説明

可搬型注意喚起マット及び注意喚起システム

【課題】工事の実施にあわせて容易に敷設・撤収が可能であり、位置ずれを抑止し、より確実に運転者に注意を喚起することができる可搬型注意喚起マット及び注意喚起システムを提供する。
【解決手段】道路を走行する車両の進行方向(Y方向)に凹部12と凸部11とが交互に連続して形成された軽量可撓性基盤10と、軽量可撓性基盤10のY方向における両端に設けられた平坦部20と、軽量可撓性基盤10の表面に形成された多数の突起部13とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は可搬型注意喚起マット及び注意喚起システムに関し、特に道路を占有する工事がある旨の注意を運転者に喚起する場合に適用して有用なものである。
【背景技術】
【0002】
近年、運転者の居眠り運転を防止したり、車両が中央分離帯を越えたことを警告することを目的として、道路に配設されて、段差部や突起部を有するマットがある(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1、2に係るマット上を通過した車両には、突起部等による上下の振動が伝わり、この振動をもって運転者に注意が喚起される。
【0003】
特許文献1に係るマットは、その路面側の面に粘着テープが設けられており、再使用や位置替えを容易に行えるようになっている。また、特許文献2に係るマットは、耐摩耗可撓性ゴムからなり、該マットを展開・巻取することで敷設・撤収が容易になっている。なお、該マットは、裏面に突起が形成されているため、濡れた道路に敷設してもマットが滑ってしまうことが防止されている。
【0004】
一方、道路を占有して種々の工事を実施する際には、事故を防止し、工事作業員の安全を確保する目的で、工事が行われている旨を運転者に伝達するために、その旨を記載した標識物をその工事現場より手前に設置している。しかしながら、このような標識物は、設置状況によっては運転者に気付かれないこともあるため、その先に道路工事等が実施され、注意を要する旨をより確実に運転者に伝達する手段が必要とされている。
【0005】
また、上記の工事は、同一箇所で常時実施されてはいないため、その工事期間中のみマットを敷設し、工事終了後には撤収する必要があり、可搬性に優れるものが必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−41529号公報
【特許文献2】特開2006−291667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に係るマットは、雨天時などの濡れた道路では、粘着力が減殺され、位置がずれてしまう。また粘着テープを取り付けたり、剥がしたりと、敷設・撤収に手間が掛かる。さらに、特許文献2に係るマットは、車両に振動を生じさせるが、その振動だけで十分とは言えない。また、当該マットは、中央分離帯を越えたことを警告するために中央分離帯に設置される。ゆえに、これらのマットでは、運転者は、工事が行われていることに注意を払いにくいという問題がある。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑み、工事の実施にあわせて容易に敷設・撤収が可能であり、位置ずれを抑止し、より確実に運転者に注意を喚起することができる可搬型注意喚起マット及び注意喚起システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、一方向に凹部と凸部とが交互に連続して形成された軽量可撓性基盤と、前記軽量可撓性基盤の一方向における両端に設けられた平坦部と、前記軽量可撓性基盤の表面に形成された多数の突起部とを備えることを特徴とする可搬型注意喚起マットにある。
【0010】
かかる第1の態様では、軽量かつ可撓性を有するので、工事の実施に合わせて容易に敷設・撤収が可能である。また、軽量可撓性基盤に平坦部を設けたことで、位置ズレが抑制され、より確実に車両がマット上を通過するようになっている。さらに、凹部及び凸部を設けてマット上を通過する車両に振動を与えるのみならず、突起部を設けて音が生じるようにしたので、運転者により一層の注意が喚起される。そして、このように運転者に注意が喚起される結果、運転者は安全運転に努め、工事現場付近での安全を確保することができる。
【0011】
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する可搬型注意喚起マットにおいて、前記平坦部は、前記軽量可撓性基盤と一体的に形成されていることを特徴とする可搬型注意喚起マットにある。
【0012】
かかる第2の態様では、可搬型注意喚起マットは一体的に形成されているので、持ち運びが容易である。
【0013】
本発明の第3の態様は、第1の態様に記載する可搬型注意喚起マットにおいて、前記平坦部は、前記軽量可撓性基盤に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする可搬型注意喚起マットにある。
【0014】
かかる第3の態様では、可搬型注意喚起マットの撤収時には、平坦部を軽量可撓性基盤から外し、軽量可撓性基盤を巻き取ってかさばらないようにして、持ち運ぶことを可能にする一方、可搬型注意喚起マットの敷設時には、平坦部の重量により位置ズレを防ぐことができる。
【0015】
本発明の第4の態様は、第1〜第3の何れか一つの態様に記載する可搬型注意喚起マットにおいて、前記凸部には、前記一方向とは直交する方向に挿通孔が形成され、前記貫通孔には、棒状部材が挿通していることを特徴とする可搬型注意喚起マットにある。
【0016】
かかる第4の態様では、可搬型注意喚起マットの敷設時には、棒状部材の重量により位置ズレを防ぐことができる。また、可搬型注意喚起マットの撤収時には、棒状部材を取り外して巻き取り、軽量の可搬型注意喚起マットを持ち運ぶことができるので、持ち運びの負担が軽減される。
【0017】
本発明の第5の態様は、道路に設置された第1〜第4の何れか一つの態様に記載する可搬型注意喚起マットと、前記道路と前記可搬型注意喚起マットとの間に配設されて、前記可搬型注意喚起マットに加わった圧力を検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段が圧力を検知したことを表す信号を該圧力検知手段から受信したとき、音又は光を発する標識物とを備えることを特徴とする注意喚起システムにある。
【0018】
かかる第5の態様では、車両が可搬型注意喚起マット上を通過すれば、振動や音が生じて運転者に注意が喚起されると共に、標識物に設けられた電灯等を点灯させ、若しくは音を生じさせることで、該標識物に運転者の注意を惹かせることができるので、より確実に、運転者に安全運転に努めさせることができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、工事の実施にあわせて容易に敷設・撤収が可能であり、位置ずれを抑止し、より確実に運転者に注意を喚起することができる可搬型注意喚起マット及び注意喚起システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施形態1に係る可搬型注意喚起マットの上面図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る可搬型注意喚起マットの使用態様を説明する図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る要部上面図及びそのA−A’線断面図である。
【図5】本発明の実施形態3に係る可搬型注意喚起マットの断面図である。
【図6】本発明の実施形態4に係る注意喚起システムの概略構成図である。
【図7】本発明の実施形態5に係る可搬型注意喚起マットの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0022】
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1に係る可搬型注意喚起マットの上面図であり、図2は、図1のA−A’線断面図である。
【0023】
図1及び図2に示すように、可搬型注意喚起マット(以後、単に「マット」とも称する。)1は、軽量かつ可撓性を有する材料から形成された軽量可撓性基盤10を備えている。軽量可撓性基盤10の上面には、一方向(Y方向)に沿って凹部12と凸部11とが交互に連続して設けられ、Y方向の断面形状は波状に形成されている。なお、このY方向は、詳細は後述するが、車両が進行する方向である。
【0024】
このような凹部12及び凸部11を形成することで、Y方向に進行する車両がマット1を通過したとき、車両は上下に振動し、運転者にその振動が伝わる。
【0025】
軽量可撓性基盤10のY方向の両端には、平坦部20がそれぞれ設けられている。この平坦部20は、道路面と略水平の平坦面を有しており、平坦面は、凸部11の高さよりも低くなっている。このため、車両は平坦部20に乗り上げてから最初の凸部11に乗り上げるので、平坦部20を経ずに凸部11に乗り上がるよりも少ない衝撃でマット1に進入することができる。また、平坦部20は、その重さが錘として機能し、さらに、平坦部20の下面と道路面との間に摩擦力が生じるので、マット1の位置ズレが抑制されている。
【0026】
軽量可撓性基盤10の表面には、多数の突起部13が形成されている。この突起部13は、凸部11よりも小さい形状である。このような突起部13を形成することで、車両がマット1を通過する際に「ザー」という音が生じる。このような音が生じることで、運転者に注意が喚起され、また周囲の者に車両が走行していることを認識させることができる。
【0027】
本実施形態のマット1は、軽量可撓性基盤10、平坦部20及び突起部13が一体的に形成されたものであり、軽量かつ可撓性を有する材料からなる。このため、マット1は、Y方向に巻き取ることが可能であるので、持ち運びが容易であり、またマット1全体の重量も軽量であるため搬送時の負担が軽減される。
【0028】
このような材料としては、ゴムや樹脂を用いることができる。例えば、熱可塑性樹脂類(塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ブタジエン樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂、PET樹脂、フッ素樹脂、ポリウレタン樹脂、ナイロン樹脂等)、ゴム類(スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレン・ジエン類ゴム、ブタジエンゴム、イソピレンゴム、クロロピレンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴム、水素化ニトリルゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、エチレン・アクリルゴム等)、熱可塑性エラストマー(塩ビ系、オレフィン系、ウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、フッ素系等)が使用できるが、可撓性を有するものであれば特に限定されない。
【0029】
また、マット1は、巻き取りが阻害されない程度の厚さを有している。本実施形態では、例えば、平坦部20の厚さH1が6〜10mm程度、凸部11の厚さH2が6〜8mm程度に形成されている。なお、幅、長さは、特に限定されないが、本実施形態では、幅(X方向)は自動車の車輪の幅以上とし、長さ(Y方向)は1000mm程度としてある。
【0030】
本実施形態のマット1は、例えば、金型に上記樹脂を流し込み成型することで形成することができる。
【0031】
図3を用いて、マットの使用態様について説明する。図3(a)は、片側1車線の道路の上面図であり、図3(b)は、その側面図である。
【0032】
図示するように、道路の一方の車線では、工事現場Cで工事が行われている。また、その工事現場よりも手前には、その先で工事が行われている旨を記載した標識物A、Bが2カ所にそれぞれ配置されている。
【0033】
本実施形態では、各標識物A、Bにつき2つのマット1を道路上に配置する。標識物Aの数十m程度手前に、2つのマット1を、そのY方向を道路の進行方向に合わせ、道路(車線)の両端にそれぞれ間隔を空けて配置する。標識物Bについても同様に2つのマット1を配置する。
【0034】
この道路の両端に配置された2つのマット1の間隔は、4輪自動車の左右の両輪の間隔に合わせたものである。このため、4輪自動車は、道路を進行すると、両輪がマット1上を通過する一方、二輪自動車は、それらのマット1に乗り上げないように中間を進行することができるようになっている。これは、二輪自動車の運転手にマット1を通過しないことを選択できるように配慮したためである。
【0035】
最初のマット1を車両が通過すると、その振動と音により運転者に注意が喚起され、運転者は、その数十m先の標識物Aに注意を払うようになる。そして、車両が次のマット1を通過すると、その振動と音でさらに運転者に注意が喚起され、運転者は、より確実に標識物Bに注意を払い、その後の工事現場C付近では、慎重に運転するようになる。
【0036】
以上に説明したように、本実施形態に係るマット1は、軽量かつ可撓性を有するので、工事の実施に合わせて容易に敷設・撤収が可能である。また、軽量可撓性基盤10に平坦部20を設けたことで、位置ズレが抑制され、より確実に車両がマット1上を通過するようになっている。さらに、凹部12及び凸部11を設けてマット1上を通過する車両に振動を与えるのみならず、突起部13を設けて音が生じるようにしたので、運転者により一層の注意が喚起される。そして、このように運転者に注意が喚起される結果、運転者は安全運転につとめ、工事現場付近での安全を確保することができる。
【0037】
〈実施形態2〉
実施形態1では、マット1Aは一体的に形成されていたが、図4に示すように、平坦部20Aが着脱可能であってもよい。
【0038】
図4(a)は、本実施形態に係るマットの要部上面図であり、図4(b)は、そのA−A’線断面図である。なお、実施形態1と同一のものには同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0039】
図示するように、軽量可撓性基盤10Aと平坦部20Aとはそれぞれ別に形成されている。軽量可撓性基盤10AのY方向の両端には、平坦部20Aと重なる裾部14が設けられ、裾部14の上面には、上方へ突出する係合部15が複数形成されている。また、平坦部20Aの裾部14に対向する領域には、貫通孔21が形成されている。この貫通孔21に係合部15が係合し、また貫通孔21から係合部15が取り外されることで、軽量可撓性基盤10Aと平坦部20Aとが着脱自在になっている。
【0040】
また、軽量可撓性基盤10Aは、実施形態1と同様に、軽量かつ可撓性のある材料で形成され、別体の平坦部20Aはそれよりも重量のある材料で形成されている。これにより、マット1Aの撤収時には、平坦部20Aを軽量可撓性基盤10Aから外し、軽量可撓性基盤10Aを巻き取ってかさばらないようにして、持ち運ぶことを可能にする一方、マット1Aの敷設時には、平坦部20Aの重量によりマット1Aの位置ズレを防ぐことができる。
【0041】
〈実施形態3〉
図5は、本実施形態に係るマットの断面図である。なお、実施形態1と同一のものには同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0042】
本実施形態のマット1Bは、軽量可撓性基盤10の凸部11に、一方向(Y方向)とは直交する方向(X方向)に貫通する挿通孔16が設けられている。この挿通孔16には、棒状部材30、例えば金属製の棒状部材30が挿通されている。
【0043】
これにより、マット1Bの敷設時には、金属製の棒状部材30の重量によりマット1Bの位置ズレを防ぐことができる。また、マット1Bの撤収時には、棒状部材30を取り外してマット1Bを巻き取り、軽量のマット1Bを持ち運ぶことができるので、持ち運びの負担が軽減される。
【0044】
〈実施形態4〉
実施形態1〜実施形態3に係るマットを、標識物と組み合わせて運転者に注意を喚起する注意喚起システムについて説明する。
【0045】
図6は、注意喚起システムの概略構成図である。図示するように、道路上では、工事現場Cにて工事が行われ、その手前に、標識物Dが配置されている。さらに標識物Dの手前には、マット1が道路上に配置されている。
【0046】
マット1と道路との間には、圧力検知手段(図示せず)が配設されている。圧力検知手段は、マット1に加わった圧力を検知するものであり、車両がマット1を通過した際の圧力を表す信号を信号線40を介して標識物Dに送信する機能を有している。このような圧力検知手段としては、種々の圧力センサーを用いることができる。
【0047】
標識物Dには、発光手段や音出力手段が設けられ、さらに、信号線40を介して信号を受信すると発光手段を発光させ、音出力手段から音を出力させる制御手段が設けられている。発光手段は、電灯やLED等の照明であり、音出力手段はスピーカ等であり、制御手段は、電灯の点灯・消灯、スピーカ等の音の出力等を制御する制御回路である。
【0048】
車両がマット1に乗り上げたとき、圧力検知手段が圧力を検知し、その信号を制御回路に送信する。制御回路は、その信号に基づき、電灯を点灯させ、音を出力させる。
【0049】
このような注意喚起システムによれば、車両がマット1上を通過すれば、振動や音が生じて運転者に注意が喚起されると共に、標識物Dに設けられた電灯等を点灯させ、若しくは音を生じさせることで、該標識物Dに運転者の注意を惹かせることができるので、より確実に、運転者に安全運転に努めさせることができる。
【0050】
〈実施形態5〉
実施形態1では、道路の両端に間隔を空けて2つのマット1を敷設したが、これに限られない。
【0051】
図7は、本実施形態に係るマットの使用態様を示す上面図である。本実施形態に係るマット1Cは、幅(X方向)が道路の幅とほぼ同等になっている。このようなマット1Cによれば、道路を走行する車両すべてにマットを通過させることができ、それらの運転者に漏れなく注意を喚起することができる。
【0052】
〈他の実施形態〉
実施形態1〜5では、凹部12と凸部11とはその断面が波状となるように形成されていたが、これに限らず、鋸刃状、矩形状、台形状であってもよい。また、可搬型注意喚起マット1〜1Cの裏面に、滑り止め処理を施し、地面との摩擦力を向上させて位置ズレを防止するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0053】
道路を占有する工事を実施する産業で利用することができる。
【符号の説明】
【0054】
A、B、D 標識物
C 工事現場
1、1A、1B、1C 可搬型注意喚起マット(マット)
10、10A 軽量可撓性基盤
11 凸部
12 凹部
13 突起部
14 裾部
15 係合部
16 挿通孔
20、20A 平坦部
21 貫通孔
30 棒状部材
40 信号線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方向に凹部と凸部とが交互に連続して形成された軽量可撓性基盤と、
前記軽量可撓性基盤の一方向における両端に設けられた平坦部と、
前記軽量可撓性基盤の表面に形成された多数の突起部とを備える
ことを特徴とする可搬型注意喚起マット。
【請求項2】
請求項1に記載する可搬型注意喚起マットにおいて、
前記平坦部は、前記軽量可撓性基盤と一体的に形成されている
ことを特徴とする可搬型注意喚起マット。
【請求項3】
請求項1に記載する可搬型注意喚起マットにおいて、
前記平坦部は、前記軽量可撓性基盤に着脱可能に取り付けられている
ことを特徴とする可搬型注意喚起マット。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載する可搬型注意喚起マットにおいて、
前記凸部には、前記一方向とは直交する方向に挿通孔が形成され、
前記貫通孔には、棒状部材が挿通している
ことを特徴とする可搬型注意喚起マット。
【請求項5】
道路に設置された請求項1〜請求項4の何れか一項に記載する可搬型注意喚起マットと、
前記道路と前記可搬型注意喚起マットとの間に配設されて、前記可搬型注意喚起マットに加わった圧力を検知する圧力検知手段と、
前記圧力検知手段が圧力を検知したことを表す信号を該圧力検知手段から受信したとき、音又は光を発する標識物とを備える
ことを特徴とする注意喚起システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−38326(P2011−38326A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−186839(P2009−186839)
【出願日】平成21年8月11日(2009.8.11)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】