説明

固形燃料供給タンク

【課題】 上部の貯留タンクと下部の搬送部に分離可能な固形燃料供給タンクにおいて、貯留タンクが搬送部に対して平面方向に回転角を変更して、即ち貯留タンクが回転してどちらを向こうとも、貯留タンクの排出口と搬送部の供給口が隙間なく密着して、安定して接合できる固形燃料供給タンクを提供する。
【解決手段】 貯留タンク2の排出口と搬送部3の供給口12は同形状の円であって、その円心を半径として貯留タンク2の脚10と、搬送部3のフレーム15の帯体19が重なる構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、木質のペレットやチップ、コークス、及び籾殻等の固形の燃焼物を燃料とする固形燃料燃焼装置に接続された、固形燃料を連続的供給する固形燃料供給タンクに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、業務用の暖房、業務用の給湯、温室の暖房などに木質ペレットのような固形物を燃料とする燃焼器においては、その使用時間と燃焼量による燃料の使用量の多さから屋外にタンクを設置し、燃焼器まで定期的又は連続して搬送し、燃焼燃料として使用されている。
【0003】
前記屋外タンクは、例えば特開平7−327539号公報(特許文献1)のように、円柱や四角柱の貯留部を支柱で支え、貯留部が下降するにしたがってその平面断面積を減少させる円錐や四角錐を下部に設置した飼料用タンクが知られており、特開2004−357548公報(特許文献2)のような、搬送用スクリューをタンクの排出口に接続して飼料を連続的、定期的な供給を行っている。
【0004】
また上部に飼料を投入する投入口と、下部に飼料を外部に排出する排出口とシャッタを備える移動式飼料タンクは特開平11−091868号公報(特許文献3)のように、そして移動可能なコンテナ(タンク)の底部に飼料コンテナからの飼料を受ける受け部と、筒部からなる積替え用の搬送機を備える形態も特開2003−054765公報(特許文献4)のように公知となっている。
【0005】
【特許文献1】特開平7−327539号公報
【特許文献2】特開2004−357548公報
【特許文献3】特開平11−091868号公報
【特許文献4】特開2003−054765公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のようなタンクに燃焼燃料即ち、固形燃料を投入する場合においては、そのタンクの高所にある投入口から人力で投入する場合であっては危険を伴い、固形燃料を収容した袋体等を吊り下げて一度に大量の燃料を投入しようとする場合であっては、高所までの搬送装置や、吊り下げてタンクを設置する場合は補助作業者による補助作業を必要とし、大掛かりな装置と、危険を伴う作業が不可欠であった。
【0007】
また、特許文献3と特に特許文献4の構成のように、移動式タンクに下部排出口を備えてその排出口の下方の搬送装置との接続が不十分であるため、屋外の使用には適応していない状態である。
【0008】
そこで本発明では、固形燃料供給タンクを上部の貯留タンクと下部の搬送部に分離可能として、搬送部上に貯留タンクを配置しただけで、貯留タンクの排出口と、搬送部の供給口が密着して隙間なく外気の流通が行われないように構成し、さらには貯留タンクが搬送部に対して平面方向に回転角を変更して、即ち貯留タンクが回転してどちらを向こうとも、貯留タンクの排出口と搬送部の供給口が隙間なく密着して、安定して接合できる固形燃料供給タンクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで本発明では、上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項7に係わる固形燃料供給タンクを提案する。
【0010】
即ち、請求項1に記載の固形燃料供給タンクは、上部の固形燃料を貯留する貯留タンクと、下部の固形燃料を搬送する搬送部からなる、貯留タンクと搬送部が分離可能な固形燃料供給タンクにおいて、貯留タンクが平面方向に回転角をもって回転して搬送部に接続しても、貯留タンクの下部の排出口と、搬送部の供給口が、隙間なく密着接合できるように構成したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に記載の固形燃料供給タンクは、上部の固形燃料を貯留する貯留タンクと、下部の固形燃料を搬送する搬送部からなる、貯留タンクと搬送部が分離可能な固形燃料供給タンクにおいて、搬送部のフレームが平面方向の回転角をもって回転して貯留タンクのフレームに接続しても、フレーム同士が安定して接続し、貯留タンクの排出口と搬送部の供給口とが隙間なく密着接合できるように構成したことを特徴とするものである。
【0012】
請求項3に記載の固形燃料供給タンクは、請求項1又は請求項2記載の固形燃料供給タンクにおいて、搬送部の供給口の円心と貯留タンクの排出口の円心を垂直方向の同一線上に配置して構成したことを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に記載の固形燃料供給タンクは、請求項項1、2又は請求項3記載の固形燃料供給タンクにおいて、搬送部のフレームまたは貯留タンクのフレームの両方又はどちらか一方のその外周は平面形状が円弧あることを特徴とするものである。
【0014】
請求項5に記載の固形燃料供給タンクは、請求項1、2、3又は請求項4記載の固形燃料供給タンクにおいて、搬送部のフレームまたは貯留タンクのフレームのどちらか一方のその外周は平面形状が円弧の帯板形状であって、他方のフレームは前記帯板形状のフレームを挟み込む脚を供えていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項6に記載の固形燃料供給タンクは、請求項1、2、3、4又は請求項5記載の固形燃料供給タンクにおいて、貯留タンクの排出口のフランジは円弧形状であって、そのフランジの外周には、下方に行くにしたがって広がる案内板を備え、貯留タンクを搬送部に上方から重ね合わせることによって、貯留タンクの排出口と搬送部の供給口とが隙間なく密着接合できるように構成したことを特徴とするものである。
【0016】
請求項7に記載の固形燃料供給タンクは、請求項1、2、3、4又は請求項5記載の固形燃料供給タンクにおいて、貯留タンクの円弧形状のフレームの外周には、下方に行くにしたがって広がる案内板を備え、貯留タンクを搬送部に上方から重ね合わせることによって、貯留タンクの排出口と搬送部の供給口とが隙間なく密着接合できるように構成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0017】
貯留タンクと搬送部が分離可能であることから、空になった貯留タンクと、燃料を充填した貯留タンクとを容易に交換することができるので、空になったタンク内への高所からの燃料の補充作業を必要とせず、安全に燃料の補給をすることが出来るほか、燃料を充填した貯留タンク自体を流通させることが出来るので、燃料の移し変え作業が発生しない効果を有する。
【0018】
貯留タンクは搬送部に対して平面方向のどの回転角をもっても、貯留タンクの排出口と搬送部の供給口が隙間なく密着して接合されるので、貯留タンクの向きを考慮しないで搬送部に貯留タンクを接続することが出来る。さらに貯留タンクのフレームと搬送部のフレームも、貯留タンクがどの方向を向いて回転しても、フレーム同士が安定して接合することを可能としている。
【0019】
貯留タンクの排出口及びフレームには、下方に行くにしたがって広がる案内板を備えることによって、それぞれのフレーム又は貯留タンクの排出口と搬送部の供給口が水平方向に若干ずれていても、貯留タンクを上方から搬送部に下ろすだけでその位置を修正し、排出口と供給部及びそれぞれのフレームが安定して接続できるので、一人で貯留タンクの交換を容易にすることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1には固形燃料供給タンクを屋外に、燃焼装置を屋内に配置し接合した側面図を、図2は本発明の第一の実施の形態を示す斜視図、図3本発明の第一の実施の形態を示す側面図、図4は本発明の第一の実施の形態を示す平面図、図5は第一の実施の形態の使用状態を示す斜視図、図6は本発明の接続固定の状態を示す部分断面図、図7は本発明の第一の実施の形態の他例を示す斜視図、図8は本発明の第二の実施の形態を示す部分側面図、図9は本発明の第二の実施の形態の他例を示す部分側面図である。
【0021】
図1に示すように1は固形燃料供給タンクであって、燃焼装置50に燃焼燃料を連続的若しくは定期的に燃料を供給するようになっている。固形燃料供給タンク1は屋外に設置し、搬送部3の稼動によって、屋内やハウス内に設置させた燃焼装置50の燃焼部52に固形燃料を供給している。図1の燃焼装置50は固形燃料用の温水器であって、固形燃料の燃焼によってお湯の供給や、循環暖房に利用されるものである。固形燃料供給タンク1の搬送部3から供給される固形燃料を燃焼部52に投入し、着火装置53によって木質ペレットが着火し、定期的に若しくは連続で投入される木質ペレットによって連続的に燃焼し、燃焼部52の上方に位置する貯水タンク54の水を加熱して、吸引ファン55を通過しサイクロン51で燃焼灰を除去し屋外に燃焼風が排気されるようになっている。なお、固形燃料として、木質ペレットやコークス、木質チップ、籾殻などが例としてあげられるが、その燃焼燃料の特質と、仕様によって燃焼装置50は屋外に設置されていてもよい。
【実施例1】
【0022】
固形燃料供給タンク1は上部の貯留タンク2と下部の搬送部3から構成され、貯留タンク2は上面の投入口8を備える上板と、円柱状又は四角柱状の側板と、円錐又は四角錐の斜面と、底部のシャッタ5を備える排出口9からなる貯留箱7を、フレーム4で支え自立できる構成となっている。投入口8には着脱自在で通気を遮断する蓋6が配置され、蓋6とシャッタ5によって貯留タンク2内は外部と通気性が無い状態を可能としている。図2のようにフレーム4は、4本の脚10とそれを繋ぐ部材と、脚10の下端に備えるC型枠28から構成されている。
【0023】
投入口8と排出口9の平面形状は円であって、排出口9の下端はフランジ11が設けられており、貯留箱7の中央の垂直線上には、投入口8と排出口9の円心が配置させると共に、脚10もその円心を中心として円周上に全て配置させている。
【0024】
搬送部3はフレーム15、ホッパー13と搬送機14からなり、フレーム15は上端の平面形状を中抜きの円とした帯体19と帯体19の下面から伸びる脚20と、図示していないが脚20同士及びホッパー13、搬送機14を繋ぐ部材からなっている。ホッパー13は平面形状を円とした供給口12とその外周面のフランジ23と供給口12からの投入を阻止するシャッタ18から構成され、ホッパー13の下端にスクリューコンベア16からなる搬送機14が斜め上方向きに備えられていて、モータ17の回転によって供給口12から供給される固形燃料を斜め上方に搬送するようになっている。
【0025】
フレーム15の帯体19は、供給口12の円心からの半径で中抜きの円状に設けており、帯体19に接続された脚20によって、搬送部3が自立するようになっている。
【0026】
なお、貯留タンク2の排出口9とそのフランジ11の径と、供給口12とそのフランジ23の径は同じで、しかも貯留タンク2の脚10の径と、搬送部3の帯体19の径も同一で、排出口9と供給口12の円心を垂直線上に重なり合わせることによって、排出口9と供給口12が同径で接合するほか、それぞれの脚10のC型枠28が帯体19の上面に被さり安定して重なりあうようになっている。
【0027】
図3には、貯留タンク2の脚10にフォークリフト21の爪が差し込める枠体22を固定した状態と、フレーム4の上面に吊金具25を配置した状態を、さらに貯留タンク2の排出口9の下端に備えるフランジ11と、搬送部3の供給口12に備えるフランジ23との間に緩衝材24が備えられた状態を示したものである。
【0028】
貯留タンク2と搬送部3が分離可能な固形燃料供給タンク1は、それぞれを分離した状態で、搬送部3を所定の位置に配置固定し、スクリューコンベア16の排出口を燃焼装置の投入口と接続して固定する。蓋6とシャッタ5によって密閉空間を形成し、内部に固形燃料を充填した貯留タンク2は、図3に示すようにフォークリフト21の爪を枠体22に差し込んで持ち上げ、貯留タンク2の脚10と搬送部3の帯体19、そして排出口9のフランジ11と供給口12のフランジ23の間に緩衝材24を挟み込んで乗せ合せ、それぞれのシャッタ5、18をあけることで貯留タンク2内部と搬送部3のホッパー13内部を、隙間なく連通させることを可能として、貯留タンク2内の固形燃料を滞ることなく搬送部3に供給することが出来る。
【0029】
図6には搬送部3と貯留タンク2との固定方法を示した例である。脚10の下端には下方に向けて開口したC型枠28が備えられていて、帯体19の左右面を包み込みながらC型枠28が帯体19に乗るようになっている。そしてC型枠28に固定材27をネジで取り付け固定することで脚10が帯体19から離れないように構成されている。
【0030】
上記、貯留タンク2と搬送部3との接合は、排出口9の円心と、供給口12の円心を垂直線上に重なり合わせることで排出口9と供給口12を隙間がなく接合できると共に、脚10が帯体19に重なりあって積み重ねることが出来るため、安定して貯留タンク2を搬送部3に積み重ねることを可能としている。よって図4に示すように、フォークリフト21の爪を枠体22に差込、貯留タンク2を持ち上げて搬送部3に重ね合わせる方法や、図5に示す、吊金具25にワイヤー等によって吊り上げる方法で積み重ねても、排出口9の円心と、供給口12の円心を垂直線上に重なり合わせるように、又はフレーム15の帯体19に全ての脚10が重ね合わされば、排出口9と供給口12のお互いのフランジ11、23が緩衝材24を挟み込んで、隙間なく接続できるようになっているので、図4のフォークリフト21によってどの方向からでも、そして図5のワイヤー等によって貯留タンク2を吊り上げて搬送部3と接合する方法のように、貯留タンク2が平面方向にどのように回転しても搬送部3と接続できる。
【0031】
しかも図6のように、貯留タンク2の脚10の下端のC型枠28を、搬送部3のフレーム15の帯体19に挟み込んで重ねて乗せ合せ、固定材27によって帯体19とC型枠28とが外れなくなるので、貯留タンク2がどの方向に回転した状態であっても安定した貯留タンク2と搬送部3の連結を行うことが出来る。
【0032】
図7に示す形態は本発明の第一の実施の形態の他例を示したもので、前記の構成に貯留タンク2のフレーム4の脚10の下端のC型枠28に変えて帯体26を、そして搬送部3のフレーム15の脚20の上端の帯体19に変えてC型枠29を設けた構成を示している。
【0033】
帯体26は排出口9の円心から半径の距離をもって配置され、C型枠29は供給口12の円心から半径の距離を持って配置され、前記半径は同一で帯体26が複数のC型枠29内にはまり込むと共に、排出口9と供給口12のその内径は同一垂直筒面上に配置され、それぞれのフランジ11・23が緩衝材24を挟んで隙間なく密着して結合されるようになっている。
【0034】
この構成においても、貯留タンク2が何れの方向に回転した状態であっても、排出口9のフランジ11と供給口12のフランジ23に重なり合わせて配置することで帯体26がC型枠29上に安定して配置され、又は帯体26をC型枠29上に載せ合わせることによって、排出口9と供給口12が隙間なく密着して接後することができる。尚図7の構成も図6に示す固定材27をC型枠29に固定することによって、貯留タンク2は安定して搬送部3と接合することが出来るものである。
【実施例2】
【0035】
図8及び図9は本発明の第二の実施の形態を示す図であって、実施例1の構成に案内板30・31を備えた構成である。
【0036】
図8において、貯留タンク2の排出口9のフランジ11の外周面に下方に行くにしたがって広がる円錐形状の案内板30を備えているものである。案内板30の上端即ちフランジ11底面は搬送部3のフランジ23の面と重ね合わせると、案内板30の円錐内面とフランジ23の外周面が略隙間なく配置されるようになっている。
【0037】
図8の上図は貯留タンク2と搬送部3の結合前の図であって、貯留タンク2の排出口9の円心と、供給口12の円心の水平方向の多少のズレがある場合であっても、案内板30の円錐面の下端がフランジ23より外周にある場合は、フォークリフト等の昇降装置で貯留タンク2を徐々に下ろしていくとフランジ23の外周が、案内板30の内面を擦りながら滑り、徐々にそれぞれの円心のズレを同一垂直線上に重なるように修正しながら、貯留タンク2のフランジ11の裏面と搬送部3のフランジ23の表面が、緩衝材24を挟んで密着して結合されていく。この場合、脚10と帯体19の水平方向のズレも修正していくので、C型枠28が帯体19に安定して結合することが出来る(図8下図)。
【0038】
また、図9における構成は、貯留タンク2の脚10のC型枠28の外周面に下方に行くにしたがって外側に広がる円錐形状又は平板状の案内板31を備えている状態を表したものである。案内板31の上端即ちC型枠28の内幅と帯体19の上面幅は略同一であって、帯体19がC型枠28内にはまり込むようになっている。
【0039】
図9の上図は貯留タンク2と搬送部3の結合前の図であって、貯留タンク2の排出口9の円心と、供給口12の円心の水平方向の多少のズレがある場合であっても、案内板31の内面の下端が帯板19より外周にある場合は、フォークリフト等の昇降装置で貯留タンク2を徐々に下ろしていくと帯板19の外周が、案内板31の内面を擦りながら滑り、徐々にそれぞれのズレを同一垂直線上に重なるように修正しながら、貯留タンク2のC型枠28の裏面と搬送部3の帯板19の表面が、隙間なく密着して結合されていく。この場合、排出口9の円心と供給口12の円心の水平方向のズレを修正していくので、排出口9と供給口12が密着して結合することが出来るものである(図9下図)。
【0040】
以上のように、貯留タンク2の排出口9と搬送部3の供給口12の水平方向の多少のズレや、貯留タンク2が平面方向に回転した状態であっても、排出口9と供給口12の多少のズレを修正し、隙間なく密着して接合することが出来るので、今まで貯留タンク2を搬送部3に乗せるために貯留タンクの向きや方向を指示する、又は回転しないように支える補助作業者を必要としていた作業体系から、補助作業者を必要としない一人作業での貯留タンクの交換が出来る作業体系の形態を可能とすることができる。一人作業での燃料タンクの交換を容易に可能とする構成は、タンク自体に燃焼燃料を充填した状態での流通を可能として、搬送効率の向上と燃焼燃料の袋詰等の余分な作業を必要としない、作業コストを低減する燃焼燃料の取引を行うことが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0041】
家畜飼料の供給タンクにも応用が可能であり、タンクの容易の交換が出来るので、今まで行っている、高所からの飼料のタンク投入作業が軽減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】固形燃料供給タンクを屋外に、燃焼装置を屋内に配置接合した側面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態を示す側面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態を示す平面図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態の使用状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の接続固定の状態を示す部分断面図である。
【図7】本発明の第一の実施の形態の他例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態を示す部分側面図である。
【図9】本発明の第二の実施の形態の他例を示す部分側面図である。
【符号の説明】
【0043】
1 固形燃料供給タンク
2 貯留タンク
3 搬送部
4 フレーム
5 シャッタ
6 蓋
7 貯留箱
8 投入口
9 排出口
10 脚
11 フランジ
12 供給口
13 ホッパー
14 搬送機
15 フレーム
16 スクリューコンベア
17 モータ
18 シャッタ
19 帯体
20 脚
21 フォークリフト
22 枠体
23 フランジ
24 緩衝材
25 吊金具
26 帯体
27 固定材
28 C型枠
29 C型枠
30 案内板
31 案内板
50 燃焼装置
51 サイクロン
52 燃焼部
53 着火装置
54 貯水タンク
55 吸引ファン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部の固形燃料を貯留する貯留タンクと、下部の固形燃料を搬送する搬送部からなる、貯留タンクと搬送部が分離可能な固形燃料供給タンクにおいて、
貯留タンクが平面方向に回転角をもって回転して搬送部に接続しても、
貯留タンクの下部の排出口と、搬送部の供給口が、隙間なく密着接合できるように構成したことを特徴とする、固形燃料供給タンク。
【請求項2】
上部の固形燃料を貯留する貯留タンクと、下部の固形燃料を搬送する搬送部からなる、貯留タンクと搬送部が分離可能な固形燃料供給タンクにおいて、
搬送部のフレームが平面方向の回転角をもって回転して貯留タンクのフレームに接続しても、フレーム同士が安定して接続し、
貯留タンクの排出口と搬送部の供給口とが隙間なく密着接合できるように構成したことを特徴とする、固形燃料供給タンク。
【請求項3】
搬送部の供給口の円心と貯留タンクの排出口の円心を垂直方向の同一線上に配置して構成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の固形燃料供給タンク。
【請求項4】
搬送部のフレームまたは貯留タンクのフレームの両方又はどちらか一方のその外周は
平面形状が円弧あることを特徴とする、請求項1、2又は請求項3記載の固形燃料供給タンク。
【請求項5】
搬送部のフレームまたは貯留タンクのフレームのどちらか一方のその外周は平面形状が円弧の帯板形状であって、他方のフレームは前記帯板形状のフレームを挟み込む脚を供えていることを特徴とする、請求項1、2、3又は請求項4記載の固形燃料供給タンク。
【請求項6】
貯留タンクの排出口のフランジは円弧形状であって、そのフランジの外周には、下方に行くにしたがって広がる案内板を備え、貯留タンクを搬送部に上方から重ね合わせることによって、貯留タンクの排出口と搬送部の供給口とが隙間なく密着接合できるように構成したことを特徴とする、請求項1、2、3、4又は請求項5記載の固形燃料供給タンク。
【請求項7】
貯留タンクの円弧形状のフレームの外周には、下方に行くにしたがって広がる案内板を備え、貯留タンクを搬送部に上方から重ね合わせることによって、貯留タンクの排出口と搬送部の供給口とが隙間なく密着接合できるように構成したことを特徴とする、請求項1、2、3、4又は請求項5記載の固形燃料供給タンク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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