説明

吸収の技術を用いたヘアーブラシ

【課題】髪の毛を、温風の出るドライヤーとヘアーブラシを用いて乾かすと、熱さで髪の毛を傷めてしまい、また、多くの電力も消費してしまう。
【解決手段】解決方法としては、吸収の技術を用いることである。そのためには、丸形のヘアーブラシに、蜘蛛のような形の針金(2)に、吸収素材(3)を嵌め込み、ブラシ毛の各ラインの間に入れる。吸収素材は、紙おむつや生理用ナプキンと同じ素材で製造されたものである。
この吸収素材が、髪の毛と接触するようにする。髪を梳かしながら、湿気を吸い、液体がいっぱいになったら、その吸収素材を捨てる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
髪の毛の美容用製品
【背景技術】
【0002】
ドライヤー、ヘアーブラシ、紙おむつ、生理用ナプキン
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
髪の毛を、乾かしたり、乾かされたりすると同時に、梳かすこと。
利点:髪の毛を乾かしながら、髪の毛を梳かすことができること。
欠点:熱によって、髪の毛を傷めてしまい、多くの電力も消費してしまうこと。
【課題を解決するための手段】
【0004】
吸収の技術を用いることである。そのためには、丸形のヘアーブラシに、蜘蛛のような形の針金(2)に、吸収素材(3)を嵌め込み、ブラシ毛の各ラインの間に入れる。吸収素材は、紙おむつや生理用ナプキンと同じ素材で製造されたものである。
この吸収素材が、髪の毛と接触するようにする。髪を梳かしながら、湿気を吸い、液体がいっぱいになったら、その吸収素材を捨てる。
【0005】
また、吸収素材が届かない髪の毛の根元の部分を乾かすために、冷風、あるいは、微温風のドライヤーを用いることもできる。ヘアーブラシのデザインは、市場に出回っているものと、大きく異ならないものとする。
【0006】
吸収素材は、二層の紙の吸収素材に挟み、円筒状にする。それを蜘蛛のような形の針金の脚に一つずつ嵌め込み、その後、円形のブラシに入れる。そして、吸収素材が、ブラシ毛の各ラインの間に位置するようにする。各脚の先端には、止めるための丸形のものを付ける。その先端の丸形の部分をリング状の留め具に嵌め込む。
【0007】
平面状のヘアーブラシの場合には、ヘアーブラシの中のブラシ毛に沿ってデザインされた空間に、吸収素材を入れる。
その空間は、真直ぐ、あるいは、カーブしていてもよい。吸収素材の挿入を容易にするために、帯状で弾力性のあるプラスチックかゴムと接合させる。
また、櫛の場合には、丸形のヘアーブラシと同様の吸収素材を用い、針金の上に嵌め込み、一つの櫛に歯の両側に1本ずつ用いる。
【発明の効果】
【0008】
この方法を使うことによる利点は、髪の毛の手入れと、電力節約に役立つことである。
【実施例】
【0009】
髪の毛の長い方は、一週間に一回、髪の毛を洗ったり、梳かしたりするために、美容院に通う。髪の毛を洗うことによって濡れた髪の毛に、タオルを巻き、水気を切る。
【0010】
髪の毛を乾かす前に、美容師が、吸収によって乾かす新しい技術ができたことを客に説明する。客が使用に同意し、美容師がこのヘアーブラシを見せる(1)。そして、組み立てる。(蜘蛛のような形の針金を取ってみせる(2)。吸収素材を針金に入れる(3)。針金の各脚を、丸形のヘアーブラシに嵌め込む(1)。そして、留め金で留める(4)。
【0011】
吸収素材が届かない髪の毛の根元の部分を乾かすために、冷風、あるいは、微温風のドライヤーを用いて、このヘアーブラシを使用し始める。
数分後に、客がこの方法が、従来の方法のように、熱くなく、とても心地いいとコメントする。
【0012】
美容師は、より短時間で、仕事を終え、髪の毛が乾いており、なめらかで、髪の毛が従来の方法と比べて傷ついていないことを確認する。
部品の形、大きさ、配置は、変わる余地がある。しかしながら、発明の本質は変更しない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】ヘアーブラシと留め具を示した図
【図2】ヘアーブラシの柄と留め具を示した図
【図3】(優先)蜘蛛のような形の針金と、嵌め込む吸収素材を示した図
【図4】同様の蜘蛛のような形の針金と、吸収素材がすべて嵌め込まれたものと、留め具を示した図
【図5】蜘蛛のような形の針金と吸収素材が嵌め込まれたブラシの断面を示した図
【図6】吸収素材の製作の仕方を示した図
【図7】平面型のヘアーブラシとその場合に用いる吸収素材を示した図
【図8】平面型のヘアーブラシ用の吸収素材の断面を示した図
【図9】吸収素材を嵌めた櫛を示した図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
この発明の目的は、髪の毛を梳かしながら、髪の毛を乾かすことである。
そのため、生理用ナプキンや紙おむつの素材を用いて製造した円筒状の吸収素材(ほぐしセルロース、ポリマー、強力な吸収素材(ゲル))(3)をヘアーブラシや櫛に嵌め込み、水気を吸収し、保持することを本質的な特徴とする。
【請求項2】
吸収の技術を用いたヘアーブラシは、特許請求範囲第一に基づき、丸形のヘアーブラシ(1)と蜘蛛の形のような針金(2)を用い、その針金の各脚に吸収素材を嵌め込み(3)、また、それを丸形のブラシに嵌め込み(1)そして、吸収素材が、ブラシ毛の各ラインの間に位置するようにし(3)、各脚の先端には、止めるための丸形のものを付け、その先端の丸形の部分をリング状の留め具に嵌め込む(4)ことで、構成される。
【請求項3】
吸収の技術を用いたヘアーブラシは、特許請求範囲第一に基づき、平面状のヘアーブラシ(6)の場合には、ヘアーブラシの中のブラシ毛に沿ってデザインされた空間(8)、吸収素材を入れるところ(7)、また、それらの吸収素材は、帯状で弾力性のあるプラスチックかゴム(9)と、空間に入るように、接合させる(8)ことで、構成される。
【請求項4】
吸収の技術を用いたヘアーブラシは、特許請求範囲第一に基づき、櫛(10)の場合には、丸形のヘアーブラシ(1)と同様の針金が内部に嵌め込んである吸収素材(3)を用い、一つの櫛に歯の両側に1本ずつ用い、各針金の先端には、止めるための丸形のものを付け、その先端の丸形の部分をリング状の薄いプラスチックの留め具(12)に嵌め込み、吸収素材を支えることで、構成される。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2009−543673(P2009−543673A)
【公表日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−522092(P2009−522092)
【出願日】平成18年7月19日(2006.7.19)
【国際出願番号】PCT/EC2006/000004
【国際公開番号】WO2008/009294
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(509029449)
【Fターム(参考)】