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可動眼球玩具および人形玩具
説明

可動眼球玩具および人形玩具

【課題】 電力によって開閉部位が動作する可動眼球玩具を組み込むことで飾った状態でも目が稼働する人形玩具を提供する。
【解決手段】 本発明の人形玩具は、可動眼球玩具10を備えており、この可動眼球玩具10は、開閉部位を有し、電力によって開閉部位を開閉させる動作装置23を有した二個の眼球と、電力供給装置29と、二個の眼球の動作装置23を同時に動作させる動作同期手段と、二個の眼球を所定の位置に固定する眼球固定手段と、を備え、動作同期手段はプログラムに従って各種処理を実行する演算装置31、および、少なくとも二個の眼球の動作装置23を同時に動作させる同期プログラムが記憶された記憶装置32からなる制御装置21によって構成され、さらに、外部環境の変化を検出した場合に制御装置21に環境変化検知信号を送出する環境変化検出装置25を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、左右の眼球の開閉部位が電力によって稼働する可動眼球玩具、および、当該可動眼球玩具を備えた人形玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
人形を斜めに倒すと目が閉じ、人形を起こすと目が開くといったような、目が稼働する人形玩具が従来から存在する。例えば、特開平5−285274号公報(特許文献1)では、重錘によって瞼が開閉するとともに、眼球がガラガラの動きと連動して上下左右に稼働する人形玩具(眼球駆動装置)の提案がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−285274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような重錘を利用して目の開閉を行う機構は、製造が容易であり、また、価格も安いため、現在多くの人形に用いられている。しかしながら、人形を飾った状態では目が稼働することはないため、飾って置いておくには面白みにかけていた。
【0005】
本発明は、このような点を解決するためになされたものであり、電力によって目が稼働し、かつ、既に縫製済みの人形に容易に取り付けることができる可動眼球玩具と、この可動眼球玩具が取り付けられることにより飾った状態でも目を稼働させることが可能なため、観察者に新たな趣向を与えることができる人形玩具と、を提供することを目的としている。なお、ここでいう既に縫製済みの人形とは、人形の外観となるように生地を縫い合わせた状態で、まだ詰め物が挿入されていない状態のことをいう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の可動眼球玩具は、開閉部位を有し、電力によって当該開閉部位を開閉させる動作装置を有した二個の眼球と、電力供給装置と、前記二個の眼球の動作装置を同時に動作させる動作同期手段と、前記二個の眼球を所定の位置に固定する眼球固定手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の可動眼球玩具は、前記動作同期手段として、プログラムに従って各種処理を実行する演算装置、および、少なくとも前記二個の眼球の動作装置を同時に動作させる同期プログラムが記憶された記憶装置、からなる制御装置を備え、さらに、外部環境の変化を検出した場合に前記制御装置に環境変化検知信号を送出する環境変化検出装置を有し、前記制御装置が前記環境変化検出装置から環境変化検知信号を受信すると前記動作装置に動作信号を送出し、前記動作装置を稼働させることを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明の可動眼球玩具において前記環境変化検出装置は、非接触型の静電容量センサ、振動センサ、音センサ、受光センサ、あるいは、感熱センサのいずれか1つによって構成されていることを特徴とする。
【0009】
なお、本発明の可動眼球玩具において前記環境変化検出装置が、非接触型の静電容量センサ、振動センサ、音センサ、受光センサ、感熱センサのいずれか二個以上を含んで構成されていることもある。
【0010】
また、本発明の可動眼球玩具は、音声を出力する音声出力装置を備え、前記記憶装置には、前記音声出力装置から出力される音声データが記憶され、前記制御装置は、前記動作装置に前記動作信号を送出するとともに、前記音声出力装置に前記音声データを送出することを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明の可動眼球玩具において前記電力供給装置は、電池又はUSB端子によって構成されていることを特徴とする。
【0012】
そして、本発明の可動眼球玩具において前記記憶装置には、前記二個の眼球に組み込まれた各動作装置を所定のタイミングで動作させる計時プログラムが記憶されていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の可動眼球玩具において前記眼球固定手段は、前記二個の眼球から後方に突出する突出部と、この突出部を係止する留め金と、から構成されていることを特徴とする。
【0014】
本発明の人形玩具は、上述したいずれかの可動眼球玩具を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、電力によって目が稼働し、かつ、既に縫製済みの人形に容易に取り付けることができる可動眼球玩具と、この可動眼球玩具が取り付けられることにより飾った状態でも目が稼働するため、観察者に新たな趣向を与えることができる人形玩具と、を提供することができる。
【0016】
すなわち、可動眼球玩具は、開閉部位を有してこの開閉部位が開閉可能とされた二個の眼球を備えており、電力によって開閉する構成とされているため、可動眼球玩具に直接的な刺激を与えることなく開閉部位が動作することとなる。よって、従来の人形玩具のように重錘の作用を発揮させるために本体を傾けるといった必要がない、今までにない新たな可動眼球玩具および人形玩具を提供できることとなる。
【0017】
また、可動眼球玩具が環境変化検出装置を備えており、この環境変化検出装置が外部環境の変化を検知したときに開閉部位が動作する構成とすることにより、例えば、近くを人が通ると開閉部位が動作するといったような新たな趣向を有する可動眼球玩具および人形玩具を提供できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態に係る人形玩具の目(瞳)が開いた状態および閉じた状態を説明する説明図である。
【図2】上記人形玩具の断面模式図である。
【図3】可動眼球玩具の機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための形態について図に基づいて詳細に述べる。図1は、本実施形態における目(瞳)が開いた状態および閉じた状態を説明する説明図であり、図2は、人形玩具の断面模式図であり、図3は、可動眼球玩具の機能ブロック図である。なお、下記の説明において前とは人形の腹が位置する方向を示し、後とは人形の背が位置する方向を示すものとする。また、図2の断面図は内部構造を分かりやすくするために破断線は設けていない。
【0020】
本実施形態の人形玩具1は、図1に示すように、二個の眼球11,12を有する可動眼球玩具10を備えており、この二個の眼球11,12の開閉部位が二個同時に(同期して)、あるいは、二個の開閉部位が異なるタイミング(ランダム)で電力によって開閉することを特徴とする。この人形玩具1は、眼球11,12が取り付けられた頭部3と、胴体部5と、胴体部5から外方に突出する手6や足7を備えてなる。
【0021】
人形玩具1の内部には、図2に示すように、基板13が配置されており、眼球11,12と基板13が電力線15によって接続されている。また、人形玩具1の内部において基板13には、外部環境の変化、すなわち、近くを人が通った、触れられた、明かりが付いたといった変化を検知する環境変化検出装置25が電力線15によって接続されている。さらに、基板13には音声出力装置27としてのスピーカや電池等の電力供給装置29が電力線15によって接続されている。なお、眼球11,12から延在する電力線15の先端には基板13に容易に接続できるようにプラグ等の接続部材18が取り付けられており、基板13にはこの接続部材18が接続される受け部材19が取り付けられている。また、可動眼球玩具10は、人形の外観となるように生地を縫製し、内側に詰め物を挿入する前の状態で人形玩具1に取り付けられる(人形玩具1内に組み込まれる)ものである。
【0022】
二個の眼球11,12は、図1および図2に示したように、略球形状の外殻51を備え、外殻51の内側における前方に二枚の半円板53,54からなる開閉部位が瞳または黒目を模して可動に配置されている。なお、この外殻51は、後方に位置し不透明な部材で構成された略半球形状の後殻51aと、後殻51aの前方を封止する透明な部材で構成された略半球形状の前殻51bと、で構成されている。また、二枚の半円板53,54は、直径部分で回動可能に軸支された状態で、後殻51aの前端部分から前殻51bの内側に突出するように形成された台座部58の前端面に配置されている。すなわち、二枚の半円板53,54は、透明な前殻51bの外側から視認可能とされている。外殻51(後殻51a)の後方には、人形玩具1に挿貫される突出部52が後方に突出するように形成されている。そして、眼球11,12は、突出部52が人形の生地を表側から裏側に貫通し、生地の裏側から突出部52をOリングやEリング等の留め金(ワッシャー)61で係止することにより人形に取り付けられている。
【0023】
また、図示しないが、台座部58と後殻51aで覆われた部分には、二枚の半円板53,54を同時に回動させる、すなわち、二枚の半円板53,54を同時に前方に回動させることで開閉部位を閉じ、二枚の半円板53,54を同時に後方に回動させることで開閉部位を開く動作機構が内蔵されている。この動作機構は、二枚の半円板53,54を同時に回動させる、すなわち、開閉部位を開閉させることができれば公知のあらゆる技術を用いることができる。例えば、動作機構としてソレノイドを用いた構成を用いることができる。
【0024】
次に、可動眼球玩具10の機能構成について図3に基づいて述べる。可動眼球玩具10は、眼球11,12の動作を制御する制御装置21と、制御装置21に制御されて眼球11,12の開閉部位を開閉させる動作装置23と、外部環境の変化を検知し環境変化検知信号を制御装置21に送出する環境変化検出装置25と、制御装置21に制御されて音声を出力させる音声出力装置27と、電力源となる電力供給装置29と、から構成される。
【0025】
制御装置21は、プログラムに従って処理を実行する演算装置31と、各種プログラムや音声データが記憶された記憶装置32と、を備えてなる。この制御装置21としては、演算装置31としてのCPUと、記憶装置32としてのROM、RAMと、が別々に設けられた構成や、演算装置31および記憶装置32が一つの装置として形成されたコンピュータ(例えば、マイクロコンピュータ等)を備える構成等、演算装置31および記憶装置32としての機能を発揮することができる構成であればどのような構成としてもよい。なお、制御装置21は上記基板13に設けられている。
【0026】
そして、演算装置31は、環境変化検出装置25から環境変化信号を受信して動作装置23に動作信号を送出する制御や、記憶装置32に記憶されたプログラムに従って動作装置23に動作信号を送出したり音声出力装置27に音声出力信号を送出したりといった各種処理を実行する。
【0027】
記憶装置32には、動作装置23を一定の時間間隔で動作させるための計時プログラム、二個の眼球11,12を同時に動作させる同期プログラム、二個の眼球11,12を異なるタイミングで動作させるランダムプログラム、音声データ等が記憶されている。この計時プログラムは、二個の眼球11,12の動作装置23を所定のタイミングで動作させるのに使用されるプログラムであり、同期プログラムやランダムプログラムを実行する場合にも使用される。また、演算装置31が同期プログラムに従って処理を行うことにより、演算装置31と同期プログラムが記憶された記憶装置32とが二個の眼球11,12の動作装置23を同期して動作させる動作同期手段として機能する。さらに、記憶装置32に記憶された音声データとしては、人形玩具1の声や音楽、効果音等がある。
【0028】
また、記憶装置32には、動作装置23を動作させるタイミングと同時に音声も出力させるか否かを決定するプログラムも記憶されている。このプログラムとしては、音声も出力させるか否かをランダムに決定するプログラムや、環境変化検出装置25から環境変化信号を受信した場合には音声を出力させ、計時プログラムにより動作装置23を動作させる場合には動作装置23のみを動作させるといったプログラム等がある。
【0029】
動作装置23は、第一眼球11を動作させる第一動作装置23aと、第二眼球12を動作させる第二動作装置23bとからなる。なお、制御装置21と第一動作装置23aの間には、制御装置21からの動力信号を受信して第一動作装置23aを駆動する第一ドライバ41が設けられ、制御装置21と第二動作装置23bの間には、制御装置21からの動力信号を受けて第二動作装置23bを駆動する第二ドライバ42が設けられている。この第一ドライバ41および第二ドライバ42は、上述した基板13に設けられている。そして、動作装置23は、制御装置21から動作信号が送出されると、第一ドライバ41および又は第二ドライバ42が動作信号に従って動作装置23に電流を流す(又は、電気信号を増幅させる)ことにより駆動するものである。
【0030】
環境変化検出装置25は、非接触型の静電容量センサ、振動センサ、音センサ、受光センサ、感熱センサのいずれかによって構成されている。
【0031】
非接触型の静電容量センサとは、表面に電極が設けられており、導電体が近接したときに生じる表面の静電容量の変化を検出するセンサである。環境変化検出装置25として非接触型の静電容量センサを用いた場合、人間等の導電体が人形玩具1(人形玩具1の静電容量センサ)に近接すると、制御装置21から動作信号が送出され、眼球11,12の開閉部位が自動で開閉する。
【0032】
振動センサとは、人形玩具1の本体に加わった振動を検出するセンサである。環境変化検出装置25として振動センサを用いた場合、人形玩具1が持ち上げられる、あるいは、揺さぶられることによって振動すると、制御装置21から動作信号が送出され眼球11,12の開閉部位が開閉する。
【0033】
音センサとは、マイクロホン等の音声を電気信号に変換する装置である。この音センサを環境変化検出装置25として用いた場合、例えば、人形玩具1の前で手を叩くとこの音に反応して、制御装置21から動作信号が送出され眼球11,12の開閉部位が開閉する。
【0034】
受光センサとは、光を受光すると電気信号を送出するセンサである。この受光センサを環境変化検出装置25として用いた場合、例えば、部屋の電灯が点灯すると、この光に反応して制御装置21から動作信号が送出され眼球11,12の開閉部位が開閉する。
【0035】
感熱センサとは、熱の変化を検出し、検出した変化を電気信号に変換して送出するセンサであり、例えば赤外線センサがある。この感熱センサを環境変化検出装置25として用いた場合、人体等が人形玩具1に近づくと制御装置21から動作信号が送出され眼球11,12の開閉部位が開閉する。
【0036】
音声出力装置27は、スピーカ等の電気信号を音波に変換して外部に出力する装置であり、記憶装置32に記憶された音声データを眼球11,12の動作と同期して、又は、独立したタイミングで外部に出力する。よって、本実施形態の人形玩具1は、眼球11,12の開閉部位が電力によって開閉する機能とともに音声を出力する機能を有しており、開閉部位の動作と音声の出力を組み合わせた新たな面白みを有する玩具を遊戯者に提供できる。
【0037】
電力供給装置29は、制御装置21や動作装置23、環境変化検出装置25、音声出力装置27に電力を供給する可動眼球玩具10の主電力となる装置である。この電力供給装置29は、乾電池、太陽電池等の電池、あるいは、USB端子等の電力供給が可能な端子で構成されている。電力供給装置29が乾電池で構成されている場合には、人形玩具1の体内に電池をセットすることで遊戯することができる。また、電力供給装置29がUSB端子で構成されている場合にはパーソナルコンピュータやテレビ等のUSB端子を接続可能な電子機器と接続することにより遊戯が可能となる。なお、電力供給装置29からの電力供給を実行する、又は、停止するための主スイッチを設けた構成としてもよい。また、図2においては、電力供給装置29を人形1の体内に組み込んでいるが、USB端子を用いる場合には先端にUSB端子が設けられた電力線が人形1から外方に突出した構成となり、太陽電池等を用いる場合には入光可能な位置に電力供給装置29が組み込まれることとなる。
【0038】
この可動眼球玩具10および人形玩具1は、電力によって開閉部位が動作するため、遊戯者が人形玩具1に直接外力を加えることなく自動で開閉部位を動作させることができる。よって、人形玩具1を飾った状態であっても自動で目が開閉するという新たな趣向を有した玩具を提供できることとなる。
【0039】
また、可動眼球玩具10が環境変化検出装置25を備えているため、近くを人が通った、部屋の電気が点いた、揺れた等、直接人形玩具1が触れられることがなくとも目が開閉するため、既存の人形玩具1にない新たな面白みを提供できることとなる。なお、上述した実施形態では、環境変化検出装置25が非接触型の静電容量センサ、振動センサ、音センサ、受光センサ、感熱センサのいずれかを備えた構成としているも、これらのセンサのうちで異なる種類のものを複数備えた構成としてもよく、例えば、静電容量センサと音センサを備えた可動眼球玩具10であれば、近くを人が通った場合に目が開閉し、かつ、近くで手を叩いた場合にも目が開閉するといった玩具を提供できることとなる。
【0040】
さらに、可動眼球玩具10が音声を出力する音声出力装置27を備えているため、例えば、人が傍を通ると音声が出力されるといった動作をする人形玩具1を提供できるため、今までにない新たな趣向を有した玩具を提供できることとなる。
【0041】
また、電力供給装置29として電池を備えた可動眼球玩具10であれば、電力が無くなっても市販の電池で容易に電池交換を行うことができる。また、電力供給装置29としてUSB端子を備えた可動眼球玩具10であれば、パーソナルコンピュータ等の電子機器と組み合わせて遊戯することができる。なお、電池とUSB端子のいずれも備えた可働眼球玩具10としてもよく、USB端子以外の電力を供給可能な端子を備えた構成としてもよい。
【0042】
そして、記憶装置32にランダムプログラムが記憶されていることにより、第一眼球11と第二眼球12を異なるタイミングで動作させることが可能となり、両目が同時に稼働するという面白さに加えて両目が別々に動く面白さも提供できることとなる。また、記憶装置32に計時プログラムが記憶されていることにより、人形が飾った状態であって外部環境が変化しない場合でも、動作が完了してから次の動作までの時間を設定することで自動で眼球11,12を動作させることができるため、飾った状態でも眼球11,12が自動で動作する可動眼球玩具10および人形玩具1を提供できる。
【0043】
また、眼球固定手段が突出部52とこの突出部52を係止する留め金61とにより構成されているため、縫製済みの人形玩具1に容易に眼球11,12を取り付けることができる。なお、眼球固定手段としては留め金61以外に吸盤やフックを用いる構成としてもよい。
【0044】
さらに、上述した実施形態において可動眼球玩具10は人形玩具1に取り付けられているが、可動眼球玩具10のみで遊戯する(飾っておく)ことも可能である。すなわち、開閉部位が開閉する眼球の玩具として壁等に取り付けておくといった使用方法も可能である。このように可動眼球玩具10のみを用いて遊戯した場合であっても、所定のタイミングで開閉部位が開閉するといった動作は人形玩具1に組み込んだ場合と変わらないため、人形玩具1に組み込まれた場合と同様に新たな趣向を有した玩具を使用者に提供できることとなる。
【0045】
また、上述した実施形態では、可動眼球玩具10の動作同期手段が制御装置21であり、二個の眼球11,12が電力線で制御装置21(基板13)と接続されることにより二個の眼球11,12が同期して動作する構成としているも、電力線を用いずに二個の眼球11,12に電力供給機構と赤外線通信装置をそれぞれ設け、二個の眼球11,12を近接させると赤外線通信により同期して両眼球11,12の開閉部位が動作する構成とすることもできる。
【0046】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない限りあらゆる設計変更が可能である。
【符号の説明】
【0047】
1 人形玩具
3 頭部 5 胴体部
6 手 7 足
10 可動眼球玩具
11 第一眼球 12 第二眼球
13 基板 15 電力線
18 接続部材 19 受け部材
21 制御装置 23 動作装置
23a 第一動作装置 23b 第二動作装置
25 環境変化検出装置 27 音声出力装置
29 電力供給装置
31 演算装置 32 記憶装置
41 第一ドライバ 42 第二ドライバ
51 外殻 51a 後殻
51b 前殻 52 突出部
53 半円板 54 半円板
58 台座部 61 留め金

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉部位を有し、電力によって当該開閉部位を開閉させる動作装置を有した二個の眼球と、
電力供給装置と、
前記二個の眼球の動作装置を同時に動作させる動作同期手段と、
前記二個の眼球を所定の位置に固定する眼球固定手段と、
前記動作装置や前記動作同期手段に電力を供給する電力供給装置と、
を備えることを特徴とする可動眼球玩具。
【請求項2】
前記動作同期手段として、プログラムに従って各種処理を実行する演算装置、および、少なくとも前記二個の眼球の動作装置を同時に動作させる同期プログラムが記憶された記憶装置、からなる制御装置を備え、
さらに、外部環境の変化を検出した場合に前記制御装置に環境変化検知信号を送出する環境変化検出装置を有し、
前記制御装置が前記環境変化検出装置から環境変化検知信号を受信すると前記動作装置に動作信号を送出し、前記動作装置を稼働させることを特徴とする請求項1に記載の可動眼球玩具。
【請求項3】
前記環境変化検出装置は、非接触型の静電容量センサ、振動センサ、音センサ、受光センサ、あるいは、感熱センサのいずれか1つによって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の可動眼球玩具。
【請求項4】
前記環境変化検出装置は、非接触型の静電容量センサ、振動センサ、音センサ、受光センサ、感熱センサのいずれか二個以上を含んで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の可動眼球玩具。
【請求項5】
音声出力装置を備え、
前記記憶装置には、前記音声出力装置から出力される音声データが記憶され、
前記制御装置は、前記動作装置に前記動作信号を送出するとともに、前記音声出力装置に前記音声データを送出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の可動眼球玩具。
【請求項6】
前記電力供給装置は、電池又はUSB端子によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の可動眼球玩具。
【請求項7】
前記記憶装置には、前記二個の眼球に組み込まれた各動作装置を所定のタイミングで動作させる計時プログラムが記憶されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の可動眼球玩具。
【請求項8】
前記眼球固定手段は、前記二個の眼球から後方に突出する突出部と、この突出部を係止する留め金と、から構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の可動眼球玩具。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の可動眼球玩具を備えることを特徴とする人形玩具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−115522(P2012−115522A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−268599(P2010−268599)
【出願日】平成22年12月1日(2010.12.1)
【出願人】(596020680)株式会社キューブ (11)
【Fターム(参考)】