回転ブラシ及び作業機
【課題】所望の研削を行うことが困難である凹凸部を有する被研削材の研削が容易な回転ブラシ、及び、作業機を提供する。
【解決手段】駆動源3によって軸周りに回転する回転軸を有する作業機1に使用される回転ブラシ2であって、作業機1の回転軸に接続可能な円板と、側端部の内側部分の厚さよりも外側端部の厚さが小さくなるよう構成することができる円板の周縁部から外側に向かって突出する複数のブラシ部と、を備える、回転ブラシ。
【解決手段】駆動源3によって軸周りに回転する回転軸を有する作業機1に使用される回転ブラシ2であって、作業機1の回転軸に接続可能な円板と、側端部の内側部分の厚さよりも外側端部の厚さが小さくなるよう構成することができる円板の周縁部から外側に向かって突出する複数のブラシ部と、を備える、回転ブラシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転ブラシ及び作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、鋼材や石材といった被研削材を研削する場合、ディスクグラインダが広く用いられており、このディスクグラインダは、一般的に、円板状の砥石、及びこの砥石に回転軸を介して取り付けられたモータ等の駆動源を備えている。このディスクグラインダは、外側面に設けられた電源スイッチをONにすると駆動源が駆動して砥石が回転するよう構成されており、このように回転させた砥石を被研削材に接触させることで被研削材の研削加工が行われる(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−269396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したようなディスクグラインダを用いて凹凸部を有する被研削材を研削する場合、この凹凸部の隅に砥石を入り込ませることができず、凹凸部を有する被研削材に対して所望の研削を行うことが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、凹凸部を有する被研削材の研削が容易な回転ブラシ及び作業機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る回転ブラシは、上記課題を解決するためになされたものであり、駆動源によって軸周りに回転する回転軸を有する作業機に使用される回転ブラシであって、作業機の回転軸に接続可能な円板と、前記円板の周縁部から外側に向かって突出する複数のブラシ部と、を備えている。
【0007】
上記回転ブラシは、円板の周縁部から外側に向かって突出する複数のブラシ部を備えており、凹凸部を有する被研削材を研削する場合であってもブラシ部を凹凸部の隅に入り込ませることができる。このため、凹凸部を有する被研削材に対しても容易に所望の研削を行うことができる。
【0008】
また、上記回転ブラシにおいて、各ブラシ部は、外側端部の内側部分の厚さよりも外側端部の厚さが小さくなるよう構成することができる。この構成によれば、被研削材における凹凸部の隅にブラシ部の外側端部を入り込ませることができるため、凹凸部を有する被研削材をより容易に研削することができる。
【0009】
また、上記各ブラシ部は、外側端部において、厚さ方向中央部が突出しているよう構成されていてもよい。この場合も、被研削材における凹凸部の隅にブラシ部の外側端部を入り込ませることができるため、凹凸部を有する被研削材をより容易に研削することができる。
【0010】
また、上記各ブラシ部を複数のブラシ毛によって構成し、各ブラシ部のブラシ毛全体に亘って接着剤を塗布し、このブラシ毛を互いに接着することもできる。この構成によれば、各ブラシ部において、外側端部の減りを均一にすることができるとともに耐久性を向上させることができる。
【0011】
また、上記回転ブラシにおいて、円板は、ブラシ部が取り付けられる複数の第1領域、及びブラシ部が取り付けられない複数の第2領域を有しており、この第1領域及び第2領域が円板の円周方向に沿って交互に配置されていてもよい。この構成によれば、円板の周縁部全体に亘ってブラシ部が設けられないため、円板及び作業機が被研削材から受ける抵抗を軽減することができる。
【0012】
また、上記回転ブラシにおける円板には、貫通孔が形成されていてもよい。この構成によれば、円板が回転した際の空気抵抗を軽減することができる。
【0013】
また、上記回転ブラシは、前記ブラシ部が取り付けられ、締結部材によって前記円板に取り外し可能に固定される取付部をさらに備えていてもよい。この構成によれば、例えば、ブラシ部が損傷した場合等、必要に応じてブラシ部を交換することができる。
【0014】
本発明に係る作業機は、回転軸と、前記回転軸を軸周りに回転させるための駆動源と、前記回転軸の一方端に接続される上述した回転ブラシのいずれかと、を備えている。
【0015】
上記作業機は、上述した回転ブラシのいずれかを備えており、この回転ブラシにおけるブラシ部が、被研削材における凹凸部の隅に入り込むことができるため、凹凸部を有する被研削材を容易に研削することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、凹凸部を有する被研削材の研削を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1実施形態に係るグラインダの斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る回転ブラシの平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る回転ブラシの円板の平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る回転ブラシのブラシ部の(a)側面断面図、及び(b)正面断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るグラインダの部分概略図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る刈払い機の斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る回転ブラシの平面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る回転ブラシの円板の平面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る刈払い機の部分概略図である。
【図10】上記第2実施形態の変形例に係る回転ブラシの平面図である。
【図11】上記第2実施形態の変形例に係る取付部の側面図である。
【図12】上記第1及び第2実施形態の変形例に係る回転ブラシのブラシ部の側面断面図である。
【図13】上記第1及び第2実施形態の変形例に係る取付部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(第1実施形態)
以下、本発明に係る作業機及び回転ブラシの第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0019】
第1実施形態に係るグラインダ(作業機)1は、図1に示すように、第1の回転ブラシ2及び第1の駆動源3を備えており、この第1の駆動源3の出力軸には後述する第1の回転軸4が接続されている。また、このグラインダ1は、外部電源(図示省略)から電力を取得するための電源コード5が後端部に接続され、外側面には第1の駆動源3を始動させるための電源スイッチ(図示省略)が設けられている。
【0020】
第1の回転ブラシ2は、図2に示すように、第1の円板21、及びこの第1の円板21の周縁部から外側に突出する複数のブラシ部22を備えている。第1の円板21は、後述する第2の回転軸6に連結されるための連結孔211が中央部に形成されており、周縁部には、図3に示すように、ブラシ部22を取り付けるための第1の取付孔212、及び後述する針金222を取り付けるための第2の取付孔213が複数形成されている。なお、特に限定されるものではないが、例えば、第1の円板21の直径は5〜8cmとすることができ、ブラシ部22の長さは2〜3cmとすることができる。また、ブラシ部22の数は、第1の円板21やブラシ部22の大きさに合わせて適宜変更することができる。第1の円板21の材質としては、特に限定されるものではないが、例えば、鉄や強化プラスチック等とすることができ、第1の円板21の材質が強化プラスチックの場合は、第1の円板21にブラシ部22を埋め込むことができる。
【0021】
複数のブラシ部22は、略同一長さのブラシ毛から成り、このブラシ毛は、第1の円板21の第1の取付孔212に挿入され、第1の取付孔212の位置で折り曲げられている。これにより、図4(a)に示すように、ブラシ部22は、厚さ方向中央部のブラシ毛が突出し、外側端部の厚さT1がこれより内側の部分の厚さT2よりも小さくなるとともに、厚さ方向上部及び下部に傾斜面221a、221bが形成される。また、各ブラシ部22は、基端部が針金222により第1の円板21に固定されており、好ましくは上下方向からプレスされている。これにより、図4(b)に示すように、各ブラシ部22が幅方向に広がり、針金222は厚さ方向中央部が括れた略8の字状に変形するため、各ブラシ部22は針金222により強固に結束される。この状態で各ブラシ部22のブラシ毛全体に亘って接着剤を塗布すると、各ブラシ部22はブラシ毛が互いによく接着して1枚の切刃状となるとともに、変形した針金222の厚さ方向中央部が第1の円板21にしっかりと接着する。
【0022】
各ブラシ部22に塗布する接着剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエステル樹脂と硬化剤とを混合したものを使用することができ、より具体的には、ポリエステル樹脂としては、ポリライト123(DIC株式会社製)やリゴラックNS−159BQTN(昭和電工株式会社製)等、硬化剤としては、パーメックN(日油株式会社製)等を挙げることができる。このような接着剤の具体的な使用方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリライト123(DIC株式会社製)及びパーメックN(日油株式会社製)を各ブラシ部22全体に塗布した後、リゴラックNS−159BQTN(昭和電工株式会社製)及びパーメックN(日油株式会社製)を各ブラシ部22の基端部に塗布することができる。
【0023】
各ブラシ部22のブラシ毛は、特に限定されるものではないが、通常は直径0.5〜2.0mmに形成され、砥粒入りフィラメント糸又は砥粒・樹脂複合フィラメント糸を含んでいることが好ましい。ブラシ毛が砥粒入りフィラメント糸又は砥粒・樹脂複合フィラメント糸を含む場合、樹脂を含浸させたマルチフィラメントによってカバーリングを施すこともできる。このカバーリングは、種々の構成をとることができ、例えば、マルチフィラメントを組紐状に編んだもので砥粒入りフィラメント糸又は砥粒・樹脂複合フィラメント糸を覆ってもよいし、また、複数のマルチフィラメントを同一方向又は異なる方向に巻きつけることで砥粒入りフィラメント糸又は砥粒・樹脂複合フィラメント糸を覆ってもよい。
【0024】
また、第1の回転ブラシ2は、図5に示すように、第1の回転軸4及び第2の回転軸6を介して、第1の駆動源3に連結されている。第2の回転軸6は、下端部にねじ山またはねじ穴が形成されており、この下端部が第1の回転ブラシ2の連結孔211に挿入され、第1の回転ブラシ2の下面側からナット又はボルトで締め付けることにより、第1の回転ブラシ2が第2の回転軸6に固定される。また、第2の回転軸6と第1の回転軸4との間には第1のベベルギヤ機構7が設けられており、この第1のベベルギヤ機構7が、第1の回転軸4の回転方向を90度変換して第2の回転軸6に伝達し、第2の回転軸6を鉛直軸周りに回転させる。このような構成により、第1の駆動源3によって第1の回転軸4が回転すると、第2の回転軸6が鉛直軸周りに回転し、さらに第1の回転ブラシ2が鉛直軸周りに回転する。
【0025】
次に、上述したグラインダ1の使用方法について説明する。
【0026】
まず、電源コード5を外部電源(図示省略)に接続し、電源スイッチ(図示省略)をONにして第1の駆動源3を始動させる。これにより、第1の駆動源3の出力軸に接続された第1の回転軸4が回転し、この第1の回転軸4の回転が、第1のベベルギヤ機構7により鉛直軸周りの回転に変換され、第2の回転軸6に伝達される。そして、第2の回転軸6の回転が第1の回転ブラシ2に伝達され、第1の回転ブラシ2が鉛直軸周りに回転する。このように第1の回転ブラシ2を回転させた状態でブラシ部22を被研削材に接触させると、このブラシ部22によって被研削材の表面が研削される。
【0027】
このように、第1実施形態のグラインダ1は、ブラシ部22によって被研削材を研削するように構成されているため、被研削材が凹凸部を有する場合であってもこの凹凸部の隅にブラシ部22を入り込ませることができ、容易に所望の研削を行うことができる。また、グラインダ1は、ブラシ部22が傾斜面221a、221bを有しているため、被研削材が傾斜面を有する場合であってもこの傾斜面221a、221bを傾斜面に当接させ、被研削材を均一に研削することができる。さらに、被研削材の研削に際し、第1の回転ブラシ2における傾斜面221a、221bの双方を使用することができるため、コスト面においても有利である。
【0028】
(第2実施形態)
以下、本発明に係る作業機及び回転ブラシの第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0029】
第2実施形態に係る刈払い機(作業機)10は、図6に示すように、第2の回転ブラシ20、第2の駆動源101、及び操作管102を備えており、この操作管102内には第2の駆動源101の出力軸に接続された第3の回転軸103が設けられている。また、刈払い機10は、操作管102の向きを操作するためのハンドル104と、第2の駆動源101を始動させるためのスロットルトリガー105と、使用者の肩に掛けられる肩掛けバンド106と、を備えている。
【0030】
第2の回転ブラシ20は、図7に示すように、第2の円板201及び複数のブラシ部22を備えている。第2の円板201は、ブラシ部22が取り付けられている複数の第1領域2013、及びブラシ部22が取り付けられていない複数の第2領域2014を有しており、この第1及び第2領域2013、2014は第2の円板201の円周方向に沿って交互に配置されている。第2の円板201は、図7及び図8に示すように、使用時の空気抵抗を軽減するための貫通孔2012が複数形成されていることが好ましく、中央部には後述する第4の回転軸107に連結されるための連結孔2011が形成されている。
【0031】
第2の回転ブラシ20は、図9に示すように、第4の回転軸107に連結されており、この第4の回転軸107を介して第3の回転軸103の回転が伝達される。具体的には、第3の回転軸103の回転方向が第2のベベルギヤ機構108により変換されて第4の回転軸107に伝達され、第4の回転軸107及び第1の回転ブラシ2が鉛直軸周りに回転する。なお、第1の回転ブラシ2及び第4の回転軸107の連結方法については、第1実施形態における第1の回転ブラシ2及び第2の回転軸6の連結方法と同様であるため、説明を省略する。
【0032】
次に、上述した刈払い機10の使用方法について説明する。
【0033】
まず、操作管102が利き手側に配置されるように肩掛けバンド106を利き手と逆側の肩から斜めに掛け、スロットルトリガー105を引いて第2の駆動源101を始動させる。これにより、操作管102内の第3の回転軸103が回転し、この第3の回転軸103の回転が第2のベベルギヤ機構108及び第4の回転軸107を介して第2の回転ブラシ20に伝達され、第2の回転ブラシ20が鉛直軸周りに回転する。そして、ハンドル104を操作してこの第2の回転ブラシ20を被作業面上で移動させることで、被作業面に生えた雑草がブラシ部22によって刈り払われる。
【0034】
このように、第2実施形態の刈払い機10は、ブラシ部22によって雑草を刈り払うように構成されており、このブラシ部22は、インターロッキングブロック舗装面の目地や、路面と縁石ブロックとの境目といった被作業面の隙間に接触しても損傷しにくいため、被作業面の隙間に生えた雑草を除去する場合にも使用することができる。
【0035】
なお、上記第2実施形態においては、ブラシ部22が取り付けられている第1領域2013とブラシ部22が取り付けられていない第2領域2014とが第2の円板201の円周方向に沿って交互に配置されていたがこれに限定されるものではなく、例えば、円板の周縁部全体に亘ってブラシ部を取り付けることができ、また、円板の周縁部の一部のみにブラシ部を取り付けることもできる。
【0036】
また、上記第2実施形態においては、ブラシ部22は、第2の円板201に直接取り付けられていたが、図10及び図11に示すように、着脱可能な第1の取付部11を介して第2の円板201に取り付けられていてもよい。第1の取付部11は、第3の取付孔111が複数形成されており、上記第2実施形態における第2の円板201に対するブラシ部22の取り付けと同様にして、第3の取付孔111を介してブラシ部22が取り付けられている。そして、この第1の取付部11は、ボルト112及びナット113(締結部材)によって第2の円板201上に固定される。このように、第1の取付部11を用いることによってブラシ部22を着脱可能とすれば、使用場所等に合わせてブラシ部22を交換することができ、また、ブラシ部22が損傷した場合にもブラシ部22を交換することができる。
【0037】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、各ブラシ部22は、厚さ方向中央部のブラシ毛が突出するよう構成されていたが、図12(a)及び(b)に示すように、厚さ方向上部又は下部のブラシ毛を突出させることで、外側端部の厚さT1をこれより内側部分の厚さT2よりも小さくすることができる。なお、各ブラシ部22の厚さは、各ブラシ部22全体に亘って略均一であってもよい。
【0038】
また、本発明に係る回転ブラシは、例えば、塗装剥がしやサビ落とし、コンクリート型枠化粧板の清掃、又は水垢の除去等、種々の用途に使用することができる。本発明の回転ブラシをコンクリート型枠化粧板の清掃に使用する場合、図13に示すように、ボルト122及びナット123によって鉛直断面L字状の第2の取付部12を介し、第1の円板21又201の下面にさらにブラシ部22を取り付けてもよい。なお、本発明に係る回転ブラシは、その用途に応じて、例えば円板の直径及びブラシ部の長さといった寸法を適宜変更することができる。
【符号の説明】
【0039】
1、10 作業機
2、20 回転ブラシ
21、201 円板
211 貫通孔
22 ブラシ部
3、101 駆動源
4、6、103、107 回転軸
11 取付部
112、113 ボルト及びナット(締結部材)
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転ブラシ及び作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、鋼材や石材といった被研削材を研削する場合、ディスクグラインダが広く用いられており、このディスクグラインダは、一般的に、円板状の砥石、及びこの砥石に回転軸を介して取り付けられたモータ等の駆動源を備えている。このディスクグラインダは、外側面に設けられた電源スイッチをONにすると駆動源が駆動して砥石が回転するよう構成されており、このように回転させた砥石を被研削材に接触させることで被研削材の研削加工が行われる(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−269396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したようなディスクグラインダを用いて凹凸部を有する被研削材を研削する場合、この凹凸部の隅に砥石を入り込ませることができず、凹凸部を有する被研削材に対して所望の研削を行うことが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、凹凸部を有する被研削材の研削が容易な回転ブラシ及び作業機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る回転ブラシは、上記課題を解決するためになされたものであり、駆動源によって軸周りに回転する回転軸を有する作業機に使用される回転ブラシであって、作業機の回転軸に接続可能な円板と、前記円板の周縁部から外側に向かって突出する複数のブラシ部と、を備えている。
【0007】
上記回転ブラシは、円板の周縁部から外側に向かって突出する複数のブラシ部を備えており、凹凸部を有する被研削材を研削する場合であってもブラシ部を凹凸部の隅に入り込ませることができる。このため、凹凸部を有する被研削材に対しても容易に所望の研削を行うことができる。
【0008】
また、上記回転ブラシにおいて、各ブラシ部は、外側端部の内側部分の厚さよりも外側端部の厚さが小さくなるよう構成することができる。この構成によれば、被研削材における凹凸部の隅にブラシ部の外側端部を入り込ませることができるため、凹凸部を有する被研削材をより容易に研削することができる。
【0009】
また、上記各ブラシ部は、外側端部において、厚さ方向中央部が突出しているよう構成されていてもよい。この場合も、被研削材における凹凸部の隅にブラシ部の外側端部を入り込ませることができるため、凹凸部を有する被研削材をより容易に研削することができる。
【0010】
また、上記各ブラシ部を複数のブラシ毛によって構成し、各ブラシ部のブラシ毛全体に亘って接着剤を塗布し、このブラシ毛を互いに接着することもできる。この構成によれば、各ブラシ部において、外側端部の減りを均一にすることができるとともに耐久性を向上させることができる。
【0011】
また、上記回転ブラシにおいて、円板は、ブラシ部が取り付けられる複数の第1領域、及びブラシ部が取り付けられない複数の第2領域を有しており、この第1領域及び第2領域が円板の円周方向に沿って交互に配置されていてもよい。この構成によれば、円板の周縁部全体に亘ってブラシ部が設けられないため、円板及び作業機が被研削材から受ける抵抗を軽減することができる。
【0012】
また、上記回転ブラシにおける円板には、貫通孔が形成されていてもよい。この構成によれば、円板が回転した際の空気抵抗を軽減することができる。
【0013】
また、上記回転ブラシは、前記ブラシ部が取り付けられ、締結部材によって前記円板に取り外し可能に固定される取付部をさらに備えていてもよい。この構成によれば、例えば、ブラシ部が損傷した場合等、必要に応じてブラシ部を交換することができる。
【0014】
本発明に係る作業機は、回転軸と、前記回転軸を軸周りに回転させるための駆動源と、前記回転軸の一方端に接続される上述した回転ブラシのいずれかと、を備えている。
【0015】
上記作業機は、上述した回転ブラシのいずれかを備えており、この回転ブラシにおけるブラシ部が、被研削材における凹凸部の隅に入り込むことができるため、凹凸部を有する被研削材を容易に研削することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、凹凸部を有する被研削材の研削を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1実施形態に係るグラインダの斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る回転ブラシの平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る回転ブラシの円板の平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る回転ブラシのブラシ部の(a)側面断面図、及び(b)正面断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るグラインダの部分概略図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る刈払い機の斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る回転ブラシの平面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る回転ブラシの円板の平面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る刈払い機の部分概略図である。
【図10】上記第2実施形態の変形例に係る回転ブラシの平面図である。
【図11】上記第2実施形態の変形例に係る取付部の側面図である。
【図12】上記第1及び第2実施形態の変形例に係る回転ブラシのブラシ部の側面断面図である。
【図13】上記第1及び第2実施形態の変形例に係る取付部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(第1実施形態)
以下、本発明に係る作業機及び回転ブラシの第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0019】
第1実施形態に係るグラインダ(作業機)1は、図1に示すように、第1の回転ブラシ2及び第1の駆動源3を備えており、この第1の駆動源3の出力軸には後述する第1の回転軸4が接続されている。また、このグラインダ1は、外部電源(図示省略)から電力を取得するための電源コード5が後端部に接続され、外側面には第1の駆動源3を始動させるための電源スイッチ(図示省略)が設けられている。
【0020】
第1の回転ブラシ2は、図2に示すように、第1の円板21、及びこの第1の円板21の周縁部から外側に突出する複数のブラシ部22を備えている。第1の円板21は、後述する第2の回転軸6に連結されるための連結孔211が中央部に形成されており、周縁部には、図3に示すように、ブラシ部22を取り付けるための第1の取付孔212、及び後述する針金222を取り付けるための第2の取付孔213が複数形成されている。なお、特に限定されるものではないが、例えば、第1の円板21の直径は5〜8cmとすることができ、ブラシ部22の長さは2〜3cmとすることができる。また、ブラシ部22の数は、第1の円板21やブラシ部22の大きさに合わせて適宜変更することができる。第1の円板21の材質としては、特に限定されるものではないが、例えば、鉄や強化プラスチック等とすることができ、第1の円板21の材質が強化プラスチックの場合は、第1の円板21にブラシ部22を埋め込むことができる。
【0021】
複数のブラシ部22は、略同一長さのブラシ毛から成り、このブラシ毛は、第1の円板21の第1の取付孔212に挿入され、第1の取付孔212の位置で折り曲げられている。これにより、図4(a)に示すように、ブラシ部22は、厚さ方向中央部のブラシ毛が突出し、外側端部の厚さT1がこれより内側の部分の厚さT2よりも小さくなるとともに、厚さ方向上部及び下部に傾斜面221a、221bが形成される。また、各ブラシ部22は、基端部が針金222により第1の円板21に固定されており、好ましくは上下方向からプレスされている。これにより、図4(b)に示すように、各ブラシ部22が幅方向に広がり、針金222は厚さ方向中央部が括れた略8の字状に変形するため、各ブラシ部22は針金222により強固に結束される。この状態で各ブラシ部22のブラシ毛全体に亘って接着剤を塗布すると、各ブラシ部22はブラシ毛が互いによく接着して1枚の切刃状となるとともに、変形した針金222の厚さ方向中央部が第1の円板21にしっかりと接着する。
【0022】
各ブラシ部22に塗布する接着剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエステル樹脂と硬化剤とを混合したものを使用することができ、より具体的には、ポリエステル樹脂としては、ポリライト123(DIC株式会社製)やリゴラックNS−159BQTN(昭和電工株式会社製)等、硬化剤としては、パーメックN(日油株式会社製)等を挙げることができる。このような接着剤の具体的な使用方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリライト123(DIC株式会社製)及びパーメックN(日油株式会社製)を各ブラシ部22全体に塗布した後、リゴラックNS−159BQTN(昭和電工株式会社製)及びパーメックN(日油株式会社製)を各ブラシ部22の基端部に塗布することができる。
【0023】
各ブラシ部22のブラシ毛は、特に限定されるものではないが、通常は直径0.5〜2.0mmに形成され、砥粒入りフィラメント糸又は砥粒・樹脂複合フィラメント糸を含んでいることが好ましい。ブラシ毛が砥粒入りフィラメント糸又は砥粒・樹脂複合フィラメント糸を含む場合、樹脂を含浸させたマルチフィラメントによってカバーリングを施すこともできる。このカバーリングは、種々の構成をとることができ、例えば、マルチフィラメントを組紐状に編んだもので砥粒入りフィラメント糸又は砥粒・樹脂複合フィラメント糸を覆ってもよいし、また、複数のマルチフィラメントを同一方向又は異なる方向に巻きつけることで砥粒入りフィラメント糸又は砥粒・樹脂複合フィラメント糸を覆ってもよい。
【0024】
また、第1の回転ブラシ2は、図5に示すように、第1の回転軸4及び第2の回転軸6を介して、第1の駆動源3に連結されている。第2の回転軸6は、下端部にねじ山またはねじ穴が形成されており、この下端部が第1の回転ブラシ2の連結孔211に挿入され、第1の回転ブラシ2の下面側からナット又はボルトで締め付けることにより、第1の回転ブラシ2が第2の回転軸6に固定される。また、第2の回転軸6と第1の回転軸4との間には第1のベベルギヤ機構7が設けられており、この第1のベベルギヤ機構7が、第1の回転軸4の回転方向を90度変換して第2の回転軸6に伝達し、第2の回転軸6を鉛直軸周りに回転させる。このような構成により、第1の駆動源3によって第1の回転軸4が回転すると、第2の回転軸6が鉛直軸周りに回転し、さらに第1の回転ブラシ2が鉛直軸周りに回転する。
【0025】
次に、上述したグラインダ1の使用方法について説明する。
【0026】
まず、電源コード5を外部電源(図示省略)に接続し、電源スイッチ(図示省略)をONにして第1の駆動源3を始動させる。これにより、第1の駆動源3の出力軸に接続された第1の回転軸4が回転し、この第1の回転軸4の回転が、第1のベベルギヤ機構7により鉛直軸周りの回転に変換され、第2の回転軸6に伝達される。そして、第2の回転軸6の回転が第1の回転ブラシ2に伝達され、第1の回転ブラシ2が鉛直軸周りに回転する。このように第1の回転ブラシ2を回転させた状態でブラシ部22を被研削材に接触させると、このブラシ部22によって被研削材の表面が研削される。
【0027】
このように、第1実施形態のグラインダ1は、ブラシ部22によって被研削材を研削するように構成されているため、被研削材が凹凸部を有する場合であってもこの凹凸部の隅にブラシ部22を入り込ませることができ、容易に所望の研削を行うことができる。また、グラインダ1は、ブラシ部22が傾斜面221a、221bを有しているため、被研削材が傾斜面を有する場合であってもこの傾斜面221a、221bを傾斜面に当接させ、被研削材を均一に研削することができる。さらに、被研削材の研削に際し、第1の回転ブラシ2における傾斜面221a、221bの双方を使用することができるため、コスト面においても有利である。
【0028】
(第2実施形態)
以下、本発明に係る作業機及び回転ブラシの第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0029】
第2実施形態に係る刈払い機(作業機)10は、図6に示すように、第2の回転ブラシ20、第2の駆動源101、及び操作管102を備えており、この操作管102内には第2の駆動源101の出力軸に接続された第3の回転軸103が設けられている。また、刈払い機10は、操作管102の向きを操作するためのハンドル104と、第2の駆動源101を始動させるためのスロットルトリガー105と、使用者の肩に掛けられる肩掛けバンド106と、を備えている。
【0030】
第2の回転ブラシ20は、図7に示すように、第2の円板201及び複数のブラシ部22を備えている。第2の円板201は、ブラシ部22が取り付けられている複数の第1領域2013、及びブラシ部22が取り付けられていない複数の第2領域2014を有しており、この第1及び第2領域2013、2014は第2の円板201の円周方向に沿って交互に配置されている。第2の円板201は、図7及び図8に示すように、使用時の空気抵抗を軽減するための貫通孔2012が複数形成されていることが好ましく、中央部には後述する第4の回転軸107に連結されるための連結孔2011が形成されている。
【0031】
第2の回転ブラシ20は、図9に示すように、第4の回転軸107に連結されており、この第4の回転軸107を介して第3の回転軸103の回転が伝達される。具体的には、第3の回転軸103の回転方向が第2のベベルギヤ機構108により変換されて第4の回転軸107に伝達され、第4の回転軸107及び第1の回転ブラシ2が鉛直軸周りに回転する。なお、第1の回転ブラシ2及び第4の回転軸107の連結方法については、第1実施形態における第1の回転ブラシ2及び第2の回転軸6の連結方法と同様であるため、説明を省略する。
【0032】
次に、上述した刈払い機10の使用方法について説明する。
【0033】
まず、操作管102が利き手側に配置されるように肩掛けバンド106を利き手と逆側の肩から斜めに掛け、スロットルトリガー105を引いて第2の駆動源101を始動させる。これにより、操作管102内の第3の回転軸103が回転し、この第3の回転軸103の回転が第2のベベルギヤ機構108及び第4の回転軸107を介して第2の回転ブラシ20に伝達され、第2の回転ブラシ20が鉛直軸周りに回転する。そして、ハンドル104を操作してこの第2の回転ブラシ20を被作業面上で移動させることで、被作業面に生えた雑草がブラシ部22によって刈り払われる。
【0034】
このように、第2実施形態の刈払い機10は、ブラシ部22によって雑草を刈り払うように構成されており、このブラシ部22は、インターロッキングブロック舗装面の目地や、路面と縁石ブロックとの境目といった被作業面の隙間に接触しても損傷しにくいため、被作業面の隙間に生えた雑草を除去する場合にも使用することができる。
【0035】
なお、上記第2実施形態においては、ブラシ部22が取り付けられている第1領域2013とブラシ部22が取り付けられていない第2領域2014とが第2の円板201の円周方向に沿って交互に配置されていたがこれに限定されるものではなく、例えば、円板の周縁部全体に亘ってブラシ部を取り付けることができ、また、円板の周縁部の一部のみにブラシ部を取り付けることもできる。
【0036】
また、上記第2実施形態においては、ブラシ部22は、第2の円板201に直接取り付けられていたが、図10及び図11に示すように、着脱可能な第1の取付部11を介して第2の円板201に取り付けられていてもよい。第1の取付部11は、第3の取付孔111が複数形成されており、上記第2実施形態における第2の円板201に対するブラシ部22の取り付けと同様にして、第3の取付孔111を介してブラシ部22が取り付けられている。そして、この第1の取付部11は、ボルト112及びナット113(締結部材)によって第2の円板201上に固定される。このように、第1の取付部11を用いることによってブラシ部22を着脱可能とすれば、使用場所等に合わせてブラシ部22を交換することができ、また、ブラシ部22が損傷した場合にもブラシ部22を交換することができる。
【0037】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、各ブラシ部22は、厚さ方向中央部のブラシ毛が突出するよう構成されていたが、図12(a)及び(b)に示すように、厚さ方向上部又は下部のブラシ毛を突出させることで、外側端部の厚さT1をこれより内側部分の厚さT2よりも小さくすることができる。なお、各ブラシ部22の厚さは、各ブラシ部22全体に亘って略均一であってもよい。
【0038】
また、本発明に係る回転ブラシは、例えば、塗装剥がしやサビ落とし、コンクリート型枠化粧板の清掃、又は水垢の除去等、種々の用途に使用することができる。本発明の回転ブラシをコンクリート型枠化粧板の清掃に使用する場合、図13に示すように、ボルト122及びナット123によって鉛直断面L字状の第2の取付部12を介し、第1の円板21又201の下面にさらにブラシ部22を取り付けてもよい。なお、本発明に係る回転ブラシは、その用途に応じて、例えば円板の直径及びブラシ部の長さといった寸法を適宜変更することができる。
【符号の説明】
【0039】
1、10 作業機
2、20 回転ブラシ
21、201 円板
211 貫通孔
22 ブラシ部
3、101 駆動源
4、6、103、107 回転軸
11 取付部
112、113 ボルト及びナット(締結部材)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動源によって軸周りに回転する回転軸を有する作業機に使用される回転ブラシであって、
作業機の回転軸に接続可能な円板と、
前記円板の周縁部から外側に向かって突出する複数のブラシ部と、
を備える、回転ブラシ。
【請求項2】
前記各ブラシ部は、外側端部の厚さが、前記外側端部の内側部分の厚さよりも小さい、請求項1に記載の回転ブラシ。
【請求項3】
前記各ブラシ部は、外側端部において、厚さ方向中央部が突出している、請求項1に記載の回転ブラシ。
【請求項4】
前記各ブラシ部は、複数のブラシ毛によって構成されており、
前記各ブラシ部のブラシ毛は、全体に亘って接着剤が塗布され互いに接着されている、請求項1〜3のいずれかに記載の回転ブラシ。
【請求項5】
前記円板は、前記ブラシ部が取り付けられる複数の第1領域、及び前記ブラシ部が取り付けられない複数の第2領域を有しており、
前記各第1領域及び前記各第2領域は、前記円板の円周方向に沿って交互に配置されている、請求項1〜4のいずれかに記載の回転ブラシ。
【請求項6】
前記円板は、貫通孔が形成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の回転ブラシ。
【請求項7】
前記ブラシ部が取り付けられ、締結部材によって前記円板に取り外し可能に固定される取付部をさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の回転ブラシ。
【請求項8】
回転軸と、
前記回転軸を軸周りに回転させるための駆動源と、
前記回転軸の一方端に接続される請求項1〜7のいずれかに記載の回転ブラシと、
を備える、作業機。
【請求項1】
駆動源によって軸周りに回転する回転軸を有する作業機に使用される回転ブラシであって、
作業機の回転軸に接続可能な円板と、
前記円板の周縁部から外側に向かって突出する複数のブラシ部と、
を備える、回転ブラシ。
【請求項2】
前記各ブラシ部は、外側端部の厚さが、前記外側端部の内側部分の厚さよりも小さい、請求項1に記載の回転ブラシ。
【請求項3】
前記各ブラシ部は、外側端部において、厚さ方向中央部が突出している、請求項1に記載の回転ブラシ。
【請求項4】
前記各ブラシ部は、複数のブラシ毛によって構成されており、
前記各ブラシ部のブラシ毛は、全体に亘って接着剤が塗布され互いに接着されている、請求項1〜3のいずれかに記載の回転ブラシ。
【請求項5】
前記円板は、前記ブラシ部が取り付けられる複数の第1領域、及び前記ブラシ部が取り付けられない複数の第2領域を有しており、
前記各第1領域及び前記各第2領域は、前記円板の円周方向に沿って交互に配置されている、請求項1〜4のいずれかに記載の回転ブラシ。
【請求項6】
前記円板は、貫通孔が形成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の回転ブラシ。
【請求項7】
前記ブラシ部が取り付けられ、締結部材によって前記円板に取り外し可能に固定される取付部をさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の回転ブラシ。
【請求項8】
回転軸と、
前記回転軸を軸周りに回転させるための駆動源と、
前記回転軸の一方端に接続される請求項1〜7のいずれかに記載の回転ブラシと、
を備える、作業機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−205864(P2012−205864A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−76111(P2011−76111)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(300075603)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(300075603)
【Fターム(参考)】
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