説明

回転台用電線ドラム軸穴固定冶具と架台

【課題】
十字架台の四隅に磁石を設けて回転台を保持させる事でセンターのズレを回避しドラムと一緒に寝かす事を提供する。
【解決手段】
一つの関節をもった腕(2)(3)に、支点固定部(4)可動支点固定部(5)を持たせた、四つの腕の冶具本体は十字架台のセンターの冶具受けにネジ込んで一体化させ、下部のハンドル(1)を回す事でシャフト(6)のネジ部(6a)により可動固定金具(7)の上下移動を起こさせ、腕が下がった時はドラムの径よりも広くなり内側から押さえる形となって固定させる。さらに十字架台の四隅の磁石により回転台を保持させる事で、センターのズレを回避する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線ドラムの軸穴の位置を回転台のセンター合わせるものである。
【背景技術】
【0002】
重量物の運搬方向を容易に切り替える事が出来る運搬方向転換装置(例えば、特許文献1参照)の小型化されたコンパクトかつ軽量の回転台を使用して軽重量の電線ドラム(以下ドラムと呼ぶ)での線だしを行うことで作業性の向上をあげている事は知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2007−204166
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、回転台に寝かせて使用するために、ドラムの軸穴と回転台のセンターとのズレによって遠心力で大きく振れてしまい、時には脱落する事すらある。これはドラムを寝かしたとき回転台が隠れてしまうためにセンター合わせが非常に難しいためである。本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、軸穴の固定機能をもった冶具と、それを支える磁石を備えた十時の架台とでなる。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る冶具は、ドラムを寝かす前に軸穴に取り付けさらに回転台を磁石によって十字架台と一体化することでセンターのズレを回避する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】冶具本体側面図
【図2】冶具本体側面透視図
【図3】冶具本体平面図
【図4】十字架台平面図
【図5】十字架台A-A断面図
【図6】十字架台B-B断面図
【図7】シャフト部
【図8】冶具本体基礎部断面図
【図9】ハンドル
【図10】回転台装着時の平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
冶具は、一つの関節をもった腕(2)(3)に、支点固定部(4)可動支点固定部(5)を持たせ、四つの腕によって、下部のハンドル(1)を回す事でシャフト(6)のネジ部(6a)により可動固定金具(7)の上下移動を起こさせ、腕が下がった時はドラムの径よりも広くなり内側から押さえる形となって固定させる。
【0009】
可動部の腕、ネジ部のシャフト、ハンドル、を支持する本体側(10)(10a)は、支持固定金具(8)、シャフト支持パイプ(9)とを一体化させたものであり、ネジ部(10a)によって磁石(11)を備えた十字の架台(12)のセンターのネジ受け部(12a)にネジ込む事で使用するものである。
【0010】
十字架台には、四隅に磁石を設けて回転台を保持させる事でセンターのズレを回避しドラムと一緒に寝かす事が出来る。又回転時に遠心力によるドラムを背負った十字架台と回転台のズレを防ぐ為にも十字架台には磁石のほかに回転台の内径内の所に支柱(13)を設けその支柱が回転台の内側面に接するようにする。又スタット用の受けパイプ(14)を設けておく事で束巻きにも対応できる。
【符号の説明】
【0011】
1 ハンドル
2 下部腕
3 上部腕
4 支点固定部
5 可動支点固定部
6 シャフト
6a シャフトネジ部
7 可動支点十字金具
8 支点固定金具
9 シャフト支持固定パイプ
10 本体部基礎
10a 本体部基礎ネジ込み部
11 磁石
12 十字架台本体
12a 十字架台雌ネジ部
13 支柱
14 スタット用パイプ
15 割ワッッシャ―用溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冶具は、一つの関節をもった腕(2)(3)に、支点固定部(4)可動支点固定部(5)を持たせ、四つの腕によって、下部のハンドル(1)を回す事でシャフト(6)のネジ部(6a)により可動固定金具(7)の上下移動を起こさせることを特徴とする。
【請求項2】
可動部の腕、ネジ部のシャフト、ハンドル、を支持する本体側(10)(10a)は、支持固定金具(8)、シャフト支持パイプ(9)とを一体化させたものであり、ネジ部(10a)によって十字の架台(12)のセンターのネジ受け部(12a)にネジ込む事で使用する事を特徴とする請求項1の冶具である。
【請求項3】
十字架台(12)には、センターに冶具受け用の雌ネジパイプと四隅に磁石を設けて回転台を保持させる事を特徴とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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