説明

哺乳類における依存症の予防と治療のための薬剤組成物

アルコール又はコカインの依存症又は中毒、煙草の依存症又は中毒を治療し、アルコールの禁断症状を低下させ又は禁酒を援助し、アルコール摂取若しくは薬物乱用又はギャンブルなどの行動的依存症を軽減させるための薬剤組成物が開示される。本薬剤組成物は、オピオイド受容体アンタゴニストとCB−1受容体アンタゴニストと医薬的に許容される担体の治療的に有効な組み合わせからなる。これらの化合物の使用方法もまた提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、哺乳類(例、ヒト)におけるアルコール、コカイン、又は煙草の依存症又は中毒の治療のための、オピオイド受容体アンタゴニストとCB−1受容体アンタゴニストを含む薬剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
本願における用語「CB−1アンタゴニスト」は、完全アンタゴニスト及び部分アンタゴニストの双方、並びにGタンパク質共役型の1型カンナビノイド受容体の逆アゴニストを指称する。カンナビノイドCB1とCB2受容体調節物質の総説については、Pertwee,
R. G.,“Cannabinoid Receptor Ligands: Clinical and Neuropharmacological Considerations, Relevant to Future Drug Discovery and Development,”Exp. Opin. Invest. Drugs, 9 (7), 1553-1571 (2000)を参照されたい。本発明は、哺乳類(例、ヒト)のアルコール依存症又は中毒及びニコチン依存症又は中毒を治療するため、アルコール又はコカインの禁断作用を和らげるため、その他のアルコール禁止治療の成果を高めるため、並びに薬物乱用及びギャンブルなどの行動的依存症を治療するために使用することができる。
【0003】
本発明の化合物は、オピオイド受容体(例えば、μ、κ、δオピオイド受容体)に結合する。こうした受容体に結合する化合物は、オピオイド受容体によって調節される疾患、例えば、過敏性腸症候群、便秘、吐き気、嘔吐、及び動物とヒトのアレルギー性皮膚炎やアトピーのような掻痒性皮膚炎の治療に有用である可能性がある。また、オピオイド受容体に結合する化合物は、摂取障害、オピオイド過量摂取、うつ病、不安症、統合失調症、アルコールの乱用や依存症などのアルコール中毒、性的機能障害、ショック、卒中、脊髄損傷、及び頭蓋骨損傷の治療に必要とされてきた。
【0004】
また、本発明は、次のようなCB−1受容体アンタゴニストに関する:(1)米国仮出願第60/421874号(2002年10月28日出願、本願に参照として取り入れられる)に記載のプリン化合物、(2)米国仮出願第60/445728号(2003年2月6日出願、本願に参照として取り入れられる)に記載のピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン化合物、(3)米国仮出願第60/446450号(2003年2月10日出願、本願に参照として取り入れられる)に記載のピラゾロ[1,5−a]ピリミジン化合物、(4)米国仮出願第60/419621号(2002年10月18日出願、本願に参照として取り入れられる)に開示の1,4−及び2,4−二置換イミダゾール、(5)米国仮出願第60/432911号(2002年12月12日出願、本願に参照として取り入れられる)に記載の1−(1,5−ジアリール−1H−ピラゾール−3−イル)−2−(置換アミノ)−エタノン化合物、(6)米国仮出願第60/432911号(2002年12月12日出願、本願に参照として取り入れられる)に記載の1−(1,5−ジアリール−1H−ピラゾール−3−イル)−2−(置換アミノ)−エタノール化合物、(7)米国仮出願第60/432911号(2002年12月12日出願、本願に参照として取り入れられる)に記載の2−(1,5−ジアリール−1H−ピラゾール−3−イル)モルホリン化合物、(8)米国仮出願第60/432911号(2002年12月12日出願、本願に参照として取り入れられる)に記載の1−(1,2−ジアリール−1H−イミダゾール−4−イル)−2−(置換アミノ)−エタノン化合物。
【0005】
本発明の方法と薬剤組成物に使用可能な上記に掲げた特定のオピオイド受容体リガンドは、化学分野で公知のプロセス、例えば、WO03/035622(2003年5月1日公開、2003年4月14日出願の米国出願No.10/278142と60/462651、2003年4月14日出願の同60/462629、2003年4月14日出願の同60/462605に対応、これらは本願に全体的に参照として取り入れられる)に記載の方法によって製造することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
米国において、約1350万人が、アルコール乱用と依存症(AAD)を患っている。未治療アルコール依存者が、米国ヘルスケアの最大ユーザーの1つであり、各々のヘルスケア額の15%を消費している。また、生産性の損失、物的損害、及び早死に伴う間接的費用は、年間1000億ドルと推定される。僅かに20%が何らかの治療を受け、10%未満がアルコールの乱用と依存症に関する薬物治療を受けている。それでも、薬物投与により治療可能な疾患とますます考えられている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、アルコール又はコカインの依存症又は中毒、煙草の依存症又は中毒を治療し、アルコールの禁断症状を低下させ又は禁酒を援助し、アルコール摂取若しくは薬物乱用又はギャンブルなどの行動的依存症を軽減するための薬剤組成物に関するものであり、 (a)オピオイド受容体アンタゴニスト又はその医薬的に許容される塩、
(b)CB−1受容体アンタゴニスト又はその医薬的に許容される塩、及び
(c)医薬的に許容される担体、
を含んでなり、ここで、上記の活性物質(a)と(b)は、アルコール又はコカインの依存症又は中毒、煙草の依存症又は中毒を治療し、アルコールの禁断症状を低下させ又は禁酒を援助し、又はアルコール摂取若しくは薬物乱用又はギャンブルなどの行動的依存症を軽減するためにその組成物を有効にする量で存在する。治療に有効な薬剤の組み合わせは、オピオイド受容体とCB−1受容体アンタゴニストと医薬的に許容される担体からなる。
【0008】
米国仮出願No.60/421874は、次のものから選択されるCB−1受容体アンタゴニストのプリン化合物を記載している:
1−[9−(4−クロロ−フェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−3−エチルアミノ−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−3−イソプロピルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−{1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−フェニルピペリジン−4−イル}−エタノン;
{3−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−3−(1α,5α,6α)−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ジメチルアミン;
6−(1−ベンジルピロリジン−3−イルオキシ)−9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン;
9−(4−クロロフェニル)−6−(1−クロロヘキシルアゼチジン−3−イルオキシ)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン;
6−t−ブトキシ−9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン;
9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−6−イソプロポキシ−9H−プリン;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−プロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−フルオロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−プロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−プロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−9H−プリン−6−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド; 1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−ピロリジン−1−イル−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−エチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
4−アミノ−1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−メチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−フルオロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
8−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
9−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−1−メチル−4−オキサ−1,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−2−オン;
8−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−(4−フルオロフェニル)−ピペリジン−4−オール;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−フェニルピペリジン−4−オール;
4−ベンジル−1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−ピペリジン−4−オール;
4−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−ピペラジン−2−カルボン酸メチルアミド;
9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−9H−プリン;
9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−9H−プリン;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−フルオロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−イソプロピルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−イソプロピルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
4−アミノ−1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−エチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
8−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
4−アミノ−1−[9−(4−クロロ−フェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;及び
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物である。
【0009】
米国仮出願No.60/445728は、次のものから選択されるCB−1受容体アンタゴニストのピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン化合物を記載している:
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−(4−ピリミジン−2−イルピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−4−[(1S,4S)−5−メタンスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−[4−(プロパン−2−スルホニル)−ピペラジン−1−イル]−ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−メチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−フルオロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−イソプロピルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
3−アミノ−1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−メチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−ジメチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−{1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−フェニルピペリジン−4−イル}−エタノン;
3−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イルアミン;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−(4−フルオロフェニル)
ピペリジン−4−オール;
4−ベンジル−1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−ピペリジン−4−オール;
2−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−5−メチル−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
2−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
8−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
2−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−6,6−ジメチル−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
4−(1−ベンジルピロリジン−3−イルオキシ)−7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−4−(1−シクロヘキシルアゼチジン−3−イルオキシ)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−4−イソプロポキシ−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
4−t−ブトキシ−7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
ブチル−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−アミン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−ピペリジン−1−イル−ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−[2−(4−フルオロフェニル)−エチル]−アミン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミン;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−イソプロピルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
3−アミノ−1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;及び
8−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物である。
【0010】
米国仮出願No.60/446450は、次のものから選択されるCB−1受容体アンタゴニストのピラゾロ[1,5−a]ピリミジン化合物を記載している:
3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
3−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−[(1S,4S)−5−メタンスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−[4−(プロパン−2−スルホニル)−ピペラジン−1−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
3−アミノ−1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−6−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−イソプロピルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−5,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノ−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−メチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−{1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−フェニルピペリジン−4−イル}−エタノン;
3−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−(1a,5a,6a)−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イルアミン;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−(4−フルオロフェニル)−ピペリジン−4−オール;
4−ベンジル−1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−ピペリジン−4−オール;
8−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
2−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
8−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−6−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
2−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−5−メチル−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
7−(1−ベンジルピロリジン−3−イルオキシ)−3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−(1−シクロヘキシルアゼチジン−3−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;及び
8−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物である。
【0011】
米国仮出願No.60/419621は、次のものから選択されるCB−1受容体アンタゴニストの1,4−及び2,4−二置換イミダゾールを記載している:
5−(4−クロロ−フェニル)−3−(5−シクロヘキシル−1H−イミダゾール−2−イル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−3−(2−シクロヘキシル−3H−イミダゾール−4−イル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−3−[1−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−3−[1−(1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−フェニル)−4−メチル−3−[1−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−3−[1−(2,2−ジメチル−テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−4−メチル−1H−ピラゾール;
5−{2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−5−[1−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−2H−ピラゾール−3−イル}−2−メトキシ−ピリジン;及び
1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−3−[1−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1H−ピラゾール;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物である。
【0012】
米国仮出願No.60/432911は、次のものから選択されるCB−1受容体アンタゴニストの1−(1,5−ジアリール−1H−ピラゾール−3−イル)−2−(置換アミノ)−エタノール化合物を記載している:
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ピペリジン−1−イル−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−モルホリン−4−イル−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−[4−(1−メチル−1H−ピロ−ル−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イル]−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−[4−(1−メチル−シクロプロパンカルボニル)−ピペラジン−1−イル]−エタノン;
N−(1−{2−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−オキソ−エチル}−ピペリジン−4−イル)−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−モルホリン−4−イル−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ピペリジン−1−イル−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−(4−トリフルオロアセチル−ピペラジン−1−イル)−エタノン;
1−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ピロリジン−1−イル−エタノン;
1−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−[1,4]オキサゼパン−4−イル−エタノン;及び
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−(1−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル)−エタノン、
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物である。
【0013】
米国仮出願No.60/432911は、次のものから選択されるCB−1受容体アンタゴニストの1−(1,5−ジアリール−1H−ピラゾール−3−イル)−2−(置換アミノ)−エタノール化合物を記載している:
2−(ベンジル−イソプロピル−アミノ)−1−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−エタノール;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−エタノール;
1−{2−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ヒドロキシ−エチル}−4−イソプロピルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−エタノール;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ピペリジン−1−イル−エタノール;及び
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−モルホリン−4−イル−エタノール;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物である。
【0014】
米国仮出願No.60/432911は、次のものから選択されるCB−1受容体アンタゴニストの1−(1,2−ジアリール−1H−イミダゾール−4−イル)−2−(置換アミノ)−エタノン化合物を記載している:
1−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−2−ピペリジン−1−イル−エタノン;及び
1−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−2−モルホリン−4−イル−エタノン;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物である。
【0015】
本発明のもう1つのより具体的な態様において、オピオイド受容体アンタゴニストは次のものから選択される:
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
N−[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−アミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−アミド;
3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ベンズアミド;
3−[6−エチル−3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−アミド;
3−{1−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル}−ベンズアミド;
3−(1−インダン−2−イルメチル−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;
N−{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[1−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−ベンズアミド;
N−(3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[1−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
N−(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ベンズアミド;
3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−ベンズアミド;
3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
N−{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;及び
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド。
【0016】
好ましくは、オピオイド受容体アンタゴニストは次のものから選択される:
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
N−[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−アミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−アミド;
3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ベンズアミド;
3−[6−エチル−3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−アミド;
3−{1−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル}−ベンズアミド;
3−(1−インダン−2−イルメチル−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;
N−{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[1−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−ベンズアミド;
N−(3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[1−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
N−(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−ベンズアミド;
3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
N−{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;及び
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド。
【0017】
好ましくは、オピオイド受容体アンタゴニストは次のものから選択される:
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
N−[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−アミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−アミド;
3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ベンズアミド;
3−[6−エチル−3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−アミド;
3−{1−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル}−ベンズアミド;
3−(1−インダン−2−イルメチル−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;
N−{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[1−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−ベンズアミド;
N−(3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[1−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
N−(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−ベンズアミド;
3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
N−{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;及び
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド。
【0018】
また、本発明は、アルコール又はコカインの依存症又は中毒、煙草の依存症又は中毒を治療し、アルコールの禁断症状を低下させ又は禁酒を援助し、アルコール摂取若しくは薬物乱用又はギャンブルなどの行動的依存症を軽減する方法に関するものであり、
(a)オピオイド受容体アンタゴニスト又はその医薬的に許容される塩、
(b)CB−1受容体アンタゴニスト又はその医薬的に許容される塩、及び
(c)医薬的に許容される担体、
を含み、ここで、上記の活性物質(a)と(b)は、アルコール又はコカインの依存症又は中毒、煙草の依存症又は中毒を治療し、アルコールの禁断症状を低下させ又は禁酒を援助し、又はアルコール摂取若しくは薬物乱用又はギャンブルなどの行動的依存症を軽減するためにその組成物を有効にする量で存在する。
【0019】
CB−1受容体アンタゴニストとオピオイド受容体アンタゴニストは、その組成物を、
アルコール、コカイン又はニコチン中毒、アルコール禁断症状、薬物乱用その他の挙動的依存症の治療を有効にする量で存在する。本発明のより具体的な態様において、CB−1受容体アンタゴニストは、先に掲げたものである。
【0020】
本発明のもう1つのより具体的な態様において、オピオイド受容体アンタゴニストは次のものから選択される:
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
N−[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−アミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−アミド;
3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ベンズアミド;
3−[6−エチル−3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−アミド;
3−{1−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル}−ベンズアミド;
3−(1−インダン−2−イルメチル−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;
N−{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[1−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−ベンズアミド;
N−(3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[1−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
N−(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−ベンズアミド;
3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
N−{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;及び
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド。
【0021】
好ましくは、オピオイド受容体アンタゴニストは次のものから選択される:
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
N−[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−アミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−アミド;
3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ベンズアミド;
3−[6−エチル−3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−アミド;
3−{1−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル}−ベンズアミド;
3−(1−インダン−2−イルメチル−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;
N−{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[1−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−ベンズアミド;
N−(3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[1−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
N−(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−ベンズアミド;
3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
N−{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;及び
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド。
【0022】
本願における用語「治療する」は、その用語が適用される疾患若しくは状態、又はそうした疾患若しくは状態の1つ又はそれ以上の症状を、回復する、緩和する、抑制する又はその進行を遅延させることを言う。本願における用語「治療」は、「治療する」行為を指称し、「治療する」は先に定義した通りである。
【0023】
本願における用語「薬物乱用」、例えば「薬物中毒」や「アルコール中毒」は、特段の明記がない限り、物質の不適応な使用を指称し、生理的依存を伴う場合と伴わない場合がある。したがって、用語「薬物乱用」は、物質の乱用(例えば、ニコチン、アルコール、アンフェタミン、コカイン、又は、モルホリン、アヘン、若しくはヘロインのようなオピオイドの乱用)と物質の依存(例えば、ニコチン、アルコール、アンフェタミン、コカイン、又は、モルホリン、アヘン、若しくはヘロインのようなオピオイドの依存)の双方を含む。物質使用の不適応パターンは、その物質の繰り返しの使用に関係する再発性の重大な不利益結果に現れることがある。度重なる物質使用は、仕事、学校又は家庭における重要な役割的義務を果たせないという結果をもたらす可能性がある。物質の不適応な使用は、その物質の作用によって引き起こされる又は悪化される、絶えざる又は度重なる社会的又は個人間の問題(例、配偶者との口論、物理的な格闘)にもかかわらず、その物質の継続使用に巻き込ませ得る。物質使用の不適応パターンは、例えば、その物質に対する我慢、禁断症状、物質使用を減らす又は抑制しようとする努力の失敗によって顕在になる臨床的に重大な障害又は苦悩を生じさせることがあり、及び/又は、より大量の物質を摂取させ、及び/又は、意図するよりも長い期間にわたってその物質を摂取させることになり得る。中毒が形成され得る物質には、限定されるものではないが、上述した薬物(ニコチン、アルコールなど)、及びその他のもの、例えば、Valium(登録商標)のようなベンゾジアゼピンなどが挙げられる。
【0024】
本願における「行動的依存症」は、個人の教養への期待から顕著に逸脱し、蔓延的で頑固であり、経時的に不変であり、苦悩又は障害をもたらし、I軸(Axis I)又はII軸(Axis II)診断を伴うことがある継続的で一貫した行動パターンを意味する(1994; DSM-IV, American Psychiatric Association)。こうした診断には、限定されるものではないが、物質乱用(ニコチン、アルコール、麻薬、吸入剤)、ギャンブル、摂食障害及び衝動調節障害が挙げられる。
【0025】
化学分野の当業者は、本発明の特定の化合物が、特有の立体化学又は幾何構造中に存在して立体異性体や構造的異性体を生じさせる1つ又はそれ以上の原子を含み得ると認識するであろう。こうした異性体とそれらの混合物は、いずれも本発明に包含される。また、本発明の化合物の水和物も包含される。
【0026】
化学分野の当業者は、本発明で掲げるヘテロ原子含有置換基の特定の組み合わせが、生理的条件下で安定性が比較的低いであろう化合物を規定することを認識するであろう(例えば、アセタールを含むもの又は動物関連)。したがって、こうした化合物はより好ましくない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
オピオイド受容体アンタゴニストとの組み合わせにおいて、本発明は、CB−1受容体アンタゴニストとその医薬的に許容される塩を含む。
本発明の方法と薬剤組成物に使用可能な上記に掲げた特定のオピオイド受容体リガンドは、化学分野で公知のプロセス、例えば、WO03/035622(2003年5月1日公開、2003年4月14日出願の米国出願No.10/278142と60/462651、2003年4月14日出願の同60/462629、2003年4月14日出願の同60/462605に対応、これらは本願に全体的に参照として取り入れられる)に記載の方法によって製造することができる。
【0028】
本発明の化合物を製造するのに有用な製造方法のいくつかは、遠位の官能性(即ち、第1級アミン、第2級アミン、カルボキシル)の保護を必要とすることがある。こうした保護の必要性は、遠位の官能性の性質や製造方法の条件によって異なるであろう。こうした保護の必要性は、当業者によって容易に決めることができ、上記の出願の実施例に丁寧に記載されている。また、本発明に使用されるオピオイド受容体アンタゴニスト用の出発物質と試薬は、容易に入手することができ、又は有機合成の通常方法を用いて、当業者によって容易に合成することができる。ここで使用される化合物のいくつかは、天然に見出される化合物に関係又はそれらから誘導され、したがって、こうした化合物の多くは、市販され又は文献に記載されており、あるいは、文献に報告された方法によって、別の普通に入手可能な物質から容易に製造される。
【0029】
本発明に使用されるオピオイド受容体アンタゴニスト化合物のいくつかは、生理的条件でイオン化可能である。このため、例えば、本発明の化合物のいくつかは酸性であり、医薬的に許容されるカチオンと塩を形成する。こうした塩はいずれも本発明の範囲に含まれ、通常の方法によって製造可能である。例えば、必要に応じて水系、非水系、又は部分的水系の媒体中で、一般に化学量論比で酸性と塩基性の成分を単に接触させることにより、製造可能である。塩は、必要に応じて、濾過、非溶剤を用いた沈殿とその後の濾過、溶媒の蒸発、あるいは、水溶液の場合には、凍結乾燥によって回収される。
【0030】
また、本発明で使用されるオピオイド受容体アンタゴニストのいくつかは塩基性であり、医薬的に許容されるアニオンと塩を形成する。こうした塩はいずれも本発明の範囲に含まれ、通常の方法によって製造することができる。例えば、必要に応じて水系、非水系、又は部分的水系の媒体中で、一般に化学量論比で酸性と塩基性の成分を単に接触させることにより、製造可能である。塩は、必要に応じて、濾過、非溶剤を用いた沈殿とその後の濾過、溶媒の蒸発、あるいは、水溶液の場合には、凍結乾燥によって回収される。
また、本発明で使用されるオピオイド受容体アンタゴニストが水和物又は溶媒和物を形成するときも、それらは本発明の範囲に含まれる。
【0031】
本発明の化合物のいくつかはキラルであり、そのようなものとして、キラル合成ルートを介して製造に供され、あるいは、通常の分割又はクロマトグラフィ手段によって分離される。本発明の化合物のいずれの光学形態も本発明の範囲に含まれる。
【0032】
本発明で使用されるオピオイド受容体アンタゴニストの、哺乳類(例、ヒト)においてのアルコール依存症(例、物質依存症又は中毒)の治療における薬剤としての有効性は、通常のアッセイ、とりわけ下記のアッセイにおける本発明の化合物の活性によって実証される。また、こうしたアッセイは、本発明の化合物の活性をそれらの間で、また別な公知の化合物の活性との間で比較できる手段を提供する。これらの比較結果は、こうした疾病の治療のための、ヒトなどの哺乳類における投薬量レベルを決めるのに有用である。
【0033】
生物アッセイ
手順
生物活性
本発明の化合物は、μ、κ及びδオピオイド受容体に選択的なオピオイド受容体結合アッセイにおいて活性を呈することが見出されている。μ、κ及びδオピオイド受容体結合についてのアッセイは、次の手順にしたがって行うことができる。
【0034】
δオピオイド受容体についての化合物の親和性は、δオピオイド受容体リガンド[3H]−ナルトリンドールのNG108−15神経芽細胞腫−グリオーマ細胞に対する結合を用い、LawらのLaw,P.Y.,Koehler,J.E. and Loh,H. H.,“Comparison of Opioid Inhibition of Adenylate Cyclase Activity in Neuroblastoma N18TG2 and Neuroblastoma X Glioma NG108-15 Hybrid Cell Lines”, Molecular Pharmacology, 21:483-491 (1982)に記載のプロトコルの改良にしたがって評価することができる。Lawらは、本願において全体的に参照として取り入れられる。κオピオイド受容体についての化合物の親和性は、κ受容体に対する[3H]−ブレマゾシンの結合を用い、Robson, L.E., et al.,“Opioid Binding Sites of the Kappa-type in Guinea-pig Cerebellum”, Neuroscience (Oxford), 12(2):621-627 (1984)に記載のようにして評価することができる。Robsonらは、本願において全体的に参照として取り入れられる。μオピオイド受容体活性についての化合物の評価のためには、μ受容体リガンド[3H]−DAMGO(Perkin Elmer Life Sciences, Boston, Mass,;比放射能55Ci/ミリモル、1.5nM)が、ラットの前脳組織とともに用いられる。手短に言えば、放射性リガンド[3H]−DAMGOとテスト化合物を含む96ウェルのポリプロピレンプレートに、ラット前脳組織の粗膜調合液を添加して、結合を開始させ、約25℃で約90分間にわたってインキュベートする。アッセイは、ワラックフィルターマットBの上に50mMのトリスHCl(pH7.4)とともに急速濾過することによって終了させ、ベータプレートリーダー(ワラック)でカウントする。
【0035】
得られたデータは、グラフパッドプリズムのIC50解析ソフトウエアを用いて解析することができる。Ki値は、次の式にしたがい、グラフパッドプリズムを用いて計算するこ
とができる。
Ki=IC50/1+[3Hリガンド]/KD
ここで、IC50は、3Hリガンドの50%がテスト化合物に置き換わる濃度であり、KDは、受容体位置での3Hリガンドの解離定数である。
【0036】
下記に示すように、実施例の特定の化合物IのKi値は、上記のような脳組織に対するμオピオイド受容体結合アッセイにおいて測定した。この仕方で試験した化合物はいずれも、μオピオイド受容体について、約800nM又はそれ以下のKi値を有することが見出された。
【0037】
下記に示すように、実施例の特定の化合物による[3H]−DAMGO結合の阻害(%)は、上記のような脳組織に対するμオピオイド受容体結合アッセイにおいて測定した。100nMで試験した化合物の殆どは、10〜100%の範囲でμオピオイド受容体の[3H]−DAMGO結合を阻害することが見出された。
【0038】
CB−1受容体アンタゴニストの薬理試験
本発明の実施における本発明の化合物の有効性は、下記のプロトコルの少なくとも1つの活性によって実証することができる。
下記のプロトコルにおいて、次の頭字語を用いた。
BSA:ウシ血清アルブミン
DMSO:ジメチルスルホキシド
EDTA:エチレンジアミンテトラ酢酸
PBS:リン酸緩衝生理食塩水
EGTA:エチレングリコール−ビス(β−アミノエチルエーテル)N,N,N’,N’−テトラ酢酸
GDP:グアノシン二リン酸
sc:皮下
po:経口
ip:腹腔内
icv:脳心室内
iv:静脈内
3H]SR141716A:放射能標識のN−(ピペリジン−1−イル)−5−(4−クロロフェニル)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド塩酸塩(Amersham Biosciences, Piscataway, NJより入手)
3H]CP−55940:放射能標識の5−(1,1−ジメチルヘプチル)−2−[5−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシプロピル)−シクロヘキシル]−フェノール(NEN Life Science Products, Boston, MAより入手)
AM251:N−(ピペリジン−1−イル)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(4−ヨードフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド(TocrisTM, Ellisville, MOより入手)
【0039】
インビトロの生物的アッセイ
CB−1とCB−2の結合特性、及びカンナビノイド受容体リガンドの薬理的活性を測定するためのバイオアッセイシステムは、Roger G. Pertwee., “Pharmacology of Cannabinoid Receptor Ligands”Current Medicinal Chemistry, 6, 635-664 (1999)、及びWO92/02640(1990年8月8日出願の米国出願No.07/564075、本願に参照として取り入れられる)に記載されている。
【0040】
次のアッセイは、[3H]SR141716A(選択的な放射能標識のCB−1リガンド)と[3H]5−(1,1−ジメチルヘプチル)−2−[5−ヒドロキシ−2−(3−ヒ
ドロキシプロピル)−シクロヘキシル]−フェノール([3H]CP−55940;放射能標識のCB−1/CB−2リガンド)のそれぞれの受容体に対する結合を阻害する化合物を検出するために策定された。
【0041】
ラットCB−1受容体結合プロトコル
ペルフリーズ脳(Pel Freeze Biologicals, Rogers, Arkansasから入手)を細かく切り、組織調製緩衝液(5mMのトリスHCl(pH=7.4)と2mMのEDTA)の中に入れ、高速度でポリトロン処理を行い(polytroned)、氷上に15分間保持した。次いで、ホモジネートを1000×Gで5分間にわたり4℃にて遠心分離した。上清を回収し、100000×Gで1時間にわたり4℃にて遠心分離した。次いで、用いた脳ごとに25mlのTME(25nMのトリス(pH=7.4)、5mMのMgCl2、及び1mMのEDTA)の中にペレットを再懸濁した。タンパク質アッセイを行い、合計で20μgの組織分の200μlをアッセイに添加した。
【0042】
テスト化合物を薬剤緩衝液(0.5%BSA、10%DMSO、及びTME)で希釈した後、25μlをデープウエル型ポリプロピレンプレートに加えた。[3H]SR141716Aをリガンド緩衝液(0.5%BSA+TME)で希釈し、25μlをプレートに加えた。BCAタンパク質アッセイを用いて適切な組織濃度を決めた後、適切な濃度のラット脳組織200μlをプレートに加えた。プレートにカバーを掛け、20℃のインキュベータに60分間入れた。インキュベート期間の終わりに、250μlの停止緩衝液(5%BSA+TME)を反応プレートに加えた。次いで、BSA(5mg/ml)とTMEに予め浸しておいたGF/Bフィルタマットの上に、Skatronによってプレートをハーベストした。各フィルタを2回洗浄した。フィルタを一晩乾燥した。翌朝、フィルタをワラックベータプレートTMカウンター(PerkinElmer Life SciencesTM,Boston, MAより入手)でカウントした。
【0043】
ヒトCB−1受容体結合プロトコル
CB−1受容体cDNA(コネティカット大学、Dr. Debra Kendallより入手)を用いて形質移入したヒト胎生期腎細胞293(HEK293)を、ホモジナイズ用緩衝液(10mMのEDTA、10mMのEGTA、10mMの重炭酸ナトリウム、タンパク質分解酵素抑制剤;pH=7.4)でハーベストし、Dounceホモジナイザーを用いて均一化した。次いで、ホモジネートを1000×Gで5分間にわたり4℃にて遠心分離した。上清を回収し、25000×Gで20分間にわたり4℃にて遠心分離した。次いで、ホモジナイズ用緩衝液10mlの中に再懸濁させ、25000×Gで20分間にわたり4℃にて再度遠心分離した。得られたペレットを、1mlのTME(5mMのMgCl2と1mMのEDTAを含む25mMのトリス緩衝液(pH=7.4))の中に再懸濁した。タンパク質アッセイを行い、合計で20μgの組織分の200μlをアッセイに添加した。
【0044】
テスト化合物を、薬剤緩衝液(0.5%BSA、10%DMSO、及びTME)で希釈した後、25μlをデープウエル型ポリプロピレンプレートに加えた。[3H]SR141716Aをリガンド緩衝液(0.5%BSA+TME)で希釈し、25μlをプレートに加えた。プレートにカバーを掛け、30℃のインキュベータに60分間入れた。インキュベート期間の終わりに、250μlの停止緩衝液(5%BSA+TME)を反応プレートに加えた。次いで、BSA(5mg/ml)とTMEに予め浸しておいたGF/Bフィルタマットの上にSkatronによってプレートをハーベストした。各フィルタを2回洗浄した。フィルタを一晩乾燥した。翌朝、フィルタをワラックベータプレートTMカウンター(PerkinElmer Life SciencesTM, Boston, MAより入手)でカウントした。
【0045】
CB−2受容体結合プロトコル
CB−2cDNA(コネティカット大学、Dr. Debra Kendallより入手)を用いて形質
移入したチャイニーズハムスター卵巣細胞−K1(CHO−K1)細胞を、組織調製用緩衝液(2mMのEDTAを含む5mMのトリスHCl緩衝液(pH=7.4))でハーベストし、高速度でポリトロン処理し、氷上に15分間保持した。次いで、ホモジネートを1000×Gで5分間にわたり4℃にて遠心分離した。上清を回収し、100000×Gで1時間にわたり4℃にて遠心分離した。次いで、用いた脳ごとに、25mlのTME(5mMのMgCl2と1mMのEDTAを含む25mMのトリス緩衝液(pH=7.4))の中にペレットを再懸濁した。タンパク質アッセイを行い、合計で10μgの組織分の200μlをアッセイに添加した。
【0046】
テスト化合物を薬剤緩衝液(0.5%BSA、10%DMSO、及び80.5%TME)で希釈した後、25μlをデープウエル型ポリプロピレンプレートに加えた。[3H]CP−55940をリガンド緩衝液(0.5%BSAと99.5%TME)で希釈した後、25μlを各ウェルに1nMの濃度で加えた。BCAタンパク質アッセイを用いて適切な組織濃度を決めた後、適切な濃度の組織200μlをプレートに加えた。プレートにカバーを掛け、30℃のインキュベータに60分間入れた。インキュベート期間の終わりに、250μlの停止緩衝液(5%BSA+TME)を反応プレートに加えた。次いで、BSA(5mg/ml)とTMEに予め浸しておいたGF/Bフィルタマットの上にSkatronフォーマットによってプレートをハーベストした。各フィルタを2回洗浄した。フィルタを一晩乾燥した。次いで、フィルタをワラックベータプレートTMカウンターでカウントした。
【0047】
CB−1GTPγ[35S]結合アッセイ
ヒトのCB−1受容体cDNAを用いて安定して形質移入したCHO−K1細胞から膜を調製した。膜は、Bassらによる“Identification and characterization of novel
somatostatin antagonists,” Molecular Pharmacology, 50, 709-715 (1996)に記載のようにして細胞から調製した。50mMのトリスHCl(pH7.4)、3mMのMgCl2(pH7.4)、10mMのMgCl2、20mMのEGTA、100mMのNaCl、30μMのGDP、0.1%のウシ血清アルブミン、及び次のタンパク質分解酵素抑制剤:100μg/mlのバシトラシン、100μg/mlのベンズアミジン、5μg/mlのアプロチニン、5μg/mlのロイペプチンからなるアッセイ緩衝液の中に、1ウェルあたり100pMのGTPγ[35S]と10μgの膜を用い、96ウェルのフラッシュプレートTMフォーマットの中で、各2回にわたり、GTPγ[35S]結合アッセイを行った。次いで、アッセイ混合物を、増加する濃度のアンタゴニスト(10-10M〜10-5M)とともに10分間にわたってインキュベートし、カンナビノイドアゴニストCP−55940(10μM)でチャレンジした。アッセイは、30℃で1時間にわたって行った。次いで、2000×Gで10分間にわたり、フラッシュプレートTMを遠心分離した。次いで、グラフパッドによるプリズムTMを用いて行ったワラックマイクロベータEC50計算を用い、GTPγ[35S]結合促進を定量した。アゴニストの不在下でインバースアゴニズムを測定した。
【0048】
CB−1FLIPRに基づく機能性アッセイプロトコル
ヒトのCB−1受容体cDNA(コネティカット大学、Dr. Debra Kendallより入手)と広宿主域(promiscuous)GプロテインG16を用いて同時形質移入したCHO−K1細胞をこのアッセイに用いた。細胞は、48時間前に、コラーゲンでコートした384ウェルの黒い透明なアッセイプレートの上に、1ウェルあたり12500細胞を蒔いた。2.5mMのプロベニシドとプルロン酸(0.04%)を含むDMEM(Gibco)の中の4μMのFluo−4AM(Molecular Probes)を用い、1時間にわたって細胞をインキュベートした。次いで、HEPES緩衝生理食塩水(プロベネシド2.5mMを含む)を用いてプレートを3回洗浄し、過剰の色素を除去した。20分後、プレートを個々にFLIPRに加え、80秒間にわたって蛍光レベルを連続的にモニターした。20秒のベースラインの後、化合物の添加を全ての384ウェルに同時に行った。アッセイは3回ずつ行い、6点の濃度−応答曲線が得られた。その後、アンタゴニスト化合物を3μMのWIN55212−2(アゴニスト)でチャレンジした。データはグラフパッドのプリズムを用いて解析した。
【0049】
インバースアゴニストの検出
下記の無傷細胞を用いたサイクリックAMPアッセイプロトコルを、インバースアゴニスト活性を測定するために用いた。
1つのウェルあたり10000〜14000細胞の裁植密度と1つのウェルあたり100μlの濃度で、96ウェルのプレートに細胞を蒔いた。プレートを37℃のインキュベータの中で24時間にわたってインキュベートした。培地を除去し、無血清培地(100μl)を添加した。次いで、プレートを37℃で18時間にわたってインキュベートした。
【0050】
1mMのIBMXを含む無血清培地を各ウェルに添加した後、0.1%のBSAを含むPBSで10倍に希釈した10μlのテスト化合物(50%DMSO/PBSの中の1:10とした原液(DMSO中の化合物25mM))を添加した。37℃で20分間にわたってインキュベートした後、2μMのフォルスコリを添加し、次いで37℃でさらに20分間にわたってインキュベートした。培地を除去し、100μlの0.01NのHClを添加し、次いで室温で20分間にわたってインキュベートした。細胞の可溶化液(75μl)を、フラッシュプレート中のアッセイ緩衝液25μl(NEN Life Science Products Boston, MAから入手可能なフラッシュプレートTMcAMPアッセイキット中にて供給)とともに加えた。cAMP基準品、及びcAMPトレーサーはキットのプロトコルにしたがって添加した。次いで、フラッシュプレートを4℃で18時間にわたってインキュベートした。ウェルの中身を吸出し、シンチレーションカウンターで計測した。
【0051】
インビボの生物学的アッセイ
Δ9−テトラヒドロカンナビノール(Δ9−THC)やCP−55940のようなカンナビノイドアゴニストは、集合的にテトラド(tetrad)として知られる、マウスにおける4つの特徴的挙動に影響を及ぼすことが示されている。これらの挙動の説明については、Smith, P. B., et al.“The pharmacological activity of anandamide, a putative endogenous cannabinoid, in mice.”J. Pharmacol. Exp. Ther., 270 (1), 219-227 (1994)、及びWiley, J., et al.“Discriminative stimulus effects of anandamide in rats,”Eur. J. Pharmacol., 276 (1-2), 49-54 (1995)を参照されたい。下記に示す自発運動、強硬性、低体温性、及びホットプレートアッセイにおけるこれらの活性の回復は、CB−1アンタゴニストのインビボ活性についてのスクリーニングを提供する。
【0052】
全てのデータは、次式:(CP/アゴニスト−媒体/アゴニスト)/(媒体/媒体−媒体/アゴニスト)を用い、アゴニスト単独に対しての回復%として表される。負の数は、アゴニスト活性又は非アンタゴニスト活性の増強作用を示す。正の数は、その特定のテストについての活性の回復を示す。
【0053】
自発運動
オスのICRマウス(n=6)(17〜19g、Charles River Laboratories, Inc., Wilmington, MA)をテスト化合物(sc、po、ip、又はicv)で前処理した。15分後、マウスをCP−55940(sc)でチャレンジした。アゴニスト注入から25分後、清潔な木材の削りくずを入れた透明なアクリル製カゴ(431.8cm×20.9cm×20.3cm)の中にマウスを入れた。被験体を合計で約5分間にわたって周辺探索させ、カゴの上に配置した赤外線動作検出器(Coulbourn InstrumentsTM, Allentown, PAから入手可能)によって活動度を記録した。データをコンピュータに集め、「行動単位」と
して表した。
【0054】
強硬性
オスのICRマウス(n=6)(到着時17〜19g)を、テスト化合物(sc、po、ip、又はicv)で前処理した。15分後、マウスをCP−55940(sc)でチャレンジした。注入の90分後、約12インチの高さのリング立てに取り付けた6.5cmの鋼製リングの上にマウスを置いた。リングを水平方向に装着し、マウスに前足と後足で周縁を把持させてマウスをリングの隙間にぶら下げた。マウスが完全に動かない時間(呼吸器官の動きは除く)を3分間にわたって記録した。
データは、不動性の評点%として表した。この評点は、マウスが不動のままでいる秒数を観察の合計期間で割算し、100を掛けることにより計算した。次いで、アタゴニストからの回復%を計算した。
【0055】
低体温性
オスのICRマウス(n=5)(到着時17〜19g)をテスト化合物(sc、po、ip、又はicv)で前処理した。15分後、マウスをカンナビノイドアゴニストCP−55940(sc)でチャレンジした。アゴニスト注入の65分後、直腸温度を測った。これは、小さな測温探針を直腸の中に約2〜2.5cm挿入することによって行った。温度は10分の1℃の単位で記録した。
【0056】
ホットプレート
オスのICRマウス(n=7)(到着時17〜19g)をテスト化合物(sc、po、ip、又はiv)で前処理した。15分後、マウスをカンナビノイドアゴニストCP−55940(sc)でチャレンジした。45分後、標準ホットプレートメーター(Columbus Instruments)を用い、各マウスを無痛覚の回復についてテストした。ホットプレートは、10”×10”×0.75”であり、周りに透明なアクリル壁を備えていた。キック、なめること、後足のはね、又は踏み台からのジャンプまでの潜伏時間を10分の1秒の単位で記録した。タイマーは実験者が作動させ、各テストは40秒間の中断を有した。データは、アゴニスト誘発の無痛覚の回復%として表した。
【0057】
本発明の組成物の投与は、本発明の化合物を全身及び/又は局部に搬送する任意の方法によることができる。これらの方法には、経口ルートや経皮ルートなどが挙げられる。一般に、本発明の化合物は経口投与されるが、非経口投与も採用できる(例、静脈内、筋肉内、皮下、又は延髄内)。本発明の2つの異なる化合物を、同時に又は任意の順序で連続して共投与することができ、あるいは、医薬的に許容される担体の中に上記のようなオピオイド受容体アンタゴニストと上記のようなCB−1受容体アンタゴニストを含む1つの薬剤組成物を投与することもできる。
【0058】
投与される化合物の量とタイミングは、当然ながら、処方する医者の判断によるであろう。したがって、患者間での相違のため、下記に示す投与量は指針であって、医者が個々の患者に適切と考える活性を得るため、医者は薬剤の用量を規定することができる。所望の活性程度を考慮するにおいて、医者は、認知機能、患者の年齢、先在疾患の存在、及び他の疾患の存在(例、心臓血管)のような種々の因子を調和させなければならない。下記の段落は、本発明の各種の成分についての好ましい投与範囲を提示する(ヒトの平均体重70kgを基準とする)。
【0059】
一般に、オピオイド受容体化合物又はその医薬的に許容される塩の有効投与量は、経口、経皮(例、パッチの使用による)、非経口(例、静脈内)、直腸、局所、又は吸入によって投与することができる。一般に、本願で記載の疾患又は状態を治療するための毎日の投与量は、治療すべき動物の体重1kgあたり約0.01〜100mg、好ましくは、1kgあたり約0.1〜10mgである。例えば、化合物又はその医薬的に許容される塩は、平均体重(約70kg)の大人の人間を治療するために、1日あたり約0.1mgから約10gまで、好ましくは、1日あたり約1mg〜約1gの用量で、1回で又は分割して(即ち、複数回)投与することができる。上記の投与量の範囲における変更は、治療される動物の体重、年齢、及び状態、苦痛の重大度、及び選択される投与の特定のルートのような既知の検討事項を考慮しながら、通常の技量の医者によってなされることができる。
【0060】
一般に、本発明の組合せ組成物と方法において使用されるときのCB−1受容体アンタゴニストの有効投与量は、0.001〜200mg/kg/日、好ましくは、0.005〜10.0mg/kg/日の範囲である。
【0061】
本発明の組成物は、一般に、本発明の化合物の少なくとも1つとともに、医薬的に許容される媒体又は希釈剤を含む薬剤組成物の形態で投与される。即ち、本発明の組成物は、任意の通常の経口、非経口、又は経皮の投与形態で個々に又は一緒に投与することができる。
【0062】
経口投与に関し、薬剤組成物は、溶液、サスペンジョン、錠剤、ピル、カプセル、粉末などの形態を採ることができる。クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、及びリン酸カルシウムのような種々の賦形剤を含む錠剤が、スターチ、好ましくは、ポテト又はタピオカスターチ、及び特定の複合シリケートのような種々の崩壊剤とともに、及びポリビニルピロリドン、サッカロース、ゼラチン、及びアカシアのような結合剤とともに使用される。また、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、及びタルクのような滑沢剤が、錠剤化の目的に非常に有用であることが多い。また、同様なタイプの固体組成物も、軟質又は硬質充填のゼラチンカプセルの充填剤として採用され、また、この関連の好ましい材料は、ラクトースや乳糖、及び高分子量のポリエチレングリコールが挙げられる。水系サスペンジョン及び/又はエリキシル剤が経口投与のために望まれる場合、本発明の化合物は、種々の甘味剤、矯味矯臭剤、着色剤、乳化剤、及び/又は懸濁剤、並びに、水、エタノール、ポリエチレングリコール、グリセリンのような希釈剤、及び種々のこれらの組み合わされたものとさらに組み合わせることができる。
【0063】
非経口投与のため、ゴマ油若しくはピーナッツ油中の溶液又はポリエチレングリコール水溶液、並びに、対応する水溶性塩の殺菌した水溶液を使用することができる。こうした水溶液は、必要により、適切に緩衝され、液体希釈剤が、先ず、十分な生理食塩水又はグルコースで等浸透圧にされる。こうした水溶液は、静脈内、筋肉内、皮下、及び腹腔内の注射目的に特に適切である。これに関して、採用される殺菌水系媒体はいずれも、当業者によく知られた標準的技術によって容易に得ることができる。
経皮(例、局所)投与のため、希薄な殺菌をした水溶液又は部分的水溶液(通常約0.1〜0.5%の濃度)、あるいは、上記の非経口溶液と同様なものが製造される。
【0064】
特定の量の活性成分を含む種々の薬剤組成物の製造方法は、当業者には公知であり、あるいは、本願の開示事項に照らして明らかであろう。例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Company, Easter, Pa., 15th Edition (1975)を参照されたい。
【0065】
本発明による薬剤組成物は、1つ又はそれ以上の本発明の化合物を0.1%〜95%、好ましくは1%〜70%含むことができる。いずれの場合も、投与されるべき組成物又は製剤は、本発明によるある量の1つ又はそれ以上の化合物を、治療される対象により治療に有効な量で含むことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルコール又はコカインの依存症又は中毒、煙草の依存症又は中毒を治療し、アルコールの禁断症状を低下させ又は禁酒を援助し、アルコール摂取若しくは薬物乱用又はギャンブルなどの行動的依存症を軽減するための薬剤組成物であって、
(a)オピオイド受容体アンタゴニスト又はその医薬的に許容される塩、
(b)CB−1受容体アンタゴニスト又はその医薬的に許容される塩、及び
(c)医薬的に許容される担体、
を含み、活性物質の上記(a)と(b)は、アルコール又はコカインの依存症又は中毒、煙草の依存症又は中毒を治療し、アルコールの禁断症状を低下させ又は禁酒を援助し、又はアルコール摂取若しくは薬物乱用若しくは行動的依存症を軽減するためにその組成物を有効にする量で存在する、上記薬剤組成物。
【請求項2】
CB−1受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
1−[9−(4−クロロ−フェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−3−エチルアミノ−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロ−フェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−3−エチルアミノ−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−3−イソプロピルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−{1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−フェニルピペリジン−4−イル}−エタノン;
{3−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−3−(1α,5α,6α)−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ジメチルアミン;
6−(1−ベンジルピロリジン−3−イルオキシ)−9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン;
9−(4−クロロフェニル)−6−(1−シクロヘキシルアゼチジン−3−イルオキシ)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン;
6−t−ブトキシ−9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン;
9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−6−イソプロポキシ−9H−プリン;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−プロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−フルオロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−プロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−プロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−9H−プリン−6−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド; 1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−ピロリジン−1−イル−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−エチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
8−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
9−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−1−メチル−4−オキサ−1,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−2−オン;
8−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−(4−フルオロフェニル)−ピペリジン−4−オール;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−フェニルピペリジン−4−オール;
4−ベンジル−1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−ピペリジン−4−オール;
4−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−ピペラジン−2−カルボン酸メチルアミド;
9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−9H−プリン;
9−(4−クロロフェニル)−8−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−9H−プリン;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−フルオロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−イソプロピルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−イソプロピルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
4−アミノ−1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−エチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
8−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
4−アミノ−1−[9−(4−クロロ−フェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;及び
1−[9−(4−クロロフェニル)−8−(2−クロロフェニル)−9H−プリン−6−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項3】
CB−1受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ピラゾール[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−(4−ピリミジン−2−イルピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−4−[(1S,4S)−5−メタンスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−[4−(プロパン−2−スルホニル)−ピペラジン−1−イル]−ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−メチルアミノピペリジン−
4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−フルオロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−イソプロピルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
3−アミノ−1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−メチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−ジメチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−{1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−フェニルピペリジン−4−イル}−エタノン;
3−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イルアミン;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−(4−フルオロフェニル)−ピペリジン−4−オール;
4−ベンジル−1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−ピペリジン−4−オール;
2−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−5−メチル−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
2−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
8−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
2−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−6,6−ジメチル−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
4−(1−ベンジルピロリジン−3−イルオキシ)−7−(2−クロロフェニル)−8
−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−4−(1−シクロヘキシルアゼチジン−3−イルオキシ)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−4−イソプロポキシ−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
4−t−ブトキシ−7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
ブチル−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−アミン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−ピペリジン−1−イル−ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−[2−(4−フルオロフェニル)−エチル]−アミン;
7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチル−4−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン;
[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミン;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−3−イソプロピルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
3−アミノ−1−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;及び
8−[7−(2−クロロフェニル)−8−(4−クロロフェニル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−4−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項4】
CB−1受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
3−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−[(1S,4S)−5−メタンスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−[4−(プロパン−2−スルホニル)−ピペラジン−1−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
3−アミノ−1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−6−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−イソプロピルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−5,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノ−アゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−メチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド; 1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;
1−{1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−フェニルピペリジン−4−イル}−エタノン;
3−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−(1a,5a,6a)−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イルアミン;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−(4−フルオロフェニル)−ピペリジン−4−オール;
4−ベンジル−1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−ピペリジン−4−オール;
8−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
2−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
8−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−6−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−1−イソプロピル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン;
2−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−5−メチル−2,5,7−トリアザスピロ[3.4]オクタン−8−オン;
7−(1−ベンジルピロリジン−3−イルオキシ)−3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−7−(1−シクロヘキシルアゼチジン−3−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−エチルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド; 1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−4−イソプロピルアミノピペリジン−4−カルボン酸アミド;及び
1−[3−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]−3−エチルアミノアゼチジン−3−カルボン酸アミド;並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項5】
CB−1受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
5−(4−クロロ−フェニル)−3−(5−シクロヘキシル−1H−イミダゾール−2−イル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−3−(2−シクロヘキシル−3H−イミダゾール−4−イル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−3−[1−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−3−[1−(1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−フェニル)−4−メチル−3−[1−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1H−ピラゾール;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−3−[1−(2,2−ジメチル−テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−4−メチル−1H−ピラゾール;
5−{2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−4−メチル−5−[1−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−2H−ピラゾール−3−イル}−2−メトキシ−ピリジン;及び
1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−3−[1−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1H−ピラゾール;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又は、これらの化合物又は塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項6】
CB−1受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ピペリジン−1−イル−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−モルホリン−4−イル−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−[4−(1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イル]−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−[4−(1−メチル−シクロプロパンカルボニル)−ピペラジン−1−イル]−エタノン;
N−(1−{2−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−オキソ−エチル}−ピペリジン−4−イル)−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−モルホリン−4−イル−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ピペリジン−1−イル−エタノン;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−(4−トリフルオロアセチル−ピペラジン−1−イル)−エタノン;
1−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ピロリジン−1−イル−エタノン;
1−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−[1,4]オキサゼパン−4−イル−エタノン;及び
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−(1−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル)−エタノン;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又はこれらの化合物の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項7】
CB−1受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
2−(ベンジル−イソプロピル−アミノ)−1−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−エタノール;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−エタノール;
1−{2−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ヒドロキシ−エチル}−4−イソプロピルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−エタノール;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−ピペリジン−1−イル−エタノール;及び
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2−モルホリン−4−イル−エタノール;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又はこれらの化合物の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項8】
CB−1受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
2−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−4−シクロヘキシル−モルホリン;
2−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−4−(プロパン−2−スルホニル)−モルホリン;
2−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−4−(トルエン−4−スルホニル)−モルホリン;
1−{2−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−モルホリン−4−イル}−2−メチル−プロパン−1−オン;及び
2−[1−(2−クロロ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−4−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−モルホリン;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又はこれらの化合物の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項9】
CB−1受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
1−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−2−ピペリジン−1−イル−エタノン;及び
1−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−5−メチル−1H−イミダゾール−4−イル]−2−モルホリン−4−イル−エタノン;
並びに、これらの医薬的に許容される塩、又はこれらの化合物の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項10】
オピオイド受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
N−[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−アミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−アミド;
3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ベンズアミド;
3−[6−エチル−3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−アミド;
3−{1−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル}−ベンズアミド;
3−(1−インダン−2−イルメチル−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;
N−{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[1−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−ベンズアミド;
N−(3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[1−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
N−(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−ベンズアミド;
3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
N−{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;及び
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
好ましくは、
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
N−[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−アミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド; N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ− ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−アミド;
3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ベンズアミド;
3−[6−エチル−3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−アミド;
3−{1−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル}−ベンズアミド;
3−(1−インダン−2−イルメチル−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;
N−{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[1−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−ベンズアミド;
N−(3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[1−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
N−(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−ベンズアミド;
3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
N−{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;及び
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド。
【請求項11】
オピオイド受容体アンタゴニストが以下のものから選択される請求項1に記載の薬剤組成物:
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
N−[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸[3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−フェニル]−アミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド; N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
N−(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−アミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[6−エチル−3−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−アミド;
3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−ベンズアミド;
3−[6−エチル−3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{6−エチル−3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−フェニル)−アミド;
3−{1−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル}−ベンズアミド;
3−(1−インダン−2−イルメチル−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;
N−{3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
3−[1−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
3−(6−エチル−3−インダン−2−イルメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル)−ベンズアミド;
N−(3−{3−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[1−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−3,4−ジメチル−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;
N−(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
3−[3−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[3−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−8−メトキシ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−ベンズアミド;
3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−ベンズアミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−インダン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸(3−{2−[3−(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロピル]−2−アザ− ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル}−フェニル)−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
2−メトキシ−エタンスルホン酸{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−アミド;
N−{3−[2−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−シクロブチルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;及び
N−{3−[2−(2−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−2−アザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−5−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド。
【請求項12】
アルコール、コカイン又はニコチン中毒、アルコール禁断症状、薬物乱用、又はギャンブルなどの行動的依存症を示す哺乳類の治療方法であって、該哺乳類に、
a. オピオイド受容体アンタゴニスト又はその医薬的に許容される塩、
b. CB−1受容体アンタゴニスト又はその医薬的に許容される塩、及び
c. 医薬的に許容される担体、
を投与することを含み、該オピオイド受容体アンタゴニストとCB−1受容体アンタゴニストは、アルコール、コカイン又はニコチン中毒、アルコール禁断症状、薬物乱用、又は行動的依存症の治療にその組成物を有効にする量で存在する、上記哺乳類の治療方法。
【請求項13】
オピオイド受容体アンタゴニストとCB−1受容体アンタゴニストが、実質的に同時に投与される請求項12に記載の方法。

【公表番号】特表2007−502808(P2007−502808A)
【公表日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−523697(P2006−523697)
【出願日】平成16年8月9日(2004.8.9)
【国際出願番号】PCT/IB2004/002596
【国際公開番号】WO2005/018645
【国際公開日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】