説明

含嗽用組成物

【課題】本発明の目的は、一定期間、患部に薬剤を付着・滞留させることにより、持続的に殺菌効果を発揮し、のどの不快感を長時間にわたり抑制するために使用される含嗽剤を提供することである。
【解決手段】本発明により、水、第4級アンモニウム系殺菌剤、多価アルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースおよびポリビニルピロリドンを含む、口腔咽頭用の含嗽剤が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔・咽頭の殺菌、感染症、気管支炎などの炎症性疾患の治療または予防のために使用される含嗽剤に関する。
【背景技術】
【0002】
呼吸器は、1)上気道(鼻前庭、鼻腔、咽頭、喉頭)、2)下気道(気管、気管支、細気管支、終末気管支)および3)肺胞の3領域に分けられ、外界からの微生物と直接接触する上気道は、感染症を引き起こす微生物の進入経路となり、咽頭部などの上気道感染症のみならず、下気道感染症(例えば、気管支炎、肺炎など)の原因となる。感染症を予防する手段として、従来から「うがい」が行われており、水道水でうがいを行う場合は、物理的効果により口腔内および咽頭部の細菌の一部が除去されるが、その減菌効果は十分とはいえない。また、殺菌効果を有する含嗽剤も従来から使用されているが(特許文献1および2など)、その効果は一過性のものであり、感染症の予防効果は必ずしも十分ではなく、より良い含嗽剤が求められている。
【0003】
一方、塩化セチルピリジニウムなどの第4級アンモニウム系殺菌剤を含む組成物は、口内炎、歯周炎などの口腔内疾患の治療用組成物として知られていた(特許文献3)。
【特許文献1】特開平9−151127号公報
【特許文献2】特開2000−169378号公報
【特許文献3】特開平7−126133号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の含嗽剤は殺菌効果が一過性であるため、十分な効果を得るためには頻繁にうがいを行う必要があった。そのため、就寝中の呼吸による上気道での微生物の付着・増殖を抑制することができず、これが起床時ののどの違和感・不快感の原因となっていた。また、頻繁にうがいを繰り返すこと自体が口腔内粘膜に悪影響を与え、咽頭部・口腔内の状態が悪化する原因となることも問題となっていた。
【0005】
また、薬剤の患部への付着性および殺菌効果の持続性の向上の観点から脂分・油分を成分として用いる場合、溶液の均一性を保持するために界面活性剤を使用する必要となる。しかし、界面活性剤の添加は殺菌剤成分、特に第4級アンモニウム系殺菌剤の効果を低下させるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、一定期間、患部に薬剤を付着・滞留させることにより、持続的に殺菌効果を発揮し、のどの不快感を長時間にわたり抑制するために使用される含嗽剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記の課題解決のために鋭意研究を進めたところ、特定の成分を含む新規な含嗽剤に良好な効果を見いだし、本発明を完成させた。
本発明の1つの側面によれば、水、第4級アンモニウム系殺菌剤、多価アルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースおよびポリビニルピロリドンを含む、口腔咽頭用の含嗽剤が提供される。
【0008】
本発明で使用される第4級アンモニウム系殺菌剤としては、例えば、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、および塩化デカリニウムなどが挙げられ、好ましくは、塩化セチルピリジニウムまたは塩化ベンザルコニウムが使用される。当該第4級アンモニウム系殺菌剤の使用量は、医薬として許容される使用量であれば特に限定されず、殺菌力と安全性の点から、例えば、0.001〜1重量%、好ましくは0.001〜0.5重量%、より好ましくは0.001〜0.05重量%の量を使用することができる。
【0009】
本発明で使用される多価アルコールとしては、医薬製剤において溶剤として使用可能なものであれば特に限定されず、例えば、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコールおよびマンニトール、特に、グリセリン、プロピレングリコールおよびエチレングリコールなどが挙げられ、含嗽剤の付着性および使用感に優れる点から、好ましくはプロピレングリコールが使用される。当該多価アルコールの使用量は、特に限定されないが、例えば、3〜25重量%、好ましくは、5〜10重量%の量を使用することができる。この範囲内で使用することで、特に好ましい付着性を実現することができる。
【0010】
本発明で使用されるヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースおよびポリビニルピロリドンとしては、医薬製剤において使用可能なものであれば特に限定されない。ヒドロキシプロピルセルロースとしては、例えば、日本薬局方収載のヒドロキシプロピルセルロース、例えば、HPC−SSL、SL、L、MおよびH(いずれも日本曹達株式会社)などが挙げられ、含嗽剤として適した付着性および滞留性を与えられることから、好ましくは、HPC−Hが使用される。HPC−Hは、HPC濃度2%の水溶液の20℃での粘度値が、1000〜4000mPa・sである。
【0011】
ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)の例としては、置換度1800〜3000のもので、具体的には、置換度2208のもの、置換度2906のもの、置換度2910のものが挙げられ、含嗽剤として適した付着性および滞留性を与えられることから、好ましくは、置換度2910のものが使用される。
【0012】
ポリビニルピロリドンの例としては、日本薬局方収載のポビドン(例えば、ポリビドン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンK25、ポリビニルピロリドンK30、ポリビニルピロリドンK90など)が挙げられ、含嗽剤として適した付着性および滞留性を与えられることから、好ましくは、ポリビニルピロリドンK90が使用される。
【0013】
本発明に使用される水は特に限定されず、例えば、蒸留水、脱イオン水などを使用することができる。
本発明の前記側面の1つの態様において、水、第4級アンモニウム系殺菌剤、多価アルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、およびポリビニルピロリドンを含み、25℃における粘度が2〜50cPであり、好ましくは、3〜40cPであり、より好ましくは、5〜25cPである、口腔咽頭用の含嗽剤が提供される。これにより、適した付着性、滞留性および殺菌力を有し、長期安定性にも優れた、使用感の良い含嗽剤が提供される。
【0014】
ここで粘度は、通常の方法で測定することができ、例えば、ブルックリン社製粘度計(BROOK FIELD、PROGRAMMABLE、DV−II+VISCOMETERなど)およびスピンドル(BROOK FIELD、UL/Y ADAPTER)を使用し、試料16mLをスピンドルアタッチメント内に入れ、伝導率10%程度になるように、スピンドルの回転数を合わせて数値(cP)を読み取ることにより測定することができる。
【0015】
本発明の含嗽剤の粘度は、含嗽剤の各成分の量、特に、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースおよびポリビニルピロリドンの量をそれぞれ増減することにより調節することができる。ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースおよびポリビニルピロリドンは、他の成分の量、特に増粘性を有する任意成分の添加の有無およびその量に伴って、それぞれ0.01〜5重量%、好ましくは、0.02〜3重量%、より好ましくは、0.03〜1重量%、さらに好ましくは、0.05〜0.5重量%の範囲内で適宜増減させることができる。例えば、ヒドロキシプロピルセルロースH、ヒプロメロース置換度2910のもの、ポリビニルピロリドンK90を使用した場合、それぞれ0.05〜0.2重量%、好ましくは0.1〜0.2重量%の量を使用することができる。この範囲内で使用することで、適した付着性、滞留性および殺菌力を有し、長期安定性にも優れた、使用感の良い含嗽剤が提供される。
【0016】
本発明の前記側面の1つの態様において、0.001〜1重量%の第4級アンモニウム系殺菌剤、3〜25重量%の多価アルコール、0.01〜5重量%のヒドロキシプロピルセルロース、0.01〜5重量%のヒプロメロース、および0.01〜5重量%のポリビニルピロリドンを含む、口腔咽頭用の含嗽剤が提供される。この範囲内で使用することで、適した付着性、滞留性および殺菌力を有し、長期安定性にも優れた、使用感の良い含嗽剤が提供される。
【0017】
本発明の前記側面の1つの態様において、成分中に含まれる脂分・油分が、例えば、5重量%以下、好ましくは3重量%以下であり、より好ましくは配合されていない、本明細書で定義した含嗽剤が提供される。また、本発明の別の態様において、任意成分として含まれる界面活性剤が、例えば、0.1重量%以下、好ましくは配合されていない、本明細書で定義した含嗽剤が提供される。本発明の含嗽剤は、薬剤の患部への付着性および滞留性において優れ、さらに第4級アンモニウム系殺菌剤の効果の妨げとなる界面活性剤の含有量が低いか、または界面活性剤を実質的に含まないために、殺菌力においても優れている。
【0018】
ここで、任意成分として添加される脂分・油分としては、医薬製剤、特に含嗽剤に使用可能な脂分・油分であれば特に限定されず、例えば、オリーブ油、スクワラン、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、セバシン酸ジエチル、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、シリコンオイル、ワックス類など、脂肪酸のグリセリン・エステルから成る物質の総称で、20℃で固体のものを「脂」、液体のものを「油」とする。
【0019】
ここで、任意成分として添加される界面活性剤としては、医薬製剤、特に含嗽剤に使用可能な界面活性剤であれば特に限定されず、例えば、ノニオン性界面活性剤(例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、脂肪酸ポリエチレングリコール、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、および脂肪酸アルカノールアミド)、およびアニオン性界面活性剤(例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、油脂硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、およびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩)などが挙げられる。
【0020】
本発明の含嗽剤は、通常の方法により調製することができる。さらに、本発明の含嗽剤は、必要に応じて慣用の添加剤、例えば、抗酸化剤、保存剤、pH調整剤、香料、矯味剤、溶剤、着色剤などを含んでいてもよい。
【0021】
ここで、抗酸化剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、α−トコフェロール、クエン酸、アスコルビン酸などが挙げられる。保存剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、ソルビン酸などが挙げられる。pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、酢酸、コハク酸、乳酸、フマル酸などの可食性有機酸;塩酸、リン酸などの無機酸;およびこれらの塩類(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩など)などが挙げられる。矯味剤としては、例えば、l−メントール、ハッカ水、ハッカ油、ユーカリ油、ウィキョウ油、白糖、ブドウ糖、果糖、乳糖水和物、D−ソルビトール、D−マンニトール、キシリトール、カンゾウエキス、サッカリンナトリウム水和物、グリチルリチン酸二カリウム、アセスルファムカリウム、アスパルテームなどが挙げられる。溶剤としては、エタノールなどが挙げられる。着色剤としては、青色1号などが挙げられる。
【0022】
本発明の別の側面によれば、水を添加することによる本発明の医薬組成物の調製に使用される組成物であって、第4級アンモニウム系殺菌剤、多価アルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースおよびポリビニルピロリドンを含む前記組成物が提供される。水の添加量は特に限定されず、例えば、水を添加して容積比で1.2〜500倍に希釈してもよい。当該組成物は、成分の均一性を保持するために追加の溶剤を含んでいてもよい。
【0023】
本発明の含嗽剤は、通常の含嗽剤と同様に使用することができ、1回の使用量は、例えば、10〜100mL、好ましくは、10〜50mL程度である。本発明の含嗽剤は、1日に1回または複数回使用してもよく、例えば、1日に5〜6回程度使用してもよい。本発明の含嗽剤は患部への滞留性が良好であることから、例えば、5〜8時間に1回程度の間隔で使用してもよく、好ましくは、就寝前に使用される。
【発明の効果】
【0024】
本発明の含嗽剤は、口腔内および咽頭部分の殺菌・消毒、炎症性疾患(例えば、扁桃炎、咽頭炎、口内炎など)、のどのあれ、のどの痛み、のどの腫れ、のどの不快感、口臭の予防または治療などに有効であり、持続性があり、かつ安全に殺菌活性を発揮するという特徴を有する。さらに、本発明の含嗽剤は、保存安定性においても優れており、長期の保存後に使用する場合でも十分な殺菌活性を示す。
【実施例】
【0025】
以下、本発明の好適な実施例についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、本明細書において示されるパーセンテージは特に言及がなければ重量%を意味する。
【0026】
[実施例1〜40]
表1の試薬を使用し、常法に従い、表2〜8の組成を有する組成物(実施例1〜40および比較例1〜18)、各100mLを調製した。
【0027】
【表1】

【0028】
【表2】

【0029】
【表3】

【0030】
【表4】

【0031】
【表5】

【0032】
【表6】

【0033】
【表7】

【0034】
【表8】

【0035】
[試験例]
各組成物の、付着性、滞留性および殺菌力を評価するため、ならびに粘度を測定するために、以下の試験を行った。
【0036】
付着性の評価
15名による官能試験により評価した。各組成物を用いてうがいを行い、うがい直後ののどへの付着感を評価した。薬剤が咽頭部周辺に存在することを実感できる場合は○、存在することを実感できない場合および存在することを実感できるが不快である場合を×として評価した。
【0037】
滞留性試験
各組成物の一部(1mL)をガラス板上に滴下し、そのまま23℃、低湿度の一定条件下で7時間放置し、その後のガラス板を45°傾けて流動性を評価した。流動性を保持していた場合は○、乾燥していた場合は×として評価した。
【0038】
殺菌活性試験
Staphylococcus aureus (NBRC 12732)、Escherichia coli (NBRC 3972)、Pseudomonas aeruginosa (NBRC13275)、およびStreptococcus pyogenes(ATCC 19615)(それぞれ、独立行政法人製品評価技術基盤機構 生物遺伝資源部門(NBRC)より入手)を使用して試験を行った。菌を純培養増菌後、McFarland No. 0.5の濁度となるようにニュートリエントブロスに懸濁させて菌液を調製した。被験組成物を(9.9mL)を滅菌済み試験管に入れ、そこへ菌液0.1mLを添加し、30秒後、60秒後にサンプリングし、段階希釈後カンテン培地で培養し、生菌数を計測した。得られた菌数より、JIS Z 2801抗菌試験方法で定められている試験方法に基づいて抗菌活性値を計算し、抗菌活性値が2.0以上の場合を○、それ未満の場合を×とし、4菌種全てが60秒後までに○となった場合、殺菌効果があると判断した。
【0039】
粘度測定試験
ブルックリン社製粘度計(BROOK FIELD、PROGRAMMABLE、DV−II+VISCOMETERなど)およびスピンドル(BROOK FIELD、UL/Y ADAPTER)を使用し、試料16mLをスピンドルアタッチメント内に入れ、温度25℃で、伝導率10%程度になるように、スピンドルの回転数を合わせて数値(cP)を読み取り、小数第1位を四捨五入して粘度の値とした。
【0040】
実施例および比較例の組成物についての付着性試験、滞留性試験、殺菌活性試験および粘度測定の結果を以下の表9および表10に示す。
【0041】
【表9】

【0042】
【表10】

【0043】
実施例1〜40の組成物は付着性、滞留性および殺菌力のいずれにおいても良好であった。また、実施例1〜40の組成物を40℃にて6ヵ月および50℃にて1ヵ月にて放置した場合でも、変質せず、安定性に優れていた。さらに、実際に使用したところ、持続的に殺菌効果を発揮し、のどの不快感を長時間にわたり抑制する効果に優れていた。
【0044】
一方で、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースおよびポリビニルピロリドンのうち少なくとも1つを含まない組成物(比較例1〜17)は付着性や滞留性に問題があることが確認された。
【0045】
ここで、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースおよびポリビニルピロリドンの配合量を調整して、実施例7において粘度1cpの組成物を、また実施例36において粘度55cpの組成物を調製し、それぞれ、実施例7および36と比較したところ、実施例7および36の組成物の方が、付着性および滞留性により優れていた。特に、粘度が5〜25cPである実施例は、含嗽剤として適切な付着性および滞留性を有し、実際に使用したところ、持続的に殺菌効果を発揮し、のどの不快感を長時間にわたり抑制する効果により優れていた。
【0046】
また、実施例において、プロピレングリコールをグリセリンまたはソルビトールに変更した場合も、同様の傾向がみられた。
[処方例]
表11および12の記載の処方例に従い、含嗽剤を調製した。
【0047】
【表11】

【0048】
【表12】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
水、第4級アンモニウム系殺菌剤、多価アルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースおよびポリビニルピロリドンを含む、口腔咽頭用の含嗽剤。
【請求項2】
25℃における粘度が2〜50cPである、請求項1に記載の含嗽剤。
【請求項3】
0.001〜1重量%の第4級アンモニウム系殺菌剤、3〜25重量%の多価アルコール、0.01〜5重量%のヒドロキシプロピルセルロース、0.01〜5重量%のヒプロメロース、0.01〜5重量%のポリビニルピロリドンを含む、請求項1または2に記載の含嗽剤。
【請求項4】
第4級アンモニウム系殺菌剤が、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、および塩化デカリニウムから選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の含嗽剤。
【請求項5】
多価アルコールが、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコールおよびマンニトールから選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の含嗽剤。

【公開番号】特開2009−242346(P2009−242346A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−93614(P2008−93614)
【出願日】平成20年3月31日(2008.3.31)
【出願人】(000186588)小林製薬株式会社 (518)
【Fターム(参考)】