説明

吸入器

【課題】ぜんそくまたは慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器系疾患に有用な粉末状の薬剤の放出に使用される吸入器を提供する。
【解決手段】粉末薬用の吸入器は、吸入される粉末薬を収容したカプセルを保持する凹部50を有する本体5と、凹部に対して接線方向に配置された少なくとも1つの空気通路と、本体の凹部と連通して同軸状に配置された吸入通路70を含むマウスピース30とを備える。本体は、凹部内に装填されたカプセルに穴を開けるための少なくとも1つの穴開け部材をそれぞれ有する対向してばね付勢された一対のプッシュボタン40を有する。薬剤は、空気が空気通路を通って凹部内に引き込まれて渦巻くときに、穴の開けられたカプセルから放出される。マウスピースは、吸入器の縦軸に垂直な軸を中心に開放装填位置と閉鎖放出位置との間で回転できるように本体の縁部に回転可能に取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸入器に関し、特に、ぜんそくまたは慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器系疾患に有用な粉末状の薬剤の放出に使用される吸入器に関する。
【背景技術】
【0002】
種々の乾燥粉末吸入器(DPI)が、この技術分野において知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、それらは、使用または製造について完全なものではなく、改良の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様として、本発明は、吸入される粉末薬を含むカプセルを保持する凹部を有する本体と、前記凹部に接線方向に配置された少なくとも1つの空気通路と、前記本体の前記凹部に連通するように同軸状に配置された吸入通路を含むマウスピースと、空気が前記空気通路を通って前記凹部に引き込まれて前記凹部内で渦巻いて前記薬剤が放出されるように、前記凹部に装填されるときに前記カプセルに穴を開けるための前記本体上に設けられたカプセル穴開け手段とを備える吸入器に関し、前記吸入器は、少なくとも1つの穴開け部材をそれぞれ含む反対方向にばね付勢された一対のプッシュボタンを有し、前記マウスピースが、前記吸入器の縦軸に垂直な軸を中心に開放装填位置と閉鎖放出位置との間で回転できるように、前記本体の縁部に回転可能に取り付けられることを特徴とする。
【0005】
前記穴開け部材は、針または尖ったピンであることが好ましい。
【0006】
前記凹部は、前記カプセルが吸入器の縦軸を中心に前記凹部内で前記カプセルが回転できるように形成されるのが好ましい。
【0007】
前記本体は、前記マウスピースを前記本体の縁部に固定する2つ以上の相互連結本体部分を有するのが好ましい。
【0008】
前記カプセルは、肺吸入によるぜんそくまたは慢性閉塞性肺疾患の肺吸入による治療に適した粉末薬を収容するのが好ましい。
【0009】
第2の態様として、本発明は、肺吸入によるぜんそくまたは慢性閉塞性肺疾患の治療に適した薬剤投与用の上述した吸入器の使用に関する。
【0010】
この明細書および添付の特許請求の範囲にわたって、文脈が必要としない限り、用語「含む」と、そのバリエーション「備える」、「有する」は、明記した部材(integer)または部材のグループを含むことを意味するが、任意の他の部材または部材のグループを除外することを意味しないと理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】閉じられた位置のマウスピースを備える本発明の吸入器の好ましい実施の形態の片側からの正面斜視図。
【図2】開いた位置にあるマウスピースを備える図1に示されている吸入器の片側からの正面斜視図。
【図3】前記本体の前記内部構造を示すために取り除かれたマウスピースを備えた同じ吸入器の本体の背面斜視図。
【図4】カプセル穴開けメカニズムを示す疑似外形に示された本体を備える吸入器の本体の正面斜視図。
【図5】マウスピースの上に嵌号された着脱可能なキャップを備えた吸入器と吸入器の本体の上部との正面斜視図。
【図6】着脱可能なキャップの底面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明の吸入器は、添付の図面に示されている装置の好ましい実施の形態を参照して説明する。
【0013】
図1に示される本発明の吸入器1の好適な実施形態は、前部10、後部15、第1の側部20、および第2の側部25を備える本体5を有する。本体5は、2つの相互連結本体部分から形成される。装置1は、本体5の後部15に回転可能に取り付けられて開放位置と閉鎖位置とに移動できるマウスピース30を有する。図1において、マウスピース30は、閉鎖位置にある。また、装置は、一対の吸気口32を有する。一対のプッシュボタン35,40が、本体5の側部20,25からそれぞれ突出しており、その機能は後述される。
【0014】
図2は、マウスピース30が開放位置にある吸入器1の好適な実施形態を示す。マウスピースが開放位置にあるとき、ユーザは、本体5の凹部50内に形成されているカプセルチャンバ45に薬剤を収容したカプセル(不図示)を装填できる。凹部50は、後述する目的のために円形の断面を有する。
【0015】
マウスピース30は、フランジ55と管60とを有する。フランジ55は、管60内に同軸状に形成された吸入通路70との連通を提供する穴の開いたプレートまたはグリッド65を有する。
【0016】
マウスピースの管60は、任意の実用的な長さであってよいが、粉末が吸入通路70に堆積できる領域が小さくなるように、その長さを最小にすることが一般的に望ましい。このことは、装置の清掃の必要性を最小限にするのにも役立つ。管60は、実質的に円筒状であることが好ましく、その中に形成される吸入通路70の断面は、使用時に凹部内で渦巻いて薬剤を運搬する空気が、吸入通路70を通過してユーザの口に入るように渦巻き状態を継続するように、実質的に円形または楕円形であることが好ましい。
【0017】
マウスピースは、ヒンジ部材75によって本体5の後部に回転可能に取り付けられている。ヒンジは、マウスピースが吸入器の縦軸に垂直な軸を中心に開放位置と閉鎖位置とに回転可能になるように形成されている。マウスピースが吸入器の本体にヒンジ連結されていることで、例えば本体5の前部に親指を置くとともに本体5の後部15に人差し指を置いて、一方の手で本体5を掴み、それから他方の手で又は顎か棚若しくはテーブルなどの静止物を用いて、マウスピース30の管60を後方に押すことにより、ユーザが容易にかつ都合良く装置を開けてカプセルを装填することができる。この構造により、市販の吸入器を開けようとするときにユーザが経験することがある多くの実際の困難さを回避できる。これは、吸入器を掴んだり又は開けるのに旋回動作やねじり動作を要する吸入器を使用したりするのを困難にする老齢、虚弱、障害または器用さを害する他の理由があるユーザにとっては、特に好都合である。
【0018】
ヒンジは、過度のトルクを作用させる必要なしにマウスピースを回転することができるように形成されるが、マウスピースが閉鎖位置にあるときに、マウスピース30のフランジ55と本体5との間に隙間を無くすか又は最小にするように形成されるのが好ましい。ヒンジは、マウスピースが本体から容易に脱落しないようにしっかりとした取り付けを提供する。これは、2つの相互連結本体部分(不図示)内にヒンジを捕捉することによって達成されてもよい。このことは、ユーザが手に十分な運動能力がないときに、特に重要である。また、これはマウスピースの紛失を防ぐのにも役立つ。
【0019】
本体5の内部構造は、図3に最もよく示されている。これは、凹部50を有するカプセルチャンバ45を示す背面斜視図である。本体5の後部15は、ユーザがこの装置の前部と後部を識別するのに役立つ溝を有する。本体は、マウスピース30のヒンジ部材75から突出するヒンジ軸(不図示)を収容する対向する一対の軸方向穴85を有する。
【0020】
本体5と(閉鎖放出位置にある)マウスピース30のフランジ55との間には、装置の外部表面にある空気穴32と装置内の凹部50とに連通する一対の空気通路90が形成されている。これらの空気の通り道90は、後述する目的のために、凹部50に対して接線方向に配置されている。
【0021】
使用時に、ユーザは、上述したようにマウスピース30を(図1に示す)閉鎖位置から(図2に示す)開放位置に移動させて、投与される粉末薬を収容するカプセル(不図示)を凹部50のカプセルチャンバ45内に入れる。どのようにマウスピースを開放位置に移動させることができ、カプセルがどこに入れるべきかをユーザに示すために適切な印が装置上に設けられてもよい。そして、ユーザは、マウスピースを閉鎖位置に後方移動させて薬剤投与の準備をする。ユーザは、プッシュボタン35,40との両方をほぼ同時に押して、カプセル穴開け機構を作動させる。この機構は図4に示されている。
【0022】
図4に示すように、カプセル穴開け機構は、プッシュボタン35,40から内向きに突出した一対の針または尖ったピン95を有する。それらの先端は、皮下注射針のような形状をなしているのが好ましく、鋭く且つ最小抵抗でカプセルに穴を開けるために斜角をつけられる(すなわち、ある角度で切り取られている)か、または対象的に尖っていてもよい。前記針の対向した方向は、穴開け動作の際にカプセルチャンバ内のカプセルの移動を制限するのに役立つので、鋭く効果的な穴開けを確実に行える。また、前記先端形状は、カプセルチャンバ内のカプセルの移動を制限するのを補助することもできる。例えば、斜角のつけられた表面がカプセルチャンバ45の底面に対向するようにピンの先端が傾斜していると、カプセルは、ピンが突き刺さるときにカプセルチャンバ45の底面に向かって押される傾向がある。各プッシュボタン35,40は、通路(不図示)内で横方向にスライド可能である。各プッシュボタンは、ブシュ(不図示)によって抑えられているばね105によって外向きに付勢されている。ばねは、ユーザがプッシュボタン35,40を押さなくなったときに、穴が開けられたカプセルからピン95を引き抜くのを確実にする。各プッシュボタンは、プッシュボタンが前記通路から完全に滑り出てしまうのを防止するため、前記通路の内壁に当接する一対の肩部110を有する。カプセルに穴を開けるために押されたときにユーザがプッシュボタンについての良好な把持状態を維持できるように、把持要素115がプッシュボタン上に設けられている。
【0023】
カプセルが針95で穴が開けられると、その中に収容されている薬剤が肺吸入によって投与できるようになる。穴が開いたカプセルから針95を引き抜くとともに、例えば再び親指を本体の前部10に置いて人差し指を本体の後部15に置くことで本体を把持するのを可能にするために、ユーザはプッシュボタンから指を放さなければならない。ユーザは、十分に息を吐き、マウスピース30を口に挿入して、マウスピースのまわりを口唇と歯で密封状態に閉じて、一気に深く吸入することによって、薬剤を投与する。この動作は、吸入口32を介して周囲の空気を空気通路90に沿って凹部50内に引き込む。空気通路90は、凹部50に対してほぼ接線方向に位置するので、凹部50内への空気の急激な流入は、凹部50内に渦巻きを形成する。凹部内のこの渦巻きは、穴が開けられたカプセルをカプセルチャンバ45内で浮き上がらせて、吸入器の縦軸を中心としてカプセルを速く回転させる。凹部50は、回転するカプセルを収容するように実質的に円形の断面を有する。カプセルの長さは凹部50の直径よりわずかに短いので、カプセルの両端部と凹部50の側壁との間で衝突が繰り返し発生し、これにより粉末薬がカプセルに開けられた穴から引き出され、これはカプセル自体の回転動作によっても援助される。粉末薬は、穴あきプレート65を通過してマウスピース30の吸入通路70を通る空気に随伴される。これらの通路、凹部、および管を形成される壁は、空気抵抗を最小にしてユーザの薬剤吸入に要する労力を最小にするために、滑らかな曲面で構成されている。穴あきプレートまたはグリッド65は、カプセルが管60内に吸入されてしまうのを防止する。
【0024】
必要に応じて、この吸入動作が繰り返される。カプセルのケースが透明であるとより容易に視認できるが、カプセルが使用済みになると、ユーザはマウスピースを閉鎖(放出)位置から開放(装填)位置に移動させて使用済みカプセルを廃棄する。そして、この装置は、所望の薬剤を収容する新しいカプセルを再装填して再使用する準備ができる。
【0025】
この装置の好適な実施形態は、前部125と後部130とを有する取り外し可能なキャップ120を有する。これは、図5および図6に示されている。
【0026】
図5に示されるように、キャップ120は、本体5にスナップ嵌合するように形成され、マウスピース30および本体5の上部を完全に覆っている。キャップ120の前部125の下端におよび所望により本体5の前部にへこみを設けることによって指入れ凹部132が形成されている。これは、ユーザに、一方の手で本体を握って、他方の手の指(中でも最も好都合な親指)を指入れ凹部132に挿入して、キャップ120を本体5から簡単にこじ開けることによって、本体5からキャップ120を取り外すための視覚および触覚の手がかりを与える。
【0027】
キャップ120の下面図である図6に示されるように、キャップ120の後部130は、ユーザが装置の前部から装置の後部を識別して、使用するのに最も好都合なように装置の向きを決めるのに助ける溝付き領域135を含む。これは、ユーザに視覚障害があるときに特に重要である。キャップ120の溝付き領域135は、本体5の溝80に合致して補完するように形成されている。
【0028】
所望であれば、キャップ120が装置のマウスピース30および本体5上に配置されるときにマウスピース30の管60と係合する一組のマウスピースガイド140がキャップ120の内面に設けられる。また、所望であれば、キャップ120が装置上に配置されるときに吸入器の本体5に係合するキャップ開口部に隣接するキャップ120の内面に一組のリブ145が設けられる。マウスピースガイド140およびリブ145は、キャップに剛性を与えるとともに、例えば保管時または輸送時にキャップが本体から不意に外れるのを防止するのに役立つ。これは、吸入器を使用する多くの人がどこに出かけるときも吸入器を種々の他の物と一緒に鞄などに入れて携帯することから重要である。このことを考慮して、キャップは滑らかな輪郭に形成されている。
【0029】
本発明の吸入器は、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、メチル−メタクリルエステル−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(MABS)、または非帯電材料などの堅いプラスティック材料のような任意の適切な材料から製作できる。所望であれば、前記材料は、透明であって、装置がどのように動作するかをユーザはより容易に見て理解することができる。これにより、正しい方法でこの装置を使用するとともに、治療の全期間にわたってこの方法で装置を使用し続けること、すなわち、順守性(compliance)向上を促進する。
【0030】
本発明の吸入器に使用するカプセルは、吸入に適した粉末薬を収容する。この薬剤は、ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患の治療に適したものであることが好ましく、例えば、気管支拡張薬、抗炎症薬、およびそれらの組合せの少なくとも1つである。好ましい気管支拡張薬は、アルブテロール(サルブタモール)、サルメテロール、フォルモテロール、およびそれらの薬学的に許容可能な塩(salt)、ならびに参照によりここに組み入れられている国際公開WO00/75114号またはWO04/16601号の式Iの(フリー体、塩または溶媒和物の)化合物等のベータ2アドレナリン受容体作用薬と、臭化イプラトロピウム、臭化オキシトロピウム、チオトロピウム、グリコピロレート、およびそれらの薬学的に許容可能な塩、ならびに参照によりここに組み入れられている国際公開WO04/96800号またはWO05/00815号の式Iの(塩または両性イオン物の)化合物等の抗ムスカリン剤と、を含む。好ましい抗炎症薬は、ステロイドを含み、特に、ブデソニド、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、プロピオン酸フルチカゾン、シクレソナイド、もしくはフランカルボン酸モタメゾンなどのグルココルチコイドステロイド、または参照によりここに組み入れられている国際公開WO/00679号に記載されているステロイドを含む。
【0031】
上記において、吸入器とその好適な実施形態を説明した。本発明の実施に当たって、種々の部品の使用および構成が特定の要求に合致するように変更されてもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 吸入器
5 本体
10 前部
15 後部
20 第1の側部
25 第2の側部
30 マウスピース
32 吸気口
35 プッシュボタン
40 プッシュボタン
45 カプセルチャンバ
50 凹部
55 フランジ
60 管
65 穴あきプレートまたはグリッド
70 吸入通路
75 ヒンジ部材
80 溝
85 軸方向穴
90 空気通路
95 針またはピン
105 ばね
110 肩部
115 把持部材
120 キャップ
125 前部
130 後部
132 凹部
135 溝付き領域
140 マウスピースガイド
145 リブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸入される粉末薬を収容するカプセルを保持するための凹部を有する本体と、
前記凹部に対して接線方向に配置された少なくとも1つの空気通路と、
前記本体の前記凹部と連通するように同軸状に配置された吸入通路を含むマウスピースと、
空気が前記空気通路を通って前記凹部に引き込まれて凹部内で渦巻くときに前記粉末薬が放出されるように、前記凹部に装填されたとき前記カプセルに穴を開けるための前記本体上のカプセル穴開け手段とを備える、粉末薬用の吸入器において、
前記カプセル穴開け手段は、少なくとも1つの穴開け部材をそれぞれ含んで対向してばね付勢された一対のプッシュボタンを備え、前記マウスピースが、前記吸入器の縦軸に垂直な軸を中心として開放装填位置と閉鎖放出位置との間で回転可能なように前記本体の縁部に回転可能に取り付けられていることを特徴とする吸入器。
【請求項2】
前記穴開け部材が針または尖ったピンであることを特徴とする請求項1に記載の吸入器。
【請求項3】
前記凹部は、前記カプセルが前記吸入器の縦軸を中心に前記凹部内で回転できるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の吸入器。
【請求項4】
前記本体は、前記本体の前記縁部に前記マウスピースを固定する2つ以上の相互連結本体部分を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の吸入器。
【請求項5】
取り外し可能なキャップをさらに含み、前記マウスピースと係合するマウスピースガイドが前記キャップの内面上に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の吸入器。
【請求項6】
前記吸入器の前記本体に係合するリブが、前記キャップの開口部に隣接する前記キャップの内面に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の吸入器。
【請求項7】
粉末薬を収容したカプセルを含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の吸入器。
【請求項8】
前記粉末薬が、肺吸入によるぜんそくまたは慢性閉塞性肺疾患の治療に適していることを特徴とする請求項7に記載の吸入器。
【請求項9】
肺吸入によるぜんそくまたは慢性閉塞性肺疾患の治療に適した薬剤を投与するための請求項1ないし8のいずれかに記載の吸入器の使用。
【請求項10】
添付図面を参照して説明された粉末薬用の吸入器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−71146(P2012−71146A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−241398(P2011−241398)
【出願日】平成23年11月2日(2011.11.2)
【分割の表示】特願2007−512106(P2007−512106)の分割
【原出願日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)