説明

可動パーティションを監視する方法及びシステム

【課題】可動パーティションを監視する方法及びシステムを提供する。
【解決手段】システムは、可動パーティション15に連結されるセンサと、駆動システム20と、コントローラ30とを含む。駆動システム20は可動パーティション15を動かすように構成される。ケーブルによってパーティション15に接続するドラムを含むセンサは、駆動システム20から独立している。センサはドラムの回転運動を示す信号をコントローラ30に送信し、コントローラ30は、送信された信号を受信し、可動パーティション15の速度、加速度、位置、及び動きの向きのうちの少なくとも1つを計算する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動パーティションを監視する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
多くの車両は、パーティション駆動システムを使用して動かされる可動パーティション(たとえば、ウィンドウ、サンルーフ、スライドドア等)を含む。たとえば、直流(「DC」)永久磁石電気モータを使用して、車両のドアのウインドウを上下に動かすことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
パーティションを効果的に動かすために、駆動システムはかなりの量の力を生成する必要がある。その結果、パーティション駆動システムは、安全上の問題を引き起こす力を生成する可能性がある。たとえば、パワーウインドウ開閉システムは指又は手をはさむおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下の概要は、後により詳細に説明する本発明の特定の例の実施の形態を説明する。本概要は、本発明の全てのこのような実施の形態を説明するものではなく、決して本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0005】
一実施の形態において、可動パーティションを監視するシステムは、第1の端部及び第2の端部を有するケーブルを含む。可動パーティションはケーブルの第1の端部に結合される。また、駆動システムもシステムに含められ、可動パーティションを動かすことができる。ドラムは、ケーブルの第2の端部に結合されており、駆動システムから独立している。センサがドラムの回転運動を示す信号を送信する一方で、コントローラは送信された信号を受信し、可動パーティションの速度、加速度、位置、及び動きの向きのうちの少なくとも1つを計算する。
【0006】
別の実施の形態において、可動パーティションを監視する方法は、可動パーティション用の駆動システムから独立するように構成される回転可能ドラムを設けること、接続素子を介して回転可能ドラムと可動パーティションとを連結すること、センサによって回転可能ドラムの回転運動を示す第1の信号を生成すること、コントローラによって第1の信号を受信すること、及び、コントローラによって第1の信号からのデータを使用して第2の信号を生成することを含む。第2の信号は、可動パーティションの速度、位置、運動の向き、及び加速度のうちの少なくとも1つを示す。
【0007】
別の実施の形態において、可動パーティションを監視するシステムを有する車両は、可動パーティションと、駆動システムと、センサと、コントローラとを含む。駆動システムは可動パーティションを動かす。パーティションに機械的に連結しているが駆動システムから分離しているセンサは、ドラムの回転運動を示す信号を送信する。コントローラは、送信された信号を受信し、可動パーティションの速度、加速度、位置、動きの向きのうちの少なくとも1つを計算する。また、コントローラは可動パーティションの軌道内の障害物を示す信号も生成する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】可動パーティション監視システムを含む1つの例示的なシステムのブロック図である。
【図2】パーティション及びパーティション監視システムを有する車両ドアを含む、1つの例示的なシステムを示す図である。
【図3】パーティション監視システムを有するスライドドアを含む、1つの例示的なシステムを示す図である。
【図4】1つの例示的なパーティション監視システムを示す図である。
【図5A】開口ディスク及び光センサの端面図である。
【図5B】環状磁石及び磁気センサの端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の任意の実施形態を詳細に説明する前に、本発明はその適用において、以下の説明において説明されるか又は添付の図面に示される、構成の詳細及び構成要素の構成に限定されないことは理解されるであろう。本発明は、他の実施形態が可能であると共に、さまざまな方法で実施又は実行することが可能である。
【0010】
本発明の実施形態は、可動パーティションの動きを監視するシステム及び方法に関する。一実施形態において、可動パーティションの駆動システムから隔てられている、すなわ
ち分離している可動パーティション監視システムが提供される。駆動システムから独立している監視システムを提供することによって、パーティションの動きのより正確な表現を生成することができる。たとえば、本明細書における実施形態は、パーティション駆動システムに組み込まれるパーティション監視システムに固有の不正確さ(たとえば、駆動モータの起動状況に起因する不正確さ)を低減することができる。さらに、分離している監視システムは、各特定の用途用に設計されると共に駆動システムに組み込まれる必要なく、さまざまなパーティション監視用途に適用することができる。
【0011】
図1は、可動パーティション15と、パーティション駆動システム20と、パーティション監視システム25とを一般的に含むシステム10のブロック図である。以下でさらに詳細に説明するように、駆動システム20はパーティション15を動かすために使用され、監視システム25はパーティション15の動きを追跡又は監視する。いくつかの実施形態では、コントローラ30(以下でさらに詳細に説明される)も含まれている。
【0012】
可動パーティション15は、最も一般的には、駆動システムを介して可動であるあらゆるパーティションである。たとえば、実施形態によっては、可動パーティション 15は
、ウインドウ、サンルーフ、スライドドア、トランクハッチ等のような可動車両パーティションである。非車両関連の他の可動パーティション15は、たとえば、スライド可能なルームパーティション又はガレージドアを含む。駆動システム20は、パーティション15を動かすために使用される構成要素を含む。一実施形態では、駆動システム20は、永久磁石DCモータと、複数のプーリ及び/又はギアと、ケーブルとを含む。他の実施形態では、駆動システム20は、異なる種類のモータ、又はパーティション15を動かしやすくする他の機械的な構成要素を含んでもよい。監視システム25は、以下でさらに詳細に説明するように、複数のギア又はプーリと、ケーブルとを含むとをこともできる。図1に示すように、監視システム25は、駆動システム20から隔てられている、すなわち分離している。たとえば、監視システム25は、駆動システム20に直接接続する代わりに、パーティション15に機械的に連結する。したがって、図1に示す実施形態において、駆動システム20と監視システム25との間の唯一の機械的連結は、どのようなものであってもパーティション15を通じて存在することができる間接連結である。たとえば、監視システム25は、パーティション15の状態の比較的小さな変化又は変更に感応するが、駆動システム20への機械的入力をさほど有しない。その結果、監視システム25は、パーティション15の動きを直接(すなわち、モータ電流のような駆動システム20の構成要素からの情報を使用せずに)監視する。
【0013】
一実施形態において、コントローラ30は、駆動システム20及び監視システム25の両方と通信するスタンドアローンの処理装置である。別の実施形態において、コントローラは、駆動システム20、パーティション監視システム25、又はこれらの組合せの構成要素に直接組み込まれる回路を含んでもよい。コントローラ30は、駆動システム20とデータを送受信し、監視システム25からデータを受信する。その結果、コントローラ30は、監視システム25を使用してパーティション15の速度、位置、運動の向き、及び/又は加速度を追跡しながら、駆動システム20(たとえば、駆動システム20のモータ)を使用してパーティション15の動きを制御することができる。いくつかの実施形態において、以下に説明するもののように、コントローラ30は、監視システム25からのデータを使用して、駆動システム20に関連付けられる潜在的に危険な状態を緩和する。たとえば、コントローラ30は、駆動システム20のモータの動作を停止して、潜在的に危険な状態を低減する。コントローラ30は、監視システム25からの情報を使用して駆動システム構成要素の故障を検出することもできる。たとえば、駆動システム20のモータは、動作中特定の速度で動作するように設計することができる。監視システム25が動作中のモータ速度の変動を示す情報を送信する場合、モータの故障を場合によっては検出することができる。
【0014】
図2は、車両ドア50のパーティション55を含む1つの例示的なシステム45を示す。また、システム45は、図1に示すものと同様の、駆動システム60と、パーティション監視システム65と、コントローラ70とを含む。
【0015】
ウインドウ55は、駆動システム60を使用して上下に駆動される。いくつかの実施形態において、駆動システム60は、制御ボタン(図示せず)からの入力信号を受信するコントローラ70によって調整される。たとえば、ユーザは、車両ドア50に位置付けられる「アップ」制御ボタンを作動させて、ウインドウ55を、開放位置すなわち下げ位置から、閉鎖位置すなわち上げ位置まで動かすことができる。いくつかの実施形態において、ユーザは、ウインドウ55を動いたままにしておくために、制御ボタンを絶えず作動させなければならない。別の実施形態において、駆動システム60及びコントローラ70は、「自動開放」機能又は「自動閉鎖」機能を備える。その結果、ユーザは、制御ボタンの単一で瞬間的な動作で、ウインドウ55を完全に開放又は閉鎖することができる。
【0016】
図2に示す実施形態において、監視システム65は駆動システム60から独立、すなわち分離しており、ウインドウ55の速度、位置、運動の向き、及び/又は加速度を監視するために使用される。そのために、監視システム65は、ウインドウ55が完全な開放位置すなわち下げ位置から、完全な閉鎖位置すなわち上げ位置にまで動くとき、監視されたデータをコントローラ70に送信する。コントローラ70は、監視システム65からのデータを受信すると、駆動システム60にウインドウ55を動かすことを許可するか否かを判断する。たとえば、コントローラ70は、駆動システム60のモータ(図示せず)に動作を続けることを許可するか否か、又はモータの動作を停止させるか否かを判断する。コントローラ70及び(監視システム65からの)監視されたデータを使用して、ウインドウ55の速度、位置、運動の向き、及び/又は加速度を求める方法は、当業者に既知である。コントローラ70は、監視システム65からのデータがウインドウ55の軌道内に物体の存在を示す場合、ウインドウ55を閉鎖しないようにすることができる。さらに、一実施形態において、監視システム65がウインドウ55の軌道内に物体の存在を示す場合、コントローラ70は駆動システム60のモータの向きをリバースすることができる。既知のアルゴリズム又は他の方法、たとえば、Robert Bosch GmbHに譲渡された米国特許第
6,456,027号に記載の方法を使用してウインドウ55の軌道内の物体の存在を示すことができる。
【0017】
図3は、スライド可能ドア又はスライドドア100を含む1つの例示的なシステム95を示す。また、システム95は、駆動システム105と、パーティション監視システム110と、コントローラ115とを含む。スライドドア100は、たとえば、バンのような車両(図示せず)に実装することができる。
【0018】
スライドドア100は、図2に示す実施形態と同様の駆動システム105を使用して開放又は閉鎖に駆動される。代替的に又は付加的に、一実施形態において、ユーザは、リモートキーレスエントリ(「RKE」)フォブ(図示せず)の制御ボタンを作動して、スライドドア100を開放位置から閉鎖位置まで、又はその逆に自動的に動かすことができる。図1及び図2と一致して、監視システム110は、駆動システム105から分離しており、車両ドア100の速度、位置、運動の向き、及び/又は加速度を監視する。
【0019】
図4は、パーティション(図示せず)を監視するのに使用することができる、可動パーティション監視システム150の例示的な一実施形態を示す。監視システム150は、一般的に、ケーブル155と、ドラム160と、ドラムギア165と、センサアセンブリ170と、センサギア175とを含む。図4に示す実施形態において、パーティション監視システム150の構成要素は、たとえば、パーティションを駆動するのに使用することが
できる駆動システムから独立、すなわち分離している。さらに、監視システム150は、図示されるよりも多くの構成要素を含むことができる。たとえば、一実施形態において、他のプーリが、望ましい軌道に沿ってケーブル155をサポート及びルーティングするように含まれる。
【0020】
ケーブル155は、2つの端部を有する。一実施形態において、一方の端部は可動パーティション(図示せず)に結合される一方で、もう一方の端部はドラム160に結合される。遊動輪161は、可動パーティションとドラム160との間に含まれ、望ましい軌道にケーブル155をルーティングすることができる。ケーブル155の長さは、監視システム150の用途に応じて変化させることができ、パーティションが動きの全範囲にわたって運動することができるほど十分に長い。ドラム160は、一般的に中心軸185を中心に回転可能であり、これによって、可動パーティションに結合されるケーブルの1つの端部が動くとき、ケーブル155が、ドラム160を中心に巻き付くか又はドラム160から巻きが解かれることができるようにする。また、ドラムの直径は、用途に応じて変化することもできる。いくつかの実施形態において、ドラム160は、内側のテンショナ若しくはスプリング(ブロック186によって表わされる)又は、ケーブル155に張力を提供する他の適したメカニズムを含む。たとえば、スプリング186は、パーティションがドラムに向かって動くとき、ケーブルをドラムの周りに巻き付けるのに必要な力を提供する。さらに、停止装置をケーブル155及びパーティションに結合することができ、それによってスプリング186によって提供される緊張力は完全には緩和されない。
【0021】
別の実施形態において、ケーブル155の一方の端部は、静止物体(たとえば、ドアフレーム)に結合され、一方、ケーブルのもう一方の端部はドラム160に結合される。次いで、ドラム160は可動パーティションに結合される。また、このような構成は、パーティションが動くとき、ケーブル155が、ドラム160から巻きが解かれるか又はドラム160を中心に巻き付くことができるようにする。
【0022】
ケーブル155が、回転可能ドラム160から巻きが解かれるか、又は回転可能ドラム160を中心として巻き付くと、ドラム160の回転によってドラムギア165が回転するようにする。その結果、ドラムギア165に噛合するセンサギア175も回転する。センサギア175の回転によってセンサアセンブリ170のディスク190が回転する。センサアセンブリ170の検知素子195は、ディスク190の動きを監視し、対応する信号をコントローラ180に送信する。コントローラ180は、検知素子195によって生成された信号から、パーティションの速度、位置、運動の向き、及び/又は加速度を求める。たとえば、パーティションの速度は、ディスク190が検知素子195に対して回転する速度を監視することによって求められる。パーティションの加速度は、或る特定の時間期間ディスク190の速度の変化を監視することによって求められる。パーティションの位置は、(以下でより詳細に説明されるように)検知素子195に対してのディスク190の回転を監視することによって求められる。さらに、パーティションが運動する向きは、ディスク190が、検知素子195、又は他の実施形態における複数の検知素子に対して回転する向きを監視することによって求められる。上記で説明したような他の方法を使用して、パーティションの速度、位置、運動の向き、及び/又は加速度を求めることもできると共に、パーティションの軌道内の物体の存在を判断することもできる。
【0023】
図5Aは、開口205を有する開口ディスク200と、1つ又は複数の光検知素子215とを含むセンサアセンブリ170の一実施形態を示す。図示される実施形態において、光検知素子215のうちの1つが対向する検知素子215に光線(図示せず)を送信する。開口ディスク200が回転すると、光線は、ディスク200の実体部分(solid portion)(たとえば、開口205間)によって遮断される。光線の受信(又は受信されないこ
と)を使用してディスク200、したがって、パーティションの速度、位置、運動の向き
、及び/又は加速度を求める。たとえば、パーティションの位置は、検知素子215を通過する開口の数を監視することによって求めることができる。他の実施形態において、光線は、光線を反射する対向する素子を使用して、同じ検知素子によって送受信される。図5Aに示す実施形態において、センサアセンブリ170の解像度は、ディスク200の開口の数、ドラムギア165とセンサギア175とのギア比、ドラム160の直径、及び開口ディスク200の直径によって求められる。
【0024】
図5Bは、センサアセンブリ170の別の実施形態を示す。センサアセンブリ170は、磁極230を有する、磁気ディスク又は環状磁石225と、1つ又は複数の磁気検知素子235(たとえば、ホール効果検知素子)とを含む。図示される実施形態において、磁気検知素子235は、磁極230によって生成される磁場を検出する。磁気ディスク225が回転すると、磁場はN極とS極との間で交互に切り替わる。この変動磁場を使用して、磁気ディスク225、したがって、パーティションの速度、位置、運動の向き、及び/又は加速度を求める。図5Bに示す実施形態において、センサの解像度は、磁気ディスク225上の磁極の数、ドラムギア165とセンサギア175と間のギア比、ドラム160の直径、及び磁気ディスク225の直径によって求められる。
【0025】
他の実施形態において、監視システム150は、ドラム160の回転を監視する他のタイプのセンサを利用することができる。たとえば、監視システム150は、ドラム160及びケーブル155を含む電気機械構成に限定されない。他の実施形態において、近接度センサ又は赤外線センサを使用してパーティションの動きを監視することができる。さらに、監視システム150の構成要素は異なって構成されてもよい。たとえば、代替的な実施形態において、磁石及び/又は装置は、ドラム160の端部に直接組み込まれる、すなわち一体化されることができる。その結果、ホール効果センサ及び/又は光学センサは、ドラムの回転を直接監視することができ、ドラムギア165及びセンサギア175は、システム150から取り除くことができる。このような構成はセンサの解像度に影響を与えることができる。したがって、監視システム150の特定の実施態様は、中でも、将来の用途の必要とされる解像度に応じて決めることができる。システム150の他の代替的な実施形態は、当業者によって理解されるべきである。
【0026】
また、少なくともいくつかの実施形態において、パーティション監視システムの1つ又は複数の構成要素は、パーティションの駆動システムに含まれることができるか又は、パーティションの駆動システムと共有することができることも理解されたい。たとえば、一実施形態において、パーティション監視システムは、パーティション駆動システムの一部であるプーリを使用することができる。別の実施形態において、パーティション監視システムは、駆動システム及び監視システムの両方に分配される供給源によって電力供給することができる。
【0027】
様々な実施形態が添付の特許請求項の範囲において説明される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の可動パーティションを監視する方法であって、
前記可動パーティション用の駆動システムから独立するように構成されるセンサを設けることであって、前記可動パーティション及び前記駆動システムは前記車両のドア内に配置される、センサを設けること、
前記車両ドア内の接続素子を介して前記センサと前記可動パーティションとを連結すること、
前記車両ドア内の前記センサによって、前記駆動システムからの情報を使用することなく前記パーティションの動きを示す第1の信号を生成すること、
コントローラによって前記第1の信号を受信すること、
前記コントローラを介して、前記第1の信号からのデータを使用して第2の信号を生成することであって、該第2の信号は、前記可動パーティションの速度、位置、運動の向き、及び加速度のうちの少なくとも1つを示す、生成すること
前記第2の信号を使用して前記可動パーティションの軌道内の障害物を示す第3の信号を生成すること、
前記ドア内に配置され、第1の端部及び第2の端部を有するケーブルを設けることであって、前記ケーブルの該第1の端部は前記可動パーティションに結合するように構成される、ケーブルを設けること、及び、
前記ケーブルの前記第2の端部に結合するように構成されるドラムを設けることであって、前記ドラムは前記駆動システムから独立し、前記車両ドア内に配置される、ドラムを設けること、
を含む可動パーティションを監視する方法。
【請求項2】
前記方法は、前記コントローラを介して第4の信号を生成することをさらに含み、該第4の信号は前記可動パーティションの運動の向きをリバースするための制御情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記センサによって前記パーティションの動きを示す第1の信号を生成することは、前記回転可能ドラムの回転運動を示す信号を生成することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の信号を生成することは、光検知素子を使用して、前記ドラムに結合される開口ディスクの速度、向き、位置、及び加速度のうちの少なくとも1つを検知することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の信号を生成することは、磁気検知素子を使用して、前記ドラムに結合される環状磁石の速度、向き、位置、及び加速度のうちの少なくとも1つを検知することを含む、請求項1に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【公開番号】特開2013−79574(P2013−79574A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−258462(P2012−258462)
【出願日】平成24年11月27日(2012.11.27)
【分割の表示】特願2008−553530(P2008−553530)の分割
【原出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【出願人】(591245473)ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング (591)
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【Fターム(参考)】