説明

可動フェンダの開閉構造

【課題】整備作業等の目的で可動フェンダを車両側方に開く際に必要とされる車両側方のスペースを小さくすることができる可動フェンダの開閉構造を提供する。
【解決手段】後部車体2bの側部に開閉可能に設けられるサイドカバー16に隣接配置されて後車輪5の略後半分を覆う可動フェンダ23の開閉構造であって、後部車体2bは可動フェンダ23の前端側を支持するフェンダ支持部材21を有するものとし、フェンダ支持部材21と可動フェンダ23とを、第1のリンク部材26およびその第1のリンク部材26よりも後部車体2bの外側に配される第2のリンク部材27により連結して、可動フェンダ23を、サイドカバー16に近接する閉位置と、サイドカバー16との間に整備用スペース33を存する開位置との間で車幅方向に沿って移動可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばホイールローダ等の作業車両に装備される可動フェンダの開閉構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばホイールローダにおいて、エンジン等を収容する動力室のサイドカバーを上下方向に開閉可能に設け、後車輪を覆うフェンダをそのサイドカバーに取り付けることにより、フェンダをサイドカバーと共に開閉するようにしたものがある。
【0003】
ところが、この種のフェンダの開閉構造では、フェンダに雪が積もっていたり土砂等が付着していたりした場合に、サイドカバーを開く際の操作力が大きくなるという問題点がある。
【0004】
そこで、サイドカバーとは別に独立して動かすことのできる可動フェンダの後端側をヒンジを介して車体に組み付け、該ヒンジを支点として可動フェンダを横方向に回動可能とし、該可動フェンダを、サイドカバーに近接する閉位置と、サイドカバーとの間に所定のスペースを存する開位置との間で移動可能にしたものが例えば特許文献1にて提案されている。
【0005】
【特許文献1】特開平11−208513号公報
【0006】
特許文献1に係る可動フェンダの開閉構造によれば、可動フェンダを横方向に回動操作することで可動フェンダを開閉操作するようにされているため、可動フェンダに雪が積もっていたり土砂等が付着していたりしたとしても、可動フェンダの開閉操作力に大きな変化が生じないという効果がある。
【0007】
しかしながら、特許文献1に係る可動フェンダの開閉構造では、可動フェンダの後端側を支持するヒンジを支点として可動フェンダを横方向に回動操作することで可動フェンダを開閉操作する構成が採用されているため、可動フェンダの開操作時に可動フェンダの前端側が後端側と比べて車両側方に大きく張り出してしまい、可動フェンダを車両側方に開く際に必要とされる車両側方のスペースを大きくとる必要があり、スペース上の制約がある場合、可動フェンダを横開きにしてエンジン等の整備作業を行うことができないという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、整備作業等の目的で可動フェンダを車両側方に開く際に必要とされる車両側方のスペースを小さくすることができる可動フェンダの開閉構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明による可動フェンダの開閉構造は、
車体の側部に開閉可能に設けられるサイドカバーに隣接配置されて車輪を覆う可動フェンダの開閉構造であって、
車体は前記可動フェンダの一端側を支持するフェンダ支持部材を有し、
前記フェンダ支持部材と前記可動フェンダとを、第1のリンク部材およびその第1のリンク部材よりも車体の外側に配される第2のリンク部材により連結して、前記可動フェンダを、前記サイドカバーに近接する閉位置と、前記サイドカバーとの間に所定のスペースを存する開位置との間で車幅方向に沿って移動可能にしたことを特徴とするものである(第1発明)。
【0010】
本発明において、前記第1のリンク部材は、前記第2のリンク部材よりもリンク長さが長く設定されるのが好ましい(第2発明)。
【0011】
本発明において、前記開位置と閉位置との間に前記可動フェンダの中立位置が設定され、前記可動フェンダが中立位置を越えて開位置側に位置されたときにはその可動フェンダを開位置に向けて移動させる付勢力を発するとともに、前記可動フェンダが中立位置を越えて閉位置側に位置されたときにはその可動フェンダを閉位置に向けて移動させる付勢力を発する付勢手段が設けられるのが好ましい(第3発明)。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、可動フェンダとその可動フェンダの一端側を支持するフェンダ支持部材とが、第1のリンク部材およびその第1のリンク部材よりも車体の外側に配される第2のリンク部材によって連結され、可動フェンダが、サイドカバーに近接する閉位置と、サイドカバーとの間に所定のスペースを存する開位置との間で車幅方向に沿って移動可能に構成されているので、可動フェンダの他端側を一端側と比べて車両側方に大きく張り出させることなく可動フェンダを車両側方に開くことができる。したがって、整備作業等の目的で可動フェンダを車両側方に開く際に必要とされる車両側方のスペースを小さくすることができる。
【0013】
また、第1のリンク部材は、第2のリンク部材よりもリンク長さを長く設定するものとすることにより、可動フェンダが開位置に位置されたときに、第1のリンク部材のリンク長さと第2のリンク部材のリンク長さとの差分に応じて、可動フェンダの一端側よりも他端側の方を車両側方に張り出すように可動フェンダを斜めに傾けることができるので、可動フェンダが開位置にあるときにサイドカバーと可動フェンダとの間に形成される所定のスペースに対する可動フェンダの他端側からの出入りを容易に行うことができる。
【0014】
また、開位置と閉位置との間に可動フェンダの中立位置を設定し、可動フェンダが中立位置を越えて開位置側に位置されたときにはその可動フェンダを開位置に向けて移動させる付勢力を発するとともに、可動フェンダが中立位置を越えて閉位置側に位置されたときにはその可動フェンダを閉位置に向けて移動させる付勢力を発する付勢手段を設けるものとすることにより、可動フェンダが開位置に位置されているときにはその開位置にある状態を付勢手段にて安定的に保持することができるとともに、可動フェンダが閉位置に位置されているときにはその閉位置にある状態を付勢手段にて安定的に保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明による可動フェンダの開閉構造の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。以下に述べる実施の形態は、作業車両としてホイールローダに本発明が適用された例であるが、勿論これに限定されるものではない。なお、以下の説明において、前後左右方向はオペレータが運転席に着座した状態における前後左右方向に一致させている。
【0016】
図1には、本発明の一実施形態に係るホイールローダの左側面図が示されている。
図2には、左側後車輪フェンダの平面図で、可動フェンダが閉位置に位置されている状態図が示されている。
【0017】
図1に示されるホールローダ1は、前部車体2aおよび後部車体2bがセンタヒンジ3で連結されて左右方向に屈折自在な車体2と、前部車体2aに図示されないフロントアクスルを介して装着される左右の前車輪4と、後部車体2bに図示されないリヤアクスルを介して装着される左右の後車輪5とを備えている。
【0018】
前部車体2aには、左右方向に所定間隔を存して配される一対のリフトアーム6が図示しないリフトシリンダによって起伏自在に取り付けられている。また、前部車体2aには、一対のリフトアーム6の間に位置するようにダンプシリンダ7が取り付けられている。
一対のリフトアーム6の前後方向中間部は図示されないビーム部材によって結合され、このビーム部材にはベルクランク装置8が装着されている。また、一対のリフトアーム6の先端部には、掘削・積込用のバケット9が回動可能に取り付けられている。
バケット9とダンプシリンダ7とはベルクランク装置8を介して連結されており、ダンプシリンダ7が圧油の作用によって伸縮されると、バケット9が回動されるようになっている。
【0019】
後部車体2bの骨組を構成する後部車体フレーム10には、前から順に、運転室を構成するキャブ11、作動油を貯留する作動油タンク12、エンジン等を収容する動力室13、および冷却ファン装置等を収容する後部外装カバー14がそれぞれ搭載されている。
ここで、動力室13は、その天井面が天井カバー15によって構成されるとともに、その側面がサイドカバー16によって構成され、サイドカバー16は、動力室13の上部に車体前後方向に配される図示されない支持軸を支点として上下方向に開閉可能に支持されている。
【0020】
後車輪5の上方には、該後車輪5を覆うように後車輪フェンダ20が配設されている。この後車輪フェンダ20は、後車輪5の前部上方に位置するように後部車体フレーム10に固着されるフェンダ支持部材21にボルト等の締結手段にて固定され、後車輪5の略前半分を覆う固定フェンダ22と、サイドカバー16に隣接配置され、後車輪5の略後半分を覆う可動フェンダ23とが組み合わされて構成されている。
【0021】
図2に示されるように、可動フェンダ23は、該可動フェンダ23の骨組を構成するフェンダフレーム24と、このフェンダフレーム24の上面側に被せるように装着されるフェンダ表皮材25とにより構成されている。
フェンダフレーム24の前端部とフェンダ支持部材21の後端部との間には、第1のリンク部材26と第2のリンク部材27とが配設されている。
第1のリンク部材26は、一端部がピン28によってフェンダ支持部材21に連結されるとともに、他端部がピン29によってフェンダフレーム24に連結されている。
第2のリンク部材27は、第1のリンク部材26よりも後部車体2bの外側に配され、一端部がピン30によってフェンダ支持部材21に連結されるとともに、他端部がピン31によってフェンダフレーム24に連結されている。
これら第1のリンク部材26、第2のリンク部材27およびピン28〜31を含んでなるリンク機構32により、可動フェンダ23を、サイドカバー16に近接する閉位置(図2参照)と、サイドカバー16との間に整備用スペース33を存する開位置(図3参照)との間で車幅方向に沿って移動させることができるようになっている。すなわち、可動フェンダ23、固定フェンダ22、第1のリンク部材26、第2のリンク部材27により4節リンクを形成している。
ここで、整備用スペース33とは、可動フェンダ23が図3に示されるような開位置にあるときにサイドカバー16と可動フェンダ23との間に形成される所定のスペースであって、作業者がサイドカバー16を開けて動力室13内にアクセスしてその動力室13内に収められているエンジン等の機器の整備作業を行う上で必要とされるスペースのことである。
【0022】
図4に示されるように、第1のリンク部材26は、そのリンク長さがLに設定されている。これに対し、第2のリンク部材27は、第1のリンク部材26のリンク長さLよりも短いリンク長さLに設定されている。
こうして、第1のリンク部材26のリンク長さLが第2のリンク部材27のリンク長さLよりも長く設定されることにより、可動フェンダ23が図3に示されるような開位置に位置されたときに、第1のリンク部材26のリンク長さLと第2のリンク部材27のリンク長さLとの差分に応じて、可動フェンダ23の前端側よりも後端側の方を車両側方に張り出すように可動フェンダ23を斜めに傾けることができる。
したがって、作業者は、整備用スペース33に対する可動フェンダ23の後端側からの出入りを容易に行うことができる。
【0023】
図2に示されるように、第1のリンク部材26と第2のリンク部材27との間には、一端部がピン34によってフェンダ支持部材21に連結されるとともに他端部がピン35によってフェンダフレーム24に連結される引張りコイルばね36(本発明の「付勢手段」に相当する。)が配設されている。
ここで、引張りコイルばね36は第1リンク部材26と第2リンク部材27の長さが異なるため、可動フェンダ23の移動に伴い長さが変動する。引張りコイルばね36は、ピン34によってフェンダ支持部材21に連結される一端部と、ピン35によってフェンダフレーム24に連結される他端部との位置関係によって、引張りコイルばね36の最も伸びる位置と、可動フェンダ23の移動位置との位置関係を任意に設定可能である。
この引張りコイルばね36は、可動フェンダ23の開位置(図3参照)と閉位置(図2参照)との間に設定される図4に示されるような可動フェンダ23の中立位置において、最も伸びている状態になるように配置され、引張りコイルばね36の付勢力が可動フェンダ23に対し開位置側にも閉位置側にも作用しないようになっている。
中立位置(図4参照)に位置されている可動フェンダ23が開位置側に移動されたときには、可動フェンダ23を開位置(図3参照)に向けて移動させるよう引張りコイルばね36から可動フェンダ23に対し付勢力が作用する。
中立位置(図4参照)に位置されている可動フェンダ23が閉位置側に移動されたときには、可動フェンダ23を閉位置(図2参照)に向けて移動させるよう引張りコイルばね36から可動フェンダ23に対し付勢力が作用する。
こうして、可動フェンダ23が開位置(図3参照)に位置されているときにはその開位置にある状態を引張りコイルばね36にて安定的に保持することができるとともに、可動フェンダ23が閉位置(図2参照)に位置されているときにはその閉位置にある状態を引張りコイルばね36にて安定的に保持することができる。
なお、可動フェンダ23が開位置(図3参照)に位置されているときには、第1のリンク部材26と第2のリンク部材27は、フェンダ支持部材21に連結される一端部よりもフェンダフレーム24に連結されている他端部の方が車体外側に位置している。可動フェンダ23が中立位置(図4参照)に位置されているときには、第1のリンク部材26と第2のリンク部材27は、概ね車体前後方向に沿って位置している。可動フェンダ23が閉位置(図2参照)に位置されているときには、フェンダ支持部材21に連結される一端部よりもフェンダフレーム24に連結されている他端部の方が車体内側に位置している。
【0024】
図5(a)に示されるように、可動フェンダ23の後端部には、後部車体フレーム10に向けて突出するようにストッパ部材40が取り付けられている。後部車体フレーム10には、ストッパ部材40を受け止めるストッパ受け部材41が取り付けられている。こうして、可動フェンダ23が閉位置(図2参照)にまで移動されたときに、ストッパ部材40をストッパ受け部材41に接当させて可動フェンダ23を閉位置で確実に止めることができる。
可動フェンダ23の後端側には、可動フェンダ23が閉位置(図2参照)に位置されている状態を強固に保持するために、閉位置ロック機構42が配設されている。この閉位置ロック機構42は、後部車体フレーム10に取り付けられる受け金具43と、フェンダフレーム24に取り付けられる止め金具44とを備え、可動フェンダ23が閉位置に位置されている状態において、ストッパ部材40およびストッパ受け部材41を介して後部車体フレーム10に反力を得て止め金具44を受け金具43に掛け止めることができるように構成されている。
図5(b)に示されるように、可動フェンダ23の前端側には、可動フェンダ23が開位置(図3参照)に位置されている状態を強固に保持するために、開位置ロック機構45が配設されている。この開位置ロック機構45は、第1のリンク部材26に取り付けられるストライカ46と、フェンダフレーム24に取り付けられるキャッチャ47とを備え、可動フェンダ23が開位置に移動されたときに、ストライカ46がキャッチャ47に係止されるように構成されている。
【0025】
以上に述べたように構成されるホイールローダ1において、走行時には、図2に示されるように、可動フェンダ23を閉位置に位置させ、かつ閉位置ロック機構42にて可動フェンダ23を閉位置に固定する。万一、閉位置ロック機構42の故障等が原因で閉位置ロック機構42のロックが解除されたとしても、引張りコイルばね36によって可動フェンダ23が閉め勝手に付勢されているので、走行中に可動フェンダ23が開いてしまうようなことはない。
【0026】
動力室13内に収められているエンジン等の機器の整備作業を行うにあたっては、まず閉位置ロック機構42のロックを解除し、次いで可動フェンダ23に付設の取っ手48を掴んで可動フェンダ23を車両側方に移動させるような操作力を可動フェンダ23に対して作用させ、可動フェンダ23を図3に示されるような開位置に位置させる。このとき、ストライカ46がキャッチャ47に係止され、開位置ロック機構45にて可動フェンダ23が開位置に固定される。万一、開位置ロック機構45の故障等が原因で開位置ロック機構45のロックが解除されたとしても、引張りコイルばね36によって可動フェンダ23が開き勝手に付勢されているので、可動フェンダ23に多少の外力が作用したとしても可動フェンダ23が閉まるようなことはない。
こうして、作業者は、安心して可動フェンダ23の後側から整備用スペース33内に入り込み、サイドカバー16を開けて動力室13内のエンジン等の整備作業を行うことができる。
【0027】
可動フェンダ23を開位置に位置させた状態においては、可動フェンダ23の後端側を前端側と比べて車両側方に大きく張り出させることなく可動フェンダ23とサイドカバー16との間に整備用スペース33を確保することができる。したがって、整備作業等の目的で可動フェンダ23を車両側方に開く際に必要とされる車両側方のスペースを小さくすることができる。
【0028】
以上、本発明の可動フェンダの開閉構造について、一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態に係るホイールローダの左側面図
【図2】左側後車輪フェンダの平面図で、可動フェンダが閉位置に位置されている状態図
【図3】左側後車輪フェンダの平面図で、可動フェンダが開位置に位置されている状態図
【図4】左側後車輪フェンダの平面図で、可動フェンダが中立位置に位置されている状態図
【図5】図2のA部拡大図(a)および図3のB部拡大図(b)
【符号の説明】
【0030】
1 ホイールローダ
2b 後部車体
5 後車輪
10 後部車体フレーム
16 サイドカバー
20 後車輪フェンダ
21 フェンダ支持部材
23 可動フェンダ
26 第1のリンク部材
27 第2のリンク部材
32 リンク機構
36 引張りコイルばね(付勢手段)
42 閉位置ロック機構
45 開位置ロック機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の側部に開閉可能に設けられるサイドカバーに隣接配置されて車輪を覆う可動フェンダの開閉構造であって、
車体は前記可動フェンダの一端側を支持するフェンダ支持部材を有し、
前記フェンダ支持部材と前記可動フェンダとを、第1のリンク部材およびその第1のリンク部材よりも車体の外側に配される第2のリンク部材により連結して、前記可動フェンダを、前記サイドカバーに近接する閉位置と、前記サイドカバーとの間に所定のスペースを存する開位置との間で車幅方向に沿って移動可能にしたことを特徴とする可動フェンダの開閉構造。
【請求項2】
前記第1のリンク部材は、前記第2のリンク部材よりもリンク長さが長く設定される請求項1に記載の可動フェンダの開閉構造。
【請求項3】
前記開位置と閉位置との間に前記可動フェンダの中立位置が設定され、前記可動フェンダが中立位置を越えて開位置側に位置されたときにはその可動フェンダを開位置に向けて移動させる付勢力を発するとともに、前記可動フェンダが中立位置を越えて閉位置側に位置されたときにはその可動フェンダを閉位置に向けて移動させる付勢力を発する付勢手段が設けられる請求項2に記載の可動フェンダの開閉構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−120482(P2010−120482A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−295023(P2008−295023)
【出願日】平成20年11月19日(2008.11.19)
【出願人】(000001236)株式会社小松製作所 (1,686)
【Fターム(参考)】