説明

受容体型キナーゼモジュレーターおよびその使用方法

【課題】受容体キナーゼ活性、特にエフリンおよびEGFRをモジュレーションするための化合物、ならびにその化合物およびその薬剤組成物を利用して、受容体キナーゼ活性を媒介とする疾患を治療する方法の提供。
【解決手段】一般式(1)で表される化合物。


受容体キナーゼ活性を媒介とする疾患には、例えば異常なレベルの細胞増殖(すなわち、腫瘍増殖)、プログラム細胞死(アポトーシス)、細胞の移動および侵入、ならびに腫瘍増殖に関連する血管形成を特徴の一部とする疾患が含まれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
チロシンキナーゼ活性をモジュレーションするための次式Iの化合物
化学式I

または薬学的に許容されるその塩、水和物、もしくはプロドラッグ
[式中、
は、1個〜3個のR50置換基によって場合によって置換されているC〜Cアルキルであり;
は、−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NH、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(=O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(=O)R、−N(R)CO、−C(=O)R、場合によって置換されている低級アルキル、場合によって置換されている低級アルケニル、および場合によって置換されている低級アルキニルから選択され;
は、−HまたはRであり;
は、場合によって置換されている低級アルキル、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されている低級アリールアルキル、場合によって置換されているヘテロシクリル、および場合によって置換されている低級ヘテロシクリルアルキルから選択されるか;または
およびRは、これらの結合相手である共通の窒素と一緒になったとき、場合によって置換されている5員〜7員ヘテロシクリルを形成し、前記の場合によって置換されている5員〜7員ヘテロシクリルは、N、O、S、およびPから選択された少なくとも1個の追加のヘテロ原子を場合によって含んでおり;
qは、0から5であり;
Zは、−OCH−、−O−、−S(O)0〜2−、−N(R)CH−、および−NR−から選択され;
は、−H、または場合によって置換されている低級アルキルであり;
は、−H、R50で場合によって置換されているC〜Cアルキル−L−L−、G(CH0〜3−、またはR53(R54)N(CH0〜3−であり;ここで、Gは、1個または2個の環状ヘテロ原子を含み、1個〜3個のR50置換基で場合によって置換されている5員〜7員飽和ヘテロシクリルであり;Lは、−C=O−または−SO−であり、Lは、直接結合、−O−、または−NH−であり、R53およびR54は、それぞれ独立に、1個〜3個のR50置換基で場合によって置換されているC〜Cアルキルであり;
は、環あたり1個、2個、または3個の環状へテロ原子を場合によって含み、0から4個のR50置換基で場合によって置換されている、飽和または一価もしくは多価不飽和の単環式もしくは縮合多環式C〜C14ヒドロカルビルであり;
は、−NR−、−O−、または不在であり;
は、−CH−、−CHCH−、−CHCHCH−、または不在であり;
は、−H、または場合によって置換されている低級アルキルであり;
50は、−H、ハロ、トリハロメチル、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(=O)N(R)R、−C(=NR25)N(R)R、−C(=NR25)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−NCO、−C(=O)R、場合によって置換されているアルコキシ、場合によって置換されている低級アルキル、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されている低級アリールアルキル、場合によって置換されているヘテロシクリル、および場合によって置換されている低級ヘテロシクリルアルキルであるか;または
50のうちの2個が、同じ炭素上で一緒になって、オキソになるか;または
50のうちの2個が、これらの結合相手である共通の炭素と一緒になって、場合によって置換されている3員〜7員スピロシクリルを形成し、前記の場合によって置換されている3員〜7員スピロシクリルは、N、O、S、およびPから選択された少なくとも1個の追加のヘテロ原子を場合によって含んでおり;
25は、−H、−CN、−NO、−OR、−S(O)0〜2、−CO、場合によって置換されている低級アルキル、場合によって置換されている低級アルケニル、および場合によって置換されている低級アルキニルから選択されている]。
【請求項2】
が−CH−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Zが−NR−である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
がCH−である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Iの



および

から選択され、R2aが−H、F、Cl、およびBrから選択され、R2bおよびR2cが、F、Cl、およびBrからそれぞれ独立に選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
が、5員〜7員単環式ヘテロシクリルまたは5員〜6員ヘテロアリールであり、それぞれが、R50のうちの1個〜3個で場合によって置換されている、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
化合物は、Mが、モルホリニル、チアゾリル、オキサジアゾリル、テトラヒドロピラニル、およびオキサゼパニルからなる群から選択され、それぞれが、R50のうちの1個から3個で場合によって置換されている、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
が、−H、ジメチルアミノメチル、(4−メチルピペリジン−1−イル)メチル、ピペリジニル、1−メチルピペリジン−4−イル、モルホリン−4−イルメチル、およびフェニルメチルからなる群から選択されている、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
Iの



である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
が、3員〜7員飽和カルボシクリル、または1個もしくは2個の環状へテロ原子を有するヘテロシクリルであり、前述のものはどちらも、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cヒドロキシアルキル、R10(R11)N−、およびヒドロキシのうちの少なくとも1個で場合によって置換されており、但し、ジェミナルなヘテロ原子置換はなく、R10およびR11が、それぞれ独立にC〜Cアルキルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項11】
Iの



である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
−M−M−M−が、全体として次式II
化学式II

[式中、X、X、および場合によってXは、飽和架橋環系の原子を表し、前記の飽和架橋環系は、X、X、およびXのいずれかによって表される最高で3個の環状へテロ原子を含み;
各Xは、−C(R)R−、−O−、−S(O)0〜2−、および−NR−からそれぞれ独立に選択され;
各Xは、それぞれ独立に、Rで場合によって置換されている架橋先端メチン、または架橋先端窒素であり;
各Xは、−C(R)R−、−O−、−S(O)0〜2−、および−NR−からそれぞれ独立に選択され;
但し、X、X、およびXについては、窒素−窒素の環状結合もなければ、ジェミナルな二窒素置換もなく;
Eは、−NR−、−O−、および不在から選択され;
Yは、次のいずれかであり、すなわち、
Iのキナゾリン環系の7位にある酸素と、Eとの間、またはEが不在であるときには、Xが架橋先端窒素であるときにはX以外の、飽和架橋環系の任意の原子との間のC1〜3アルキレンリンカーであり、但し、Iのキナゾリン環系の7位にある酸素と、Eとの間、またはEが不在であるときには、X、X、またはXによって表される任意のヘテロ原子との間に少なくとも2個の炭素原子が存在するか;または
Yは不在であり、Yが不在であるとき、Eも不在であり、前記の飽和架橋環系は、Iのキナゾリン環系の7位にある酸素に前記飽和架橋環系の炭素原子を介して直接に結合しており;
mおよびpは、それぞれ独立に1〜4であり;
nは、0〜2であり、nが0であるとき、2個の架橋先端X間に直接単結合が存在し;
およびRは、−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NH、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−NCO、−C(O)R、場合によって置換されている低級アルキル、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されている低級アリールアルキル、場合によって置換されているヘテロシクリル、場合によって置換されている低級ヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択されるか;または
およびRは、一緒になってオキソになるか;または
およびRは、これらの結合相手である共通の炭素原子と一緒になって、場合によって置換されている3員〜7員スピロシクリルを形成し、前記の場合によって置換されている3員〜7員スピロシクリルは、N、O、S、およびPから選択された少なくとも1個の追加のヘテロ原子を場合によって含んでおり;
は、R、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−SO、および−C(O)Rから選択され、
但し、YがC1〜3アルキレンリンカーであるとき、Eは不在であり、Zは−NH−または−N(CH)−であり;
は、C1〜3アルキルであり;Rは、−Hまたはハロゲンであり;n=0であり;飽和架橋環系の1本の架橋の各原子Xは、飽和架橋環系の両方の架橋先端原子Xと合わさったとき、
ピロリジン環またはピペリジン環を表し、前記ピロリジン環または前記ピペリジン環の任意の原子XまたはXは、Yに結合しており、そのとき、前記飽和架橋環系の他の架橋は、−OC(O)CH−、−CHOC(O)−、−OC(O)CHCH−、−CHOC(O)CH−、−CHCHOC(O)−、−OC(O)CHNH−、−OC(O)CHN(C1〜4アルキル)−、および−OC(O)CHO−のうちのいずれか1種になることはできず;あるいは
ピペラジン環または4−(C1〜4アルキル)−ピペラジン環を表し、前記ピペラジン環または前記4−(C1〜4アルキル)−ピペラジン環の任意の原子XまたはXは、Yに結合しており、そのとき、前記飽和架橋環系の他の架橋は、前記ピペラジン環または前記4−(C1〜4アルキル)−ピペラジン環の2位および3位を介して結合するときに限り、−CHOC(O)CH−、−CHCHOC(O)−のうちの一種になることはできず、前述の2種の架橋はどちらも、1個または2個のC1〜2アルキル基で場合によって置換されており;あるいは
ピペラジン環を表し、前記ピペラジン環の任意の原子XまたはXは、Yに結合しており、そのとき、前記飽和架橋環系の他の架橋は、前記ピペラジン環の3位および4位を介して結合するときに限り、−C(O)OCHCH−、−CHOC(O)CH−のうちの1種になることはできず、前述の2種の架橋のどちらかが、上の図でその左側の末端を介して前記ピペラジン環の3位に結合するときに限り、前述の2種の架橋はどちらも、1個または2個のC1〜2アルキル基で場合によって置換されており;あるいは
2−オキソモルホリン環を表し、前記2−オキソモルホリン環は、その4位を介してYに結合し、そのとき、前記飽和架橋環系の他の架橋は、前記2−オキソモルホリン環の5位および6位を介して結合するときに限り、−(CH−、−CHWCH−、−CHWCHCH−、および−CHCHWCH−のうちの1種になることはできず、ここで、Wは、−O−、−S(O)0〜2−、−NH−、または−N(C1〜4アルキル)であり、gは、2、3、または4である。]に従う、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
Zが−NR−である、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
が、−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−OR、および場合によって置換されている低級アルキルから選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
が非置換のC1〜3アルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
前記飽和架橋環系が、[4.4.0]、[4.3.0]、[4.2.0]、[4.1.0]、[3.3.0]、[3.2.0]、[3.1.0]、[3.3.3]、[3.3.2]、[3.3.1]、[3.2.2]、[3.2.1]、[2.2.2]、および[2.2.1]からなる群から選択された配置を有する、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
Yが、−CHCH−、−CH−、および不在からなる群から選択される、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
q=1〜3である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
が−Hである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
がメチルである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
前記飽和架橋環系が、[4.4.0]、[4.3.0]、[4.2.0]、[4.1.0]、[3.3.0]、[3.2.0]、および[3.1.0]からなる群から選択された配置を有する、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
前記飽和架橋環系が、1個または2個の環状窒素を含み、前記の1個または2個の環状窒素が、Xのときには−NR−から選択され、Xのときには架橋先端窒素である、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
Eが不在である、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
前記飽和架橋環系が、次式III
化学式III

[式中、Aは、−O−、−S(O)0〜2−、−NR−、および不在から選択され;eは、0または1である。]に従う、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
Yが−CH−である、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
AがNR−から選択され、Rが、−H、場合によって置換されている低級アルキル、−CO、−C(O)N(R)R、−SO、および−C(O)R;−O−;および不在から選択される、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
Iの



および

から選択され、
2a、R2b、およびR2cが、F、Cl、およびBrからそれぞれ独立に選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
2aがFであり、R2bがClであり、R2cがClまたはBrである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
前記の飽和架橋環系が、次式IV
化学式IV

[式中、R10は、−H、場合によって置換されているアルキル、および−OR13から選択され;R11およびR12は、−H、−CF、−F、−N(R)R、−N(C=O)R、−N(R)SO、−S(O)0〜213、および−OR13からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
10は、−Hおよび−OR13から選択され;
11およびR12は、一緒になって、オキソ、exo−アルケニルとなり、またはこれらの結合相手である炭素と一緒になって、3員〜7員スピロシクリルを形成し;
13は、−H、−C(=O)R、場合によって置換されている低級アルキリジン、場合によって置換されている低級アリールアルキリジン、場合によって置換されている低級ヘテロシクリルアルキリジン、場合によって置換されている低級アルキリデン、場合によって置換されている低級アリールアルキリデン、場合によって置換されている低級ヘテロシクリルアルキリデン、場合によって置換されている低級アルキル、場合によって置換されている低級アリールアルキル、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されている低級ヘテロシクリルアルキル、および場合によって置換されているヘテロシクリルから選択されるか;または
2個のR13が、一緒になって、1)R11およびR12が共に−OR13であるとき、R11、R12、およびこれらの結合相手である炭素から対応するスピロ環式ケタールを形成し、または2)R10が−OR13であり、R11およびR12の少なくとも一方も−OR13であるとき、R10と、R11およびR12の一方と、これらの結合相手である対応する炭素とから、対応する環状ケタールを形成する。]に従う、請求項21に記載の化合物。
【請求項30】
Yが−CH−または不在である、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
11およびR12の一方が−OR13であり、R13が、−H、−C(O)R、および場合によって置換されている低級アルキルから選択され、R10と、R11およびR12のもう一方が共に−Hである、請求項30に記載の化合物
【請求項32】
11およびR12の一方が−Fであり;R10と、R11およびR12のもう一方が共に−Hである、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
13が、そこに少なくとも1個のフッ素置換を含むアルキル基である、請求項30に記載の化合物。
【請求項34】
qが2または3である、請求項30に記載の化合物。
【請求項35】
各Rが、−F、−Cl、−Br、−CF、−CH、および−OR25からそれぞれ独立に選択され;R25は、それぞれが1個〜3個のハロゲンで場合によって置換されているメチルまたはアリールである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
前記飽和架橋環系が、次式VまたはVI
化学式V 化学式VI

[式中、Rは、−H、場合によって置換されている低級アルキル、−CO、−C(O)N(R)R、−SO、および−C(O)Rから選択される。]に従う、請求項22に記載の化合物。
【請求項37】
Yが−CH−または不在である、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
Iの

が、

および

から選択され、R2a、R2b、およびR2cが、F、Cl、およびBrからそれぞれ独立に選択される、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
2aがFであり、R2bがClであり、R2cがClまたはBrである、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
がメチルまたはエチルである、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
前記飽和架橋環系が、次式VII
化学式VII

[式中、Aは、−O−、−S(O)0〜2−、−NR−、−CR−、および不在から選択される。]に従う、請求項23に記載の化合物。
【請求項42】
が、−Hおよび場合によって置換されているアルキルから選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
Aが−C(R)R−または不在である、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
Aが−CH−または不在である、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
Yが−CH−である、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
q=3である、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
Iの



および

から選択され、
2a、R2b、およびR2cが、F、Cl、およびBrからそれぞれ独立に選択される、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
2aがFであり、R2bがClであり、R2cがClまたはBrである、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
前記飽和架橋環系が、[3.3.1]、[3.2.1]、および[2.2.1]からなる群から選択された配置を有する、請求項20に記載の化合物。
【請求項50】
前記飽和架橋環系が1個または2個の環状窒素を含み、前記の1個または2個の環状窒素が、Xのときには−NR−から選択され、Xのときには架橋先端窒素である、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
前記飽和架橋環系が、次式VIIIまたはIX
化学式VIII 化学式IX

[式中、Rは、−H、任意選択で置換されている低級アルキル、−CO、−C(O)N(R)R、−SO、および−C(O)Rから選択され;R26は、C1〜3アルキルである。]に従う、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
Yが−CHCH−であり;Eが不在または−N(R)−である、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
q=3である、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
Iの



および

から選択され、R2a、R2b、およびR2cが、F、Cl、およびBrからそれぞれ独立に選択される、請求項53に記載の化合物。
【請求項55】
2aがFであり、R2bがClであり、R2cがClまたはBrである、請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
がメチルまたはエチルである、請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
次の表





















































から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項58】
請求項1から57のいずれか一項に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含有する薬剤組成物。
【請求項59】
請求項1から58のいずれか一項に記載の化合物または薬剤組成物の代謝産物。
【請求項60】
患者に有効量の請求項1から58のいずれか一項に記載の化合物または薬剤組成物を投与することを含む、キナーゼのインビボ活性をモジュレーションする方法。
【請求項61】
キナーゼが、エフリンおよびEGFRから選択される、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
複数のキナーゼのインビボ活性をモジュレーションする方法であって、対象に、請求項1から58のいずれかに記載の化合物または薬剤組成物を有効量投与することを含む方法。
【請求項63】
複数のキナーゼが、エフリンおよびEGFRのうちの少なくとも一方を含む、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
キナーゼのインビボ活性のモジュレーションが、前記のキナーゼの阻害を含む、請求項61に記載の方法。
【請求項65】
複数のキナーゼのインビボ活性のモジュレーションが、エフリンおよびEGFRのうちの少なくとも一方の阻害を含む、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
無制御、異常、及び望ましくない細胞活動に関連する疾患または障害の治療方法であって、その必要のある哺乳動物に、請求項1から58のいずれか一項に記載の化合物または薬剤組成物を治療的有効量投与することを含む方法。

【公開番号】特開2011−79844(P2011−79844A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−259281(P2010−259281)
【出願日】平成22年11月19日(2010.11.19)
【分割の表示】特願2004−521770(P2004−521770)の分割
【原出願日】平成15年7月14日(2003.7.14)
【出願人】(510021144)シンフォニー エボルーション, インク. (2)
【Fターム(参考)】