説明

固定された自由端を有する陳列用フックアセンブリ

商品アイテムを陳列用ボード上に陳列するための防犯可能なシステム。陳列システムは、商品陳列部の少なくとも1つのロッドの自由端をその中に係合する、施錠可能な端部アセンブリを含む。端部アセンブリは、商品アイテムをそこから取り外すことができる解錠位置と、商品アイテムをそこから取り外すことができない施錠位置との間をロッドに沿って摺動可能である。端部アセンブリは、端部アセンブリの内側チャンバ内を直線的に移動可能な施錠機構によって、ロッドに施錠的に係合される。端部アセンブリは、その外壁内に、施錠機構の直線運動に対して垂直に位置する、特殊形状の凹部を備える。相補型双極子磁石キーは、凹部に挿入されて施錠機構を解錠する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、陳列用ボードまたはワイヤ製陳列用ラックに取り付けられる、商品陳列用フックに関する。より具体的には、本発明は、商品アイテムがそこから素早く取り外されるのを防止する、陳列用フックに関する。具体的には、本発明は、そこに陳列された商品アイテムの不正な取り外しを防止するように、商品陳列部を施錠するための防犯装置、および該装置を組み込んだシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
背景情報
商品アイテムは、一般的に、ペグボードまたはスラットボードから支持された、長く突出したロッド上での販売のために陳列される。これらの突出したロッドは、一般的に、当該分野では、ペグボードフックまたはスラットボードフックと称される。同じ目的のために、類似したロッドをワイヤ製陳列用ラックから突出させてもよい。通常、商品アイテムは、バッテリ、または小型工具、あるいは他の類似した構成要素等の、小型に分類されるものである。このような商品は、陳列部から全てのアイテムを素早く取り外すことができ、見つからずに店舗から商品を持ち去ることができるので、万引き犯の標的になり易い。全ての商品がその上に陳列されている陳列部全体が窃盗犯によってペグボードから運び去られることもある。
【0003】
先行技術では、商品アイテムをその上に安全に陳列するためのいくつかの装置が提案された。Stringerによる米国特許第1,022,980号は、ロッドを固定し、そこから吊り下げられた製品の盗難を防止するための錠を含む、吊り下げ可能なロッドを開示している。ロッドの第1の端部は、施錠鎖を備え、鎖の反対側の端部は、錠の本体上に形成されたラグにしっかりと接続される。錠は、該錠を係合および解放するキーを使用して、施錠および解錠される。
【0004】
Buckleyによる米国特許第1,856,239号は、両者とも一端がベースプレート内に固定された2つのロッドを含む、陳列システムを開示している。上部ロッドの反対側の端部は、下部ロッドの側部を係合する下方へ延在する脚部を含む、ラッチ機構を備える。脚部は、ラッチ機構に旋回可能に取り付けられ、製品を下部ロッド上に位置決めできるように、邪魔にならないように旋回する。ラッチは、解放されて、重力の作用を介して所定の位置に揺動して戻る。この陳列システムは、盗用を防止するように施錠されない。単に商品がロッドから滑り落ちないようにラッチ係合されるものである。
【0005】
Mauleによる米国特許第4,462,497号は、ねじによって垂直表面に固定された細長い支柱を含む、陳列用スタンドを開示している。2つの平行なロッドが、それらの第1の端部で支持部に接続されて、そこから外方へ離れるように延在する。横断部材は、2つのロッドの第2の端部間に延在し、第1のロッドの第2の端部に枢動可能に連結される。横断部材は、第2のロッドの自由端内のスロット内で受けられる。錠は、第2のロッドの自由端上を滑動し、横断部材を適所に施錠するためにはキーが必要である。錠は、キー作動のタンブラ型錠であり、キーを装置の施錠および解錠の両方に使用しなければならない。システムはまた、従来のタンブラ型錠をピッキングすることができる窃盗犯に対して脆弱である。
【0006】
Leydenらによる米国特許第5,676,258号は、システムを壁面に固定するように、第1の端部にZ字形状のプレートを有する、陳列システムを開示している。Z字形状のプレートの脚部は、それらの間に壁面を締着するように位置する。陳列用ロッドは
、Z字形状のプレートから外方へ延在し、先端部において終端する。先端部後方のロッドの一部は、ロッドの残部と比較して径が小さい。錠は、先端部に圧入されて、その上に陳列された商品アイテムが取り外されるのを防止する。錠は、整列したボアをその中に有する一対の対向壁を含む。第1の壁は、それを介して密接にロッドを受けるようにサイズ設定された、ボアを有する。第2の壁は、それを介して先端部の一部を受けるようにサイズ設定された、より小径のボアを有する。錠は、キーによって作動してロッドの縮径部分を係合する位置へ留め金を操作する、タンブラを含む。ロッド上のアンダーカットは、留め金と協働して、錠がロッドから取り外されるのを防止する。商品アイテムを陳列部から取り外さなければならない時には、留め金をロッドから解放するように操作するために、キーを錠に導入しなければならない。これが完了すると、錠をロッドから解放することができ、商品アイテムを取り外すことができる。結果的に、このシステムは、装置の施錠および解錠の両方にキーを使用する必要がある。本システムはまた、タンブラ型錠をピッキングすることができる窃盗犯に対して脆弱である。
【0007】
Nagelskiらにより、本譲受人に譲渡された米国特許出願公報第2006/0157431号は、商品をその上に固定し、陳列用ロッドを解錠するための特別な磁気キーを含む、陳列用ロッドのための施錠機構を開示している。防犯装置は、その中のチャンバ内に収容された磁気的に引き付けることができるプランジャを備えた錠を含む。プランジャは、施錠位置と解錠位置との間でチャンバ内を直線的に移動する。プランジャが、施錠位置にある時には、陳列用ロッドを係合し、商品がそこから取り外されるのを防止する。プランジャが、解錠位置にある時には、陳列用ロッドを係合せず、したがって、商品をロッドから取り外すことができる。チャンバは、装置の外面に近接するが、その存在および位置は、装置の簡単な外部検査からは明らかにならない。同様に、キーは、筐体によって完全に囲まれた磁石を備えるので、キーの簡単な外部検査では、磁石がその内部にあることが明らかにならない。装置の解錠に磁石が必要であると判断された場合であっても、装置および棒磁石を操作するのに極めて長い時間を費やさずに、施錠機構の場所を判断するのは困難である。この時間の消費は、窃盗犯が現場で捕らえられる可能性を高めることになる。許可された要員による使用のために特別に設計された磁気キーは、防犯装置の外面の位置決め溝内に係合しなければならない位置決めタブを有するものとして、該公報に開示されている。これは、装置の外面上で、かつ施錠機構に隣接して磁石を正しく位置決めする。位置決めタブが位置決め溝内に係合されていない場合、磁石は、防犯装置の外面に正しく位置決めされず、プランジャは移動せず、装置は施錠されたままとなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、当該分野では、陳列部から商品アイテムが素早く取り外されるのを防止する商品陳列システムのための防犯装置、および該装置を組み込んだ陳列システムの提供が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
発明の概要
本発明の装置は、商品陳列部のロッドの自由端を固定して、商品アイテムがロッドから運び去られるのを防止するための端部アセンブリである。端部アセンブリは、商品アイテムをそこから個々に取り外すことができる解錠位置と、商品アイテムをそこから取り外すことができない施錠位置との間をロッドに沿って摺動可能である。端部アセンブリは、端部アセンブリの内側チャンバ内を直線的に移動可能な施錠機構によって、ロッド上に施錠される。端部アセンブリは、筐体の内側に内方へ延在し、施錠機構の直線運動に対して垂直な外壁内に特殊形状の凹部を画定する。凹部は、相補的な形状の双極子磁石キーをその中に受けて、施錠機構を解錠する。成形された凹部に挿入される時に、キーは、施錠機構に強い磁力を及ぼし、チャンバ内で該機構を施錠位置から解錠位置まで直線的に移動させ
、それによってロッドを解放する。キーを端部アセンブリ内の凹部から取り外すことによって、ばね付勢の施錠機構は、その施錠位置まで戻される。本システムは、端部アセンブリを解放して、ロッドから商品アイテムを分与するためには双極子磁石キーだけしか必要としない。商品アイテムを分与した後に、システムを施錠しなければならない時には、端部アセンブリはロッド内のノッチがばね付勢の施錠機構と整列するまで、ロッドに沿って押すだけでよい。この時点で、施錠機構は、装置を自動的に施錠し、それによって、商品アイテムが陳列部からさらに取り出されるのを防止する。施錠機構が端部アセンブリの内側内に含まれているので、窃盗を計画する者は即座に到達することができない。さらに、成形凹部および成形双極子磁石キーの相補的な性質も、施錠機構に到達してそれを解放することをより困難にすることによって、窃盗を計画する者を妨害する。施錠機構自体は、磁石によって即時の到達から保護され、また、一般的な棒磁石からの力場が装置の内側チャンバ内で施錠機構を容易に移動させないような様態で配向される。
【0010】
出願人が本原理を適用することを意図した最良の形態を示す、本発明の好適な実施形態は、以下の説明に記載され、図面に示され、また、添付の特許請求の範囲に具体的かつ明確に指摘および記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】陳列用ボードに接続され、そこから吊り下げられた複数の商品アイテムを有する、本発明の商品陳列部の側面図である。
【図2】図1の直線2−2から見た端部アセンブリの正面立面図である。
【図3】図2の直線3−3から見た端部アセンブリの側断面図である。
【図4】特殊キーで解錠された端部アセンブリの側断面図である。
【図5】ロッドアセンブリのロッドのうちの1つがそこから解放された端部アセンブリの側面断面図である。
【図6】商品アイテムのうちの1つのそこからの取り外しを示す陳列部の側面図である。
【図7】端部アセンブリ、ロッドアセンブリ、およびベースアセンブリを含む、商品陳列システムの一部の側面図である。
【図8】ベースアセンブリと係合して該ベースアセンブリを解錠するキーの側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の商品陳列システムは、全体として番号100で示され、図1〜8に示される。陳列システム100は、陳列用ボード102(ペグボードまたはスラットボード)とともに使用されて、小売環境での商品104の陳列を支援する。陳列システム100は、ロッドアセンブリ106と、端部アセンブリ112とを含む。ロッドアセンブリ106は、実質的に平行な第1および第2のロッド116、118と、それらの間に配置された接続ロッド120とを含む。ロッドアセンブリはまた、1つ以上の上方へ延在する部材を有する端部110も含み、該部材は、片持ちの様態でそこにロッドアセンブリ106を着脱可能に載置するように、陳列用ボード102の孔を介して受けることができる。商品104は、第2のロッド118上に摺動可能に係合され、端部アセンブリ112は、商品104を第2のロッド118上に施錠可能に固定するのに提供される。
【0013】
本発明の発明者は、ロッドアセンブリを陳列用ボードに施錠可能に固定するための防犯装置に対する米国特許出願も同時に出願している。この同時出願の名称は、「SECURITY DEVICE FOR ATTACHING A PEG HOOK TO A
PEG SUPPORT」である。端部アセンブリ112と、ロッドアセンブリを陳列用ボードに取り付けるための防犯装置との両方を解錠するための磁気キーを画定する第2の同時出願も、本出願と同時に出願されている。この第2の出願の名称は、「MAGNE
TIC KEY FOR USE WITH A SECURITY DEVICE」である。これらの2つの関連出願の全ての開示は、参照することにより本願明細書に援用される。本出願は、具体的には、端部アセンブリ112、およびそれを組み込んだ商品防犯システムを画定する。
【0014】
ロッドアセンブリ106は、接続ロッド120によって結合された上部ロッド116と下部ロッド118とを含む。端部110は、上部ロッド116の内端部122に隣接するコネクタ108から外方へ延在する。これらのロッド116、118、120、および108の全ては、横断面が略円筒形である。上部ロッド116は、下部ロッド118よりも短く、下部ロッド118の自由端118aの内方へ配置されたフック状の自由端124(図3)において終端する。上部ロッド116の自由端124は、端部アセンブリ112内に恒久的に固定されることが好ましい。下部ロッド118の自由端118aは、上部ロッド116の端部124を越えて外方へ延在し、面取りされ前方へ延在する先端部126において終端する。下部ロッド118は、先端部126の内方へ、下向きのノッチ128(図5)を画定する。ノッチ128は、側縁部130、132に囲まれる。
【0015】
本発明の特定の特徴によれば、端部アセンブリ112は、下部ロッド118の自由端118aをその中に施錠可能に固定し、それによって、商品104がロッド118から取り外されるのを防止するように提供される。端部アセンブリ112は、施錠位置(図1および3)と、解錠位置(図4および6)との間を上部ロッド116に沿って移動可能である。端部アセンブリ112が解錠位置にある時には、商品104を下部ロッド118から取り外すことができる。端部アセンブリ112が施錠位置にある時には、商品104をそこから取り外すことができない。
【0016】
端部アセンブリ112は、前部134aおよび後部134bを有する筐体134を備える。端部アセンブリ112の前部134aは、そこに取り付けられた陳列用パネル164を有する上部壁157(図3)を含む。パネル164は、陳列システム100上に保持された商品104に関する、宣伝または価格情報の表示のために設けられる。パネル164はまた、端部アセンブリ112が施錠位置にあるかどうかを消費者に通知するのに使用され得る。筐体134は、筐体134の後部134bの孔138を通ってアクセスできる第1の内側チャンバ136を画定する。上部ロッド116は、孔138を通って筐体134に入り、ロッド116の自由端124は、第1のチャンバ136内に配置され、その中に恒久的に保持される。筐体134は、解錠位置と施錠位置との間をロッド116に沿って摺動可能である。筐体134がロッド116に沿って摺動可能に移動する時には、その自由端124は、第1の位置と第2の位置との間で、第1のチャンバ136内を移動する。図3は、施錠位置にあり、自由端124が筐体134内の外端壁139の近傍に配置された、端部アセンブリ112を示す。図5は、解錠位置にあり、自由端124が内側肩部140の近傍に配置された、端部アセンブリ112を示す。自由端124は、フック形状であり、フックの脚部は、チャンバ136の深さ「A」(図4)に実質的に等しい長さであることが好ましい。脚部とチャンバの深さとの間のこの大小関係は、端部アセンブリ112が上部ロッド116の周辺を揺動するのを実質的に防止する。
【0017】
端部アセンブリ112はさらに、第1のチャンバ136よりもある距離だけ下方に離間され、これに平行する、第1の通路142を画定する。通路142は、下部ロッド118の自由端118aをその中に受けるように、相補的にサイズ設定される。通路142は、端部アセンブリ112の最後部の壁の穴にて始端し、筐体134の前部134aに近接した壁144において終端する。通路142を通した下部ロッド118の往復の程度は、壁144によって制限される。端部アセンブリ112はさらに、通路142と連通し、それに実質的に直角に配置された、第2の内側チャンバ146を画定する。本発明の好適な実施形態では、第2の内側チャンバ146は、通路142から下方へ延在する。端部アセン
ブリ112が下部ロッド118上の施錠位置にある時には、下部ロッド118の端部126は、壁144の近傍に配置され、ロッド118内のノッチ128は、第2のチャンバと位置合わせされている(図4)。
【0018】
本発明の別の特定の特徴によれば、施錠機構148が、端部アセンブリ112の第2の内側チャンバ146内に配置される。施錠機構148は、端部アセンブリ112およびロッドアセンブリ106を相互に施錠するために設けられる。施錠機構148は、シャトルアセンブリ152内に着座させた圧縮スプリング150を含む。シャトルアセンブリ152は、上部ロッド116および下部ロッド118の長手方向軸に対して垂直な方向に、第2のチャンバ146内を往復移動するように相補的に成形およびサイズ設定される。シャトルアセンブリ152のベース部154は、下部ロッド118内のノッチ128内で受けられ、その側縁部130と132との間に保持されるように相補的に成形およびサイズ設定される。シャトルアセンブリ152およびそのベース部154は、ばね150によって付勢されて、第2のチャンバ146から出て通路142内へ延在する。ノッチ128が第2のチャンバ146と位置合わせされた時には、ばね150は、シャトルアセンブリ152のベース部154をノッチ128内に圧入し、それによって、下部ロッド118および端部アセンブリ112を相互に施錠する。シャトルアセンブリ152は、磁力場によって影響を及ぼされ得る金属から製造されることが好ましい。これに反して、ベース部154は、ロッド118が磁石162の方へ引き付けられるのを実質的に防止するように、プラスチック等の絶縁材料から製造される。
【0019】
図3に示されるように、第2の内側チャンバ146は、端部アセンブリ112の前面および後面の両方から内方へ距離を置いて、かつこれらに略平行になるように配向される。さらに、第2の内側チャンバ146は、端部アセンブリ112の上面および底面両方から内方へ距離を置いて位置する。第2の内側チャンバ146の配向、およびその端部アセンブリ112の外壁の近傍からの距離は、施錠機構148が、端部アセンブリ112の外面に接触するようにもたらさせた一般的な棒磁石によって解錠されるのを防止するのに役立つ。端部アセンブリ112内の施錠機構は、以下に開示するように、特別に設計された磁気キー114によってのみ解錠することができる。
【0020】
本発明の別の特定の特徴によれば、筐体の前部134aは下部分を有し、該部分には、磁気キー114をその中に受けて、施錠機構148を解錠するための特殊形状の凹部156が画定される。凹部156は、第1のチャンバ136および通路142の両方に実質的に平行である。凹部156はまた、第2のチャンバ148に対して垂直であり、端部アセンブリ112の前面および後面のそれぞれに対して略直角である。凹部156は、端部アセンブリ112の前面内の開口部160を経てしか入ることができない。この開口部160は、好ましくは不規則で非円形の断面形状を有する。さらに、開口部160は、少なくとも1つの直線状側部を有し、略D字形状であることが好ましい。この防犯システムの一部を形成する磁気キー114は、その中に双極子磁石が摺動可能に載置された筐体115を備える。双極子磁石は、その上のボタン117を押下げることによって、その一部を筐体115から外方へ摺動させ、筐体115から延在させる。磁石の延在した部分は、凹部156の断面形状に対して相補的な断面形状である、成形された突出部162を形成する。凹部156は、内端壁159において終端し、水平内壁158によって第2のチャンバ148から分離される。内端壁159は、突出部162の端部アセンブリ112への進入を制限する。金属プレート161は、凹部156に隣接する壁159内に封入される。プレート161は、磁気的に引き付けられる金属から形成されて、キー114を端部アセンブリ112との施錠構成に保持するのを支援する。
【0021】
しかしながら、端部アセンブリ112およびキー114は、産業または小売店固有の用途のために設計されることを意図する。よって、各産業または小売店は、特殊形状の凹部
156を端部アセンブリ112内に含む防犯システムを有することになる。端部アセンブリ112は、凹部に対して相補的に成形された断面形状を有する、専用のキー114によってのみ解錠することができる。本発明の好適な実施形態では、凹部156およびそこへの開口部160は、あらゆる断面形状とすることができ、不規則で非円形形状であることが好ましい。さらにまた、開口部160は、少なくとも1つの直線状側部を有し、略D字形状であることが好ましい。しかしながら、凹部156は、本発明の精神から逸脱することなく、台形、六角形、または三角形等の他の形状とすることができる。この配設は、磁石を凹部156内に挿入することができないので、窃盗を計画する者が一般的に入手可能な棒磁石によって端部アセンブリ112を解錠する可能性を大幅に低減する。
【0022】
さらに、キー114に使用される双極子磁石は、ネオジム、鉄、およびホウ素の合金(NdFeB)から製造され、より具体的には、ニッケルめっきされたNdFeB焼結磁石であることが好ましい。双極子磁石はまた、その円弧状面162aに特定の極を有し、その平面162bに反対の極を有するように特別に製造される。円弧状面162aは、D字形状の凹部156の丸みを帯びた部分と相補的であり、平面162bは、D字形状の凹部156の平面部分と相補的である。したがって、磁石は、N極が円弧状面162a上にあり、S極が平面162b上にあるように、またはこの逆になるように製造され得る。突出部162が凹部156に挿入された時には、円弧状面162aは、シャトルアセンブリ152に近接され、平面162bは、シャトルアセンブリ152から離れている。したがって、突出部162から放射された磁場は、第2のチャンバ146に近接する。一般的な棒磁石では、磁力場は、磁石の端部から離れるように外方へ延在し、磁石の側部の近傍では最小限の力場だけが感知される。標準的な棒磁石を凹部156に挿入できた場合、棒磁石の側部は、第2のチャンバ146から凹部156を分離する壁の近傍に配置される。棒磁石の側部で受ける磁力線は、施錠機構148を棒磁石の方へ引き付けるには不十分となる。本発明に利用した双極子磁石は、そこから放射される力場の最も強い範囲が、確実に凹部156と第2のチャンバ146との間の壁に近接した領域にあるように、特別に製造される。したがって、突出部162上で磁気が最も強く引き付ける領域は、シャトルアセンブリ152付近である。さらに、その力場は、シャトルアセンブリ152の磁気的に引き付けられる金属が、突出部162の方へ強く引かれるように配向される。また、何らかの理由でシャトルアセンブリ152自体が磁性金属を含む場合は、第2のチャンバ146に近接させた正しい磁気極だけが、シャトルアセンブリ152を突出部162の方へ引くことになる。キー114上の不適切な極は、シャトルアセンブリ152を反発して、かつ下部ロッド118を端部アセンブリ112内に堅固に固定したままにする。
【0023】
図1〜図6を参照すると、端部アセンブリ112は以下の様態で使用されて、ロッドアセンブリ106の自由端をしっかりと施錠し、それによって、下部ロッド118からの商品104の引き出しを防止する。図3は、施錠位置における端部アセンブリ112およびロッドアセンブリ106を示す。この施錠位置において、上部ロッド116および下部ロッド118の自由端124、118aは、筐体134内に延在してその中に固定される。上部ロッド116の自由端124は、チャンバ136内に保持され、チャンバ134の端壁139の内面の近傍に配置される。下部ロッド118の自由端118aは、通路142を通って延在し、ロッド118の先端部126は、壁144の近傍に位置する。端部アセンブリ112内の施錠機構148は施錠位置にあり、シャトルアセンブリ152のベース部154は、ノッチ128内に係合され、下部ロッド118の側縁部130と132との間の中に保持される。施錠機構148がこの施錠位置にある時には、圧縮ばね150は、完全に伸びており、シャトルアセンブリ152のベース部154は、ばね付勢されて、第2のチャンバ146から通路142内に外方へ延在して、下部ロッド118と係合する。端部アセンブリ112は、上部ロッド116および下部ロッド118に沿って、陳列用ボード102の方へ、または、該ボードから離れるように摺動できない。したがって、端部アセンブリ112は、ロッドアセンブリ106に固着され、キー114を使用して端部ア
センブリ112を解錠せずに、そこから取り外すことはできない。さらに、下部ロッド118の自由端118aが端部アセンブリ112内に施錠されるので、商品104は、下部ロッド118の自由端118aから摺動して滑り落ち得ない。したがって、商品104は、ロッドアセンブリ106上に施錠されて、そこから取り外すことはできない。
【0024】
消費者が商品104のアイテムのうちの1つを購入したい時には、端部アセンブリ112を解錠し、次いで、下部ロッド118の自由端118aが端部アセンブリ112からある距離だけ離間されるまで、陳列用ボード102から離れるように矢印「Y」(図4)の方向に摺動させなければならない。端部アセンブリ112を解錠するためには、キー114をそれと係合しなければならない。これは、キー114上のボタン117を、その中に収容された双極子磁石の一部を筐体114から外方へ摺動延在するように係合させることによって行われる。延在した特殊形状の突出部162は、凹部156の開口部160に挿入され、その端部が壁159に係合するまで凹部146に沿って摺動する。上述のように、突出部162は、凹部156と第2のチャンバ146とを分離する壁158の近傍に円弧状面162aが位置するような様態で、凹部156内に配向される。双極子磁石から放射される磁力場は、シャトルアセンブリ152の金属部分を、第2の内側チャンバ146内で突出部162に向かって、矢印「X」(図4)の方向に下方へ引き付ける。この下方への移動によって、シャトルアセンブリ152と壁158との間でばね158が圧縮され、ベース部154が下部ロッド118内のノッチ128から引き出される。ベース部154が下部ロッド118の側縁部130、132から離れると、施錠機構148は解錠位置になり、端部アセンブリ112は、ロッドアセンブリ106に沿って矢印「Y」(図4)の方向に自由に摺動できる。
【0025】
同時に、突出部162からの磁場は、金属プレート161をそれに向かって磁気的に引き付ける。この引力は、キー114を端部アセンブリ112内に係合したままにし、ユーザが、容易にキー114を使用して端部アセンブリ112をロッドアセンブリ106に沿って摺動移動できるようにするのに十分な強さである。端部アセンブリ112が、下部ロッド118の自由端118aを通路142から出させるのに十分な程度までロッドアセンブリ108に沿って摺動可能に移動した時に、商品104のアイテムをロッド118から滑らせて外すことができる。しかしながら、これによって、シャトルアセンブリ152を矢印「X」と反対の方向に上方へ摺動させて、通路142を妨害することになる。この遮蔽を取り除くために、キー114を凹部156に再導入しなければならない。代替的に、キー114を凹部156に係合したままにすることができるが、この場合、端部アセンブリ112は解錠位置に留まる。端部アセンブリ112が解錠された時に、端部アセンブリ112が上部ロッド116に沿って摺動移動し得る程度は、チャンバ136の長さ「D」(図3)によって制限されることに留意されたい。上部ロッド116の端部124が肩部140に当接するとすぐに、ロッド116に沿った摺動移動が停止される。この時点で、下部ロッド118の先端部126と筐体134の内壁170間の距離「E」(図6)は、かなり小さい。この距離「E」は、商品104を下部ロッド118から滑らせて外すのに利用可能な空間を制限する。結果的に、端部アセンブリ112を解錠した小売店の店員が数分間、窃盗を計画する者から離れた場合であっても、その人物がロッド118から複数の商品104を一度に外して運び去ることができる可能性が大幅に低減される。
【0026】
小売店の店員が、端部アセンブリ112をロッドアセンブリ106に施錠したい時には、端部アセンブリ112を、ロッドアセンブリ106に沿って陳列用ボード102の方へ摺動移動させる。下部ロッド118の先端部126は、通路142に入る。矢印「Y」と反対の方向への移動は、下部ロッド118内のノッチ128が施錠機構148の上に位置するまで継続される。これがまだ行われていない場合、キー114は、凹部156から取り外される。また、ノッチ128がシャトルアセンブリ152の上に位置するので、ばね150が伸びて、シャトルアセンブリ152を下部ロッド118の方に向かって上方へ摺
動させる。シャトルアセンブリ152のベース部154は、ノッチ128に入り、側縁部130と132との間に挟まれる。これによって、施錠機構は、解錠位置から施錠位置まで自動的に移動し、したがって、ロッドアセンブリ112は、解錠位置から施錠位置まで移動する。
【0027】
商品104を下部ロッド118上へ装填すべき時には、上述のように、キー114によって、端部アセンブリ112および施錠機構148を施錠位置から解錠位置まで移動させなければならない。商品104は、次いで下部ロッド118上に個々に装填される。これは、アイテム114の上端部104aを、筐体134の内壁170と下部ロッド118の先端部126との間の間隙「E」に導入することによって行われる。上端部104aは、その中のスロット(図示せず)が先端部126に近接するように位置決めされ、アイテム104は、先端部126がスロットを通過するように、陳列用ボード102の方へ移動する。アイテム104は、次いで、下部ロッド118に沿って陳列用ボードの方向に摺動する。全ての商品104が下部ロッド118上に装填されると、端部アセンブリ112は、ロッド118に沿って陳列用ボード102の方へ摺動する。次いで、キー114の突出部162を凹部156の外へ摺動させることによって、端部アセンブリ112および施錠機構148が、解錠位置から施錠位置まで移動する。下部ロッド118の自由端118aは、端部アセンブリ112内にしっかりと施錠され、商品104は、もはや陳列システム100から取り外すことができない。
【0028】
本発明の好適な実施形態は、上部ロッド116の自由端124が筐体134内に恒久的に固定されることを示しているが、代わりに自由端124をそこから取り外し可能にして、下部ロッド118に適用された施錠機構に類似した様態で、必要に応じて選択的にその中に固定または施錠することができるものと理解されよう。さらに、筐体内の通路142は、筐体内の壁144において終端されているように図示されていると理解されよう。しかしながら、通路142は、その筐体134を貫通して延在させることができ、ロッド118の端部118aは、通路142を完全に貫通して移動し、筐体134の反対側に現れ得る。ノッチ128はまた、下部ロッド118の上面または側面上に形成して、筐体134内の相補的な位置に提供された施錠機構と相互作用させることもできる。
【0029】
端部アセンブリ112は、いくつもの理由から、先行技術よりも改善されたものである。第1に、施錠機構148は、筐体134の内側に保持され、棒磁石を筐体134の外表面に適用することによって解錠することができない。第2に、端部アセンブリ112内の特別に設計された形状およびサイズの凹部156は、非相補的な形状の磁石の凹部156内へのあらゆる挿入の試みを大幅に制限する。さらに、施錠機構148の絶縁ベース部154と、内壁158(これも絶縁材から製造される)の厚さとの組み合わせは、非双極子磁石の磁力場が施錠機構148に影響を及ぼして解錠するのを防止するための、相当な防護を提供する。もし窃盗を計画する者が非双極子磁石を何とかして凹部156に挿入することができても、そのような磁石の磁気力場によってシャトルアセンブリ152をノッチ128の外へ十分に移動させて、施錠機構148を解錠するのは困難となろう。さらに、製造された双極子磁石の極性の特異性もまた、もし他の磁石を凹部156内に挿入することができても、それを使用して施錠機構148を解錠できる可能性を低減する。
【0030】
図7および図8に示されるように、商品陳列システムはまた、ロッドアセンブリ106を陳列用ボード102にしっかりと施錠するのに提供されたベースアセンブリ200を含み得る。ベースアセンブリ200は、装置の内側にあるチャンバ252内に収容された施錠機構250を含むので、キー114は、ベースアセンブリ200および端部アセンブリ114両方の解錠に使用される。施錠機構250は、壁254によってキー114との直接接触から分離される。よって、施錠機構250は、防犯装置200の外面に接近する、または従来のキーまたはスイッチと係合可能にする等によって、直接のアクセスが不可能
である。施錠機構250は、ロッド116が貫通する通路260内にばね258によって付勢される、金属シャトルアセンブリ256を含む。施錠機構250が通路260内に延在する時には、これはロッド116上のノッチ262内で受けられ、それによって、ロッド116およびベースアセンブリ200を相互に施錠する。端部アセンブリ112に関するものと実質的に同一の様態で、施錠機構250を施錠位置から解錠位置まで移動させるために、施錠機構250内の金属は、磁石162の方へ引き付けられる。ベースアセンブリ200は、本願明細書に上述した、本発明の発明者による、第1の同時に出願された特許出願の基礎を形成する。
【0031】
上述の説明では、簡潔さ、明確さ、および理解のために特定の用語を使用した。そのような用語は、説明目的で使用され、広範に解釈されることを意図したものであるので、いかなる不必要な制限も、先行技術の要件を超えて暗示されるものではない。
【0032】
さらに、本発明の説明および図は一実施例であり、本発明は、示された、または記述された厳密な詳細に制限されない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品陳列用ロッドを施錠して、その上に陳列された商品アイテムの不正な取り外しを防止するための防犯装置であって、
前記商品陳列用ロッドをその中に受けるように適合された、実質的に水平配向された通路を画定する筐体であって、前記通路に垂直に配置された内側チャンバをさらに画定し、施錠部材が前記ロッドを係合する施錠位置と、前記施錠部材が前記ロッドを係合しない解錠位置との間で前記チャンバ内を直線的に移動可能な、磁気的に引き付けられる前記施錠部材を有する、筐体と、
前記筐体内に形成され、前記通路に実質的に平行に、かつ前記筐体の外面から内方にその内側へ延在して、前記チャンバに近接して終端する、凹部であって、前記施錠部材を前記施錠位置から前記解錠位置まで移動させるための双極子磁石キーをその中に受けるように適合された、凹部と、
を備える、防犯装置。
【請求項2】
前記凹部は、前記施錠部材の前記直線移動に対して垂直に延在する、請求項1に記載の防犯装置。
【請求項3】
前記凹部は、不規則な断面形状であり、相補的な断面形状の双極子磁石をその中に受けるように適合される、請求項1に記載の防犯装置。
【請求項4】
前記凹部は、断面がD字形状であり、相補的なD字形状の双極子磁石をその中に受けるように適合される、請求項1に記載の防犯装置。
【請求項5】
前記D字形状の凹部は、実質的に平面の内壁および円弧状の内壁によって画定され、前記平面の内壁は、前記施錠部材をその中に保持する前記チャンバに近接する位置まで、前記施錠部材の前記直線運動に対して垂直に延在する、請求項4に記載の防犯装置。
【請求項6】
商品陳列用ロッドを施錠して、その上に陳列された商品アイテムの不正な取り外しを防止するための防犯システムであって、
前記商品陳列用ロッドをその中に受けるように適合された、実質的に水平配向された通路を画定する筐体を含む防犯装置であって、前記筐体は、前記通路に垂直に配置された内側チャンバをさらに画定し、施錠部材が前記ロッドを係合する施錠位置と、前記施錠部材が前記ロッドを係合しない解錠位置との間で前記チャンバ内を直線的に移動可能な、磁気的に引き付けられる前記施錠部材を有する、防犯装置と、
前記筐体内に形成され、前記通路に実質的に平行に、かつ前記筐体の外面から内方にその内側へ延在して、前記チャンバに近接して終端する凹部と、
前記施錠部材を前記施錠位置から前記解錠位置まで移動させるための、前記凹部内に挿入可能な双極子磁石キーと、
を備える、防犯システム。
【請求項7】
前記凹部は、前記施錠部材の前記直線移動に対して垂直に配向される、請求項6に記載の防犯システム。
【請求項8】
前記双極子磁石および前記凹部は、相補的な断面形状である、請求項7に記載の防犯システム。
【請求項9】
前記双極子磁石および前記凹部は、両者とも不規則な断面形状である、請求項8に記載の防犯システム。
【請求項10】
前記双極子磁石および前記凹部の前記断面形状は、いずれも少なくとも1つの直線状側部を含む、請求項8に記載の防犯システム。
【請求項11】
前記双極子磁石および前記凹部は、断面が実質的にD字形状である、請求項8に記載の防犯システム。
【請求項12】
前記双極子磁石は、平面と円弧状面とを有し、前記磁石は、前記平面上にN極およびS極のうちの一方を有し、前記円弧状面上に前記N極およびS極のうちの他方を有する、ネオジム、鉄、ホウ素(NdFeB)磁石である、請求項11に記載の防犯システム。
【請求項13】
前記凹部は、前記磁石の前記平面が、前記磁石の前記円弧状面よりも前記施錠部材に近接するように配向される、請求項12に記載の防犯システム。
【請求項14】
前記双極子磁石は、ネオジム、鉄、ホウ素(NdFeB)磁石である、請求項6に記載の防犯システム。
【請求項15】
商品アイテムをその上に陳列するための防犯可能な商品システムであって、
陳列用ボード内に係合されるように適合された第1の端部を有し、かつそこから離れた第2の自由端を有する、第1のロッドと、
前記陳列された商品アイテムのそこからの不正な取り外しを防止するように、前記第1のロッドの前記自由端と係合可能な防犯装置であって、前記第1のロッドの前記自由端をその中に受けるための、実質的に水平配向された第1の通路を画定する筐体を含み、前記筐体は、前記第1の通路に垂直に配置された内側チャンバをさらに画定し、施錠部材が前記第1のロッドを係合する施錠位置と、前記施錠部材が前記第1のロッドを係合しない解錠位置との間で前記チャンバ内を直線的に移動可能な、磁気的に引き付けられる前記施錠部材を有する、防犯装置と、
前記筐体内に形成され、前記第1の通路に実質的に平行に、かつ前記筐体の外面から内方にその内側へ延在して、前記チャンバに近接して終端する凹部と、
前記施錠部材を前記施錠位置から前記解錠位置まで移動させるための、前記凹部内に挿入可能な双極子磁石キーと、
を備える、商品システム。
【請求項16】
前記凹部は、前記施錠部材の前記直線移動に対して垂直に配向される、請求項15に記載の商品システム。
【請求項17】
前記双極子磁石および前記凹部は、相補的な断面形状であり、少なくとも1つの直線状側部を含む、請求項16に記載の商品システム。
【請求項18】
前記双極子磁石および前記凹部は、断面が略D字形状であり、平面と円弧状面とを有し、前記磁石は、その前記平面上にN極およびS極のうちの一方を有し、その前記円弧状面上に前記N極およびS極のうちの他方を有する、ネオジム、鉄、ホウ素(NdFeB)磁石である、請求項17に記載の商品システム。
【請求項19】
前記第1のロッドに実質的に平行に配置された第2のロッドをさらに備え、前記筐体は、前記第1の通路に実質的に平行な第2の通路を画定し、前記第2のロッドは、前記第2の通路内を摺動可能に移動できる、請求項15に記載の商品システム。
【請求項20】
前記第2のロッドは、前記第1のロッドよりも短く、前記第2の通路内に保持されたフック状の自由端を含み、前記フック状の自由端は、前記第2の通路内に恒久的に保持される、請求項19に記載の商品システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2010−524511(P2010−524511A)
【公表日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−545570(P2009−545570)
【出願日】平成20年1月4日(2008.1.4)
【国際出願番号】PCT/US2008/000139
【国際公開番号】WO2008/088681
【国際公開日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【出願人】(508078086)インビュー・セキュリティ・プロダクツ・インコーポレイテッド (7)
【氏名又は名称原語表記】INVUE SECURITY PRODUCTS INC.
【Fターム(参考)】