説明

営業支援システム、寿命管理システム、プログラム、及び営業支援方法

【課題】従来の稼働時間ベースで寿命判定を自動で行う方法では、使用環境を考慮した寿命判断が行われておらず、不正確であった。
【解決手段】 顧客の電子機器製品が稼働時間、使用環境データを記憶し定期的に寿命管理センタに送信し、寿命管理センタは、顧客の個人情報、電子機器製品の識別を含む顧客DB(データベース)記憶部、製品の識別毎の寿命時間を記憶する寿命DB記憶部、各顧客の電子機器製品の残寿命を記憶する稼働状況DB記憶部、製品型番と機能と性能を記憶する製品DB記憶部とを管理する手段、稼働時間、使用環境を受信し、稼働状況DB記憶部を参照、更新し寿命判断を行う手段、寿命であれば製品DB記憶部を参照し、同じ機能を含み同等以上の性能を有する製品を選出し、顧客情報と共に送信する手段とを含み、営業管理装置は、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手段を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は営業支援システム、寿命管理システム、プログラム、及び営業支援方法に関し、特に、製品の寿命情報を利用した営業支援システム、寿命管理システム、プログラム、及び営業支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、顧客が購入した、或いは顧客に納めた電子機器製品については、顧客が寿命を認識した時点で、寿命となった製品の置き換えが検討され、置き換え要求や、検討結果が販売店等に伝えられることより、新規製品を提案することが一般的である。
【0003】
また、別の方法としては、これらの電子機器製品の寿命判定を、稼働時間をベースに行い、寿命と判定されると、買い替えや置き換え製品を提案する方法もある。
【0004】
例えば、顧客の自宅に設けられた電気製品と、販売店に設けられた販売店端末と、前記顧客に使用される顧客端末とが通信回線で接続され、電気製品にその使用期間の累計を表す製品寿命情報を販売店端末に送信する手段を備え、販売店端末は、製品寿命情報を受信すると、その電気製品と同一カテゴリの新製品案内情報を前記電気製品を所有する顧客の端末へ送信する手段を備えた製品宣伝システムが開示されている(特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】特開2001−357288号公報(請求項1参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、この従来方法には、次の様な問題点があった。
【0007】
上記一般的な方法では、寿命となった製品の販売者等が、後継製品の販売の機会を逃すこともあり、顧客にとっては、円滑に後継製品に置き換えられないという問題点があった。
【0008】
上記別の方法では、電気製品の寿命判定は、稼働時間をベースに行われており、実際に使用される環境を考慮した、正確な寿命判断は行われていないことにより、製造元から提供される寿命時間と異なる場合があるという問題点があった。
【0009】
本発明は、以上の問題点を解決する製品寿命情報による営業支援システム、寿命管理システム、プログラム、及び営業支援方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の営業支援システムは、顧客の電子機器製品と、寿命管理センタと、営業管理装置とがネットワークで接続され、前記顧客の電子機器製品には稼働時間を記憶し、定期的に寿命管理センタに送信する手段を有し、前記寿命管理センタには、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能の情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記電子機器製品より稼働時間情報を受け、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手段とを含み、前記営業管理装置は、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手段を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第2の営業支援システムは、顧客の電子機器製品と、寿命管理センタと、営業管理装置と、製品の製造元のコンピュータとがネットワークで接続され、前記顧客の電子機器製品には稼働時間を記憶し、定期的に寿命管理センタに送信する手段を有し、前記寿命管理センタには、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能の情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記電子機器製品より稼働時間情報を受け、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手段とを含み、前記営業管理装置は、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手段を含み、前記製造元のコンピュータは、寿命データとして、各製品毎の寿命時間と、製品情報として、製品の性能情報と、出荷開始時期或いは出荷停止時期と、製品の価格情報を寿命管理センターへ提供する手段とを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の第3の営業支援システムは、顧客の電子機器製品と、寿命管理センタと、営業管理装置とがネットワークで接続され、前記顧客の電子機器製品には稼働時間と、稼働時の使用環境データを記憶し、定期的に寿命管理センタに送信する手段を有し、前記寿命管理センタには、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記電子機器製品より使用環境データと稼働時間情報を受け、推奨環境から外れた場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、それと同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手段とを含み、前記営業管理装置は、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手段を含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の第4の営業支援システムは、顧客の電子機器製品と、寿命管理センタと、営業管理装置と、製品の製造元のコンピュータとがネットワークで接続され、前記顧客の電子機器製品には稼働時間と、稼働時の使用環境データを記憶し、定期的に寿命管理センタに送信する手段を有し、前記寿命管理センタには、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記電子機器製品より使用環境データと稼働時間情報を受け、推奨環境から外れ場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手段とを含み、前記営業管理装置は、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手段を含み、前記製造元のコンピュータは、寿命データとして、各製品毎の推奨環境による運用での寿命時間と、各製品毎の推奨環境を外れた場合における寿命進行率とを提供する手段と、製品情報として、製品の機能と性能情報と、出荷開始時期或いは出荷停止時期と、製品の価格情報を寿命管理センターへ提供する手段とを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明の第5の営業支援システムは、前記第3、又は第4の営業支援システムであって、前記稼働時の使用環境データとして、電子機器製品の内部温度を含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の第6の営業支援システムは、前記第3、又は第4の営業支援システムであって、前記稼働時の使用環境データとして、電子機器製品の内部湿度を含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第1の寿命管理システムは、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能の情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記顧客の電子機器製品よりネットワークを通じて稼働時間情報を受信し、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共にネットワークを通じ送信する手段とを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の第2の寿命管理システムは、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記顧客の電子機器製品よりネットワークを通じ、使用環境データと稼働時間情報を受信し、推奨環境から外れた場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、それと同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共にネットワークを通じ送信する手段とを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の第1のプログラムは、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手順と、ネットワークを通じ顧客の電子機器製品より稼働時間情報を受信し、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手順と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手順と、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0019】
本発明の第2のプログラムは、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手順と、ネットワークを通じ、顧客の電子機器製品より使用環境データと稼働時間情報を受け、推奨環境から外れた場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での運用を行った稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手順と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手順と、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0020】
本発明の第1の営業支援方法は、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手順と、ネットワークを通じ顧客の電子機器製品より稼働時間情報を受信し、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手順と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手順と、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手順とを含むことを特徴とする。
【0021】
本発明の第2の営業支援方法は、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能及び性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手順と、ネットワークを通じ、顧客の電子機器製品より使用環境データと稼働時間情報を受け、推奨環境から外れた場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手順と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手順と、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手順とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明の第1の効果は、寿命管理センターにより、製品寿命と判断された場合に、営業部門から見積書が作成されることで、即座に、顧客へ寿命となった製品の置き換えが提案できることである。
【0023】
その理由は、寿命管理センターへ寿命と判断された場合に、各顧客に対応した新規製品の選定と、製品構成の作成が行われ、そのデータが営業部門により、即座に見積書として出力することが出来るためである。
【0024】
本発明の第2の効果は、各顧客での製品使用環境に応じた、正確な寿命判断が行えることである。
【0025】
その理由は、ユーザ先の製品より、温度と、湿度と、稼働時間の使用環境データを取得して、その環境条件を元に、使用寿命値を算出することで、ユーザ環境を考慮した形での、寿命判断が出来るためである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0027】
図1を参照すると、本発明の製品寿命情報による営業支援システムの第1の実施形態は顧客コンピュータ10と、寿命管理センター20と、営業部門30と、製造元40のコンピュータ41とこれらを相互に接続するインターネット等の通信ネットワーク50から構成されている。
【0028】
顧客コンピュータ10は、パーソナルコンピュータやサーバ等の情報処理機器である、コンピュータAa11と、コンピュータAb12と、コンピュータBa13、プリンタや、ディスプレイ装置の出力機能を有する表示部19にて構成される。
【0029】
コンピュータAa11と、コンピュータAb12は同一の構成による製品であり、製品寿命も同一の製品である。
【0030】
コンピュータBa13はコンピュータAa11と、コンピュータAb12とは、異なる構成による製品であり、製品寿命が異なるものである。
【0031】
処理装置21は、サーバ等の情報処理装置であり、プログラム制御で動作する。処理装置21は、寿命管理センター20内に設置され、顧客データベース記憶部22と、寿命データベース記憶部23と、製品データベース記憶部24と、稼働状況データベース記憶部25を管理し、寿命判断や、新規製品の選出を行う機能を有する。
【0032】
さらに、顧客コンピュータ10から送出される稼働状況データの受け取りと、各データベースへの更新を行う機能を有する。
【0033】
これらの機能は、好適には処理装置21のプログラムで実現する。
【0034】
顧客データベース記憶部22は、顧客名、住所、電話番号、製品型番やシリアルナンバー等の納入装置情報、顧客コンピュータ10のシステム管理者等の担当者の情報と、顧客先に納入された製品が製品寿命と判定されているかどうかの情報を保持している。
【0035】
寿命データベース記憶部23は、各製品毎の推奨環境による運用での寿命時間と、各製品毎の推奨環境を外れた場合における寿命進行率を有する。
【0036】
寿命データベース記憶部23は、ネットワーク50を介して、製造元40のコンピュータ41から提供され、新規製品が出荷されると更新される。
【0037】
製品データベース記憶部24は、稼働中の製品情報及び新規製品情報として、各製品の機能情報と性能情報と、製品出荷日と、製品出荷停止日と、製品の価格情報のデータを有する。
【0038】
稼働状況データベース記憶部25は、顧客稼働製品毎の算定残寿命データを有する。
【0039】
尚、寿命管理センター20のシステムを寿命管理システムとする。
【0040】
営業部門30は、顧客コンピュータ10を販売した販売店であり、サーバ等の情報処理装置である営業管理装置31と、プリンタ等のデータを印字する機能を有する出力装置32により構成されている。
【0041】
営業管理装置31は、装置構成情報と、顧客情報を元に、見積書を作成する機能を有する。
【0042】
出力装置32は、営業管理装置31から見積書データが送付されると、見積書を出力する機能を有する。
【0043】
製造元40は、顧客コンピュータを製造したメーカであり、ネットワーク50に通信接続されたコンピュータ41を有しており、これが、寿命データとして、各製品毎の推奨環境による運用での寿命時間と、各製品毎の推奨環境を外れた場合における寿命進行率と、製品情報である、製品の機能と性能情報と、製品出荷開始時期や製品出荷停止時期と、製品の価格情報を寿命管理センターへ提供する。
【0044】
図2を参照すると、コンピュータAa11は、センサ部110と、記憶部120と、タイマ部130と、センサ情報処理部140と、通信制御部150と、ネットワーク部160を有する。
【0045】
コンピュータAa11は、ディスプレイ装置等の表示部19と接続されている。
【0046】
センサ部110は、温度センサ111と、湿度センサ112と、稼働時間センサ113を有する。
【0047】
温度センサ111は、コンピュータAa11が稼働している間に内部温度を取得する。
【0048】
同様に、湿度センサは、内部湿度を取得する。稼働時間センサはコンピュータAa11が稼働している時間を取得する。
【0049】
記憶部120は、センサ部110部にて取得した情報を保持、消去する機能を有する。
【0050】
タイマ部130は、時間管理を行う機能を有し、予め設定された間隔に達したことをセンサ情報処理部140へ通知する。
【0051】
センサ情報処理部140は、センサ部110で取得した情報を管理する機能を有し、センサ部110と、記憶部120に対するデータ送信命令や、記憶部120に対して、データ初期化命令を行う。
【0052】
通信制御部150は、データのやり取りを制御する機能を有し、記憶部120から送信された稼働状況データを、ネットワーク部160から、ネットワーク50を介して、寿命管理センター20へ送出する。
【0053】
さらに、寿命管理センター20よりネットワーク部160が受信した受信完了通知をセンサ情報処理部140へ送信する。
【0054】
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について図面を参照して説明する。尚、以降の説明では、ネットワーク50はインターネットであるとする。
【0055】
図3において、コンピュータAa11は、タイマ部130が間隔A1となったことを、センサ情報処理部140に通知する(ステップA1)。
【0056】
これに対応して、センサ情報処理部140はセンサ部110に対して、データ送信命令を発行する(ステップA2)。
【0057】
データ送信命令を受け取ったセンサ部110は、温度センサ111と、湿度センサ112と、稼働時間センサ113により取得したデータを、記憶部120へ送信する(ステップA3)。
【0058】
送信されたデータは記憶部120にて保持される(ステップA4)。
【0059】
タイマ部130は、間隔A2となった際、センサ情報処理部140に通知する(ステップA5)。
【0060】
センサ情報処理部140は、センサ部110に対して、データ送信命令を発行する(ステップA6)。
【0061】
センサ部110は、温度センサ111と、湿度センサ112と、稼働時間センサ113により取得した情報を、記憶部120へ送信する(ステップA7)。
【0062】
間隔0から、間隔A1までの時間と、間隔A1から、間隔A2までの時間は同一である。間隔A1、A2・・・、Anは、センサを確認するための短い単位時間であり、例えば1秒間となる。
【0063】
図4に移り、次に、コンピュータAa11は、タイマ部130が、間隔B1となったことを、センサ情報処理部140に通知する(ステップA13)。
【0064】
センサ情報処理部140は、間隔B1となったことを受信すると、記憶部120に対して、保持しているデータを通信制御部150へ送付するよう、データ送信命令を行う(ステップA14)。
【0065】
記憶部120は、通信制御部150に対し、データ送信を行う(ステップA15)。
【0066】
通信制御部150は、ネットワーク部160に対して、寿命管理センター20へのデータ送付命令を行う(ステップA16)。
【0067】
ネットワーク部160は、寿命管理センター20へのデータ送付を行う(ステップA17)。
【0068】
ネットワーク部160は、寿命管理センター20からデータ受信完了通知を受け取ると、通信制御部150に通知を行う(ステップA18)。
【0069】
通信制御部150は、通信完了通知をセンサ情報処理部140に送信する(ステップA19)。
【0070】
センサ情報処理部140は、通信完了通知を受信すると、記憶部120に対して、データ初期化命令を行う(ステップA20)。
【0071】
記憶部120は、データ初期化を行う(ステップA21)。
【0072】
間隔0から、間隔B1までの時間と、間隔B1から、間隔B2までの時間は同一である。間隔B1、B2、・・・、Bnは、通信管理用の単位時間であり、例えば、一週間となる。
【0073】
図5において、製造元40のコンピュータ41は新規製品データである、製品の機能及び性能情報と、製品出荷時期情報と、製品出荷停止時期情報と、新規製品の寿命データである、各製品毎の推奨環境による運用での寿命時間と、各製品毎の推奨環境を外れた場合における、寿命進行率データを、寿命管理センター20内に設置されている処理装置21へ送信する(ステップB1)。
【0074】
処理装置21は、製造元のコンピュータ41より送信された新規製品データと寿命データを元に、寿命データベース記憶部23、製品データベース記憶部24の更新を行う(ステップB2)。
【0075】
これにより、処理装置21の寿命データベース記憶部23と製品データベース記憶部24は、新規製品が出荷された際及び現行製品の出荷が停止(製造中止等による停止)の場合のみ、更新される。
【0076】
次に、コンピュータAa11は、稼働状況データを、処理装置21へ送信する(ステップB3)。
【0077】
処理装置21は、データの受信を行うと、正常に受信処理が完了したことを通知する受信完了通知を、コンピュータAa11へ送信する(ステップB4)。
【0078】
処理装置21は、稼働状況データを顧客データベース記憶部22と照合を行う。顧客データベース記憶部22には、顧客名と住所と、電話番号と、納入装置情報(シリアルナンバー等)と、システム管理者等の担当者のデータが格納されており、送信されたデータに対して、顧客名、住所、電話番号、納入装置情報、システム管理者等の担当者データが付与される(ステップB5)。
【0079】
次に、処理装置21は、顧客データベース記憶部22と照合された稼働状況データに対して、寿命データベース記憶部23に有する、製造元40より提供された、各製品毎の推奨環境から外れた温度環境・湿度環境の度合で設定される寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用寿命値の算出を行う。
【0080】
さらに、寿命データベース記憶部23に有する、各製品毎の寿命時間データから、使用寿命値を引くことにより、算定残寿命データを作成する(ステップB6)。
【0081】
次に、処理装置21は算定残寿命データを、稼働状況データベース記憶部25に設定する(ステップB7)。
【0082】
尚、2回目以降の稼働状況データを受信した場合には、ステップB6の使用寿命値の算出を行い、これを、稼働状況データベース記憶部25の算定残寿命データから差し引き、算定残寿命データを更新する。
【0083】
次に、処理装置21は、顧客データベース記憶部22から、コンピュータAa11が過去に装置寿命と判断されたことがあるかどうかを確認する(ステップB8)。
【0084】
既に装置寿命と判断されている場合は、処理を終了する。
【0085】
寿命と判断されていない場合は、処理装置21は、算定残寿命値により、寿命判断を行う。(ステップB9)。
【0086】
算定残寿命値が正の数であり、製品寿命でない場合は、処理を終了する。
【0087】
算定残寿命値が負の数であり、製品寿命である場合は、製品寿命であることを、コンピュータAa11に通知する(ステップB10)。
【0088】
次に、処理装置21は、寿命と判断された場合、寿命と判断された製品情報と、製品データベース記憶部24を照合する(ステップB11)。
【0089】
次に、処理装置21は、コンピュータAa11に替わる新規製品の選出を行う。この際、選出される装置は、製品データベース記憶部24による機能及び性能情報から、コンピュータAa11の機能を含みコンピュータAa11と同性能の新規製品と、前記機能を含みコンピュータAaより高性能の新規製品の2種の選定を行う(ステップB12)。
【0090】
次に、処理装置21は、選出を行った新規製品構成データとして、製品型番と製品価格と、機能及び性能情報とを、顧客情報データとして、顧客名と住所と電話番号とシステム管理者等の担当者の情報とを営業管理装置31へ送信する(ステップB13)。
【0091】
処理装置21は、コンピュータAa11が、装置寿命と判定されたことを、顧客データベース記憶部22に更新する(ステップB14)。
【0092】
営業管理装置31は、新規製品構成データと顧客情報データを受信する(ステップB15)。
【0093】
次に、営業管理装置31は、受信したデータを元に、見積書データを作成する(ステップB16)。
【0094】
次に、営業管理装置31は、見積書データを出力装置32へ送信する(ステップB17)。
【0095】
出力装置32は、見積書データを受信する(ステップB18)。
【0096】
最後に、出力装置32は、見積書データを見積書として出力する(ステップB19)。
【0097】
次に、本発明の第2の実施形態ついて図面を参照して説明する。
本発明の第2の実施形態は、顧客コンピュータ10からの稼働状況データの収集は行わず、営業部門30より寿命管理センター20へ稼働開始日を通知することにより、寿命管理センター20内部で稼働時間を算出し、寿命であるか否かの判断が行われる点で第1の実施形態と異なる。
【0098】
従って、寿命管理センター20は、営業部門30より稼働開始日の情報を受け取った際に、顧客データベース記憶部22へ稼働開始情報を設定し、それを元に算出される稼働時間と寿命データベース記憶部23に保持されている各製品毎の寿命時間から、算定残寿命データを作成し、稼働状況データベース記憶部25のデータを更新する。
【0099】
これ以降の動作は第1の実施形態と同様である。
【0100】
以上の様に、本実施の形態では、顧客コンピュータ10がネットワーク50に接続できない場合においても、寿命管理が実施でき、営業部門への寿命情報の提供が可能となる。
【0101】
以上の第1及び第2の実施形態の説明では、顧客の電子機器製品の例として、顧客コンピュータ10について説明したが、顧客の電子機器製品が記憶装置、情報家電装置、通信装置、或いは画像形成装置(ファクシミリ装置、プリンタ装置、複写機等)であっても本発明は、適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明の営業支援システムの第1の実施形態の全体の構成を示すブロック図。
【図2】図1のコンピュータAa11の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の営業支援システムの第1の実施形態における顧客コンピュータの動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の営業支援システムの第1の実施形態における顧客コンピュータの動作を示すフローチャート。
【図5】本発明の営業支援システムの第1の実施形態の全体の動作を示すフローチャート。
【図6】本発明の営業支援システムの第1の実施形態の全体の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0103】
10 顧客コンピュータ
11 コンピュータAa
110 センサ部
111 温度センサ
112 湿度センサ
113 稼働時間センサ
120 記憶部
130 タイマ部
140 センサ情報処理部
150 通信制御部
160 ネットワーク部
12 コンピュータAb
13 コンピュータBa
19 表示部
20 寿命管理センター
21 処理装置
22 顧客データベース記憶部
23 寿命データベース記憶部
24 製品データベース記憶部
25 稼働状況データベース記憶部
30 営業部門
31 営業管理装置
32 出力装置
40 製造元
41 コンピュータ
50 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客の電子機器製品と、寿命管理センタと、営業管理装置とがネットワークで接続され、
前記顧客の電子機器製品には稼働時間を記憶し、定期的に寿命管理センタに送信する手段を有し、
前記寿命管理センタには、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能の情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記電子機器製品より稼働時間情報を受け、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手段とを含み、
前記営業管理装置は、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手段を含むことを特徴とする営業支援システム。
【請求項2】
顧客の電子機器製品と、寿命管理センタと、営業管理装置と、製品の製造元のコンピュータとがネットワークで接続され、
前記顧客の電子機器製品には稼働時間を記憶し、定期的に寿命管理センタに送信する手段を有し、
前記寿命管理センタには、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能の情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記電子機器製品より稼働時間情報を受け、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手段とを含み、
前記営業管理装置は、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手段を含み、前記製造元のコンピュータは、寿命データとして、各製品毎の寿命時間と、製品情報として、製品の性能情報と、出荷開始時期或いは出荷停止時期と、製品の価格情報を寿命管理センターへ提供する手段とを含むことを特徴とする営業支援システム。
【請求項3】
顧客の電子機器製品と、寿命管理センタと、営業管理装置とがネットワークで接続され、
前記顧客の電子機器製品には稼働時間と、稼働時の使用環境データを記憶し、定期的に寿命管理センタに送信する手段を有し、
前記寿命管理センタには、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記電子機器製品より使用環境データと稼働時間情報を受け、推奨環境から外れた場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、それと同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手段とを含み、
前記営業管理装置は、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手段を含むことを特徴とする営業支援システム。
【請求項4】
顧客の電子機器製品と、寿命管理センタと、営業管理装置と、製品の製造元のコンピュータとがネットワークで接続され、
前記顧客の電子機器製品には稼働時間と、稼働時の使用環境データを記憶し、定期的に寿命管理センタに送信する手段を有し、
前記寿命管理センタには、顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記電子機器製品より使用環境データと稼働時間情報を受け、推奨環境から外れ場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手段とを含み、前記営業管理装置は、前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手段を含み、前記製造元のコンピュータは、寿命データとして、各製品毎の推奨環境による運用での寿命時間と、各製品毎の推奨環境を外れた場合における寿命進行率とを提供する手段と、製品情報として、製品の機能と性能情報と、出荷開始時期或いは出荷停止時期と、製品の価格情報を寿命管理センターへ提供する手段とを含むことを特徴とする営業支援システム。
【請求項5】
前記稼働時の使用環境データとして、電子機器製品の内部温度を含むことを特徴とする請求項3、又は4記載の営業支援システム。
【請求項6】
前記稼働時の使用環境データとして、電子機器製品の内部湿度を含むことを特徴とする請求項3、又は4記載の営業支援システム。
【請求項7】
顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能の情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記顧客の電子機器製品よりネットワークを通じて稼働時間情報を受信し、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手段と、
寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共にネットワークを通じ送信する手段とを含むことを特徴とする寿命管理システム。
【請求項8】
顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手段と、前記顧客の電子機器製品よりネットワークを通じ、使用環境データと稼働時間情報を受信し、推奨環境から外れた場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手段と、寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、それと同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共にネットワークを通じ送信する手段とを含むことを特徴とする寿命管理システム。
【請求項9】
顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手順と、
ネットワークを通じ顧客の電子機器製品より稼働時間情報を受信し、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手順と、
寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手順と、
前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項10】
顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手順と、
ネットワークを通じ、顧客の電子機器製品より使用環境データと稼働時間情報を受け、推奨環境から外れた場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での運用を行った稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手順と、
寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手順と、
前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項11】
顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の寿命時間情報を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能と性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手順と、
ネットワークを通じ顧客の電子機器製品より稼働時間情報を受信し、稼働状況データベース記憶部を参照しその寿命判断を行う手順と、
寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち、同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手順と、
前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手順とを含むことを特徴とする営業支援方法。
【請求項12】
顧客の個人情報と顧客の電子機器製品の識別情報を含む顧客データベース記憶部、電子機器製品の識別毎の、推奨環境による運用での寿命時間情報及び推奨環境を外れた場合における寿命進行率を記憶する寿命データベース記憶部、各顧客で稼働する電子機器製品の残寿命時間を記憶する稼働状況データベース記憶部、製品識別とその機能及び性能情報を記憶する製品データベース記憶部とを管理する手順と、
ネットワークを通じ、顧客の電子機器製品より使用環境データと稼働時間情報を受け、推奨環境から外れた場合の寿命進行率と、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間とを積算し、これに推奨環境での稼働時間を加え使用寿命値を算出し、これで稼働状況データベース記憶部の残寿命データを更新し、その寿命判断を行う手順と、
寿命と判断すると、前記製品データベース記憶部を参照し、その製品の機能を持ち同等以上の性能を有する製品を選出し、これを顧客の情報と共に送信する手順と、
前記情報を受信し、前記顧客向けの見積書を作成する手順とを含むことを特徴とする営業支援方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−65413(P2006−65413A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−244214(P2004−244214)
【出願日】平成16年8月24日(2004.8.24)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)