説明

図面表示装置

【課題】複数種類の図面相互関係を容易に確認することができる図面表示装置を提供する。
【解決手段】回路図上で利用者が所望の要素を指定すると、対応関係判定部28が、回路図データベース22及び平面図データベース24に格納された当該要素の属性を参照し、その要素の回路図と平面図とにおける対応関係を判定する。表示制御部32は、この対応関係に基づき、平面図における当該要素の表示色を、例えば黒色から赤色に変更する等の方法により、回路図上で指定された要素を平面図上で表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気設備に関する複数の図面を関連付けて表示する図面表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、空港、工場等における電気設備に関する図面は、電気機器の配置を示す平面図、電気機器間の配線を示す回路図等があった。これらの図面は相互に関連しているので、メンテナンス等の場合には複数種類の図面を参照する必要があり、作業が煩雑化していた。このため、例えば下記特許文献1には、工場のレイアウト図を設備の種類毎にレイヤ化し、これを設備の属性情報と関連付けることにより、設備の位置情報と属性情報の管理を容易に行うことができる技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−13197号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の技術においては、工場のレイアウト図をレイヤ化して、設備の位置情報を容易に検索できるようにしているが、例えば平面図と回路図のように、種類の異なる複数の図面の相互関係を表示するものではなく、複数種類の図面を参照する際の煩雑な作業を緩和することができないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、複数種類の図面相互関係を容易に確認することができる図面表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1記載の図面表示装置の発明は、電気設備に関する複数種類の図面毎に、各図面に含まれる要素の属性が登録された図面データベースと、前記図面データベースから前記要素の属性を読み出し、各図面間の要素の対応関係を判定する対応関係判定手段と、一方の図面中の要素を指定した場合に、前記対応関係に基づいて、他方の図面中の要素の表示方法を変更する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の図面表示装置において、前記表示制御手段が、指定された要素の一次側または二次側の接続関係を表示するために、前記指定された要素及びこれに接続された他の要素の表示方法を変更することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の図面表示装置において、前記表示制御手段が、前記要素としてのスイッチをオン・オフする指示に応じて、その二次側の通電状態を表示するために、前記スイッチ及びこれに接続された他の要素の表示方法を変更することを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項記載の図面表示装置において、前記表示方法の変更が、該当する要素の色の変更であることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の図面表示装置において、前記表示制御手段が、指定された要素の負荷容量を表示することを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項記載の図面表示装置において、前記表示制御手段が、前記要素としての遮断器間の同時操作が制限された関係を表示することを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項記載の図面表示装置において、前記表示制御手段が、前記図面を拡大及び縮小して表示する際に、縮尺に応じて表示する情報を段階的に変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1及び請求項4記載の発明によれば、複数種類の図面相互関係を容易に確認することができる。
【0014】
請求項2及び請求項3記載の発明によれば、要素の接続関係及び通電状態を容易に把握できる。
【0015】
請求項5記載の発明によれば、各要素の負荷容量を容易に把握できる。
【0016】
請求項6記載の発明によれば、いずれの要素間にインターロックが設定されているかを容易に把握できる。
【0017】
請求項7記載の発明によれば、図面の縮尺に応じて表示する情報を段階的に変更でき、使用目的に応じて適切な縮尺を選択することにより、図面の有用性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。なお、以下の実施形態では、電気設備に関する図面として平面図及び回路図を処理する例を説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。屋外、屋内の電気設備が複数種類の図面で表されている場合であれば本発明の適用対象となる。
【0019】
図1には、本発明にかかる図面表示装置を構成するコンピュータのハードウェア構成の例が示される。図1において、図面表示装置は、処理手段10、入力手段12、表示手段14及び記憶手段16を含んで構成されている。
【0020】
処理手段10は、CPU(中央処理装置)18及びメモリ20等を含んで構成され、CPU18の処理動作を制御するプログラムを実行して後述する各機能を実現する。
【0021】
入力手段12は、キーボード、マウス等のポインティングデバイス等を含んで構成され、利用者が動作指示等を入力するために使用する。
【0022】
表示手段14は、液晶ディスプレイ(LCD)あるいはCRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、電気機器の配置を示す平面図、電気機器間の配線を示す回路図等の電気設備に関する図面を表示する。
【0023】
記憶手段16は、ハードディスク装置(HDD)等により構成され、上記CPU18の処理動作を制御するプログラムその他の図面表示装置の制御に必要な情報等を格納する。
【0024】
図2には、本発明にかかる図面表示装置の一実施形態の機能ブロック図が示される。図2において、図面表示装置は、回路図データベース(DB)22、平面図データベース(DB)24及び制御部26を含んで構成されており、これらの機能はCPU18及びCPU18の処理動作を制御するプログラム並びに記憶手段16により実現される。
【0025】
回路図データベース22は、記憶手段16上に構成され、電気機器間の配線を示す回路図、及び回路図を構成する要素、各要素の属性に関する情報を格納する。ここで、上記要素とは、配電盤、電動機、変圧器、スイッチ、配線等の電気回路を構成する要素である。また、上記属性には、接続先、消費電力等の情報が含まれる。
【0026】
平面図データベース24は、記憶手段16上に構成され、電気機器の配置を示す平面図、及び平面図を構成する要素である配電盤の属性に関する情報を格納する。ここで、上記属性には、接続先、消費電力等の情報が含まれる。
【0027】
制御部26は、上記回路図データベース22及び平面図データベース24から各要素の属性を読み出し、利用者が入力手段12から回路図または平面図中の要素を指定したときに、他の図面中の要素の表示方法を変更する。表示の変更は、例えば要素の色を変更する方法等がある。この制御部26は、対応関係判定部28、接続関係判定部30、表示制御部32及び容量値演算部34を含んで構成されている。
【0028】
対応関係判定部28は、回路図データベース22及び平面図データベース24から各要素の属性を読み出し、各図面間の要素の対応関係を判定する。この対応関係は、回路図上または平面図上の各要素(例えば配電盤)が平面図上または回路図上のどの要素にあたるか等の情報である。
【0029】
接続関係判定部30は、回路図データベース22及び平面図データベース24から各要素の属性を読み出し、各要素が他のどの要素と接続されているかを判定する。また、接続関係判定部30は、同時操作が制限された遮断器間の関係(インターロック)も上記属性から判定する。
【0030】
表示制御部32は、利用者の指示に基づいて上記回路図及び平面図を表示手段14に表示するとともに、上記対応関係判定部28の判定結果に基づき、回路図上または平面図上で利用者に指定された要素について、他の図面上(平面図上または回路図上)で対応する要素の色等の表示方法を変更する。これにより、利用者が両図面上で対応する要素を容易に確認することができる。また、上記接続関係判定部30の判定結果に基づき、回路図上で利用者が指定した要素、例えば配電盤の一次側または二次側の接続状態を表示する。この場合、上記指定された要素及びこれに接続された他の要素の表示方法(例えば色)を変更する。また、上記指定された要素がスイッチである場合に、利用者が入力手段12を介してスイッチをオン・オフする操作をしたときに、当該操作に応じた二次側の通電状態を表示するために、スイッチ及びこれに接続された他の要素の表示方法を変更する。さらに、表示制御部32は、同時操作が制限された遮断器間の関係(インターロック)を表示するために、利用者が入力手段12を介して遮断器を開閉する操作をしたときに、当該遮断器とインターロックの関係にある他の遮断器の表示を変更する。この変更は、例えば色を変更したり、遮断器の閉を表すために、接続状態を意味する線分等の画像を表示すること等により行う。
【0031】
容量値演算部34は、ある要素に接続された他の要素の消費電力を演算する。この演算結果は、表示制御部32が表示手段14に表示する。
【0032】
図3(a),(b)には、上記回路図データベース22及び平面図データベース24が格納する情報の例が示される。図3(a)が回路図データベース22の例であり、図3(b)が平面図データベース24の例である。
【0033】
図3(a)において、回路図データベース22には、回路図に含まれる各要素の属性情報として、識別情報(ID)、要素の名称、要素の一次側及び二次側の接続先、消費電力等の情報が格納されている。また、図3(b)において、平面図データベース24には、平面図に含まれる各要素の属性情報として、識別情報(ID)、要素の名称、設置場所等の情報が格納されている。上述した対応関係判定部28は、上記ID等に基づいて、回路図及び平面図間の要素の対応関係を判定することができる。また、接続関係判定部30は、上記接続先に関する情報に基づいて、各要素が他のどの要素と接続されているかを判定することができる。
【0034】
図4(a),(b)には、図面上の要素の対応関係を表示手段14に表示する場合の説明図が示される。図4(a)の回路図において、利用者が入力手段12のポインティングデバイス等を使用して、いわゆるクリック等の操作により配電盤1−1を指定すると、対応関係判定部28が、回路図データベース22及び平面図データベース24に格納された配電盤1−1の属性を参照して、当該配電盤1−1の回路図と平面図とにおける対応関係を判定する。表示制御部32は、この対応関係に基づき、平面図における配電盤1−1の表示色を変更(例えば黒色を赤色とする)する等の方法により、回路図で指定された配電盤1−1を表示する。これにより、利用者は、両図の各要素の対応関係を容易に把握することができる。なお、利用者が平面図上で要素を指定した場合にも同様の動作が実行され、平面図上で指定された要素が、回路図上で色の変更等により表示される。
【0035】
図5には、要素の接続関係を表示手段14に表示する場合の例が示される。図5において、利用者が入力手段12のポインティングデバイス等を使用して回路図に示されたUPS変圧器盤を指定して接続関係の表示を要求すると、接続関係判定部30が回路図データベース22を参照し、UPS変圧器盤の属性から一次側及び二次側の接続先情報を読み出し、接続関係を判定する。表示制御部32は、この接続関係に基づき、図5に示された回路図上で、UPS変圧器盤の一次側に接続されたき電盤、二次側に接続されたCVCF及び他盤並びにこれらとUPS変圧器盤とを接続するケーブルの色を変更する(赤色表示)等の方法で接続関係を表示する。これにより、回路図上で複雑な接続関係も容易に把握することができる。なお、図5に示された回路図は、ブロック図の形式であるが、図4(a)のように回路素子を記載する形式としてもよい。
【0036】
図6(a),(b)には、通電状態を表示手段14に表示する場合の例が示される。図6(a)が通電時であり、図6(b)が非通電時である。なお、本実施形態においても、接続関係判定部30が回路図データベース22を参照して各要素の接続関係を判定し、この判定結果に基づいて表示制御部32が表示手段14に通電状態を表示する構成となっている。
【0037】
図6(a)において、利用者が入力手段12のポインティングデバイス等を使用してスイッチ36を閉(オン)とするように操作すると、スイッチ36の表示に、スイッチ閉を示す線分Sが追加される。ここで、スイッチ36の開閉の操作は、例えばポインティングデバイスのクリック等の操作により行うことができる。また、このとき、スイッチ36及びスイッチ36に接続されている変流器、電流計、配線用遮断器及びそれらの間の配線の色を黒色から赤色等に変更して通電されている要素を表示する。一方、図6(b)において、利用者が入力手段12のポインティングデバイス等を使用してスイッチ36を開(オフ)とするように操作すると、スイッチ36から上記線分Sが消去され、スイッチ36及びスイッチ36に接続されている変流器、電流計、配線用遮断器及びそれらの間の配線の色を赤色から黒色等に変更して、これらの要素が非通電状態になったことを表示する。これにより、スイッチ36のオンによりどの要素に通電されるかを容易に把握することができる。
【0038】
図7(a),(b),(c)には、同時操作が制限された遮断器間の関係(インターロック)を表示手段14に表示する場合の例が示される。本実施形態においても、接続関係判定部30が回路図データベース22を参照して遮断器間の関係を判定し、この判定結果に基づいて表示制御部32が表示手段14にインターロックを表示する構成となっている。なお、本実施形態では、遮断器38a,38bを同時には閉とすることができない関係をインターロックとして説明しているが、これに限定されるものではない。
【0039】
図7(a)において、左側に表示された遮断器38aが閉となっており、閉を示す線分Sが表示されている。このとき、遮断器38aとインターロックの関係にある遮断器38bは、閉となることができず、開の状態となっている。遮断器38a,38bがインターロックの関係にあることが破線で示されている。
【0040】
この状態から、利用者が入力手段12のポインティングデバイス等を使用して遮断器38bを閉とするように操作すると、図7(b)に示されるように、遮断器38aが開となり、インターロックの作用として遮断器38bが閉となって、遮断器38b側に閉を示す線分Sが表示される。さらに、遮断器38bを開とするように操作すると、図7(c)に示されるように、遮断器38a,38bがともに開となる。なお、図7(c)とは異なり、再度遮断器38aが閉となる構成としてもよい。
【0041】
以上のようにして、表示制御部32が表示手段14にインターロックを表示することにより、いずれの遮断器の間でインターロックが設定されているかを利用者が容易に把握することができる。
【0042】
図8には、指定された要素の負荷容量の表示例が示される。本実施形態においては、容量値演算部34が回路図データベース22を参照し、指定された要素に接続された要素の消費電力を読み出して演算した合計消費電力を、表示制御部32が表示手段14に実際負荷値として表示する。なお、本実施形態においても、要素の指定は、利用者が入力手段12のポインティングデバイス等を使用して行う。また、指定された要素の許容最大負荷容量を最大負荷値として表示する。図8の例では、USP変圧器盤(1−2)が負荷容量の表示対象として指定されており、その負荷容量(最大負荷値と実際負荷値)が、矢印で指し示された表示領域(負荷容量表示)に表示されている。なお、図8に示された回路図は、ブロック図の形式であるが、図4(a)のように回路素子を記載する形式としてもよい。
【0043】
図9から図11には、所望の図面を拡大及び縮小して表示する場合の例が示される。本実施形態では、利用者が入力手段12のポインティングデバイス等を使用して所望の図面を指定した上で、縮尺の変更を指示したときに、表示制御部32が表示手段14に表示する図面の縮尺を指示に応じて制御する。この場合、表示制御部32は、縮尺に応じて表示する情報を段階的に変更する。なお、縮尺の変更の指示方法は特に限定されないが、例えば画面にスクロールバーを表示し、これに対してポインティングデバイスによりいわゆるドラッグ操作を行う方法等がある。
【0044】
図9は、回路図が最小の縮尺で表示手段14に表示されている例である。ここで、矢印Aで指定された部分を中心にして縮尺を大きくして行くと、図10に示された回路図が表示される。図10で示された回路図では、図9の場合に比べて各要素に接続されている盤外ケーブル40の数が多く表示されている。これは、予め縮尺の範囲を複数設定し、この縮尺の範囲毎に表示する情報を表示制御部32が制御することにより実現している。各縮尺範囲で表示する情報は予め決定しておき、記憶手段16に記憶させておく。なお、矢印Aで指定された部分は、入力手段12のポインティングデバイス等により指示することができる。また、その部分を中心として表示する方法は特に限定されないが、例えば表示手段14の画面上に設定した座標を使用することにより実現することができる。
【0045】
同様にして、図10の回路図の縮尺を大きくして行くと、図11に示された回路図が表示される。図11で示された回路図では、さらに詳細な情報が表示されており、回路の構成要素の名称が表示されている。なお、図10に示された回路図は、ブロック図の形式であるが、図4(a)のように回路素子を記載する形式としてもよい。
【0046】
以上のようにして、縮尺の範囲に応じて表示される情報が段階的に変更されるので、回路図の使用目的に応じて適切な縮尺を選択することにより、図面の有用性を向上することができる。なお、図9から図11の例では、回路図の縮尺を大きくする場合の例を説明したが、縮尺を小さくする場合には、図11から図9の順序で回路図の縮尺と表示される情報が変更される。また、本実施形態では、回路図の例を説明したが、平面図の場合にも同様に動作する。
【0047】
図12には、設備検索を行う場合の表示例の説明図が示される。図12において、回路図に重ねて検索用の表示領域Sが表示されており、利用者は入力手段12のキーボード等から当該表示領域Sの設備種類及び設備ID欄に所望の情報を入力する。表示制御部32は、この入力を受け付け、回路図データベース22を参照して上記入力された情報に一致する設備を選択し、その表示方法(表示色等)を変更する。図12の例では、IDが1−2であるUPS変圧器盤が選択される。このUPS変圧器盤は、図12で表示領域Sから引かれた矢印で指し示された設備であるので、この設備の表示を例えば黒色から赤色に変更する。これにより、検索した設備を容易に確認することができる。なお、図12に示された回路図は、ブロック図の形式であるが、図4(a)のように回路素子を記載する形式としてもよい。また、回路図に代わって平面図を表示してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明にかかる図面表示装置を構成するコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。
【図2】本発明にかかる図面表示装置の一実施形態の機能ブロック図である。
【図3】回路図データベース及び平面図データベースが格納する情報の例を示す図である。
【図4】図面上の要素の対応関係を表示手段に表示する場合の説明図である。
【図5】要素の接続関係を表示手段に表示する場合の例を示す図である。
【図6】通電状態を表示手段に表示する場合の例を示す図である。
【図7】同時操作が制限された遮断器間の関係を表示手段に表示する場合の例を示す図である。
【図8】指定された要素の負荷容量の表示例を示す図である。
【図9】所望の図面を拡大及び縮小して表示する場合の例を示す図である。
【図10】所望の図面を拡大及び縮小して表示する場合の例を示す図である。
【図11】所望の図面を拡大及び縮小して表示する場合の例を示す図である。
【図12】設備検索を行う場合の表示例の説明図である。
【符号の説明】
【0049】
10 処理手段、12 入力手段、14 表示手段、16 記憶手段、18 CPU、20 メモリ、22 回路図データベース、24 平面図データベース、26 制御部、28 対応関係判定部、30 接続関係判定部、32 表示制御部、34 容量値演算部、36 スイッチ、38a,38b 遮断器、40 盤外ケーブル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気設備に関する複数種類の図面毎に、各図面に含まれる要素の属性が登録された図面データベースと、
前記図面データベースから前記要素の属性を読み出し、各図面間の要素の対応関係を判定する対応関係判定手段と、
一方の図面中の要素を指定した場合に、前記対応関係に基づいて、他方の図面中の要素の表示方法を変更する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする図面表示装置。
【請求項2】
請求項1記載の図面表示装置において、前記表示制御手段は、指定された要素の一次側または二次側の接続関係を表示するために、前記指定された要素及びこれに接続された他の要素の表示方法を変更することを特徴とする図面表示装置。
【請求項3】
請求項1記載の図面表示装置において、前記表示制御手段は、前記要素としてのスイッチをオン・オフする指示に応じて、その二次側の通電状態を表示するために、前記スイッチ及びこれに接続された他の要素の表示方法を変更することを特徴とする図面表示装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項記載の図面表示装置において、前記表示方法の変更は、該当する要素の色の変更であることを特徴とする図面表示装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項記載の図面表示装置において、前記表示制御手段は、指定された要素の負荷容量を表示することを特徴とする図面表示装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項記載の図面表示装置において、前記表示制御手段は、前記要素としての遮断器間の同時操作が制限された関係を表示することを特徴とする図面表示装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項記載の図面表示装置において、前記表示制御手段は、前記図面を拡大及び縮小して表示する際に、縮尺に応じて表示する情報を段階的に変更することを特徴とする図面表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−223492(P2009−223492A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−65711(P2008−65711)
【出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【出願人】(000135771)株式会社パスコ (102)