説明

吐出装置及び噴霧装置

【課題】 噴霧剤の垂れ落ちによる汚染を防止することができる噴霧装置を提供する。
【解決手段】 スプレー缶82から噴霧された噴霧剤をケース11の前面21に設けられた放出口22から放出する際に、噴霧剤が放出口22を形成する没入部31の壁面41に付着することがあり、この付着した噴霧剤は、壁面41に沿って流れる。すると、この噴霧剤は、連通穴43を介してケース11内に滴下する。これにより、ケース11外面に沿って流れ落ちる噴霧剤が、当該噴霧装置1の設置場所を汚すといった不具合を解消することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物を吐出する容器体を収納するケースを備えた吐出装置及び噴霧装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ケース内にセットしたスプレー缶から噴霧剤を自動的に噴霧させる噴霧装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この噴霧装置のケースには、スプレー缶を入れ替える為の跳ね上げ式の蓋体が設けられており、該蓋体の上面と前記ケースの天面とには、放出口が開設されている。これにより、前記スプレー缶の噴霧ノズルから噴出された噴霧剤が前記放出口から上方へ向けて噴出されるように構成されている。
【0004】
このような噴霧装置において、前記噴霧剤を側方へ向けて噴出させる場合、前記放出口が側方に開口するように構成する。これにより、前記噴霧剤をより遠くへ噴霧することができる。
【特許文献1】特開2003−033684号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このように放出口が側方へ開口した噴霧装置にあっては、噴霧剤が放出口の開口縁部に付着し、ケースに沿って流れ落ちることがある。
【0006】
これにより、当該噴霧装置の外側ケースが汚れて見栄えが悪くなったり、噴霧装置の設置場所の床面を汚す恐れがあった。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、内容物の垂れ落ちによる汚染を防止することができる吐出装置及び噴霧装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の吐出装置にあっては、吐出容器を収納したケースの外側面に、前記吐出容器の口部から吐出される内容物を放出する放出口が設けられた吐出装置において、前記外側面に内側に没入して前記放出口を形成する没入部を設け、該没入部の奥側に前記放出口から前記内容物を吐出する為の開口部を設けるとともに、該開口部より低位置の前記没入部の壁面に前記ケース内に連通する連通穴を設けた。
【0009】
ここで、内容物を吐出する吐出容器としては、スプレーのみならず、例えばシャンプーや液体石鹸等の内容物を吐出する容器も挙げられる。
【0010】
すなわち、吐出容器から吐出された内容物をケースの外側面に設けられた放出口から放出する際に、前記内容物が前記放出口を形成する没入部の壁面に付着することがあり、この付着した内容物は、前記壁面に沿って流れる。
【0011】
このとき、前記没入部の壁面には、前記内容物が供給される開口部より低位置に前記ケース内に連通する連通穴が設けられている。このため、前記没入部の壁面に沿って流れる内容物は、前記連通穴を介してケース内に滴下する。
【0012】
そして、本発明の請求項2の噴霧装置にあっては、スプレー容器を収容したケースの外側面に、前記スプレー容器のノズルから噴霧された噴霧剤を放出する放出口が設けられた噴霧装置において、前記外側面に内側に没入して前記放出口を形成する没入部を設け、該没入部の奥側に前記放出口から前記噴霧剤を噴霧する為の開口部を設けるとともに、該開口部より低位置の前記没入部の壁面に前記ケース内に連通する連通穴を設けた。
【0013】
ここで、本明細書中のスプレーとしては、エアゾールのみならず、ポンプ式スプレーも含むものとする。
【0014】
また、通常、エアゾール内部には、薬剤(香料、消臭剤、殺虫剤)、溶剤、噴射剤(液体の場合と気体の場合がある)が含まれており、本明細書中の噴霧剤としては、スプレー容器から噴霧されるものとする。
【0015】
すなわち、スプレー容器から噴霧された噴霧剤をケースの外側面に設けられた放出口から放出する際に、前記噴霧剤が前記放出口を形成する没入部の壁面に付着することがあり、この付着した噴霧剤は、前記壁面に沿って流れる。
【0016】
このとき、前記没入部の壁面には、前記噴霧剤が供給される開口部より低位置に前記ケース内に連通する連通穴が設けられている。このため、前記没入部の壁面に沿って流れる噴霧剤は、前記連通穴を介してケース内に滴下する。
【0017】
また、請求項3の噴霧装置においては、一定時間ごとに前記スプレー容器のノズル部を操作し、該ノズルから前記噴霧剤を噴霧する噴霧手段を備えている。
【0018】
すなわち、噴霧剤が定期的に噴霧されるので、壁面への付着頻度が増す。
【0019】
さらに、請求項4の噴霧装置では、前記連通穴が設けられた前記没入部の前記壁面を湾曲面で構成し、該壁面の最も低い位置に前記連通穴を設けた。
【0020】
すなわち、放出口を形成する没入部の壁面は、湾曲面で構成されており、この壁面の最も低い位置に連通穴が設けられている。
【0021】
このため、前記没入部の前記壁面に沿って流れた前記噴霧剤は、前記連通穴に集まり、当該連通穴より滴下する。
【0022】
加えて、請求項5の噴霧装置にあっては、前記放出口より下側に位置する前記ケースの内側面の部位に、前記連通穴の下部位置まで延出する液受け部を設けた。
【0023】
すなわち、ケースの内側面に、没入部に設けられた連通穴の下部位置まで延出する液受け部が設けられており、前記連通穴から滴下した噴霧剤は、前記液受け部で受けられる。
【0024】
さらに、請求項6の噴霧装置においては、前記液受け部に噴霧剤吸収部材を設けた。
【0025】
これにより、前記液受け部に滴下した前記噴霧剤は、噴霧剤吸収部材に吸収される。
【発明の効果】
【0026】
以上説明したように本発明の請求項1の吐出装置にあっては、放出口を形成する没入部の壁面に付着した内容物を、前記壁面に設けられた連通穴を介してケース内に滴下することができる。
【0027】
これにより、放出口に付着した内容物がケース外面に沿って流れ落ちる恐れがあった従来と比較して、内容物によるケース外面の汚染を防止することができ、外観品質を維持することができる。また、前記ケース外面に沿って流れ落ちる前記内容物が、当該吐出装置の設置場所を汚すといった不具合も解消することができる。
【0028】
そして、請求項2の噴霧装置にあっては、放出口を形成する没入部の壁面に付着した噴霧剤を、前記壁面に設けられた連通穴を介してケース内に滴下することができる。
【0029】
これにより、放出口に付着した噴霧剤がケース外面に沿って流れ落ちる恐れがあった従来と比較して、噴霧剤によるケース外面の汚染を防止することができ、外観品質を維持することができる。また、前記ケース外面に沿って流れ落ちる前記噴霧剤が、当該噴霧装置の設置場所を汚すといった不具合も解消することができる。
【0030】
また、請求項3の噴霧装置においては、噴霧剤が定期的に噴霧されるので、壁面への付着頻度が増す。
【0031】
これにより、前述した効果を有効に発揮することができる。
【0032】
また、請求項4の噴霧装置では、放出口を形成する没入部の壁面を湾曲面で構成し、この壁面の最も低い位置に連通穴を設けることによって、前記没入部の前記壁面に沿って流れた噴霧剤を、前記連通穴に集めて当該連通穴より滴下することができる。
【0033】
そして、前記噴霧剤を滴下させる前記連通穴は、湾曲面で構成された前記壁面の最も低い位置に設定されている。このため、前記噴霧剤の他の場所での貯留を防止することができ、前記没入部の外観品質を維持することができる。
【0034】
さらに、請求項5の噴霧装置では、ケースの外側面に、没入部に設けられた連通穴の下部位置まで延出する液受け部が設けられており、前記連通穴から滴下した噴霧剤を、前記液受け部で受けることができる。
【0035】
これにより、噴霧剤がケース底面に滴下する場合と比較して、ケース底面の汚れを防止することができる。
【0036】
加えて、請求項6の噴霧装置にあっては、前記液受け部に滴下した前記噴霧剤を、噴霧剤吸収部材に吸収して保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、本発明の一の実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる吐出装置である噴霧装置1を示す図であり、該噴霧装置1は、芳香剤や消臭剤や殺虫剤などの内容物を構成する噴霧剤を自動的に噴霧する装置である。
【0038】
この噴霧装置1のケース11は、本体部12と、該本体部12の下端部に支持された蓋部13とによって構成されており、該蓋部13を前記本体部12に沿って起立することで、当該本体部12の前部開口部を閉鎖できるうように構成されている。
【0039】
前記蓋部13は、図2から図4にも示すように、上端部が先細りした形状に形成されており、当該上端部は、先端に向かうに従って後方へ傾斜するように構成されている(図3参照)。この蓋部13前面21の上端部には、前記噴霧剤を放出する為の放出口22が設けられており、該放出口22は、前記蓋部13に取り付けられた放出口構成部材23によって構成されている。
【0040】
該放出口構成部材23は、図5にも示すように、前記蓋部13の内側に後退したお椀形状に形成されており、前記ケース11の外側面より内側に没入した没入部31を構成している。該没入部31の開口縁部には、側方に延出するフランジ32が形成されており、該フランジ32には、前記蓋部13に設けられた取付穴33の開口縁部に係合する係合爪34が設けられている。
【0041】
前記没入部31は、図2に示したように、縦長の楕円形状に形成されており、当該没入部31の壁面41は湾曲面で構成され、その縦断面形状は、図5に示したように、内側に突出した円弧状に形成されている。この没入部31の奥側には、図1及び図2並びに図5に示すように、前記放出口22から噴霧剤を噴霧する為の縦長楕円形状の開口部42が開設されており、該開口部42の開口縁の下縁からは、断面円弧状の垂れ防止部43が内側へ向けて延出している。
【0042】
前記没入部31の前記壁面41には、当該没入部31の幅方向の中央部であって、前記開口部42より低い位置に当該ケース11内に連通する連通穴45が開設されており、該連通穴45は、前記放出口22の開口縁近傍に設けられている。この放出口構成部材23は、上方へ向かうに従って後方に傾斜した面に沿って取り付けられており、図5に示したように、円弧状を成す縦断面形状において、最も低い位置が前記放出口22の開口縁より内側に位置するように設定され、この最も低い低位置に前記連通穴45が設けられている。
【0043】
また、前記蓋部13前面21には、前記放出口22より下側に位置する部位に内側に延出する液受け部51が設けられており、該液受け部51は、前記蓋部13の内側面に沿って延設されている。そして、この液受け部51の突出量は、前記連通穴45の下部位置まで延出する長さに設定されており、前記連通穴45より垂下した仮想線52と交差するように構成されている。
【0044】
前記放出口22の上部には、発光ダイオード61が設けられており、図2から図4に示したように、当該噴霧装置1の側部に設けられたスイッチ62を操作したオン状態では、前記発光ダイオード61の点灯から当該噴霧装置1の作動状態を確認できるように構成されている。
【0045】
前記本体部12は、図6に示すように、その背面71に矩形状の凹部72が設けられており、該凹部72の上部には、三角形状のフック係止穴73が設けられている。該フック係止穴73の頂点部には、上方へ向けて延在する切欠部74が設けられており、部屋の壁面に設けられたフックを当該切欠部74に係止することで、当該噴霧装置1を前記壁面に掛けられるように構成されている。
【0046】
この本体部12の下端には、図1に示したように、前方に張り出した支持板81が設けられており、該支持板81の上部には、図5及び図7に示すように、スプレー缶82が保持される保持部83が形成されている。前記支持板81に対向した部位には、図5及び図7に示すように、缶取付部84が設けられており、該缶取付部84の溝85にスプレー缶82上端の折り返し部86を挿入した状態で、当該スプレー缶82を位置決めして保持できるうように構成されている。この位置決め状態において、前記スプレー缶82に設けられたノズル87より前方に延出した前方延出部88が、前記放出口22へ向けて延出するように構成されている。
【0047】
また、前記保持部83に位置する前記本体部13の前記背面71には、図7に示すように、一対の縦リブ91,91と、両縦リブ91,91と交差する一対の横リブ92,92とが設けられており、該横リブ92,92は、前記保持部83にセットされた前記スプレー缶82の缶本体93に沿って湾曲した円弧状に形成されている。前記保持部83の両脇には、電池収容部94,94が設けられており、両電池収容部94,94に乾電池を収容できるように構成されている。
【0048】
前記保持部83の上部には、図1に示したカバー101で覆われた制御部空間102が形成されており、該制御部空間102には、図7に示すように、前記電池収容部94,94の乾電池で作動する電子回路が形成された電子基板103と、該電子基板103からの信号で作動するモータを備えた機構部104とが設けられている。
【0049】
該機構部104には、複数のギアと該ギアで駆動されるノズル操作部105とが設けられており、前記モータの駆動力で前記ノズル操作部105が作動した際に、該ノズル操作部105に設けられた凸部106が前記保持部83に保持された前記スプレー缶82のノズル87を下方に押し下げ、該ノズル87から噴霧剤を噴出するように構成されている。
【0050】
これにより、一定時間ごとに前記ノズル操作部105で前記スプレー缶82のノズル87を操作して、該ノズル87から噴霧剤を噴出するように構成されている
【0051】
以上の構成にかかる本実施の形態において、スプレー缶82から噴霧された噴霧剤をケース11の前面21に設けられた放出口22から放出する際に、前記噴霧剤が前記放出口22を形成する没入部31の壁面41に付着したり、噴霧の開始直後や終了直後に、噴霧剤がノズル87の噴出口から壁面41に垂れ落ちたりすることがあり、この付着若しくは垂れ落ちた噴霧剤は、前記壁面41に沿って流れる。
【0052】
このとき、前記没入部31の壁面41には、前記噴霧剤が供給される開口部42より低位置に前記ケース11内に連通する連通穴45が設けられている。このため、前記没入部31の壁面41に沿って流れる噴霧剤を、前記連通穴45を介してケース11内に滴下することができる。
【0053】
これにより、放出口22に付着した噴霧剤がケース11外面に沿って流れ落ちる恐れがあった従来と比較して、噴霧剤によるケース11外面の汚染を防止することができ、外観品質を維持することができる。また、前記ケース11外面に沿って流れ落ちる前記噴霧剤が、当該噴霧装置1の設置場所を汚すといった不具合も解消することができる。
【0054】
また、前記放出口22を形成する没入部31の壁面41は、湾曲面で構成されており、この壁面41の最も低い位置に前記連通穴45が設けられている。このため、前記没入部31の前記壁面41に沿って流れた前記噴霧剤を、前記連通穴45に集め当該連通穴45より滴下することができる。
【0055】
そして、前記噴霧剤を滴下させる前記連通穴45は、前記壁面41の最も低い位置に設定されているので、前記噴霧剤の他の場所での貯留を防止することができ、前記没入部31の外観品質を維持することができる。
【0056】
また、ケース11を構成する蓋部13の前面21に、前記没入部31に設けられた連通穴45の下部位置まで延出する液受け部51が設けられており、前記連通穴45から滴下した噴霧剤を、前記液受け部51で受けることができる。
【0057】
これにより、噴霧剤がケース11底面に滴下する場合と比較して、ケース11底面の汚れを防止することができる。
【0058】
また、本実施の形態では、スプレー缶82を支持する支持板81への前記噴霧剤の滴下を防止することができる。これにより、スプレー缶82交換時に手を汚すといった不具合を未然に解消することができる。
【0059】
そして、前記液受け部51にスポンジ等の噴霧剤吸収部材を設けることによって、前記液受け部51に滴下した前記噴霧剤を、前記噴霧剤吸収部材に吸収して保持することができる。これにより、前記蓋部13開放時に液受け部51に貯留した前記噴霧剤が流れ出すといった不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態を示す正面図である。
【図3】同実施の形態を示す側面図である。
【図4】同実施の形態を示す平面図である。
【図5】図4のA−A線に沿った断面図である。
【図6】同実施の形態を示す背面図である。
【図7】同実施の形態の本体部からカバーを外した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0061】
1 噴霧装置
11 ケース
21 前面
22 放出口
31 没入部
41 壁面
42 開口部
45 連通穴
51 液受け部
81 スプレー缶
87 ノズル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吐出容器を収納したケースの外側面に、前記吐出容器の口部から吐出される内容物を放出する放出口が設けられた吐出装置において、
前記外側面に内側に没入して前記放出口を形成する没入部を設け、該没入部の奥側に前記放出口から前記内容物を吐出する為の開口部を設けるとともに、該開口部より低位置の前記没入部の壁面に前記ケース内に連通する連通穴を設けたことを特徴とする吐出装置。
【請求項2】
スプレー容器を収容したケースの外側面に、前記スプレー容器のノズルから噴霧された噴霧剤を放出する放出口が設けられた噴霧装置において、
前記外側面に内側に没入して前記放出口を形成する没入部を設け、該没入部の奥側に前記放出口から前記噴霧剤を噴霧する為の開口部を設けるとともに、該開口部より低位置の前記没入部の壁面に前記ケース内に連通する連通穴を設けたことを特徴とする噴霧装置。
【請求項3】
一定時間ごとに前記スプレー容器のノズル部を操作し、該ノズルから前記噴霧剤を噴霧する噴霧手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の噴霧装置。
【請求項4】
前記連通穴が設けられた前記没入部の前記壁面を湾曲面で構成し、該壁面の最も低い位置に前記連通穴を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の噴霧装置。
【請求項5】
前記放出口より下側に位置する前記ケースの内側面の部位に、前記連通穴の下部位置まで延出する液受け部を設けたことを特徴とする請求項2、3又は4記載の噴霧装置。
【請求項6】
前記液受け部に噴霧剤吸収部材を設けたことを特徴とする請求項5記載の噴霧装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−326511(P2006−326511A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−154907(P2005−154907)
【出願日】平成17年5月27日(2005.5.27)
【出願人】(000102544)エステー化学株式会社 (127)
【Fターム(参考)】