説明

噴出装置

【課題】取り外されたノズルを再利用することができる噴出装置を提供する。
【解決手段】スプレー缶11の上端部に取り付けられるノズル12にスプレー缶11の周面に沿って延在するカバー部41を設け、カバー部41に、スプレー缶11の折返し部23に外嵌する外嵌部51を設ける。外嵌部51に下方開口状の切り込み61を複数設け、各切り込み61間に係止片62を設ける。各係止片62は可倒性を有し、外嵌部51には弾性が付与される。これにより、各切り込み61は、前記外嵌部51に弾性を付与する弾性付与構造を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプレー缶から内容物を噴出する噴出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スプレー缶にノズルが取り付けられた噴出装置を破棄する際には、スプレー缶とノズルとを分別する必要があり、この分別作業を容易とする為に、図6に示すようなノズル701が考案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
このノズル701は、スプレー缶に嵌着されるリング状の外嵌部711を備えており、該外嵌部711の上縁内側には、ヒンジ部712を介してノズル部713が設けられている。該ノズル部713の中央には、スプレー缶のノズルコアに接続される円筒状のスパウト714が設けられており、該スパウト714の側部には、操作ボタン715が設けられている。これにより、該操作ボタン715を押圧操作した際に、前記スプレー缶のノズルコアから噴出された内容物を前記スパウト714を介して吐出できるように構成されている。
【0004】
前記外嵌部711には、切断用の縦型の溝721,721が形成されており、この溝721,721は、前記ヒンジ部712との接続部の両側から当該外嵌部711の下縁まで延在している。
【0005】
これにより、廃棄時には、前記スパウト714を持って前記外嵌部711を引きちぎることにより、前記スプレー缶に嵌着固定された当該ノズル701を容易に分離できるように構成されている。
【特許文献1】特開平9−216673号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような従来の噴出装置にあっては、スプレー缶からノズル701を取り外す際に、該ノズル701の外嵌部711を引きちぎらなければならなかった。
【0007】
このため、当該ノズル701を再利用することができないという問題があった。
【0008】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、取り外されたノズルを再利用することができる噴出装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の噴出装置にあっては、スプレー缶に設けられたノズルに、前記スプレー缶の上部に設けられた折返し部に外嵌するとともに、該折返し部に外嵌した状態で当該折返し部に係止される筒状の外嵌部が設けられた噴出装置において、前記外嵌部に弾性を付与する弾性付与構造を備えたことを特徴とする噴出装置。
【0010】
すなわち、スプレー缶に取り付けられたノズルには、前記スプレー缶に形成された折返し部に外嵌する外嵌部が設けられており、この外嵌部には、弾性付与構造によって弾性が付与されている。
【0011】
このため、スプレー缶使用後において、前記スプレー缶の前記折返し部に外嵌した前記ノズルの前記外嵌部を弾性変形させることによって、前記折返し部との係止状態が解除される。
【0012】
このとき、前記外嵌部より外力を取り除いた際には、元の形状に戻ることから、当該ノズルは、他のスプレー缶の折返し部に取り付けられる。
【0013】
また、請求項2の噴出装置においては、前記外嵌部に切り込みを形成して当該外嵌部に弾性を付与した。
【0014】
すなわち、スプレー缶の折返し部に外嵌する外嵌部には、切り込みが形成され、これにより当該外嵌部に弾性が付与される。
【0015】
さらに、請求項3の噴出装置では、前記ノズルに、当該ノズルを前記スプレー缶に取り付けた状態で該スプレー缶の周面に沿って延在しノズル操作時に把持されるカバー部を設け、該カバー部の内側に配置された前記外嵌部と前記カバー部とを連結した。
【0016】
すなわち、ノズルをスプレー缶に取り付けた状態において、前記ノズルを前記スプレー缶に嵌着固定する外嵌部の外側には、前記スプレー缶の周面に沿って延在するカバー部が配置されており、該カバー部は、ノズル操作時に把持されるように構成されている。そして、このカバー部と前記外嵌部とは、連結されており、前記カバー部を把持した把持力は、前記外嵌部が前記折返し部に係合する係合力として作用するとともに、カバー部を介してスプレー缶の周面も握持することができるので、使用時にカバー部からスプレー缶が脱落することを防止することができる。
【0017】
一方、前記スプレー缶から前記ノズルを取り外す際には、前記握持力が開放されるため、外嵌部が折返し部に係合する係合力が開放されるとともに、その力が前記カバー部に加えられる。すると、この力は、前記外嵌部に伝達され、当該外嵌部を前記折返し部から外す力として作用する。
【0018】
加えて、請求項4の噴出装置にあっては、前記カバー部に切り込みを形成した。
【0019】
すなわち、ノズル取付時においてスプレー缶の外周面に沿って延在するカバー部に切り込みを設けることによって、ノズル取り外し時において、前記カバーを変形することができる。
【発明の効果】
【0020】
以上説明したように本発明の請求項1の噴出装置にあっては、スプレー缶使用後において、前記スプレー缶の折返し部に外嵌したノズルの外嵌部を弾性変形させることによって、当該外嵌部と前記折返し部との係止状態の解除を容易とし、前記ノズルの前記スプレー缶からの取り外しを可能とすることができる。
【0021】
このとき、取り外し時に加えられた外力を前記外嵌部から取り除いた際には、当該外嵌部が元の形状に戻るため、当該ノズルの外嵌部を他のスプレー缶の折返し部に外嵌した状態で取り付けることができる。
【0022】
したがって、ノズルをスプレー缶から取り外す際に、ノズルの外嵌部を引きちぎらなければならなかった従来と比較して、ノズルの再利用が可能となり、利便性が向上する。
【0023】
また、請求項2の噴出装置においては、スプレー缶の折返し部に外嵌する外嵌部に切り込みを設けることによって、当該外嵌部に弾性を付与することができる。これにより、前記外嵌部の変形を助けることができ、ノズルの取り外し性の向上を図ることができる。
【0024】
さらに、請求項3の噴出装置では、ノズルに設けられたカバー部を把持するノズル操作時には、前記カバー部を把持する把持力を、ノズルの外嵌部がスプレー缶の折返し部に係合する係合力として作用させることができる。
【0025】
一方、前記スプレー缶から前記ノズルを取り外す際には、その力を前記カバー部に加えることができる。これにより、この力を前記外嵌部に伝達し、当該外嵌部を前記折返し部から外す力として作用させることができる。
【0026】
このように、ノズルを操作する使用時には、ノズルの不用意な外れを防止することができる一方、ノズル取り外し時には、ノズルの取り外しを助けることができる。
【0027】
加えて、請求項4の噴出装置にあっては、ノズル取付時においてスプレー缶の外周面に沿って延在するカバー部に切り込みを設けることによって、取り付け時の握持力を外嵌部に伝達しやすくするとともに、ノズル取り外し時において、前記カバーの変形を助けることができ、取り外し性の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
(第1の実施の形態)
【0029】
以下、本発明の第1の実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる噴出装置1を示す図であり、該噴出装置1は、芳香剤や消臭剤や殺虫剤などの噴霧剤を必要に応じて任意に噴霧する装置である。
【0030】
この噴出装置1は、噴霧剤が収容された金属製のスプレー缶11と、該スプレー缶11の上端部に取り付けられたノズル12とによって構成されており、該ノズル12から前記スプレー缶11を取り外すことによって、当該スプレー缶11を交換できるように構成されている。
【0031】
このスプレー缶11の缶本体21は、図2にも示すように、円筒容器状に形成されており、当該缶本体21の上端部は、球面状に形成されたショルダー部22が形成されている。この上端部の中央部には、噴霧剤を収容する為の収容口が設けられており、該収容口は、蓋体によって閉鎖されている(図示省略)。該蓋体の周縁は、前記缶本体21の上縁と共にカシメられており、当該缶本体21の上端部には、下方へ向けて折り返された折返し部23が全周に渡って形成されている。
【0032】
前記蓋体からは、前記缶本体21に収容された前記噴霧剤を噴出するためのパイプ25が後退可能に延出しており、該パイプ25には、前記噴霧剤の不用意な吹き出しを防止する図外のバルブ機構が設けられている。このバルブ機構は、前記パイプ25を缶本体21側へ後退させた際に該缶本体21内の噴霧剤を当該パイプ25から噴出できるように構成されている。
【0033】
前記ノズル12は、弾性を有した合成樹脂によって形成されており、弾性が付与された弾性付与構造を備えている。このノズル12は、前記スプレー缶11に取り付けられるノズル本体31と、該ノズル本体31の上部開口部32を閉鎖する上部閉鎖部33とによって構成されている。
【0034】
前記ノズル本体31には、前記スプレー缶11に取り付けた取付状態において、当該スプレー缶11の周面に沿って延在するカバー部41が一体形成されており、該カバー部41は、前記スプレー缶11の周面に密着するように構成されている。このカバー部41は、ノズル操作時に前記スプレー缶11を握持する手で把持できる長さに設定されている。
【0035】
このカバー部41の内側面には、前記スプレー缶11の前記折返し部23に外嵌する筒状の外嵌部51が一体形成されており、該外嵌部51は、その上縁部が前記カバー部41内面に連結されている。この外嵌部51の下縁部には、前記スプレー缶11に取り付けた状態で、前記折返し部23と前記ショルダー部22との間に挿入される係止爪52,・・・が内側へ向けて突設されており、前記外嵌部51を前記折返し部23に外嵌した状態で前記係止爪52,・・・が前記折返し部23に係合することで、当該ノズル12が前記スプレー缶11に固定されるように構成されている。
【0036】
この外嵌部51には、図3及び図4に示すように、上下方向に延在する下方開口状の切り込み61,・・・が複数形成されており、各切り込み61,・・・は、前記外嵌部51の円周方向に等間隔をおいて設けられている。各切り込み61,・・・間には、前記スプレー缶11の前記折返し部23に係止される係止片62,・・・が形成されており、各係止片62,・・・には、可倒性が付与されている。これにより、当該外嵌部51には、弾性が付与されており、前記各切り込み61,・・・は、前記外嵌部51に弾性を付与する弾性付与構造を構成している。
【0037】
前記カバー部41の上縁には、図2〜図4に示したように、前記スプレー缶11の前記蓋体に沿って延在する棚部71が形成されており、該棚部71の中央には、前記パイプ25が挿通する円形穴72が形成されている。前記カバー部41の上縁には、図2及び図3に示すように、前記棚部71を包囲する筒状の首部73が形成されており、該首部73の前方には、開口部74が形成されている。
【0038】
この首部73の上部には、大径のヘッド部81が形成されており、該ヘッド部81は、前記上部閉鎖部33が取り付けられることによって、前記上部開口部32が閉鎖されるように構成されている。前記ヘッド部81の後端部には、相対向する支持壁82,82が形成されており、該支持壁82,82には、図3の(b)に示したように、上方開口状の上方開口溝83,83が形成されている。
【0039】
前記ヘッド部81内には、図2に示したように、前記スプレー缶11の前記噴霧剤を噴霧する際に操作される操作レバー91が設けられており、該操作レバー91は、への字状に形成された相対向する側面部92,92を備えている。両側面部92,92の後端部には、回転軸93が架橋されており、該回転軸93は、前記支持壁82,82に設けられた前記上方開口溝83,83に回動自在に支持されている。
【0040】
前記両側面部92,92の中央部には、中央壁101によって連結されており、該中央壁101には、下方に延出した一対の下方延出片102,102が形成されるとともに、両下方延出片102,102には、下方開口溝103,103が形成されている。前記両側面部92,92の前端部は、前壁104によって連結されており、当該操作レバー91の前端部には、前記首部73の前記開口部74を挿通して斜め下方に延出したトリガー105が形成されている。
【0041】
また、前記ヘッド部81内には、前記スプレー缶11から噴出された前記噴霧剤を案内するガイド部材111が収容されている。該ガイド部材111は、前記棚部71の前記円形穴72に挿入される筒状のガイド本体112を備えており、該ガイド本体112には、前記スプレー缶11より延出した前記パイプ25が挿入される挿入穴113が設けられている。該挿入穴113上部の内側面には、傾斜面114が形成されており、該傾斜面114に前記パイプ25が当接するように構成されている。
【0042】
前記ガイド本体112の上部側面には、円柱部121,121が突設されており、該円柱部121は、前記操作レバー91の前記下方延出片102,102に設けられた下方開口溝103,103に回動自在に支持されている。これにより、前記操作レバー91の前記トリガー105が操作された際には、当該ガイド部材111が前記スプレー缶11より延出した前記パイプ25を下方の後退させ、当該パイプ25から前記噴霧剤を噴出できるように構成されている。
【0043】
前記ガイド本体112の上端部からは、筒状のガイド部131が前記ノズル12の前端開口部132へ向けて延出されており、該ガイド部131は、前記ガイド本体112に接続されている。これにより、該ガイド本体112内に噴出された前記噴霧剤を当該ガイド部131の先端に設けられた噴出口133を介して噴霧できるように構成されている。
【0044】
以上の構成にかかる本実施の形態において、前記スプレー缶11の上部に取り付けられたノズル12には、前記スプレー缶11に形成された折返し部23に外嵌する外嵌部51が設けられており、この外嵌部51には、その素材からなる弾性付与構造によって弾性が付与されている。
【0045】
このため、スプレー缶11の噴霧剤を使い切った際には、前記スプレー缶11に対してノズル12を捩りながら上方へ引っ張ることにより、前記スプレー缶11の前記折返し部23に外嵌した前記外嵌部51を弾性変形させることができる。これにより、この外嵌部51と前記折返し部23との係止状態を容易に解除することができ、前記ノズル12の前記スプレー缶11からの取り外しを可能とすることができる。
【0046】
そして、前記折返し部23から前記外嵌部51が外れ、取り外し時に加えられた外力が前記外嵌部51から取り除いた際には、当該外嵌部51が元の形状復元する。このため、当該ノズル12の前記外嵌部51を、他のスプレー缶11の折返し部23に外嵌した状態で当該ノズル12を新たなスプレー缶11に取り付けることができる。
【0047】
したがって、ノズルをスプレー缶から取り外す際に、ノズルの外嵌部を引きちぎらなければならなかった従来と比較して、前記ノズル12の再利用が可能となり、利便性が向上する。
【0048】
また、前記外嵌部51には、複数の切り込み61,・・・が形成されており、前記外嵌部51を構成する各係止片62,・・・に可倒性が付与されている。これによっても、当該外嵌部51には、弾性が付与されているため、当該外嵌部51の変形を助けることができ、前記ノズル12の取り外し性の向上を図ることができる。
【0049】
そして、このノズル12を前記スプレー缶11に取り付けた状態において、前記ノズル12を前記スプレー缶11に嵌着固定する前記外嵌部51の外側には、前記スプレー缶11の周面に沿って延在するカバー部41が設けられており、該カバー部41は、ノズル操作時に把持されるように構成されている。また、このカバー部41と前記外嵌部51とは、上端部にて連結されており、前記カバー部41を把持する把持力は、前記外嵌部51の内径を縮径する方向に作用する。このため、前記把持力を前記折返し部23に係合する係合力として作用するとともに、カバー部41を介してスプレー缶11の周面も握持することができるので、使用時にカバー部41からスプレー缶11が脱落することを防止することができる。
【0050】
一方、前記スプレー缶11から前記ノズル12を取り外す際には、前記握持力が開放されるため、外嵌部51が折返し部23に係合する係合力が開放されるとともに、前記カバー部41を外側に広げようとする力を前記外嵌部51を広げる力として作用させ、当該外嵌部51を前記折返し部23から外す力として作用させることができる。
【0051】
このように、前記ノズル12を操作する使用時には、当該ノズル12の不用意な外れを防止することができる一方、ノズル取り外し時には、該ノズル12の取り外しを助けることができる。
【0052】
(第2の実施の形態)
【0053】
図5は、第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と異なる部分に付いてのみ説明し、同一又は同等部分に付いては、同符号を付して説明を割愛する。
【0054】
すなわち、ノズル12のカバー部41には、上下方向に延在する下方開口状の切り込みとしてのスリット201,・・・が複数形成されており、各スリット201,・・・は、前記カバー部41の円周方向に等間隔をおいて設けられている。各スリット201,・・・間には、前記スプレー缶11の周面に密着する密着片202,・・・が形成されており、各密着片202,・・・には、可倒性が付与されている。これにより、当該カバー部41には、弾性が付与されている。
【0055】
前記各スリット201,・・・は、前記外嵌部51に形成された各切り込み61,・・・と合致する位置に設けられており、各スリット201,・・・間に形成された各密着片202,・・・には、前記外嵌部51を構成する各係止片62,・・・に対向する位置に設けられている。これにより、前記各密着片202,・・・の上部には、対応する係止片62,・・・が連結されている。
【0056】
このように、ノズル取付時においてスプレー缶11の周面に沿って延在するカバー部41にスリット201,・・・を設けることによって、ノズルを操作する使用時及びノズル取り外し時において、前記カバー部41を変形することができる。
【0057】
これにより、ノズルを操作する使用時に、弱い握持力でも確実に外嵌部に伝達することができるため、当該ノズル12の不用意な外れをより確実に防止することができる一方、前記スプレー缶11からの前記ノズル12の取り外し性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)は要部の側面図であり、(b)は平面図である。
【図2】同実施の形態の要部を示す断面図である。
【図3】同実施の形態のノズル本体を示す図で、(a)は正面から見た一部断面図であり、(b)は側面から見た断面図である。
【図4】同実施の形態のノズル本体を示す底面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のノズル本体を示す図で、(a)は正面から見た一部断面図であり、(b)は側面から見た断面図である。
【図6】従来のノズルを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0059】
1 噴出装置
11 スプレー缶
12 ノズル
23 折返し部
41 カバー部
51 外嵌部
61 切り込み
201 スリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプレー缶に設けられたノズルに、前記スプレー缶の上部に設けられた折返し部に外嵌するとともに、該折返し部に外嵌した状態で当該折返し部に係止される筒状の外嵌部が設けられた噴出装置において、
前記外嵌部に弾性を付与する弾性付与構造を備えたことを特徴とする噴出装置。
【請求項2】
前記外嵌部に切り込みを形成して当該外嵌部に弾性を付与したことを特徴とする請求項1記載の噴出装置。
【請求項3】
前記ノズルに、当該ノズルを前記スプレー缶に取り付けた状態で該スプレー缶の周面に沿って延在しノズル操作時に把持されるカバー部を設け、該カバー部の内側に配置された前記外嵌部と前記カバー部とを連結したことを特徴とする請求項1又は2記載の噴出装置。
【請求項4】
前記カバー部に切り込みを形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の噴出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−111601(P2007−111601A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−304062(P2005−304062)
【出願日】平成17年10月19日(2005.10.19)
【出願人】(000102544)エステー化学株式会社 (127)
【Fターム(参考)】