説明

商品収納陳列ユニット及び商品収納陳列ラック

【課題】 無地でリサイクル可能な商品包装袋を用いながら、商品を効果的に収納陳列でき、販売者と購買者の双方にとって便宜な、商品収納陳列ユニット及び商品収納陳列ラックを提供する。
【解決手段】 無地でリサイクル可能な包装袋によって包装された商品(10)を、上下に複数積層して収納陳列するための商品収納陳列ユニット(1)であって、商品(10)を載置するための底板部(2)と、底板部(2)の周囲に立設され、商品積層空間(17)を形成するための前板部(5)、側板部(3a)(3b)、背板部(4)と、を備え、上部は、商品補充口(7)を形成するために開放されるとともに、前板部(5)と底板部(2)との取り合いには、商品取出口(19)が形成され、前板部(5)の適宜の位置には、商品情報が表示されるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋によって包装された商品を収納陳列するための商品収納陳列ユニット、及びそれを複数連結して構成した商品収納陳列ラックに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、衣料品や食品、日用雑貨品等を陳列販売するにあたり、商品を包装袋に包装して販売することがある。そして通常、包装袋には、商品・ブランド名、製造業者・販売業者名、使用説明等の商品に関する情報を印刷表示している。
従来より用いられているこのような商品包装袋において、印刷面を少なくし、印刷された文字を読み取り易くするとともに、経済的に製造することができる商品包装袋を提供するものとして、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
【0003】
【特許文献1】特開2001−301773
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の商品情報等が印刷表示された従来の商品包装袋にあっては、使用済みの包装袋をリサイクルすることができず、全て廃棄していた。商品包装袋をリサイクルするためには、包装袋に商品情報等が印刷表示されていない無地のものを用いる必要があるが、そのような包装袋を用いた場合、商品情報を告知した専用の売り場スペースをわざわざ設ける必要があったり、商品が他の種類の商品と混じってしまったりする等、商品を効果的に陳列販売することが困難であるとう問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、無地でリサイクル可能な商品包装袋を用いながら、商品を効果的に収納陳列でき、販売者と購買者の双方にとって便宜な、商品収納陳列ユニット及び商品収納陳列ラックを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の商品収納陳列ユニットは、商品を上下に複数積層して収納陳列するための商品収納陳列ユニットであって、
商品を載置するための底板部と、
該底板部の周囲に立設され、商品積層空間を形成するための前板部、側板部、背板部と、を備え、
上部は、商品補充口を形成するために開放されるとともに、該前板部と該底板部との取り合いには、商品取出口が形成され、
該前板部の適宜の位置には、商品情報が表示されたことを要旨とする。
【0007】
また、請求項2に記載の商品収納陳列ユニットは、無地でリサイクル可能な包装袋によって包装された商品を、上下に複数積層して収納陳列するための商品収納陳列ユニットであって、
商品を載置するための底板部と、
該底板部の周囲に立設され、商品積層空間を形成するための前板部、側板部、背板部と、を備え、
上部は、商品補充口を形成するために開放されるとともに、該前板部と該底板部との取り合いには、商品取出口が形成され、
該前板部の適宜の位置には、商品情報が表示されたことを要旨とする。
【0008】
また、請求項3に記載の商品収納陳列ユニットは、請求項1又は2に記載の構成において、該側板部を下方に延設して脚部を形成し、該底板部を底上げした構造とするとともに、
該底板部の前端中央部には、指を挿通可能な切欠部を形成したことを要旨とする。
【0009】
また、請求項4に記載の商品収納陳列ユニットは、請求項1乃至3の何れかに記載の構成において、該底板部と該背板部との取り合いには、傾斜部が形成され、
商品が該商品取出口に向かって円滑に移動するようになされたことを要旨とする。
【0010】
また、請求項5に記載の商品収納陳列ラックは、請求項1乃至4の何れかに記載の構成の商品収納陳列ユニットを、上下及び/又は左右に複数連結してなることを要旨とする。
【0011】
また、請求項6に記載の商品収納陳列ラックは、請求項3に記載の構成の商品収納陳列ユニットを、上下に複数連結してなる商品収納陳列ラックであって、
下方に位置する商品収納陳列ユニットの前板部上端と、上方に位置する商品収納陳列ユニットの底板部前端との間に、商品挿入用開口が形成されたことを要旨とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、無地でリサイクル可能な包装袋によって包装された商品を、上下に複数積層して収納陳列するための商品収納陳列ユニットを、商品を載置するための底板部と、該底板部の周囲に立設され、商品積層空間を形成するための前板部、側板部、背板部とを備え、上部は、商品補充口を形成するために開放されるとともに、該前板部と該底板部との取り合いには、商品取出口が形成され、該前板部の適宜の位置には、商品情報が表示されるようにして構成し、さらにそれを複数連結して商品収納陳列ラックを構成したため、無地でリサイクル可能な商品包装袋を用いながら、商品を効果的に収納陳列でき、販売者と購買者の双方にとって便宜な、商品収納陳列ユニット及び商品収納陳列ラックを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明に係る商品収納陳列ユニットは、包装袋によって包装された商品を、上下に複数積層して収納陳列するための商品収納陳列ユニットである。包装袋は、文字や図柄等が印刷されていない無地でリサイクル可能なものであれば、いかなる形態のものでもよい。リサイクルを妨げない限り、包装袋に、商品のサイズや使用説明等を表示したステッカー、ラベル等を取り外し自在に貼付することとしてもよい。
【0014】
本発明に係る商品収納陳列ユニットが収納陳列する商品としては、なるべく平面視で矩形状に近く、厚みの厚すぎないものが好ましい。例えば、通常平たく折り畳んだ状態で販売されるような商品であれば好適である。
特に、Tシャツ、Yシャツ、ズボン、パンティストッキング、タオル等の衣料の他、文房具、食品等の薄型形状の箱入り商品に用いることとすれば、優れた効果がある。
【0015】
本発明に係る商品収納陳列ユニットは、底板部とその周囲に立設される前板部、側板部、背板部とによって、上部を開放して構成する。商品収納陳列ユニットは、省スペース性等の観点から、略直方体からなる箱状に構成することが好ましい。底板部、及び前板部、側板部、背板部は、商品を上下に積層して載置できる構造とし、底板部は、商品の平面形状に合わせた平面視略矩形状とすることが好ましい。上部には商品を補充するための商品補充口を形成し、前面下部の底板部と前板部との取り合いには、商品を取り出すための商品取出口を形成する。上部には、開閉可能な蓋を設けてもよい。
【0016】
前板部における購買者が見易い位置には、ユニットが収納陳列する商品に共通するブランド名やサイズ、価格等、購買者が商品を購入する際に必要となる商品情報を表示する。商品情報の表示方法としては、例えば、商品情報を表示したラベルを前板部の表面に貼付する他、前板部を表裏一対の透明アクリル板を貼り合せることにより構成し、商品情報を表示したラベルをアクリル板の間に挟持させてもよい。
【0017】
本発明に係る商品収納陳列ユニットの材質としては、プラスチック等の樹脂、スチール、木、ダンボール、紙等さまざまなものを用いることができる。複数の材質のものを組み合わせて用いることとしてもよい。
【0018】
本発明は、商品収納陳列ユニット単体で用いる他、複数の商品収納陳列ユニットを上下に連結、左右に連結、あるいは、上下及び左右に連結して構成した商品収納陳列ラックとして用いることとしてもよい。連結手段としては、ボルト、螺子、係止金具、嵌合突起等、公知のものを制限無く用いることができる。
【実施例1】
【0019】
本発明に係る商品収納陳列ユニットの一実施形態について、図1〜図7に基いて説明する。
図1は商品収納陳列ユニットの正面図、図2は商品収納陳列ユニットの右側面図、図3は商品収納陳列ユニットの背面図、図4は商品収納陳列ユニットの平面図、図5は商品収納陳列ユニットの底面図、図6は商品収納陳列ユニットの使用状態を示す側断面図、図7は収納陳列される商品を示す図である。
【0020】
本実施例の商品収納陳列ユニット(1)は、図1〜図6に示すように、商品(10)を載置するための矩形状の底板部(2)と、その左右及び後方において、それぞれ鉛直に立設される側板部(3a)(3b)及び背板部(4)と、その前方において、上方にいくに従って背板部(4)に向かって傾斜して立設される前板部(5)と、から構成されている。
商品収納陳列ユニット(1)は、図6に示すように、上部が開放され、商品補充口(7)が形成されている。
【0021】
本実施例において収納陳列される商品(10)は、図7に示すような、包装袋(12)入りのシャツ(11)である。シャツ(11)は、平面視略矩形状をなすように、平たく折り畳まれ、無地で無色透明の包装袋(12)に2枚1組で封入されている。
本実施例に係る商品収納陳列ユニット(1)は、同一種類(ブランド、デザイン、サイズ)のシャツ(11)を複数収納陳列するものである。
【0022】
図6に示すように、前板部(5)の内側には、背板部(4)に平行する内方壁(15)が設けられており、底板部(2)、側板部(3a)(3b)、背板部(4)とともに、上記した商品(10)を上下方向に複数積層して収納陳列可能とする商品積層空間(17)を形成している。
【0023】
図1に示すように、前板部(5)と底板部(2)との取り合いには、底板部(2)の横幅略いっぱいに開口された横長の商品取出口(19)が設けられるとともに、底板部(2)の前端中央部には、図5〜図6に示すように、指を挿通可能な平面視略台形状の切欠部(20)が形成されており、切欠部(20)に指を下方から挿入することにより、商品取出口(19)から商品(10)を容易に取り出すことができるようになされている。
【0024】
図6に示すように、底板部(2)と背板部(4)との取り合いには、傾斜部(22)が形成され、商品(10)が商品取出口(19)に向かって円滑に移動するようになされている。また、傾斜部(22)の形状に対応して、内方壁(15)の下端が、商品取出口(19)の上方適宜の位置において前板部(5)に向かって折曲されて折曲部(16)が形成されるとともに、図6に示すように、商品取出口(19)上方には、商品(10)が傾斜部(22)に沿って前方に移動するための前方移動用スペース(19a)が形成され、商品(10)の円滑な移動が阻害されないように配慮されている。より具体的には、折曲部(16)のコーナー部と、商品取出口(19)上縁部とを結んでできる平面が、傾斜部(22)のスロープ面と略平行となるようになされている。
【0025】
図1〜図6に示すように、商品収納陳列ユニット(1)には、側板部(3a)(3b)及び背板部(4)を下方に延設して形成された平面視コ字状の脚部(25)が備えられており、これによって、底板部(2)が底上げされた状態で保持されている。側板部(3a)(3b)のみを下方に延設して脚部を形成することとしてもよい。
脚部(25)の下端には、嵌合部(26)が形成されており、商品収納陳列ユニット(1)を上下に複数連結して用いることができるようになっている。すなわち、一の商品収納陳列ユニットの嵌合部(26)を、他の商品収納陳列ユニットの側板部(3a)(3b)及び背板部(4)の上縁内側に嵌め合わせて上下に連結すると、一の商品収納陳列ユニットの側板部(3a)(3b)、背板部(4)と、他の商品収納陳列ユニットの側板部(3a)(3b)、背板部(4)とが、外表面においてそれぞれ面一となるように構成されている。
【0026】
なお、本実施例では、前板部(5)及び内方壁(15)を透明のアクリル板製にて形成し、外部前方から商品(10)を視認できるようにしている。その他の部材は、木製にて形成している。
また、図1に示すように、前板部(5)の適宜の位置には、商品(10)のブランド名やサイズ、価格等の商品情報を表示した商品情報表示体であるラベル(28)が貼付されている(図2〜図6では、ラベル(28)の図示を省略している)。
【0027】
次に、上記の如く構成した商品収納陳列ユニット(1)の使用態様について説明する。商品(10)の補充は、商品収納陳列ユニット(1)の上方に形成された商品補充口(7)より行い、複数の商品(10)を底板部(2)より上方に積層して収納陳列する。本実施例では、2ピース入り(2枚1組)のシャツ(11)を10パック収納陳列可能としている。
商品(10)の購買者は、商品取出口(19)から商品(10)を1パックずつ取り出す。商品(10)が取り出されると、次の商品(10)が自重及び上方に積層されたものの重さで下方へ移動するため、商品取出口(19)において常に商品(10)が取り出し可能な状態で収納陳列されることとなる。
【0028】
本実施例の商品収納陳列ユニット(1)によれば、前板部(5)に商品(10)のブランド名やサイズ、価格等の商品情報を表示したラベル(28)が貼付されているため、商品(10)の包装袋(12)にブランド名の文字等を印刷表示する必要がなく、使用済みの包装袋(12)をリサイクル可能とできる。
また、購買者はラベル(28)を目印として商品(10)を商品取出口(19)から1個ずつ順次取り出すことができ、販売者は収納されている商品(10)が少なくなったら商品補充口(7)から商品(10)をまとめて補充することができる。本実施例のような商品収納陳列ユニット(1)を用いれば、スペースを有効に活用でき、専用の売り場スペースを設ける手間が省けるとともに、他のブランドの商品等と確実に区分けして陳列販売することが可能である。
さらに、前板部(5)及び内方壁(15)が透明に構成されているため、商品(10)の収納量を外部前方から一目で確認することができ便宜である。
【0029】
本実施例の変形例を図10〜図11に示す。図10は商品収納陳列ユニットの変形例を示す側断面図、図11は商品収納陳列ユニットの変形例を示す斜視図である。
【0030】
変形例に係る商品収納陳列ユニット(1’)では、上記内方壁(15)を設けず、所定の形状に変形された前板部(5’)が用いられている。すなわち、図10〜図11に示すように、前板部(5’)は、商品取出口(19)の上方適宜の位置において、いったん後方に屈曲され、さらに屈曲部(5’a)を介して上方に屈曲されている。そして、前板部(5’)が屈曲部(5’a)から略垂直に立ち上げられることによって、商品積層空間(17)が構成されている。前板部(5’)は、透明プラスチック板等を用いて、一体成形されている。
このような前板部(5’)を用いることとすれば、製造コストの削減を図ることが可能となる。
【実施例2】
【0031】
本発明に係る商品収納陳列ラックの一実施形態を図8に基づいて説明する。図8は商品収納陳列ラックを示す斜視図である。
【0032】
本実施例の商品収納陳列ラック(30)は、図8に示すように、前実施例に係る商品収納陳列ユニット(1)を左右方向に4列、上下方向に3段連結して構成したものであり、例えば売り場の壁際の場所において、壁に背を向けて配置して用いられるものである。
【0033】
商品収納陳列ラック(30)は、図8に示すように、商品をストック可能な戸棚付き台座(31)の上に載置されており、台座(31)は、商品収納陳列ユニット(1)を4個並置したものを丁度載置できる平面積を備えている。また、台座(31)の高さは、最下段の商品収納陳列ユニット(1)に収納される商品をその商品取出口(19)から取り出し易い高さ(床面から約550mm)となるように設定されている。
【0034】
最上段の商品収納陳列ユニット(1)の上部には、図8に示すように、消費者の商品購買意欲を刺激するための広告表示板(33)が設置されている。広告表示板(33)には、各ユニット(1)に収納される商品に関する文字や絵柄、写真等による広告表示が適宜印刷又は貼付されている。
【0035】
本実施例の商品収納陳列ラック(30)は、同一ブランドの商品を陳列販売するものであり、デザインやサイズ毎に仕分けして、商品が各ユニット(1)に収納陳列されている。広告表示板(33)には、ブランド名が表示されるとともに、各ユニット(1)の前板部(5)には、デザインやサイズを表示するラベル(28)が貼付されている。
【0036】
本実施例に係る商品収納陳列ラック(30)は、前実施例の商品収納陳列ユニット(1)の場合に準じて使用することができる。すなわち、各ユニット(1)上部の商品補充口(7)から商品を補充しておき、購買者が商品取出口(19)から商品を取り出す。
なお、商品収納陳列ユニット(1)は、図6に示したように、底板部(2)が底上げされた構造を有するため、これを上下に連結した場合に、下方に位置する商品収納陳列ユニットの商品補充口(7)と、上方に位置する商品収納陳列ユニットの底板部(2)とが、所定の間隔を隔てて配置され、さらに下方に位置する商品収納陳列ユニットの前板部(5)上端と、上方に位置する商品収納陳列ユニットの底板部(2)前端とが、所定の間隔を隔てて配置されており、図8に示すように、商品挿入用開口(36)が形成されている。これにより、各ユニット(1)を取り外すことなく、商品の補充が容易に行えるようになっている。上方に位置する底板部(2)と下方に位置する商品補充口(7)との間隔が、収納陳列する包装商品の厚みよりも約10mm程度大きくなるように設定されていれば、商品の補充がスムーズに行える。
【0037】
本実施例の変形例を図9に示す。図9は商品収納陳列ラックの他の例を示す斜視図である。
【0038】
この変形例では、図9に示すように、商品収納陳列ユニット(1)を左右方向に4列、上下方向に2段連結し、各ユニット(1)の背後において同数のユニット(1)を背中あわせに配置して、商品収納陳列ラック(30’)を構成したものである。商品収納陳列ラック(30’)は、それに適合する台座(31’)の上に載置されている。
このように構成した商品収納陳列ラック(30’)は、例えば売り場の中央に配置して用いることができる。
なお、最上段の商品収納陳列ユニット(1)の上部には、図9に示すように、広告表示体(33)が設置されるが、その中央部には、商品に関する映像や音声情報を提供するモニター(34)が設けられ、広告宣伝効果を向上させている。
【0039】
本実施例のような商品収納陳列ラック(30)(30’)を用いれば、同一ブランドの商品を、複数のサイズやデザイン毎に区分けして販売したい場合に、容易に行うことができる。また、複数ブランドの商品を、ブランド毎に区分けして販売したい場合等にも用いることが可能である。購買者も所望の商品を素早く探し出して、購入することができる。
また、各ユニット(1)の底板部(2)が底上げされた構造を有するため、収納された商品を取り出し易いのは勿論のこと、商品挿入用開口(36)が形成され、商品収納陳列ラック(30)(30’)を分解することなく、商品の補充を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、無地でリサイクル可能な商品包装袋を用いながら、商品を効果的に収納陳列でき、販売者と購買者の双方にとって便宜な、商品収納陳列ユニット及び商品収納陳列ラックを提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】商品収納陳列ユニットの正面図である。
【図2】商品収納陳列ユニットの右側面図である。
【図3】商品収納陳列ユニットの背面図である。
【図4】商品収納陳列ユニットの平面図である。
【図5】商品収納陳列ユニットの底面図である。
【図6】商品収納陳列ユニットの使用状態を示す側断面図である。
【図7】収納陳列される商品を示す図である。
【図8】商品収納陳列ラックを示す斜視図である。
【図9】商品収納陳列ラックの変形例を示す斜視図である。
【図10】商品収納陳列ユニットの変形例を示す側断面図である。
【図11】商品収納陳列ユニットの変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
1、1’ 商品収納陳列ユニット
2 底板部
3a、3b 側板部
4 背板部
5 前板部
7 商品補充口
10 商品
17 商品積層空間
19 商品取出口
20 切欠部
22 傾斜部
25 脚部
28 ラベル
30、30’ 商品収納陳列ラック
36 商品挿入用開口




【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を上下に複数積層して収納陳列するための商品収納陳列ユニットであって、
商品を載置するための底板部と、
該底板部の周囲に立設され、商品積層空間を形成するための前板部、側板部、背板部と、を備え、
上部は、商品補充口を形成するために開放されるとともに、該前板部と該底板部との取り合いには、商品取出口が形成され、
該前板部の適宜の位置には、商品情報が表示された商品収納陳列ユニット。
【請求項2】
無地でリサイクル可能な包装袋によって包装された商品を、上下に複数積層して収納陳列するための商品収納陳列ユニットであって、
商品を載置するための底板部と、
該底板部の周囲に立設され、商品積層空間を形成するための前板部、側板部、背板部と、を備え、
上部は、商品補充口を形成するために開放されるとともに、該前板部と該底板部との取り合いには、商品取出口が形成され、
該前板部の適宜の位置には、商品情報が表示された商品収納陳列ユニット。
【請求項3】
該側板部を下方に延設して脚部を形成し、該底板部を底上げした構造とするとともに、
該底板部の前端中央部には、指を挿通可能な切欠部を形成した請求項1又は2に記載の商品収納陳列ユニット。
【請求項4】
該底板部と該背板部との取り合いには、傾斜部が形成され、
商品が該商品取出口に向かって円滑に移動するようになされた請求項1乃至3の何れかに記載の商品収納陳列ユニット。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかに記載の商品収納陳列ユニットを、上下及び/又は左右に複数連結してなる商品収納陳列ラック。
【請求項6】
請求項3に記載の商品収納陳列ユニットを、上下に複数連結してなる商品収納陳列ラックであって、
下方に位置する商品収納陳列ユニットの前板部上端と、上方に位置する商品収納陳列ユニットの底板部前端との間に、商品挿入用開口が形成された商品収納陳列ラック。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−296089(P2007−296089A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−126362(P2006−126362)
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【出願人】(000103688)オクイ株式会社 (9)
【Fターム(参考)】