説明

受信装置、受信方法、プログラムおよび送信装置

【課題】ダビング元装置からダビング先装置にコンテンツを送信する際にコンテンツのメタデータを新たに生成することを選択する。
【解決手段】ダビング先装置200は、ダビング元装置100から通信部260を介してコンテンツを受信して記憶部250に記録するに際して、既にダビング元装置100においてコンテンツに関連付けられているメタデータをダビング元装置100から通信部260を介して受信して記憶部250に記録する第1モードとコンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを記憶部250に記録する第2モードとのうちのいずれか一方を選択する制御部220を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信装置、受信方法、プログラムおよび送信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カムコーダやデジタルスチルカメラなどの動画/静止画記録再生機器において、ユーザが記録したコンテンツを記録機器以外にダビングし保存する用途が求められるようになった。また、カムコーダやデジタルスチルカメラを新規に買い換える場合に、ユーザが過去に使用していた機器内のデータから新規購入した機器にデータを移しかえるといったユースケースも発生してきている。
【0003】
上記したようなことを実現する上で問題となるのは、過去に使用していた機器で記録されたコンテンツは、その機器で認識および保存可能なメタデータしか含んでいないため、新規に入手した機器でそのコンテンツを参照した場合には新規に入手した機器の機能を十分に生かせない場合が発生することである。
【0004】
例えば、特許文献1に開示された技術が存在するが、このような技術は、システムがダビング時に不要であると判断した特定シーンを削除してコンテンツをダビングするものである。このような技術では、カムコーダやデジタルスチルカメラで使用するようなコンテンツのように、ユーザのプライベートデータを多く含むコンテンツをダビングする場合などに、そのプライベートデータも意図せず切り取られてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−142714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、撮影された貴重なプライベートデータに対して情報を付加して、コンテンツをより有用性のあるものに変化させることが要求されている。つまり、ダビングを行う際には、既に記録済みのコンテンツ(静止画、動画ストリーム)から画像付加情報やメタデータを抽出してメタデータを管理するコンテンツ管理データベースに登録を行うのが一般的であるが、より有用なメタデータをダビング時に生成し、生成したメタデータをコンテンツ管理データベースに登録することができれば便利である。
【0007】
そこで、本発明は、送信装置から受信装置にコンテンツを送信する際にコンテンツのメタデータを新たに生成することを選択することが可能な、新規かつ改良された受信装置、受信方法、プログラムおよび送信装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある実施形態によれば、記憶部と、コンテンツの送信元である送信装置と通信を行う通信部と、上記送信装置から上記通信部を介して上記コンテンツを受信して上記記憶部に記録するに際して、既に上記送信装置において上記コンテンツに関連付けられているメタデータを上記送信装置から上記通信部を介して受信して上記記憶部に記録する第1モードと上記コンテンツおよび上記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを上記記憶部に記録する第2モードとのうちのいずれか一方を選択する制御部と、上記第1モードと上記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示する表示部と、を備える、受信装置が提供される。
【0009】
上記制御部は、上記コンテンツおよび上記メタデータのうちの少なくともいずれか一方が上記送信装置によって解析された結果を上記新たなメタデータとして上記送信装置から上記通信部を介して受信し、受信した上記新たなメタデータを上記記憶部に記録するモードを上記第2モードとして選択することとしてもよい。
【0010】
上記制御部は、上記送信装置に組み込まれているファームウェアのバージョンである送信側バージョン情報と上記受信装置に組み込まれているファームウェアのバージョンである受信側バージョン情報とを取得し、取得した上記送信側バージョンと上記受信側バージョンとを比較し、比較結果に応じて、上記第1モードを選択するか、上記第1モードと上記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するか、を決定することとしてもよい。
【0011】
上記制御部は、実行しているアプリケーションの種類を判断し、判断結果に応じて、上記第1モードを選択するか、上記第1モードと上記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するか、を決定することとしてもよい。
【0012】
上記制御部は、実行しているアプリケーションによって提供されている機能のカテゴリを判断し、判断結果に応じて、上記第1モードを選択するか、上記第1モードと上記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するか、を決定することとしてもよい。
【0013】
上記表示部は、上記第1モードを選択するためのオブジェクトと上記第1モードが選択されることで機能が制限される可能性を示唆する情報とが関連付けられた情報を上記選択画面に含めるとともに、上記第2モードを選択するためのオブジェクトと上記第2モードが選択されることで提供される機能を示す情報とが関連付けられた情報を上記選択画面に含めることとしてもよい。
【0014】
上記受信装置は、上記コンテンツを解析するコンテンツ解析部をさらに備え、上記制御部は、上記コンテンツおよび上記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を受信して上記コンテンツ解析部に解析させ、上記コンテンツ解析部によって解析された結果を上記新たなメタデータとして上記記憶部に記録するモードを上記第2モードとして選択することとしてもよい。
【0015】
上記受信装置は、ユーザから操作情報の入力を受け付ける操作部をさらに備え、上記制御部は、上記操作部によって入力が受け付けられた上記操作情報に基づいて、上記第1モードと上記第2モードとのうちのいずれか一方を選択することとしてもよい。
【0016】
上記制御部は、上記第1モードを選択した場合には、上記第1モードにしたがって上記メタデータを受信して上記記憶部に記録し、上記第2モードを選択した場合には、上記第2モードにしたがって上記新たなメタデータを上記記憶部に記録することとしてもよい。
【0017】
また、本発明の別の実施形態によれば、記憶部と、コンテンツの送信元である送信装置と通信を行う通信部と、制御部と、表示部と、を備える受信装置の上記表示部により、上記送信装置から上記通信部を介して上記コンテンツを受信して上記記憶部に記録するに際して、既に上記送信装置において上記コンテンツに関連付けられているメタデータを上記送信装置から上記通信部を介して受信して上記記憶部に記録する第1モードと上記コンテンツおよび上記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを上記記憶部に記録する第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示するステップと、上記制御部により、上記第1モードと上記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するステップと、を含む、受信方法が提供される。
【0018】
また、本発明の別の実施形態によれば、コンピュータを、記憶部と、コンテンツの送信元である送信装置と通信を行う通信部と、上記送信装置から上記通信部を介して上記コンテンツを受信して上記記憶部に記録するに際して、既に上記送信装置において上記コンテンツに関連付けられているメタデータを上記送信装置から上記通信部を介して受信して上記記憶部に記録する第1モードと上記コンテンツおよび上記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを上記記憶部に記録する第2モードとのうちのいずれか一方を選択する制御部と、上記第1モードと上記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示する表示部と、を備える、受信装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【0019】
また、本発明の別の実施形態によれば、コンテンツの送信先である受信装置と通信を行う通信部と、上記受信装置に上記通信部を介してコンテンツを送信するに際して、既に自装置において上記コンテンツに関連付けられているメタデータを上記受信装置に上記通信部を介して送信して上記受信装置の記憶部に記録させる第1モードと上記コンテンツおよび上記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを上記受信装置の上記記憶部に記録させる第2モードとのうちのいずれか一方を選択する制御部と、上記第1モードと上記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示する表示部と、を備える、送信装置が提供される。
【0020】
上記送信装置は、上記コンテンツを解析するコンテンツ解析部をさらに備え、上記制御部は、上記コンテンツおよび上記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を上記コンテンツ解析部に解析させ、上記コンテンツ解析部によって解析された結果を上記新たなメタデータとして上記受信装置に上記通信部を介して送信し、送信した上記新たなメタデータを上記受信装置の上記記憶部に記録させるモードを上記第2モードとして選択することとしてもよい。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように、本発明に係る受信装置、受信方法、プログラムおよび送信装置によれば、送信装置から受信装置にコンテンツを送信する際にコンテンツのメタデータを新たに生成することを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。
【図2】メタデータの種類と種類ごとの特徴の例を示す図である。
【図3】本実施形態に係る通信システムによって実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】モードを選択するための選択画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付すことにより重複説明を省略する。
【0024】
また、以下の順序にしたがって当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.実施形態
1−1.通信システムの構成
1−2.全体の処理の流れ
1−3.表示画面例
2.変形例
3.まとめ
【0025】
<1.実施形態>
[1−1.通信システムの構成]
【0026】
まず、デジタルスチルカメラやカムコーダを例として図1を用いて通信システム全体の流れを説明する。
【0027】
図1に示すように、通信システム10は、ダビング元の機器もしくはメディアであるダビング元装置100とダビング先の機器もしくはメディアであるダビング先装置200とを備えるものである。伝送路300は、ダビング元装置100とダビング先装置200とを結ぶ伝送路の役割を果たすもので、伝送路300としては、例えば、USBケーブルや無線通信に確立された通信コネクションを使用することができる。ダビング先装置200が外付けHDDのようなメディア単体であった場合には、各ブロックが省略される場合があり、例えば、画面を搭載しない場合には表示部240が省略されることとなる。
【0028】
本実施形態に係るダビングの手順としては、まず、ダビング元装置100とダビング先装置200とが伝送路300によって接続され、通信可能な状態となる。伝送路300がUSB接続によって実現される場合には、ダビング元装置100でダビング先装置200の記憶部250をマウントし、ダビング先装置200の記憶部250内のデータを読み出しもしくは書き込みできる状態にする。伝送路300が無線通信によって実現される場合には、制御部120と制御部220との間で通信を行う上でのハンドシェイク処理等を行い、ダビング元装置100が送信側、ダビング先装置200が受信側として無線通信可能なコネクションを伝送路300として確立する必要がある。
【0029】
なお、ダビング元装置100は送信装置の一例にすぎず、ダビング先装置200は受信装置の一例にすぎない。したがって、本実施形態では、ダビング対象となるコンテンツがダビング元装置100を一例とする送信装置に残ることが前提であり、ダビング先装置200を一例とする受信装置にコンテンツが送信されることとなるが、ダビング対象となるコンテンツはダビング元装置100を一例とする送信装置に残らないこととしてもよい。また、本実施形態では、ダビング元装置100およびダビング先装置200が撮像機能を有することとするが、撮像機能を有することは必須ではなく、ダビング元装置100およびダビング先装置200は、撮像機能を有さない他の電子機器などであってもよい。
【0030】
まず、ダビング先装置200が第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択する処理を行う場合について説明する。その後に、ダビング元装置100が第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択する場合について説明する。つまり、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択する処理は、ダビング元装置100が行ってもよいし、ダビング先装置200が行ってもよい。第1モードおよび第2モードについては後に説明する。
【0031】
ダビング先装置200は、少なくとも、制御部220と、表示部240と、記憶部250と、通信部260と、を備え、必要に応じて、操作部210、コンテンツ解析部230などを備えるものである。記憶部250は、例えば、不揮発性メモリによって構成されるものであり、コンテンツをファイルとして保持するためのコンテンツファイル251と、コンテンツに関連するメタデータなどの情報を管理する管理データベース252とを含むものである。通信部260は、例えば、通信装置によって構成されるものであり、コンテンツの送信元であるダビング元装置100と通信を行う機能を有するものである。コンテンツ解析部230は、コンテンツまたはコンテンツに付されているメタデータを解析して新たなメタデータを生成する機能を有するものである。
【0032】
制御部220は、例えば、CPUおよびRAMによって構成されるものであり、記憶部250によって記憶されているプログラムがCPUによってRAMに展開されて実行されることで、その機能が実現されるものである。しかし、制御部220は、専用のハードウェアによって構成されることとしてもよい。
【0033】
制御部220は、ダビング元装置100から通信部260を介してコンテンツを受信して記憶部250にコンテンツファイル251として記録するに際して、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択する機能を有するものである。ここで、第1モードとは、既にダビング元装置100においてコンテンツに関連付けられているメタデータをダビング元装置100から通信部260を介して受信して記憶部250に記録するモードであるとする。また、第2モードは、コンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを記憶部250に記録するモードであるとする。
【0034】
制御部220は、選択したモードにしたがって動作する。ダビング元装置100からダビング先装置200にコンテンツをダビングする形態においては、第1モードは、通常ダビングを行う場合に相当し、第2モードは、じっくりダビングを行う場合に相当する。メタデータの例としては、位置情報などの他、顔検出データ、ハイライトポイントデータ、再生デュレーションなどといったコンテンツの記録時に得られるコンテンツ付加情報などを挙げることができる。第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方をユーザに選択させるために表示される選択画面については、図4を参照して後に説明する。表示部240は、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示する機能を有するものであり、例えば、表示装置によって構成される。
【0035】
制御部220が第2モードを選択した状態において、コンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析する主体は、ダビング元装置100であってもよいし、ダビング先装置200であってもよい。例えば、ダビング元装置100がコンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析する場合には、制御部220は、コンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方がダビング元装置100によって解析された結果を新たなメタデータとしてダビング元装置100から通信部260を介して受信することとなる。そして、制御部220は、受信した新たなメタデータを記憶部250に記録することとなる。
【0036】
また、例えば、ダビング先装置200がコンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析する場合には、制御部220は、コンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を受信してコンテンツ解析部230に解析させ、コンテンツ解析部230によって解析された結果を新たなメタデータとして記憶部250に記録することとなる。
【0037】
コンテンツ自体とメタデータとのうちのどちらを解析すべきであるのかについては、主にメタデータの種類によって決定される。例えば、ハイライト再生を行うために必要なメタデータについては、コンテンツ自体を解析して得られるが、地名などのメタデータについては、緯度および経度などのメタデータを解析して得られる。コンテンツ自体とメタデータとのうちのどちらを解析すべきであるのかをメタデータの種類ごとにまとめた例については、図2を参照して後に説明する。
【0038】
モードの選択をどのように許容するかについては様々なものが想定されるが、例えば、通常の場合には無条件に第1モードを選択するようにし、所定の場合にのみ第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択できるようにしてもよい。例えば、ダビング元装置100に組み込まれているファームウェアのバージョンとダビング先装置200に組み込まれているファームウェアのバージョンとを比較して、両バージョンが同じ場合には第1モードを選択するようにし、両バージョンが異なる場合には第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択するようにすればよい。両ファームウェアのバージョンが同じであれば、既にダビング元装置100においてコンテンツに関連付けられているメタデータ以外にダビング先装置200において必要とされるメタデータはないことが想定されるからである。
【0039】
つまり、制御部220は、ダビング元装置100に組み込まれているファームウェアのバージョンである送信側バージョン情報とダビング先装置200に組み込まれているファームウェアのバージョンである受信側バージョン情報とを取得する。そして、制御部220は、取得した送信側バージョンと受信側バージョンとを比較し、比較結果に応じて、第1モードを選択するか、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択するか、を決定する。ダビング元装置100は、例えば、ダビング先装置200から受信側バージョン情報を取得することができ、ダビング先装置200は、例えば、ダビング元装置100から送信側バージョン情報を取得することができる。
【0040】
また、制御部220は、現在実行しているアプリケーションの種類に応じてモードの選択をどのように許容するかを決定してもよい。つまり、制御部220は、現在実行しているアプリケーションの種類を判断し、判断結果に応じて、第1モードを選択するか、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択するか、を決定することとしてもよい。このようにすれば、例えば、所定の種類のアプリケーションが実行されている場合には、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方をユーザに選択させるようにすることができる。所定の種類のアプリケーションであることを示す情報は、ユーザによって登録することが可能であってもよいし、アプリケーションに付加されているものとしてもよい。
【0041】
また、制御部220は、現在実行しているアプリケーションによって提供されている機能のカテゴリに応じてモードの選択をどのように許容するかを決定してもよい。つまり、制御部220は、実行しているアプリケーションによって提供されている機能のカテゴリを判断し、判断結果に応じて、第1モードを選択するか、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択するか、を決定することとしてもよい。例えば、動画を編集するアプリケーションによって提供される機能のカテゴリとしては、動画の再生などといったものがあり、例えば、制御部220は、カテゴリが動画の再生であると判断した場合には、第1モードを選択するようにしてもよい。
【0042】
表示部240が選択画面を表示するに際しては、第1モードを選択するためのオブジェクトおよび第2モードを選択するためのオブジェクトのそれぞれに各モードが選択された場合に提供される機能を示す情報を関連付けて表示することとしてもよい。すなわち、表示部240は、第1モードを選択するためのオブジェクトと第1モードが選択されることで機能が制限される可能性を示唆する情報とが関連付けられた情報を選択画面に含めるとともに、第2モードを選択するためのオブジェクトと第2モードが選択されることで提供される機能を示す情報とが関連付けられた情報を選択画面に含めることとしてもよい。
【0043】
ダビング先装置200は、ユーザから操作情報の入力を受け付ける操作部210をさらに備えることとしてもよい。その場合には、制御部220は、操作部210によって入力が受け付けられた操作情報に基づいて、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択することとしてもよい。操作部210は、例えば、ボタンなどの入力装置によって構成されるものであるが、特に限定されるものではない。
【0044】
制御部220は、第1モードを選択した場合には、メタデータを受信して記憶部250に記録し、第2モードを選択した場合には、新たなメタデータを記憶部250に記録する。
【0045】
続いて、ダビング元装置100が第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択する場合について説明する。
【0046】
ダビング元装置100は、少なくとも、制御部120と、表示部140と、通信部160と、を備え、必要に応じて、操作部110、コンテンツ解析部130、記憶部150などを備えるものである。記憶部150は、例えば、不揮発性メモリによって構成されるものであり、コンテンツをファイルとして保持するためのコンテンツファイル151と、コンテンツに関連するメタデータなどの情報を管理する管理データベース152とを含むものである。通信部160は、例えば、通信装置によって構成されるものであり、コンテンツの送信先であるダビング先装置200と通信を行う機能を有するものである。コンテンツ解析部130は、コンテンツまたはコンテンツに付されているメタデータを解析して新たなメタデータを生成する機能を有するものである。
【0047】
制御部120は、例えば、CPUおよびRAMによって構成されるものであり、記憶部150によって記憶されているプログラムがCPUによってRAMに展開されて実行されることで、その機能が実現されるものである。しかし、制御部120は、専用のハードウェアによって構成されることとしてもよい。
【0048】
制御部120は、ダビング先装置200に通信部160を介してコンテンツを送信するに際して、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択する機能を有するものである。ここで、第1モードとは、上記したように、既にダビング元装置100においてコンテンツに関連付けられているメタデータをダビング先装置200に通信部160を介して送信してダビング先装置200の記憶部250に記録させるモードである。また、第2モードは、上記したように、コンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを記憶部250に記録させるモードである。
【0049】
制御部120は、選択したモードにしたがって動作する。第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方をユーザに選択させるために表示される選択画面については、図4を参照して後に説明する。表示部140は、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示する機能を有するものであり、例えば、表示装置によって構成される。
【0050】
制御部120が第2モードを選択した状態において、コンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析する主体は、ダビング元装置100であってもよいし、ダビング先装置200であってもよい。例えば、ダビング元装置100がコンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析する場合には、制御部120は、コンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方をコンテンツ解析部130に解析させ、コンテンツ解析部130によって解析された結果を新たなメタデータとしてダビング先装置200に通信部260を介して送信することとなる。そして、制御部220は、受信した新たなメタデータを記憶部250に記録することとなる。
【0051】
また、例えば、ダビング先装置200がコンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析する場合には、制御部220は、コンテンツおよびメタデータのうちの少なくともいずれか一方を受信してコンテンツ解析部230に解析させ、コンテンツ解析部230によって解析された結果を新たなメタデータとして記憶部250に記録することとなる。
【0052】
コンテンツ自体とメタデータとのうちのどちらを解析すべきであるのかについては、主にメタデータの種類によって決定される。これについては、ダビング先装置200の説明において述べたような手法によって決定される。また、モードの選択をどのように許容するかを決定する手法については様々なものが想定されるが、これについても、ダビング先装置200の説明において述べたような手法によって決定される。
【0053】
表示部140が選択画面を表示するに際しては、第1モードを選択するためのオブジェクトおよび第2モードを選択するためのオブジェクトのそれぞれに各モードが選択された場合に提供される機能を示す情報を関連付けて表示することとしてもよい。すなわち、表示部140は、第1モードを選択するためのオブジェクトと第1モードが選択されることで機能が制限される可能性を示唆する情報とが関連付けられた情報を選択画面に含めるとともに、第2モードを選択するためのオブジェクトと第2モードが選択されることで提供される機能を示す情報とが関連付けられた情報を選択画面に含めることとしてもよい。
【0054】
ダビング元装置100は、ユーザから操作情報の入力を受け付ける操作部110をさらに備えることとしてもよい。その場合には、制御部120は、操作部110によって入力が受け付けられた操作情報に基づいて、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択することとしてもよい。操作部110は、例えば、ボタンなどの入力装置によって構成されるものであるが、特に限定されるものではない。
【0055】
制御部120は、第1モードを選択した場合には、メタデータを送信してダビング先装置200の記憶部250に記録させ、第2モードを選択した場合には、新たなメタデータを送信してダビング先装置200の記憶部250に記録させる。
【0056】
メタデータの種類と種類ごとの特徴の例を図2に示す。図2では、ダビング元装置100に組み込まれているファームウェアのバージョンが(「Ver.1.0」と示されているように)1.00であり、ダビング先装置200に組み込まれているファームウェアのバージョンが(「Ver.2.0」と示されているように)2.00である場合について示している。このように、ダビング元装置100とダビング先装置200とでファームウェアのバージョンが異なる場合には、アプリケーションが扱うメタデータの種類も異なる場合がある。
【0057】
例えば、図2に示した「ハイライト再生」「地図表示」「イベント仕分け」などは、アプリケーションが実行されることによって提供される機能であるが、これらのアプリケーションによって扱われるメタデータの種類がダビング元装置100とダビング先装置200とで異なっている。
【0058】
例えば、「ハイライト再生」では、バージョン2.00では、コンテンツに顔が登場する時刻や、コンテンツを解析した結果として得られる盛り上がり点(盛り上がりの時刻)、動画(コンテンツ)の長さなどのメタデータが必要であるが、バージョン1.00では、特にメタデータは必要ない。ダビング先装置200がバージョン2.00の「ハイライト再生」で必要となるメタデータを新たに取得しようとするときには、例えば、ダビング元装置100またはダビング先装置200においてコンテンツを解析して、解析した結果を新たなメタデータとして取得すればよい。ダビング先装置200は、バージョン2.00の「ハイライト再生」で必要となるメタデータを新たに取得した後は、顔登場時刻や盛り上がり点などを使用したハイライト再生を行うことができる。
【0059】
また、例えば、「地図表示」では、バージョン2.00では、地名などのメタデータが必要であるが、バージョン1.00では、緯度および経度などのメタデータが必要である。ダビング先装置200がバージョン2.00の「地図表示」で必要となるメタデータを新たに取得しようとするときには、例えば、ダビング元装置100またはダビング先装置200において緯度および経度などのメタデータを解析して、解析した結果を新たなメタデータとして取得すればよい。ダビング先装置200は、バージョン2.00の「地図表示」で必要となるメタデータを新たに取得した後は、地名を使用した地図表示を行うことができる。
【0060】
また、例えば、「イベント仕分け」では、バージョン2.00では、グループ名(イベント名)などのメタデータが必要であるが、バージョン1.00では、日時などのメタデータが必要である。グループ名は、例えば、コンテンツが撮影されたイベントの名前(運動会など)であり、日時は、例えば、コンテンツが撮影された日時である。ダビング先装置200がバージョン2.00の「イベント仕分け」で必要となるメタデータを新たに取得しようとするときには、例えば、ダビング元装置100またはダビング先装置200において日時などのメタデータを解析して、解析した結果を新たなメタデータとして取得すればよい。ダビング先装置200は、バージョン2.00の「イベント仕分け」で必要となるメタデータを新たに取得した後は、グループ名を使用したコンテンツの仕分けを行うことができる。例えば、日時の近いメタデータは、解析された結果、同一のグループ名とされる。
【0061】
[1−2.全体の処理の流れ]
ダビング実行までの処理の流れをフローチャートとして図3に示す。なお、ここでは、図3に示すステップS101〜S103、S105が、ダビング先装置200によって実行される例について説明するが、ダビング元装置100によって実行されることとしてもよい。図3に示すように、制御部220は、ユーザからダビング指示があったか否かを判断する(ステップS101)。制御部220は、ダビング指示がないうちは(ステップS101で「No」)、ステップS101を繰り返し、ダビング指示があった場合には(ステップS101で「Yes」)、ダビング元装置100とダビング先装置200との間で組み込まれているファームウェアのバージョンが異なるか否かを判断する(ステップS102)。
【0062】
制御部220は、バージョンが異なると判断した場合には(ステップS102で「Yes」)、ステップS105に進み、バージョンが同じであると判断した場合には(ステップS102で「No」)、ステップS103に進む。制御部220は、現在実行しているアプリケーションが特定のアプリケーション種別であるか、または、現在実行しているアプリケーションによって提供されている機能が特定のカテゴリであるか否かを判断する(ステップS103)。制御部220は、ステップS103を満たさないと判断した場合には(ステップS103で「No」)、ステップS104に進む。
【0063】
制御部220は、ステップS103を満たすと判断した場合には(ステップS103で「Yes」)、ステップS105に進む。制御部220は、じっくりダビングを実行するか否かを判断し(ステップS105)、じっくりダビングを実行しないと判断した場合には(ステップS105で「No」)、ステップS104に進み、じっくりダビングを実行すると判断した場合には(ステップS105で「Yes」)、ステップS106に進む。
【0064】
ステップS104に進んだ場合には、制御部220は、通常ダビングを実行し、ダビング処理を終了する。ステップS106に進んだ場合には、制御部220は、ダビング元装置100のコンテンツ解析部130にコンテンツ(またはコンテンツのメタデータ)を解析させ、解析結果を新たなメタデータとして取得し始めるとともに、ダビング元装置100の制御部120は、通信部160を介したダビング先装置200へのコンテンツの送信を開始する(ステップS106)。その後、ダビング元装置100の制御部120は、取得した新たなメタデータをダビング先装置200に通信部160を介して送信し始め(ステップS107)、制御部220は、記憶部250による管理形式に合わせて新たなメタデータを記憶部250に記録し(ステップS108)、ダビング処理を終了する。
【0065】
[1−3.表示画面例]
モードを選択するための選択画面の一例を図4に示す。ダビング先装置200は、図4に示したように、ダビング開始前にユーザに対して選択画面241を表示する。ここでは、ユーザが通常のダビングを行うか、じっくりダビングを行うかを選択できるようにし、じっくりダビングを選択した場合はストリームの解析などを行う必要があるためにダビングの所要時間が長くなる旨を示すメッセージ241bが選択画面241に含まれて表示部240によって表示される。
【0066】
上記したように、ダビング先装置200の表示部240によって、第1モードと第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面241が表示される。しかし、ここでは、選択画面241は、ダビング先装置200の表示部240によって表示されることとしているが、ダビング元装置100の表示部140によって表示されることとしてもよい。選択画面241には、少なくとも、第1モードを選択するためのオブジェクト241dと第2モードを選択するためのオブジェクト241gとが含まれている。
【0067】
ユーザは、コントローラ211などを介してオブジェクト241dを選択するための操作情報を入力すると、制御部120によってその操作情報が受け付けられ、その操作情報に基づいて第1モードが選択される。同様に、コントローラ211などを介してオブジェクト241gを選択するための操作情報を入力すると、制御部120によってその操作情報が受け付けられ、その操作情報に基づいて第2モードが選択される。コントローラ211は、例えば、上記した操作部210を構成するものである。
【0068】
この他に、選択画面241には、残駆動時間241a、通常ダビングを実行した場合のダビング所要時間241f、じっくりダビングを実行した場合のダビング所要時間241i、バッテリ残量241cなどが含まれることとしてもよい。また、シャッターボタン212は、ユーザによる押下により撮影を行うためのものであり、特に必須のものではない。
【0069】
ユーザがじっくりダビングを選択した場合には次のような手順でダビングが実行される。まず、制御部120が記憶部150に存在するコンテンツ群からダビング対象とするべきコンテンツを特定する。この特定は、ユーザによる任意選択されるもの、もしくはダビング元装置100により自動決定されるもののいずれであっても構わない。次に、制御部120は、ダビング対象となったコンテンツを1つ1つコンテンツ解析部130に引き渡す。
【0070】
コンテンツ解析部130は、例えば、引き渡されたコンテンツが静止画であればそのコンテンツのExifデータを解析するだけではなく、JPEGデータ内から特徴点となりうる顔情報を再検出する。また、コンテンツ解析部130は、引き渡されたコンテンツが動画ストリームであれば時系列的に動画をデコードしながら各フレーム内に顔情報が存在するか、音声情報等も加味し盛り上がりポイントとなる部分が存在しないかを抽出していく。コンテンツ解析部130によって抽出されたメタデータ・付加情報はコンテンツの実体ファイルと共に、通信部160を介し、伝送路300を通じてダビング先装置200に送信される。ダビング先装置200は、ダビング元装置100から送信されたコンテンツとメタデータとを記憶部250に格納する。
【0071】
記憶部250に管理データベース252がダビング時に存在していなかった場合には、以下のような手順で示される処理を行うことも可能である。まず、ダビング元装置100からダビング先装置200へのダビングを実行する前に、制御部220は、管理データベース252を新規に作成する。記憶部250に既に記録済みのコンテンツが存在しているような場合には、制御部220は、コンテンツ解析部230を用いて記憶部250内にコンテンツのメタデータを解析または抽出を実行し、解析または抽出して得られた情報を記憶部250内の管理データベース252に格納していく。
【0072】
上記の手順では、ダビング元装置100がコンテンツの解析を行うこととしたが、ダビング先装置200が、コンテンツ解析部230を用いて記憶部150内のコンテンツを解析または抽出を行うことも可能である。こうすることで、ダビングを主導するブロックをダビング元装置100およびダビング先装置200の両方が備えることになり、異なるコンテンツ解析能力をもつ機器でのダビングをユーザが選択できるようになる。
【0073】
<2.変形例>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0074】
例えば、本実施形態では、ダビング元装置100とダビング先装置200とがUSB接続される場合や無線通信を行う場合について述べたが、本実施形態に係る技術は、単一機器でメディア間のダビングを実行する場合に適用することも可能である。また、ダビング先装置200がNASを介してネットワーク上に存在するメディアである場合にも同様に本実施形態に係る技術を適用することが可能である。
【0075】
<3.まとめ>
本実施形態によれば、送信装置から受信装置にコンテンツを送信する際にコンテンツのメタデータを新たに生成することを選択することができる。
【符号の説明】
【0076】
10 通信システム
100 ダビング元装置(送信装置)
110 操作部
120 制御部
130 コンテンツ解析部
140 表示部
150 記憶部
160 通信部
200 ダビング先装置(受信装置)
210 操作部
220 制御部
230 コンテンツ解析部
240 表示部
241 選択画面
241a 残駆動時間
241f ダビング所要時間
241i ダビング所要時間
250 記憶部
260 通信部
300 伝送路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部と、
コンテンツの送信元である送信装置と通信を行う通信部と、
前記送信装置から前記通信部を介して前記コンテンツを受信して前記記憶部に記録するに際して、既に前記送信装置において前記コンテンツに関連付けられているメタデータを前記送信装置から前記通信部を介して受信して前記記憶部に記録する第1モードと前記コンテンツおよび前記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを前記記憶部に記録する第2モードとのうちのいずれか一方を選択する制御部と、
前記第1モードと前記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示する表示部と、
を備える、受信装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記コンテンツおよび前記メタデータのうちの少なくともいずれか一方が前記送信装置によって解析された結果を前記新たなメタデータとして前記送信装置から前記通信部を介して受信し、受信した前記新たなメタデータを前記記憶部に記録するモードを前記第2モードとして選択する、
請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記送信装置に組み込まれているファームウェアのバージョンである送信側バージョン情報と前記受信装置に組み込まれているファームウェアのバージョンである受信側バージョン情報とを取得し、取得した前記送信側バージョンと前記受信側バージョンとを比較し、比較結果に応じて、前記第1モードを選択するか、前記第1モードと前記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するか、を決定する、
請求項1に記載の受信装置。
【請求項4】
前記制御部は、
実行しているアプリケーションの種類を判断し、判断結果に応じて、前記第1モードを選択するか、前記第1モードと前記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するか、を決定する、
請求項1に記載の受信装置。
【請求項5】
前記制御部は、
実行しているアプリケーションによって提供されている機能のカテゴリを判断し、判断結果に応じて、前記第1モードを選択するか、前記第1モードと前記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するか、を決定する、
請求項1に記載の受信装置。
【請求項6】
前記表示部は、
前記第1モードを選択するためのオブジェクトと前記第1モードが選択されることで機能が制限される可能性を示唆する情報とが関連付けられた情報を前記選択画面に含めるとともに、前記第2モードを選択するためのオブジェクトと前記第2モードが選択されることで提供される機能を示す情報とが関連付けられた情報を前記選択画面に含める、
請求項1に記載の受信装置。
【請求項7】
前記受信装置は、
前記コンテンツを解析するコンテンツ解析部をさらに備え、
前記制御部は、
前記コンテンツおよび前記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を受信して前記コンテンツ解析部に解析させ、前記コンテンツ解析部によって解析された結果を前記新たなメタデータとして前記記憶部に記録するモードを前記第2モードとして選択する、
請求項1に記載の受信装置。
【請求項8】
前記受信装置は、
ユーザから操作情報の入力を受け付ける操作部をさらに備え、
前記制御部は、
前記操作部によって入力が受け付けられた前記操作情報に基づいて、前記第1モードと前記第2モードとのうちのいずれか一方を選択する、
請求項1に記載の受信装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記第1モードを選択した場合には、前記第1モードにしたがって前記メタデータを受信して前記記憶部に記録し、前記第2モードを選択した場合には、前記第2モードにしたがって前記新たなメタデータを前記記憶部に記録する、
請求項1に記載の受信装置。
【請求項10】
記憶部と、コンテンツの送信元である送信装置と通信を行う通信部と、制御部と、表示部と、を備える受信装置の前記表示部により、前記送信装置から前記通信部を介して前記コンテンツを受信して前記記憶部に記録するに際して、既に前記送信装置において前記コンテンツに関連付けられているメタデータを前記送信装置から前記通信部を介して受信して前記記憶部に記録する第1モードと前記コンテンツおよび前記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを前記記憶部に記録する第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示するステップと、
前記制御部により、前記第1モードと前記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するステップと、
を含む、受信方法。
【請求項11】
コンピュータを、
記憶部と、
コンテンツの送信元である送信装置と通信を行う通信部と、
前記送信装置から前記通信部を介して前記コンテンツを受信して前記記憶部に記録するに際して、既に前記送信装置において前記コンテンツに関連付けられているメタデータを前記送信装置から前記通信部を介して受信して前記記憶部に記録する第1モードと前記コンテンツおよび前記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを前記記憶部に記録する第2モードとのうちのいずれか一方を選択する制御部と、
前記第1モードと前記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示する表示部と、
を備える、受信装置として機能させるためのプログラム。
【請求項12】
コンテンツの送信先である受信装置と通信を行う通信部と、
前記受信装置に前記通信部を介してコンテンツを送信するに際して、既に自装置において前記コンテンツに関連付けられているメタデータを前記受信装置に前記通信部を介して送信して前記受信装置の記憶部に記録させる第1モードと前記コンテンツおよび前記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を解析して得られる新たなメタデータを前記受信装置の前記記憶部に記録させる第2モードとのうちのいずれか一方を選択する制御部と、
前記第1モードと前記第2モードとのうちのいずれか一方を選択するための選択画面を表示する表示部と、
を備える、送信装置。
【請求項13】
前記送信装置は、
前記コンテンツを解析するコンテンツ解析部をさらに備え、
前記制御部は、
前記コンテンツおよび前記メタデータのうちの少なくともいずれか一方を前記コンテンツ解析部に解析させ、前記コンテンツ解析部によって解析された結果を前記新たなメタデータとして前記受信装置に前記通信部を介して送信し、送信した前記新たなメタデータを前記受信装置の前記記憶部に記録させるモードを前記第2モードとして選択する、
請求項12に記載の送信装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−205370(P2011−205370A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−70264(P2010−70264)
【出願日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】