説明

取扱い説明システム

【課題】対象物の使用方法をスピーディーに知ることができるとともに、携行品について、表示による電力の消費を心配する必要のない取扱い説明システムを提供すること。
【解決手段】使用方法の分からない車内設備、例えばエアコン3に対しスマートキー2を翳しつつ、ヘルプスイッチ23を操作すると、エアコン3に内蔵されているICタグの情報がスマートキー2で読み取られる。この情報はスマートキー2から情報処理装置4へ送信され、情報処理装置4は、エアコン3の使用方法を示す画像を車両搭載のディスプレイ5に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象物の使用方法を説明する取扱い説明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、車内設備の使用方法を示すものとして、冊子による取扱い説明書が広く用いられている。車両ユーザは、車内設備の使用方法が分からない場合に、上記取扱い説明書から対象機器に該当するページを割り出し、その部分を読むことで、当該使用方法を理解することができる。
【0003】
そして、こうした冊子によるものに代えて、携帯型表示装置に対象機器の使用方法を表示させ、その表示内容に基づき、当該使用方法を理解できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。尚、車両搭載のパーソナルコンピュータには、ヘルプ機能と称される機能が備えられ、この機能を用いて例えば対象機器の名称を入力することで、当該機器の使用方法がモニタに映し出されるものも知られている。また、車両搭載の電話機器を通じて管理センタとの間でオペレータと会話をし、そのことによって対象機器の使用方法を理解する手法もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−274512号公報(段落[0064]、[図8])
【特許文献2】特開2009−27585号公報([請求項1]、[請求項5]、[図5])
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、冊子による取扱い説明書を頼りに車内設備の使用方法を理解しようとする場合、まず取扱い説明書がどこに保管されているのかその置き場所が分からないといったことや、取扱い説明書のどのページを見ればよいのか分からないといったことが起こり得る。すなわち、すぐに理解したい等のニーズが満たされない虞がある。また、パソコンのヘルプ機能を頼りに車内設備の使用方法を理解しようとする場合、対象機器の名称を入力する等の作業がどうしても必要となり、利便性の低下を招く虞がある。さらに、オペレータとの会話によるものでは、通話が面倒であるとか、通話環境が整っていないような場合には、スムーズな理解に結び付かない虞もある。
【0006】
そして、携帯型表示装置による表示を行うものでは、当該装置が携帯性を有するものである以上、一般的には電池駆動によることが多く、そうすると表示による電力の消費が電池切れの要因となる虞がある。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、対象物の使用方法をスピーディーに知ることができるとともに、携行品について、表示による電力の消費を心配する必要のない取扱い説明システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、対象物の使用方法を説明する取扱い説明システムにおいて、前記対象物を特定するために必要な情報を読み取る読取装置と、車両に搭載されるとともに、前記読取装置で読み取られた情報に基づいて特定される対象物について、その使用方法を示す画像を表示する表示装置とを備えることをその要旨としている。
【0009】
同構成によると、読取装置による読み取り動作が行われると、対象物の使用方法を示す画像が車両搭載の表示装置に表示される。このため、対象物に予めICタグを内蔵させる等して、使用方法の分からない対象物について、それに内蔵されたICタグに対する読み取り動作を行えば、当該対象物の使用方法を示す画像が表示され、これによって、当該使用方法を理解できるようになる。特に、その画像は、携行品である読取装置ではなく、車両搭載の表示装置に表示されることから、表示に伴う電力が携行品の側で消費されることがなく、したがって携行品が電池駆動されるような場合において、電池切れの要因となることが回避される。従って、対象物の使用方法をスピーディーに知ることができるとともに、携行品について、表示による電力の消費を心配する必要がない。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の取扱い説明システムにおいて、前記読取装置で読み取られた情報に基づいて対象物を特定し、その特定した対象物の使用方法を示す画像を前記表示装置に表示させる情報処理装置をさらに備えることをその要旨としている。
【0011】
同構成によると、読取装置と表示装置との間には情報処理装置が介在される。このため、表示装置による表示に必要な一連の処理について、その全てを読取装置が行う必要はなく、この読取装置を読み取り動作に専念させる、といったことができるようになる。そうすると、読取装置が上記一連の処理に必要な構成を備える必要はなく、また、そうした処理に必要な電力を賄うだけの電池容量も必要ない。従って、読取装置を小型軽量化できるとともに、これが携行品となる場合には携帯性に優れる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の取扱い説明システムにおいて、前記読取装置は、前記対象物を特定するために必要な情報を読み取る読み取り動作、及び、その読み取った情報を前記情報処理装置に送信する送信動作を行うとともに、自装置が備える特定の操作手段を用いた単一の操作を通じて、前記読み取り動作及び前記送信動作の双方を行うことをその要旨としている。
【0013】
同構成によると、読取装置が備える特定の操作手段を用いた単一の操作を通じて、読み取り動作及び送信動作の双方が行われる。従って、車両ユーザは、当該単一の操作を行うだけでよく、利便性が向上する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、対象物の使用方法をスピーディーに知ることができるとともに、携行品について、表示による電力の消費を心配する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態の取扱い説明システムについて、その構成を示す説明図。
【図2】車内設備とICタグの内容とをまとめた一覧表。
【図3】ICタグの内容と表示内容とが関連付けされたマップを示す概念図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を車内設備の使用方法を説明する取扱い説明システムに具体化した一実施形態について説明する。尚、本実施形態の取扱い説明システムは、スマートキーシステムが適用された車両に適用されている。
【0017】
まず上記スマートキーシステムについて説明する。スマートキーシステムは、車両ユーザが所持するスマートキーと、車両側に設けられるセキュリティ装置とを備えるとともに、両者間で双方向通信が可能であり、また、両者間でスマートキーを送信側とする単方向通信が可能となっている。
【0018】
そして、上記双方向通信では、車両側のセキュリティ装置からリクエスト信号と称される応答要求信号が送信されるとともに、この信号をスマートキーが受信すると、同信号に対する応答信号としてスマートキーからIDコード信号が送信される。このIDコード信号には、スマートキーに対し個別に設定されたIDコードが含まれるとともに、車両側において同信号が受信されると、この信号の発信源であるスマートキーが当該車両に適合する正規のスマートキーであるか否かの解析がIDコードの照合を通じて電気的に行われる。そして、正規のスマートキーであると肯定判断されると、このキーの所持者による乗車等を許容するべく、ドアロックの解錠やエンジンの始動を始めとする各種車両制御が許容され、これにより、車両ユーザに対する利便性の向上が図られる。
【0019】
一方、上記単方向通信では、スマートキーに設けられたロックスイッチ或いはアンロックスイッチの操作に基づき、上記IDコードに加え、施錠或いは解錠のいずれかを要求する操作コードを含む遠隔操作信号が同キーから送信されるとともに、この信号が車両側で受信されると、同信号が解析される。そして、その解析の結果、例えば正規のスマートキーによる解錠の要求であると判断されると、このキーの所持者による解錠の要求に応えるべく、ドアロックが解錠され、これにより、車両ユーザに対する利便性の向上が図られる。
【0020】
そして、こうしたスマートキーシステムに供されるスマートキーが本実施形態の取扱い説明システムで用いられる。すなわち、図1に示すように、取扱い説明システム1は、携行品としてのスマートキー2を備えるとともに、このスマートキー2は、ロックスイッチ21及びアンロックスイッチ22を備えている。また、上記スマートキー2は、車内設備の使用方法が分からない場合に、その車内設備の使用方法について説明を受けるべく、その契機となる操作を行うためのヘルプスイッチ23を備えている。さらに、上記スマートキー2は、使用方法の説明を受ける対象機器に予め内蔵されたICタグに書き込まれている情報を非接触で読み取るリーダ機能を備えている。
【0021】
この機能に関し、スマートキー2は、上記ヘルプスイッチ23の操作を契機として、図示しないコイルに電流を流すことで、その周辺に磁界を生じさせ、読み取り対象となるICタグが備える相手方コイルとの間での電磁誘導作用により、当該相手方コイルに起電力を生じさせる。そして、その起電力から電力を賄うかたちでICタグが備えるメモリから前記情報が読み出されるとともに、その情報がスマートキー2で読み取られる。尚、このような電磁誘導方式によるところ、読み取り対象となるICタグにあって、自らが電源を備える必要はなく、また、読取装置として機能するスマートキー2を対象機器のICタグに翳すことで比較的簡単に読み取り動作が行われる。ちなみに、読み取り方式は上記電磁誘導方式に限定されず、また、ICタグは自らが電源を持たないパッシブタグに限定されない。
【0022】
次いで読み取り対象となるICタグの内蔵される対象機器に関し、図1には、車内空調機器であるエアコン3が例示されている。このエアコン3は、車内温度を調整するために操作される温度調整ダイヤル31を備えるとともに、例えば運転席のやや左側前方に配置されることで、車両ユーザが運転席シートに着座した状態での操作に適した態様をとっている。尚、このエアコン3の所定の箇所にはICタグが内蔵されるとともに、そのICタグには、当該エアコン3を他の種類のエアコンと識別可能な情報、例えば車種毎に種類の異なるエアコンが搭載される場合を想定し、そのエアコンの種類を識別できる内容の情報がメモリに書き込まれている。
【0023】
そして、図2には、当該車両に搭載されている車内設備と、その車内設備に内蔵されているICタグの内容とがまとめられた一覧表が示されるとともに、その一例として、当該車両には、「エアコンA」で識別される種類のエアコンが搭載されている様子が示されている。尚、上記「エアコンA」といった情報に基づき、この種類のエアコンがどのような機能を有しているのか、また、そのためにどのような構成を備えているのか、さらには、それをどのように使用すればよいのか、といったエアコン3の使用方法を含む固有の情報を特定できるようになっている。
【0024】
図1に戻って、スマートキー2は、上記リーダ機能を用いて読み取った情報を近距離通信によって車両搭載の情報処理装置4に送信する通信機能を備えている。この機能に関し、スマートキー2は、上記ヘルプスイッチ23の操作を契機とする読み取り動作に続くかたちで、また、上記セキュリティ装置との単方向通信に倣って、当該情報の送信動作を行う。従って、本実施形態では、上記スマートキーシステムに供されるセキュリティ装置が情報処理装置4としての役割を担う。
【0025】
この情報処理装置4のメモリには、図3に示すように、当該車両に搭載されている車内設備に内蔵されているICタグの内容と、その内容に基づいて特定される車内設備の使用方法に関する表示内容とが関連付けされたマップが記憶されるとともに、その一例として、「エアコンA」と「画像A」とが関連付けされている様子が示されている。そして、情報処理装置4は、スマートキー2から例えば「エアコンA」といった情報を取得したとき、上記マップを参照して、当該「エアコンA」に関連付けされている表示内容、すなわち「画像A」を選択するとともに、この「画像A」が後段のディスプレイ5に表示されるよう、ディスプレイ5に対し表示指令信号を出力する。
【0026】
図1に戻って、ディスプレイ5は、情報処理装置4による指令に従い、この場合、「画像A」にて特定される複数枚の静止画像を所定時間毎に切り換えるかたちで順次表示する。尚、図1には、「エアコンA」にて識別されるエアコン3の使用方法を説明する一連の表示のうち、温度調整ダイヤル31がどれであるかその位置を矢印で指し示す態様の静止画像が表示されている様子が示されている。このディスプレイ5は、例えばカーナビゲーションシステムが備える既存のディスプレイによって構成される。
【0027】
次に、取扱い説明システム1の作用について説明する。
車両ユーザは、車内設備である例えばエアコン3の使用方法が分からない場合、そのエアコン3のICタグに向けてスマートキー2を翳すとともに、これと略同時にヘルプスイッチ23を操作する。すると、スマートキー2でエアコン3のICタグの情報が読み取られた後、その情報がスマートキー2から情報処理装置4に送信される。情報処理装置4は、スマートキー2から取得した情報に基づいて、取扱い説明に関する表示の対象となる車内設備として、この場合、エアコン3を特定するとともに、そのエアコン3の使用方法を示す画像をディスプレイ5に表示させる。そして、これにより、車両ユーザは、それまで使用方法が分からなかったエアコン3について、その使用方法を理解できるようになる。
【0028】
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)車内設備の一つである例えばエアコン3に内蔵されているICタグに対し、スマートキー2による読み取り動作が行われると、エアコン3の使用方法を示す画像が車両搭載のディスプレイ5に表示される。このため、使用方法の分からない車内設備について、それに内蔵されたICタグに対する読み取り動作を行えば、当該設備の使用方法を示す画像が表示され、これによって、当該使用方法を理解できるようになる。特に、その画像は、携行品であるスマートキー2ではなく、車両搭載のディスプレイ5に表示されることから、表示に伴う電力がスマートキー2の側で消費されることがなく、したがってスマートキー2が電池駆動されるような場合において、電池切れの要因となることが回避される。従って、対象物となる車内設備の使用方法をスピーディーに知ることができるとともに、携行品について、表示による電力の消費を心配する必要がない。
【0029】
(2)スマートキー2とディスプレイ5との間には情報処理装置4が介在される。このため、ディスプレイ5による表示に必要な一連の処理について、その全てをスマートキー2が行う必要はなく、このスマートキー2を読み取り動作に専念させる、といったことができるようになる。そうすると、スマートキー2が上記一連の処理に必要な構成を備える必要はなく、また、そうした処理に必要な電力を賄うだけの電池容量も必要ない。従って、スマートキー2を小型軽量化できるとともに、これが携行品となる本例の場合には携帯性に優れる。
【0030】
(3)スマートキー2が備えるヘルプスイッチ23を用いた単一の操作を通じて、読み取り動作及び送信動作の双方が行われる。従って、車両ユーザは、当該単一の操作を行うだけでよく、利便性が向上する。
【0031】
(4)スマートキー2に新規に設けられるヘルプスイッチ23の操作を契機として読み取り動作が開始され、それに続くかたちで送信動作が行われる。従って、車両ユーザは、使用方法の表示に先立ち、いわば専用のスイッチであるヘルプスイッチ23を1回操作するだけでよく、利便性が向上する。
【0032】
(5)例えばコネクタ接続によるものとは異なり、読み取り動作が非接触で行われるため、車内設備やスマートキー2が汚れたり傷付いたりすることがない。
(6)冊子化された取扱い説明書を読むことなく、車内設備の使用方法を理解することができる。
【0033】
(7)車両搭載のパソコンに備えられるヘルプ機能に不可欠の入力作業が本例では必要ないため、簡便である。
(8)車両搭載の電話機器を通じてオペレータと会話をする必要がなく、この点においても簡便である。
【0034】
(9)車種等に応じて異なる車内設備が搭載される場合でも、その設備を識別することが可能な情報をICタグに書き込んでおけば、それを読み取ることで、その設備に応じた使用方法を表示させることができ、柔軟に対処できるようになる。
【0035】
(10)スマートキー2の表示部による表示を行う構成を採用した場合、このスマートキー2が一般的に電池駆動である点を踏まえると、表示による電力の消費に伴って電池切れとなる虞があるが、本例によるように車両側のディスプレイ5による表示を行う場合には、バッテリ切れをさほど心配する必要はない。
【0036】
(11)スマートキー2は携帯性を優先して表示部の大きさに規制を受け易く、また、その分、表示内容も限定的なものとなり易いが、車両側のディスプレイ5は、比較的大画面である点を踏まえると、一度に多くの情報を表示できる点で有利である。
【0037】
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・スマートキー2に新規に設けられるヘルプスイッチ23の操作を読み取り動作開始の契機とする代わりに、ロックスイッチ21或いはアンロックスイッチ22等といった既存のスイッチを用いた特殊操作を読み取り動作開始の契機としてもよい。例えば、複数のスイッチの同時操作を上記特殊操作としてもよいし、単一のスイッチの例えば3秒間以上に及ぶ長押し操作を上記特殊操作としてもよい。
【0038】
・上記特殊操作も含め1回の操作で読み取り動作及び送信動作の双方を行う構成に代えて、読み取り動作開始の契機となる読み取り操作と、送信動作開始の契機となる送信操作とを分けてもよい。
【0039】
・複数枚の静止画像を切り換える構成に代えて、その内容が1枚の静止画像に集約できるのであれば、1枚の静止画像の表示にとどめてもよいし、静止画像の切り換えを表示の階層を深めることで実現してもよい。尚、静止画像を表示する代わりに、動画による画像の表示を行ってもよい。
【0040】
・静止画像或いは動画を問わず表示単独での機能説明に代えて、音声メッセージによる説明を伴うかたちで表示による機能説明を行ってもよい。
・IDコードの照合を通じて正規のスマートキー2であると肯定判断されたことを条件に、ディスプレイ5による表示が許容されるようにしてもよい。
【0041】
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)請求項3に記載の取扱い説明システムにおいて、前記読取装置は、自装置による読み取り動作開始の契機となる操作を行うためのヘルプスイッチを前記特定の操作手段として新たに備えることを特徴とする取扱い説明システム。同構成によると、読取装置に新規に設けられるヘルプスイッチの操作を契機として読み取り動作が開始され、それに続くかたちで送信動作が行われる。従って、車両ユーザは、使用方法の表示に先立ち、いわば専用のスイッチを操作するだけでよく、利便性が向上する。
【0042】
(ロ)前記読取装置は、前記対象物を特定するために必要な情報を当該対象物に対し非接触で読み取る請求項1〜3、上記(イ)のいずれか一項に記載の取扱い説明システム。同構成によると、読み取り動作が非接触で行われるため、対象物が汚れたり傷付いたりすることがない。
【符号の説明】
【0043】
1…取扱い説明システム、2…スマートキー(読取装置)、3…エアコン(対象物)、4…情報処理装置、5…ディスプレイ(表示装置)、21…ロックスイッチ、22…アンロックスイッチ、23…ヘルプスイッチ(特定の操作手段)、31…温度調整ダイヤル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象物の使用方法を説明する取扱い説明システムにおいて、
前記対象物を特定するために必要な情報を読み取る読取装置と、
車両に搭載されるとともに、前記読取装置で読み取られた情報に基づいて特定される対象物について、その使用方法を示す画像を表示する表示装置とを備える
ことを特徴とする取扱い説明システム。
【請求項2】
請求項1に記載の取扱い説明システムにおいて、
前記読取装置で読み取られた情報に基づいて対象物を特定し、その特定した対象物の使用方法を示す画像を前記表示装置に表示させる情報処理装置をさらに備える
ことを特徴とする取扱い説明システム。
【請求項3】
前記読取装置は、前記対象物を特定するために必要な情報を読み取る読み取り動作、及び、その読み取った情報を前記情報処理装置に送信する送信動作を行うとともに、自装置が備える特定の操作手段を用いた単一の操作を通じて、前記読み取り動作及び前記送信動作の双方を行う
請求項2に記載の取扱い説明システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−18440(P2013−18440A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−154990(P2011−154990)
【出願日】平成23年7月13日(2011.7.13)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】