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呼気捕集容器
説明

呼気捕集容器

【課題】使用前後の判別が容易で、かつ使用前の状態でのコンパクト化を図ること。
【解決手段】口部2および有底筒状の本体部3を有する容器体4を備え、口部2に吹き込まれた呼気を本体部3内に捕集する容器であって、口部2内には、該口部2に呼気が吹き込まれたときに呼気の流入圧により開放されるとともに、呼気の吹き込みが停止されたときに閉塞される開閉弁が設けられ、本体部3には、その軸線O1方向の全長にわたって延在する反転ライン部9が形成され、本体部3において反転ライン部9により軸線O1回りに区画された複数の区画部分3a、3bのうちの一部は、本体部3の内側に向けて陥没している呼気捕集容器20を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、口部および本体部を有する容器体を備え、口部に吹き込まれた呼気を本体部内に捕集する呼気捕集容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、この種の呼気捕集容器として、例えば下記特許文献1に記載された構成が知られている。該呼気捕集容器の本体部は、収縮自在な袋状部材により構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−304245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の呼気捕集容器では、本体部内に呼気を吹き込んでも、単に本体部が膨張変形するだけであり、当該呼気捕集容器が使用前のものか使用後のものかを判別するのが困難であった。
また呼気捕集容器は、その搬送時や保管時など、使用前にコンパクトであることが望まれているが、前記従来の呼気捕集容器では、使用前の状態でのコンパクト化に改善の余地があった。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、使用前後の判別が容易で、かつ使用前の状態でのコンパクト化を図ることができる呼気捕集容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る呼気捕集容器は、口部および有底筒状の本体部を有する容器体を備え、前記口部に吹き込まれた呼気を前記本体部内に捕集する呼気捕集容器であって、前記口部内には、該口部に呼気が吹き込まれたときに呼気の流入圧により開放されるとともに、呼気の吹き込みが停止されたときに閉塞される開閉弁が設けられ、前記本体部には、その軸線方向の全長にわたって延在する反転ライン部が形成され、前記本体部において前記反転ライン部により軸線回りに区画された複数の区画部分のうちの一部は、前記本体部の内側に向けて陥没していることを特徴とする。
【0007】
この発明では、口部に呼気を吹き込むと、口部内の開閉弁が呼気の流入圧により開放されて、口部を通して本体部内に呼気が流入する。すると本体部内の圧力が上昇し、陥没させられた区画部分が、反転ライン部を起点として本体部の外側に向けて反転変形する。そして、口部への呼気の吹き込みを停止すると、開閉弁が閉塞され、本体部内からの口部を通した呼気の流出が規制される。
【0008】
以上より、本体部の区画部分が陥没しているか否かにより、当該呼気捕集容器の使用の前後を確認することが可能になり、使用前後の判別を容易なものとすることができる。
また使用前の状態では、本体部における複数の区画部分の一部が陥没しているので、本体部を減容化することが可能になり、呼気捕集容器のコンパクト化を図ることができる。
さらに、使用前の複数の呼気捕集容器を同時に搬送や保管などする場合には、例えば、一の呼気捕集容器に他の呼気捕集容器を重ね合わせ、一の呼気捕集容器において本体部の区画部分が陥没させられることにより形成される本体部の陥没凹部内に、他の呼気捕集容器を配置すること等により、複数の呼気捕集容器を全体でコンパクトなものとすることができる。
【0009】
また、前記本体部は、前記反転ライン部により軸線回りに2つに区画され、これらの両区画部分のうち、一方の軟部分は、他方の硬部分よりも剛性が低い構成とされるとともに、前記本体部の内側に向けて陥没し、前記口部は、前記硬部分に配設されていてもよい。
【0010】
この場合、口部が本体部の硬部分に設けられているので、該口部が本体部の軟部分に設けられている場合に比べて、該軟部分を容易に反転変形させることができる。
またこのように、口部が、本体部の硬部分に設けられているので、軟部分の反転変形時に、口部が軟部分に追従して変位することがないので、口部の設計の自由度を高めることが可能になり、例えば口部の剛性を高める等することにより、口部からの呼気の吹き込みを容易なものとすることができる。
また、本体部が硬部分を備えているので、例えば本体部が袋状部材により構成されている場合に比べて、本体部を減容化した状態で本体部の形状を定形に確保し易くすることが可能になり、搬送時や保管時などの取扱い性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る呼気捕集容器によれば、使用前後の判別が容易で、かつ使用前の状態でのコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る呼気捕集容器となる原容器を示す側面図である。
【図2】図1に示す原容器の部分横断面を含む底面図である。
【図3】図1に示す原容器の部分縦断面を正面図である。
【図4】図1に示す原容器からなる呼気捕集容器を示す側面図である。
【図5】図4に示す呼気捕集容器の横断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る呼気捕集容器を構成する開閉弁の変形例を示す拡大縦断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る呼気捕集容器を構成する開閉弁の変形例を示す拡大縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る呼気捕集容器を説明する。本実施形態では、後に呼気捕集容器となる原容器を説明する。
図1に示すように、呼気捕集容器の原容器1は、口部2および有底筒状の本体部3を有する容器体4と、該口部2に着脱自在に装着されるキャップ5と、を備えている。
【0014】
容器体4は、例えば合成樹脂材料をブロー成形すること等により、口部2および本体部3が一体に形成された構成となっている。
本体部3は、口部2に連設される肩部6と、その下端部を閉塞する底部8と、肩部6と底部8との間に配置される筒状の胴部7と、により有底筒状に形成されている。なお以下では、本体部3の軸線O1方向に沿った本体部3の肩部6側を上側といい、底部8側を下側という。
【0015】
図2に示すように、前記軸線O1方向から見た本体部3の平面視形状は楕円形状となっている。
また図1および図2に示すように、本体部3には、前記軸線O1方向の全長にわたって延在する反転ライン部9が形成されており、本体部3は、反転ライン部9により前記軸線O1回りに2つ(複数)に区画されている。本実施形態では、反転ライン部9は、本体部3を周回するように延設されるとともに、前記軸線O1および本体部3の前記平面視形状における長軸O2の両軸O1、O2が位置する仮想面S上に配設されている。つまり反転ライン部9は、前記仮想面S上において胴部7の側面、肩部6、底部8を通る環状に形成されている。
【0016】
本体部3において反転ライン部9により2つに区画された両区画部分3a、3bのうち、一方の軟部分3bは、他方の硬部分3aよりも剛性が低い構成となっている。本実施形態では図2に示すように、軟部分3bは、硬部分3aよりも薄肉に形成されており、これにより、軟部分3bが硬部分3aよりも剛性が低い構成となっている。
【0017】
また、前記軸線O1方向から見た平面視において、硬部分3aおよび軟部分3bはそれぞれ円弧形状をなしており、硬部分3aがなす円弧形状の径は、軟部分3bがなす円弧形状の径よりも大きくなっている。そして反転ライン部9は、硬部分3a側から軟部分3b側に向かうに従い漸次、本体部3の内側に傾斜する傾斜面状に形成されている。
【0018】
図1に示すように、口部2は、前記軸線O1からずらされて配置されるとともに、口部2の口部軸線O3は、前記軸線O1と平行になっている。本実施形態では、口部2は、本体部3の硬部分3aにおいて肩部6により構成される部分に立設されている。
また図3に示すように、口部2内には、該口部2に呼気が吹き込まれたときに呼気の流入圧により開放されるとともに、呼気の吹き込みが停止されたときに閉塞される開閉弁10が設けられている。
【0019】
開閉弁10は、口部2に装着された装着部材11と、該装着部材11に装着された弁部材12と、を備えている。
装着部材11は、口部2の上端部に外嵌された外筒体13と、口部2の上端部内に嵌合されて口部2を閉塞する有底筒状の内筒体14と、を備えている。これらの外筒体13および内筒体14は、いずれも口部軸線O3と同軸に配置されるとともに、両筒体13、14の上端は、口部2の開口端縁上で連結されている。この構成によれば、口部2に呼気が吹き込まれたときに、呼気は、まず口部2内の内筒体14内に流入することとなる。
【0020】
内筒体14の底壁部14aには貫通孔15が形成されており、この貫通孔15は、口部軸線O3上に配置されている。
また図示の例では、内筒体14の周壁部14bにおける下端部は、該下端部よりも上側に位置する部分に比べて縮径している。
【0021】
弁部材12は、装着部材11の内筒体14の周壁部14bにおける下端部に外嵌された外嵌筒部16と、装着部材11の貫通孔15を下方から閉塞する弁体部17と、外嵌筒部16と弁体部17とを連結する弾性連結片18と、を備えている。
弁体部17は、外嵌筒部16の内径よりも小径とされるとともに口部軸線O3上に配置され、装着部材11における貫通孔15の開口周縁部15a(弁座部)に外周縁部が着座する板状に形成されている。該弁体部17には、内筒体14内に呼気が流入したときに、呼気の流入圧が貫通孔15を通して作用する。
【0022】
弾性連結片18は、口部軸線O3回りに間隔をあけて複数(例えば3つ)配置されるとともに、弁体部17に呼気の流入圧が作用したときに弾性変形して弁体部17を下方に弾性変位させる。これにより、装着部材11の貫通孔15が開放され、開閉弁10が開状態となる。また、前述の呼気の吹き込みが停止されると、弾性連結片18は復元変形して弁体部17を上方に復元変位させる。これにより、装着部材11の貫通孔15が閉塞され、開閉弁10が閉状態となる。
【0023】
また開閉弁10は、口部2を通した本体部3内への呼気の流入を許容し、かつ本体部3からの口部2を通した呼気の流出を阻止する逆止弁となっている。本実施形態では、本体部3から口部2を通して呼気が流出しようとしても、弁部材12の弁体部17に呼気の流出圧が作用することにより、装着部材11における貫通孔15の開口周縁部15aに弁体部17の外周縁部が圧接させられ、本体部3からの口部2を通した呼気の流出が阻止される。
【0024】
次に、図4および図5に示すように、本実施形態に係る呼気捕集容器20を説明する。
呼気捕集容器20は、原容器1における本体部3の軟部分3bを、前記仮想面Sに直交する反転方向の内側に向けて反転変形させて、陥没させることにより形成される。なおこのとき、例えば、原容器1の口部2からキャップ5および開閉弁10を取り外した状態で、原容器1における本体部3の軟部分3bを、前記反転方向に沿った本体部3の外側から押圧し、反転ライン部9を起点として前記反転方向に沿った本体部3の内側に向けて反転変形させることにより陥没させ、この陥没状態を維持させる。
【0025】
当該呼気捕集容器20では、軟部分3bが硬部分3a内に収容され、本実施形態では、本体部3において前記反転方向に沿った縦断面視、および本体部3における胴部7の横断面視の両断面視において、軟部分3bの内面と硬部分3aの内面とが互いにほぼ平行とされ、本体部3が扁平形状になっている。
【0026】
次に、前記呼気捕集容器20の作用について説明する。
この呼気捕集容器20は、口部2に吹き込まれた呼気を本体部3内に捕集するものであり、口部2に呼気を吹き込むと、口部2内の開閉弁10が呼気の流入圧により開放されて、呼気が、開閉弁10における装着部材11の内筒体14内、貫通孔15、口部軸線O3回りに隣り合う弾性連結片18の間、および口部2の下端部内を通して本体部3内に流入する。すると本体部3内の圧力が上昇し、陥没させられた軟部分3bが、反転ライン部9を起点として前記反転方向に沿った本体部3の外側に向けて反転変形する。そして、口部2からの呼気の吹き込みを停止すると、開閉弁10が閉塞され、本体部3内からの口部2を通した呼気の流出が規制される。
【0027】
以上説明したように、本実施形態に係る呼気捕集容器20によれば、本体部3の軟部分3bが陥没しているか否かにより、当該呼気捕集容器20の使用の前後を確認することが可能になり、使用前後の判別を容易なものとすることができる。
【0028】
また使用前の状態では、図4および図5に示すように、本体部3の軟部分3bが陥没しているので、本体部3を減容化することが可能になり、呼気捕集容器20のコンパクト化を図ることができる。
さらに本実施形態では、反転ライン部9が、前記仮想面S上に配設されているので、本体部3の軟部分3bが陥没していることにより、軟部分3bを硬部分3a内に収容し、本体部3を扁平形状にして効果的に減容化することが可能になり、呼気捕集容器20のコンパクト化を確実に図ることができる。
【0029】
また、使用前の複数の呼気捕集容器20を同時に搬送や保管などする場合には、例えば、一の呼気捕集容器20に他の呼気捕集容器20を重ね合わせ、一の呼気捕集容器20において本体部3の軟部分3bが陥没させられることにより形成される本体部3の陥没凹部19内に、他の呼気捕集容器20を配置すること等により、複数の呼気捕集容器20を全体でコンパクトなものとすることができる。
さらに本実施形態では、反転ライン部9が、前記仮想面S上に配設されているので、前記陥没凹部19を大きく形成することが可能になり、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
【0030】
また、口部2が本体部3の硬部分3aに設けられているので、該口部2が本体部3の軟部分3bに設けられている場合に比べて、該軟部分3bを容易に反転変形させることができる。
またこのように、口部2が、本体部3の硬部分3aに設けられているので、軟部分3bの反転変形時に、口部2が軟部分3bに追従して変位することがないので、口部2の設計の自由度を高めることが可能になり、例えば口部2の剛性を高める等することにより、口部2からの呼気の吹き込みを容易なものとすることができる。
【0031】
また、本体部3が硬部分3aを備えているので、例えば本体部3が袋状部材により構成されている場合に比べて、本体部3を減容化した状態で本体部3の形状を定形に確保し易くすることが可能になり、搬送時や保管時などの取扱い性を向上させることができる。
【0032】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、キャップ5はなくてもよい。また口部2は、本体部3の軟部分3bに設けられたり、硬部分3aと軟部分3bとを跨ぐように設けられたりしていてもよい。
【0033】
また開閉弁10は、前記実施形態に示したものに限られず、該口部2に呼気が吹き込まれたときに呼気の流入圧により開放されるとともに、呼気の吹き込みが停止されたときに閉塞される構成であれば、適宜変更することが可能であり、例えば図6および図7に示すような各構成を採用してもよい。
【0034】
図6に示す呼気捕集容器30では、開閉弁31の装着部材11における貫通孔15は、内筒体14の底壁部14aにおいて口部軸線O3上を回避した位置に、かつ口部軸線O3回りの同一仮想円上に互いに間隔をあけて複数配設されている。また、内筒体14の底壁部14aの下面において、前記仮想円の内側に位置する部分には、口部軸線O3回りに全周にわたって延在する弁座部32が形成されている。
また弁部材12の弁体部17は、口部軸線O3と同軸に配置された環状の弾性膜とされている。弁体部17の外周縁は、外嵌筒部16に連結されるとともに、弁体部17の内周縁は、内筒体14の底壁部14aにおける弁座部32に着座している。
この呼気捕集容器30の開閉弁31では、口部2に呼気が吹き込まれたときに、呼気の流入圧が貫通孔15を通して弁体部17に作用することにより、弁体部17が外周縁を起点として弾性変形する。このとき、弁体部17の内周縁が下方に向けて変位して弁座部32から離間し、装着部材11の貫通孔15が開放され、開閉弁31が開状態となる。また、前述の呼気の吹き込みが停止されると、弁体部17が復元変形して弁体部17の内周縁が弁座部32に着座し、装着部材11の貫通孔15が閉塞され、開閉弁31が平常体となる。
【0035】
さらに、図7に示す呼気捕集容器40では、開閉弁41の装着部材11における貫通孔15は、内筒体14の底壁部14aにおける口部軸線O3上に配設されている。
また弁部材12は、弾性体材料で有底筒状に形成されており、装着部材11の内筒体14の下端部内に嵌合されている。弁部材12の底壁部12aにおいて貫通孔15上に位置する部分には、該底壁部12aを貫通するスリット部42が形成されている。口部2に呼気が吹き込まれていない非流入状態では、弁部材12の底壁部12aにおけるスリット部42の周縁部42aが互いに当接してスリット部42が閉塞されており、開閉弁41は閉状態となっている。
この呼気捕集容器40の開閉弁41は、いわゆるスリット弁であり、該開閉弁41では、口部2に呼気が吹き込まれたときに、呼気の流入圧が弁部材12の底壁部12aに作用することにより、底壁部12aが弾性変形してスリット部42が広げられて開口し、開閉弁41が開状態となる。また、前述の呼気の吹き込みが停止されると、弁部材12の底壁部12aが復元変形してスリット部42が閉塞され、開閉弁41が閉状態となる。
なお図示の例では、弁部材12の底壁部12aは、口部軸線O3に直交する平板状に形成されているが、これに限られるものではない。例えば弁部材の底壁部は、下方に向けて漸次、縮径するように膨出する縮径膨出部を備え、該縮径膨出部にスリット部が形成された構成であってもよい。この場合、本体部から口部を通して呼気が流出しようとしても、縮径膨出部に呼気の流出圧が作用することにより、スリット部の周縁部が互いに圧接させられることなり、本体部からの口部を通した呼気の外部への流出がより確実に阻止されることとなる。
【0036】
また前記実施形態では、本体部3の硬部分3aが、軟部分3bよりも厚肉に形成されているものとしたが、この場合、例えば、硬部分3aが、積層構造で構成されるとともに、軟部分3bが、単層構造で構成されることにより、硬部分3aが軟部分3bよりも厚肉に形成されていてもよい。積層構造としては、硬部分3aに対応する部分が部分的に積層構造となるパリソンを用いてブロー成形する方法や、インサート成形や貼着、嵌合等によって硬部分3aの外面に外装材を配置する方法などを採用することができる。
【0037】
さらに前記実施形態では、本体部3の軟部分3bが、硬部分3aよりも薄肉に形成されることにより、軟部分3bの剛性が、硬部分3aの剛性よりも低くなっているものとしたが、これに限られるものではない。例えば硬部分3aと軟部分3bとで材質を異ならせる等することにより、互いの剛性を異ならせてもよい。
【0038】
また前記実施形態では、軟部分3bの剛性が、硬部分3aの剛性よりも低くなっているものとしたが、軟部分3bのうち、胴部7により構成される部分の剛性が、硬部分3aのうち、胴部7により構成される部分の剛性より高い構成を採用してもよい。
【0039】
また前記実施形態では、反転ライン部9は、硬部分3a側から軟部分3b側に向かうに従い漸次、本体部3の内側に傾斜する傾斜面状に形成されているものとしたが、これに限られるものではない。例えば、反転ライン部9は、本体部3の内側に向かうに従い漸次、縮幅するV溝状に形成されていてもよい。
【0040】
また前記実施形態では、反転ライン部9は、前記仮想面S上に配設されているものとしたが、これに限られず、前記仮想面Sからずらされて配設されていてもよい。
さらに反転ライン部9は、複数配設されていてもよい。この場合、複数の反転ライン部により、本体部が3つ以上の区画部分に区画されることとなるが、当該呼気捕集容器20では、これら3つ以上の区画部分のうちの一部である1つまたは2つの区画部分が、本体部の内側に向けて陥没した構成を採用することができる。
【0041】
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0042】
2 口部
3 本体部
3a 硬部分
3b 軟部分
4 容器体
9 反転ライン部
10、31、41 開閉弁
20、30、40 呼気捕集容器
O1 軸線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
口部および有底筒状の本体部を有する容器体を備え、
前記口部に吹き込まれた呼気を前記本体部内に捕集する呼気捕集容器であって、
前記口部内には、該口部に呼気が吹き込まれたときに呼気の流入圧により開放されるとともに、呼気の吹き込みが停止されたときに閉塞される開閉弁が設けられ、
前記本体部には、その軸線方向の全長にわたって延在する反転ライン部が形成され、
前記本体部において前記反転ライン部により軸線回りに区画された複数の区画部分のうちの一部は、前記本体部の内側に向けて陥没していることを特徴とする呼気捕集容器。
【請求項2】
請求項1記載の呼気捕集容器であって、
前記本体部は、前記反転ライン部により軸線回りに2つに区画され、
これらの両区画部分のうち、一方の軟部分は、他方の硬部分よりも剛性が低い構成とされるとともに、前記本体部の内側に向けて陥没し、
前記口部は、前記硬部分に配設されていることを特徴とする呼気捕集容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−159296(P2012−159296A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−17047(P2011−17047)
【出願日】平成23年1月28日(2011.1.28)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】