説明

可溶性エポキシドヒドロラーゼ阻害剤

αケトアミド化合物およびαヒドロキシアミド化合物、ならびに可溶性エポキシドヒドロラーゼ(sEH)を阻害する組成物、これらの化合物および組成物を調製するための方法、ならびにこのような化合物および組成物を用いて患者を処置するための方法が開示される。これらの化合物、組成物、および方法は、高血圧疾患、心血管疾患、炎症性疾患、肺疾患、および糖尿病関連疾患が挙げられる、種々のsEH媒介疾患を処置するために有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Aの化合物:
【化88】

もしくは立体異性体または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、式Aにおいて、
Yは、シクロアルキル、置換シクロアルキル、フェニル、置換フェニル、ヘテロシクリル、置換ヘテロシクリル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
は、式:
【化89】

のリンカーであり;
Subに結合している− − −が二重結合である場合、Subは存在せず、そしてZはOであるか、またはSubに結合している− − −が単結合である場合、Subは水素もしくはアルキルであり、そしてZはOHであり;
環Aにおける各Xは、独立して、N、NH、NR、O、CH、CH、CHR、およびCRからなる群より選択され、ただし、A環の少なくとも2つのXは、独立して、CH、CH、CHR、またはCRであり;
pは、0または1であり;
各Rは独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環式、置換複素環式、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アシル、アミノカルボニル、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、および(置換スルホニル)アミノからなる群より選択され;
qは、0、1、2、3、または4であり;
環Aの− − −は、単結合または二重結合を示し;
mは、0、1、2、3、4、または5であり;そして
nは、0、1、2、3、4、または5であり;
ただし、該化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、
N−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−2−ヒドロキシ−3−メチル−2−o−トリルブタンアミド;
N−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタンアミド;
N−(1−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−4−イル)−2−ヒドロキシ−3−メチル−2−フェニルブタンアミド;
N−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−2−ヒドロキシ−3−メチル−2−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ブタンアミド;
N−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−2−ヒドロキシ−3−メチル−2−m−トリルブタンアミド;
N−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−3−エチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルペンタンアミド;
2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−(4−(ピペリジン−1−イル)フェニル)アセトアミド;
N−(2,4−ジメチルフェニル)−2−オキソ−2−フェニルアセトアミド;
N1,N2−ビス(2−(2−(4−ニトロフェニルアミノ)−2−オキソアセチル)フェニル)オキサルアミド;
2−(2,6−ジフェノキシフェニル)−N−(6−メチル−2,4−ビス(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−2−オキソアセトアミド;
2−(4−フルオロフェニル)−N−(6−メチル−2,4−ビス(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−2−オキソアセトアミド;
2−(4−ブロモフェニル)−N−(6−メチル−2,4−ビス(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−2−オキソアセトアミド;
4−(2−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−2−オキソアセトアミド)ベンゼンスルホン酸;
2−(2−アセトアミド−5−ブロモフェニル)−N−(4−エトキシフェニル)−2−オキソアセトアミド;
N−(3−メトキシ−4−(オキサゾール−5−イル)フェニル)−2−オキソ−2−フェニルアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(4−エチルフェニル)−2−オキソアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(3,5−ジクロロフェニル)−2−オキソアセトアミド;
4−(2−(2−アセトアミドフェニル)−2−オキソアセトアミド)−N−フェネチルベンズアミド;
3−(2−(2−アセトアミドフェニル)−2−オキソアセトアミド)−N−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ベンズアミド;
3−(2−(2−アセトアミドフェニル)−2−オキソアセトアミド)−N−(4−クロロフェネチル)ベンズアミド;
2−オキソ−N−(4−(4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)ピリジン−2−イル)−2−フェニルアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(3,5−ジメチルフェニル)−2−オキソアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(4−(エチルチオ)フェニル)−2−オキソアセトアミド;
2−(4−エトキシジベンゾ[b,d]フラン−1−イル)−2−オキソ−N−(ピリジン−4−イル)アセトアミド;
N−(2−(1−ナフタミド)エチル)−4−(2−(4−ニトロフェニル)−2−オキソアセトアミド)ピペリジン−4−カルボキサミド;
2−オキソ−N,2−ジ−p−トリルアセトアミド;または
3−メチル−2−(2−オキソ−2−(p−トリルアミノ)アセチル)ベンゼンスルホン酸
のいずれでもない、化合物。
【請求項2】
式I:
【化90】

の、請求項1の化合物もしくは立体異性体、または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、式Iにおいて、
Yは、シクロアルキル、置換シクロアルキル、フェニル、置換フェニル、ヘテロシクリル、置換ヘテロシクリル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
Lは、式:
【化91】

のリンカーであり;
Zに結合する− − −が二重結合である場合、ZはOであるか、またはZに結合する− − −が単結合である場合、ZはOHであり;
環Aにおける各Xは、独立して、N、NH、NR、O、CH、CH、CHR、およびCRからなる群より選択され、ただし、A環の少なくとも2つのXは、独立して、CH、CH、CHR、またはCRであり;
pは、0または1であり;
各Rは独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環式、置換複素環式、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アシル、アミノカルボニル、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、および(置換スルホニル)アミノからなる群より選択され;
qは、0、1、2、3、または4であり;
環Aの− − −は、単結合または二重結合を示し;
mは、0、1、2、3、4、または5であり;そして
nは、0、1、2、3、4、または5である、
化合物。
【請求項3】
Yが、シクロアルキルまたは置換シクロアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Yが、シクロヘキシル、置換シクロアルキル、アダマンチル、または置換アダマンチルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Yが、
【化92】

からなる群より選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
Yが、スピロ[4.5]デカ−8−イル:
【化93】

である、請求項3に記載の化合物。
【請求項7】
YがC6〜10ヘテロシクロアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
Yが構造
【化94】

を有するキヌクリジン−1−イルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
Yがフェニルおよび置換フェニルからなる群より選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
環Aの少なくとも4つのXが独立して、CH、CH、CHR、またはCRである、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
環Aの各− − −が二重結合である、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
環Aの各− − −が単結合である、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
環Aがフェニル、ピリジニル、シクロヘキシル、およびピペリジニルからなる群より選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
環Aがフェニル、ピペリジニル、およびシクロヘキシルからなる群より選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
各Rが独立して、アルコキシ、置換アルコキシ、アミノカルボニル、ハロアルキル、複素環式、置換スルホニル、アシル、カルボキシ、カルボキシルエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノスルホニル、および(置換スルホニル)アミノからなる群より選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項16】
qが1である、請求項2に記載の化合物。
【請求項17】
が3位または4位にある、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
がアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、カルボキシ、カルボキシルエステル、アミノカルボニル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、(置換スルホニル)アミノ、ハロアルキル、および複素環式からなる群より選択される、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
ZがOであり、そしてZに結合する− − −が二重結合である、請求項2に記載の化合物。
【請求項20】
ZがOHであり、そしてZに結合する− − −が単結合である、請求項2に記載の化合物。
【請求項21】
mが、0、1、または2である、請求項2に記載の化合物。
【請求項22】
nが、0、1、または2である、請求項2に記載の化合物。
【請求項23】
式Ia:
【化95】

の、請求項2に記載の化合物もしくは立体異性体または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、式Iaにおいて、
は、C6〜10シクロアルキル、置換C5〜10シクロアルキル、または
【化96】

であり、ここで各R21は独立して、水素またはフルオロであり;
22、R23、およびR24は、水素、ハロ、アルキル、アシル、アシルオキシ、カルボキシルエステル、アシルアミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノスルホニル、(置換スルホニル)アミノ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、シアノ、およびアルキルスルホニルからなる群より独立して選択され;
Lは、式:
【化97】

のリンカーであり;
Zに結合する− − −が二重結合である場合、ZはOであるか、またはZに結合する− − −が単結合である場合、ZはOHであり;
環AにおけるXは、N、NH、NR、O、CH、CH、CHR、およびCRからなる群より選択され;
各Rは独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環式、置換複素環式、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アシル、アミノカルボニル、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、および(置換スルホニル)アミノからなる群より選択され;
1aは、水素またはRであり;
環Aの− − −は、単結合または二重結合を示し;
mは、0、1、2、3、4、または5であり;そして
nは、0、1、2、3、4、または5であり;
ただし、該化合物は
【化98】

のいずれでもない、化合物。
【請求項24】
式II:
【化99】

の、請求項2に記載の化合物もしくは立体異性体または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、式IIにおいて、
Yは、シクロヘキシル、置換シクロヘキシル、アダマンチル、置換アダマンチル、フェニル、置換フェニル、ヘテロシクリル、および置換ヘテロシクリルからなる群より選択され;
Lは、式:
【化100】

のリンカーであり;
Zに結合する− − −が二重結合である場合、ZはOであるか、またはZに結合する− − −が単結合である場合、ZはOHであり;
環AにおけるXは、N、NH、NR、O、CH、CH、CHR、およびCRからなる群より選択され;
各Rは独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環式、置換複素環式、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アシル、アミノカルボニル、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、および(置換スルホニル)アミノからなる群より選択され;
qは、0、1、2、3、または4であり;
環Aの− − −は、単結合または二重結合を示し;
mは、0、1、2、3、4、または5であり;そして
nは、0、1、2、3、4、または5であり;
ただし、該化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、
2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−(4−(ピペリジン−1−イル)フェニル)アセトアミド;
N−(2,4−ジメチルフェニル)−2−オキソ−2−フェニルアセトアミド;
N1,N2−ビス(2−(2−(4−ニトロフェニルアミノ)−2−オキソアセチル)フェニル)オキサルアミド;
2−(2,6−ジフェノキシフェニル)−N−(6−メチル−2,4−ビス(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−2−オキソアセトアミド;
2−(4−フルオロフェニル)−N−(6−メチル−2,4−ビス(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−2−オキソアセトアミド;
2−(4−ブロモフェニル)−N−(6−メチル−2,4−ビス(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−2−オキソアセトアミド;
4−(2−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−2−オキソアセトアミド)ベンゼンスルホン酸;
2−(2−アセトアミド−5−ブロモフェニル)−N−(4−エトキシフェニル)−2−オキソアセトアミド;
N−(3−メトキシ−4−(オキサゾール−5−イル)フェニル)−2−オキソ−2−フェニルアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(4−エチルフェニル)−2−オキソアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(3,5−ジクロロフェニル)−2−オキソアセトアミド;
4−(2−(2−アセトアミドフェニル)−2−オキソアセトアミド)−N−フェネチルベンズアミド;
3−(2−(2−アセトアミドフェニル)−2−オキソアセトアミド)−N−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ベンズアミド;
3−(2−(2−アセトアミドフェニル)−2−オキソアセトアミド)−N−(4−クロロフェネチル)ベンズアミド;
2−オキソ−N−(4−(4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)ピリジン−2−イル)−2−フェニルアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(3,5−ジメチルフェニル)−2−オキソアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(4−(エチルチオ)フェニル)−2−オキソアセトアミド;
2−(4−エトキシジベンゾ[b,d]フラン−1−イル)−2−オキソ−N−(ピリジン−4−イル)アセトアミド;
N−(2−(1−ナフタミド)エチル)−4−(2−(4−ニトロフェニル)−2−オキソアセトアミド)ピペリジン−4−カルボキサミド;
2−オキソ−N,2−ジ−p−トリルアセトアミド;または
3−メチル−2−(2−オキソ−2−(p−トリルアミノ)アセチル)ベンゼンスルホン酸
のいずれでもない、化合物。
【請求項25】
Yが、シクロヘキシル、アダマンチル、置換シクロヘキシル、置換アダマンチル、置換フェニル、または置換ヘテロシクリルであり、ここでY上の該置換基が、アルキル、ハロ、およびハロアルキルからなる群より選択される、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
環Aの各− − −が二重結合である、請求項24に記載の化合物。
【請求項27】
環Aの各− − −が単結合である、請求項24に記載の化合物。
【請求項28】
環Aがフェニル、ピペリジニル、およびシクロヘキシルからなる群より選択される、請求項24に記載の化合物。
【請求項29】
各Rが独立して、アルコキシ、置換アルコキシ、アミノカルボニル、ハロアルキル、複素環式、置換スルホニル、アシル、カルボキシ、カルボキシルエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノスルホニル、および(置換スルホニル)アミノからなる群より選択される、請求項24に記載の化合物。
【請求項30】
qが1である、請求項24に記載の化合物。
【請求項31】
が3位または4位にある、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
がアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、カルボキシ、カルボキシルエステル、アミノカルボニル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、(置換スルホニル)アミノ、ハロアルキル、および複素環式からなる群より選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
ZがOであり、そしてZに結合する− − −が二重結合である、請求項30に記載の化合物。
【請求項34】
ZがOHであり、そしてZに結合する− − −が単結合である、請求項30に記載の化合物。
【請求項35】
mが、0、1、または2である、請求項30に記載の化合物。
【請求項36】
nが、0、1、または2である、請求項30に記載の化合物。
【請求項37】
式III:
【化101】

の、請求項2に記載の化合物もしくは立体異性体または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、式IIIにおいて、
Yは、シクロヘキシル、置換シクロヘキシル、アダマンチル、置換アダマンチル、フェニル、置換フェニル、ヘテロシクリル、および置換ヘテロシクリルからなる群より選択され;
Lは、式:
【化102】

のリンカーであり;
Zに結合する− − −が二重結合である場合、ZはOであるか、またはZに結合する− − −が単結合である場合、ZはOHであり;
は、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環式、置換複素環式、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アシル、アミノカルボニル、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、および(置換スルホニル)アミノからなる群より選択され;
mは、0、1、または2であり;そして
nは、0、1、または2であり;
ただし、該化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、
2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−(4−(ピペリジン−1−イル)フェニル)アセトアミド;
N−(2,4−ジメチルフェニル)−2−オキソ−2−フェニルアセトアミド;
N1,N2−ビス(2−(2−(4−ニトロフェニルアミノ)−2−オキソアセチル)フェニル)オキサルアミド;
2−(2,6−ジフェノキシフェニル)−N−(6−メチル−2,4−ビス(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−2−オキソアセトアミド;
2−(4−フルオロフェニル)−N−(6−メチル−2,4−ビス(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−2−オキソアセトアミド;
2−(4−ブロモフェニル)−N−(6−メチル−2,4−ビス(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−2−オキソアセトアミド;
4−(2−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−2−オキソアセトアミド)ベンゼンスルホン酸;
2−(2−アセトアミド−5−ブロモフェニル)−N−(4−エトキシフェニル)−2−オキソアセトアミド;
N−(3−メトキシ−4−(オキサゾール−5−イル)フェニル)−2−オキソ−2−フェニルアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(4−エチルフェニル)−2−オキソアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(3,5−ジクロロフェニル)−2−オキソアセトアミド;
4−(2−(2−アセトアミドフェニル)−2−オキソアセトアミド)−N−フェネチルベンズアミド;
3−(2−(2−アセトアミドフェニル)−2−オキソアセトアミド)−N−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ベンズアミド;
3−(2−(2−アセトアミドフェニル)−2−オキソアセトアミド)−N−(4−クロロフェネチル)ベンズアミド;
2−オキソ−N−(4−(4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)ピリジン−2−イル)−2−フェニルアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(3,5−ジメチルフェニル)−2−オキソアセトアミド;
2−(2−アセトアミドフェニル)−N−(4−(エチルチオ)フェニル)−2−オキソアセトアミド;
2−(4−エトキシジベンゾ[b,d]フラン−1−イル)−2−オキソ−N−(ピリジン−4−イル)アセトアミド;
N−(2−(1−ナフタミド)エチル)−4−(2−(4−ニトロフェニル)−2−オキソアセトアミド)ピペリジン−4−カルボキサミド;
2−オキソ−N,2−ジ−p−トリルアセトアミド;または
3−メチル−2−(2−オキソ−2−(p−トリルアミノ)アセチル)ベンゼンスルホン酸
のいずれでもない、化合物。
【請求項38】
Yが、シクロヘキシル、アダマンチル、置換シクロヘキシル、置換アダマンチル、置換フェニル、ヘテロシクリル、または置換ヘテロシクリル、であり、ここでY上の置換基がアルキル、ハロ、およびハロアルキルからなる群より選択される、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
各Rが独立して、アルコキシ、置換アルコキシ、アミノカルボニル、ハロアルキル、複素環式、置換スルホニル、アシル、カルボキシ、カルボキシルエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノスルホニル、および(置換スルホニル)アミノからなる群より選択される、請求項37に記載の化合物。
【請求項40】
ZがOであり、そしてZに結合する− − −が二重結合である、請求項37に記載の化合物。
【請求項41】
ZがOHであり、そしてZに結合する− − −が単結合である、請求項37に記載の化合物。
【請求項42】
式IV:
【化103】

の、請求項2に記載の化合物もしくは立体異性体または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、式IVにおいて、
Yは、シクロヘキシル、置換シクロヘキシル、アダマンチル、置換アダマンチル、フェニル、置換フェニル、ヘテロシクリル、および置換ヘテロシクリルからなる群より選択され;
Lは、式:
【化104】

のリンカーであり;
Zに結合する− − −が二重結合である場合、ZはOであるか、またはZに結合する− − −が単結合である場合、ZはOHであり;
は、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環式、置換複素環式、シアノ、アシル、アミノカルボニル、アミノスルホニル、置換スルホニル、(置換スルホニル)アミノ、およびカルボキシエステルからなる群より選択され;
mは、0、1、または2であり;そして
nは、0、1、または2である、
化合物。
【請求項43】
Yが、シクロヘキシル、アダマンチル、置換シクロヘキシル、置換アダマンチル、置換フェニル、または置換ヘテロシクリルであり、ここでY上の該置換基が、アルキル、ハロ、およびハロアルキルからなる群より選択される、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
が、置換スルホニルおよびアシルからなる群より選択される、請求項42に記載の化合物。
【請求項45】
ZがOであり、そしてZに結合する− − −が二重結合である、請求項42に記載の化合物。
【請求項46】
ZがOHであり、そしてZに結合する− − −が単結合である、請求項43に記載の化合物。
【請求項47】
請求項2に記載の化合物もしくは立体異性体、または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、該化合物が、
【化105】

【化106】

【化107】

である、化合物。
【請求項48】
請求項2に記載の化合物もしくは立体異性体、または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、該化合物が、
【化108】

【化109】

【化110】

【化111】

【化112】

【化113】

である、化合物。
【請求項49】
式Vの化合物:
【化114】

もしくは立体異性体または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、式Vにおいて、
は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、フェニル、置換フェニル、ヘテロシクリル、置換ヘテロシクリル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
Lは、式:
【化115】

のリンカーであり;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アシル、アミノカルボニル、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、(置換スルホニル)アミノ、フェニル、置換フェニル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
sは、0、1、2、3、4、または5であり;そして
tは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、または13である、
化合物。
【請求項50】
がシクロアルキルまたは置換シクロアルキルである、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
がシクロヘキシル、アダマンチル、置換シクロヘキシル、置換アダマンチル、置換フェニル、または置換ヘテロシクリルであり、ここでY上の置換基がアルキル、ハロ、およびハロアルキルからなる群より選択される、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
がフェニルまたは置換フェニルである、請求項49に記載の化合物。
【請求項53】
sが0、1、2、または3であり、そしてtが6、7、8、9、10、11、または12である、請求項49に記載の化合物。
【請求項54】
がカルボキシまたはカルボキシエステルである、請求項49に記載の化合物。
【請求項55】
Lが
【化116】

である、請求項49に記載の化合物。
【請求項56】
Lが
【化117】

である、請求項49に記載の化合物。
【請求項57】
請求項49に記載の化合物もしくは立体異性体、または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩であって、該化合物が、
【化118】

である、化合物。
【請求項58】
薬学的に受容可能なキャリア、および治療有効量の請求項1〜57のいずれか1項に記載の化合物もしくは立体異性体または該化合物もしくは該立体異性体の薬学的に受容可能な塩を含有する、薬学的組成物であって、可溶性エポキシドヒドロラーゼ媒介疾患を処置するための、薬学的組成物。
【請求項59】
可溶性エポキシドヒドロラーゼ媒介疾患を処置するための医薬の製造のための、請求項1〜57のいずれか1項に記載の化合物もしくは立体異性体または該化合物もしくは該立体異性体の薬学的に受容可能な塩の使用。
【請求項60】
可溶性エポキシドヒドロラーゼ媒介疾患を処置するための方法であって、該方法は、患者に、薬学的に受容可能なキャリアおよび治療有効量の請求項1に記載の化合物または立体異性体を含有する薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項61】
可溶性エポキシドヒドロラーゼ媒介疾患を処置するための方法であって、該方法は、患者に、薬学的に受容可能なキャリアおよび治療有効量の式Iの化合物:
【化119】

もしくは立体異性体または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩を含有する薬学的組成物を投与する工程を包含し、式Iにおいて、
Yは、シクロアルキル、置換シクロアルキル、フェニル、置換フェニル、ヘテロシクリル、置換ヘテロシクリル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
Lは、式:
【化120】

のリンカーであり;
Zに結合する− − −が二重結合である場合、ZはOであるか、またはZに結合する− − −が単結合である場合、ZはOHであり;
環Aにおける各Xは、独立して、N、NH、NR、O、CH、CH、CHR、およびCRからなる群より選択され、ただし、A環の少なくとも2つのXは、独立して、CH、CH、CHR、またはCRであり;
pは、0または1であり;
各Rは独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環式、置換複素環式、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アシル、アミノカルボニル、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、および(置換スルホニル)アミノからなる群より選択され;
qは、0、1、2、3、または4であり;
環Aの− − −は、単結合または二重結合を示し;
mは、0、1、2、3、4、または5であり;そして
nは、0、1、2、3、4、または5である、
方法。
【請求項62】
可溶性エポキシドヒドロラーゼ媒介疾患を処置するための方法であって、該方法は、患者に、薬学的に受容可能なキャリアおよび治療有効量の式Vの化合物:
【化121】

もしくは立体異性体または該化合物もしくは立体異性体の薬学的に受容可能な塩を含有する薬学的組成物を投与する工程を包含し、式Vにおいて、
は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、フェニル、置換フェニル、ヘテロシクリル、置換ヘテロシクリル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
Lは、式:
【化122】

のリンカーであり;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アシル、アミノカルボニル、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、(カルボキシルエステル)アミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニル、置換スルホニル、(置換スルホニル)アミノ、フェニル、置換フェニル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
sは、0、1、2、3、4、または5であり;そして
tは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、または13である、
方法。

【公表番号】特表2010−509237(P2010−509237A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−535489(P2009−535489)
【出願日】平成19年11月2日(2007.11.2)
【国際出願番号】PCT/US2007/083546
【国際公開番号】WO2008/073623
【国際公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【出願人】(509029335)アレテ セラピューティクス, インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】