周波数共用アンテナ
【課題】 一つのループアンテナで周波数共用を図ることが可能な周波数共用アンテナを提供する。
【解決手段】 第1の周波数と、第1の周波数より高域の第2の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナであって、1ターン以上のループ形状を備える第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナ11で、かつ、ループアンテナ11の1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λにする。
【解決手段】 第1の周波数と、第1の周波数より高域の第2の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナであって、1ターン以上のループ形状を備える第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナ11で、かつ、ループアンテナ11の1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λにする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、周波数共用アンテナは、それぞれの使用周波数の信号を送受信するために複数のアンテナ素子を具備する必要があった。例えば、特許文献1では第1の周波数用のパッチアンテナと、前記パッチアンテナより外側に形成される第2の周波数用のコイルアンテナの二つのアンテナ素子から構成されるアンテナが提案され、従来技術として知られている。
【0003】
従来の周波数共用アンテナについて、図3を用いて説明する。図3は、従来の2周波共用アンテナの正面図である。誘電体基板35の上面に、周辺部に沿って四角形状のコイルアンテナ31を形成すると共に、中央部に円形のパッチアンテナ33を形成する。コイルアンテナ31は例えば13.56MHz用のものであり、パッチアンテナ33は2.4GHz用のものである。コイルアンテナ31は、コイルアンテナの給電端子32a、32bにより外部と接続される。誘電体基板35の裏面には、パッチアンテナ33に対応させてパッチアンテナ用グランド面36をエッチング等の処理により形成し、パッチアンテナの給電点34により外部と接続される。このパッチアンテナ用グランド面36の大きさは、コイルアンテナ31の面積より小さく、パッチアンテナ33より大きく形成する。コイルアンテナからパッチアンテナ用グランド面までの最小間隔d1及びパッチアンテナからパッチアンテナ用グランド面の外周までの最小間隔d2を誘電体基板35の厚みの少なくとも2倍以上に設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005―51536号公報(第5頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術は、上記のように、複数の周波数の信号を送受信して通信を行う場合には、機器上にそれぞれの使用周波数の信号を送受信するアンテナ素子が複数個必要であり、機器の小型化を図る上での障害となっているという課題がある。
【0006】
そこで本発明は、一つのアンテナ素子でそれぞれ異なる複数の周波数の信号を送受信に対応でき、小型化を図りながら所望の特性が得られる周波数共用アンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、1ターン以上のループ形状を備える第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナで、かつ、前記ループアンテナの1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λにしたものである。
【0008】
すなわち、本発明によれば、第1の周波数と、前記第1の周波数より高域の第2の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナであって、1ターン以上のループ形状を備える前記第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナで、かつ、前記ループアンテナの1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、前記第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λとしたことを特徴とする周波数共用アンテナが得られる。
【0009】
また、本発明によれば、前記電気長Leを、第2の周波数の波長λに等しく構成したことを特徴とする上記の周波数共用アンテナが得られる。
【0010】
また、本発明によれば、前記ループアンテナは、背面に誘電体または磁性体を具備することを特徴とする上記の周波数共用アンテナが得られる。
【0011】
また、本発明によれば、上記の周波数共用アンテナを用いたことを特徴とする電子機器が得られる。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、一つのアンテナ素子において第1の周波数におけるLC共振と第2の周波数における線路共振の条件を満たすことにより、複数の周波数の信号を送受信することができるため、従来の技術に比べて機器上に必要なアンテナ素子の数を少なくすることができ、小型化を図ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態1に係る周波数共用アンテナの正面図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る周波数共用アンテナの正面図である。
【図3】従来の2周波共用アンテナの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
本発明において、第1の周波数と、第1の周波数より高域の第2の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナであって、少なくとも1ターン以上のループ形状を備える第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナで、かつ、前記ループアンテナの1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λにする。
【0016】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る周波数共用アンテナの正面図である。図1において、11はループアンテナで、12a、12bはループアンテナ11の給電端子である。
【0017】
ループアンテナ11は、第1の周波数として、例えば13.56MHz用のアンテナで、ループコイルによって形成され、その両端部は給電端子12a、12bによって接続される。この給電端子12a、12bは、例えばループアンテナ11の下側中央部に設けられる。また、機器において、ループアンテナ11にコンデンサを接続することによってLC共振させて用いる。
【0018】
同時にループアンテナ11は、第2の周波数として、例えば2.45GHz用のアンテナで、1ターンあたりの電気長Leが第2の周波数2.45GHzの1波長λに同じか、0.8λ≦Le≦1.2λの範囲である。電気長Le=λの場合には、整数倍で共振するため効率の良いアンテナとなる。さらに、ループアンテナのインピーダンス特性を考慮すると0.8λ≦Le≦1.2λの範囲において、インピーダンスが小さいため、電気長Le=λの共振する場合に比較しても同等の効率を得ることが可能と判断できる。しかし、0.8λ≦Le≦1.2λの範囲を外れると、インピーダンスが大きくなり帯域特性が狭くなるため前記の電気長Leは0.8λ≦Le≦1.2λの範囲にあることが好ましい。上記のように構成することで、ループアンテナに流れる交流電流の位相がそろい、半波長ダイポールアンテナと同様の効果が得られる。誘電体を使用しない場合においては、第2の周波数2.45GHzの場合には、1ターンあたりの電気長LeはLe=λ=(30×107)m/(2.45×109)Hz=0.122mより、およそ122mmとなる。
【0019】
ループアンテナが1ターンのとき、または多層のソレノイド形状のときにはターンごとの電気長は一定でよいが、単層形状のときには内側のループの方が1ターンあたりの長さが小さくなるので、ループアンテナ11の内側ループ線路を折り曲げるなどして電気長を各ターン同じになるように調整する。
【0020】
上記の構造をした、ループアンテナを形成することにより、一つのループアンテナで13.56MHzと2.45GHzの複数の周波数に対応させることができる。
【0021】
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2に係る周波数共用アンテナの正面図である。図2は、周波数共用アンテナにおいて誘電体基板と磁性体シートを具備したときの一例である。図2において、21はループアンテナであり、その両端部は給電端子22a、22bによって接続される。この給電端子22a、22bは、例えばループアンテナ21の下側中央部に設けられる。23は誘電体基板、24は磁性体シートである。誘電体基板23にループアンテナ21を設置し、その背面に磁性体シート24設置した。
【0022】
誘電体基板を設置し、その背面に磁性体シートを設置した場合、磁性体中で電磁波の速度が減り波長が短くなるという波長短縮効果によって、更に小型化、高密度化が可能となる。
【0023】
なお上記実施の形態では、13.56MHzと2.45GHzの複数の周波数に対応させたが、その他の周波数であってもよいのは勿論である。
【0024】
また、上記実施形態では、単層の正方形のアンテナコイルを用いた場合について示したが、多層構造または円形など任意形状でも実施可能である。
【0025】
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この本発明は、これらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
上記実施形態で示した周波数共用アンテナを携帯電話内蔵のアンテナとして使用することにより、例えばFeliCa(登録商標)などを用いた近距離通信機器と、Bluetooth(登録商標)等の使用周波数の異なる複数種の機器に対応させることができ、かつアンテナの小型化を図ることができる。また、上記実施形態で示した周波数共用アンテナは、携帯電話に限らず、その他の情報機器、電子機器、電力伝送などに使用でき、それにより機器の多用途化を図ることができる。
【符号の説明】
【0027】
11 ループアンテナ
12a、12b 給電端子
21 ループアンテナ
22a、22b 給電端子
23 誘電体基板
24 磁性体シート
31 コイルアンテナ
32a、32b コイルアンテナの給電端子
33 パッチアンテナ
34 パッチアンテナの給電点
35 誘電体基板
36 パッチアンテナ用グランド面
d1 コイルアンテナからパッチアンテナ用グランド面までの最小間隔
d2 パッチアンテナからパッチアンテナ用グランド面の外周までの最小間隔
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、周波数共用アンテナは、それぞれの使用周波数の信号を送受信するために複数のアンテナ素子を具備する必要があった。例えば、特許文献1では第1の周波数用のパッチアンテナと、前記パッチアンテナより外側に形成される第2の周波数用のコイルアンテナの二つのアンテナ素子から構成されるアンテナが提案され、従来技術として知られている。
【0003】
従来の周波数共用アンテナについて、図3を用いて説明する。図3は、従来の2周波共用アンテナの正面図である。誘電体基板35の上面に、周辺部に沿って四角形状のコイルアンテナ31を形成すると共に、中央部に円形のパッチアンテナ33を形成する。コイルアンテナ31は例えば13.56MHz用のものであり、パッチアンテナ33は2.4GHz用のものである。コイルアンテナ31は、コイルアンテナの給電端子32a、32bにより外部と接続される。誘電体基板35の裏面には、パッチアンテナ33に対応させてパッチアンテナ用グランド面36をエッチング等の処理により形成し、パッチアンテナの給電点34により外部と接続される。このパッチアンテナ用グランド面36の大きさは、コイルアンテナ31の面積より小さく、パッチアンテナ33より大きく形成する。コイルアンテナからパッチアンテナ用グランド面までの最小間隔d1及びパッチアンテナからパッチアンテナ用グランド面の外周までの最小間隔d2を誘電体基板35の厚みの少なくとも2倍以上に設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005―51536号公報(第5頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術は、上記のように、複数の周波数の信号を送受信して通信を行う場合には、機器上にそれぞれの使用周波数の信号を送受信するアンテナ素子が複数個必要であり、機器の小型化を図る上での障害となっているという課題がある。
【0006】
そこで本発明は、一つのアンテナ素子でそれぞれ異なる複数の周波数の信号を送受信に対応でき、小型化を図りながら所望の特性が得られる周波数共用アンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、1ターン以上のループ形状を備える第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナで、かつ、前記ループアンテナの1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λにしたものである。
【0008】
すなわち、本発明によれば、第1の周波数と、前記第1の周波数より高域の第2の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナであって、1ターン以上のループ形状を備える前記第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナで、かつ、前記ループアンテナの1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、前記第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λとしたことを特徴とする周波数共用アンテナが得られる。
【0009】
また、本発明によれば、前記電気長Leを、第2の周波数の波長λに等しく構成したことを特徴とする上記の周波数共用アンテナが得られる。
【0010】
また、本発明によれば、前記ループアンテナは、背面に誘電体または磁性体を具備することを特徴とする上記の周波数共用アンテナが得られる。
【0011】
また、本発明によれば、上記の周波数共用アンテナを用いたことを特徴とする電子機器が得られる。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、一つのアンテナ素子において第1の周波数におけるLC共振と第2の周波数における線路共振の条件を満たすことにより、複数の周波数の信号を送受信することができるため、従来の技術に比べて機器上に必要なアンテナ素子の数を少なくすることができ、小型化を図ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態1に係る周波数共用アンテナの正面図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る周波数共用アンテナの正面図である。
【図3】従来の2周波共用アンテナの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
本発明において、第1の周波数と、第1の周波数より高域の第2の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナであって、少なくとも1ターン以上のループ形状を備える第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナで、かつ、前記ループアンテナの1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λにする。
【0016】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る周波数共用アンテナの正面図である。図1において、11はループアンテナで、12a、12bはループアンテナ11の給電端子である。
【0017】
ループアンテナ11は、第1の周波数として、例えば13.56MHz用のアンテナで、ループコイルによって形成され、その両端部は給電端子12a、12bによって接続される。この給電端子12a、12bは、例えばループアンテナ11の下側中央部に設けられる。また、機器において、ループアンテナ11にコンデンサを接続することによってLC共振させて用いる。
【0018】
同時にループアンテナ11は、第2の周波数として、例えば2.45GHz用のアンテナで、1ターンあたりの電気長Leが第2の周波数2.45GHzの1波長λに同じか、0.8λ≦Le≦1.2λの範囲である。電気長Le=λの場合には、整数倍で共振するため効率の良いアンテナとなる。さらに、ループアンテナのインピーダンス特性を考慮すると0.8λ≦Le≦1.2λの範囲において、インピーダンスが小さいため、電気長Le=λの共振する場合に比較しても同等の効率を得ることが可能と判断できる。しかし、0.8λ≦Le≦1.2λの範囲を外れると、インピーダンスが大きくなり帯域特性が狭くなるため前記の電気長Leは0.8λ≦Le≦1.2λの範囲にあることが好ましい。上記のように構成することで、ループアンテナに流れる交流電流の位相がそろい、半波長ダイポールアンテナと同様の効果が得られる。誘電体を使用しない場合においては、第2の周波数2.45GHzの場合には、1ターンあたりの電気長LeはLe=λ=(30×107)m/(2.45×109)Hz=0.122mより、およそ122mmとなる。
【0019】
ループアンテナが1ターンのとき、または多層のソレノイド形状のときにはターンごとの電気長は一定でよいが、単層形状のときには内側のループの方が1ターンあたりの長さが小さくなるので、ループアンテナ11の内側ループ線路を折り曲げるなどして電気長を各ターン同じになるように調整する。
【0020】
上記の構造をした、ループアンテナを形成することにより、一つのループアンテナで13.56MHzと2.45GHzの複数の周波数に対応させることができる。
【0021】
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2に係る周波数共用アンテナの正面図である。図2は、周波数共用アンテナにおいて誘電体基板と磁性体シートを具備したときの一例である。図2において、21はループアンテナであり、その両端部は給電端子22a、22bによって接続される。この給電端子22a、22bは、例えばループアンテナ21の下側中央部に設けられる。23は誘電体基板、24は磁性体シートである。誘電体基板23にループアンテナ21を設置し、その背面に磁性体シート24設置した。
【0022】
誘電体基板を設置し、その背面に磁性体シートを設置した場合、磁性体中で電磁波の速度が減り波長が短くなるという波長短縮効果によって、更に小型化、高密度化が可能となる。
【0023】
なお上記実施の形態では、13.56MHzと2.45GHzの複数の周波数に対応させたが、その他の周波数であってもよいのは勿論である。
【0024】
また、上記実施形態では、単層の正方形のアンテナコイルを用いた場合について示したが、多層構造または円形など任意形状でも実施可能である。
【0025】
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この本発明は、これらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
上記実施形態で示した周波数共用アンテナを携帯電話内蔵のアンテナとして使用することにより、例えばFeliCa(登録商標)などを用いた近距離通信機器と、Bluetooth(登録商標)等の使用周波数の異なる複数種の機器に対応させることができ、かつアンテナの小型化を図ることができる。また、上記実施形態で示した周波数共用アンテナは、携帯電話に限らず、その他の情報機器、電子機器、電力伝送などに使用でき、それにより機器の多用途化を図ることができる。
【符号の説明】
【0027】
11 ループアンテナ
12a、12b 給電端子
21 ループアンテナ
22a、22b 給電端子
23 誘電体基板
24 磁性体シート
31 コイルアンテナ
32a、32b コイルアンテナの給電端子
33 パッチアンテナ
34 パッチアンテナの給電点
35 誘電体基板
36 パッチアンテナ用グランド面
d1 コイルアンテナからパッチアンテナ用グランド面までの最小間隔
d2 パッチアンテナからパッチアンテナ用グランド面の外周までの最小間隔
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の周波数と、前記第1の周波数より高域の第2の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナであって、1ターン以上のループ形状を備える前記第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナで、かつ、前記ループアンテナの1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、前記第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λとしたことを特徴とする周波数共用アンテナ。
【請求項2】
前記電気長Leを、第2の周波数の波長λに等しく構成したことを特徴とする請求項1に記載の周波数共用アンテナ。
【請求項3】
前記ループアンテナは、背面に誘電体または磁性体を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の周波数共用アンテナ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の周波数共用アンテナを用いたことを特徴とする電子機器。
【請求項1】
第1の周波数と、前記第1の周波数より高域の第2の周波数の信号を送受信する周波数共用アンテナであって、1ターン以上のループ形状を備える前記第1の周波数における電磁誘導型のループアンテナで、かつ、前記ループアンテナの1ターンあたりの周回長さの電気長Leを、前記第2の周波数の波長λに対して、0.8λ≦Le≦1.2λとしたことを特徴とする周波数共用アンテナ。
【請求項2】
前記電気長Leを、第2の周波数の波長λに等しく構成したことを特徴とする請求項1に記載の周波数共用アンテナ。
【請求項3】
前記ループアンテナは、背面に誘電体または磁性体を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の周波数共用アンテナ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の周波数共用アンテナを用いたことを特徴とする電子機器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図2】
【図3】
【公開番号】特開2012−80476(P2012−80476A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−226170(P2010−226170)
【出願日】平成22年10月6日(2010.10.6)
【出願人】(000134257)NECトーキン株式会社 (1,832)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月6日(2010.10.6)
【出願人】(000134257)NECトーキン株式会社 (1,832)
【Fターム(参考)】
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