商品陳列用トレー
【課題】 解決しようとする問題点は、商品陳列用トレーが架台に固定するものを、低コストで実現する点にある。又更に、広告宣伝機能などの商品情報を豊富に表示できるトレーを提供することにある。
【解決手段】 請求項１に記載の発明は、起立部と、商品を載置し陳列する台部とで構成された側面Ｌ字状商品載置部と、該商品を陳列する台部の下面に設けられたウレタン樹脂摩擦固定部と、からなることを特徴とする商品陳列用トレーであり、請求項２の発明は、請求項１に記載の商品陳列用トレーにおいて、該起立部の背面にはヒレ付き分を付した外方向に円弧状の曲面からなる商品情報の展示板部をその背面から支持する展示板支持部を有し、該起立部の頂部に該円弧状の曲面からなる商品情報の展示板部のヒレ付き部をプラスチックによりヒンジ結合したことを特徴とする商品陳列用トレーである。
【解決手段】 請求項１に記載の発明は、起立部と、商品を載置し陳列する台部とで構成された側面Ｌ字状商品載置部と、該商品を陳列する台部の下面に設けられたウレタン樹脂摩擦固定部と、からなることを特徴とする商品陳列用トレーであり、請求項２の発明は、請求項１に記載の商品陳列用トレーにおいて、該起立部の背面にはヒレ付き分を付した外方向に円弧状の曲面からなる商品情報の展示板部をその背面から支持する展示板支持部を有し、該起立部の頂部に該円弧状の曲面からなる商品情報の展示板部のヒレ付き部をプラスチックによりヒンジ結合したことを特徴とする商品陳列用トレーである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、商品載置台の上に設置され、複数の商品を陳列すると共に、商品情報を適宜表示することができる商品陳列用トレーに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の多くの商品陳列用トレーは、本立て同様な構造のものが多く、商品を陳列用載置台（架台）に配置する場合該載置台上で動きやすいので、商品陳列に手数が係るというものであった。一方、通常は商品陳列用トレーを載置する載置台の端縁だけを利用して商品の種類や、価額などの情報を開示するのみであるから細かい商品情報はカタログやチラシによるか、特別なパネルを作製し商品載置台の端縁に装着することにより、説明する必要があった。
【０００３】
【特許文献１】実開平７−３６１６７号公報
【特許文献１】特開２００５−３２９２７１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
解決しようとする問題点は、商品陳列用トレーが商品載置台に固定するのを、低コストで実現する点にある。又更に、同時に広告宣伝のため商品情報を豊富に表示できる商品陳列用トレーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
請求項１に記載の発明は、起立部と、商品を載置し陳列する台部とで構成された側面Ｌ字状の商品載置部と、該台部の下面に設けられたウレタン樹脂摩擦固定部と、からなることを特徴とする商品陳列用トレーであり、
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の商品陳列用トレーにおいて、該起立部の背面にはヒレ付き部を付した外方向に円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部をその背面から支持する展示板支持用凸部を有し、該起立部の頂部に該円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部のヒレ付き部をプラスチックによりヒンジ結合したことを特徴とする請求項１に記載の商品陳列用トレーであり、
請求項３に記載の発明は、外方向に円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部には、少なくとも上下の両端に商品情報を掲載もしくは表示し得るパネル状の補助部材の脚部をバネ力で嵌入し得る嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項２に記載の商品陳列用トレーであり、
請求項４に記載の発明は、商品情報の展示板部には、上下の両端の嵌入溝のほか、中間に嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項３に記載の商品陳列用トレーであり、
請求項５に記載の発明は、該側面Ｌ字状商品載置部のコーナーに商品の分離板の端部を嵌入し得る嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項１，２，３もしくは４のいずれかに記載の商品陳列用トレーである。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の商品陳列用トレーは、台部の下面にウレタン樹脂摩擦固定部を設けたことによりその滑り止め作用により、商品の陳列時において、トレーの載置台（架台）上で前後左右を含むいずれの方向にも動きが防止され、複数のトレーも横一線に統一して容易に設置でき、商品陳列ができるので、顧客の購買意欲を高めることができる。
又、商品情報の展示板部を設けたトレーでは側面Ｌ字状の商品載置部と一体になり、トレーを載置するトレーの載置台（架台）に固定されることと相俟って、該展示板部を活用し、商品の説明や種々の参考情報、商品の使用の仕方、事故の場合の処置など種々の情報を開示することができるので、有益であり、又商品情報の展示板部のヒレ付き部をヒンジ結合しているので、商品情報の展示板部は上下に開閉することができ、容易に上方に立ち上げることにより、該商品情報の展示板部により隠蔽されていた架台の端面の表面に記載されているバーコードなどの製品情報を読み取ることができるという効果を奏し、さげることにより、展示板部の商品情報を活用することができる。
【０００７】
又、商品情報の展示板部は外方向に円弧状の曲面であるからその表面に設けられている上下両端の溝や場合により設けられる中間の溝を利用して、商品情報を記載した情報開示フィルム片やスライド片を脚部を相対する２つの溝に嵌入させて保持できるパネル状体としてあるいはパネル状の小型補助部材として用いて、豊富な情報に基づく宣伝効果を高めることができる。
更に又、Ｌ字状の商品載置部のコーナーに商品仕切り板の端部を嵌入し得る商品仕切り板挿入用溝を設けることにより、この溝を利用して仕切り板を可動に取り付け、複数の商品を無駄なくしかも綺麗に分離して載置することができる。
なお本発明の商品陳列用トレーは、適宜の構造のジョイントパーツにより必要なだけ連続して結合させ、商品を横一線に配置し、それぞれ十分な説明をした情報開示が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
本発明を図面により説明する。
図１、図２は、例えばＡＢＳ樹脂から作製された本発明の商品陳列用トレー１０を商品陳列用トレーの載置台２５に置いた場合の斜視図で、図３は商品情報展示部２０を上方に上げた状態の側面図で、図４は商品情報展示部２０を下方に下げた状態の側面図である。
これらの図において同一部分には同一符号が付されている。
ただし、図２には商品仕切り板１７が装着されている場合を示している。
【０００９】
商品陳列用トレーの載置台２５上の側面Ｌ字状の商品載置部１１は、比較的短い高さの起立部１２及び台部１３とで構成されている。１４は展示板支持用凸部で、１５は起立部１２と台部１３で形成されるコーナーに構成された商品仕切り板挿入用溝１５で商品仕切り板１７の端部を挿入し、滑動するようになっている。なお、各所に付されている嵌入溝２４は相対する一対の嵌入溝に適宜の表示用補助部材の脚部をバネ力により嵌入するようになっている。これにより表示用補助部材を活用して商品情報を供与できる。
また、１６はウレタン樹脂摩擦固定部で、商品陳列用トレーの載置台２５の側面Ｌ字状陳列台部１１とは別に製作し、貼着してもよいが、図５の側面Ｌ字状の商品載置部１１の底面図で示すように台部１３の下面に幅方向に平行にウレタン樹脂摩擦固定部１６を設ける場合には、他の部分を構成するＡＢＳ樹脂等の成形用樹脂と同時押出成形できる利点がある。特に側面Ｌ字状の商品載置部１１が樹脂製であることにより、撓みを生じる場合があり得るが、両端すなわち、図５に示すように横方向に筋状に設けることはトレーの載置台２５との密着性が良いので、商品陳列用トレー１０の固定効果が最も良い。
【００１０】
本発明においては、最も重要な構成が、ウレタン樹脂摩擦固定部１６であり、これにより商品陳列用トレーがやたらに移動することを防ぎ、商品を所定の位置に載置することができる。又、図示のように商品情報の展示板部２０をヒレ付き部２１を介して、起立部１２の頂部に結合されている場合は、その荷重の影響でウレタン樹脂摩擦固定部が無い従来品ではトレーが傾いたり移動する弊害は一層大きいが、本発明ではこのようなことは全く発生しない。
なお、起立部１２が短い高さであることは顧客が商品を十分観察できることを意味する。又、図では、商品情報の展示板部２０を設けた場合を示しているが、その構造は例えば図２を合わせて参照することにより、容易に理解されるであろう。
すなわち、起立部１２の端部より外方向すなわち、顧客の見る側には、別に作製された商品情報の展示板部２０を取り付けてある。
【００１１】
商品陳列用トレー１０の起立部１２の背面には、該商品情報の展示板部２０が直接的に衝突力を与えるのを防止するため、展示板支持用凸部１４が設けられている。
更に、同じトレーを連続して複数配置する場合、図示してないが適宜の接続子で結合し、任意の幅に横一線に商品陳列ができるので、商品陳列が要領よくなされる利点がある。
なお、図では、側面Ｌ字状の商品載置部１１の起立部１２の上端に、一定幅のヒレ付き部２１を有する商品情報の展示板部２０が接続されるが、熱可塑性樹脂フィルム例えばナイロンやアクリル系熱可塑性樹脂で、可動にヒンジ結合２３で結合されている図１、２のような場合は図３で理解できるようにこれを上方に上げると、隠れていたトレーの載置台２５の端面が露出できるので、ここに設けられている商品情報に例えばロット番号、バーコードの価額、品名などを設けておけば情報量は更に増えて、商品販売に効果がある。
【００１２】
図では、商品情報の展示板部２０の曲面の上下の両縁の嵌入溝２４及び中間の嵌入溝２４が設けられており、対向する嵌入溝の間に例えば商品情報を記載した紙片を内部に添えた透明プラスチック成形体からなる表示板を嵌入したり、図６に示すように頭部が角の矩形状のパネル状の小型補助部材２９では、弾性的に嵌挿できる脚部を有するので溝に嵌入するのが容易であり、複数の小型補助部材２９を用いて、商品情報を豊富にして顧客サービスに寄与することができる。
【産業上の利用可能性】
【００１３】
本発明によればスーパーや小売店を問わず、広い範囲の商品陳列に有効である。
【図面の簡単な説明】
【００１４】
【図１】本発明の商品陳列用トレーの一例の斜視図で、同時にトレー載置台も含む。
【図２】本発明の商品陳列用トレーの一例の他の方向からの斜視図で同時に商品仕切り板及びトレー載置台も含む。
【図３】商品陳列用トレーの上方に上げ状態の側面図。
【図４】商品陳列用トレーを下方に下げた状態の側面図。
【図５】本発明の商品陳列用トレーの台部の底面図。
【図６】小型補助部材の一例の斜視図。
【符号の説明】
【００１５】
１０ 商品陳列用トレー
１１ 側面Ｌ字状の商品載置部
１２ 起立部
１３ 台部
１４ 展示板支持用凸部
１５ 商品仕切り板挿入用溝
１６ ウレタン樹脂摩擦固定部
１７ 商品仕切り板
２０ 商品情報の展示板部
２１ ヒレ付き部
２３ ヒンジ結合
２４ 嵌入溝
２５ トレーの載置台
２９ 小型補助部材
【技術分野】
【０００１】
本発明は、商品載置台の上に設置され、複数の商品を陳列すると共に、商品情報を適宜表示することができる商品陳列用トレーに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の多くの商品陳列用トレーは、本立て同様な構造のものが多く、商品を陳列用載置台（架台）に配置する場合該載置台上で動きやすいので、商品陳列に手数が係るというものであった。一方、通常は商品陳列用トレーを載置する載置台の端縁だけを利用して商品の種類や、価額などの情報を開示するのみであるから細かい商品情報はカタログやチラシによるか、特別なパネルを作製し商品載置台の端縁に装着することにより、説明する必要があった。
【０００３】
【特許文献１】実開平７−３６１６７号公報
【特許文献１】特開２００５−３２９２７１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
解決しようとする問題点は、商品陳列用トレーが商品載置台に固定するのを、低コストで実現する点にある。又更に、同時に広告宣伝のため商品情報を豊富に表示できる商品陳列用トレーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
請求項１に記載の発明は、起立部と、商品を載置し陳列する台部とで構成された側面Ｌ字状の商品載置部と、該台部の下面に設けられたウレタン樹脂摩擦固定部と、からなることを特徴とする商品陳列用トレーであり、
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の商品陳列用トレーにおいて、該起立部の背面にはヒレ付き部を付した外方向に円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部をその背面から支持する展示板支持用凸部を有し、該起立部の頂部に該円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部のヒレ付き部をプラスチックによりヒンジ結合したことを特徴とする請求項１に記載の商品陳列用トレーであり、
請求項３に記載の発明は、外方向に円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部には、少なくとも上下の両端に商品情報を掲載もしくは表示し得るパネル状の補助部材の脚部をバネ力で嵌入し得る嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項２に記載の商品陳列用トレーであり、
請求項４に記載の発明は、商品情報の展示板部には、上下の両端の嵌入溝のほか、中間に嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項３に記載の商品陳列用トレーであり、
請求項５に記載の発明は、該側面Ｌ字状商品載置部のコーナーに商品の分離板の端部を嵌入し得る嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項１，２，３もしくは４のいずれかに記載の商品陳列用トレーである。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の商品陳列用トレーは、台部の下面にウレタン樹脂摩擦固定部を設けたことによりその滑り止め作用により、商品の陳列時において、トレーの載置台（架台）上で前後左右を含むいずれの方向にも動きが防止され、複数のトレーも横一線に統一して容易に設置でき、商品陳列ができるので、顧客の購買意欲を高めることができる。
又、商品情報の展示板部を設けたトレーでは側面Ｌ字状の商品載置部と一体になり、トレーを載置するトレーの載置台（架台）に固定されることと相俟って、該展示板部を活用し、商品の説明や種々の参考情報、商品の使用の仕方、事故の場合の処置など種々の情報を開示することができるので、有益であり、又商品情報の展示板部のヒレ付き部をヒンジ結合しているので、商品情報の展示板部は上下に開閉することができ、容易に上方に立ち上げることにより、該商品情報の展示板部により隠蔽されていた架台の端面の表面に記載されているバーコードなどの製品情報を読み取ることができるという効果を奏し、さげることにより、展示板部の商品情報を活用することができる。
【０００７】
又、商品情報の展示板部は外方向に円弧状の曲面であるからその表面に設けられている上下両端の溝や場合により設けられる中間の溝を利用して、商品情報を記載した情報開示フィルム片やスライド片を脚部を相対する２つの溝に嵌入させて保持できるパネル状体としてあるいはパネル状の小型補助部材として用いて、豊富な情報に基づく宣伝効果を高めることができる。
更に又、Ｌ字状の商品載置部のコーナーに商品仕切り板の端部を嵌入し得る商品仕切り板挿入用溝を設けることにより、この溝を利用して仕切り板を可動に取り付け、複数の商品を無駄なくしかも綺麗に分離して載置することができる。
なお本発明の商品陳列用トレーは、適宜の構造のジョイントパーツにより必要なだけ連続して結合させ、商品を横一線に配置し、それぞれ十分な説明をした情報開示が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
本発明を図面により説明する。
図１、図２は、例えばＡＢＳ樹脂から作製された本発明の商品陳列用トレー１０を商品陳列用トレーの載置台２５に置いた場合の斜視図で、図３は商品情報展示部２０を上方に上げた状態の側面図で、図４は商品情報展示部２０を下方に下げた状態の側面図である。
これらの図において同一部分には同一符号が付されている。
ただし、図２には商品仕切り板１７が装着されている場合を示している。
【０００９】
商品陳列用トレーの載置台２５上の側面Ｌ字状の商品載置部１１は、比較的短い高さの起立部１２及び台部１３とで構成されている。１４は展示板支持用凸部で、１５は起立部１２と台部１３で形成されるコーナーに構成された商品仕切り板挿入用溝１５で商品仕切り板１７の端部を挿入し、滑動するようになっている。なお、各所に付されている嵌入溝２４は相対する一対の嵌入溝に適宜の表示用補助部材の脚部をバネ力により嵌入するようになっている。これにより表示用補助部材を活用して商品情報を供与できる。
また、１６はウレタン樹脂摩擦固定部で、商品陳列用トレーの載置台２５の側面Ｌ字状陳列台部１１とは別に製作し、貼着してもよいが、図５の側面Ｌ字状の商品載置部１１の底面図で示すように台部１３の下面に幅方向に平行にウレタン樹脂摩擦固定部１６を設ける場合には、他の部分を構成するＡＢＳ樹脂等の成形用樹脂と同時押出成形できる利点がある。特に側面Ｌ字状の商品載置部１１が樹脂製であることにより、撓みを生じる場合があり得るが、両端すなわち、図５に示すように横方向に筋状に設けることはトレーの載置台２５との密着性が良いので、商品陳列用トレー１０の固定効果が最も良い。
【００１０】
本発明においては、最も重要な構成が、ウレタン樹脂摩擦固定部１６であり、これにより商品陳列用トレーがやたらに移動することを防ぎ、商品を所定の位置に載置することができる。又、図示のように商品情報の展示板部２０をヒレ付き部２１を介して、起立部１２の頂部に結合されている場合は、その荷重の影響でウレタン樹脂摩擦固定部が無い従来品ではトレーが傾いたり移動する弊害は一層大きいが、本発明ではこのようなことは全く発生しない。
なお、起立部１２が短い高さであることは顧客が商品を十分観察できることを意味する。又、図では、商品情報の展示板部２０を設けた場合を示しているが、その構造は例えば図２を合わせて参照することにより、容易に理解されるであろう。
すなわち、起立部１２の端部より外方向すなわち、顧客の見る側には、別に作製された商品情報の展示板部２０を取り付けてある。
【００１１】
商品陳列用トレー１０の起立部１２の背面には、該商品情報の展示板部２０が直接的に衝突力を与えるのを防止するため、展示板支持用凸部１４が設けられている。
更に、同じトレーを連続して複数配置する場合、図示してないが適宜の接続子で結合し、任意の幅に横一線に商品陳列ができるので、商品陳列が要領よくなされる利点がある。
なお、図では、側面Ｌ字状の商品載置部１１の起立部１２の上端に、一定幅のヒレ付き部２１を有する商品情報の展示板部２０が接続されるが、熱可塑性樹脂フィルム例えばナイロンやアクリル系熱可塑性樹脂で、可動にヒンジ結合２３で結合されている図１、２のような場合は図３で理解できるようにこれを上方に上げると、隠れていたトレーの載置台２５の端面が露出できるので、ここに設けられている商品情報に例えばロット番号、バーコードの価額、品名などを設けておけば情報量は更に増えて、商品販売に効果がある。
【００１２】
図では、商品情報の展示板部２０の曲面の上下の両縁の嵌入溝２４及び中間の嵌入溝２４が設けられており、対向する嵌入溝の間に例えば商品情報を記載した紙片を内部に添えた透明プラスチック成形体からなる表示板を嵌入したり、図６に示すように頭部が角の矩形状のパネル状の小型補助部材２９では、弾性的に嵌挿できる脚部を有するので溝に嵌入するのが容易であり、複数の小型補助部材２９を用いて、商品情報を豊富にして顧客サービスに寄与することができる。
【産業上の利用可能性】
【００１３】
本発明によればスーパーや小売店を問わず、広い範囲の商品陳列に有効である。
【図面の簡単な説明】
【００１４】
【図１】本発明の商品陳列用トレーの一例の斜視図で、同時にトレー載置台も含む。
【図２】本発明の商品陳列用トレーの一例の他の方向からの斜視図で同時に商品仕切り板及びトレー載置台も含む。
【図３】商品陳列用トレーの上方に上げ状態の側面図。
【図４】商品陳列用トレーを下方に下げた状態の側面図。
【図５】本発明の商品陳列用トレーの台部の底面図。
【図６】小型補助部材の一例の斜視図。
【符号の説明】
【００１５】
１０ 商品陳列用トレー
１１ 側面Ｌ字状の商品載置部
１２ 起立部
１３ 台部
１４ 展示板支持用凸部
１５ 商品仕切り板挿入用溝
１６ ウレタン樹脂摩擦固定部
１７ 商品仕切り板
２０ 商品情報の展示板部
２１ ヒレ付き部
２３ ヒンジ結合
２４ 嵌入溝
２５ トレーの載置台
２９ 小型補助部材
【特許請求の範囲】
【請求項１】
起立部と、商品を載置し陳列する台部とで構成された側面Ｌ字状の商品載置部と、該台部の下面に設けられたウレタン樹脂摩擦固定部と、からなることを特徴とする商品陳列用トレー。
【請求項２】
請求項１に記載の商品陳列用トレーにおいて、該起立部の背面にはヒレ付き部を付した外方向に円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部をその背面から支持する展示板支持用凸部を有し、該起立部の頂部に該円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部のヒレ付き部をプラスチックによりヒンジ結合したことを特徴とする請求項１に記載の商品陳列用トレー。
【請求項３】
外方向に円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部には、少なくと上下の両端に商品情報を掲載もしくは表示し得るパネル状の補助部材の脚部をバネ力で嵌入し得る嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項２に記載の商品陳列用トレー。
【請求項４】
商品情報の展示板部には上下の両端の嵌入溝のほか、中間に嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項３に記載の商品陳列用トレー。
【請求項５】
該側面Ｌ字状の商品載置部のコーナーに商品の分離板の端部を嵌入し得る嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項１，２，３もしくは４のいずれかにに記載の商品陳列用トレー。
【請求項１】
起立部と、商品を載置し陳列する台部とで構成された側面Ｌ字状の商品載置部と、該台部の下面に設けられたウレタン樹脂摩擦固定部と、からなることを特徴とする商品陳列用トレー。
【請求項２】
請求項１に記載の商品陳列用トレーにおいて、該起立部の背面にはヒレ付き部を付した外方向に円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部をその背面から支持する展示板支持用凸部を有し、該起立部の頂部に該円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部のヒレ付き部をプラスチックによりヒンジ結合したことを特徴とする請求項１に記載の商品陳列用トレー。
【請求項３】
外方向に円弧状の曲面から成る商品情報の展示板部には、少なくと上下の両端に商品情報を掲載もしくは表示し得るパネル状の補助部材の脚部をバネ力で嵌入し得る嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項２に記載の商品陳列用トレー。
【請求項４】
商品情報の展示板部には上下の両端の嵌入溝のほか、中間に嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項３に記載の商品陳列用トレー。
【請求項５】
該側面Ｌ字状の商品載置部のコーナーに商品の分離板の端部を嵌入し得る嵌入溝を設けたことを特徴とする請求項１，２，３もしくは４のいずれかにに記載の商品陳列用トレー。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２００７−１６７３７２（Ｐ２００７−１６７３７２Ａ）
【公開日】平成１９年７月５日（２００７．７．５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３６９４４３（Ｐ２００５−３６９４４３）
【出願日】平成１７年１２月２２日（２００５．１２．２２）
【出願人】（５９２１７８０７１）弘進化工株式会社 (5)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年７月５日（２００７．７．５）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１２月２２日（２００５．１２．２２）
【出願人】（５９２１７８０７１）弘進化工株式会社 (5)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]