説明

埋設装置

【課題】廃棄物処分場に通気パイプや通水パイプ等被埋設部材を埋設する場合などに用いられる、先端が脱着可能な埋設装置であって、当該埋設装置を廃棄物層内に所定の深さまで貫入した後、先端の取り外しを外部より容易に確認しうる埋設装置を提供する。
【解決手段】中空の鋼管30と蓋体10と温度センサとを備えた埋設装置において、温度センサの検知部が蓋体10内に取り付けられ、該検知部から引き出された配線16と、外部に配置された温度センサの温度計測装置から引き出された配線36とが、蓋体10内或いは鋼管30内の蓋体10近傍において、コネクタ36,16によって互いに接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物処分場において投棄された廃棄物を安定化するために廃棄物層内に通気パイプや通水パイプなどの被埋設部材を埋設する場合などに用いられる、鋼管の先端に脱着可能な蓋体を取り付けてなる埋設装置に関する。
【背景技術】
【0002】
廃棄物を投棄して処分する処理場や埋立地では、有害なガスが大気中に拡散することを防止するために、早期に安定化する方法が開発されている。例えば、特許文献1には、廃棄物層内に通気パイプを埋設し、該通気パイプを介して廃棄物層内から有害なガスを吸引除去する方法が開示されている。また、廃棄物層内に浸み出した地下水を汲み上げる揚水井戸として、廃棄物層内に通水パイプを埋設する方法なども知られている。
【0003】
このような廃棄物層内に通気パイプや通水パイプを埋設する方法としては、削孔式のボーリングマシーンを使用して廃棄物層を削孔して係るパイプを挿入する方法が採られていた。
【0004】
また、最近では、中空の鋼管の先端に脱着可能な蓋体を取り付け、該蓋体に通水パイプ或いは通気パイプなどの先端を取り付けた埋設装置を廃棄物層内に貫入し、先端の蓋体が所定の深さまで到達した時点で蓋体を鋼管から取り外し、鋼管のみを引き抜くことで蓋体と通水パイプ或いは通気パイプとを廃棄物層内に埋設する方法が採られている。
【0005】
【特許文献1】特開2001−269640号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、廃棄物処分場に通気パイプや通水パイプ等被埋設部材を埋設する場合などに用いられる、先端が脱着可能な埋設装置であって、当該埋設装置を廃棄物層内に所定の深さまで貫入した後、先端の取り外しを外部より容易に確認しうる埋設装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、中空の鋼管と、該鋼管の先端に脱着可能に取り付けられる蓋体と、温度センサとを少なくとも備えた埋設装置であって、
上記蓋体内に温度センサの検知部が取り付けられており、該温度センサの温度計測装置が当該装置の外部に配置され、上記検知部から引き出された配線と温度計測装置から引き出された配線とが、蓋体内或いは鋼管内の蓋体近傍において接続・分離可能なコネクタによって互いに接続されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明においては、温度センサの配線を利用して、蓋体の取り外しを外部より確認することができるため、蓋体の取り外し不良が容易に把握される。よって、所定の深さに通気パイプや通水パイプなどの被埋設部材を効率良く埋設することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施形態を挙げて本発明を具体的に且つ詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の埋設装置の好ましい一例である、通水パイプの埋設装置の一例を示す分解斜視図である。また、図2は、図1の装置の先端部分の断面概略図であり、図3は、図1の蓋体を上方から見た図、図4は図1の蓋体の正面図である。図中、10は蓋体、11は本体、12は外筒、13は羽根、13aは羽根13の螺旋の先端部、13bは羽根13の螺旋の後端部、14は先端羽根、15はコネクタ、16は配線、16aは検知部、17は貫通孔、18は寸切り棒、19は係止片、20は通水パイプ、21は孔、30は鋼管、31は切り欠き部、32は係止部、33はテーパー部、34は突出部、35はコネクタ、36は配線である。以下、各部材について説明する。
【0011】
〔蓋体10〕
蓋体10は、鋼管30の先端に取り付けて該鋼管30の先端を閉塞し、鋼管30内に廃棄物層内の廃棄物や土砂が入り込むのを防止する部材である。
【0012】
本例に係る蓋体10は、図1,図2に示すように装置の先端側が閉塞した筒状の本体11を有し、該本体11の外周に螺旋状に取り付けられた羽根13を有している。このように、螺旋状の羽根13が蓋体10の外周に取り付けられていることにより、本発明の埋設装置を廃棄物層内に貫入する際に、該羽根13の螺旋の先端部13aが廃棄物層内に侵入するように装置を回転させれば(図1の場合、後端から見て装置を時計回りに回転させれば)、該羽根13の上面に乗るようにして廃棄物や土砂が相対的に上方に容易に移動するため、装置自体を廃棄物層内に容易に貫入することができる。尚、羽根13の傾斜の角度としては、本体11の側面を平面上に展開した場合に、水平方向に対して羽根13の取り付けラインのなす角度が10〜20°の範囲となるように羽根13が本体11に取り付けられていることが好ましい。10°未満では当該羽根13を取り付けた効果が低く、また、20°を超えると装置の回転に対する貫入距離が長くなり、装置を貫入する重機の負担が大きくなってしまうので好ましくない。
【0013】
また、羽根13の外径は、羽根13が取り付けられた本体11の外径の1.8〜2.5倍が好ましい。羽根13の外径が本体11の外径の1.8倍未満では当該羽根13を取り付けた効果が低く、また、2.5倍を超えても効果に差が無く、装置を貫入する重機の負担が大きくなってしまうので好ましくない。
【0014】
本例に係る羽根13は、図3,図4に示すように、螺旋の先端部13aから後端部13bまでの螺旋の中心角θ1が225〜315°の範囲となるように本体11に取り付けられている。また、螺旋の中心角θ2が45〜135°の範囲で羽根のない領域が存在する。この羽根のない領域が存在することによって、羽根13が硬い障害物が当たった場合でも、該領域を介して障害物が上方へ抜けることで装置を下方へ進めることができる。本発明において上記羽根13の先端部13aから後端部13bまでの螺旋の中心角θ1が225°未満の場合には、前記した羽根13による廃棄物や土砂の上方への移動効果が低減するため好ましくなく、また315°を超えると、上記した障害物を避ける効果が十分に得られなくなるため好ましくない。また、270°とした場合には、製造が容易になるという効果もある。
【0015】
本例においては、羽根13の螺旋の先端部13aは、本体11よりも前方に延出しており、係る延出部分の螺旋の中心角は45〜90°である。このように、先端部13aが本体11よりも前方に延出している、即ち先端部13aとその近傍においては羽根13の内側に本体11が存在せず、羽根13の内周が自由端となっていることにより、係る先端部13aは廃棄物層内に侵入しやすく、灰の微粒子が圧密されたような滑りやすい層であっても本発明の装置を容易に貫入させることができる。
【0016】
尚、本例において羽根13の先端部13aの延出部分の螺旋の中心角が45°未満の場合には、廃棄物層が滑りやすい層の場合に該先端部13aが侵入しにくく好ましくない。また、該延出部分には本体11が存在しないため、本体11に取り付けられた上方部分に比べて強度に劣り、該延出部分の螺旋の中心角が90°を超えると硬い層に貫入する際に曲がってしまったり、歪んでしまうなどの不都合が生じやすくなるため、好ましくない。
【0017】
本例においては、羽根13が本体11の外周より水平方向に突出するように存在するため、蓋体10を鋼管30から取り外して鋼管30のみを引き抜く際に、廃棄物層内に食い込んだ羽根13がアンカーとして作用し、蓋体10が上方へ移動するのを阻止する。そのため、蓋体10の取り外しが不十分であった場合に、鋼管30を引き上げようとしても蓋体10が容易に引き上がらないため、蓋体10が引き上げられて先端が所定の深さ未満となる埋設不良を招く恐れがない。
【0018】
本例の蓋体10は、本体11の開口部の外側に所定の間隙を介して外筒12が同心円状に配置しており、鋼管30の先端が該間隙内に挿入され、該間隙内において鋼管30と蓋体10とが係止される。本例においては、該間隙を部分的に埋めるように係止片19が取り付けられており、鋼管30の先端に形成された切り欠き部31に該係止片19を通過させて係止する。尚、外筒12と本体11との間隙は、装置の先端側で塞がれており、当該埋設装置を廃棄物層内に埋設する際に該間隙に廃棄物層内の廃棄物や土砂が入り込むのを防止している。
【0019】
また、本例の蓋体10には、装置の貫入をさらに容易にするため、本体11の先端側に先端羽根14が付設されているが、当該部材はなくてもかまわない。
【0020】
〔被埋設部材〕
本発明の埋設装置において埋設される被埋設部材としては、図1,図2に例示した通水パイプ20や、通気パイプが主として用いられるが、本発明はこれに限定されるものではない。通水パイプ、通気パイプとしては、例えばストレーナー管と称される市販の部材が好ましく用いられ、具体的には、ポリ塩化ビニル管に適当な大きさの孔をまんべんなく形成した有孔パイプや、不織布からなるパイプの外側に螺旋状の弾性体を取り付けたものなどが挙げられる。また、筒状の可撓性を有する有孔樹脂パイプの外側に螺旋状の硬質樹脂部材を巻き付けた、カナフレックスコーポレーション社製の「カナネット(登録商標)」なども好ましく用いられる。
【0021】
これらの被埋設部材は、図1に示すように、予め本発明の装置に取り付けて係る装置の貫入と同時に埋設しても良く、その場合には先端部を蓋体10に取り付けておく。具体的には、図2に示すように、被埋設部材の先端に寸切り棒18を取り付け、該寸切り棒18を蓋体10の本体11の先端近傍に設けた貫通孔17に通して蓋体10に取り付ければよい。また、係る被埋設部材は本発明の装置を埋設した後に鋼管30内に挿嵌しても良い。
【0022】
尚、被埋設部材の先端を蓋体10に取り付ける手段としては寸切り棒18に限定されるものではなく、ワイヤー等を利用しても良いが、寸切り棒であれば、蓋体10の貫通孔17から飛び出した先端部にナットで締めて固定することが可能であり好ましい。寸切り棒18の直径は6〜15mm程度である。
【0023】
〔鋼管30〕
本発明に係る鋼管30は先端に蓋体10を取り付けて廃棄物層内に貫入させた後、廃棄物層内で蓋体10を取り外し、該蓋体10を削孔の先端に残したまま、引き上げて回収される部材である。従って、係る鋼管30は先に説明した蓋体10が脱着可能に取り付けられるように構成されている。
【0024】
本例では、先に説明したように、蓋体10が本体11と外筒12とを備え、該本体11と外筒12の間の間隙に鋼管30の先端を挿入して蓋体10と係止する。よって、本例の鋼管30は、内径が蓋体10の本体11の外径よりも大きく、且つ、外径が外筒12の内径よりも小さく形成されている。
【0025】
また、係止構造として、本例においては、鋼管30の先端に該先端より略逆L字型に切れ込む切り欠き部31を形成し、蓋体10には、この切り欠き部31の内側に突出する係止部32が係止しうる係止片19が形成されている。鋼管30の蓋体10への取り付けの際には、鋼管30の切り欠き部31内に係止片19が進入するように位置を確認しながら、鋼管30の先端を蓋体10の本体11と外筒12との間に差し込み、次いで鋼管30を回転させることで係止部32が係止片19の下方の隙間に入り込み、蓋体10と鋼管30とが一体化する。
【0026】
また、蓋体10を鋼管30から取り外す際には、鋼管30を逆に回転させてから鋼管30を引き上げれば容易に脱離する。特に本例においては、鋼管30の切り欠き部31の開口端の一方(係止部32とは逆側)にテーパー部33を設けていることから、蓋体10を鋼管30から取り外す際には、係止片19がテーパー部33に沿って滑るため、取り外しがスムーズに行われる。
【0027】
また、本例においては、前記したように、蓋体10に螺旋状に羽根13が取り付けられているため、該羽根13がアンカーとなって蓋体10の上方への移動を阻止するため、確実に蓋体10を残して鋼管30のみを引き上げて回収することができる。
【0028】
本例においては、図2に示すように、鋼管30と蓋体10との係止領域が外筒12で覆われ、且つ、外筒12と本体11との間隙は先端側において塞がれているため、本発明の埋設装置を廃棄物層内に貫入する際に、上記係止領域が廃棄物層に直接接することがなく、該係止領域に廃棄物がからんだり、廃棄物や土砂が付着するなどにより、埋設装置の貫入を妨げたり、蓋体10の鋼管30からの取り外しを妨げるなどの不都合を生じる恐れがない。
【0029】
また、本例においては、鋼管30に全周にわたる突出部34が形成されている。係る突出部34は、鋼管30に蓋体10を取り付けた際に、蓋体10の外筒12の開口部近傍に位置し、外筒12と鋼管30との間隙を全周にわたって覆う。これにより、本発明の装置を貫入する際に、一旦装置を上方に引き上げるような事態が生じた場合であっても、該間隙に廃棄物や土砂が侵入するのを防ぐことができ、蓋体10の鋼管30からの取り外しが困難になる恐れがない。
【0030】
〔温度センサ〕
本発明の埋設装置においては、埋設装置先端部における温度を把握するための温度センサが配備されている。具体的には熱電対が好ましく用いられ、検知部を蓋体10に取り付け、該検知部から引き出した配線を鋼管30内を通して外部に配置した温度計測装置(不図示)に接続する。本発明においては、図2に示すように、通水パイプ20を蓋体10に取り付けている寸切り棒18に検知部16aを取り付けて寸切り棒18の温度を検知するように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば蓋体10の本体11の内壁に固定しても良い。
【0031】
本発明においては、係る配線において、検知部16aから引き出した配線16と、温度計測装置から引き出した配線36とを接続・分離が可能なコネクタ15,35によって、蓋体10内或いは蓋体近傍において接続する。
【0032】
上記のように温度センサを配備して装置の先端部の温度を把握することにより、例えば装置の貫入時に通水パイプ20に影響を及ぼす程度まで温度が上昇した場合には、一旦装置の貫入を休止して係る影響を回避することができる。具体的には、通水パイプ20がポリ塩化ビニル製である場合に、軟化温度になる前に貫入操作を停止して、一旦装置の温度が低下するまで操作を休止すればよい。
【0033】
また、上記のように、本発明に係る温度センサの配線16,36はコネクタ15,35により接続されていることから、蓋体10を鋼管30から取り外して鋼管30を引き上げると、配線36とコネクタ35とが上方に引き上げられ、結果としてコネクタ35が15から外れてしまう。コネクタ15,35が互いに分離した場合には検知部16aからの信号が温度計測装置に送られなくなるため、蓋体10が鋼管30から完全に取り外されたことがこれをもって確認される。尚、コネクタ35と配線36については次の埋設作業で繰り返し用いることができる。
【0034】
尚、鋼管30を引き上げてコネクタ15を35から分離させる際に配線36が延びて切れてしまったり、分離までに時間がかかるなどの不都合を避けるため、コネクタ15,35の位置は蓋体10内或いは蓋体10の近傍とする。また、配線36については図2に示すように、コネクタ35の近傍において、鋼管30の内壁に固定して該固定箇所より上方では配線36が延びないようにすることが好ましい。
【0035】
〔埋設方法〕
図1の埋設装置を用いた通水パイプ20の埋設方法について説明する。図5は係る埋設工程を示す断面模式図である。図中、51は廃棄物層、52は削孔である。
【0036】
図1の埋設装置において、蓋体10に通水パイプ20の先端を取り付けて固定し〔図5(a)〕、次いで通水パイプ20を鋼管30内に挿入し、鋼管30を蓋体10に係止する〔図5(b)〕。尚、通水パイプ20を鋼管30内に先に挿入してから、通水パイプ20の先端を蓋体10に取り付け、次いで鋼管30を蓋体10に係止してもかまわない。
【0037】
本例においては、蓋体10と鋼管30との取り付けが、鋼管30の切り欠き部31に蓋体10を設けた係止片19を係止するだけで良いため、他の部材や工具を必要とせず、容易に取り付けることができる。
【0038】
次いで、重機により鋼管30に回転を与えながら廃棄物層51内に係る埋設装置を所定の深さまで貫入する〔図5(c)〕。この時、前記したように本例の埋設装置においては、蓋体10に羽根13を取り付けているため、効率良く当該装置を廃棄物層51内に貫入することができる。
【0039】
蓋体10を鋼管30から取り外し、鋼管30を上方に引き上げて回収する〔図5(d)〕。本例では、蓋体10と鋼管30とが鋼管30に設けた切り欠き部31に蓋体10に設けた係止片19が係止しているだけであり、該切り欠き部31の開口端にテーパー部33が形成されていることから、鋼管30を蓋体10に取り付ける時とは逆方向に回転させながら引き上げることにより、係止片19が切り欠き部31を抜けて蓋体10が鋼管30から容易に脱離する。また、この時、前記したように、蓋体10に取り付けた羽根13が蓋体10のアンカーとして作用するため、蓋体10が廃棄物層51に固定された状態で鋼管30を引き上げることになり、鋼管30が速やかに蓋体10から取り外される。また、鋼管30を引き上げると温度センサの配線の途中に設けたコネクタ15,35が互いに分離するため、蓋体10に取り付けた検知部16aからの信号の送信が停止し、外部において蓋体10の取り外しが確認される。
【0040】
鋼管30を引き上げた後には、削孔52内に通水パイプ20が残される。この状態で、通水パイプ20と削孔52内に砕石などの充填材を充填し、地盤面付近に深さ0.5〜1.0m程度コンクリートを打ち込んで通水パイプ20の上方先端を固定することが好ましい。
【0041】
上記のようにして埋設した通水パイプ20には周囲から地下水が流れ込むため、通水パイプ20内にホースの先端を挿入し、他端をポンプに連結して汲み上げることにより、地下水の採取、排除を行うことができる。この時、廃棄物や土砂は通水パイプ20によって遮断されるため、地下水の採取中にホース内に廃棄物や土砂が詰まってしまう恐れはない。また、一旦埋設した通水パイプ20は上記したように地下水を汲み上げる以外にも、加圧空気を送り込んで廃棄物層51内に存在する好気性菌を活性化させ、廃棄物を安定化することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は廃棄物処分場などにおいて、通気パイプや通水パイプなどの被埋設部材を埋設する際に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の埋設装置の好ましい一実施形態の分解斜視図である。
【図2】図1の埋設装置の先端部断面概略図である。
【図3】図1の埋設装置の蓋体を上方から見た図である。
【図4】図1の埋設装置の蓋体の正面図である。
【図5】図1の埋設装置を用いた通水パイプの埋設方法の工程図である。
【符号の説明】
【0044】
10 蓋体
11 本体
12 外筒
13 羽根
13a 羽根の先端部
13b 羽根の後端部
14 先端羽根
15,35 コネクタ
16,36 配線
16a 検知部
17 貫通孔
18 寸切り棒
19 係止片
20 通水パイプ
21 孔
30 鋼管
31 切り欠き部
32 係止部
33 テーパー部
34 突出部
51 廃棄物層
52 削孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空の鋼管と、該鋼管の先端に脱着可能に取り付けられる蓋体と、温度センサとを少なくとも備えた埋設装置であって、
上記蓋体内に温度センサの検知部が取り付けられており、該温度センサの温度計測装置が当該装置の外部に配置され、上記検知部から引き出された配線と温度計測装置から引き出された配線とが、蓋体内或いは鋼管内の蓋体近傍において接続・分離可能なコネクタによって互いに接続されることを特徴とする埋設装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−274689(P2008−274689A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−121555(P2007−121555)
【出願日】平成19年5月2日(2007.5.2)
【出願人】(390018717)旭化成建材株式会社 (249)
【出願人】(303056368)東急建設株式会社 (225)
【Fターム(参考)】