説明

図形立方体

【課題】 図形学習教材は平面の教材が多く見られ、学習度がすすむと平面から、立体へと移行して考えるとき、学習者が迷ってしまうことがよくあった。
【解決手段】 平面でなく、立方体を基台として、各面に図形の基本形を配し面に片を取りつけて、図形を大きくしたりして、変化をもたせるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は学習教材としての図形立方体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の図形学習教材は、平面の教材が多くみられ、学習者が平面から立方体へ移行して考えるとき混乱してしまう場合がよく見られた。
【特許文献1】実開平5−29068
【特許文献2】公開実用新案公報 出願 昭60(1985)5月28日 多用途の教育玩具
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら平面の図形教材では、図形を並べているときに、図形が手や腕にふれて、ずれたり、動いたりする場合がよくあり、学習の進度がそのために遅れることもあった。
【課題をしようとするための手段】
【0004】
本発明は従来からの平面でなく、立方体を利用した図形教材である。任意の大きさの立方体を基台とし、おのおの各面に図形の基本図形をおさめそれに接続する片を広げたり、閉じたりして、学習できるようにする。また、図形の基本形を任意の色彩で色別にすることにより視覚からも図形の認識度を図ることができる。
【発明の効果】
【0005】
本発明は立方体の各面に、三角形、正方形、長方形、台形などを色別にしてあり三角形を知るとき図1のようにA面に接続する2、3の片を開くことにより大きな三角形となる。図2のように、細長い片を交互に広げることにより線が途中で切れていても三角形を形成していることが分かる。空間も線が続くことが分かる。また、図3のB面のように重なっている三角形の平面を見ることにより、色別の美しさ、三角形の大、小を知ることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は基本となる図形を平面でなく立方体の基台におさめ、そこから接続する片を閉じたり、広げたりしながら、図形の変化を感覚でとらえ、色別にした基本図形から色の配合の美しさも養うようにする。
【実施例1】
図1のように、四角1に接続している2、3の片を広げて、三角形にした図。
【実施例2】
図3のB面は、三角形が重なり、色彩の美しさと三角形の組み合わせで、四角が構成されることが理解できる。
【実施例3】
図4のC面に接続している片4を広げることにより、四角形が長方形に変化することが理解できる。
【実施例4】
図5のD面に接続んしている片5は、階段状になり、1マスごとに線で区切ってあるので、1〜5までの数の合成や集合の理解に役立つ。
【実施例5】
図6のE面に接続している片6を広げると台形となる。
以上のような構成となり、平面的教材と比べて学習者が操作することで基本の図形が大きくなったり、形が変化したりする図形立方体である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 実施態様の三角形にした図
【図2】 実施態様の三角形にした図
【図3】 実施態様の四角の面に三角形が現れている図
【図4】 実施態様の長方形にした図
【図5】 実施態様の1〜5の数の集合の図
【図6】 実施態様の台形にした図
【符号の説明】
2−三角の片
3−一部に切り込みのある片
4−四角の片
5−区切り線のある片
6−Eに接続している片
A〜E 正方形の各面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
立方体を基台とし、その基台に基本図形があり、そこから接続する片を広げたり、閉じたりして学習する図形立方体。
【請求項2】
請求項1による図形の基本形を色別にして、色彩からも図形の認識度を図る図形立方体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−75528(P2009−75528A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−273166(P2007−273166)
【出願日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(391057443)
【Fターム(参考)】