説明

哺乳動物メタニューモウイルスに対する抗体

本発明は、哺乳動物メタニューモウイルスのポリペプチドに免疫特異的に結合する抗体、前記抗体を含む組成物、およびそのような抗体を生成する方法を提供する。特に、本発明は、ヒトメタニューモウイルスのFタンパク質に免疫特異的に結合し、ヒトメタニューモウイルスを中和するモノクローナル抗体を提供する。本発明は、哺乳動物メタニューモウイルスのFタンパク質、哺乳動物呼吸器合胞体ウイルスのFタンパク質の双方と交差反応し、両ウイルスを中和する抗体も提供する。さらに、本発明は、哺乳動物メタニューモウイルスに対するヒト化抗体などの組換え抗体、およびそのような組換え抗体を生成する方法を提供する。さらに、本発明は、ヒトメタニューモウイルスなどの哺乳動物メタニューモウイルスによる感染の症状を治療、管理、改善し、および/またはその感染を予防する方法を提供する。本発明は、トリニューモウイルスのFタンパク質に免疫特異的に結合する抗体も提供する。トリニューモウイルスのFタンパク質に免疫特異的に結合する抗体は、トリニューモウイルスによる感染症の診断および治療に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(i)配列番号33〜116のいずれか1つのアミノ酸配列からなるタンパク質に免疫特異的に結合し、かつ(ii)以下のドメイン:
(a)配列番号2または10と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するVH、
(b)配列番号4または12と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するVH CDR1、
(c)配列番号6または14と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するVH CDR2、
(d)配列番号8または16と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するVH CDR3、
(e)配列番号18または26と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するVL、
(f)配列番号20または28と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するVL CDR1、
(g)配列番号22または30と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するVL CDR2、および
(h)配列番号24または32と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するVL CDR3
の1つ以上を含む、精製した抗体または抗体の断片。
【請求項2】
(i)配列番号33〜116のいずれか1つのアミノ酸配列を含むタンパク質に免疫特異的に結合し、かつ(ii)以下のドメイン:
(a)配列番号2または10のアミノ酸配列を有するVH、
(b)配列番号4または12のアミノ酸配列を有するVH CDR1、
(c)配列番号6または14のアミノ酸配列を有するVH CDR2、
(d)配列番号8または16のアミノ酸配列を有するVH CDR3、
(e)配列番号18または26のアミノ酸配列を有するVL、
(f)配列番号20または28のアミノ酸配列を有するVL CDR1、
(g)配列番号22または30のアミノ酸配列を有するVL CDR2、および
(h)配列番号24または32のアミノ酸配列を有するVL CDR3
の1つ以上を含む、精製した抗体または抗体の断片。
【請求項3】
モノクローナル抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項4】
キメラ抗体、ヒト化抗体または完全ヒト抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項5】
0.05μg/ml〜2μg/mlのIC50で哺乳動物メタニューモウイルスを中和する、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項6】
mAb234またはmAb338である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項7】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメインのうち2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、または全てを含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項8】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメイン(a)、(b)、(c)および(d)を含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項9】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメイン(a)を含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項10】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメイン(b)を含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項11】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメイン(c)を含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項12】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメイン(d)を含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項13】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメイン(e)を含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項14】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメイン(f)を含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項15】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメイン(g)を含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項16】
前記抗体または断片が、請求項1または2に列挙したドメイン(h)を含む、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項17】
RSVのFタンパク質に免疫特異的に結合する、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項18】
配列番号132〜154のアミノ酸配列のいずれか1つに免疫特異的に結合する、請求項17に記載の抗体。
【請求項19】
請求項1または2に記載の抗体の有効量と、製薬上許容しうる担体とを含む医薬組成物。
【請求項20】
請求項19に記載の医薬組成物の有効量を投与することを含む、哺乳動物メタニューモウイルスによる感染の症状を予防、治療、管理または改善する方法。
【請求項21】
請求項19に記載の医薬組成物の有効量を投与することを含む、呼吸器合胞体ウイルスによる感染の症状を予防、治療、管理または改善する方法。
【請求項22】
前記哺乳動物メタニューモウイルスがヒトメタニューモウイルスである、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記呼吸器合胞体ウイルスがヒト呼吸器合胞体ウイルスである、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
APVのFタンパク質に免疫特異的に結合する、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項25】
APVのFタンパク質に免疫特異的に結合する、請求項1または2に記載の抗体。

【図1−A】
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【図1−B】
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【図2−A】
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【図2−B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2008−538353(P2008−538353A)
【公表日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−505298(P2008−505298)
【出願日】平成18年2月15日(2006.2.15)
【国際出願番号】PCT/US2006/005692
【国際公開番号】WO2006/110214
【国際公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【出願人】(504333972)メディミューン,エルエルシー (108)
【Fターム(参考)】