可撓性チューブ用コネクタ
【課題】可撓性導管をかかりのある外側表面を有する第2の導管に連結させるためのコネクタを提供すること。
【解決手段】このコネクタは、可撓性導管および第2の導管のコネクタからの分離を防止する形で可撓性導管の端部および第2の導管の端部を収容する。任意選択的に、コネクタは、可撓性導管の外側表面に追加の圧力を加えて安全性をもたらすのに使用されることができるリングを有する。加えて、コネクタは、コネクタに取り付けられるまたは貼ることができるRFIDタグなどの、無線が使用可能な通信用のならびに任意選択的に記憶用の装置を有してよい。
【解決手段】このコネクタは、可撓性導管および第2の導管のコネクタからの分離を防止する形で可撓性導管の端部および第2の導管の端部を収容する。任意選択的に、コネクタは、可撓性導管の外側表面に追加の圧力を加えて安全性をもたらすのに使用されることができるリングを有する。加えて、コネクタは、コネクタに取り付けられるまたは貼ることができるRFIDタグなどの、無線が使用可能な通信用のならびに任意選択的に記憶用の装置を有してよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2008年2月22日に出願された米国仮特許出願61/066,761、および、2007年5月15日に出願された米国仮特許出願60/930,203の優先権を主張するものであり、それらの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、可撓性チューブをバーブフィッティングに連結するためのコネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
可撓性チューブは、流体を流体源から貯蔵部位または流体処理部位まで送り出すのに広く使用される。可撓性チューブは、所望の流体の送り出しを実現するために貯蔵容積または流体処理部位に連結される。流体の汚染および/または漏出を回避するために可撓性チューブの端部において確実で耐リーク性のある連結を実現する必要がある。このような確実な連結は、特に、血液ポンプ、酸素濃縮用カートリッジ、濾過カートリッジ、静脈バッグなどの医療用途または薬学的用途において必要とされる。
【0004】
現在、ケーブルタイが、可撓性チューブの端部における確実な連結を実現するために使用されている。ケーブルタイには、可撓性チューブの端部周りのケーブルタイを締めるためのならびに所望の締め付けが達成された後に余分なケーブルタイの端部を切断するためのツールが必要となる。むきだしで切断されたケーブルタイの端部は鋭利であり、可撓性のバッグなどの貯蔵領域または流体処理部位への損傷を引き起こす可能性がある。
【0005】
US6,796,586およびUS7,090,257ならびにUS2005/0082826が、可撓性チューブ用ロッククランプを開示している。このクランプは、可撓性チューブをバーブフィッティングに連結するための複雑なツールを必要とする。
【0006】
したがって、可撓性チューブ内に配置された流体の漏出および/または汚染を防止するバーブフィッティングに可撓性チューブを連結するためのコネクタを提供することが望ましい。加えて、可撓性チューブ内で増大した流体圧力においてでさえ完全な状態のままでいるコネクタを提供することが望ましい。また、鋭利な縁部の生成を回避しながら、ツールまたは非常に強い手の力を使用することなく手作業で装着されることができるコネクタを提供することが望ましい。このようなコネクタは、装着が容易であることに加えて流体の漏出または流体の汚染に対しての安全性をもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第6,796,586号明細書
【特許文献2】米国特許第7,090,257号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2005/0082826号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、可撓性チューブをバーブフィッティングに連結するためのコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
コネクタは、可撓性導管の開口端を受け入れるサイズの環状ハウジングセクションを有する。可撓性フィンガーが、環状ハウジング内の外周面および/または内側周面に配置される。内側周面は1つまたは複数のタブを有する。タブは、かかりのある外側表面を有する第2の導管上のかかりの段に接触するようなサイズである。第2の導管は、環状ハウジングセクションの内側周面(複数可)で形成される開口部内に配置される。フィンガーは、可撓性導管が環状ハウジングセクション内に配置されるのを可能にしてさらに可撓性導管の外側表面および/または内側表面に圧力を加えるようなサイズである。第2の導管のかかりのある表面は、コネクタの開口部内に配置されるときにタブに接触する。可撓性導管の第2の導管への連結がコネクタを用いて達成された後、コネクタからの可撓性導管の分離がフィンガーにより防止され、コネクタからの第2の導管の分離がタブにより防止される。
【0010】
本発明の一態様では、上述した、環状ハウジングセクション、開口部、フィンガーおよびタブを有するコネクタが提供され、このコネクタはさらに、可撓性チューブの外側表面に圧力を作用させるプレートを含む。プレートは複数のセクションで形成されることができさらに環状ハウジングセクションと一体に形成されてよく、あるいは、環状ハウジングセクションに接合される分離した部片を有してもよい。
【0011】
本発明の別の態様では、所望であれば、コネクタは、コネクタおよび/またはコネクタが取り付けられた構成要素を追跡記録するのを補助することが可能であるような無線(RFID、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、ジグビー(Zigbee)(登録商標)の装置など)であってよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明のコネクタの上面斜視図である。
【図2】図1のコネクタの底面斜視図である。
【図3】図1のコネクタの断面図である。
【図4】かかりのある導管の斜視図である。
【図5】可撓性導管およびかかりのある第2の導管がコネクタ内に配置されている図1−3のコネクタの断面図である。
【図6】本発明の別のコネクタの斜視図である。
【図7】可撓性導管およびかかりのある第2の導管がコネクタ内に配置されている図6のコネクタの断面図である。
【図8】ヒンジで連結されたプレートセクションを有する本発明のコネクタの上面図である。
【図9】図8のコネクタの側面図である。
【図10】プレートセクションが閉じられている、図9のコネクタの側面図である。
【図11】可撓性導管上およびかかり上に配置されさらにプレートセクション上の延在している表面で改変された、図8、図9および図10のコネクタの側面部分断面図である。
【図12】プレートセクションを有する本発明の代替の実施形態の側面部分断面図である。
【図13a】可撓性導管上に位置する本発明の2部片コネクタの断面図である。
【図13b】線XX−XXに沿った、図13aの上からの断面図である。
【図14】本発明の2部片コネクタの代替の構成の部分断面図である。
【図15】本発明の2部片コネクタの代替の構成の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明のコネクタには、可撓性導管に接触している、ならびに、コネクタから導管を分離しようとする力が可撓性導管に作用した場合に可撓性導管に圧力を作用させるのに十分に柔軟である、2つ以上のフィンガーが設けられる。圧力は、可撓性導管をコネクタ内に維持するようなあるいは可撓性導管に作用する力に打ち勝つような十分な強さである。フィンガーは、牽引力が可撓性コネクタに作用して可撓性導管がコネクタから外れるように動こうとする場合に可撓性導管に向かって枢動するように十分に柔軟である。本発明のコネクタにはまた、コネクタを通して可撓性導管に連結される第2の導管の外側表面に配置されるかかりの段部分に嵌着する少なくとも1つのタブが設けられる。この少なくとも1つのタブは、かかりを乗り越えてその後かかりの下で段にスナップ式に嵌着するように十分に柔軟である。可撓性フィンガーは、タブ上に配置されることもできそれによりコネクタ内に可撓性導管を維持するのを助けるため可撓性導管の内側表面と相互作用することができる、ことを理解されたい。
【0014】
図1、図2および図3を参照すると、本発明のコネクタ10は、外周壁14で形成される環状ハウジングセクション11、ならびに、間隔が空けられた複数のタブ16、16a、16bおよび16cを含む。タブを4つのタブで示しているが、導管の外側表面に位置するかかりを乗り越えてさらにかかりの底面に位置するかかりの段の中の所定の位置にスナップ式に嵌まるように十分に柔軟である限り、任意の数のタブが使用されることができることを理解されたい。
【0015】
フィンガー18は外周壁14に取り付けられ、好ましくは、壁14から底面20に向かって内側に延在して(図2)コネクタ10の環状セクション11内への可撓性導管22の端部(図5)の容易な位置決めを実現する。加えて、フィンガー18が下向きに延在することにより、フィンガー18が可撓性導管22に向かって屈曲してそれにより可撓性導管22の外側表面24に直接圧力を作用させてさらにそれにより可撓性導管22がコネクタ10内に維持されることから、コネクタ10から可撓性導管22を分離させようとするその後の動きが大幅に減少する。フィンガー18は、長さが一様であっても異なっていてもよい。例えば、8つのフィンガー18が使用される場合、フィンガーは1つおきに薄い壁の導管に適した長さであってよく、残りのフィンガーは厚い壁の導管に対して適切な長さになる。所望するとおりに可撓性導管22を掴んで保持するのに十分な数および長さである限り、任意の数のフィンガー18が使用されることができ、1つまたは複数の長さであってよい。
【0016】
コネクタ10には、任意選択的に、間隔が空けられた開口部26が設けられ、環状ハウジングセクション11の柔軟性を向上させてそれによりコネクタ10内への可撓性導管22の位置決めの容易さを改善する。コネクタ10の空洞の内側経路28が設けられることにより、段34を有するかかり32とタブ16、16a、16bおよび16cが中に配置される(図1および図5)底面36(図5)とを有する第2の導管30の挿入が可能になり、さらに、液体または気体が可撓性導管22と第2の導管30との間を通過することが可能になる。
【0017】
任意選択的に、コネクタ10は、図2および下で説明する他の図に示すように無線が使用可能であってもよい。無線通信装置100は、図示した通信およびストレージまたはメモリ構成部品101とアンテナ102とを有するあるいはブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)またはジグビー(Zigbee)(登録商標)の無線が使用可能である通信装置などの他の無線装置を有するRFIDタグであってよい。
【0018】
コネクタ10を無線で使用可能にすることにより、コネクタおよび/またはコネクタが取り付けられた構成要素の履歴を追跡記録することができるようになる。例えば、読取り専用無線装置を用いて、ロット番号、製造年月日などでコネクタの製造を追跡記録することができる。アクティブメモリを含む読取り/書込み装置を用いて、コネクタがいつ構成要素に配置されたか、装置100が取り付けられた構成要素は何か、構成要素は何と共に使用されるようになされているかの情報、ならびに、コネクタおよびコネクタが取り付けられた構成要素で行われる消毒、入庫、使用などの1つまたは複数の追跡可能な事象の情報を無線装置に追加することもできる。
【0019】
任意選択的に、無線装置は、多くの消毒処理で典型的に使用される放射線により装置が損傷しないようにあるいは破壊されないように、ガンマ線に安定であってよい。このような装置はFRAM RFIDとして知られており、強磁性のあるいは磁気抵抗効果を利用した記憶保持装置などの非充電式ストレージ機構を使用するストレージ構成部品を有することができる。
【0020】
無線装置100は、リベットもしくはねじなどを利用した機械的装置またはコネクタ上面の下にあるストラップによってコネクタに取り付けられることができ、開口部26のうちの2つを介して無線装置(図示せず)まで通っていてよく、あるいは、無線装置100はコネクタ10内で成形されてよく(図7および図11のように)、あるいは、無線装置100は、図2、図3、図5および図6に示すようにコネクタ10の表面上に形成されるあるいはそこに接着されてよい。
【0021】
図4に示すように、かかりのある第2の導管30は、かかり32と中を通過する流体流れを可能にする開口部25とを含む。導管セクション30はフランジ27に取り付けられ、次いでフランジ27が、バッグなどの流体を保持することができるあるいは濾過カートリッジなどのユニット操作を実施することができる流体処理機構29に取り付けられる。
【0022】
図5に示すように、フィンガー18は可撓性導管22の外側表面24に圧力を作用させる。矢印38で例示した牽引力が導管22に作用した場合、フィンガー18が矢印40で例示した方向に枢動してそれにより可撓性導管22の外側表面24が圧縮され、可撓性導管22がコネクタ10内に維持される。
【0023】
矢印42で例示した牽引力が導管30に作用した場合、タブ16、16a、16bおよび16cがかかり32の底面36に逆の力を作用させてそれによりコネクタ10内での導管30の維持が達成される。すなわち、可撓性導管22および上側導管30に牽引力が作用する場合にコネクタ10内に可撓性導管22および/または導管30を維持するために、フィンガー18ならびにタブ16、16a、16bおよび16cが協働して機能する。加えて、コネクタ10内での導管22および導管30の位置決めは、ツールを必要とすることなく手作業によって達成されることができる。また、様々なサイズの環状ハウジングセクション11および様々なサイズの孔28を有するあるサイズ範囲のコネクタ10を用意することにより、コネクタ10は、幅の広いサイズ範囲の可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管とを受け入れるようなサイズになることができる。
【0024】
導管22は、可撓性導管22にコネクタ10から可撓性導管22を引っ張る方向の力が作用する場合にフィンガー18が導管22に圧力を作用させるのを可能するのに十分な柔軟性を有する。代表的な都合のよい可撓性コネクタは、シリコーン、好ましくはプラチナ硬化シリコーン;ポリエチレン、ポリプロピレン;塩化ビニル樹脂;熱可塑性エラストマ;PTFE樹脂;EPDM、米国、フロリダ州、クリアウォーターのコンソリデイトポリマテクノロジーズ(Consolidated Polymer Technologies)から出ているC−フレックス(C−Flex)(登録商標)樹脂などから作られることができる。可撓性チューブはまた、可撓性チューブを覆うあるいは可撓性チューブ上でジャケットとして組み込まれる保護用/圧力耐性のある組みひもを有してよい。この組みひもはよく知られており、ポリエステル、ポリプロピレンまたはステンレス鋼で作られることができる。
【0025】
かかりのある導管30は、かかりのある導管30が孔28に挿入されるときにタブ16、16a、16bおよび16cがかかり34の底面36に位置することができる限り、ポリマ組成物あるいはステンレス鋼などの金属組成物などの任意の材料で作られてよい。
【0026】
図6を参照すると、本発明の別のコネクタ12が示されている。コネクタ12は図1のコネクタ10と同じ要素を有しており、同様の指示は同様の要素を示す。コネクタ12は、タブ16、16a、16bおよび16cに位置するフィンガー17の第2のセットを含む。フィンガー17は、上述したフィンガー18と同様の形式で機能する。コネクタは、フィンガー18を用いずにフィンガー17のみで形成されることができることを理解されたい。
【0027】
図7に示すように、フィンガー18は可撓性導管22の外側表面24に圧力を作用させ、フィンガー17は可撓性導管22の内側表面19に圧力を作用させる。矢印38で例示した牽引力が導管22に作用した場合、フィンガー17および18が矢印40で例示した方向に枢動してそれにより可撓性導管22の外側表面24および内側表面19が圧縮され、可撓性導管22がコネクタ10内に維持される。
【0028】
矢印42で例示した牽引力が導管30に作用した場合、タブ16、16a、16bおよび16cがかかり32の底面34に逆の力を作用させてそれによりコネクタ10内での導管30の維持が達成される。すなわち、可撓性導管22および第2の導管30に牽引力が作用する場合にコネクタ10内に可撓性導管22および/または導管30を維持するために、フィンガー17および18ならびにタブ16、16a、16bおよび16cが協働して機能する。コネクタ10内での可撓性導管22および第2の導管30の位置決めは、ツールを必要とすることなく手作業によって達成されることができる。また、様々なサイズの環状ハウジングセクション11および様々なサイズの孔28を有するあるサイズ範囲のコネクタ10を用意することにより、コネクタ10は、幅の広いサイズ範囲の可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管とを受け入れるようなサイズになることができる。
【0029】
図5および図7を参照すると、使用中、かかりのある第2の導管30は内側経路28に挿入されて、かかり34がタブ16a、16b、16cの頂部に位置するようになる(図1および図6)。そのとき、可撓性導管22が環状ハウジングセクション11にある程度まで挿入され、その底端部がフィンガー17および18の両方のセットを通り抜ける。その結果、可撓性導管22および第2の導管30が、上述した形式でコネクタ10または12内に維持される。
【0030】
図8、図9および図10を参照すると、本発明のコネクタ50は、コネクタセクション52ならびに2つのプレートセクション54および56を含む。プレートセクション54および56は、リビングヒンジ58および60によりコネクタセクション52に接合される。ヒンジ58および60は、プレートセクション54および56を移動させてコネクタセクション52と固定接触させるのを可能にする。可撓性導管22(図5)などの可撓性導管が図5を参照して上述したようにコネクタセクション52内に配置された後、プレートセクション54および56はヒンジ58および60を中心に枢動する。ヒンジ58および60はコネクタセクション52の内側表面を露出するように働き、可撓性導管の端部がその中に挿入されることができるようになる。ヒンジ58および60はまた、プレートセクション54および56がコネクタセクション52内に配置された可撓性導管の外側表面に接触するように位置するのを可能にし、それにより、可撓性導管のコネクタセクション52からの分離を防止するのを助ける。プレートセクション54および56は可撓性導管22の外側表面に接する所定の位置に固定され(図6)、内側表面62および64が導管22の外側表面24に押圧されるようになる(図5)。表面62および64は滑らかであってよく、あるいは、可撓性導管に対してグリップ力を与えるために鋸歯状であるもしくはそこから延在する突起を有するなどのように粗くてもよいことを理解されたい。固定は、例えば、開口部74、76、78および80の壁内に固定されるタブ66、68、70および72を用いて達成される。プレートセクション54および56のコネクタセクション52への固定は任意の従来手段によって達成されてよいことを理解されたい。3つまたは4つのプレートセクションなどのヒンジで連結された3つ以上のプレートセクションが使用されることができることを理解されたい。また、プレートセクション54および56は、開口部74、76、78および80のような形状の開口部を通って延在するプラスチックタイなどの任意の従来手段によってコネクタセクション52に枢動連結されてよいことを理解されたい。
【0031】
図11に示すように、図8、図9および図10のコネクタは、プレートセクション54および56の内側表面がビード形状に延在する表面82および84を含むように改良されてよい。延在する表面82および84の目的は、かかり32に接する可撓性導管22に圧縮力を作用させることである。
【0032】
図12を参照すると、本発明の1つの代替コネクタが、かかりのある導管上の所定の位置に示されている。タブ16および16bは、図1、図2および図3を参照して上述した形式と同様の形式で機能する。プレートセクション86および88には可撓性キャップ90および92が設けられる。可撓性キャップ90および92は、上述した形式(図5)でかかりのある導管30を用いて位置決めされる種々のサイズの可撓性導管に対処するための柔軟性を有する。
【0033】
図13aを参照すると、本発明の2部片コネクタが示されている。コネクタセクション71は、コネクタセクション71が、図示したようにその上面75上の4つのスロット73などの少なくとも2つ好ましくは3つ以上の複数のスロットをその外側表面上に含むことを除いて、コネクタ10(図1)と同様である。スロット73は、コネクタセクション71の少なくとも周縁部分の周りに延在する円形経路77に連通している。このコネクタの第2の部片は、コネクタセクション71の下側リップ85に嵌まる段83を有する突起81を含むリング79を備える。使用中、リング79は可撓性導管22上に位置する。可撓性導管の端部は、図5のコネクタ10を参照して上述した形式でコネクタセクション71内に置かれる。その後、リング79は、突起81をスロット73に位置させることによりコネクタセクション71内に移動させられ、段83がリップ85の下側に位置される。このとき、リング79は円形経路77内を回転し、嵌合しているリップ85と段83とによりリング79がコネクタセクション71から分離するのが防止される。リング79およびコネクタ部片71は、一体にスナップ式に嵌着させるあるいは従来の嵌合する螺旋状経路により互いに固定させるなどによる任意の従来手段によって互いに連結されることができることを理解されたい。
【0034】
図14に示すように、突起89上の段は角度が付けられていてよい。図15に示すように、角度が付けられた複数の段91は個々の突起93上で使用されることができる。リングおよび本発明の2部片コネクタのコネクタセクションの維持を促進する任意の幾何形状が本明細書で使用されることができる。
【符号の説明】
【0035】
10 コネクタ
14 外周壁
11 環状ハウジングセクション
16、16a、16b、16c、66、68、70、72 タブ
17、18 フィンガー
19、62、64 内側表面
20、36 底面
22 可撓性導管
24 外側表面
26、74、76、78、80 開口部
27 フランジ
28 孔
29 流体処理機構
30 第2の導管
32 かかり
34、83、91 段
38、40 矢印
50 本発明
52、71 コネクタセクション
54、56、86、88 プレートセクション
58、60 リビングヒンジ
73 スロット
77 円形経路
79 リング
81、89、93 突起
82、84 延在する表面
85 下側リップ
90、92 可撓性キャップ
100 無線通信装置
101 通信およびストレージまたはメモリ構成部品
102 アンテナ
【技術分野】
【0001】
本出願は、2008年2月22日に出願された米国仮特許出願61/066,761、および、2007年5月15日に出願された米国仮特許出願60/930,203の優先権を主張するものであり、それらの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、可撓性チューブをバーブフィッティングに連結するためのコネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
可撓性チューブは、流体を流体源から貯蔵部位または流体処理部位まで送り出すのに広く使用される。可撓性チューブは、所望の流体の送り出しを実現するために貯蔵容積または流体処理部位に連結される。流体の汚染および/または漏出を回避するために可撓性チューブの端部において確実で耐リーク性のある連結を実現する必要がある。このような確実な連結は、特に、血液ポンプ、酸素濃縮用カートリッジ、濾過カートリッジ、静脈バッグなどの医療用途または薬学的用途において必要とされる。
【0004】
現在、ケーブルタイが、可撓性チューブの端部における確実な連結を実現するために使用されている。ケーブルタイには、可撓性チューブの端部周りのケーブルタイを締めるためのならびに所望の締め付けが達成された後に余分なケーブルタイの端部を切断するためのツールが必要となる。むきだしで切断されたケーブルタイの端部は鋭利であり、可撓性のバッグなどの貯蔵領域または流体処理部位への損傷を引き起こす可能性がある。
【0005】
US6,796,586およびUS7,090,257ならびにUS2005/0082826が、可撓性チューブ用ロッククランプを開示している。このクランプは、可撓性チューブをバーブフィッティングに連結するための複雑なツールを必要とする。
【0006】
したがって、可撓性チューブ内に配置された流体の漏出および/または汚染を防止するバーブフィッティングに可撓性チューブを連結するためのコネクタを提供することが望ましい。加えて、可撓性チューブ内で増大した流体圧力においてでさえ完全な状態のままでいるコネクタを提供することが望ましい。また、鋭利な縁部の生成を回避しながら、ツールまたは非常に強い手の力を使用することなく手作業で装着されることができるコネクタを提供することが望ましい。このようなコネクタは、装着が容易であることに加えて流体の漏出または流体の汚染に対しての安全性をもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第6,796,586号明細書
【特許文献2】米国特許第7,090,257号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2005/0082826号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、可撓性チューブをバーブフィッティングに連結するためのコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
コネクタは、可撓性導管の開口端を受け入れるサイズの環状ハウジングセクションを有する。可撓性フィンガーが、環状ハウジング内の外周面および/または内側周面に配置される。内側周面は1つまたは複数のタブを有する。タブは、かかりのある外側表面を有する第2の導管上のかかりの段に接触するようなサイズである。第2の導管は、環状ハウジングセクションの内側周面(複数可)で形成される開口部内に配置される。フィンガーは、可撓性導管が環状ハウジングセクション内に配置されるのを可能にしてさらに可撓性導管の外側表面および/または内側表面に圧力を加えるようなサイズである。第2の導管のかかりのある表面は、コネクタの開口部内に配置されるときにタブに接触する。可撓性導管の第2の導管への連結がコネクタを用いて達成された後、コネクタからの可撓性導管の分離がフィンガーにより防止され、コネクタからの第2の導管の分離がタブにより防止される。
【0010】
本発明の一態様では、上述した、環状ハウジングセクション、開口部、フィンガーおよびタブを有するコネクタが提供され、このコネクタはさらに、可撓性チューブの外側表面に圧力を作用させるプレートを含む。プレートは複数のセクションで形成されることができさらに環状ハウジングセクションと一体に形成されてよく、あるいは、環状ハウジングセクションに接合される分離した部片を有してもよい。
【0011】
本発明の別の態様では、所望であれば、コネクタは、コネクタおよび/またはコネクタが取り付けられた構成要素を追跡記録するのを補助することが可能であるような無線(RFID、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、ジグビー(Zigbee)(登録商標)の装置など)であってよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明のコネクタの上面斜視図である。
【図2】図1のコネクタの底面斜視図である。
【図3】図1のコネクタの断面図である。
【図4】かかりのある導管の斜視図である。
【図5】可撓性導管およびかかりのある第2の導管がコネクタ内に配置されている図1−3のコネクタの断面図である。
【図6】本発明の別のコネクタの斜視図である。
【図7】可撓性導管およびかかりのある第2の導管がコネクタ内に配置されている図6のコネクタの断面図である。
【図8】ヒンジで連結されたプレートセクションを有する本発明のコネクタの上面図である。
【図9】図8のコネクタの側面図である。
【図10】プレートセクションが閉じられている、図9のコネクタの側面図である。
【図11】可撓性導管上およびかかり上に配置されさらにプレートセクション上の延在している表面で改変された、図8、図9および図10のコネクタの側面部分断面図である。
【図12】プレートセクションを有する本発明の代替の実施形態の側面部分断面図である。
【図13a】可撓性導管上に位置する本発明の2部片コネクタの断面図である。
【図13b】線XX−XXに沿った、図13aの上からの断面図である。
【図14】本発明の2部片コネクタの代替の構成の部分断面図である。
【図15】本発明の2部片コネクタの代替の構成の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明のコネクタには、可撓性導管に接触している、ならびに、コネクタから導管を分離しようとする力が可撓性導管に作用した場合に可撓性導管に圧力を作用させるのに十分に柔軟である、2つ以上のフィンガーが設けられる。圧力は、可撓性導管をコネクタ内に維持するようなあるいは可撓性導管に作用する力に打ち勝つような十分な強さである。フィンガーは、牽引力が可撓性コネクタに作用して可撓性導管がコネクタから外れるように動こうとする場合に可撓性導管に向かって枢動するように十分に柔軟である。本発明のコネクタにはまた、コネクタを通して可撓性導管に連結される第2の導管の外側表面に配置されるかかりの段部分に嵌着する少なくとも1つのタブが設けられる。この少なくとも1つのタブは、かかりを乗り越えてその後かかりの下で段にスナップ式に嵌着するように十分に柔軟である。可撓性フィンガーは、タブ上に配置されることもできそれによりコネクタ内に可撓性導管を維持するのを助けるため可撓性導管の内側表面と相互作用することができる、ことを理解されたい。
【0014】
図1、図2および図3を参照すると、本発明のコネクタ10は、外周壁14で形成される環状ハウジングセクション11、ならびに、間隔が空けられた複数のタブ16、16a、16bおよび16cを含む。タブを4つのタブで示しているが、導管の外側表面に位置するかかりを乗り越えてさらにかかりの底面に位置するかかりの段の中の所定の位置にスナップ式に嵌まるように十分に柔軟である限り、任意の数のタブが使用されることができることを理解されたい。
【0015】
フィンガー18は外周壁14に取り付けられ、好ましくは、壁14から底面20に向かって内側に延在して(図2)コネクタ10の環状セクション11内への可撓性導管22の端部(図5)の容易な位置決めを実現する。加えて、フィンガー18が下向きに延在することにより、フィンガー18が可撓性導管22に向かって屈曲してそれにより可撓性導管22の外側表面24に直接圧力を作用させてさらにそれにより可撓性導管22がコネクタ10内に維持されることから、コネクタ10から可撓性導管22を分離させようとするその後の動きが大幅に減少する。フィンガー18は、長さが一様であっても異なっていてもよい。例えば、8つのフィンガー18が使用される場合、フィンガーは1つおきに薄い壁の導管に適した長さであってよく、残りのフィンガーは厚い壁の導管に対して適切な長さになる。所望するとおりに可撓性導管22を掴んで保持するのに十分な数および長さである限り、任意の数のフィンガー18が使用されることができ、1つまたは複数の長さであってよい。
【0016】
コネクタ10には、任意選択的に、間隔が空けられた開口部26が設けられ、環状ハウジングセクション11の柔軟性を向上させてそれによりコネクタ10内への可撓性導管22の位置決めの容易さを改善する。コネクタ10の空洞の内側経路28が設けられることにより、段34を有するかかり32とタブ16、16a、16bおよび16cが中に配置される(図1および図5)底面36(図5)とを有する第2の導管30の挿入が可能になり、さらに、液体または気体が可撓性導管22と第2の導管30との間を通過することが可能になる。
【0017】
任意選択的に、コネクタ10は、図2および下で説明する他の図に示すように無線が使用可能であってもよい。無線通信装置100は、図示した通信およびストレージまたはメモリ構成部品101とアンテナ102とを有するあるいはブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)またはジグビー(Zigbee)(登録商標)の無線が使用可能である通信装置などの他の無線装置を有するRFIDタグであってよい。
【0018】
コネクタ10を無線で使用可能にすることにより、コネクタおよび/またはコネクタが取り付けられた構成要素の履歴を追跡記録することができるようになる。例えば、読取り専用無線装置を用いて、ロット番号、製造年月日などでコネクタの製造を追跡記録することができる。アクティブメモリを含む読取り/書込み装置を用いて、コネクタがいつ構成要素に配置されたか、装置100が取り付けられた構成要素は何か、構成要素は何と共に使用されるようになされているかの情報、ならびに、コネクタおよびコネクタが取り付けられた構成要素で行われる消毒、入庫、使用などの1つまたは複数の追跡可能な事象の情報を無線装置に追加することもできる。
【0019】
任意選択的に、無線装置は、多くの消毒処理で典型的に使用される放射線により装置が損傷しないようにあるいは破壊されないように、ガンマ線に安定であってよい。このような装置はFRAM RFIDとして知られており、強磁性のあるいは磁気抵抗効果を利用した記憶保持装置などの非充電式ストレージ機構を使用するストレージ構成部品を有することができる。
【0020】
無線装置100は、リベットもしくはねじなどを利用した機械的装置またはコネクタ上面の下にあるストラップによってコネクタに取り付けられることができ、開口部26のうちの2つを介して無線装置(図示せず)まで通っていてよく、あるいは、無線装置100はコネクタ10内で成形されてよく(図7および図11のように)、あるいは、無線装置100は、図2、図3、図5および図6に示すようにコネクタ10の表面上に形成されるあるいはそこに接着されてよい。
【0021】
図4に示すように、かかりのある第2の導管30は、かかり32と中を通過する流体流れを可能にする開口部25とを含む。導管セクション30はフランジ27に取り付けられ、次いでフランジ27が、バッグなどの流体を保持することができるあるいは濾過カートリッジなどのユニット操作を実施することができる流体処理機構29に取り付けられる。
【0022】
図5に示すように、フィンガー18は可撓性導管22の外側表面24に圧力を作用させる。矢印38で例示した牽引力が導管22に作用した場合、フィンガー18が矢印40で例示した方向に枢動してそれにより可撓性導管22の外側表面24が圧縮され、可撓性導管22がコネクタ10内に維持される。
【0023】
矢印42で例示した牽引力が導管30に作用した場合、タブ16、16a、16bおよび16cがかかり32の底面36に逆の力を作用させてそれによりコネクタ10内での導管30の維持が達成される。すなわち、可撓性導管22および上側導管30に牽引力が作用する場合にコネクタ10内に可撓性導管22および/または導管30を維持するために、フィンガー18ならびにタブ16、16a、16bおよび16cが協働して機能する。加えて、コネクタ10内での導管22および導管30の位置決めは、ツールを必要とすることなく手作業によって達成されることができる。また、様々なサイズの環状ハウジングセクション11および様々なサイズの孔28を有するあるサイズ範囲のコネクタ10を用意することにより、コネクタ10は、幅の広いサイズ範囲の可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管とを受け入れるようなサイズになることができる。
【0024】
導管22は、可撓性導管22にコネクタ10から可撓性導管22を引っ張る方向の力が作用する場合にフィンガー18が導管22に圧力を作用させるのを可能するのに十分な柔軟性を有する。代表的な都合のよい可撓性コネクタは、シリコーン、好ましくはプラチナ硬化シリコーン;ポリエチレン、ポリプロピレン;塩化ビニル樹脂;熱可塑性エラストマ;PTFE樹脂;EPDM、米国、フロリダ州、クリアウォーターのコンソリデイトポリマテクノロジーズ(Consolidated Polymer Technologies)から出ているC−フレックス(C−Flex)(登録商標)樹脂などから作られることができる。可撓性チューブはまた、可撓性チューブを覆うあるいは可撓性チューブ上でジャケットとして組み込まれる保護用/圧力耐性のある組みひもを有してよい。この組みひもはよく知られており、ポリエステル、ポリプロピレンまたはステンレス鋼で作られることができる。
【0025】
かかりのある導管30は、かかりのある導管30が孔28に挿入されるときにタブ16、16a、16bおよび16cがかかり34の底面36に位置することができる限り、ポリマ組成物あるいはステンレス鋼などの金属組成物などの任意の材料で作られてよい。
【0026】
図6を参照すると、本発明の別のコネクタ12が示されている。コネクタ12は図1のコネクタ10と同じ要素を有しており、同様の指示は同様の要素を示す。コネクタ12は、タブ16、16a、16bおよび16cに位置するフィンガー17の第2のセットを含む。フィンガー17は、上述したフィンガー18と同様の形式で機能する。コネクタは、フィンガー18を用いずにフィンガー17のみで形成されることができることを理解されたい。
【0027】
図7に示すように、フィンガー18は可撓性導管22の外側表面24に圧力を作用させ、フィンガー17は可撓性導管22の内側表面19に圧力を作用させる。矢印38で例示した牽引力が導管22に作用した場合、フィンガー17および18が矢印40で例示した方向に枢動してそれにより可撓性導管22の外側表面24および内側表面19が圧縮され、可撓性導管22がコネクタ10内に維持される。
【0028】
矢印42で例示した牽引力が導管30に作用した場合、タブ16、16a、16bおよび16cがかかり32の底面34に逆の力を作用させてそれによりコネクタ10内での導管30の維持が達成される。すなわち、可撓性導管22および第2の導管30に牽引力が作用する場合にコネクタ10内に可撓性導管22および/または導管30を維持するために、フィンガー17および18ならびにタブ16、16a、16bおよび16cが協働して機能する。コネクタ10内での可撓性導管22および第2の導管30の位置決めは、ツールを必要とすることなく手作業によって達成されることができる。また、様々なサイズの環状ハウジングセクション11および様々なサイズの孔28を有するあるサイズ範囲のコネクタ10を用意することにより、コネクタ10は、幅の広いサイズ範囲の可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管とを受け入れるようなサイズになることができる。
【0029】
図5および図7を参照すると、使用中、かかりのある第2の導管30は内側経路28に挿入されて、かかり34がタブ16a、16b、16cの頂部に位置するようになる(図1および図6)。そのとき、可撓性導管22が環状ハウジングセクション11にある程度まで挿入され、その底端部がフィンガー17および18の両方のセットを通り抜ける。その結果、可撓性導管22および第2の導管30が、上述した形式でコネクタ10または12内に維持される。
【0030】
図8、図9および図10を参照すると、本発明のコネクタ50は、コネクタセクション52ならびに2つのプレートセクション54および56を含む。プレートセクション54および56は、リビングヒンジ58および60によりコネクタセクション52に接合される。ヒンジ58および60は、プレートセクション54および56を移動させてコネクタセクション52と固定接触させるのを可能にする。可撓性導管22(図5)などの可撓性導管が図5を参照して上述したようにコネクタセクション52内に配置された後、プレートセクション54および56はヒンジ58および60を中心に枢動する。ヒンジ58および60はコネクタセクション52の内側表面を露出するように働き、可撓性導管の端部がその中に挿入されることができるようになる。ヒンジ58および60はまた、プレートセクション54および56がコネクタセクション52内に配置された可撓性導管の外側表面に接触するように位置するのを可能にし、それにより、可撓性導管のコネクタセクション52からの分離を防止するのを助ける。プレートセクション54および56は可撓性導管22の外側表面に接する所定の位置に固定され(図6)、内側表面62および64が導管22の外側表面24に押圧されるようになる(図5)。表面62および64は滑らかであってよく、あるいは、可撓性導管に対してグリップ力を与えるために鋸歯状であるもしくはそこから延在する突起を有するなどのように粗くてもよいことを理解されたい。固定は、例えば、開口部74、76、78および80の壁内に固定されるタブ66、68、70および72を用いて達成される。プレートセクション54および56のコネクタセクション52への固定は任意の従来手段によって達成されてよいことを理解されたい。3つまたは4つのプレートセクションなどのヒンジで連結された3つ以上のプレートセクションが使用されることができることを理解されたい。また、プレートセクション54および56は、開口部74、76、78および80のような形状の開口部を通って延在するプラスチックタイなどの任意の従来手段によってコネクタセクション52に枢動連結されてよいことを理解されたい。
【0031】
図11に示すように、図8、図9および図10のコネクタは、プレートセクション54および56の内側表面がビード形状に延在する表面82および84を含むように改良されてよい。延在する表面82および84の目的は、かかり32に接する可撓性導管22に圧縮力を作用させることである。
【0032】
図12を参照すると、本発明の1つの代替コネクタが、かかりのある導管上の所定の位置に示されている。タブ16および16bは、図1、図2および図3を参照して上述した形式と同様の形式で機能する。プレートセクション86および88には可撓性キャップ90および92が設けられる。可撓性キャップ90および92は、上述した形式(図5)でかかりのある導管30を用いて位置決めされる種々のサイズの可撓性導管に対処するための柔軟性を有する。
【0033】
図13aを参照すると、本発明の2部片コネクタが示されている。コネクタセクション71は、コネクタセクション71が、図示したようにその上面75上の4つのスロット73などの少なくとも2つ好ましくは3つ以上の複数のスロットをその外側表面上に含むことを除いて、コネクタ10(図1)と同様である。スロット73は、コネクタセクション71の少なくとも周縁部分の周りに延在する円形経路77に連通している。このコネクタの第2の部片は、コネクタセクション71の下側リップ85に嵌まる段83を有する突起81を含むリング79を備える。使用中、リング79は可撓性導管22上に位置する。可撓性導管の端部は、図5のコネクタ10を参照して上述した形式でコネクタセクション71内に置かれる。その後、リング79は、突起81をスロット73に位置させることによりコネクタセクション71内に移動させられ、段83がリップ85の下側に位置される。このとき、リング79は円形経路77内を回転し、嵌合しているリップ85と段83とによりリング79がコネクタセクション71から分離するのが防止される。リング79およびコネクタ部片71は、一体にスナップ式に嵌着させるあるいは従来の嵌合する螺旋状経路により互いに固定させるなどによる任意の従来手段によって互いに連結されることができることを理解されたい。
【0034】
図14に示すように、突起89上の段は角度が付けられていてよい。図15に示すように、角度が付けられた複数の段91は個々の突起93上で使用されることができる。リングおよび本発明の2部片コネクタのコネクタセクションの維持を促進する任意の幾何形状が本明細書で使用されることができる。
【符号の説明】
【0035】
10 コネクタ
14 外周壁
11 環状ハウジングセクション
16、16a、16b、16c、66、68、70、72 タブ
17、18 フィンガー
19、62、64 内側表面
20、36 底面
22 可撓性導管
24 外側表面
26、74、76、78、80 開口部
27 フランジ
28 孔
29 流体処理機構
30 第2の導管
32 かかり
34、83、91 段
38、40 矢印
50 本発明
52、71 コネクタセクション
54、56、86、88 プレートセクション
58、60 リビングヒンジ
73 スロット
77 円形経路
79 リング
81、89、93 突起
82、84 延在する表面
85 下側リップ
90、92 可撓性キャップ
100 無線通信装置
101 通信およびストレージまたはメモリ構成部品
102 アンテナ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用のコネクタであって、前記コネクタが、かかりのある外側表面の底面に力を作用させることによりコネクタ内に第2の導管を固定する手段を有しさらに前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる手段を有する、コネクタ。
【請求項2】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用のコネクタであって、前記コネクタが、かかりのある外側表面の底面に力を作用させることによりコネクタ内に導管および第2の導管を固定する手段を有しさらに前記可撓性導管の内側表面に圧縮力を作用させる手段を有する、コネクタ。
【請求項3】
前記可撓性導管の内側表面に圧縮力を作用させる手段を含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用であり、内側表面を備える外周壁を有する環状ハウジングセクションと、前記内側表面上の複数のフィンガーと、前記環状ハウジングセクションの内壁部分に位置する少なくとも1つのタブと、前記少なくとも1つのタブ内に位置する開口部とを有する、コネクタ。
【請求項5】
可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管との間で流体を移送するためのコネクタシステムであって、可撓性導管と、かかりのある外側表面を有する第2の導管と、前記可撓性導管とかかりのある外側表面を有する前記第2の導管用であって、かかりのある外側表面の底面に力を作用させることによりコネクタ内に第2の導管を固定する手段を有しさらに前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる手段を有するコネクタとを含む、コネクタシステム。
【請求項6】
前記可撓性導管の内側表面に圧縮力を作用させる手段を含む、請求項5に記載のコネクタシステム。
【請求項7】
可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管との間で流体を移送するためのコネクタシステムであって、可撓性導管と、かかりのある外側表面を有する第2の導管と、前記可撓性導管用であって、かかりのある外側表面の底面に力を作用させることによりコネクタ内に第2の導管を固定する手段を有しさらに前記可撓性導管の内側表面に圧縮力を作用させる手段を有するコネクタとを含む、コネクタシステム。
【請求項8】
可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管との間で流体を移送するためのコネクタシステムであって、可撓性導管と、かかりのある外側表面を有する第2の導管と、前記可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する前記第2の導管用であって、内側表面を備える外周面を有する環状ハウジングセクション、前記内側表面上の複数のフィンガー、前記環状ハウジングセクションの内壁部分に位置する少なくとも1つのタブ、および、前記少なくとも1つのタブ内に位置する開口部を有するコネクタとを含む、コネクタシステム。
【請求項9】
可撓性導管と第2の導管との間で流体を移送するためのコネクタシステムであって、中を通る空洞の内側経路を有する可撓性導管と、段部分および底部分を備えるかかりのある外側表面、かかりのある外側表面に隣接するフランジ部分、ならびに、フランジとかかりの最も遠い部分との間の開口部を有しさらに第2の導管のかかり部分が可撓性導管の内側空洞経路内に挿入されている、第2の導管と、前記可撓性導管および第2の導管用であって、可撓性導管および第2の導管のかかり部分を通過させて挿入させることができる中央環状開口部、中央環状開口部に外側で隣接してさらにかかりセクションの段部分および底部分と相互作用することができる1つまたは複数の可撓性タブ、および、1つまたは複数のタブに外側で隣接するように配置されて可撓性導管と相互作用する1つまたは複数のフィンガーを有するコネクタとを含む、コネクタシステム。
【請求項10】
1つまたは複数のフィンガーが可撓性導管の外側表面と相互作用することができる、請求項9に記載のコネクタシステム。
【請求項11】
フィンガーが1つまたは複数のタブの外側表面から延在しており、1つまたは複数のフィンガーが可撓性導管の内側表面と相互作用することができる、請求項9に記載のコネクタシステム。
【請求項12】
可撓性導管を第2の導管に固定するプロセスであって、外壁および中を通る内側経路を有する可撓性導管と、フランジ部分およびフランジ部分の少なくとも1つの側から離れるように延在する外側かかり部分を有しさらにかかり部分が段部分および底部分を有する第2の導管であって、第2の導管がフランジ部分内に第1の開口部およびかかり部分内に第2の開口部を有しさらに第1の開口部と第2の開口部との間に孔を備える、第2の導管と、可撓性導管の外径以上の内径を有する中央開口部および1つまたは複数のタブの外側に配置される1つまたは複数の可撓性タブで形成されており、可撓性導管の内側経路に第2の導管のかかり部分を挿入して、1つまたは複数のタブが第2の導管のかかり部分と相互作用するようにしてさらに1つまたは複数のフィンガーが可撓性導管の表面と相互作用するようにし、第2の導管とコネクタと可撓性導管との間に強い密封状態を生み出すコネクタと、を提供するステップを含む、プロセス。
【請求項13】
前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる前記手段が、着脱自在のリングを含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項14】
前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる前記手段が、ヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項15】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用であり、内側表面を備える外周面を有する環状ハウジングセクションと、前記内側表面上の複数のフィンガーと、前記環状ハウジングセクションの内壁部分に位置する少なくとも1つのタブと、前記少なくとも1つのタブ内に位置する開口部と、前記環状ハウジングセクションに取付可能であるリングとを有する、コネクタ。
【請求項16】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用であり、内側表面を備える外周面を有する環状ハウジングセクションと、前記内側表面上の複数のフィンガーと、前記環状ハウジングセクションの内壁部分に位置する少なくとも1つのタブと、前記少なくとも1つのタブ内に位置する開口部と、ヒンジによって前記ハウジングセクションに取り付けられるプレートセクションとを有する、コネクタ。
【請求項17】
前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる前記手段が、着脱自在のリングを含む、請求項5に記載のコネクタシステム。
【請求項18】
前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる前記手段が、ヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項5に記載のコネクタシステム。
【請求項19】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項7に記載のコネクタシステム。
【請求項20】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができるヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項7に記載のコネクタシステム。
【請求項21】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項12に記載のプロセス。
【請求項22】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができるヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項12に記載のプロセス。
【請求項23】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項8に記載のコネクタシステム。
【請求項24】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項9に記載のコネクタシステム。
【請求項25】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項10に記載のコネクタシステム。
【請求項26】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項11に記載のコネクタシステム。
【請求項27】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができるヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項8に記載のコネクタシステム。
【請求項28】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができるヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項9に記載のコネクタシステム。
【請求項29】
無線が使用可能である通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項30】
無線が使用可能である通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含み、装置がRFIDタグ、ブルートゥース(登録商標)装置およびジグビー(登録商標)装置からなる群から選択される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項31】
機械的手段、接着手段および熱接着手段からなる群から選択される手段によってコネクタに取り付けられる無線が使用可能である通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項32】
コネクタ表面のうちの1つの上または中で成形される無線が使用可能である通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項33】
読取り/書込み機能を有する無線が使用可能な通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項34】
読取り/書込み機能を有しさらにコネクタおよび/またはコネクタが連結している構成要素で行われる1つまたは複数の事象を追跡記録する無線が使用可能な通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項1】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用のコネクタであって、前記コネクタが、かかりのある外側表面の底面に力を作用させることによりコネクタ内に第2の導管を固定する手段を有しさらに前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる手段を有する、コネクタ。
【請求項2】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用のコネクタであって、前記コネクタが、かかりのある外側表面の底面に力を作用させることによりコネクタ内に導管および第2の導管を固定する手段を有しさらに前記可撓性導管の内側表面に圧縮力を作用させる手段を有する、コネクタ。
【請求項3】
前記可撓性導管の内側表面に圧縮力を作用させる手段を含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用であり、内側表面を備える外周壁を有する環状ハウジングセクションと、前記内側表面上の複数のフィンガーと、前記環状ハウジングセクションの内壁部分に位置する少なくとも1つのタブと、前記少なくとも1つのタブ内に位置する開口部とを有する、コネクタ。
【請求項5】
可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管との間で流体を移送するためのコネクタシステムであって、可撓性導管と、かかりのある外側表面を有する第2の導管と、前記可撓性導管とかかりのある外側表面を有する前記第2の導管用であって、かかりのある外側表面の底面に力を作用させることによりコネクタ内に第2の導管を固定する手段を有しさらに前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる手段を有するコネクタとを含む、コネクタシステム。
【請求項6】
前記可撓性導管の内側表面に圧縮力を作用させる手段を含む、請求項5に記載のコネクタシステム。
【請求項7】
可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管との間で流体を移送するためのコネクタシステムであって、可撓性導管と、かかりのある外側表面を有する第2の導管と、前記可撓性導管用であって、かかりのある外側表面の底面に力を作用させることによりコネクタ内に第2の導管を固定する手段を有しさらに前記可撓性導管の内側表面に圧縮力を作用させる手段を有するコネクタとを含む、コネクタシステム。
【請求項8】
可撓性導管とかかりのある外側表面を有する第2の導管との間で流体を移送するためのコネクタシステムであって、可撓性導管と、かかりのある外側表面を有する第2の導管と、前記可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する前記第2の導管用であって、内側表面を備える外周面を有する環状ハウジングセクション、前記内側表面上の複数のフィンガー、前記環状ハウジングセクションの内壁部分に位置する少なくとも1つのタブ、および、前記少なくとも1つのタブ内に位置する開口部を有するコネクタとを含む、コネクタシステム。
【請求項9】
可撓性導管と第2の導管との間で流体を移送するためのコネクタシステムであって、中を通る空洞の内側経路を有する可撓性導管と、段部分および底部分を備えるかかりのある外側表面、かかりのある外側表面に隣接するフランジ部分、ならびに、フランジとかかりの最も遠い部分との間の開口部を有しさらに第2の導管のかかり部分が可撓性導管の内側空洞経路内に挿入されている、第2の導管と、前記可撓性導管および第2の導管用であって、可撓性導管および第2の導管のかかり部分を通過させて挿入させることができる中央環状開口部、中央環状開口部に外側で隣接してさらにかかりセクションの段部分および底部分と相互作用することができる1つまたは複数の可撓性タブ、および、1つまたは複数のタブに外側で隣接するように配置されて可撓性導管と相互作用する1つまたは複数のフィンガーを有するコネクタとを含む、コネクタシステム。
【請求項10】
1つまたは複数のフィンガーが可撓性導管の外側表面と相互作用することができる、請求項9に記載のコネクタシステム。
【請求項11】
フィンガーが1つまたは複数のタブの外側表面から延在しており、1つまたは複数のフィンガーが可撓性導管の内側表面と相互作用することができる、請求項9に記載のコネクタシステム。
【請求項12】
可撓性導管を第2の導管に固定するプロセスであって、外壁および中を通る内側経路を有する可撓性導管と、フランジ部分およびフランジ部分の少なくとも1つの側から離れるように延在する外側かかり部分を有しさらにかかり部分が段部分および底部分を有する第2の導管であって、第2の導管がフランジ部分内に第1の開口部およびかかり部分内に第2の開口部を有しさらに第1の開口部と第2の開口部との間に孔を備える、第2の導管と、可撓性導管の外径以上の内径を有する中央開口部および1つまたは複数のタブの外側に配置される1つまたは複数の可撓性タブで形成されており、可撓性導管の内側経路に第2の導管のかかり部分を挿入して、1つまたは複数のタブが第2の導管のかかり部分と相互作用するようにしてさらに1つまたは複数のフィンガーが可撓性導管の表面と相互作用するようにし、第2の導管とコネクタと可撓性導管との間に強い密封状態を生み出すコネクタと、を提供するステップを含む、プロセス。
【請求項13】
前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる前記手段が、着脱自在のリングを含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項14】
前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる前記手段が、ヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項15】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用であり、内側表面を備える外周面を有する環状ハウジングセクションと、前記内側表面上の複数のフィンガーと、前記環状ハウジングセクションの内壁部分に位置する少なくとも1つのタブと、前記少なくとも1つのタブ内に位置する開口部と、前記環状ハウジングセクションに取付可能であるリングとを有する、コネクタ。
【請求項16】
可撓性導管およびかかりのある外側表面を有する第2の導管用であり、内側表面を備える外周面を有する環状ハウジングセクションと、前記内側表面上の複数のフィンガーと、前記環状ハウジングセクションの内壁部分に位置する少なくとも1つのタブと、前記少なくとも1つのタブ内に位置する開口部と、ヒンジによって前記ハウジングセクションに取り付けられるプレートセクションとを有する、コネクタ。
【請求項17】
前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる前記手段が、着脱自在のリングを含む、請求項5に記載のコネクタシステム。
【請求項18】
前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させる前記手段が、ヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項5に記載のコネクタシステム。
【請求項19】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項7に記載のコネクタシステム。
【請求項20】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができるヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項7に記載のコネクタシステム。
【請求項21】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項12に記載のプロセス。
【請求項22】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができるヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項12に記載のプロセス。
【請求項23】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項8に記載のコネクタシステム。
【請求項24】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項9に記載のコネクタシステム。
【請求項25】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項10に記載のコネクタシステム。
【請求項26】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができる着脱自在のリングを含む、請求項11に記載のコネクタシステム。
【請求項27】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができるヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項8に記載のコネクタシステム。
【請求項28】
前記コネクタが、前記可撓性導管の外側表面に圧縮力を作用させることができるヒンジで連結されたプレートセクションを含む、請求項9に記載のコネクタシステム。
【請求項29】
無線が使用可能である通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項30】
無線が使用可能である通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含み、装置がRFIDタグ、ブルートゥース(登録商標)装置およびジグビー(登録商標)装置からなる群から選択される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項31】
機械的手段、接着手段および熱接着手段からなる群から選択される手段によってコネクタに取り付けられる無線が使用可能である通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項32】
コネクタ表面のうちの1つの上または中で成形される無線が使用可能である通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項33】
読取り/書込み機能を有する無線が使用可能な通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項34】
読取り/書込み機能を有しさらにコネクタおよび/またはコネクタが連結している構成要素で行われる1つまたは複数の事象を追跡記録する無線が使用可能な通信および記憶装置を有するコネクタをさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13a】
【図13b】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13a】
【図13b】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2013−66744(P2013−66744A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−267247(P2012−267247)
【出願日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【分割の表示】特願2008−120945(P2008−120945)の分割
【原出願日】平成20年5月7日(2008.5.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FRAM
【出願人】(504115013)イー・エム・デイー・ミリポア・コーポレイシヨン (33)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−267247(P2012−267247)
【出願日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【分割の表示】特願2008−120945(P2008−120945)の分割
【原出願日】平成20年5月7日(2008.5.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FRAM
【出願人】(504115013)イー・エム・デイー・ミリポア・コーポレイシヨン (33)
【Fターム(参考)】
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