説明

埋込栓の固定装置

【課題】少ない部品で簡単安価に製作することができて、埋込部材の型枠への固定は、容易に確実に行なわれる埋込部材の固定装置を提供すること。
【解決手段】内部に縦孔1を設けられる埋込栓2を、上記縦孔1に嵌合させた取付部材3で型枠4の内部へ取り付け、上記取付部材3の下側には、型枠4より外側へ出る線状部材5を連設して、その下端に後記引下げ部材の受体6を付設し、該受体6には、その下方に配置される横軸7に固定した引下げ部材8を、一方への回転で係合させ、他方への回転で離脱させるようにしたこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート製品へ埋め込む埋込栓を、製品の成型時は型枠へ固定し、製品の脱型時は型枠から離脱させる埋込栓の固定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
埋込栓の固定装置として、スラブ成形型の裏側に埋込栓カラーの設置位置に対応させて誘導筒を設け、該誘導筒内にカムにより押し上げられ、ばねにより引き下げられる昇降筒を配設して、この昇降筒の周囲に横孔を設け、該横孔に昇降筒の押し上げ時、上記誘導筒に設けた逃がし溝内へ逃げ、昇降筒の下降時、埋込栓カラーの止め軸における締頭に係合して、その引き下げを行なう球を挿入した構成のものは知られている。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】特許第957597号公報
【0003】
しかしながら、上記埋込栓の固定装置は下記のような問題点を有する。
(1)止軸が剛性材料で成形されていて、上端に設けられる掛片と下端に設けられる締頭との距離が変化しないため、埋込栓の下端と上部に設けて止軸の掛片を係合させる部分とに距離のばらつきがあると、止軸による締結にばらつきが生じて、埋込部材を一様な条件で型枠へ固定することができないし、また、上記固定装置は、数個の連動を意図しているが、埋込部材の寸法精度が低いものを使用すると2,3個の連動が限界である。
(2)構造が複雑であるため、多くの部品が必要であって、その多くは製作精度を要するものであり、部品の組み立てには時間を要するから、製作費が高くついて、資材価格の高騰が著しい現今では、安価な固定装置の出現を強く要望されている。
(3)止め軸、逃がし溝、球、ばね等を筒体内に封入した構造であるため、コンクリート製品を成形して、蒸気養生した後に脱型するとき、蒸気が結露した水が筒体の中へ流れ込んで留まり、各部材を腐食するので2,3ヶ月使用しないと動かなくなることがある。
(4)構造が複雑な埋設部材の固定装置は、型枠に所定の間隔で複数を取り付けて連動させる場合、各装置の作動条件を一定に揃える調整が不可欠であり、この調整が難しくて多くの時間を要する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は前記問題点を解消し、少ない部品で簡単安価に製作することができて、埋込部
材の型枠への固定は、容易に確実に行なわれる埋込部材の固定装置を提供することをその
課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため本発明に係る埋込栓の固定装置は、下記の構成を採用することを特徴とする。
【0006】
請求項1に係る発明は、内部に縦孔を設けられる埋込栓を、上記縦孔に係合させた取付部材で型枠の内部へ取り付け、上記取付部材には、型枠より外側へ出る延出部材を連設して、その下端に後記引下げ部材の受体を付設し、この受体の下方には、上記取付部材の軸心と直交する横軸を配置し、この横軸にはばね材により鉤形に形成して、上記横軸を一方へ回動させると上記受体へ係合し、他方へ回動させると受体より離れる引下げ部材を取り付けてあること。
【0007】
請求項2に係る発明は、上記取付部材の下端に付設した受体の近くに、該受体へ引下げ部材が係合する際の受体の逃げを防止するストッパーを設けてあること。
【0008】
請求項3に係る発明は、上記埋込部材を型枠へ取り付ける取付部材の下部に設けて、型枠にあけた孔へ嵌合する嵌合部の周壁に溝を形成し、この溝に型枠の孔壁へ当接して、孔に対して露出部が変位する際の修正を弾性で行なうゴム等のリングを嵌合してあること。
【0009】
請求項4に係る発明は、内側に縦孔を設けた埋込栓を、上記縦孔が型枠へ下端を固定した取付筒へ緩く嵌合するようにすることで型枠の内部へ取り付け、上記取付筒の内孔には一端が取付筒より上側へ出て、他端は型枠より下側へ出る昇降軸を嵌合し、この昇降軸の上記取付筒より上側へ出る部分には、上記取付筒と昇降軸の上端に設けた抑え体とに挟ませてゴム等の筒体を嵌合し、上記昇降軸の型枠より下側へ出る部分の先端には、その一側に配置される軸に固定したレバーを連結してあること。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明の効果
(1)受体の引下げを行なう引下げ部材がばね材で形成されているため、埋込部材へ取付部材を取り付ける際、ねじの締め加減で受体に多少の位置差が生じても、引下げ部材が受体の引下げ時に弾性変形することで、上記位置差を吸収して埋込部材の確実で安定した型枠への固定を行なうものである。また、ばね材で形成される引下げ部材は、10個以上の固定装置を連動させる場合でも、上記特性で各埋込部材の取付け条件の差をも吸収するから、多数の連動も無理なく確実に行なわれる。
(2)装置の構造が簡単であって、使用する部品数が少なく、部品の製作は精度を要することなく容易に行なわれて、組み立てを行なう必要もないから、背景技術とした固定装置の1/3以下の価格で製作することができて、需要者の価格低減の要望を十分に満たし得る。
(3)受体の引下げ手段が開放構造であるため、コンクリート製品を成形して蒸気養生した後に脱型するとき、蒸気が結露した水が型枠の孔から流出して引下げ手段へかかることがあっても、水切れがよくて、風乾もされ易いため錆び難く、多少錆びを生じても正常に作動する。
(4)埋込部材の取付部材に延出部材で受体を付設し、この受体に対応させて横軸へ引下げ部材を固定するだけで調整も必要としないため、未経験者でも簡単に設置や操作を行うことができる。
【0011】
請求項2に係る発明の効果 横軸で回動される引下げ部材が受体へ係合するとき、引下げ部材が受体を動かそうとすると、ストッパーが受体に係合して該受体の逃げを防止するため、引下げ部材による受体の引き下げが確実に行なわれて、埋込部材の型枠への固定を安定させる。
【0012】
請求項3に係る発明の効果 取付部材の下部に設けられる嵌合部を型枠の孔へ嵌めるとき、露出部が孔に対して偏っていると、孔の周壁へ当るゴム等のリングの偏る側が強く圧縮されるため、復元力で嵌合部を動かして偏りを修正するので、嵌合部を孔に挿して埋込部材を正しく型枠に支持させる操作が素早くできる。
【0013】
請求項4係る発明の効果
(1)型枠に固定した取付筒へ埋込栓を嵌合し、上記取付筒に嵌合した昇降軸を引下げると、昇降軸の上端に設けた抑え板が、取付筒との間でゴム等のリングを圧縮して、該リングの直径方向の膨張で埋込栓の縦孔と摩擦結合するから、昇降軸の引下げ力が埋込栓に加えられて、埋込栓の型枠への固定を確実に行なうことができて、しかも、装置の一切は型枠へ取り付けられていて着脱を要しないから、作業の省力と能率の増進が図れる。
(2)装置の構造が簡単であって、使用する部品数が少なく、部品の製作は精度を要することなく容易に行なわれて、組み立てを行なう必要もないから、背景技術とした固定装置の30%以下の価格で製作することができて、需要者の価格低減の要望を十分に満たすことができる。
(3)埋込栓を支持させる取付筒を型枠に固定して、コンクリート製品を成形して蒸気養生した後に脱型するとき、蒸気が結露した水が型枠より流出しないようにしたから、昇降軸やレバーへ結露水がかかって錆を生じさせることがない。
(4)型枠へ固定した取付筒に支持される昇降軸の下端へ、横軸に固定したレバーを連結するだけで調整を必要としないため、未経験者であっても簡単に設置や操作を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に本発明に係る埋込栓の固定装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1及び図2は、請求項1に係る埋込栓の固定装置の実施形態を示すもので、この実施形態は、図1、図2に示す通り、内部に縦孔1を設けられた埋込栓2を、上記縦孔1に嵌合させた取付部材3で型枠4の内部へ取り付け、上記取付部材3の下側には、型枠4より外側へ出る延出部材5を連設して、その下端に後記引下げ部材の受体6を付設し、該受体6の下方に横軸7を配置して、この横軸7にばね材で鉤形に形成した引下げ部材8を受体6に対応させて取り付け、該、引下げ部材8を横軸7で一方へ回動させると受体6に係合し、他方へ回動させると受体6から離脱するように構成してある。
【0016】
上記埋込栓2は、内部に設けられた縦孔1の上部に雌ねじ9を形成され、下端の外側には型枠4の内面へ当接させるフランジ10を形成されている。
【0017】
上記取付部材3は、上部に上記埋込栓1の雌ねじ9に螺合する雄ねじ11を形成され、下部には埋込栓2の縦孔1の下部に嵌合する小フランジ12と、上記型枠4にあけられた窓孔13に嵌合する大フランジ14を形成され、大フランジ14の下部には、型枠4より外へ出る延出部材5を連設されて、この延出部材5の下端には引下げ部材8の受体6を取り付けられている。また、上記大フランジ14は、周囲に環状溝15を形成して、この環状溝15に外周が上記窓孔13の周壁へ当接するようにゴム等のリング16を嵌合され、上記延出部材5は、その上部を取付部材3の中心にあけた孔17へ挿嵌固定されている。
【0018】
上記受体6は、引下げ部材8が係合する上部を円錐面、球面18等に形成されて、引下げ部材8が係合して来るのとは反対側に、図1に示す通り支持部材19に支持されるストッパー20を接近して設け、このストッパー20で引下げ部材8が係合するとき受体6の逃げを防止させるようにしてある。
【0019】
上記引下げ部材8は、ばね鋼等で側面形状が角丸のフの字形をなすように形成して、その基部をボルト21で上記横軸7へ固定し、受体6の円錐面、球面18等をなす上部へ係合する先端部は、図1の円内の示す通り、巾方向の中央部に切込22を形成して二股状としてある。
【0020】
上記引下げ部材8を固定する横軸7は、図4に示すように多数の型枠4が連続して配置される多連型枠4の下側に、型枠4に支持させる埋込栓2の配置に合わせて水平に設け、この横軸7に埋込栓2へ取り付けた取付部材3に対応させて受体6の引下げ部材8を取り付け、該横軸5をその一端に図4に示す通り取り付けたハンドル23で一方へ回動させると、多数の引下げ部材8が同時に受体6へ係合して、多数の埋込栓2に取り付けられた各取付部材3を同時に引き下げ、多数の埋込栓2を同時に型枠4へ固定する動作を行なうから、従来は不可能であった10個以上の取付部材3の連動操作も支障なく円滑に行なわれる。
【0021】
上記構成の埋込栓の固定装置は、図3(a)に示す通り、埋込栓2の内部に設けられた縦孔1へ取付部材3を嵌合し、取付部材3の上端に設けられた雄ねじ11を、埋込栓2の縦孔1が上部に設けられた雌ねじ9へ螺合させると、取付部材3と埋込栓2は、小フランジ12で心合わせされて、大フランジ14が埋込栓2の下面より下側へ出るように結合される。そこで、図3(b)に示す通り、取付部材3の大フランジ4を型枠4にあけられる窓孔13に嵌合して埋込栓を型枠4に支持させ、図3(c)に示す通り、受体6の左側で待機する引下げ部材8を、横軸7で受体6へ向って回動させると、切込22の形成によって股状とした引下げ部材8の先端部が、図3(c)に示す通り受体6の上部へ係合して受体6の引下げを行なうが、この際、ばね材で形成される引下げ部材8は弾性変形しつつ受体6を引下げ、この力を線状部材5で取付部材5に伝えるため、埋込栓2はフランジ10を型枠4へ弾力的に圧着されて型枠4への固定を確実に行なわれる。
【0022】
上記の通り埋込部材3が型枠4へ固定されたら、図面には示してないが、型枠4内へコンクリートを打設して製品の成形を行い、この製品を脱形するとき、引下げ部材8を横軸7で待機位置へ向かって回動させると、引下げ部材8が受体6から離脱して受体6の引下げを停止するから、埋込栓2は型枠4への固定を解かれて、製品の脱型時、製品に伴われて型枠4より離脱されるものである。
【0023】
図5及び図6は、請求項2に係る埋込栓の固定装置の実施形態を示すものであり、この実施形態は、図5、図6に示す通り、内側に縦孔1を設けた埋込栓2を、上記縦孔1を下端で型枠4へ固定する取付筒24へ嵌合することで型枠4の内部へ取り付け、上記取付筒24の内孔25には、一端が上記取付筒24より上側へ出て、他端は型枠4より下側へ出る昇降軸26を嵌合し、この昇降軸26の上記取付筒24より上側へ出る部分には、取付筒24の上縁と昇降軸26の上端に設けた抑え板27とに挟ませてゴム等の筒体28を嵌合し、上記昇降軸26の型枠4より下側へ出る部分には、型枠4の下方に配置される横軸29に固定したレバー30を連結した構成を有する。
【0024】
上記埋込栓2は、内部に設けられた縦孔1の上部に雌ねじ9を形成され、下端の外側には型枠4の内面へ当接させるフランジ10を形成されている。
【0025】
上記取付筒24は、下部に埋込栓2にあけられた縦孔1の下部と、この縦孔1に合わせて型枠4にあけた孔31とに密に嵌合する嵌合部32を設けて、この嵌合部32の下側にはフランジ33を形成し、該フランジ33を溶接34等で型枠4へ固定し、嵌合部32の埋込部材3の縦孔1へ嵌合する部分には、環状溝35を形成してこの環状溝35に外周が上記縦孔1の周壁へ当接するようにゴム等のリング36を嵌合してある。
【0026】
上記昇降軸26は、上記取付筒24の内孔25へ適当な緩みを有して嵌合され、下端には上記横軸29に固定した一対のレバー30,30に挟まれるボス37を設け、このボス37と上記一対のレバー30,30とに貫設した孔38に、連結ピン39を通してレバー30,30と連結する。また、昇降軸26の上端にはねじ40を形成して、このねじ40にナット41を着脱することで、取付筒24の上部にゴム等の筒体28を嵌合し、この筒体28の上側に抑え板27を配置して、ねじ40へナット41を締め込むことで筒体28が固定されるようにしてある。
【0027】
上記構成の埋込栓の固定装置は、図7(a)に示す通り、型枠4へ下端のフランジ33で固定されている取付筒24へ、埋込栓2を上方から嵌め付けると、埋込栓2は図7(b)に示す通り、縦孔1の下端が取付筒24に設けられる嵌合部32の上端へ嵌合し、フランジ10の下面が型枠4へ当接して止まる。そこで、レバー30,30を横軸29で図7(b)において下方へ回動させると、昇降軸26が図7(c)に示す通り引き下げられて、上端に固定される抑え板27で取付筒24に支持されるゴム等の筒体28を圧縮する。このため、筒体28は図7(c)に示す通り直径方向の膨張を起こして、その外周を埋込栓2の縦孔1の壁面へ圧着し、埋込栓2と昇降軸26を摩擦で結合して、レバー30,30の回動で更に昇降軸26を下降させると、埋込栓2は型枠4へ強く引き付けて型枠4への固定を確実に行なう。
【0028】
上記の通り埋込栓2が型枠4へ固定されたら、図面には示してないが、型枠4内へコンクリートを打設して製品の成形を行い、この製品を脱形するとき、レバー30,30を横軸29で昇降軸26が上昇する方向へ回動させると、昇降軸26が上昇して抑え板7をゴム等の筒体28から離れさせて、筒体28の圧縮を停止するため、筒体28は弾性で伸長して直径を縮小し、埋込栓2の縦孔1から離隔するから、埋込栓2は型枠4への固定を解かれて、製品の脱型時、製品に伴われて型枠4より離脱されるものである。
【産業上の利用可能性】
【0029】
少ない部品で簡単安価に製作することができて、埋込部材の型枠への固定は、容易に確
実に行なわれる埋込部材の固定装置を廉価に提供すること。
課題としている。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】請求項1に係る埋込栓の固定装置の実施形態を示す縦断側面図。
【図2】同上の縦断正面図。
【図3】(a)(b)(c)は、同上で埋込栓を型枠へ固定する状態を示す説明図。
【図4】同上を多連型の型枠に使用した状態を示す説明図。
【図5】請求項2に係る埋込栓の固定装置の実施形態を示す縦断側面図。
【図6】同上の縦断正面図。
【図7】(a)(b)(c)は、同上で埋込栓を型枠へ固定する状態を示す説明図。
【符号の説明】
【0031】
1 縦孔
2 埋込栓
3 取付部材
4 型枠
5 延出部材
6 受体
7 横軸
8 引下げ部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に縦孔を設けられた埋込栓を、上記縦孔に嵌合させた取付部材で型枠の内部へ取り付け、
上記取付部材の下側には、型枠より外側へ出る延出部材を連設して、その下端に後記引下げ部材の受体を付設し、
該受体に、その下方に配置される横軸へ固定した引下げ部材を、一方への回転で係合させ、他方への回転で離脱させるようにした
ことを特徴とする埋込栓の固定装置。
【請求項2】
上記線状部材の下端に付設した受体の近くに、該受体へ引下げ部材が係合する際の受体の逃げを防止するストッパーを設けてある
ことを特徴とする請求項1に記載の埋込栓の固定装置。
【請求項3】
上記取付部材の下部に設けて型枠の孔へ嵌合させる嵌合部の周囲に溝を形成し、
この溝に、型枠の孔の周壁へ当接して、嵌合部が孔に対して変位する際の修正を弾性で行なうゴム等のリングを嵌合してある
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の埋込部材の固定装置。
【請求項4】
内側に縦孔を設けた埋込栓を、上記縦孔を下端で型枠へ固定される取付筒へ嵌合することで型枠の内部へ取り付け、
上記取付筒の内孔には、一端が取付筒より上側へ出て、他端は型枠より下側へ出る昇降軸を嵌合し、
この昇降軸の上記取付筒より上側へ出る部分に、上記取付筒の上縁と昇降軸の上端に設けた抑え体とに挟まれるゴム等の筒体を嵌合し、
上記昇降軸の型枠より下側へ出る部分の先端には、その一側に配置される横軸に固定したレバーを連結してある
ことを特徴とする埋込栓の固定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−115905(P2010−115905A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−292524(P2008−292524)
【出願日】平成20年11月14日(2008.11.14)
【出願人】(000143765)株式会社佐藤工業所 (12)
【Fターム(参考)】