説明

可動絶縁キャップ付Y端子

【課題】絶縁キャップを付けたままスタッド端子に取り付けることができる可動絶縁キャップ付Y端子を提供する。
【解決手段】可動絶縁キャップ付Y端子10は、スタッド端子120に取り付けられる際に、絶縁キャップ13の先端面の上端および下端がスタッド端子120のツマミ121および土台122の外周面にそれぞれ当たって、絶縁キャップ13がスプリングバネ14に抗してスプリングバネケース15の末端側に向かってスライドすることにより、端子部11が絶縁キャップ13から露出するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動絶縁キャップ付Y端子に関し、特に、Y端子(Y型裸圧着端子)の金属部分である端子部を絶縁キャップで覆いながらY端子をスタッド端子に取り付けるのに好適な可動絶縁キャップ付Y端子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図5に示すように、電気配線に使用されるY端子110では、Y型平板状の金属部分である端子部111(絶縁被覆で覆われた接続部112において電線1と接続される。)が剥き出しにされているため、充電中に作業員が誤って端子部111に手を触れると感電する危険があるとともに、充電中にY端子110がスタッド端子120から外れると端子部111が充電部に接触して短絡や地絡を生じさせることがあった。
【0003】
そのため、Y端子110の端子部111に絶縁テープを巻き付けたり絶縁キャップを取り付けたりすることが一般的に行われている(たとえば、下記の特許文献1の段落0003、0004参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−311171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のY端子110では、スタッド端子120から取り外したY端子110の端子部111に絶縁テープを巻き付けたり絶縁キャップを取り付けたりしているため、Y端子110をスタッド端子120に取り付ける際には、端子部111から絶縁テープや絶縁キャップを取り外さなければならないという問題があった。
【0006】
なお、バナナプラグでは、ターミナルの挿入孔のサイズが世界的に統一されているため、絶縁キャップの外径をターミナルの挿入孔の直径よりも大きくすることにより、絶縁キャップを取り付けたままターミナルの挿入孔に差し込むことができる絶縁キャップ付バナナプラグが商品化されている。
しかし、Y端子110では、スタッド端子120のツマミ121、土台122およびツマミ121の下面と土台122の上面との間に設けられた導体部123は基本的には円柱状の形状であるが、その細かい形状は様々であり、また、ツマミ121を緩める開き具合が異なるため、絶縁キャップを付けたままスタッド端子に取り付けることができるY端子を構成するにはこれらを考慮する必要がある。
【0007】
本発明の目的は、絶縁キャップを付けたままスタッド端子に取り付けることができる可動絶縁キャップ付Y端子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の可動絶縁キャップ付Y端子は、円柱状のツマミ(121)、円柱状の土台(122)および該ツマミの下面と該土台の上面との間に設けられた円柱状の導体部(123)を備えたスタッド端子(120)に取り付けられる可動絶縁キャップ付Y端子(10)であって、Y型平板状の金属部分である端子部(11)と、円筒状の絶縁被覆を備えた、かつ、該絶縁被覆の先端に取り付けられた前記端子部と該絶縁被覆の末端から挿入された電線(1)とを接続するための接続部(12)と、前記可動絶縁キャップ付Y端子を前記スタッド端子に取り付けていないときに前記端子部および前記接続部の先端部を収容するための絶縁キャップ(13)と、前記接続部の前記絶縁被覆の末端側の外周面に取り付けられた、かつ、前記可動絶縁キャップ付Y端子を前記スタッド端子に取り付けていないときに前記絶縁キャップを該絶縁キャップの先端部に向かって付勢するためのスプリングバネ(14)と、前記接続部の前記絶縁被覆の末端側の外周面に取り付けられた前記スプリングバネと前記絶縁キャップの末端部とを収容するための円筒形状のスプリングバネケース(15)とを具備し、前記可動絶縁キャップ付Y端子を前記スタッド端子に取り付ける際に前記絶縁キャップの先端面の上端および下端が前記スタッド端子の前記ツマミおよび前記土台の外周面にそれぞれ当たって該絶縁キャップが前記スプリングバネに抗して前記スプリングバネケースの末端側に向かってスライドすることにより、前記端子部が該絶縁キャップから露出するようにされていることを特徴とする。
ここで、前記絶縁キャップの先端面の上端から下端までの長さが5mmよりも大きくされていてもよい。
先端面が前記絶縁キャップの先端面と同一平面になるように該絶縁キャップの先端部の上面に取り付けられた突起板(21)をさらに具備してもよい。
先端面が前記絶縁キャップの先端面と同一平面になるように該絶縁キャップの先端部の上面に取り付けられた、かつ、上面に複数の棒状の凸部(31a)を備えた引掛板(31)をさらに具備してもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の可動絶縁キャップ付Y端子は、絶縁キャップを付けたままスタッド端子に取り付けることができるため、充電中に作業員が誤って感電する危険性を除去することができるとともに、充電中にスタッド端子から外れても短絡や地絡を生じさせることを回避することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施例による可動絶縁キャップ付Y端子10の構成を示す図であり、(a)は可動絶縁キャップ付Y端子10を分解した図であり、(b)は可動絶縁キャップ付Y端子10を組み立てたときに上下方向に真中で切ったときの側断面図であり、(c)絶縁キャップ13の側面図である。
【図2】図1に示した可動絶縁キャップ付Y端子10をスタッド端子120に取り付けるときの絶縁キャップ13の動きについて説明するための図である。
【図3】図1に示した絶縁キャップ13の一変形例による絶縁キャップ13’の構成を示す図である。
【図4】図1に示した絶縁キャップ13の他の変形例による絶縁キャップ13”の構成を示す図である。
【図5】従来のY端子111の課題について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
上記の目的を、可動絶縁キャップ付Y端子をスタッド端子に取り付ける際に、絶縁キャップの先端面の上端および下端がスタッド端子のツマミおよび土台の外周面にそれぞれ当たって、絶縁キャップがスプリングバネに抗してスプリングバネケースの末端側に向かって押されて、端子部が絶縁キャップから露出するように構成することにより実現した。
【実施例1】
【0012】
以下、本発明の可動絶縁キャップ付Y端子の実施例について図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による可動絶縁キャップ付Y端子10は、図1(a)に示すように、端子部11と、接続部12と、絶縁キャップ13と、スプリングバネ14と、スプリングバネケース15とを具備する。
【0013】
なお、以下の説明では、絶縁キャップ付Y端子10の絶縁キャップ13側を先端側とし、絶縁キャップ付Y端子10のスプリングバネケース15側を末端側とする。
【0014】
端子部11は、図5に示したY端子110の端子部111と同じものである。
【0015】
接続部12は、円筒状の絶縁被覆を備え、絶縁被覆の先端に取り付けられた端子部11と絶縁被覆の末端から挿入された電線1とを接続するためのものである。
接続部12の絶縁被覆の末端側の外周面には、スプリングバネケース15の末端側の内周面に形成されたメスネジ(不図示)と螺合するオスネジ12aが形成されている。これにより、絶縁被覆の先端から所定の長さの部分を除いた接続部12の部分をスプリングバネケース15に挿入したのちにオスネジ12aをメスネジと螺合させれば、接続部12をスプリングバネケース15に固定して取り付けることができる(図1(b)参照)。
【0016】
絶縁キャップ13は、可動絶縁キャップ付Y端子10をスタッド端子120に取り付けていないときに端子部11および接続部12の先端部を収容するためのものであり、円筒部13aと、円筒部13aの先端側の両側面にそれぞれ取り付けられた2個のキャップ部13bとを備える。
円筒部13aは、接続部12の先端部を収容することができるように、内径が接続部13の絶縁被覆の外径よりも若干大きくされている。
キャップ部13bは、端子部11を収容することができるように、端子部11と同様の形状をしているとともに中空構造とされている。
円筒部13aの先端面とキャップ部13bの先端面とは同一平面となるようにされている。また、円筒部13aの側面のキャップ部13bとの接続部分は、端子部11を収容することができるように、切り欠かれている。
【0017】
スプリングバネ14(圧縮バネ)は、接続部12の絶縁被覆の末端側の外周面に取り付けられ、可動絶縁キャップ付Y端子10をスタッド端子120に取り付けていないときに絶縁キャップ13bを絶縁キャップ13bの先端部に向かって付勢するためのものである。
そのため、スプリングバネ14は、図1(b)に示すように、接続部12の絶縁被覆の外周面に、絶縁キャップ13の円筒部13aの末端面と接続部12の絶縁被覆の外周面に形成されたオスネジ12aとの間に取り付けられる。すなわち、スプリングバネ14は、接続部12をスプリングバネケース15に固定して取り付けた状態では、スプリングバネケース15の内周面と接続部12の絶縁被覆の外周面との間に配置される。
これにより、可動絶縁キャップ付Y端子10をスタッド端子120に取り付ける際には、絶縁キャップ13の先端面の上端および下端がスタッド端子120のツマミ121および土台122の外周面にそれぞれ当たって絶縁キャップ13がスプリングバネ14に抗してスプリングバネケース15の末端側に向かってスライドすることにより、端子部11が絶縁キャップ13から露出するようにすることができる。また、可動絶縁キャップ付Y端子10をスタッド端子120から取り外す際には、絶縁キャップ13の先端面の上端および下端がスタッド端子120のツマミ121および土台122の外周面から離れると、スプリングバネ14で絶縁キャップ13の円筒部13aの末端面が押されて、絶縁キャップ13の先端面が端子部11に向かってスライドすることにより、端子部11を絶縁キャップ13に収容することができる。
【0018】
スプリングバネケース15は、接続部12の絶縁被覆の末端側の外周面に取り付けられたスプリングバネ14と絶縁キャップ13の円筒部13aの末端部とを収容するためのものである。
そのため、スプリングバネケース15は、先端から末端にかけて内径が2段階で小さくなる円筒形状をしている。
すなわち、スプリングバネケース15の先端からメスネジが形成された部分までの内径は、絶縁キャップ13の円筒部13aの末端部を収容することができるように、円筒部13aの外径とほぼ同じ大きさとされている。
また、スプリングバネケース15のメスネジが形成された部分の内径は、スプリングバネ14の末端を固定するための段差が形成されるように、接続部12の絶縁被覆の外径とほぼ同じ大きさとされている。
さらに、スプリングバネケース15のメスネジが形成された部分から末端までの内径は、接続部12の末端面と突き当たる段差が形成されるように、スプリングバネケース15のメスネジが形成された部分の内径よりも小さいが電線1を挿入できる大きさとされている。
【0019】
次に、このように構成された絶縁キャップ付Y端子10の接続部12、絶縁キャップ13およびスプリングバネケース15の寸法の一例について、図1(b),(c)を参照して説明する。
なお、以下の説明では、長さとは、絶縁キャップ付Y端子10を組み立てた状態での接続部12の絶縁被覆の長手方向に沿った長さをいう。また、厚さとは、Y型平板状のキャップ部13bの上面および下面が水平方向と平行になるように絶縁キャップ付Y端子10を置いたときの垂直方向の長さをいう。さらに、図1(b)に示すように、端子部11の接続部12の絶縁被覆から露出した部分の長さは17mmであり、端子部11の厚さは1mmであるとする。
【0020】
接続部12の絶縁被覆の外径は5.4mmであり、接続部12を絶縁キャップ13の円筒部13aに挿入することができるように、円筒部13aの内径である5.6mmよりも小さくされている。
【0021】
絶縁キャップ13の円筒部13aは、端子部11と接続部12の先端部とを収容することができるように、外径が7mm、肉厚が0.7mm(すなわち、内径=5.4mm)、長さが40mmとされている。
絶縁キャップ13のキャップ部13bは、図1(c)に示すように、長さが20mm、厚さが3mmとされている。
【0022】
スプリングバネケース15は、長さが42mm、外径が9.4mm、先端部の肉厚が1mm、末端の開口の径が5mmとされている。
【0023】
次に、絶縁キャップ付Y端子10を図5に示したスタッド端子120に取り付けるときの絶縁キャップ13の動きについて、図2(a)〜(c)を参照して説明する。
なお、以下の説明では、スタッド端子120は、ツマミ121が上側となるように立てて使用されているものとする。
【0024】
作業員は、スタッド端子120のツマミ121を回して緩めていく。このとき、本発明者の経験では、種々のスタッド端子(ツマミ121をある程度までしか緩めることができないものやツマミ121が外れるものなど)の一般的な使い方においては、ツマミ121と土台122とが最も開いた間隔は5mm程度である(図2(a)参照)。
【0025】
その後、作業員は、絶縁キャップ13のキャップ部13bの上面を上にして、円筒部13aの先端面の上端部がツマミ121の外周面に当たるとともに円筒部13aの先端面の下端部が土台122の外周面に当たるようにスタッド端子120のツマミ121と土台122との間に向かって絶縁キャップ付Y端子10を差し込んでいく。
円筒部13aの先端面の上端部がツマミ121の外周面に当たるとともに円筒部13aの先端面の下端部が土台122の外周面に当たったのち、作業員が絶縁キャップ付Y端子10を更に差し込むと、端子部11は導体部123に向かって挿入されていくが、円筒部13aの末端部は、円筒部13aの先端面の上端部がツマミ121に押されるとともに円筒部13aの先端面の下端部が土台122に押されて、スプリングバネケース15内に入っていく(図2(b)の白抜き矢印参照)。
【0026】
作業員は、図2(b)に示すようにキャップ部13bの末端部がスプリングバネケース15の先端面に当たるまで絶縁キャップ付Y端子10を差し込むと、図2(c)に示すようにスタッド端子120のツマミ121を回して締めていって、ツマミ121と土台122とで端子部11を挟み込む。
【0027】
次に、絶縁キャップ付Y端子10の絶縁キャップ13の一変形例である絶縁キャップ13’について、図3を参照して説明する。
スタッド端子120によってはツマミ121と土台122とが最も開いた間隔が5mmよりも大きくなるものもあるため、このようなスタッド端子120においても円筒部13aの末端部がスプリングバネケース15に入っていくように、図3に示すように直角三角板形状の突起板21を円筒部13aの先端部の上面に取り付けて、スタッド端子120のツマミ121の外周面に突起板21の先端面が確実に当たるようにしてもよい。
なお、突起板21は、先端面(底面となす角が90°となる面)が円筒部13aの先端面と同一平面になるとともに、斜面が円筒部13aの末端側を向くように、底面が円筒部13aの先端部の上面に取り付けられる。
【0028】
次に、絶縁キャップ付Y端子10の絶縁キャップ13の他の変形例である絶縁キャップ13”について、図4を参照して説明する。
上述した絶縁キャップ13’よりも確実に円筒部13aの末端部をスプリングバネケース15に収容させるために、図4に示すような複数の棒状の凸部31aを備えた引掛板31を円筒部13aの先端部の上面に設けて、作業員が凸部31aに指を引っ掛けて円筒部13aの末端部をスプリングバネケース15に引き込めるようにしてもよい。
なお、引掛板31は、末端側の下半分が切り欠かれた側面がL字状の平板状のものであり、また、複数の棒状の凸部31aは、引掛板31の末端部の上面に、長手方向が円筒部13aの長手方向と垂直方向になるように、並列に配設されている。
【符号の説明】
【0029】
1 電線
10 可動絶縁キャップ付Y端子
11 端子部
12 接続部
12a オスネジ
13,13’,13” 絶縁キャップ
13a 円筒部
13b キャップ部
14 スプリングバネ
15 スプリングバネケース
21 突起板
31 引掛板
31a 凸部
110 Y端子
111 端子部
112 接続部
120 スタッド端子
121 ツマミ
122 土台
123 導体部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱状のツマミ(121)、円柱状の土台(122)および該ツマミの下面と該土台の上面との間に設けられた円柱状の導体部(123)を備えたスタッド端子(120)に取り付けられる可動絶縁キャップ付Y端子(10)であって、
Y型平板状の金属部分である端子部(11)と、
円筒状の絶縁被覆を備えた、かつ、該絶縁被覆の先端に取り付けられた前記端子部と該絶縁被覆の末端から挿入された電線(1)とを接続するための接続部(12)と、
前記可動絶縁キャップ付Y端子を前記スタッド端子に取り付けていないときに前記端子部および前記接続部の先端部を収容するための絶縁キャップ(13)と、
前記接続部の前記絶縁被覆の末端側の外周面に取り付けられた、かつ、前記可動絶縁キャップ付Y端子を前記スタッド端子に取り付けていないときに前記絶縁キャップを該絶縁キャップの先端部に向かって付勢するためのスプリングバネ(14)と、
前記接続部の前記絶縁被覆の末端側の外周面に取り付けられた前記スプリングバネと前記絶縁キャップの末端部とを収容するための円筒形状のスプリングバネケース(15)とを具備し、
前記可動絶縁キャップ付Y端子を前記スタッド端子に取り付ける際に前記絶縁キャップの先端面の上端および下端が前記スタッド端子の前記ツマミおよび前記土台の外周面にそれぞれ当たって該絶縁キャップが前記スプリングバネに抗して前記スプリングバネケースの末端側に向かってスライドすることにより、前記端子部が該絶縁キャップから露出するようにされている、
ことを特徴とする、可動絶縁キャップ付Y端子。
【請求項2】
前記絶縁キャップの先端面の上端から下端までの長さが5mmよりも大きくされていることを特徴とする、請求項1記載の可動絶縁キャップ付Y端子。
【請求項3】
先端面が前記絶縁キャップの先端面と同一平面になるように該絶縁キャップの先端部の上面に取り付けられた突起板(21)をさらに具備することを特徴とする、請求項1または2記載の可動絶縁キャップ付Y端子。
【請求項4】
先端面が前記絶縁キャップの先端面と同一平面になるように該絶縁キャップの先端部の上面に取り付けられた、かつ、上面に複数の棒状の凸部(31a)を備えた引掛板(31)をさらに具備することを特徴とする、請求項1または2記載の可動絶縁キャップ付Y端子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−48882(P2012−48882A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−187990(P2010−187990)
【出願日】平成22年8月25日(2010.8.25)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【出願人】(599151776)中国計器工業株式会社 (49)