説明

可動間仕切り壁

【課題】 簡単な構造で容易に移動させることができる可動間仕切り壁を提供する。
【解決手段】 壁本体(1)の下端部に、摩擦係数の小さい耐摩耗性に優れたナイロン系樹脂等からなる床面摺動用の滑材(23)を設けて、可動間仕切り壁の移動をスムーズに行わせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、主として住宅の居室空間を仕切るのに用いられ、居住者のライフスタイルやライフステージの変化等に伴って移動させることができる可動間仕切り壁に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅の長寿命化が重要視される近年では、構造躯体等の高耐久化とともに、居室空間を臨機応変に変化させて、居住者のライフスタイルやライフステージの変化に柔軟に対応できる内装システムが求められている。そして、そのような内装システムの構築には、可動間仕切り壁が必要不可欠な要素となっている。
【0003】
従来の可動間仕切り壁は、取付け強度が高くて壁としての要素が強いものと、居住者による移動が容易な建具としての要素が強いものとに分けられる。しかし、前者は、施工業者による設置工事を伴い、居住者が間仕切り壁を容易に移動させることができないため、居室空間を柔軟に変化させることができず、後者は、構造やデザインが非常に簡易であり、防音性や強度面等において壁と呼べるようなものではなかった。
【0004】
そこで、近年では、取付け強度が安定し、しかも、居住者自身が移動させることができる可動間仕切り壁が提案されている。例えば特許文献1に記載の可動間仕切り壁は、その上端部において昇降可能な横材を備え、その横材を天井面に当接させて、下端部のゴム製の滑り止め部材を床面に押し付けることで、床面と天井面とに跨って突っ張り固定される。そして、横材を下降させて、突っ張り固定を解除することで、可動間仕切り壁を移動させることができるようになっている。
【0005】
また、特許文献2に記載の間仕切り壁は、壁本体が昇降可能となっており、その壁本体を上昇させることで、床面から天井面に跨って固定され、壁本体を下降させてキャスターを壁本体下端により突出させることで、床面上をスライド移動可能となっている。
【0006】
【特許文献1】特開平10−159220号公報
【特許文献2】特開2002−38639号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載の可動間仕切り壁を移動させる際には、床面上をスライドさせると、ゴム製の滑り止め部材と床面との間の摩擦力によって、非常に大きな力が必要となるため、持ち上げて移動せざるを得ず、危険で面倒であった。
【0008】
一方、上記の特許文献2に記載の可動間仕切り壁は、キャスターを突出させて床面上をスライドさせることで、移動を容易に行うことができるが、出没可能なキャスターを設けることにより構造が複雑になり、コスト高を招くといった欠点があった。
【0009】
そこで、この発明は、上記のような不具合を解消して、簡単な構造で容易に移動させることができる可動間仕切り壁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、この発明における可動間仕切り壁は、壁本体の下端部に、床面摺動用の滑材を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、前記壁本体の横幅の略全長に亘って、滑材を備えている。さらに、前記滑材は、ナイロン系樹脂からなる。
【0012】
さらにまた、床面に設けたガイドレールに移動可能に挿入する突起を、前記壁本体の下端部から突出させた。
【0013】
また、天井面に設けたガイドレールに移動可能に挿入する突起を、前記壁本体の上端部から突出させた。
【0014】
さらに、壁本体を床面と天井面とに跨って突っ張り固定するための固定機構を備えている。
【発明の効果】
【0015】
この発明における可動間仕切り壁は、壁本体の下端部に、摩擦係数の小さい耐摩耗性に優れたナイロン系樹脂等の滑材を備えただけの簡単な構造でありながら、その滑材を床面に当接させた状態で床面に対して摺動させることで、可動間仕切り壁のスライド移動を居住者自身が楽に行うことができる。
【0016】
また、壁本体の横幅の略全長に亘って滑材が設けられているため、その滑材により間仕切り壁の荷重を良好に支えることができる。
【0017】
さらに、壁本体の下端部や上端部から突出させた突起を、床面や天井面のガイドレールに挿入することで、可動間仕切り壁をガイドレールに沿ってスムーズに案内させながら移動させることができる。
【0018】
加えて、壁本体を床面と天井面とに跨って突っ張り固定するための固定機構を備えているため、取付け強度が高く、壁として安定して取り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1において、(1)は、可動間仕切り壁の壁本体である。壁本体(1)は、方形枠状のフレーム(2)と、このフレーム(2)の表裏面に張り付けた石膏ボード等からなる壁面材(3)(3)とからなる。
【0020】
フレーム(2)は、図2に示すように、左右一対の縦フレーム部材(7)(7)と、それら縦フレーム部材(7)(7)の上端部間に跨る上フレーム部材(8)と、縦フレーム部材(7)(7)の下端部間に跨る下フレーム部材(9)とからなる。
【0021】
縦フレーム部材(7)(7)は、例えば断面略ロ字形の内側縦枠材(10)(10)と、その内側縦枠材(10)(10)の外側に固定され、開口部を外向きにした溝形の外側縦枠材(11)(11)とからなる。外側縦枠材(11)(11)は、内側縦枠材(10)(10)の上端及び下端よりそれぞれ突出している。
【0022】
また、外側縦枠材(11)(11)の下端部には、図1に示すように、床面(24)に設けたガイドレール(26)に移動可能に挿入する突起(17)(17)が、壁本体(1)の下端より出没可能なように、保持金具(20)(20)を介して上下動可能に取り付けられている。この突起(17)は、縦方向に沿った棒状に形成され、その上端を略直角に屈曲してなる係止部(18)を備えている。
【0023】
そして、突起(17)は、その係止部(18)を保持金具(20)のフック部(21)に係止することで、壁本体(1)下端より突出しないように保持され、突起(17)の係止部(18)と保持金具(20)のフック部(21)との係止状態を解除することで、突起(17)が下方へ落とし込まれて、壁本体(1)下端より下方へ突出し、床面(24)のガイドレール(26)に嵌り込むようになっている。なお、突起(17)は、必ずしもこのように出没可能とする必要はなく、壁本体(1)に固定するようにしても良い。
【0024】
上フレーム部材(8)は、例えば断面略ロ字形の内側上枠材(12)と、その内側上枠材(12)の上側に固定され、開口部を上向きにした溝形の外側上枠材(13)とからなる。これら上枠材(12)(13)は、外側縦枠材(11)(11)の上端部間に差し渡されている。
【0025】
外側上枠材(13)は、図9に示すように、上向きに開放した例えば断面コ字形とされ、壁本体(1)の壁厚方向に間隔を空けて設けられた一対の側壁部(31)(31)と、それら側壁部(31)(31)の下端間に跨る底部(32)とからなる。
【0026】
外側上枠材(13)における各側壁部(31)(31)には、それぞれ一対のピン挿通孔(33)(33)…が横方向に間隔を空けて設けられている。ただし、外側上枠材(13)のそれぞれの側壁部(31)において、ピン挿通孔(33)(33)の個数は必ずしも2個である必要はなく、3個以上のピン挿通孔(33)(33)…を設けるようにしても良い。
【0027】
下フレーム部材(9)は、例えば断面略ロ字形の内側下枠材(14)と、その内側下枠材(14)の下側に固定され、開口部を下向きにしたリップ付き溝形鋼からなる外側下枠材(15)とから構成されている。
【0028】
そして、この壁本体(1)の下端部すなわち、外側下枠材(13)のリップ下面に、図3に示すように、可動間仕切り壁の移動をスムーズに行わせるための床面摺動用の滑材(23)(23)が、壁本体(1)の横幅の略全長に亘って取り付けられている。滑材(23)は、摩擦係数が小さく耐摩耗性に優れた素材からなり、具体的にはナイロン系樹脂からなる。
【0029】
可動間仕切り壁の上端部には、壁本体(1)を床面(24)と天井面(25)とに跨って突っ張り固定するための固定機構(30)が設けられている。固定機構(30)は、図4及び図6に示すように、壁本体(1)の上端部に横方向に移動可能に支持された第1の横材(40)と、壁本体(1)の上端部に縦方向に移動可能に支持されて、天井面(25)に対して当接可能とされた第2の横材(50)とを備えている。
【0030】
第1の横材(40)は、図8に示すように、上向きに開放した断面略コ字形の長尺部材であり、壁本体(1)の壁厚方向に間隔を空けて設けられた一対の側壁部(41)(41)と、それら側壁部(41)(41)の下端部間に跨る底部(42)とを備えている。この第1横材(40)は、図5及び図7に示すように、外側上枠材(13)の溝内に嵌り込んでいる。
【0031】
また、第1の横材(40)は、図8に示すように、その底部(42)両端部を立ち上げてなる立上がり部(45)(45)を備えている。そして、一端側の立上がり部(45)には、ボルト穴(46)が設けられ、他端側の立上がり部(45)には、コイルバネ(60)の一端を係止する係止部(47)が設けられている。
【0032】
さらに、第1横材(40)の各側壁部(41)(41)には、第1の横材(40)の移動方向に延びる一対の傾斜穴(44)(44)…が、第1の横材(40)の移動方向に間隔を空けて設けられている。ただし、第1横材(40)のそれぞれの側壁部(41)において、傾斜穴の個数は、必ずしも2個である必要はなく、3個以上設けるようにしても良い。
【0033】
さらにまた、第1横材(40)の各側壁部(41)(41)には、外側上枠材(13)のピン挿通孔(33)(33)…に対応するように、第1の横材(40)の移動方向に延びる一対の横穴(43)(43)…が、第1横材(40)の移動方向に間隔を空けて設けられている。横穴(43)(43)…は、傾斜穴(44)(44)…の上端部と略等しい高さに設けられている。また、横穴(43)(43)…の横幅は、傾斜穴(44)(44)…の横幅と略等しくなっている。
【0034】
なお、第1横材(40)のそれぞれの側壁部(41)において、横穴の個数は、必ずしも2個である必要はなく、外側上枠材(13)のピン挿通孔(33)(33)の個数に応じて3個以上設けるようにしても良い。
【0035】
第2の横材(50)は、開口部を下向きにした溝形の長尺部材であり、壁本体(1)の壁厚方向に間隔を空けて設けられた一対の側壁部(51)(51)と、それら側壁部(51)(51)の上端部間に跨る上面部(52)と、その上面部(52)より上側に向かって突出した突起部(56)とを備えている。第2の横材(50)は、図5及び図7に示すように、第1の横材(40)に被さるようにして、外側上枠材(13)の溝内に嵌り込んでいる。
【0036】
また、第2の横材(50)の各側壁部(51)(51)には、図8に示すように、第1の横材(40)の傾斜穴(44)(44)…に対応するように、一対のピン挿通孔(54)(54)…が、第1の横材(40)の移動方向に間隔を空けて設けられ、第1の横材(40)の横穴(43)(43)…に対応するように、第2の横材(50)の移動方向に延びる一対の縦穴(53)(53)…が、第1の横材(40)の移動方向に間隔を空けて設けられている。それら縦穴(53)(53)…の縦幅は、傾斜穴(44)(44)…の縦幅と略等しくなっている。
【0037】
ただし、第2の横材(50)のそれぞれの側壁部(51)において、縦穴の個数は、必ずしも2個である必要はなく、第1の横材(40)の横穴(43)(43)の個数に応じて3個以上設けるようにしても良い。
【0038】
第2の横材(50)の突起部(56)は、第2の横材(50)の長さ方向に沿って、その略全長に亘ってレール状に設けられている。この突起部(56)は、壁本体(1)の上端部から突出して設けられ、天井面(25)に設けたガイドレール(27)に移動可能に挿入されるようになっている。また、上面部(52)の上面には、突起部(56)を挟んだ両側にそれぞれ緩衝材(57)(57)が取り付けられている。
【0039】
そして、第1の横材(40)と第2の横材(50)とは、第2の横材(50)の互いに対応するピン挿通孔(54)(54)…に跨って取り付ける係合部材としての連結ピン(55)(55)を、第1の横材(40)の傾斜穴(44)(44)に挿通させることで、第1の横材(40)に第2の横材(50)を被せた状態で互いに連結されている。
【0040】
また、それら第1の横材(40)及び第2の横材(50)は、図9に示すように、外側上枠材(13)の互いに対応するピン挿通孔(33)(33)…に跨って取り付ける係合部材としての支持ピン(35)(35)を、第1の横材(40)の横穴(43)(43)…及び第2の横材(50)の縦穴(53)(53)…に挿通させることで、外側上枠材(13)の溝内に嵌め込まれた状態で、外側上枠材(13)に支持されている。
【0041】
この組立状態において、第1の横材(40)は、横穴(43)(43)…の範囲内で外側上枠材(13)に対して横方向に移動可能とされ、第2の横材(50)は、縦穴(53)(53)…の範囲内で外側上枠材(13)に対して縦方向に移動可能で、且つ、第1の横材(40)の傾斜穴(44)(44)…の範囲内において、第1の横材(40)に対して斜め上方に移動可能となっている。
【0042】
そして、図4及び図6に示すように、一方の外側縦枠材(11)上端部に形成されたボルト挿通孔(59)へ挿通された単一の横ボルト(57)が、第1の横材(40)のボルト穴(46)に螺合している。横ボルト(57)は、第1の横材(40)の移動方向に沿った状態で、第1の横材(40)の一端側に螺着され、その頭部(58)が、壁本体(1)の端面側に配置されている。なお、横ボルト(57)の頭部(58)には、ドライバー先端を嵌め込むドライバー孔が設けられている。
【0043】
また、他方の外側縦枠材(11)と、第1横材(40)の係止部(47)とに跨って、第1の横材(40)を横ボルト(57)頭部(58)から離間する側へ移動させる方向へ付勢する付勢体としてのコイルバネ(60)が横方向に沿って取り付けられている。
【0044】
このような構成の固定機構(30)においては、横ボルト(57)を回転操作することで、第1の横材(40)が、横穴(43)(43)…の範囲内で横ボルト(57)頭部(58)へ近接する側へ移動して、これに伴って、第1の横材(40)の傾斜穴(44)(44)…の穴壁が、第2の横材(50)の連結ピン(55)(55)を押し上げて、それらの連結ピン(55)(55)が、傾斜穴(44)(44)…に沿って移動して、第2の横材(50)が縦穴(53)(53)…の範囲内で上昇する。このとき、第1の横材(40)は、コイルバネ(60)によって移動方向とは反対方向に付勢されるため、移動時のがたつきが軽減されるようになっている。
【0045】
また、横ボルト(57)を上記とは逆方向に回転操作することで、第1の横材(40)が、横穴(43)(43)…の範囲内で横ボルト(57)頭部(58)から離間する側へ移動して、これに伴って、第1の横材(40)の傾斜穴(44)(44)…の穴壁が、第2の横材(50)の連結ピン(55)(55)を押し下げて、それらの連結ピン(55)(55)が、傾斜穴(44)(44)…に沿って移動して、第2の横材(50)が縦穴(53)(53)…の範囲内で下降する。このとき、第1の横材(40)は、コイルバネ(60)によって移動方向に付勢されるため、スムーズにスライド移動するようになっている。
【0046】
このように、第1の横材(40)の傾斜穴(44)(44)…と、第2の横材(50)の連結ピン(55)(55)とによって、第1の横材(40)の移動に伴って、第2の横材(50)を縦方向に移動させる連動機構が構成されている。
【0047】
そして、この連動機構により第2の横材(50)が上昇して、第2の横材(50)に取り付けられた緩衝材(57)(57)が、図4及び図5に示すように、圧縮されながら天井面(25)に押し当てられることで、可動間仕切り壁が、床面(24)から天井面(25)に跨って突っ張り固定される。
【0048】
逆に、連動機構によって第2の横材(50)が下降して、第2の横材(50)に取り付けられた緩衝材(57)(57)が、図6及び図7に示すように、天井面(25)から離間することで、可動間仕切り壁の突っ張り固定が解除され、可動間仕切り壁を移動させることが可能となる。
【0049】
すなわち、この可動間仕切り壁は、壁本体(1)の端面側に配置した横ボルト(57)頭部(58)にドライバー等を差し込んで、その単一の横ボルト(57)を回転操作するだけの簡単な操作によって、第2の横材(50)を傾くことなく平行な状態を維持させながら昇降させて、可動間仕切り壁を精度良く突っ張り固定したり、その突っ張り固定を解除できるようになっている。
【0050】
可動間仕切り壁の移動に際しては、壁本体(1)下端部の滑材(23)が、可動間仕切り壁の全荷重を良好に支えながら、木製等のフローリング材を敷設してなる床の床面(24)を滑るため、居住者自身が、安全且つ容易に可動間仕切り壁を移動させることができる。
【0051】
また、このとき、壁本体(1)下端部より突出した突起(17)(17)が、床面(24)のガイドレール(26)に案内されるため、可動間仕切り壁をガイドレール(26)に沿ってスムーズにスライド移動させることができる。
【0052】
なお、この可動間仕切り壁は、外側縦枠材(11)(11)が別の可動間仕切り壁の外側縦枠材と係合可能となっていて、外側縦枠材(11)(11)を利用することで、隣接する可動間仕切り壁と接合できるようになっている。また、別の可動間仕切り壁が隣接して設置されず、可動間仕切り壁の端面側に配置した横ボルト(57)頭部(58)や突起(17)が露出する場合は、その端面を覆い隠すようにして化粧用のカバーを取り付ければ良い。
【0053】
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、滑材の素材としては、フローリング材の上をスムーズにスライドできるものであれば、上記実施形態のナイロン系樹脂に限られず、その他の素材を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】この発明の一実施形態に係る可動間仕切り壁を示す斜視図である。
【図2】可動間仕切壁のフレームを示す正面図である。
【図3】可動間仕切壁の下端部を示す断面図である。
【図4】突っ張り固定した可動間仕切壁を正面側から見た断面図である。
【図5】同じくその可動間仕切壁を側面側から見た断面図である。
【図6】突っ張り固定を解除した可動間仕切壁を正面側から見た断面図である。
【図7】同じくその可動間仕切壁を側面側から見た断面図である。
【図8】第1の横材及び第2の横材を示す斜視図である。
【図9】同じくそれら横材と外側上枠材とを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0055】
(1) 壁本体
(17) 床面のガイドレールに挿入する突起
(23) 滑材
(24) 床面
(25) 天井面
(26) 床面に設けたガイドレール
(27) 天井面に設けたガイドレール
(30) 固定機構
(56) 天井面のガイドレールに挿入する突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁本体の下端部に、床面摺動用の滑材を備えたことを特徴とする可動間仕切り壁。
【請求項2】
前記壁本体の横幅の略全長に亘って、滑材を備えている請求項1記載の可動間仕切り壁。
【請求項3】
前記滑材は、ナイロン系樹脂からなる請求項1又は2記載の可動間仕切り壁。
【請求項4】
床面に設けたガイドレールに移動可能に挿入する突起を、前記壁本体の下端部から突出させた請求項1乃至3のいずれかに記載の可動間仕切り壁。
【請求項5】
天井面に設けたガイドレールに移動可能に挿入する突起を、前記壁本体の上端部から突出させた請求項1乃至4のいずれかに記載の可動間仕切り壁。
【請求項6】
壁本体を床面と天井面とに跨って突っ張り固定するための固定機構を備えている請求項1乃至5のいずれかに記載の可動間仕切り壁。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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