説明

基板を処理するクラスタツールアーキテクチャ

【課題】スループットを増加させ、信頼性を増加させたマルチチャンバ処理システム(例えばクラスタツール)を使用して基板を処理する機器および方法を提供する。
【解決手段】クラスタツール10内で処理される基板は繰り返し可能性が高く、システムフットプリントが小さい。クラスタツールの一実施形態では、基板をまとめてグループ化して移送することで、基板を2枚以上のグループ毎に処理してシステムスループットを増加することにより、また、処理チャンバの間で基板のバッチを移送する際の動作数を低減することで、ロボットの疲労を低減し、システムの信頼性を増加させることにより所有権のコストが低減される。実施形態はまた、システムの停止時間を低減し、基板移送処理の信頼性を増加させるために使用される方法および機器を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理するクラスタツールであって、
第1基板処理チャンバと、
第2基板処理チャンバであって、前記第1基板処理チャンバから固定の垂直距離で離間している前記第2基板処理チャンバと、
第3基板処理チャンバと、
第4基板処理チャンバであって、前記第3基板処理チャンバから固定の垂直距離で離間して位置決めされた前記第4基板処理チャンバと、
前記第1基板処理チャンバと前記第2基板処理チャンバにアクセスするように適合された第1ロボットアセンブリと、
前記第1基板処理チャンバから1枚以上の基板を、前記第2基板処理チャンバから1枚以上の基板をほぼ同時に受容し、その後、前記第1基板処理チャンバからの1枚以上の基板を前記第3基板処理チャンバ内に、更に、前記第2基板処理チャンバからの1枚以上の基板を前記第4基板処理チャンバ内に、ほぼ同時に堆積するように適合されている第2ロボットアセンブリと、
を備えるクラスタツール。
【請求項2】
前記第1基板処理チャンバ、前記第2基板処理チャンバ、前記第3基板処理チャンバ、前記第4基板処理チャンバが、コータチャンバ、デベロッパチャンバ、HMDS処理チャンバ、冷蔵チャンバ、ベークチャンバの中から1つ選択される、請求項1に記載のクラスタツール。
【請求項3】
前記第2ロボットアセンブリが、
ロボットと、
前記ロボットに接続した第1ロボットブレードと、
前記ロボットに接続し、前記第1ブレードから一定距離で離間した第2ロボットブレードと、を備え、
前記距離が約100〜1200mmである、請求項1に記載のクラスタツール。
【請求項4】
前記第2ロボットアセンブリが、
6軸関節ロボットと、
前記6軸関節ロボットに接続した第1ロボットブレードと、
前記6軸関節ロボットに接続し、前記第1ブレードから或る距離で離間した第2ロボットブレードと、を備える、請求項1に記載のクラスタツール。
【請求項5】
前記第2ロボットアセンブリが、
それぞれが少なくとも1枚のロボットブレードを有する、2つ以上のフロッグレッグ型ロボットと、
前記2つ以上のフロッグレッグ型ロボットの動作と一致するように適合されたコントローラと、を備える、請求項1に記載のクラスタツール。
【請求項6】
前記第2ロボットアセンブリが、
ロボットと、
前記ロボットを、垂直方向に対し、ほぼ直交する方向に位置決めするように適合された水平移送装置と、
前記ロボットを垂直方向に対しほぼ平行な方向へ移送するように適合された垂直移送装置と、を備える、請求項1に記載のクラスタツール。
【請求項7】
前記第2ロボットアセンブリがさらに、
前記ロボットに接続した支持部と、
前記支持部に接続したアクチュエータと、
前記支持部に接続しており、基板受容面を有する第1ロボットブレードと、
前記アクチュエータに接続しており、基板受容面を有する第2ロボットブレードと、を備え、前記第1ロボットブレードと前記第2ロボットブレードの間に隙間が形成されており、前記アクチュエータが、前記第1ブレードおよび前記第2ブレードの間の隙間を変更するように適合されている、請求項1に記載のクラスタツール。
【請求項8】
基板を処理するクラスタツールであって、
複数の垂直に積重した基板処理チャンバを有する第1処理ラックと、
複数の垂直に積重した基板処理チャンバを有する第2処理ラックと、
第1ロボットブレードアセンブリであって、
第1ロボットブレード、
第1ロボットブレードアクチュエータ、
を備える前記第1ロボットブレードアセンブリと、
第2ロボットブレードアセンブリであって、
第2ロボットブレード、
第2ロボットブレードアクチュエータ、
を備える前記第2ロボットブレードアセンブリと、
前記第1ロボットブレードアセンブリと第2ロボットブレードアセンブリが、固定距離で離間して垂直に位置決めされており、さらに、前記第1ロボットブレードアクチュエータまたは前記第2ロボットブレードアクチュエータを使用して、水平方向に別々に位置決めすることができ、
前記第1ロボットブレードアセンブリと前記第2ロボットブレードアセンブリに接続した6軸関節ロボットであって、前記第1ロボットブレードアセンブリと前記第2ロボットブレードアセンブリが固定距離で離間しており、前記6軸関節ロボットと協同に動作することで、前記第1処理ラック内の2つの垂直に積重した基板処理チャンバ内に位置決めされた基板に、ほぼ同時にアクセスするように、または、前記第2処理ラック内の前記2つの垂直に積重した基板処理チャンバ内に位置決めされた基板にほぼ同時にアクセスするように適合されている前記6軸関節ロボットと、
を備えるクラスタツール。
【請求項9】
前記第1ロボットアセンブリがさらに、
第1底部ロボットブレードと、
第1底部ロボットブレードアクチュエータと、を備え、
前記第1ロボット部レートと第1底部ロボットブレードが、固定距離で離間して垂直に位置決めされており、さらに、前記第1アクチュエータまたは前記第1底部アクチュエータを使用して、別々に水平に位置決めすることも可能であり、
前記第2ロボットアセンブリがさらに、
第2底部ロボットブレードと、
第2底部ロボットブレードアクチュエータと、を備え、
前記第2ロボットブレードと第2底部ロボットブレードが、固定距離で離間して垂直に位置決めされており、さらに、前記第2アクチュエータまたは前記第2底部アクチュエータを使用して、別々に水平に位置決めすることもできる、請求項8に記載のクラスタツール。
【請求項10】
基板を処理するクラスタツールであって、
2枚以上の基板を包含するように適合されたカセットと、
第1モジュールであって、垂直方向に積み重ねた2つ以上の基板処理チャンバを備える第1処理ラックを備える前記第1モジュールと、
第2モジュールであって、垂直方向に積み重ねた2つ以上の基板処理チャンバを備えた第2処理ラックを備える前記第2モジュールと、
前記第1および第2処理ラックのうち少なくとも1つの基板処理チャンバ内と、前記カセット内とに位置決めされた基板にアクセスするように適合された第1ロボットアセンブリと、
第2ロボットアセンブリであって、
ロボット、
前記ロボットに接続した第1ロボットブレード、
前記ロボットに接続し、前記第1ロボットブレードから固定距離で離間して位置決めされた第2ロボットブレード、
を備える前記第2ロボットアセンブリと、
を備え、
前記第2ロボットが、前記第1処理ラックおよび第2処理ラックのそれぞれのうち少なくとも1つの内部の基板処理チャンバ内に位置決めされた基板にアクセスするように適合されており、第1および第2ロボットブレードが、前記第1処理ラックおよび第2処理ラックの各々の内の少なくとも2つの基板処理チャンバ内の基板を、ほぼ同時に移送し、取り上げ、さらに/または下ろすように適合されているクラスタツール。
【請求項11】
前記第1処理ラックおよび第2処理ラックの各々の内の前記2つ以上の垂直に積重した基板処理チャンバが、コータチャンバ、デベロッパチャンバ、HMDS処理チャンバ、冷蔵チャンバ、露光後ベークチャンバ、ベークチャンバから成るグループより選択される、請求項10に記載のクラスタツール。
【請求項12】
前記第1ロボットおよび前記第2ロボットが関節ロボットであり、前記関節ロボットが6軸関節ロボットである、請求項10に記載のクラスタツール。
【請求項13】
前記第1ロボットおよび前記第2ロボットがガントリ(gantry)ロボットであり、各ガントリロボットが、
ロボットと、
前記ロボットを、前記垂直方向に対しほぼ直交する方向に位置決めするように適合されている水平移送装置と、
前記ロボットを、前記垂直方向に対しほぼ平行な方向へ移送するように適合されている垂直移送装置と、を備える、請求項10に記載のクラスタツール。
【請求項14】
前記水平移送装置と前記垂直移送装置の各々がさらに、
前記ロボットを位置決めするように適合されたモータと、
前記ロボットが前記モータによって位置決めされる際に、前記ロボットを案内するように適合されたスライドと、
前記モータとスライドを包囲するエンクロージャを形成する1つ以上の壁と、
前記1つ以上の壁の1つに搭載されたファンと、を備える、請求項13に記載のクラスタツール。
【請求項15】
基板を処理するクラスタツールであって、
第1の垂直に積重した基板処理チャンバを包含する第1処理ラックと、
基板を前記第1処理ラック内の基板処理チャンバへ移送するように適合された第1ロボットと、
第1の垂直に積重した基板処理チャンバを包含する第2処理ラックと、
前記第1処理ラック内の基板処理チャンバと前記第2処理ラック内の基板処理チャンバの間で基板を移送するように適合された第2ロボットと、
前記第1ロボットまたは第2ロボットを使用して、前記第1および第2処理ラック内を通過する前記基板の動作を最適化するように適合されたコントローラと、
前記コントローラに結合したメモリであって、前記クラスタツールの操作を方向付けるために、内部で具現化されるコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ可読媒体を備える前記メモリと、
を備え、
前記コンピュータ可読プログラムが、
前記第1ロボットと第2ロボットの動作を制御するためのコンピュータ命令を備え、前記コンピュータ命令が、
(i) 前記第1ロボットおよび第2ロボットへの1つ以上の指令タスクを前記メモリに記憶することと、
(ii) 前記メモリ内に保持されている前記第1ロボットへの指令タスクをレビューすることと、
(iii) 前記メモリ内に保持されている前記第2ロボットへの指令タスクをレビューすることと、
(iv) 各ロボットの使用可能性を平衡化するために、指令タスクを、前記第1ロボットから前記第2ロボットへ、または前記第2ロボットから前記第1ロボットへ移動させることと、
を備えるクラスタツール。
【請求項16】
基板を処理するクラスタツールであって、
2枚以上の基板を包含するように適合されたカセットと、
垂直に積重した基板処理チャンバを包含しており、また、前記第1処理ラックの第1側部が第1方向に沿って延出し、これを介して前記基板処理チャンバにアクセスできるようになっている第1処理ラックと、
垂直に積重した基板処理チャンバを包含しており、また、前記第2処理ラックの第2側部が第2方向に沿って延出し、これを介して前記基板処理チャンバにアクセスできるようになっている第2処理ラックであって、前記第1側部と前記第2側部が或る距離で離間している前記第2処理ラックと、
前記第2処理ラックの前記第1側部と前記第1処理ラックの前記第1側部との間の固定位置にある基部を有する第1ロボットであって、前記第1処理ラック、前記第2処理ラック、前記カセットの内部の基板処理チャンバへ基板を移送するように適合されている第1ロボットと、
垂直に積重した基板処理チャンバを包含しており、また、前記第3処理ラックの第3側部が第3方向に沿って延出し、これを介して前記基板処理チャンバにアクセスできるようになっている第3処理ラックと、
垂直に積重した基板処理チャンバを包含しており、また、前記第2処理ラックの第4側部が第4方向に沿って延出し、これを介して前記基板処理チャンバにアクセスできるようになっている第4処理ラックであって、前記第3側部と前記第4側部が或る距離で離間している前記第4処理ラックと、
第2ロボットアセンブリであって、
前記第3処理ラックの前記第1側部と前記第4処理ラックの前記第1側部の間の固定位置に在る基部を有するロボット、
前記ロボットに接続した第1ロボットブレード、
前記ロボットに接続し、前記第1ロボットブレードから固定距離で離間して位置決めされた第2ロボットブレード、を備える前記第2ロボットアセンブリと、
を備え、
前記第1ロボットブレードおよび第2ロボットブレードが、前記第1処理ラック、第2処理ラック、第3処理ラック、第4処理ラック内の2つのチャンバへ基板をほぼ同時に移送するように適合されているクラスタツール。
【請求項17】
前記第1ロボットと前記第2ロボットの各々が6軸関節ロボットである、請求項16に記載のクラスタツール。
【請求項18】
前記第1ロボットが、前記第1処理ラックの前記第1側部と前記第2処理ラックの前記第1側部の間、さらに前記第3処理ラックの前記第1側部と前記第4処理ラックの前記第1側部の間に位置決めされており、前記スライドが、前記第2ロボットを、前記第1方向、第2方向、第3方向、第4方向と、ほぼ平行する第5方向に位置決めするように適合されているスライドアセンブリをさらに備える、請求項17に記載のクラスタツール。
【請求項19】
前記第1基板処理チャンバ、第2基板処理チャンバ、第3基板処理チャンバ、第4基板処理チャンバが、コータチャンバ、デベロッパチャンバ、HMDS処理チャンバ、冷蔵チャンバ、ベークチャンバの中から1つ選択される、請求項16に記載のクラスタツール。
【請求項20】
前記第1ロボットと前記第2ロボットが6軸関節ロボットであり、
前記第1処理ラックの前記第1側部と前記第2処理ラックの前記第1側部の間に位置決めされ、前記第1ロボットを、前記第1方向および第2方向と概略平行な第5方向に位置決めするように適合されたスライドアセンブリを備える、請求項16に記載のクラスタツール。
【請求項21】
基板を処理するクラスタツールであって、
2枚以上の基板を包含するように適合されたカセットと、
基板に第1処理を実行するように適合された第1処理チャンバと、
基板に第2処理を実行するように適合された第2処理チャンバであって、前記第1処理チャンバと前記第2処理チャンバが、ほぼ相互に近接している前記第2処理チャンバと、
前記第1処理チャンバ内に位置決めされた第1基板および前記第2処理チャンバ内に位置決めされた第2基板と流体連通するように適合されている流体分配手段であって、
流体源、
前記流体源と流体連通したノズル、
流体を前記流体源から前記ノズルへ送出するよう適合された流体送出手段、を備える前記流体分配手段と、
前記第1処理チャンバを前記第2処理チャンバから隔離するように適合された可動シャッタと、
前記カセット、前記第1処理チャンバ、前記第2処理チャンバの間で基板を移送するように適合されたロボットと、
を備える、クラスタツール。
【請求項22】
第1処理ラックとロボットとを備える、基板を処理するクラスタツールにおいて、
前記第1処理ラックは、第1処理モジュールと第2処理モジュールとを備え、前記第1処理モジュールは:
基板に第1処理を実行するように適合された第1処理チャンバと;
基板に第2処理を実行するように適合された第2処理チャンバであって、前記第1処理チャンバと前記第2処理チャンバが、ほぼ相互に近接している前記第2処理チャンバと;
前記第1処理チャンバ、前記第2処理チャンバの内部で処理の最中にある基板と流体連通するように適合された流体分配手段であって、
流体源、
前記流体源と流体連通しているノズル、
流体を前記流体源から前記ノズルへ送出するように適合された流体送出手段を備える前記流体分配手段と;
前記第1処理チャンバを前記第2処理チャンバから隔離するように適合された可動シャッタと;
を備え、
前記第2処理モジュールは:
基板に第1処理を実行するように適合された第3処理チャンバと;
基板に第2処理を実行するように適合された第4処理チャンバであって、前記第1処理チャンバと前記第2処理チャンバが、ほぼ相互に近接している前記第4処理チャンバと;
前記第3処理チャンバ、第4処理チャンバの内部で処理の最中にある基板と流体連通するように適合された流体分配手段であって、
流体源、
前記流体源と流体連通しているノズル、
流体を前記流体源から前記ノズルへ送出するように適合された流体送出手段を備える前記流体分配手段と;
前記第1処理チャンバを前記第2処理チャンバから隔離するように適合された可動シャッタと;
を備え、前記第1処理モジュールとほぼ近接しており、
前記ロボットは、前記第1処理チャンバ、前記第2処理チャンバ、前記第3処理チャンバ、前記第4処理チャンバの間で基板を移送するように適合されている、前記クラスタツール。
【請求項23】
前記第1処理チャンバが、前記第3処理チャンバよりも上に垂直に配置されており、前記第2処理チャンバが、前記第4処理チャンバよりも上に垂直に配置されている、請求項22に記載のクラスタツール。
【請求項24】
前記第1処理チャンバ、第2処理チャンバ、第3処理チャンバ、第4処理チャンバから成るグループより選択した2つの前記処理チャンバ内に位置決めされた基板に、ほぼ同時にアクセスするように適合された第1ロボットブレードと第2ロボットブレードを有する支持部を有するロボットを備える、請求項22に記載のクラスタツール。
【請求項25】
カセットと、処理モジュールと、システムロボットとを備える、基板を処理するクラスタツールにおいて、
前記カセットは、2枚以上の基板を包含するように適合され、
前記処理モジュールは:
1つの処理領域内に在る基板に第1処理を実行するように適合された第1処理チャンバと;
1つの処理領域内に在る基板に第2処理を実行するように適合された第2処理チャンバであって、前記第1処理チャンバおよび前記第2処理チャンバが、ほぼ相互に近接している前記第2処理チャンバと;
前記第1処理チャンバ、前記第2処理チャンバ内の基板を移送および位置決めするように適合されたロボットであって、
ロボットブレード、
前記ロボットブレードを前記第1および第2処理チャンバ内に位置決めするように適合されたアクチュエータ、
前記ロボットブレードと熱連通しており、上に位置決めされた基板の温度を制御するように適合された熱交換装置、
を備える前記ロボットと;
を備え、
前記システムロボットは、基板を前記カセットと前記第1処理チャンバの間で移送するように適合されている、
前記クラスタツール。
【請求項26】
前記第1処理チャンバが冷蔵チャンバであり、前記第2チャンバが、ベークチャンバ、HMDS処理チャンバ、またはPEBチャンバである、請求項25に記載のクラスタツール。
【請求項27】
さらに、前記第1処理モジュールに近接して位置決めされた第2処理モジュールを備え、前記第2処理モジュールが:
1つの処理領域内に在る基板に第1処理を実行するように適合された第3処理チャンバと;
1つの処理領域内に在る基板に第2処理を実行するように適合された第4処理チャンバであって、前記第3処理チャンバと前記第4処理チャンバが、ほぼ相互に近接している前記第4処理チャンバと;
基板を前記第3処理チャンバおよび前記第4処理チャンバ内の基板を移送および位置決めするように適合されたロボットであって、
ロボットブレード、
前記ロボットブレードを前記第1および第2処理チャンバ内に位置決めするように適合されたアクチュエータ、
前記ロボットブレードと熱連通しており、上に位置決めされた基板の温度を制御するように適合された熱交換装置、
を備える前記ロボットと;
を備え、
前記システムロボットが、基板を前記カセット、前記第1、第2、第3、第4処理チャンバの間で移送するように適合されている、請求項25に記載のクラスタツール。
【請求項28】
基板を処理するクラスタツールであって、
2枚以上の基板を包含するように適合されたカセットと、
処理モジュールであって、
第1処理チャンバと、
前記第1処理チャンバと、ほぼ近接した第2処理チャンバとを備える前記処理モジュールと、
前記第1処理チャンバおよび前記第2処理チャンバ内に位置決めされた基板にアクセスするように適合された第1ロボットと、
を備え、
前記第1ロボットは、第1ロボットアセンブリと第2ロボットアセンブリとを備え、
前記第1ロボットブレードアセンブリは、第1ロボットブレード、第2ロボットブレードを備え、前記第1ロボットブレードと前記第2ロボットブレードが一定距離で離間しており、
第2ロボットブレードアセンブリは、第3ロボットブレード、第4ロボットブレードを備え、前記第3ロボットブレードと前記第4ロボットブレードが一定距離で離間しており、
前記第2ロボットブレードアセンブリと前記第1ロボットアセンブリが固定距離で離間しており、
前記第1ロボットが前記第1処理チャンバと前記第2処理チャンバにほぼ同時にアクセスするように適合されている、前記クラスタツール。
【請求項29】
基板を処理するクラスタツールであって、
2つ以上の垂直に積重した基板処理チャンバを備える第1処理ラックであって、第1側部と第2側部を有する前記第1処理ラックと、
2つ以上の垂直に積重した基板処理チャンバを備える第2処理ラックであって、第1側部と第2側部を有する前記第2処理ラックと、
前記第1処理ラック内の前記基板処理チャンバに前記第1側部からアクセスするように適合された第1ロボットと、
前記第1処理ラック内の前記基板処理チャンバに前記第2側部からアクセスするように、また、前記第2処理ラック内の前記基板処理チャンバに前記第1側部からアクセスするように適合された第2ロボットと、
前記第2処理ラック内の前記基板処理チャンバに前記第2側部からアクセスするように適合された第3ロボットと、
を備える、クラスタツール。
【請求項30】
前記第1ロボット、前記第2ロボット、前記第3ロボットの各々が第1アクチュエータと第2アクチュエータとを有し、前記第1アクチュエータが、第1ロボット、第2ロボット、または第3ロボットを垂直方向に移動させるように適合されており、前記第2アクチュエータが、前記第1ロボット、第2ロボット、または第3ロボットを、前記第1処理ラックまたは第2処理ラックの前記第1側部または第2側部と平行する方向へ移動させるように適合されている、請求項29に記載のクラスタツール。
【請求項31】
前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータが各々、別々のエンクロージャ内に収容されており、各エンクロージャが、
エンクロージャを形成する1つ以上の壁であって、前記エンクロージャが内部領域を有し、前記内部領域内において前記第1および第2アクチュエータが位置決めされる前記壁と、
前記エンクロージャの前記内部領域と連通した1つ以上のファンアセンブリであって、前記エンクロージャの内部から空気を引き出すように適合されている前記ファンアセンブリと、
一般的に、前記内部領域から引き出された前記空気を受容するために位置決めされたフィルタと、をさらに備える、請求項30に記載のクラスタツール。
【請求項32】
前記第1処理ラックおよび第2処理ラックの前記第1側部と前記第2側部が、それぞれのラック上の前記基板処理チャンバの対向する両側に在る、請求項29に記載のクラスタツール。
【請求項33】
基板を処理するクラスタツールにおいて:
2枚以上の基板を包含するように適合されたカセットと;
第1処理ラックであって、
垂直に積重した、第1グループの2つ以上の基板処理チャンバを備え、前記2つ以上の基板処理チャンバが、第1方向に沿って延びた第1側部と、第2方向に沿って延びた第2側部とを有している前記第1処理ラックと;
前記第1処理ラック内の少なくとも1つの基板処理チャンバ内に位置決めされた基板に、前記第1側部と前記カセットからアクセスするように適合された第1ロボットアセンブリと;
第2処理ラックであって、
垂直に積重した、第2グループの2つ以上の基板処理チャンバを備え、前記2つ以上の基板処理チャンバが第3方向に沿って延びた第1側部を有し、前記第1側部を介して基板処理チャンバにアクセスすることができる前記第2処理ラックと;
第2ロボットアセンブリであって、ロボット、第1ロボットブレード、第2ロボットブレードを備え、前記第1ロボットブレードと前記第2ロボットブレードが一定距離で離間している、前記第2ロボットアセンブリと;
を備え、
前記第2ロボットアセンブリが、前記第1処理ラック内の少なくとも2つの基板処理チャンバ内に位置決めされた基板に、前記第2側部から、ほぼ同時にアクセスするように、また、前記第2処理ラック内の少なくとも1つの基板処理チャンバ内に位置決めされた基板に、前記第3側部から、ほぼ同時にアクセスするように適合されている、前記クラスタツール。
【請求項34】
基板を処理するクラスタツールにおいて:
2枚以上の基板を包含するように適合されたカセットと;
12個以上のコータ/デベロッパチャンバと;
ベークチャンバ、HMDS処理チャンバ、PEBチャンバから成るグループより選択した12個以上の処理チャンバと;
本質的に、第1ロボットおよび第2ロボットを備える移送システムであって、
前記第1ロボットは、前記コータ/デベロッパチャンバの少なくとも1つ、前記処理チャンバの少なくとも1つ、前記カセットの内部に位置決めされた基板にアクセスするように適合され、
前記第2ロボットは、前記コータ/デベロッパチャンバの少なくとも1つ、前記処理チャンバの少なくとも1つの内部に位置決めされた基板にアクセスするように適合され、
前記第2ロボットは、
ロボット、
前記ロボットに接続した第1ロボットブレード、
前記ロボットに接続し、前記第1ロボットブレードから固定距離で離間して位置決めされた第2ロボットブレードを備える第2ロボットアセンブリから成り、
前記第2ロボットは、少なくとも2つのコータ/デベロッパチャンバ内に位置決めされた少なくとも1枚の基板に、ほぼ同時にアクセスするように、また、少なくとも2つの処理チャンバ内に位置決めされた少なくとも1枚の基板に、ほぼ同時にアクセスするように適合されている、前記移送システムと;
を備える前記クラスタツール。
【請求項35】
クラスタツール内で基板を処理する方法であって、
第1ロボットを使用して、少なくとも1枚の基板を、第1処理ラック内の2つ以上の垂直に積重した各処理チャンバ内に挿入するステップと、
前記第1処理ラック内の前記2つ以上の処理チャンバ内の基板を処理するステップと、
第2ロボットを使用して、前記第1ラック内の前記2つ以上の垂直に積重した処理チャンバから前記基板をほぼ同時に除去するステップと、
前記第2ロボットを使用して、前記基板を、前記第2処理ラック内の前記2つ以上の垂直に積重した処理チャンバへ同時に移送するステップと、
前記第2ロボットを使用して、前記基板を、前記第2処理ラック内の前記2つ以上の垂直に積重した処理チャンバ内に堆積させるステップと、を備える方法。
【請求項36】
前記処理チャンバ内で実行される前記処理が、HMDS処理、PEB処理、BARC処理、フォトレジストコーティング処理、現像処理、OEBR処理から成るグループより選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
さらに、第3ロボットを使用して、前記第2処理ラック内の前記2つ以上の垂直に積重した処理チャンバから基板を除去するステップと、
前記第3ロボットを使用して、前記基板を、第3処理ラック内の2つ以上の垂直に積重した処理チャンバ内に挿入するステップと、
をさらに備える、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記第2ロボットを使用して、前記基板を、第2処理ラック内の2つ以上の垂直に積重した処理チャンバへ同時に移送するステップが、
スライドアセンブリを使用して、ロボット基部を第1方向に沿って位置決めする工程と、
6軸関節ロボットを使用して、基板をロボットブレード上に、前記ロボット基部に関連して位置決めする工程と、を備える、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
第2ロボットを使用して、前記基板を、前記第1ラック内の前記2つ以上の垂直に積重した処理チャンバからほぼ同時に除去するステップが、
ロボットブレードアクチュエータを使用して、第1ロボットブレードを支持部に関連して延出させる工程と、
ロボットブレードアクチュエータを使用して、第2ロボットブレードを支持部に関連して延出させる工程と、
前記第2ロボットに接続した前記支持部を位置決めすることにより、第1処理チャンバ内に位置決めされた第1基板を第1の延出されたブレード上に位置決めし、前記第2処理チャンバ内に位置決めされた第2基板を前記第2の延出されたブレード上に位置決めする工程と、
前記第1ロボットブレードと前記第2ロボットブレードを引き込む工程と、を備える、請求項35に記載の方法。
【請求項40】
クラスタツール内で基板を処理する方法であって、
第1ロボットを使用して、少なくとも1枚の基板を、第1処理ラック内の2つ以上の垂直に積重した処理チャンバ内に挿入するステップと、
前記第1処理ラック内の前記2つ以上の処理チャンバ内で前記基板を処理するステップと、
第2ロボットを使用して、前記第1処理ラック内の前記2つ以上の垂直に積重した処理チャンバから基板をほぼ同時に除去するステップであって、
前記ブレードが、第1の垂直に積重した処理チャンバにアクセスしないようにするために、前記第2ロボットに取り付けられた支持部に接続しているロボットブレードを再位置決めする工程、
第2の垂直に積重した処理チャンバ内の前記支持部に別々に接続したロボットブレードを位置決めする工程、
前記第2の垂直に積重した処理チャンバ内に位置決めされた基板を、前記ロボットブレード上に位置決めする工程、
前記第2の垂直に積重した処理チャンバから前記ロボットブレードを除去する工程、をさらに備える前記基板を除去するステップと、
前記第2ロボットを使用して、前記基板を、第2組の2つ以上の垂直に積重した処理チャンバへ移送するステップと、
を備える方法。
【請求項41】
クラスタツール内で基板を処理する方法であって、
第1ロボットを使用して、少なくとも1枚の基板を、クラスタツール内に位置決めされた2つ以上の垂直に積重した処理チャンバの第1側部を介して挿入するステップと、
前記処理チャンバ内で前記基板を処理するステップと、
第2ロボットを使用して、2枚以上の基板を、前記2つ以上の垂直に積重した処理チャンバの第2側部を介してほぼ同時に除去するステップと、
前記第2ロボットを使用して、前記2枚以上の基板を所望の位置へ同時に移送するステップと、を備える方法。
【請求項42】
前記基板を処理するステップにおいて実行される前記処理が、HMDS処理、PEB処理、BARC処理、フォトレジストコート処理、現像処理、またはOEBR処理から成るグループより選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
クラスタツール内で基板を処理する方法であって、
ロボットを使用してカセットから基板を除去するステップと、
第1基板を、第2処理チャンバに近接して位置決めされた第1処理チャンバ内に挿入するステップと、
前記第1処理チャンバと前記第2処理チャンバの間にシャッタを位置決めすることで、前記第2処理チャンバから前記第1処理チャンバを隔離するステップと、
流体分配システムに接続しているノズルを使用して、前記第1処理チャンバ内に位置決めされた前記基板の表面上に処理流体を分配するステップと、
第2基板を前記第2処理チャンバ内に挿入するステップと、
前記流体分配システムに接続している前記ノズルを使用して、前記第2処理チャンバ内に位置決めした前記第2基板の表面上に処理流体を分配するステップと、
を備える方法。
【請求項44】
クラスタツール内で基板を処理する方法であって、
第2処理チャンバに近接して位置決めされた第1処理チャンバ内の基板交換装置上に基板を位置決めするステップと、
前記基板を、前記第1処理チャンバ内の前記基板交換装置から冷蔵されたロボットブレードの基板受容面へ移送するステップであって、前記基板受容表面が、内部に保持されている前記基板の温度を制御するように適合されているステップと、
前記冷蔵したロボットブレードを使用して、前記基板を前記第2処理チャンバへ移送するステップと、
前記冷蔵したロボットプレートを使用して、前記基板を第3処理チャンバへ移送するステップであって、前記第3処理チャンバが前記第2処理チャンバに近接しているステップと、
を備える方法。
【請求項45】
クラスタツール内で基板を処理する方法であって、
基板を、第2処理チャンバに近接して位置決めされた第1処理チャンバ内の基板交換装置上に位置決めするステップと、
前記基板を、前記第1処理チャンバ内の前記基板交換装置から冷蔵されたロボットブレードの基板受容面へ移送するステップであって、前記基板受容面が、上に保持する前記基板の温度を制御するように適合されているステップと、
前記冷蔵したロボットブレードを使用して、前記基板を前記第2処理チャンバへ移送するステップと、
前記第2処理チャンバ内の前記基板を所望の温度にまで加熱するステップと、
前記冷蔵したロボットを使用して、前記基板を第3処理チャンバへ移送するステップであって、前記第3処理チャンバが前記第2処理チャンバに近接しているステップと、
前記第3処理チャンバ内の基板を所望の温度にまで冷却するステップと、
を備える方法。
【請求項46】
クラスタツール内で基板を処理する方法であって、
2枚以上の基板を包含しているカセットから基板を移送するステップであって、前記カセットが前記クラスタツール内に保持されているステップと、
処理チャンバ内の基板上に最終処理ステップを完了するステップと、
前記基板を前記処理チャンバから、冷蔵処理を実行するように適合された冷蔵チャンバへ移送するステップと、
前記基板を前記冷蔵チャンバから前記カセットへ移送するステップと、
を備える方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図2F】
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【図2G】
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【図2H】
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【図2I】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図4G】
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【図4H】
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【図4I】
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【図4J】
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【図4K】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図11A】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図15D】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図16D】
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【図16E】
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【図16F】
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【図16G】
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【図16H】
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【図16I】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図21D】
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【図21E】
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【図21F】
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【図21G】
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【図21H】
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【図21I】
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【図22A】
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【公開番号】特開2013−93597(P2013−93597A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−277640(P2012−277640)
【出願日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【分割の表示】特願2011−224043(P2011−224043)の分割
【原出願日】平成17年12月21日(2005.12.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
2.テフロン
【出願人】(390040660)アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド (1,346)
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【出願人】(506322684)株式会社SOKUDO (158)
【Fターム(参考)】