説明

圧着端子および端子付き電線

【課題】電線の導体線に水分が付着することを抑制して、導体線の電食発生を減少させることが可能な圧着端子、およびそのような圧着端子を備えた圧着端子付き電線を提供する。
【解決手段】圧着端子1は、一対のワイヤバレル11と、一対のインシュレーションバレル13と、一対のワイヤバレル11から一対のインシュレーションバレル13にかけて連続して形成された連続壁14とを含み、一対のワイヤバレル11および一対の連続壁14は金属材料からなり、一対のワイヤバレル11は、曲げ加工に伴い互いに接触する一対の第1接触部16を有しており、一対の連続壁14は、曲げ加工に伴い互いに接触する一対の第2接触部17を有しており、一対の第1接触部16および一対の第2接触部17のそれぞれには、互いに接触したときの密着度が金属材料よりも高い材料からなる接触層20が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導体線を絶縁体で被覆した電線に圧着される圧着端子、およびそのような圧着端子を備えた端子付き電線に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の導体線を絶縁体で被覆し、端末において導体線が露出する電線と、該端末に圧着される圧着端子とを有する端子付き電線が知られている(例えば特許文献1)。端子付き電線の圧着端子60は、図6に示すように、電線の端末における導体線の露出部分に圧着されるワイヤバレル71と、ワイヤバレル71とは所定の距離離間して配置され、導体線が絶縁体で被覆された被覆部分に圧着されるインシュレーションバレル73とを含む。図7は、ワイヤバレル71が電線75の露出部分76に圧着されると共に、インシュレーションバレル73が電線75の被覆部分77に圧着された状態、つまり圧着端子60が電線75に圧着されて製造された端子付き電線70を示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平5−72053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
端子付き電線70では、図7から明らかなように、ワイヤバレル71およびインシュレーションバレル73の圧着加工後、ワイヤバレル71とインシュレーションバレル73との間で導体線76が露出した状態となっている。したがって、導体線76がイオン化傾向の強い材料(特にアルミニウムやアルミニウム合金)からなる場合、導体線76に水分が付着すると、導体線76は、端子60を構成する金属(例えば銅)との間で電食してしまうおそれがある。例えば、塩分を含む砂埃(特にNa、Caのアルカリ金属、アルカリ土類金属を含むもの)が導体線76に付着しやすい環境では、砂埃は、周囲から吸湿することにより導体線76を腐食させる。
【0005】
その一方、端子付き電線70の端子60を防水コネクタハウジングに挿入することにより、導体線76の腐食を防止することができるが、コネクタハウジングに防水機能を持たせる分、コスト高になる。
【0006】
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、電線の導体線に水分が付着することを抑制して、導体線の電食発生を減少させることが可能な圧着端子、およびそのような圧着端子を備えた圧着端子付き電線を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る圧着端子は、複数の導体線が絶縁体で被覆される被覆部分と、端末において前記導体線が露出する露出部分とを有する電線の該端末に圧着される圧着端子であって、前記電線が載置される底壁と、前記底壁から立ち上がり、前記露出部分に圧着されるように曲げ加工される一対のワイヤバレルと、前記底壁から立ち上がり、前記被覆部分に圧着されるように曲げ加工される一対のインシュレーションバレルと、前記一対のワイヤバレルから前記一対のインシュレーションバレルにかけて連続して形成されており、前記一対のワイヤバレルと前記一対のインシュレーションバレルとの間の部分を覆うように曲げ加工される一対の連続壁とを含み、前記一対のワイヤバレルおよび一対の連続壁は金属材料からなり、前記一対のワイヤバレルは、前記曲げ加工に伴い互いに接触する一対の第1接触部を有しており、前記一対の連続壁は、前記曲げ加工に伴い互いに接触する一対の第2接触部を有しており、前記一対の第1接触部および一対の第2接触部のそれぞれには、互いに接触したときの密着度が前記金属材料よりも高い材料からなる接触層が設けられている。
【0008】
本発明に係る端子付き電線は、複数の導体線が絶縁体で被覆される被覆部分と、端末において前記導体線が露出する露出部分とを有する電線と、前記電線の前記端末に圧着される上記構成の圧着端子とを含み、前記圧着端子が前記電線の前記端末に圧着された圧着状態において、一対のワイヤバレルは、一対の第1接触部が互いに接触した状態で前記電線の前記露出部分の一部分に圧着されており、一対のインシュレーションバレルは、前記電線の前記被覆部分に圧着されており、一対の連続壁は、一対の第2接触部が互いに接触した状態で前記一対のワイヤバレルと前記一対のインシュレーションバレルとの間で前記露出部分の残り部分に圧着されている。
【0009】
本発明に係る圧着端子およびこの圧着端子を有する端子付き電線によれば、一対の第1接触部および一対の第2接触部には、接触したときの密着度がワイヤバレルおよび連続壁の金属材料よりも高い材料からなる接触層が設けられているので、圧着端子が電線に圧着されて、一対の第1接触部が互いに接触し、一対の第2接触部が互いに接触したとき、第1接触部同士間の密着度および第2接触部同士間の密着度が高くなる。言い換えれば、互いに接触した一方の第1接触部と他方の第1接触部との間、および互いに接触した一方の第2接触部と他方の第2接触部との間に隙間が形成されることを抑制できる。これにより、水分や、湿気を含んだ砂埃等が一対の第1接触部間および第2接触部間を通り、導体線に付着することを抑制できる。その結果、導体線の電食を減少させることが可能である。
【0010】
本発明の好ましい実施形態では、前記一対の第1接触部は、前記底壁とは反対側に位置し、前記曲げ加工の際に互いに接触する一対の第1先端部からなり、前記一対の第2接触部は、前記底壁とは反対側に位置し、前記曲げ加工の際に互いに接触する一対の第2先端部からなる。
【0011】
本発明の他の好ましい実施形態では、前記接触層は樹脂層である。樹脂層は弾性変形しやすいので、樹脂層が互いに接触したときに得られる密着度は、金属材料同士が接触したときに得られる密着度よりも高い。
【0012】
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、前記圧着端子は、所定形状に打ち抜いた1枚の金属板に曲げ加工を施すことにより成形されており、前記金属板における前記一対の第1接触部および前記一対の第2接触部に対応する部分には、樹脂層が接着または塗布により設けられている。
【0013】
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、前記導体線がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる。アルミニウムおよびアルミニウム合金がイオン化傾向の強い材料であり、水分の付着により異種金属との間で電食し易いことを考慮すると、導体線がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる場合、本発明に係る端子付き電線の圧着端子は、アルミ電線の電食を抑制するのに有効である。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る圧着端子および圧着端子付き電線によれば、導体線に電食発生を抑制することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る端子付き電線の斜視図である。
【図2】電線の端末に圧着される前の圧着端子を示す斜視図である。
【図3】圧着端子が曲げ加工される前の圧着端子を内面側から見た平面図である。
【図4】圧着端子が曲げ加工される前の圧着端子を外面側から見た平面図である。
【図5】図1のVI−VI線に沿って切断した断面図であり、一対のワイヤバレルが電線の露出部分に圧着された状態を示している。
【図6】従来の圧着端子を示す斜視図である。
【図7】図7の圧着端子が電線に圧着されて製造された従来の端子付き電線を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態に係る端子付き電線の斜視図である。端子付き電線30は、電線2と、電線2に圧着された圧着端子1とを含む。電線2は、撚り線状に配置された複数本の導体線4と、導体線4を絶縁体で被覆する絶縁被覆3とを有しており、端末において、絶縁被覆3が部分的に除去されて導体線4が露出した状態となっている。その端末に、圧着端子1が圧着されている。導体線4は、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる。圧着端子1は、例えば黄銅やリン青銅の金属からなり、約0.2mmの厚さを有する。
【0018】
図2は、電線2の端末に圧着される前の圧着端子1を示す斜視図である。圧着端子1は、電気接触部7と電線圧着部9とを前後に有する。この実施形態では、電気接触部7は、雌型であって図略の雄型端子が嵌入可能な箱型に形成されている。電線圧着部9は、電気接触部7から圧着端子1の長手方向に延びる底壁10と、底壁10から立ち上がる一対のワイヤバレル11と、ワイヤバレル11を挟んで電気接触部7とは反対側の位置で、かつワイヤバレル11とは所定の距離離間した位置で底壁10から立ち上がる一対のインシュレーションバレル13と、一対のワイヤバレル11から一対のインシュレーションバレル13にかけて連続して一体に形成されて一対のワイヤバレル11と一対のインシュレーションバレル13とを連結する連続壁14とを有する。ワイヤバレル11、インシュレーションバレル13および連続壁14は、U字形の正面形状を有している。
【0019】
圧着端子1は、電線2に圧着された状態において電線2に接触する内面18と、電線2に接触しない外面19とを有する。圧着端子1は、1枚の金属板を図3および図4に示す所定形状に打ち抜き、曲げ加工によって図2に示す形状に成形されている。図3および図4は共に、圧着端子1が曲げ加工される前の状態を示す平面図であり、特に、図3は、圧着端子1を内面18側から見た平面図であり、一方、図4は、圧着端子1を外面19側から見た平面図である。
【0020】
図2〜図4に示すように、一対のワイヤバレル11のそれぞれは、底壁10とは反対側に位置する先端部(以下、第1先端部)16を有している。第1先端部16は、圧着端子1の長手方向(つまり、底壁10が延びる方向)に平行、かつ互いに平行に形成されている。また、一対のインシュレーションバレル13のそれぞれも、底壁10とは反対側に位置する先端部15を有している。先端部15は、圧着端子1の長手方向に平行、かつ互いに平行に形成されている。
【0021】
一対のワイヤバレル11から一対のインシュレーションバレル13にかけて連続して形成された一対の連続壁14は、インシュレーションバレル13の先端部15とワイヤバレル11の第1先端部16とを繋ぐ一対の先端部(以下、第2先端部)17を有している。ワイヤバレル11およびインシュレーションバレル13は、底壁10から見た高さが異なっているため、第2先端部17は、図2〜図4では、斜めに延びる直線形状を有している。
【0022】
圧着端子1の外面19のうち、一対のワイヤバレル11および一対の連続壁14の適当な部位には、薄膜層(接触層)20が設けられている。薄膜層20は、具体的には、後述の圧着時に互いに接触する部位に設けられているものであって、本実施形態では、図4に示すように、一対のワイヤバレル11の各第1先端部16およびその近傍部分から、一対の連続壁14の各第2先端部17およびその近傍部分にかけて設けられている。
【0023】
薄膜層20は、互いに接触したときに得られる密着度が、圧着端子1の母材である金属材料同士の密着度よりも高くなるように弾性変形しやすい材料で構成されている。具体的には、薄膜層20は樹脂層からなる。この樹脂層は、例えばPET、FEP、ナイロン、ポリプロピレンからなるフィルムをワイヤバレル11および連続壁14の表面に接着、または当該材料を塗布することによって形成されることが可能である。薄膜層20の厚さは適宜設定可能であるが、一般には約12μm程度が好ましい。樹脂層は、弾性変形しやすい特性を有しているため、薄膜層20が互いに接触したときに得られる密着度は、圧着端子1の金属材料同士が互いに接触したときに得られる密着度よりも高い。
【0024】
薄膜層20は、圧着端子1の圧着時に互いに接触する。図2に示す圧着端子1を所定の金型を用いて電線2に圧着した状態では、図1に示すように、一対のワイヤバレル11は、電線2の端末における導体線4が露出した露出部分の一部を抱き込むように前記露出部分の一部に圧着される。また、一対のインシュレーションバレル13は、電線2の前記露出部分の直ぐ後側の絶縁被覆(被覆部分)3を抱き込むように絶縁被覆3に圧着される。さらに、一対の連続壁14は、一対のワイヤバレル11と一対のインシュレーションバレル13との間で、電線2の前記露出部分の残り部分、つまり前記露出部分におけるワイヤバレル11が圧着されない部分を覆うように圧着される。
【0025】
一対のワイヤバレル11は、前記露出部分に圧着された状態では導体線4を抱き込むように塑性変形されているので、一対の第1先端部16は、図5に示すように撚り線状の導体線4に食い込んでいる。この食い込んだ状態では、一方の第1先端部16における外面19と、他方の第1先端部16における外面19とが互いに接触している。一対の第1先端部16における各外面19には、薄膜層20が設けられているので、一方の第1先端部16および他方の第1先端部16は、実際には薄膜層20を介して互いに接触している。したがって、一方の第1先端部16と他方の第1先端部16との間の密着度は、それらの一対の第1先端部16の母材である金属同士が直接接触する構成と比較して高くなる。
【0026】
なお、図示は省略するが、一対の連続壁14の一対の第2先端部17も、一対の第1先端部16と同様に、連続壁14が電線2の前記露出部分に圧着された状態では樹脂層20を介して互いに接触しており、一対の第2先端部17同士の密着度も樹脂層20によって高められている。
【0027】
以上説明した本実施形態では、圧着端子1の一対の連続壁14は、圧着端子1が電線2に圧着された圧着状態において、一対のワイヤバレル11と一対のインシュレーションバレル13との間で電線2の導体線4を覆っている。したがって、端子付き電線30を、例えば砂埃が多い環境において使用しても、一対の連続壁14により、砂埃が導体線4に付着することを抑制できる。その結果、端子付き電線30は、一対のワイヤバレルと一対のインシュレーションバレルとの間で導体線が露出する従来の端子付き電線と比較して、付着した砂埃の吸湿に起因する導体線4の電食を抑制することができる。
【0028】
また、圧着端子1が電線2に圧着された状態において、一対のワイヤバレル11の一対の第1先端部16間の密着度、および一対の連続壁14の一対の第2先端部17間の密着度は、薄膜層20によって高められている。言い換えれば、互いに接触した一方の第1接触部16と他方の第1接触部16との間、および互いに接触した一方の第2接触部17と他方の第2接触部17との間に隙間が形成されることを抑制できる。これにより、水分や、湿気を含んだ砂埃等が一対の第1接触部16間および第2接触部17間を通り、導体線4に付着することをより効果的に抑制できる。その結果、導体線4の電食をさらに抑制することが可能である。
【0029】
さらに、アルミニウムが結露に起因する電食が発生し易い材料であることを考慮すると、導体線4がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる場合、本実施形態の圧着端子1は、アルミ電線の電食を抑制するのに有効である。
【0030】
以上説明した実施形態では、薄膜層20を、第1先端部16およびその近傍部分と、第2先端部17およびその近傍部分とに設けた構成につき説明したが、薄膜層20は、一対のインシュレーションバレル13の一対の先端部15およびその近傍部分にも設けてもよい。
【符号の説明】
【0031】
1 圧着端子
2 電線
3 絶縁被覆
4 導体線
7 電気接触部
9 電線圧着部
10 底壁
11 ワイヤバレル
13 インシュレーションバレル
14 連続壁
16 第1先端部
17 第2先端部
18 内面
19 外面
20 薄膜層(接触層)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の導体線が絶縁体で被覆される被覆部分と、端末において前記導体線が露出する露出部分とを有する電線の該端末に圧着される圧着端子であって、
前記電線が載置される底壁と、
前記底壁から立ち上がり、前記露出部分に圧着されるように曲げ加工される一対のワイヤバレルと、
前記底壁から立ち上がり、前記被覆部分に圧着されるように曲げ加工される一対のインシュレーションバレルと、
前記一対のワイヤバレルから前記一対のインシュレーションバレルにかけて連続して形成されており、前記一対のワイヤバレルと前記一対のインシュレーションバレルとの間の部分を覆うように曲げ加工される一対の連続壁と、
を備え、
前記一対のワイヤバレルおよび一対の連続壁は金属材料からなり、
前記一対のワイヤバレルは、前記曲げ加工に伴い互いに接触する一対の第1接触部を有しており、
前記一対の連続壁は、前記曲げ加工に伴い互いに接触する一対の第2接触部を有しており、
前記一対の第1接触部および一対の第2接触部のそれぞれには、互いに接触したときの密着度が前記金属材料よりも高い材料からなる接触層が設けられている圧着端子。
【請求項2】
請求項1に記載の圧着端子において、前記一対の第1接触部は、前記底壁とは反対側に位置し、前記曲げ加工の際に互いに接触する一対の第1先端部からなり、
前記一対の第2接触部は、前記底壁とは反対側に位置し、前記曲げ加工の際に互いに接触する一対の第2先端部からなる圧着端子。
【請求項3】
請求項1または2に記載の圧着端子において、前記接触層は樹脂層である圧着端子。
【請求項4】
複数の導体線が絶縁体で被覆される被覆部分と、端末において前記導体線が露出する露出部分とを有する電線と、
前記電線の前記端末に圧着される請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧着端子と、
を備え、
前記圧着端子が前記電線の前記端末に圧着された圧着状態において、一対のワイヤバレルは、一対の第1接触部が互いに接触した状態で前記電線の前記露出部分の一部分に圧着されており、一対のインシュレーションバレルは、前記電線の前記被覆部分に圧着されており、一対の連続壁は、一対の第2接触部が互いに接触した状態で前記一対のワイヤバレルと前記一対のインシュレーションバレルとの間で前記露出部分の残り部分に圧着されている端子付き電線。
【請求項5】
請求項4に記載の端子付き電線において、前記圧着端子は、所定形状に打ち抜いた1枚の金属板に曲げ加工を施すことにより成形されており、
前記金属板における前記一対の第1接触部および前記一対の第2接触部に対応する部分には、樹脂層が接着または塗布により設けられている端子付き電線。
【請求項6】
請求項4に記載の端子付き電線において、前記導体線がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる端子付き電線。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2010−205583(P2010−205583A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−50280(P2009−50280)
【出願日】平成21年3月4日(2009.3.4)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】