に枢支し、機能部材に設けた被嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部をいずれかの被嵌合凹部に嵌合させると共に、被嵌合凹部に嵌合凸部を嵌合させた状態において、被嵌合凹部の内側に開閉蓋が位置するようにしたことを特徴とする取付構造。
【請求項2】
上記被嵌合凹部の奥面と、上記嵌合凸部の先端部とを吸着させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−132698(P2011−132698A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−291308(P2009−291308)
【出願日】平成21年12月22日(2009.12.22)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】