呼吸器の症状を治療又は予防する方法
本発明は、呼吸器症状又は1以上のその症候を予防、管理、治療又は改善するために設計された予防及び治療プロトコールを提供する。特に本発明は、環境因子又は呼吸器感染症により生じる呼吸器症状又は1以上の症候を予防、管理、治療又は改善するための方法を提供する。本発明は、併用療法、医薬組成物、製品及びキットを包含する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
呼吸器感染症又はその症候を患うヒト被験体において呼吸器感染症又はその症候を管理、治療又は改善する方法であって、該ヒト被験体に有効量のIL−9アンタゴニストを投与することを含む方法。
【請求項2】
呼吸器感染症を既に患ったことがある又は呼吸器感染症を同時に患っているヒト小児において1以上の喘息様症候又は喘息の発達、発症又は進行を防止する方法であって、該小児に有効量のIL−9アンタゴニストを投与することを含む方法。
【請求項3】
ヒト早産児、ヒト小児又はヒト幼児において喘鳴を予防、管理、治療又は改善する方法であって、該早産児、小児又は幼児に有効量のIL−9アンタゴニストを投与することを含む方法。
【請求項4】
喘鳴を患うヒト被験体において喘鳴を予防、管理、治療又は改善する方法であって、該ヒト被験体に有効量のIL−9アンタゴニスト及びIL−9アンタゴニストの投与以外の有効量の少なくとも1つの他の治療を投与することを含む方法。
【請求項5】
喘息若しくはアレルギー又はその1以上の症候を患うヒト被験体において喘息若しくはアレルギー又はその1以上の症候を予防、管理、治療又は改善する方法であって、該ヒト被験体に有効量のIL−9アンタゴニスト及び有効量の少なくとも1つの他の喘息若しくはアレルギー治療を投与することを含む方法。
【請求項6】
IL−9アンタゴニストがIL−9受容体(IL−9R)又はそのサブユニットに免疫特異的に結合する抗体である、請求項1、2、3、4又は5記載の方法。
【請求項7】
IL−9アンタゴニストがIL−9ポリペプチドに免疫特異的に結合する抗体である、請求項1、2、3、4又は5記載の方法。
【請求項8】
IL−9アンタゴニストの投与以外の有効量の少なくとも1つの他の治療を投与することをさらに含む、請求項1、2又は3記載の方法。
【請求項9】
呼吸器感染症がウイルス感染症、細菌感染症又は真菌感染症である、請求項1記載の方法。
【請求項10】
ウイルス感染症が、パラインフルエンザウイルス感染、インフルエンザウイルス感染又はメタニューモウイルス感染である、請求項9記載の方法。
【請求項11】
ウイルス感染症が呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染である、請求項9記載の方法。
【請求項12】
呼吸器感染症がウイルス感染症、細菌感染症又は真菌感染症である、請求項2記載の方法。
【請求項13】
ウイルス感染症が、パラインフルエンザウイルス感染、インフルエンザウイルス感染又はメタニューモウイルス感染である、請求項12記載の方法。
【請求項14】
ウイルス感染症がRSV感染である、請求項12記載の方法。
【請求項15】
治療が、免疫調節薬、抗炎症薬、抗ウイルス薬、抗生物質、抗真菌薬又は肥満細胞調節薬である、請求項8記載の方法。
【請求項16】
被験体に有効量の抗RSV抗原抗体を投与することをさらに含む、請求項11又は14記載の方法。
【請求項17】
抗RSV抗原抗体がパリビズマブである、請求項16記載の方法。
【請求項18】
ロイコトリエン調節薬を投与することをさらに含む、請求項1、2又は3記載の方法。
【請求項19】
ロイコトリエン調節薬がモンテルカスト、ザフィルルカスト、プランルカスト又はジレウトンである、請求項18記載の方法。
【請求項20】
治療が、免疫調節薬、抗炎症薬、抗ウイルス薬、抗生物質、抗真菌薬又は肥満細胞調節薬である、請求項4又は5記載の方法。
【請求項21】
被験体に、ロイコトリエン調節薬、抗ヒスタミン薬、抗IgE抗体、抗IL−4抗体又は肥満細胞プロテアーゼ阻害剤を投与することをさらに含む、請求項4又は5記載の方法。
【請求項22】
ロイコトリエン調節薬を投与することをさらに含む、請求項16記載の方法。
【請求項23】
IL−9アンタゴニストが非経口、経口又は鼻腔内投与される、請求項1、2、3、4又は5記載の方法。
【請求項24】
被験体が早産児、小児、幼児又は高齢者である、請求項1記載の方法。
【請求項25】
被験体が、気管支肺異形成、先天性心疾患、嚢胞性線維症、又は後天性若しくは先天性免疫不全を有する、請求項1記載の方法。
【請求項26】
被験体が、気管支肺異形成、先天性心疾患、嚢胞性線維症、又は後天性若しくは先天性免疫不全を有する、請求項2記載の方法。
【請求項27】
被験体が早産児、小児、幼児又は高齢者である、請求項4又は5記載の方法。
【請求項28】
被験体が、気管支肺異形成、先天性心疾患、嚢胞性線維症、又は後天性若しくは先天性免疫不全を有する、請求項4又は5記載の方法。
【請求項29】
呼吸器感染症が、ウイルス感染症、細菌感染症又は真菌感染症である、請求項7記載の方法。
【請求項30】
ウイルス感染症が、パラインフルエンザウイルス感染、インフルエンザウイルス感染又はメタニューモウイルス感染である、請求項29記載の方法。
【請求項31】
ウイルス感染症がRSV感染である、請求項29記載の方法。
【請求項32】
IL−9アンタゴニストの投与以外の有効量の少なくとも1つの他の治療を投与することをさらに含む、請求項7記載の方法。
【請求項33】
治療が、免疫調節薬、抗炎症薬、抗ウイルス薬、抗生物質、抗真菌薬又は肥満細胞調節薬である、請求項32記載の方法。
【請求項34】
ロイコトリエン調節薬、抗ヒスタミン薬、抗IgE抗体、抗IL−4抗体又は肥満細胞プロテアーゼ阻害剤を投与することをさらに含む、請求項7記載の方法。
【請求項35】
ロイコトリエン調節薬がモンテルカスト、ザフィルルカスト、プランルカスト又はジレウトンである、請求項34記載の方法。
【請求項36】
IL−9アンタゴニストが非経口、経口又は鼻腔内投与される、請求項7記載の方法。
【請求項1】
呼吸器感染症又はその症候を患うヒト被験体において呼吸器感染症又はその症候を管理、治療又は改善する方法であって、該ヒト被験体に有効量のIL−9アンタゴニストを投与することを含む方法。
【請求項2】
呼吸器感染症を既に患ったことがある又は呼吸器感染症を同時に患っているヒト小児において1以上の喘息様症候又は喘息の発達、発症又は進行を防止する方法であって、該小児に有効量のIL−9アンタゴニストを投与することを含む方法。
【請求項3】
ヒト早産児、ヒト小児又はヒト幼児において喘鳴を予防、管理、治療又は改善する方法であって、該早産児、小児又は幼児に有効量のIL−9アンタゴニストを投与することを含む方法。
【請求項4】
喘鳴を患うヒト被験体において喘鳴を予防、管理、治療又は改善する方法であって、該ヒト被験体に有効量のIL−9アンタゴニスト及びIL−9アンタゴニストの投与以外の有効量の少なくとも1つの他の治療を投与することを含む方法。
【請求項5】
喘息若しくはアレルギー又はその1以上の症候を患うヒト被験体において喘息若しくはアレルギー又はその1以上の症候を予防、管理、治療又は改善する方法であって、該ヒト被験体に有効量のIL−9アンタゴニスト及び有効量の少なくとも1つの他の喘息若しくはアレルギー治療を投与することを含む方法。
【請求項6】
IL−9アンタゴニストがIL−9受容体(IL−9R)又はそのサブユニットに免疫特異的に結合する抗体である、請求項1、2、3、4又は5記載の方法。
【請求項7】
IL−9アンタゴニストがIL−9ポリペプチドに免疫特異的に結合する抗体である、請求項1、2、3、4又は5記載の方法。
【請求項8】
IL−9アンタゴニストの投与以外の有効量の少なくとも1つの他の治療を投与することをさらに含む、請求項1、2又は3記載の方法。
【請求項9】
呼吸器感染症がウイルス感染症、細菌感染症又は真菌感染症である、請求項1記載の方法。
【請求項10】
ウイルス感染症が、パラインフルエンザウイルス感染、インフルエンザウイルス感染又はメタニューモウイルス感染である、請求項9記載の方法。
【請求項11】
ウイルス感染症が呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染である、請求項9記載の方法。
【請求項12】
呼吸器感染症がウイルス感染症、細菌感染症又は真菌感染症である、請求項2記載の方法。
【請求項13】
ウイルス感染症が、パラインフルエンザウイルス感染、インフルエンザウイルス感染又はメタニューモウイルス感染である、請求項12記載の方法。
【請求項14】
ウイルス感染症がRSV感染である、請求項12記載の方法。
【請求項15】
治療が、免疫調節薬、抗炎症薬、抗ウイルス薬、抗生物質、抗真菌薬又は肥満細胞調節薬である、請求項8記載の方法。
【請求項16】
被験体に有効量の抗RSV抗原抗体を投与することをさらに含む、請求項11又は14記載の方法。
【請求項17】
抗RSV抗原抗体がパリビズマブである、請求項16記載の方法。
【請求項18】
ロイコトリエン調節薬を投与することをさらに含む、請求項1、2又は3記載の方法。
【請求項19】
ロイコトリエン調節薬がモンテルカスト、ザフィルルカスト、プランルカスト又はジレウトンである、請求項18記載の方法。
【請求項20】
治療が、免疫調節薬、抗炎症薬、抗ウイルス薬、抗生物質、抗真菌薬又は肥満細胞調節薬である、請求項4又は5記載の方法。
【請求項21】
被験体に、ロイコトリエン調節薬、抗ヒスタミン薬、抗IgE抗体、抗IL−4抗体又は肥満細胞プロテアーゼ阻害剤を投与することをさらに含む、請求項4又は5記載の方法。
【請求項22】
ロイコトリエン調節薬を投与することをさらに含む、請求項16記載の方法。
【請求項23】
IL−9アンタゴニストが非経口、経口又は鼻腔内投与される、請求項1、2、3、4又は5記載の方法。
【請求項24】
被験体が早産児、小児、幼児又は高齢者である、請求項1記載の方法。
【請求項25】
被験体が、気管支肺異形成、先天性心疾患、嚢胞性線維症、又は後天性若しくは先天性免疫不全を有する、請求項1記載の方法。
【請求項26】
被験体が、気管支肺異形成、先天性心疾患、嚢胞性線維症、又は後天性若しくは先天性免疫不全を有する、請求項2記載の方法。
【請求項27】
被験体が早産児、小児、幼児又は高齢者である、請求項4又は5記載の方法。
【請求項28】
被験体が、気管支肺異形成、先天性心疾患、嚢胞性線維症、又は後天性若しくは先天性免疫不全を有する、請求項4又は5記載の方法。
【請求項29】
呼吸器感染症が、ウイルス感染症、細菌感染症又は真菌感染症である、請求項7記載の方法。
【請求項30】
ウイルス感染症が、パラインフルエンザウイルス感染、インフルエンザウイルス感染又はメタニューモウイルス感染である、請求項29記載の方法。
【請求項31】
ウイルス感染症がRSV感染である、請求項29記載の方法。
【請求項32】
IL−9アンタゴニストの投与以外の有効量の少なくとも1つの他の治療を投与することをさらに含む、請求項7記載の方法。
【請求項33】
治療が、免疫調節薬、抗炎症薬、抗ウイルス薬、抗生物質、抗真菌薬又は肥満細胞調節薬である、請求項32記載の方法。
【請求項34】
ロイコトリエン調節薬、抗ヒスタミン薬、抗IgE抗体、抗IL−4抗体又は肥満細胞プロテアーゼ阻害剤を投与することをさらに含む、請求項7記載の方法。
【請求項35】
ロイコトリエン調節薬がモンテルカスト、ザフィルルカスト、プランルカスト又はジレウトンである、請求項34記載の方法。
【請求項36】
IL−9アンタゴニストが非経口、経口又は鼻腔内投与される、請求項7記載の方法。
【図12】
【図13】
【図15】
【図16】
【図17】
【図19】
【図20】
【図13】
【図15】
【図16】
【図17】
【図19】
【図20】
【公表番号】特表2007−526208(P2007−526208A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−509963(P2006−509963)
【出願日】平成16年4月12日(2004.4.12)
【国際出願番号】PCT/US2004/011329
【国際公開番号】WO2004/091519
【国際公開日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(504333972)メディミューン,インコーポレーテッド (108)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年4月12日(2004.4.12)
【国際出願番号】PCT/US2004/011329
【国際公開番号】WO2004/091519
【国際公開日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(504333972)メディミューン,インコーポレーテッド (108)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]