説明

固体芳香物質濃縮体の製造法

本発明は、液状芳香物質又は芳香物質混合物を、常温で固体であり、固体又は固体混合物として存在する一種又はそれ以上の表面活性剤及び/又は表面活性助剤を使用した固体又は固体混合物中に吸収させ、その際該液状芳香物質又は芳香物質混合物を該固体又は固体混合物中にその固化温度以上の温度で溶解させ、次いで得られる溶液を冷却によって固化させることからなる固体芳香物質濃縮体の製造法に関する。該固体又は固体混合物は脂肪アルコール(類)又は脂肪アルコール(類)及び脂肪酸(類)及び/又は脂肪アルコールエトキシレート及び/又はポリエチレングリコールの混合物を含んでなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体芳香物質濃縮体、すなわち粉末、顆粒、チップ又は錠剤の形態の固形石鹸、固形洗剤及び布用柔軟剤、及びその他の固体状家庭用化学製品又は化粧用製品に芳香を付与する目的に有利に使用し得る固体状芳香物質濃縮体(solid fragrance concentrate)の製造法に関する。
【背景技術】
【0002】
多数の芳香物質又は芳香物質混合物は室温で液状でありかつしばしば高い揮発性を示すものであり、それらを固体状家庭用化学製品又は化粧用製品、例えば粉末、顆粒、チップ又は錠剤の形態の固形石鹸又は固形洗剤及び布用柔軟剤に加える際に問題を生ずる。
【0003】
固形石鹸に芳香を付与する既知の技術は、例えば精製された未完成の(crude)石鹸に、それの押出成形及び切断、並びにその後の個々の石鹸製品単体へのプレス成形前に液状芳香物質濃縮体を激しく混和するという方法に基づくものである。液状芳香物質を精製された未完成の石鹸により多量に加える場合には、石鹸の硬さが損なわれるという悪影響が生じる。
【0004】
さらに、この方法で固形石鹸に添加された芳香物質は比較的速やかに蒸発してしまうという欠点もある。というのは、石鹸の基剤は、実際のところ、きわめて少量のみが芳香物質と結合可能なので、長期間貯蔵後には、この方法で製造された固形石鹸の多くはそれらの快適な香りの大部分を失ってしまうからである。
【0005】
現在の技術によれば、粉末状固形洗剤及び布用柔軟剤はそれらを個包装する前に、すなわち、それらを錠剤、チップ等に形成する前に、微細噴霧される液状芳香物質濃縮体と激しく混和される。芳香物質が噴霧される際には、製造工程中では既に蒸発によりかなり高割合の材料の損失が生じている。さらに、芳香物質はしばしば揮発性が高くまた可燃性であるので、空気とともに爆発性のガス/空気混合物を形成し得る。その結果、製造設備中で小爆発及び火災が起こる可能性がある。
【0006】
これらの不利益を回避するために、固体状芳香物質濃縮体を製造する種々の試みが既になされてきた。すなわち、例えば粉末状沈降珪酸又はその他の大きい内部表面をもつ粉末状担体物質を液状芳香物質又は液状芳香物質混合物で湿潤させ、それによって該液状芳香物質又は液状芳香物質混合物を該粉末状物質に吸着させかつこれらの物質の内部表面に結合させるという方法が提案されている。確かにこれらの粉末状担体物質は比較的多量の液状芳香物質を吸収しかつ結合することができるが、これらは水に易溶性ではないので、特に洗剤及び布用柔軟剤にとって望ましくない不活性成分として作用し、その結果洗浄されるべき又は柔軟化されるべき物品上に並びに機器及び導管中に有害な沈着物を生成し、従ってこれらの粉末状担体物質は芳香物質の添加、特に固形石鹸並びに固形洗剤及び布用柔軟剤中への添加、に際しての担体物質としては不適当である。さらに、これら既知の物質は大きい内部表面を有するので、それらの接着能は、ある場合にはこれら芳香物質が洗濯又はすすぎ工程中に放出され得ず、従ってそれらの効果を発現できないほど大であり、その結果使用されずにすすぎ洗い中に洗い落とされてしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の目的は、液状芳香物質を固体又は固体混合物中に吸収させることによって固体芳香物質濃縮体を製造する方法を開発するにあり、その場合該固体又は固体混合物は該液状芳香物質又は芳香物質混合物をより高割合で吸収し得るものであり、しかもそれらを過度に高割合で結合することがなくかつ該固体又は固体混合物は不溶性の不活性物質に該当しないものであることを条件とする。
【0008】
この目的は請求項1に記載した特徴によって達成される。本発明の好ましい実施態様は請求項2ないし10に記載した特徴によって構成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を好ましい実施態様を挙げてより具体的に説明する。
【0010】
多くの芳香物質は20℃の常温では液体凝集体(liquid aggregate)の状態で存在する。消費者によって使用可能な状態にある芳香物質は、多くの場合、40種類までの、あるいはそれ以上の別個の芳香物質からなる芳香物質混合物である。本発明に従えば、常温で液状であるこれらの液状芳香物質又は芳香物質混合物を、固形石鹸中に、粉末中に、又は固体状態で存在する洗剤及び布用柔軟剤中に、あるいはその他の固体状家庭用化学製品又は化粧用製品中に、比較的高濃度でかつ都合のよい方法で、しかも目的製品の品質を認め得るほどに損なうことなしに、あるいはその製造工程に不利益又は危険をもたらすことなしに、添加し得るものであり、それは液状芳香物質を常温で固体である表面活性剤又は表面活性助剤中に溶解する手法を採用するものである。これは適当な固体表面活性剤又は表面活性助剤、あるいは表面活性剤又は表面活性助剤混合物をこれらの物質の固化温度よりも単にわずかに高い温度に加熱し、次いで該液状芳香物質又は該液状芳香物質混合物を該液化された表面活性剤又は表面活性助剤、あるいは表面活性剤/表面活性助剤混合物中に導入し、そしてその後に、20℃の常温よりも高いある特定の固化温度以下に冷却し、それによって該表面活性剤又は表面活性助剤、あるいは該表面活性剤/表面活性助剤混合物を、それ/それら中に溶解された該少なくとも一種の芳香物質とともに固化させることによって達成され、それによって本発明に従う固体芳香物質濃縮体を取得し得るものである。
【0011】
本発明に従う方法によれば、60重量%までの液状芳香物質を表面活性剤又は表面活性助剤、あるいは表面活性剤/表面活性助剤混合物中に溶解することができる。
【0012】
本発明の実施の好ましい一例においては、液状芳香物質混合物40重量%を、C22脂肪アルコール60重量%中に、該脂肪アルコールをその固化温度70℃よりもごくわずかだけ高い温度に加熱して液化することによって、溶解した。得られた脂肪アルコール/芳香物質溶液は54℃以下の温度に冷却すると固化して本発明に従う固体芳香物質濃縮体を形成した。
【0013】
本発明実施の別の一例では、液状芳香物質混合物40重量%をC22脂肪アルコール30重量%及び脂肪酸(ステアリン)30重量%の固化温度68℃をもつ液化混合物に溶解した。得られた脂肪アルコール/脂肪酸/芳香物質溶液は47℃以下の温度に冷却すると固化して本発明に従う固体芳香物質濃縮体を形成した。
【0014】
本発明実施のさらに別の一例では、芳香物質40重量%をC22脂肪アルコール30重量%とポリエチレングリコール30重量%との固化温度60℃の液化混合物に80℃の温度で溶解した。得られた脂肪アルコール/ポリエチレングリコール/芳香物質溶液は54℃以下の温度に冷却すると固化して本発明に従う固体芳香物質濃縮体を形成した。
【0015】
上述した手順で得られた固体芳香物質濃縮体を既知の方法によって錠剤又は顆粒の形に製造することができた。そして、この形態で、これらの固体芳香物質濃縮体を、固形石鹸、粉末、顆粒、又は錠剤の形態の洗剤及び布用柔軟剤、あるいはその他の固形の家庭用化学製品又は化粧用製品の製造のために、容易に添加することができかつ正確に計量、供給することができる。
【0016】
前述した本発明の実施態様は単に本発明を説明するためのものである。本発明の保護範囲は別記の特許請求の範囲に示される記載によって決定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体芳香物質濃縮体、すなわち粉末、顆粒、チップ又は錠剤の形態の固形石鹸、固形洗剤及び布用柔軟剤、及びその他の固体状家庭用化学製品又は化粧用製品に芳香を付与する目的に有利に使用し得る固体状芳香物質濃縮体(solid fragrance concentrate)の製造法に関する。
【背景技術】
【0002】
多数の芳香物質又は芳香物質混合物は室温で液状でありかつしばしば高い揮発性を示すものであり、それらを固体状家庭用化学製品又は化粧用製品、例えば粉末、顆粒、チップ又は錠剤の形態の固形石鹸又は固形洗剤及び布用柔軟剤に加える際に問題を生ずる。
【0003】
固形石鹸に芳香を付与する既知の技術は、例えば精製された未完成の(crude)石鹸に、それの押出成形及び切断、並びにその後の個々の石鹸製品単体へのプレス成形前に液状芳香物質濃縮体を激しく混和するという方法に基づくものである。液状芳香物質を精製された未完成の石鹸により多量に加える場合には、石鹸の硬さが損なわれるという悪影響が生じる。
【0004】
さらに、この方法で固形石鹸に添加された芳香物質は比較的速やかに蒸発してしまうという欠点もある。というのは、石鹸の基剤は、実際のところ、きわめて少量のみが芳香物質と結合可能なので、長期間貯蔵後には、この方法で製造された固形石鹸の多くはそれらの快適な香りの大部分を失ってしまうからである。
【0005】
現在の技術によれば、粉末状固形洗剤及び布用柔軟剤はそれらを個包装する前に、すなわち、それらを錠剤、チップ等に形成する前に、微細噴霧される液状芳香物質濃縮体と激しく混和される。芳香物質が噴霧される際には、製造工程中では既に蒸発によりかなり高割合の材料の損失が生じている。さらに、芳香物質はしばしば揮発性が高くまた可燃性であるので、空気とともに爆発性のガス/空気混合物を形成し得る。その結果、製造設備中で小爆発及び火災が起こる可能性がある。
【0006】
これらの不利益を回避するために、固体状芳香物質濃縮体を製造する種々の試みが既になされてきた。すなわち、例えば粉末状沈降珪酸又はその他の大きい内部表面をもつ粉末状担体物質を液状芳香物質又は液状芳香物質混合物で湿潤させ、それによって該液状芳香物質又は液状芳香物質混合物を該粉末状物質に吸着させかつこれらの物質の内部表面に結合させるという方法が提案されている。確かにこれらの粉末状担体物質は比較的多量の液状芳香物質を吸収しかつ結合することができるが、これらは水に易溶性ではないので、特に洗剤及び布用柔軟剤にとって望ましくない不活性成分として作用し、その結果洗浄されるべき又は柔軟化されるべき物品上に並びに機器及び導管中に有害な沈着物を生成し、従ってこれらの粉末状担体物質は芳香物質の添加、特に固形石鹸並びに固形洗剤及び布用柔軟剤中への添加、に際しての担体物質としては不適当である。さらに、これら既知の物質は大きい内部表面を有するので、それらの接着能は、ある場合にはこれら芳香物質が洗濯又はすすぎ工程中に放出され得ず、従ってそれらの効果を発現できないほど大であり、その結果使用されずにすすぎ洗い中に洗い落とされてしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
さらに、DE19735783A1明細書には、20−50重量%の芳香物質含量をもち、残量、すなわち少なくとも50重量%の脂肪酸及び脂肪酸塩からなる担体物質含量をもつ高濃度芳香物質含有固体が記載されて既知である。該芳香物質固体の全量の少なくとも50重量%である担体物質の該割合のうち、50重量%までは洗剤及び洗浄剤の通常の成分、例えば酵素、漂白剤、抑泡剤、染料、pH調整剤、等で置換することができ、それゆえ、これらの成分は担体物質の性質を単に部分的に有するにとどまる。
【0008】
最後に述べた芳香物質含有固体は芳香物質吸収量が50重量%に限定される。しかも、担体物質として使用される脂肪酸及び脂肪酸塩は制限された度合いの生分解能をもつに過ぎない。
【0009】
従って、本発明の目的は、液状芳香物質を固体又は固体混合物中に吸収させることによって固体芳香物質濃縮体を製造する方法を開発するにあり、その場合該固体又は固体混合物は該液状芳香物質又は芳香物質混合物を芳香物質部分が50重量%より高割合になるように吸収し得るものであり、しかもその際、それ/それらを過度に高割合で結合することがなくかつ該固体又は固体混合物は不溶性の不活性物質に該当しないものであることを条件とする。さらに、該固体又は固体混合物はより良好な生分解能をもつべきである。
【0010】
この目的は請求項1に記載した特徴によって達成される。本発明の好ましい実施態様は請求項2ないし8に記載した特徴によって構成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を好ましい実施態様を挙げてより具体的に説明する。
【0012】
多くの芳香物質は20℃の常温では液体凝集体(liquid aggregate)の状態で存在する。消費者によって使用可能な状態にある芳香物質は、多くの場合、40種類までの、あるいは限定的な場合にはそれ以上の、別個の芳香物質成分からなる芳香物質混合物である。常温で液状であるこれらの液状芳香物質又は芳香物質混合物を、固形石鹸中に、粉末中に、又は固体状態で存在する洗剤及び布用柔軟剤中に、あるいはその他の固体状家庭用化学製品又は化粧用製品中に、比較的高濃度でかつ都合のよい方法で、しかも目的製品の品質を認め得るほどに損なうことなしに、あるいはその製造工程に不利益又は危険をもたらすことなしに、導入し得るようにするために、本発明によれば、液状芳香物質を、常温で固体でありかつ脂肪アルコール(類)又は脂肪アルコール(類)と脂肪酸(類)及び/又は脂肪アルコールエトキシレート及び/又はポリエチレングリコールとの混合物を含んでなる表面活性剤又は表面活性助剤中に溶解する手法を採用するものである。これは、該脂肪アルコール又は脂肪アルコール類あるいは前記特定した物質の混合物をこれらの担体物質の固化温度よりも単にわずかに高い温度に加熱し、次いで該液状芳香物質又は該液状芳香物質混合物を該液化された担体物質中に導入し、そしてその後に、20℃の常温よりも高いある特定の固化温度以下に冷却し、それによって該担体物質を、それら中に溶解された該少なくとも一種の芳香物質とともに固化させることによって達成され、それによって本発明に従う固体芳香物質濃縮体を取得し得るものである。
【0013】
本発明に従う方法によれば、60重量%までの液状芳香物質を前記特定した担体物質中に溶解することができる。
【0014】
本発明の実施の好ましい一例においては、液状芳香物質混合物40重量%を、C22脂肪アルコール60重量%中に、該脂肪アルコールをその固化温度70℃よりもごくわずかだけ高い温度に加熱して液化することによって、溶解した。得られた脂肪アルコール/芳香物質溶液は54℃以下の温度に冷却すると固化して本発明に従う固体芳香物質濃縮体を形成した。
【0015】
本発明実施の別の一例では、液状芳香物質混合物40重量%をC22脂肪アルコール30重量%及び脂肪酸(ステアリン)30重量%の固化温度68℃をもつ液化混合物に溶解した。得られた脂肪アルコール/脂肪酸/芳香物質溶液は47℃以下の温度に冷却すると固化して本発明に従う固体芳香物質濃縮体を形成した。
【0016】
本発明実施のさらに別の一例では、芳香物質40重量%をC22脂肪アルコール30重量%とポリエチレングリコール30重量%との固化温度60℃の液化混合物に80℃の温度で溶解した。得られた脂肪アルコール/ポリエチレングリコール/芳香物質溶液は54℃以下の温度に冷却すると固化して本発明に従う固体芳香物質濃縮体を形成した。
【0017】
上述した手順で得られた固体芳香物質濃縮体を既知の方法によって錠剤又は顆粒の形に製造することができた。そして、この形態で、これらの固体芳香物質濃縮体を、固形石鹸、粉末、顆粒、又は錠剤の形態の洗剤及び布用柔軟剤、あるいはその他の固形の家庭用化学製品又は化粧用製品の製造のために、容易に添加することができかつ正確に計量、供給することができる。
【0018】
前述した本発明の実施態様は単に本発明を説明するためのものである。本発明の保護範囲は別記の特許請求の範囲に示される記載によって決定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状芳香物質又は液状芳香物質混合物を常温で固体である一種又はそれ以上の表面活性剤及び/又は表面活性助剤を含んでなる固体又は固体混合物に吸収させ、それによって該液状芳香物質又は液状芳香物質混合物を該固体又は固体混合物にその固化温度以上の温度で溶解させ、次いで該溶液を冷却によって固化させることにより固体芳香物質濃縮体を製造するに際し、該固体又は固体混合物が一種又はそれ以上の脂肪アルコール又は一種又はそれ以上の脂肪アルコールと一種又はそれ以上の脂肪酸及び/又は脂肪アルコールエトキシレート及び/又はポリエチレングリコールとの混合物から構成されるものであることを特徴とする固体芳香物質濃縮体の製造法。
【請求項2】
液状芳香物質又は液状芳香物質混合物10−60重量%を、C22脂肪アルコール90−40重量%中に66−70℃であるその固化温度以上の温度で溶解し、次いで該溶液を常温に冷却することによって固化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
液状芳香物質又は液状芳香物質混合物10−60重量%を、C22脂肪アルコール45−20重量%と脂肪酸45−20重量%との混合物中に該脂肪アルコール/脂肪酸混合物の固化温度以上の温度で溶解し、次いで該溶液を常温に冷却することによって固化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
液状芳香物質又は液状芳香物質混合物10−60重量%を、C22脂肪アルコール45−20重量%と脂肪アルコールエトキシレート45−20重量%との混合物中に55−60℃である該脂肪アルコール/脂肪アルコールエトキシレート混合物の固化温度以上の温度で溶解し、次いで該溶液を常温に冷却することによって固化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
液状芳香物質又は液状芳香物質混合物10−60重量%を、C22脂肪アルコール45−20重量%とポリエチレングリコール45−20重量%との混合物中に55−60℃である脂肪アルコール/ポリエチレングリコール混合物の固化温度以上の温度で溶解し、次いで該溶液を常温に冷却することによって固化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
該芳香物質濃縮体を成形工程において固化することを特徴とする前記請求項の少なくとも一つに記載の方法。
【請求項7】
該芳香物質濃縮体を錠剤に成形することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
該芳香物質濃縮体を顆粒剤に成形することを特徴とする請求項6に記載の方法。


【公表番号】特表2006−516153(P2006−516153A)
【公表日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−544106(P2004−544106)
【出願日】平成15年10月8日(2003.10.8)
【国際出願番号】PCT/EP2003/011109
【国際公開番号】WO2004/035721
【国際公開日】平成16年4月29日(2004.4.29)
【出願人】(505079545)ベル フラフオーアス ウント フラークランチエス ドゥフト ウント アロマ ゲゼルシヤフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (1)
【Fターム(参考)】