説明

吊りボルト螺着用インサートおよびインサート取付け操作方法

【課題】 作業員の歩行の障害とならず、接触したり踏まれても垂直な姿勢を保ち、また遮炎作用や防煙効果を発揮して防火性を高めた吊りボルト螺着用インサートとする。
【解決手段】 インサート3はインナ部材1とアウタ部材2とからなる。前者は、ねじ孔4が形成されて上下に延びる軸胴9とその上部に形成された笠状ヘッド10とを備える。後者は、穿孔の縁部に臨む首部13から上に形成された孔抜け防止用の鍔状ストッパ14と、首部13から下に形成され上下方向に入ったスリット15により拡股可能となった係止レグ16とを備える。笠状ヘッド10は、インナ部材1がアウタ部材2に上方から叩き込まれると、鍔状ストッパ14を覆い周縁12が穿孔11の周囲のデッキプレート面に着座する大きさであり、係止レグ16の内面には、進入してきた軸胴9に押し退けられると外方へせり出させるテーパ17が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は吊りボルト螺着用インサートおよびインサート取付け操作方法に係り、詳しくは、デッキプレート等の天井プレート材に吊り天井構造等が施工される際に所要物を吊り下げるために使用されるインサート、ならびにそのインサートを取り付ける方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
デッキプレートは峰部水平条辺と谷部水平条辺とが傾斜ウエブ条辺を介して繰り返すように連続し、一定の断面形状を保った幾つかの条部を有した鋼製の波形プレートであり、例えば鉄骨梁上に多数並べるようにして渡され、その上面にコンクリートが打設されると建築物の合成床板を形成する。
【0003】
図6に示すように、打設されたコンクリート21と複合して合成床板22を形成する合成スラブ用デッキプレート5の下面には天井構造が施工される。このデッキプレートにはインサート23が取りつけられ、そのインサートを介して吊り天井構造を実現する方式が古くからある。
【0004】
そのインサートの一例が、特開平4−148903号公報に記載されている。これは、インサート23が峰部水平条辺6か谷部水平条辺7のいずれかに固定され、筒胴の内部に刻設された雌ねじが下向きに開口し、これに吊りボルト20の上端部を螺着させるようにしている。その吊りボルトの下端部には吊り金具24を介して野縁受け25が取りつけられ、その野縁受けにクリップ等を介して野縁26が固定され、野縁の下に図示しない天井板が張りつけられる。
【0005】
その筒胴の下端部には、プレートに着座する鍔部27が設けられる。峰部水平条辺に穿設されている穿孔11に臨むようにインサート23が配置され、デッキプレート5の下方から雌ねじ部に吊りボルト20に相当する治具を噛みあわせて直立姿勢が維持される。その状態でコンクリートがデッキプレート上面に打設されると、インサートが直立状態で埋設される。コンクリート21はインサート全体をホールドし、筒胴と鍔部がコンクリートに噛みあって一体化を助長する。治具を外してデッキプレートを仰げば、穿孔11から雌ねじ部が覗き見え、これに吊りボルトを螺着することができる。
【0006】
このようにインサートが穿孔の上側のみに位置する場合には、下方から姿勢を保持する棒状の治具が必要となる。実用新案登録第2584902号公報においては、円筒部の一部を穿孔に挿通させることにより、治具を必要としないインサートが提案されている。これは、円筒部の下部に鍔を持つと共にその直下に弾性変形可能な係止舌片を有する。円筒体を上から穿孔に強引に押し込むと鍔がデッキプレートの上面に到った時点で止まるが、穿孔を通過した係止舌片が復元してデッキプレートを鍔と舌片で挟む。
【0007】
このインサートも円筒部の上端にもう一つの鍔が形成されていて、デッキプレート上にコンクリートを打って初めて上の鍔がコンクリートに係合し、インサートの垂直な姿勢が強固に保持されるようになっている。すなわち、コンクリートを打設する前の状態においてはデッキプレートを挟み込んでいるだけでグラグラした状態にある。従って、コンクリートによるホールドを高めるために、円筒部は長いことが好ましい。逆に言えば、鍔と舌片でデッキプレートを挟むのはインサートを仮り付けしておく程度の意味合いを持つにすぎない。
【0008】
ところで、デッキプレートなるものは建築作業の足場ともなるものであるので、作業員が頻繁に歩行する。コンクリートが打設される前の段階でデッキプレート上に補強鉄筋を組むなどすることもあり、その際に作業員がセット状態にあるインサートに不注意につまづいたり蹴り飛ばしてしまうことは避けられない。これは、上でも触れたが打設されたコンクリートで姿勢保持を達成しようとするため、デッキプレート上に突出する寸法を少なからず確保しているからである。
【0009】
作業員がインサートの仮り付け状態を乱した場合は当然に手直さなければならないが、二度手間になることは言うまでもない。逆に配筋を済ませてからインサートを設置する場合には、鉄筋が邪魔になって作業負担は大きい。前者の欠点を解消するために、円筒部にコイルスプリングを掛けるなどして、作業員が倒しても自動的に直立姿勢に戻るようにしたインサートもあるが、高価となることは否めず、また取りつけ作業も複雑化しまた煩雑となる。
【0010】
いずれにしても、デッキプレートにコンクリートを打設する合成床板とした場合に使用することを目的としているので、そのコンクリートの固化によってインサートの姿勢を確固たるものにしようとする。一方、コンクリートを打つことなくデッキプレートを使用する例が昨今見受けられるようになってきた。この場合も、プレートに孔をあけ、インサートを取りつけて天井板を支えたり、各種配管・配線を支持することがある。
【0011】
この外断熱金属屋根下地工法の場合、上記した構造や形状のインサートであると、コンクリートがないから姿勢の安定が図られない。それだけでなく、防火上の問題も生じる。すなわち、デッキプレートに設けられた穿孔に残る僅かな隙間から火炎が伝播したり煙が漏出し、コンクリート等の遮断物がないため防火面での万全は期し難いものとなる。
【特許文献1】特開平4−148903号公報
【特許文献2】実用新案登録第2584902号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は上記の問題に鑑みなされたもので、その目的は、金属プレートが合成床板用デッキプレートとして使用される場合には作業員の歩行の障害とならず、たとえ接触したり踏まれても垂直な姿勢を崩さず、また、コンクリートの打設されない金属屋根下地用デッキプレートに適用される場合には遮炎作用や防煙効果を発揮して防火性を高めることができるようにした吊りボルト螺着用インサートおよびその取付け操作方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、連続する一定の波形断面を有して長手方向へ延びる金属プレートの下方で所要物を吊持するため、金属プレートに設けられた穿孔に固定され、下向きに開口するねじ孔に吊りボルトの上端部を螺着させる天井プレート用インサートに適用される。その特徴とするところは、図1を参照して、ねじ孔4が形成されて上下に延びる軸胴9とその上部に形成された笠状ヘッド10を備えるインナ部材1と、穿孔11(図5の(b)を参照)に上方から挿入され穿孔縁に臨む首部13から上に形成された孔抜け防止用の鍔状ストッパ14と首部13から下に形成され上下方向に入ったスリット15により拡股可能となった係止レグ16を備えるアウタ部材2とからなる。笠状ヘッド10は、インナ部材1がアウタ部材2に上方から叩き込まれると、鍔状ストッパ14を覆い周縁12が穿孔11の周囲のデッキプレート面に着座する大きさとされる(図4の(b)を参照)、係止レグ16の内面には、進入してきた軸胴9に押し退けられると外方へせり出させるテーパ17が形成されていることである。
【0014】
インサート取付操作方法の発明は、図1の(b)に示すように、ねじ孔4が形成されて上下に延びる軸胴9とその上部に形成された笠状ヘッド10を備えるインナ部材1を、穿孔縁に臨む首部13から上に形成された孔抜け防止用の鍔状ストッパ14と首部13から下に形成され上下方向に入ったスリット15により拡股可能となった係止レグ16を備えるアウタ部材2に重ね、軸胴9の下端部を首部13に嵌着させた状態で係止レグ16を穿孔11に通してアウタ部材2を金属プレート5に嵌着させる(図5の(c)を参照)。インナ部材1の笠状ヘッド10を叩くだけで、インナ部材1を係止レグ16に緊着させると共に拡股させてインサート3を金属プレート5に固定し、さらには笠状ヘッド10が鍔状ストッパ14を覆いつつその周縁12を穿孔11の周囲の金属プレート面に着座させるようにしたことである(図4の(b)を参照)。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、インナ部材がアウタ部材に上方から叩き込まれると、笠状ヘッドが鍔状ストッパを覆い周縁が穿孔周囲のプレート面に着座するようになるので、天井プレートの上面に出るのは笠状ヘッドのみの低いものとなる。合成床板用デッキプレートに適用された場合に配筋工がデッキ上を往来するなどしても、それにつまずくことはなくまた踏みつけても姿勢を乱すこともない。
【0016】
外断熱金属屋根下地工法等コンクリートが打設されない金属屋根下地用デッキプレートに適用されても、笠状ヘッドが穿孔を蓋した状態とするので、炎や煙の通過が阻止されて防火性の高いインサートとなる。アウタ部材が可燃性素材で製作されていてそれが消失したとしても、インサートは吊持物の重みでプレートに着座し続け、穿孔は笠状ヘッドによって依然として閉鎖した状態に保たれる。
【0017】
インサート取付け操作方法によれば、笠状ヘッドをハンマ等で叩くだけで、アウタ部材を穿孔に押し込みつつインナ部材の進入で係止レグを拡股させ、しかも笠状ヘッドの周縁をデッキプレート上面に着座させることができる。コンクリートを金属屋根下地用デッキプレート上に打設することなく、一操作でインサートの固定と姿勢保持が達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に、本発明に係る吊りボルト螺着用インサートやインサート取付け操作方法を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1はインナ部材1とアウタ部材2とからなるインサート3の外面および断面を表し、インナ部材1は図2の(a)ないし(d)に、アウタ部材2は図3の(a)ないし(d)に、それぞれの詳細が表されている。これは、天井下地等を吊持するため、後述するごとくデッキプレートにあけられた穿孔に固定され、下向きに開口するねじ孔4に吊りボルトを螺着させることができるようになっている。
【0019】
デッキプレート5は、図6の説明のところで述べたが、峰部水平条辺6と谷部水平条辺7とが傾斜ウエブ条辺8を介して繰り返すように連続する一定の波形断面を有して長手方向へ延びるものである。この上に補強用の配筋をした後コンクリートを打設すれば合成床板構造となり、打設しなければ外断熱金属屋根下地を形成する。このようにデッキプレートは湿式工法にも乾式工法にも幅広く使用されるものであるが、いずれにも本発明に係るインサートを適用することができる。
【0020】
図2を参照して、インナ部材1はねじ孔4が形成されて上下に延びる軸胴9と、その上部に形成された笠状ヘッド10とを備える。笠状ヘッドは、後で述べるごとくインナ部材1がアウタ部材2に上方から叩き込まれると、図4の(b)に示すように、デッキプレート5の峰部水平条辺または谷部水平条辺7に設けられた穿孔11の周囲面に着座する垂れ下がり縁12を持つ。このインナ部材1は原則として金属品であり、ハンマによる打撃を受けても変形しない硬さや強さを備えるものである。
【0021】
図3はアウタ部材2であり、穿孔縁に臨む首部13から上に形成された孔抜け防止用の鍔状ストッパ14と、首部から下に形成され上下方向に入ったスリット15により拡股可能となった係止レグ16とを備える。これは図4にあるように、穿孔11に対しては上方から挿入される。係止レグ16の内面は、進入してきた軸胴9に押し退けられると係止レグを外方へせり出させるテーパ17(図3の(d)も参照)が形成される。鍔状ストッパ14は笠状ヘッド10よりも小径で与えられ、笠状ヘッドにすっぽりと覆われる程度の直径と厚みを持つ(図4の(b)を参照)。
【0022】
インナ部材1はその係止レグ16を拡股させることができる必要がある(図4の(a)を参照)ので、アウタ部材2はある程度変形可能な素材が使用される。一般的にはプラスチック材で差し支えなく、ナイロン66といったものであれば十分である。アルミや鉛などの軟質金属としておいてもよい。前者は火災時に消失することがあるが、笠状ヘッド10による防火が後述するごとくなされるので、インナ部材は材質の選択幅が広くなる。
【0023】
上で述べたインナ部材1がアウタ部材2に上方から叩き込まれると、図4の(b)に示すように、笠状ヘッド10が鍔状ストッパ14を覆い、かつ周縁12が穿孔11の周囲のデッキプレート面に着座するので、インサート自体デッキプレートの上面に見えるのは笠状ヘッド10のみとなる。笠状ヘッドは鍔状ストッパ14を覆うに十分なものでよいので例えば3ないし5ミリメートル高さとしておくことができる。このように低いものとすることができるから、湿式工法デッキプレートに適用された場合、補強材を配筋する作業員がつまずくことはほとんどなく、踏みつけられても姿勢が乱れることもない。
【0024】
コンクリートが打設されない外断熱金属屋根下地としてのデッキプレートに適用されるにしても、そしてアウタ部材2の変形度を上げるために可燃性素材で製作されたとして、それが火災で焼損し空隙が生じたとしても、依然として吊持物の重みが作用する笠状ヘッド10は穿孔11を閉止状態に保つ。炎や煙の通過が阻止され、防火性に優れたインサートとなる。
【0025】
次に、デッキプレート5に本インサート3を適用して、取付け操作する要領について説明する。まず、図5の(a)に示すように、デッキプレート5に穿孔11を形成すべく、ドリル等18によって所望径の孔をあける。この孔はアウタ部材2の首部13が挿通できればよいので、(b)に示すように、鍔状ストッパ14よりは当然に径の小さいものとされる。それは、例えば係止レグ16の自由状態時の外径より少し大きい程度の15ミリメートルである。なお、デッキプレート5は1.5ミリメートル前後の厚みを持つ。
【0026】
次に、軸胴9と笠状ヘッド10とを備えるインナ部材1を、鍔状ストッパ14と係止レグ16とを備えるアウタ部材2に重ね(図1の(b)も参照)、軸胴9の下端部を首部13の内面に嵌着させた程度の状態で係止レグ16を穿孔11に通し、アウタ部材2をデッキプレート5に嵌着させる。図5の(c)のように、インナ部材1の笠状ヘッド10をハンマ19で叩けば、インナ部材の軸胴9を係止レグ16に緊着させると共に拡股させ、(d)のようにインサート3をデッキプレート5に固定する。同時に、図4の(b)に示したように、笠状ヘッド10が鍔状ストッパ14を覆いつつその垂れ下がり縁12を穿孔周囲の面に着座させる。インサート3がデッキプレート5に固定された後に、図5の(f)に示すごとく吊りボルト20をねじ込めばよい。
【0027】
この操作は一連でなされるので作業負担や時間の増大は回避される。すなわち、コンクリートを打設しなくてもインサートの固定がなされるわけであるから、デッキプレートが外断熱金属屋根下地として使用されようが、合成床板として使用されようが、一工程処理でインサートが装着されることになり、従前から採用されているインサートでは考えられないほど簡素な作業となる。また外断熱金属屋根下地にも併用できるインサートは存在しなかったが、本発明によって両用可能なインサートが実現されたことになる。
【0028】
以上詳細に説明したように、本発明の吊りボルト螺着用インサートによれば、金属プレートの上面における突出は可及的に抑えられ、作業員の歩行を妨げたり、逆に作業員によって傷つけられたりすることもなくなる。防火機能の向上も施工性の向上も図られ、比類のないインサートとなる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係る吊りボルト螺着用インサートを示し、(a)は正面図、(b)は(a)におけるB−B線矢視断面図。
【図2】インナ部材の単体を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は断面図。
【図3】アウタ部材の単体を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は断面図。
【図4】インナ部材がアウタ部材に叩き込まれた状態を示し、(a)は外面図、(b)は断面図。
【図5】インサートをデッキプレートに取りつける手順を示す工程図。
【図6】デッキプレートに従来構成のインサートの一例品を装着し、それに天井下地を吊り下げたた構造の立体図。
【符号の説明】
【0030】
1…インナ部材、2…アウタ部材、3…インサート、4…ねじ孔、5…デッキプレート(金属プレート)、9…軸胴、10…笠状ヘッド、11…穿孔、12…垂れ下がり縁(周縁)、13…首部、14…鍔状ストッパ、15…スリット、16…係止レグ、17…テーパ、20…吊りボルト。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続する一定の波形断面を有して長手方向へ延びる金属プレートの下方で所要物を吊持するため、該金属プレートに設けられた穿孔に固定され、下向きに開口するねじ孔に吊りボルトの上端部を螺着させる天井プレート用インサートにおいて、
前記ねじ孔が形成されて上下に延びる軸胴と、その上部に形成された笠状ヘッドを備えるインナ部材と、
前記穿孔に上方から挿入され、穿孔縁に臨む首部から上に形成された孔抜け防止用の鍔状ストッパと、首部から下に形成され上下方向に入ったスリットにより拡股可能となった係止レグを備えるアウタ部材とからなり、
前記笠状ヘッドは、インナ部材がアウタ部材に上方から叩き込まれると、前記鍔状ストッパを覆い周縁が前記穿孔周囲のデッキプレート面に着座する大きさとされ、
前記係止レグの内面には、進入してきた軸胴に触れると外方へせり出させるテーパが形成されていることを特徴とする吊りボルト螺着用インサート。
【請求項2】
連続する一定の波形断面を有して長手方向へ延びる金属プレートの下方で所要物を吊持するため、下向きに開口するねじ孔に吊りボルトの上端部を螺着させるインサートを、前記金属プレートに設けられた穿孔に取りつける方法において、
前記ねじ孔が形成されて上下に延びる軸胴とその上部に形成された笠状ヘッドを備えるインナ部材を、穿孔縁に臨む首部から上に形成された孔抜け防止用の鍔状ストッパと首部から下に形成され上下方向に入ったスリットにより拡股可能となった係止レグを備えるアウタ部材に重ね、軸胴の下端部を首部に嵌着させた状態で係止レグを穿孔に通してアウタ部材を金属プレートに嵌着させ、
インナ部材の笠状ヘッドを叩くだけで、インナ部材を係止レグに緊着させると共に拡股させてインサートを金属プレートに固定し、さらには笠状ヘッドが前記鍔状ストッパを覆いつつその周縁を穿孔周囲の金属プレート面に着座させることを特徴とする吊りボルト螺着用インサートの取付け操作方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−26916(P2006−26916A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−204555(P2004−204555)
【出願日】平成16年7月12日(2004.7.12)
【出願人】(000231110)JFE建材株式会社 (150)
【Fターム(参考)】