説明

地下水位低下工法

【課題】設備コストを削減することができ、作業工数を削減することができる地下水位低下工法を提供する。
【解決手段】施工域αと掘削域βとの間に開水性土留壁2を設置し、施工域αとの隣接面を除く掘削域βの周囲に遮水性土留壁4を設置し、掘削域βとの隣接面を除く施工域αの周囲に遮水性土留壁5を設置する。その後、掘削域βを掘削して、立坑Sを形成する。そして、この立坑Sの底面に釜場6を掘って揚水ポンプ7を設置し、掘削域β側から、開水性土留壁2に排水孔D2〜D4を形成する。これにより、施工域αの砂質土に帯水された地下水は、自然流下により排水孔D2〜D4から立坑Sに排出されて、施工域αの地下水位が低下する。そして、立坑Sに排出された施工域αの地下水は、釜場6に流れ込み、揚水ポンプ7で揚水されて掘削域βの外部に排出される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地下水位低下対象域の地下水位を低下させる地下水位低下工法に関する。
【背景技術】
【0002】
線路下に地下構造物を施工するためには、線路下の地下水位を低下させる必要がある。従来、このような地下水位低下工法として、ディープウェル工法や、ウェルポイント工法が行われている。
【0003】
ディープウェル工法は、帯水層に径が30〜100cmの穴を複数箇所掘削すると共に、径が15〜60cmのスクリーン付きの井戸管を各穴に設置し、各井戸管からポンプで地下水を揚水することで、地下水位を低下する工法である(例えば、特許文献1参照)。ウェルポイント工法は、小口径の井戸を多数設置し、真空ポンプを用いて強制的に地下水を吸引し、地下水位を低下する工法である(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2007−100401号公報
【特許文献2】特開平07−247551号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の地下水位低下工法では、多数本の井戸を設置しなければならないため、設備コストが増大し、作業工数が増大するという問題があった。特に、粘性土と砂質土とが混在して堆積している場合は、帯水層である砂質土の層に到達するように各井戸管を設置しなければならないため、より多くの井戸管を設置しなければならず、効率的に地下水位を低下することができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、斯かる問題に鑑みて為されたものであり、設備コストを削減することができ、作業工数を削減することができる地下水位低下工法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る地下水位低下工法は、地下水位低下対象域の地下水位を低下させる地下水位低下工法であって、地下水位低下対象域及び地下水位低下対象域に隣接する掘削域を包囲する遮水性土留壁を設置する遮水性土留壁設置工程と、地下水位低下対象域と掘削域との間に開水性土留壁を設置する開水性土留壁設置工程と、遮水性土留壁設置工程及び開水性土留壁設置工程の後、掘削域を掘削して立坑を形成する掘削工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る地下水位低下工法によれば、地下水位低下対象域及び掘削域を遮水性土留壁で包囲することで、遮水性土留壁外から地下水位低下対象域及び掘削域に地下水が流入するのを防止することができる。そして、掘削域の掘削による立坑の形成により、開水性土留壁が立坑に露出されるため、地下水位低下対象域の地下水が自然流下により開水性土留壁から立坑に排出され、地下水位低下対象域の地下水位が低下する。このように、地下水位低下対象域と掘削域との間に開水性土留壁を設置することで、地下水の自然流下を利用して地下水位低下対象域の地下水位を低下させることができるため、設備コストを削減することができ、作業工数を削減することができる。
【0008】
そして、開水性土留壁は、土砂の通過を阻止する排水孔により、水の通過を許容することが好ましい。この地下水位低下工法によれば、土留壁に排水孔を形成することで、容易に、開水性土留壁を得ることができる。
【0009】
この場合、掘削工程により掘削域が所定深さ掘削された後、開水性土留壁に排水孔を形成する排水孔形成工程を、更に有することとしてもよい。この地下水位低下工法によれば、地下水位低下対象域に隣接する掘削域において土質等を確認することができるため、地下水位低下対象域における帯水層の位置に排水孔を形成することができる。このため、排水孔を効率的に形成することができ、地下水位低下対象域の地下水を効率的に低下させることができる。
【0010】
また、開水性土留壁設置工程は、排水孔が形成された開水性土留壁を設置することとしてもよい。この地下水位低下工法によれば、開水性土留壁を設置した後は、掘削域を掘削するだけで、地下水位低下対象域の地下水が排水孔から立坑に排出されるため、作業工数を更に削減することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、設備コストを削減することができ、作業工数を削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。本実施形態は、線路下に地下構造物を施工するために、線路下の地下水位を低下させる地下水位低下工法である。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
【0013】
図1は、本実施形態に係る地下水位低下工法を説明するための平面図であり、図2は、本実施形態に係る地下水位低下工法を説明するための断面図である。
【0014】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る地下水位低下工法は、線路1の下に地下構造物を施工するために、線路1の両脇であって施工域αに隣接する掘削域βに形成される立坑を利用して、地下構造物が施工される施工域αの地下水位を低下させるものである。
【0015】
線路1下の地層は、線路1から下層に向かうに従い、砂質土(1層目)、粘性土(2層目)、砂質土(3層目)、粘性土(4層目)、砂質土(5層目)の5層に形成されている。なお、砂質土は、地下水を通しやすい帯水層であり、粘性土は、地下水を通しにくい難透水層(又は、不透水層)である。そして、地下水位を低下させる前の自然状態では、地下水位W1が1層目の砂質土内に位置している。
【0016】
次に、施工域αの地下水位を低下させる工法について説明する。なお、以下の説明では、5層目の砂質土に位置する最終掘削底面Bまで掘削して立坑を形成する場合について説明する。
【0017】
まず、施工域αと掘削域βとの間に開水性土留壁2が設置されるように、最終掘削底面Bよりも深い位置まで、開水性土留壁2を地中に打ち込む(開水性土留壁設置工程)。
【0018】
図3は、開水性土留壁の構造を例示した図であり、図3(a)は、開水性土留壁の平面図、図3(b)は、開水性土留壁の正面図である。開水性土留壁2は、土圧に耐え得る鋼板であり、土砂の通過を阻止するが水の通過を許容する構造となっている。図3に示すように、開水性土留壁2は、例えば、複数枚の鋼矢板3が連結されて構成されている。そして、開水性土留壁2の下部には、排水孔D1が形成されている。なお、図3において、開水性土留壁2には、排水孔D1の他に排水孔D2〜D4が形成されているが、排水孔D2〜D4は、後述する排水孔形成工程においてそれぞれ形成する。
【0019】
排水孔D1は、開水性土留壁2が地中に打ち込まれたときに、掘削域βの最終掘削底面Bよりも下方の砂質土に到達する位置に形成されている。この排水孔D1は、開水性土留壁2が貫通されて形成された孔に、土砂の通過を阻止するが水の通過を阻止するフィルタが嵌め込まれることで形成されている。排水孔D1に嵌め込まれるフィルタは、例えば、ヘチマロン(新光ナイロン株式会社の登録商標)等の土木用暗渠集排水材や、カルドレーン(三井化学株式会社の登録商標)等の板状排水材などが用いられる。
【0020】
次に、図1及び図2に示すように、施工域αとの隣接面を除く掘削域βの周囲に遮水性土留壁4が設置されるように、最終掘削底面Bよりも深い位置まで、遮水性土留壁4を地中に打ち込む(遮水性土留壁設置工程)。
【0021】
遮水性土留壁4は、土圧に耐え得る土留壁であり、土砂の通過も水の通過も阻止する構造となっている。遮水性土留壁4は、開水性土留壁2と同様に、例えば、複数枚の鋼矢板3が連結されて構成されている。なお、遮水性土留壁4には、排水孔は形成されていない。
【0022】
次に、掘削域βとの隣接面を除く施工域αの周囲に遮水性土留壁5が設置されるように、遮水性土留壁5を地中に形成する(遮水性土留壁設置工程)。
【0023】
遮水性土留壁5は、土圧に耐え得る土留壁であり、土砂の通過も水の通過も阻止する構造となっている。この遮水性土留壁5は、例えば、コラムジェット工法などにより形成することができる。なお、コラムジェット工法は、地中に挿入されたロッドを回転させながら上昇させ、ロッドの先端から超高圧水と圧縮空気を噴出させて地盤を切削すると共に、この切削により形成された空隙に硬化剤を充填することで、地中に円柱状の固結体を形成するものである。そして、この遮水性土留壁5を、最終掘削底面Bよりも深い位置から地下水位W1よりも浅い位置(線路1直下でもよい)までの間に形成する。
【0024】
このように、遮水性土留壁4及び遮水性土留壁5が設置されることで、施工域α及び掘削域βは、遮水性土留壁4及び遮水性土留壁5により包囲される。
【0025】
次に、図4に示すように、2層目の粘性土に至るまで掘削域βを1次掘削し、2層目の粘性土の上端が底面となる立坑Sを形成する(掘削工程)。
【0026】
次に、1次掘削により形成された立坑Sの底面に、立坑Sに排出される地下水を集める釜場(井戸)6を掘り、この釜場6に揚水ポンプ7を設置する。なお、この揚水ポンプ7は、単に釜場6に集められた水を揚水して、掘削域β(立坑S)の外部に排出できるものであれば、如何なる揚水ポンプであってもよい。
【0027】
次に、開水性土留壁2に、掘削域β側から、排水孔D1と同一構成の排水孔D2を形成する(排水孔形成工程)。排水孔D2は、1層目の砂質土の最下部に対応する位置に形成する。なお、掘削域βの掘削する際に、1層目の砂質土から2層目の粘性土に変わる位置を確認することで、1層目の砂質土の最下部を特定することができる。
【0028】
そして、開水性土留壁2に排水孔D2が形成されると、排水孔D2は地下水位W1よりも下方に位置するため、施工域αの1層目の砂質土に帯水された地下水は、自然流下して排水孔D2から立坑Sに排出される。立坑Sに排出された施工域αの地下水は、釜場6に流れ込み、揚水ポンプ7で揚水されて掘削域βの外部に排出される。このようにして、施工域αの地下水位が、地下水位W1から、3層目の砂質土の上端(地下水位W2)にまで低下する。
【0029】
その後、1層目の砂質土の地下水が立坑Sに排出されたことを確認すると、一旦、揚水ポンプ7を取り外して、図5に示すように、4層目の粘性土に至るまで掘削域βを2次掘削し、4層目の粘性土の上端が底面となる立坑Sを形成する(掘削工程)。なお、1層目の地下水が立坑Sに排出されたか否かは、排水孔D2から排出される地下水の量に基づいて判断してもよく、排水孔D2を形成してからの経過時間に基づいて判断してもよい。排水孔D2から排出される地下水の量に基づいて判断する場合は、排水孔D2から地下水が排出されなくなった時点で、地下水が排出されたと判断してもよく、排水孔D2から排出される地下水の量が所定量以下になった時点で、地下水が排出されたと判断してもよい。
【0030】
次に、2次掘削により形成された立坑Sの底面に、釜場6を掘り、この釜場6に揚水ポンプ7を設置する。
【0031】
次に、開水性土留壁2に、掘削域β側から、排水孔D1と同一構成の排水孔D3を形成する(排水孔形成工程)。排水孔D3は、3層目の砂質土の最下部に対応する位置に形成する。
【0032】
そして、開水性土留壁2に排水孔D3が形成されると、排水孔D3は地下水位W2よりも下方に位置するため、施工域αの3層目の砂質土に帯水された地下水は、自然流下して排水孔D3から立坑Sに排出される。立坑Sに排出された施工域αの地下水は、釜場6に流れ込み、揚水ポンプ7で揚水されて掘削域βの外部に排出される。このようにして、施工域αの地下水位が、地下水位W2から、5層目の砂質土の上端(地下水位W3)にまで低下する。
【0033】
その後、3層目の砂質土の地下水が立坑Sに排出されたことを確認すると、一旦、揚水ポンプ7を取り外して、図6に示すように、最終掘削底面Bに至るまで掘削域βを3次掘削し、最終掘削底面Bが底面となる立坑Sを形成する(掘削工程)。
【0034】
次に、3次掘削により形成された立坑Sの底面に、排水孔D1よりも深い位置まで釜場6を掘り、この釜場6に揚水ポンプ7を設置する。
【0035】
次に、開水性土留壁2に、掘削域β側から、排水孔D1と同一構成の排水孔D4を形成する(排水孔形成工程)。排水孔D4は、最終掘削底面Bに対応する位置に形成する。
【0036】
そして、開水性土留壁2に排水孔D4が形成されると、排水孔D4は地下水位W3よりも下方に位置するため、施工域αの5層目の砂質土に帯水された地下水は、自然流下して排水孔D4から立坑Sに排出され、一部は、そのまま釜場6に流れ込み、一部は、掘削域βの5層目の砂質土に浸透された後に釜場6に流れ込む。また、釜場6の底面は排水孔D1よりも下方に位置するため、施工域αの5層目の砂質土に帯水された地下水は、排水孔D4から掘削域βの5層目の砂質土に排出された後に、釜場6に流れ込む。そして、釜場6に流れ込んだ地下水は、揚水ポンプ7で揚水されて掘削域βの外部に排出される。このようにして、施工域αの地下水位は、地下水位W3から、5層目の砂質土の下部(地下水位W4)にまで低下する。
【0037】
その後、施工域αの地下水位が地下水位W4にまで低下すると、立坑Sから横方向に掘削して、施工域αに地下構造物を施工する。
【0038】
このように、本実施形態に係る地下水位低下工法によれば、施工域α及び掘削域βを遮水性土留壁4,5で包囲することで、外部から施工域α及び掘削域βに地下水が流入するのを防止することができる。そして、掘削域βの掘削による立坑Sの形成により、開水性土留壁2が立坑Sに露出されるため、施工域αの地下水が自然流下により開水性土留壁2から立坑Sに排出され、施工域αの地下水位が低下する。このように、施工域αと掘削域βとの間に開水性土留壁2を設置することで、地下水の自然流下を利用して施工域αの地下水位を低下させることができるため、ディープウェル工法やウェルポイント工法などのように、特殊な井戸管を数多く設置する必要がないため、設備コストを削減することができ、作業工数を削減することができる。
【0039】
また、本実施形態に係る地下水位低下工法によれば、施工域αに隣接する掘削域βにおいて土質等を確認することができるため、施工域αにおける砂質土の位置に排水孔を形成することができる。このため、排水孔を効率的に形成することができ、施工域αの地下水を効率的に低下させることができる。
【0040】
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態において、開水性土留壁2には、予め排水孔D1を形成するものとして説明したが、必ずしも、排水孔D1を形成する必要はなく、全ての排水孔を、開水性土留壁2を設置した後に形成するものとしてもよい。
【0041】
一方、開水性土留壁2を設置する前に、予め全ての排水孔を開水性土留壁2に形成しておくものとしてもよい。この地下水位低下工法によれば、開水性土留壁2を設置した後は、掘削域βを掘削するだけで施工域αの地下水が排水孔から立坑Sに排出されるため、作業工数を更に削減することができる。
【0042】
また、上記実施形態において、土留壁は、開水性土留壁2、遮水性土留壁4、遮水性土留壁5の順に設置するものとして説明したが、これらの設置順は如何なる順であってもよい。
【0043】
また、上記実施形態において、掘削工程及び排水孔形成工程は、3段階に分けて行うものとして説明したが、何段階に分けて行ってもよく、1段階で行ってもよい。
【0044】
また、上記実施形態において、掘削域βは、施工域αの両隣にあるものとして説明したが、施工域αに隣接されていればよく、例えば、掘削域βは施工域αの一方のみであってもよい。
【0045】
また、上記実施形態では、線路下の地下水位を低下させるものとして説明したが、例えば、施工域αの上部を掘削しない(又は、掘削できない)道路や建築物等の設置面下の地下水位を低下させるものとしてもよい。
【0046】
また、上記実施形態では、開水性土留壁2及び遮水性土留壁4は、鋼矢板により構成されるものとして説明したが、他のものを用いて構成してもよい。また、遮水性土留壁5は、コラムジェット工法により形成されるものとして説明したが、他の工法や、他のものを用いて形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本実施形態に係る地下水位低下工法を説明するための平面図である。
【図2】本実施形態に係る地下水位低下工法を説明するための断面図である。
【図3】開水性土留壁の構造を例示した図であり、(a)は、開水性土留壁の平面図、(b)は、開水性土留壁の正面図である。
【図4】1次掘削を説明するための断面図である。
【図5】2次掘削を説明するための断面図である。
【図6】3次掘削を説明するための断面図である。
【符号の説明】
【0048】
2…開水性土留壁、4…遮水性土留壁、5…遮水性土留壁、D1〜D4…排水孔、S…立坑、W1〜W4…地下水位、α…施工域、β…掘削域。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
地下水位低下対象域の地下水位を低下させる地下水位低下工法であって、
前記地下水位低下対象域及び前記地下水位低下対象域に隣接する掘削域を包囲する遮水性土留壁を設置する遮水性土留壁設置工程と、
前記地下水位低下対象域と前記掘削域との間に開水性土留壁を設置する開水性土留壁設置工程と、
前記遮水性土留壁設置工程及び前記開水性土留壁設置工程の後、前記掘削域を掘削して立坑を形成する掘削工程と、
を有することを特徴とする地下水位低下工法。
【請求項2】
前記開水性土留壁は、土砂の通過を阻止する排水孔により、水の通過を許容することを特徴とする請求項1に記載の地下水位低下工法。
【請求項3】
前記掘削工程により前記掘削域が所定深さ掘削された後、前記開水性土留壁に前記排水孔を形成する排水孔形成工程を、更に有することを特徴とする請求項2に記載の地下水位低下工法。
【請求項4】
前記開水性土留壁設置工程は、前記排水孔が形成された前記開水性土留壁を設置することを特徴とする請求項2に記載の地下水位低下工法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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