説明

地図表示方法、地図表示システム、携帯端末およびプログラム

【課題】表示部に表示された周辺地図上にランドマークが含まれていない場合であっても、最寄りランドマーク方向を認識できるようにすると共に、簡単な操作でユーザが指定したランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を表示できるようにする。
【解決手段】地図情報サーバは、携帯端末1aに対して、携帯端末の現在位置周辺の周辺地図を送る。その際、周辺地図上にランドマークが含まれていない場合は、ランドマーク方向を示す矢印を表示するための矢印表示情報も送信する。携帯端末1aでは、周辺地図、ランドマーク方向を示す矢印を表示部16に表示すると共に、キー操作部15の複数のキーの内の、上記矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させる。そして、バックライトを点灯したキーの内の何れかが操作されると、操作されたキーに対応するランドマークと携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を地図情報サーバに要求する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はユーザが携帯する携帯端末に地図を表示する地図表示技術に関し、特に、ランドマークを利用して道案内を行う地図表示技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来からユーザが携帯する携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistans)等の携帯端末に、現在位置周辺の地図を表示し、道案内を行うということが行われている。その際、ユーザの進行方向が地図上ではどの方向になるのかを分かりやすくするため、ランドマークとなるビル、駅なども地図上に表示するということが一般的に行われている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
【0003】
特許文献1には、リアルなランドマークを、道路との位置関係を正確に保って表示する技術が記載され、特許文献2には、ユーザが選択したジャンルに属するランドマークを地図上に表示する技術が記載され、特許文献3には、携帯端末において最新のランドマークを地図上に表示ために、プロバイダから最新のランドマーク情報を取得する技術が記載されている。
【特許文献1】特開2001−311624号公報
【特許文献2】特開2002−116048号公報
【特許文献3】特開2003−247837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、携帯電話機などのような表示部の面積が小さい携帯端末に地図を表示する場合は、地図を見やすいものにするため、縮尺の小さな地図(拡大地図)を表示するということが一般的に行われている。しかし、拡大地図を表示した場合には、狭いエリアしか表示されないため、地図上にランドマークが表示されない可能性が高くなる。このため、ユーザが自身の進行方向と地図上の方向との対応関係を認識することが難しくなる場合があった。このような問題点については、特許文献1〜3には全く記載されていない。
【0005】
そこで、本発明の目的は、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる地図表示方法は、
携帯端末が、地図情報サーバに対して自端末の現在位置を含む周辺地図要求を送信する周辺地図要求送信ステップと、
前記地図情報サーバが、前記携帯端末から周辺地図要求が送られてきたとき、前記周辺地図要求中の現在位置周辺の、所定の尺度の周辺地図上にランドマークが含まれていない場合は、予め定められているランドマークの中から方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図送信ステップと、
前記携帯端末が、前記地図情報サーバから矢印表示情報と周辺地図とが送られてきたとき、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記矢印表示情報に従ってランドマーク方向を示す矢印を表示する周辺地図表示ステップと、
前記携帯端末が、キー操作部の複数のキーの内の、前記表示した矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させるバックライト点灯ステップと、
バックライトを点灯したキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応するランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク表示ステップとを含むことを特徴とする。
【0007】
本発明にかかる地図表示システムは、
携帯端末と地図情報サーバとを含む地図表示システムにおいて、
前記携帯端末が、
自端末の現在位置を含む周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから周辺地図とランドマーク方向を示す矢印を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記周辺地図上に前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを表示し、更に、キー操作部の複数のキーの内の、前記表示した矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させる周辺地図表示処理部と、
バックライトが点灯されたキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応する矢印の方向に存在するランドマークと現在位置とを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部とを備え、
前記地図情報サーバが、
前記携帯端末から周辺地図要求が送られてきたとき、該周辺地図要求に含まれている現在位置周辺の周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図要求処理部と、
前記携帯端末からランドマーク地図要求が送られてきたとき、該ランドマーク地図要求によって要求されているランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末へ送信するランドマーク地図要求処理部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明にかかる携帯端末は、
自携帯端末の現在位置を含む周辺地図要求を地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから周辺地図とランドマーク方向を示す矢印を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記周辺地図上に前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを表示し、更に、キー操作部の複数のキーの内の、前記表示した矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させる周辺地図表示処理部と、
バックライトが点灯されたキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応する矢印の方向に存在するランドマークと現在位置とを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明にかかるプログラムは、
コンピュータを、
自携帯端末の現在位置を含む周辺地図要求を地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから周辺地図とランドマーク方向を示す矢印を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記周辺地図上に前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを表示し、更に、キー操作部の複数のキーの内の、前記表示した矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させる周辺地図表示処理部、
バックライトが点灯されたキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応する矢印の方向に存在するランドマークと現在位置とを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部として機能させる。
【0010】
〔作用〕
携帯端末が、地図情報サーバに対して自端末の現在位置を含む周辺地図要求を送信する。地図情報サーバは、携帯端末から周辺地図要求が送られてきたとき、周辺地図要求中の現在位置周辺の、所定の尺度の周辺地図上にランドマークが含まれていない場合は、予め定められているランドマークの中から方向表示対象にするランドマークを選択し、この選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、上記周辺地図とを携帯端末に送信する。
【0011】
携帯端末は、地図情報サーバから矢印表示情報と周辺地図とが送られてきたとき、周辺地図を表示部に表示すると共に、矢印表示情報に従ってランドマーク方向を示す矢印を表示する。更に、携帯端末は、キー操作部の複数のキーの内の、表示した矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させる。そして、バックライトを点灯したキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応するランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を地図情報サーバに要求する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向に、最寄りのランドマークが存在するのかを認識することが可能になる。そして、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できれば、ユーザの視野に入るランドマークが地図上ではどの方向になっているのかを認識することができるので、ユーザは、視野に入るランドマークに基づいて自身の進むべき方向を確実に認識することができる。その理由は、携帯端末の表示部に表示する周辺地図上にランドマークが存在しない場合、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、選択したランドマークの方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示するようにしているからである。
【0013】
また、本発明によれば、地図上に表示されているランドマーク方向を示す矢印と、それを選択する際に使用するキーとの対応関係を容易且つ確実に認識することが可能となる。その理由は、周辺地図上にランドマークの方向を示す矢印を表示する際、表示する矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯するようにしているからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
〔構成の説明〕
図1は本発明の前提技術の全体構成例を示すブロック図であり、ユーザが所有する携帯電話機、PDAなどの携帯端末1と、地図情報サーバ2とから構成されている。なお、携帯端末1は、自端末の位置(例えば、緯度,経度)を検出する機能を有するものであり、本実施の形態では、GPS(Global Positioning System)衛星3を利用して現在位置を検出するものとする。
【0016】
携帯端末1と地図情報サーバ2との接続経路は、例えば、図2に示すような基地局201、パケット網202、パケット網ゲートウェイ203、インターネット204を介する接続経路や、図3に示すような基地局301、携帯電話網302、ISP(Internet Service Provider)アクセスポイント303、インターネット304を介する接続経路となる。
【0017】
〔携帯端末の構成〕
図4は携帯端末1の構成例を示すブロック図であり、送受信部11と、制御部12と、位置検出部13と、方向認識部14と、キー操作部15と、LCDなどの表示部16と、制御部12のワーク領域となる記憶装置17とを備えている。
【0018】
送受信部11は、ネットワークを介してデータを送受信する機能を有する。
【0019】
位置検出部13は携帯端末1の現在位置を検出するものであり、GPS無線部131とGPSデコーダ132とから構成されている。GPS無線部131は、GPS衛星3からのGPS信号を受信し、GPSデコーダ132は、GPS無線部131が受信したGPS信号に基づいて携帯端末1の現在位置を検出する。
【0020】
方向認識部14は、携帯端末1の現在の方向を検出する機能を有するものであり、例えば、磁気エネルギーを検出対象とした磁気センサーにより実現される。また、位置検出部13で今回検出した現在位置と、前回検出した現在位置とに基づいて携帯端末1の方向を検出するようにしても良い。
【0021】
制御部12は、表示部16にユーザの現在位置周辺の、所定の縮尺の周辺地図(拡大地図)や、ユーザの現在位置とランドマークとを含むランドマーク地図を表示するものであり、周辺地図表示処理部121と、ランドマーク地図表示処理部122とを備えている。
【0022】
周辺地図表示処理部121は、次のような機能を有する。
・ユーザがキー操作部15を用いて入力した目的地(例えば、住所)と、位置検出部13が検出した携帯端末1の現在位置と、方向認識部14が検出した携帯端末1の方向とを含む周辺地図要求を地図情報サーバ2へ送信する機能。
・周辺地図要求に応答して、地図情報サーバ2から周辺地図が送られてきた場合は、表示部16に上記周辺地図を表示し、周辺地図とランドマーク位置情報とが送られてきた場合は、周辺地図を表示部16に表示すると共に、現在位置と、上記ランドマーク位置情報によって特定されるランドマークの方向を示す矢印とを周辺地図上に表示する機能。
【0023】
ランドマーク地図表示処理部122は、次のような機能を有する。
・ユーザがキー操作部15を用いて、ランドマーク地図への変更操作を行ったとき、携帯端末1の現在位置と、携帯端末1の方向と、ユーザによって指示された方向(表示対象ランドマークが存在する方向;表示対象ランドマーク方向)とを含んだランドマーク地図要求を地図情報サーバ2へ送信する機能。
・ランドマーク地図要求に応答して地図情報サーバ2から送られてきたランドマーク地図を表示部16に表示する機能。
【0024】
なお、制御部12は、例えば、CPU(コンピュータ)によって実現するものであり、コンピュータによって実現する場合は、次のようにする。コンピュータを制御部12として機能させるためのプログラムを記録した、ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、上記プログラムをコンピュータに読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に周辺地図表示処理部121と、ランドマーク地図表示処理部122とを実現する。
【0025】
〔地図情報サーバの構成〕
図5は地図情報サーバ2の構成例を示すブロック図であり、送受信部21と、制御部22と、記憶装置23とを備えている。
【0026】
送受信部21は、ネットワークを介してデータをやり取りする機能を有する。
【0027】
記憶装置23は、地図情報記憶部231と、ランドマーク位置情報記憶部232と、住所位置対応情報記憶部233とを備えている。
【0028】
地図情報記憶部231には、道路、ランドマークなどを表示するための地図情報が格納されている。ランドマーク位置情報記憶部232には、地図に表示する各ランドマークの位置(例えば、緯度,経度)が格納されている。住所位置対応情報記憶部233には、住所とその住所の位置(例えば、緯度,経度)とが対応付けて登録されている。
【0029】
制御部22は、携帯端末1からの周辺地図要求やランドマーク地図要求に従って、要求元の携帯端末1へ周辺地図やランドマーク地図を送信する機能を有するものであり、周辺地図要求処理部221と、ランドマーク地図要求処理部222とを備えている。
【0030】
周辺地図要求処理部221は、次のような機能を有する。
・携帯端末1から周辺地図要求が送られてきたとき、それに含まれている現在位置を中心にした、所定の縮尺の周辺地図であって、その向きが携帯端末1の向きに応じた周辺地図を、地図情報記憶部231の内容に基づいて生成する機能。
・作成した周辺地図上にランドマークが存在するか否かを、周辺地図要求に含まれている現在位置とランドマーク位置情報記憶部232の内容とに基づいて判断する機能。
・周辺地図上にランドマークが存在すると判断した場合は、周辺地図を携帯端末1へ送信し、ランドマークが存在しない場合には、ランドマーク位置情報記憶部232に位置情報が登録されているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、この選択したランドマークのランドマーク位置情報と周辺地図とを携帯端末1へ送信する機能。なお、方向表示対象にするランドマークの選択方法は、携帯端末1の現在位置との間の距離が短いランドマークを優先的に選択する方法であれば任意の方法を採用することができ、例えば、携帯端末1の現在位置を中心にしたランドマークの探索範囲を徐々に広げていき(例えば、200mずつ)、最初に検出したランドマーク(1個の場合もあれば、複数個の場合もある)を方向表示対象のランドマークとするという方法を採用することができる。
【0031】
ランドマーク地図要求処理部222は、携帯端末1からランドマーク地図要求が送られてきたとき、携帯端末の現在位置と、ユーザが指定した表示対象ランドマーク方向に存在する最寄りのランドマークとを含み、且つその向きが携帯端末1の向きに応じたランドマーク地図を作成し、作成したランドマーク地図を要求元の携帯端末1へ送信する機能を有する。
【0032】
なお、制御部22は、例えば、CPU(コンピュータ)によって実現するものであり、コンピュータによって実現する場合は、次のようにする。コンピュータを制御部22として機能させるためのプログラムを記録した、ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、上記プログラムをコンピュータに読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に周辺地図要求処理部221と、ランドマーク地図要求処理部222とを実現する。
【0033】
〔前提技術の動作の説明〕
次に前提技術の動作について各図を参照して詳細に説明する。以下の説明では、ユーザが、携帯端末1に表示される地図を見ながら、図6の現在地42から目的地41へ向かう場合を例に挙げて動作を説明する。なお、図6中の駅43、郵便局44、学校45はランドマークであり、地図情報サーバ2中の地図情報記憶部231にはそれらを地図上に表示する情報が含まれ、ランドマーク位置情報記憶部232には、それらの位置情報が登録されている。
【0034】
以下では、先ず、動作の概要を説明し、その後、詳細な動作を説明する。
【0035】
〔動作の概要〕
先ず、ユーザの携帯端末1の表示部16に、図9に示すような周辺地図を表示する。この周辺地図の中心は、ユーザの現在位置42となっており、縮尺は小さく、道路などが見やすいサイズで表示されている。また、図9の周辺地図には、目的地41の方向を示す矢印101と、ランドマーク43〜45の方向を示す3個の矢印102〜104が表示されている。この表示により、ユーザは、矢印102〜104方向にランドマークが存在することを認識することができる。その後、例えば、矢印102方向に存在するランドマークと、現在位置42とを含む地図(ランドマーク地図)を表示させたい場合は、キー操作部15に設けられているテンキーの内、矢印102方向に対応するテンキーを操作する。これにより、携帯端末1の表示部16には、現在位置42とランドマーク(駅)43とを含んだ図10に示すようなランドマーク地図が表示される。
【0036】
〔詳細な動作説明〕
次に、前提技術の動作を詳細に説明する。ユーザは、先ず、携帯端末1の地図表示機能を起動した後、キー操作部15から目的地情報として、目的地41の住所を入力する(図14,ステップS1)。なお、前提技術では、目的地情報として住所を使用するようにしたが、ビル名などの他の情報を使用するようにしても良い。
【0037】
制御部12内の周辺地図表示処理部121は、キー操作部15から目的地41の住所が入力されると、位置検出部13から携帯端末1の現在位置を入力し、次いで、方向認識部14から携帯端末1の向き(方向)を入力する(ステップS2,S3)。その後、周辺地図表示処理部121は、目的地の住所、携帯端末1の現在位置および携帯端末1の方向を含んだ周辺地図要求を地図情報サーバ2へ送信し、地図情報サーバ2からの応答を待つ(ステップS4)。
【0038】
地図情報サーバ2内の周辺地図要求処理部221は、送受信部21を介して携帯端末1からの周辺地図要求を受信すると、携帯端末1の現在位置を中心とした、所定の縮尺の周辺地図であって、その向きが携帯端末1の方向に応じた向きの周辺地図を生成する(図16,ステップA1)。例えば、携帯端末1の向きが北なら北を上にした周辺地図を生成し、携帯端末1の向きが東なら東を上にした周辺地図を生成する。このステップA1の処理により、図7の実線51で囲んだ範囲の周辺地図(図8参照)が生成される。その後、住所位置対応情報記憶部233を検索し、目的地の住所に対応する位置を取得する(ステップA2)。
【0039】
次に、周辺地図要求処理部221は、ステップA1で生成した周辺地図上にランドマークが存在するか否かを判断する(ステップA3)。この判断は、例えば、ステップA1で生成した周辺地図の4隅の位置と、ランドマーク位置情報記憶部232に登録されている各ランドマークの位置とに基づいて行う。
【0040】
そして、周辺地図上にランドマークが存在すると判断した場合は、ステップA1で生成した周辺地図と、ステップA2で取得した目的地41の位置とを要求元の携帯端末1へ送信する(ステップA3がYES、A4)。これに対して、ランドマークが存在しないと判断した場合は、周辺地図要求処理部221は、ランドマーク探索処理を行い(ステップA3がNO、A5)、その後、ステップA1で生成した周辺地図と、ステップA2で取得した目的地41の位置と、ステップA5で探索したランドマークの位置とを要求元の携帯端末1に送信する(ステップA6)。この例の場合、ステップA1で生成した周辺地図(図7の実線51で囲まれているエリアを示す地図)には、ランドマークが含まれていないため、地図情報サーバ2から携帯端末1へは、周辺地図、目的地の位置およびランドマークの位置が送信されることになる(ステップA3がNO,A5,A6)。
【0041】
なお、ステップA5のランドマーク探索処理においては、例えば、次のような処理を行う。先ず、携帯端末1の現在置42を中心にした、半径Rの探索エリアを決定する。上記半径Rは、ステップA1で生成した周辺地図に表示されているエリアの半径よりも僅かに長いものとする。その後、ランドマーク位置情報記憶部232を検索し、上記探索エリア内に存在する全てのランドマークの位置を取得する。ランドマークの位置を取得できた場合は、ランドマーク探索処理を終了し、次のステップA6の処理を行う。これに対して、半径Rの探索エリアでは、ランドマークの位置を取得できなかった場合(ランドマークが探索エリア内に存在しなかった場合)は、探索エリアの半径を所定長(例えば、200m)長くし、前述した処理と同様の処理を行う。以下、ランドマークの位置を取得できるまで、上述した処理を繰り返し行う。以上が、ステップA5で行うランドマーク探索処理の一例である。また、ステップA6では、ランドマーク方向を示す矢印を周辺地図上に表示可能にするため、ランドマークの位置を携帯端末1へ送信するようにしているが、携帯端末1においてランドマーク方向を示す矢印を表示できるのであれば、ランドマーク方向など他の情報を携帯端末1へ送信するようにしても良い。
【0042】
再び、図14に戻り、携帯端末1内の周辺地図表示処理部121は、地図情報サーバ2から周辺地図、目的地の位置、ランドマークの位置が送られて来ると(ステップS5)、ランドマークの位置と、ステップS2で入力した携帯端末1の現在位置と、ステップS3で入力した携帯端末1の方向とに基づいて、ランドマーク方向を算出する(ステップS6)。次に、目的地の位置と、携帯端末1の方向と、現在位置とに基づいて、目的地の方向を算出する(ステップS7)。それから、ステップS5で受信した周辺地図を表示部16に表示すると共に、ステップS6で算出したランドマーク方向を示す矢印、ステップS7で算出した目的地方向を示す矢印および携帯端末1の現在位置を示すマークを周辺地図上に表示する(ステップS8)。以上の処理により、表示部16には、目的地方向を示す矢印101、ランドマーク方向を示す矢印102〜104、現在地を示すマーク42が重畳された周辺地図(図9参照)が表示される。なお、ステップS5において、周辺地図および目的地の位置を受信し、ランドマークの位置を受信しなかった場合には、ステップS6をスキップしてステップS7の処理を行う。その後、ユーザがランドマーク地図への変更操作を行わなければ(ステップS9がYESとならなければ)、位置検出部13から現在位置を入力し、周辺地図上に現在位置を表示するという処理を繰り返し行う(ステップS10,S11)。但し、携帯端末1の現在位置が、周辺地図の範囲外となった場合(ステップS12がYES)には、ステップS3の処理を行う。
【0043】
図9に示すような周辺地図が表示されることにより、ユーザは、矢印102〜104に基づいて地図上のどの方向に、最寄りのランドマークが存在するのかを認識することが可能になる。更に、矢印方向にどのようなランドマークが存在するのかを、地図上で確認したい場合は、ユーザは、キー操作部15を用いて次のような操作を行う。なお、キー操作部15に設けられているテンキー「1」〜「4」、「6」〜「9」は、それぞれステップS2で入力した現在位置を中心にしたときの、ステップS3で入力した携帯端末1の方向に対する角度に対応し、前提技術では、テンキー「1」が「−22.5度〜−67.5度」、テンキー「2」が「−22.5度〜+22.5度」に対応しているとする。また、制御部12は、この対応付けを管理している。
【0044】
例えば、矢印102方向に存在するランドマークを地図上で確認したい場合は、キー操作部15に設けられているテンキー「1」を操作し(図13参照)、矢印103方向に存在するランドマークを確認したい場合は、テンキー「7」を操作し、矢印104方向に存在するランドマークを確認したい場合はテンキー「6」を操作する。そして、テンキー「1」、「7」、「6」が操作された場合、以下に述べる処理が行われ、表示部16には、それぞれ図10、図11、図12に示すランドマーク地図が表示される。図10に示すランドマーク地図には、駅43と携帯端末1の現在地42とが含まれ(図7の点線52で囲んだ部分の地図)、図11に示すランドマーク地図には、郵便局44と携帯端末1の現在位置42とが含まれ(図7の一点鎖線53で囲んだ部分の地図)、図12に示すランドマーク地図には、学校45と携帯端末1の現在位置とが含まれている(図7の二点鎖線で囲まれた部分の地図)。
【0045】
以下に、ユーザがキー操作部15のテンキー「1」を操作したとき(ランドマーク地図への変更操作を行ったとき)の動作を説明する。
【0046】
ユーザがランドマーク地図への変更操作を行うと(図14のステップS9がYES)、ランドマーク地図表示処理部122は、携帯端末1の最新の現在位置(ステップS2或いはステップ10で入力した現在位置)と、携帯端末1の最新の向き(ステップS3で入力した向き)と、ユーザが操作したテンキー「1」を示すテンキー情報とを含むランドマーク地図要求を地図情報サーバ2へ送信し、地図情報サーバ2からの応答を待つ(図15のステップS14)。
【0047】
地図情報サーバ2内のランドマーク地図要求処理部222は、送受信部21を介して携帯端末1からのランドマーク地図要求を受信すると、携帯端末1の現在位置と、テンキー「1」に対応する方向(ランドマーク地図要求に含まれている方向に対して−22.5度〜−67.5度の方向)に存在する携帯端末1の現在位置から最も近いランドマーク(この例の場合は駅43)とを含む、縮尺のなるべく小さなランドマーク地図を、地図情報記憶部231およびランドマーク位置情報記憶部232の内容に基づいて生成する(図17のステップC1)。なお、ランドマーク地図の方向は、ランドマーク地図要求に含まれている方向に応じたものとする。また、テンキー「1」と対応する方向に存在する携帯端末1の現在位置から最も近いランドマークは、ランドマーク地図要求に含まれている携帯端末1の現在位置と、ランドマーク位置情報記憶部232に登録されている各ランドマークの位置情報に基づいて特定することができる。その後、ランドマーク地図要求処理部222は、ステップC1で生成したランドマーク地図を要求元の携帯端末1へ送信する(ステップC2)。
【0048】
再び、図15に戻り、ランドマーク地図表示処理部122は、地図情報サーバ2から送られてきたランドマーク地図を受信すると、位置検出部13から現在位置を入力する(ステップS15,S16)。その後、ランドマーク地図を表示部16に表示すると共に、現在位置をランドマーク地図上に表示する(ステップS17)。以上の処理により、図10に示すようなランドマーク地図が表示部16に表示される。
【0049】
その後、ユーザによって周辺地図への変更操作が行われるか、携帯端末1の現在位置42がランドマーク地図の範囲外となるまで、ランドマーク地図表示処理部122はステップS16〜S19の処理を繰り返し行う。
【0050】
ユーザによって周辺地図への変更操作が行われた場合(ステップS18がYES)や、現在位置がランドマーク地図の範囲外になった場合(ステップS19がYES)は、ランドマーク地図表示処理部122は周辺地図表示処理部121にステップS3以降の処理を行うことを指示する。
【0051】
〔本発明の実施の形態〕
次に本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図18に示すように、ランドマークの方向に対応するキーのバックライトを点灯することを特徴とする。
【0052】
図19は本実施の形態で使用する携帯端末1aの構成例を示すブロック図であり、図4に示した携帯端末1との相違点は、キーLED部15aが追加されている点と、制御部12の代わりに制御部12aを備えている点である。
【0053】
キーLED部15aは、キー操作部15に設けられているテンキー「1」〜「4」、「6」〜「9」それぞれに対応するLEDを有しており、各LEDは対応するテンキーの裏側に設けられている。制御部12aは、キーLED部15aに設けられている各LEDの点滅を制御するLED制御部123を有する周辺地図表示処理部121aを備えている点が制御部12と相違している。尚、制御部12aは、制御部12と同様にコンピュータによって実現することが可能である。
【0054】
本実施の形態と前提技術との動作上の相違点は、図20に示すように、図14のステップS8とステップS9との間に、ステップD1が挿入されている点だけである。ステップD1では、ステップS6で算出したランドマーク方向に対応するLEDを点灯する処理を行う。
【0055】
〔本発明の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向に、最寄りのランドマークが存在するのかを認識できるようにするために、ランドマーク方向を示す矢印を周辺地図上に表示するようにした地図表示システムにおいて、地図上に表示されているランドマーク方向を示す矢印と、それを選択する際に使用するキーとの対応関係を容易且つ確実に認識することが可能となる。その理由は、周辺地図上にランドマークの方向を示す矢印を表示する際、表示する矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯するようにしているからである。
【産業上の利用可能性】
【0056】
以上のように、本発明は、地図を表示部に表示し、ランドマークを利用して道案内を行う技術として有用であり、特に、表示部が小さい携帯端末に用いるのに適している。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の前提技術の全体構成例を示すブロック図である。
【図2】携帯端末1と地図情報サーバ2との接続方法の一例を示す図である。
【図3】携帯端末1と地図情報サーバ2との接続方法の他の例を示す図である。
【図4】携帯端末1の構成例を示すブロック図である。
【図5】地図情報サーバ2の構成例を示す図である。
【図6】携帯端末の現在位置と、ランドマークおよび目的地との位置関係を示す図である。
【図7】周辺地図の表示エリアを示す図である。
【図8】周辺地図の一例を示す図である。
【図9】周辺地図上にランドマーク方向を示す矢印102〜104と目的地方向を示す矢印101とを表示したときの図である。
【図10】ユーザが矢印102を選択したときに表示されるランドマーク地図を示した図である。
【図11】ユーザが矢印103を選択したときに表示されるランドマーク地図を示した図である。
【図12】ユーザが矢印104を選択したときに表示されるランドマーク地図を示した図である。
【図13】矢印の選択方法を説明するための図である。
【図14】携帯端末1の処理例を示すフローチャートである。
【図15】携帯端末1の処理例を示すフローチャートである。
【図16】地図情報サーバ2が周辺地図要求を受信したときの処理例を示すフローチャートである。
【図17】地図情報サーバ2がランドマーク地図要求を受信したときの処理例を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態の特徴を説明するための図である。
【図19】本発明の実施の形態で使用する携帯端末1aの構成例を示すブロック図である。
【図20】本発明の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0058】
1,1a…携帯端末
11…送受信部
12,12a…制御部
121,121a…周辺地図表示処理部
122…ランドマーク地図表示部
123…LED制御部
13…位置検出部
131…GPS無線部
132…GPSデコーダ
14…方向認識部
15…キー操作部
15a…キーLED部
16…表示部
17…記憶装置
2…地図情報サーバ
21…送受信部
22…制御部
221…周辺地図要求処理部
222…ランドマーク地図要求処理部
23…記憶装置
231…地図情報記憶部
232…ランドマーク位置情報記憶部
233…住所位置対応情報記憶部
3…GPS衛星

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末が、地図情報サーバに対して自端末の現在位置を含む周辺地図要求を送信する周辺地図要求送信ステップと、
前記地図情報サーバが、前記携帯端末から周辺地図要求が送られてきたとき、前記周辺地図要求中の現在位置周辺の、所定の尺度の周辺地図上にランドマークが含まれていない場合は、予め定められているランドマークの中から方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図送信ステップと、
前記携帯端末が、前記地図情報サーバから矢印表示情報と周辺地図とが送られてきたとき、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記矢印表示情報に従ってランドマーク方向を示す矢印を表示する周辺地図表示ステップと、
前記携帯端末が、キー操作部の複数のキーの内の、前記表示した矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させるバックライト点灯ステップと、
バックライトを点灯したキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応するランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク表示ステップとを含むことを特徴とする地図表示方法。
【請求項2】
携帯端末と地図情報サーバとを含む地図表示システムにおいて、
前記携帯端末が、
自端末の現在位置を含む周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから周辺地図とランドマーク方向を示す矢印を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記周辺地図上に前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを表示し、更に、キー操作部の複数のキーの内の、前記表示した矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させる周辺地図表示処理部と、
バックライトが点灯されたキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応する矢印の方向に存在するランドマークと現在位置とを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部とを備え、
前記地図情報サーバが、
前記携帯端末から周辺地図要求が送られてきたとき、該周辺地図要求に含まれている現在位置周辺の周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図要求処理部と、
前記携帯端末からランドマーク地図要求が送られてきたとき、該ランドマーク地図要求によって要求されているランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末へ送信するランドマーク地図要求処理部とを備えたことを特徴とする地図表示システム。
【請求項3】
自携帯端末の現在位置を含む周辺地図要求を地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから周辺地図とランドマーク方向を示す矢印を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記周辺地図上に前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを表示し、更に、キー操作部の複数のキーの内の、前記表示した矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させる周辺地図表示処理部と、
バックライトが点灯されたキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応する矢印の方向に存在するランドマークと現在位置とを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部とを備えたことを特徴とする携帯端末。
【請求項4】
コンピュータを、
自携帯端末の現在位置を含む周辺地図要求を地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから周辺地図とランドマーク方向を示す矢印を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記周辺地図上に前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを表示し、更に、キー操作部の複数のキーの内の、前記表示した矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯させる周辺地図表示処理部、
バックライトが点灯されたキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応する矢印の方向に存在するランドマークと現在位置とを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2007−114797(P2007−114797A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−290883(P2006−290883)
【出願日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【分割の表示】特願2004−176601(P2004−176601)の分割
【原出願日】平成16年6月15日(2004.6.15)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】