説明

基板接触のためのコンタクト配置

この発明は、基板接触、特に半導体基板(21)の端子面を接触させるためのコンタクト配置(47,48,49,50,55,56,57)に関し、基板の底部端子面によって基板表面に形成された、コンタクト配置の少なくとも1つの内側コンタクト(25)と、内側コンタクトの外側端縁領域と周辺部とを少なくとも被覆するパッシベーション層(34,35)と、内側コンタクト(25)から横方向に離れるようにパッシベーション層(34,35)の上に延在する少なくとも1つの下側コンタクトストリップ(36)と、下側コンタクトストリップの上に延在するもう1つの上側のコンタクトストリップ(37,38,39)とを含み、このもう1つのコンタクトストリップは、コンタクトメタライゼーションによって形成されており、このコンタクトメタライゼーションは、ニッケル(Ni)層からまたはニッケルとパラジウム(Pd)とを含有する層構造(38,39)から実質的に構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、基板接触、特に半導体基板の端子面を接触させるためのコンタクト配置に関し、このコンタクト配置は、この基板の底部端子面によって基板表面に形成された、コンタクト配置の少なくとも1つの内側コンタクトと、内側コンタクトの外側端縁領域と周辺部とを少なくとも被覆するパッシベーション層と、内側コンタクトから横方向に離れるようにパッシベーション層の上に延在する少なくとも1つの下側コンタクトストリップと、下側コンタクトストリップの上に延在するもう1つの上側のコンタクトストリップとを含み、このもう1つのコンタクトストリップは、コンタクトメタライゼーションによって形成されており、このコンタクトメタライゼーションは、ニッケル層からまたはニッケルとパラジウムとを含有する層構造から実質的に構成されている。
【背景技術】
【0002】
上述の種類のコンタクト配置は、半導体基板の外側端子コンタクト配置を形成するのに役立ち、これによって、半導体基板を、他の半導体基板とまたはプリント回路板(PCB)などのキャリア基板と接触させることができる。いわゆるチップサイズパッケージ(CSP)において、そのようなコンタクト配置は、チップの表面に直接形成され、このチップの表面は、チップ製造業者によってたとえば提供される状態であるブランク状態において、アルミニウム製かつチップのシリコン体に直接配された端子面を有し、このシリコン体は、その表面に、底部端子面の外側端縁を被覆して環境に対する電気的絶縁をもたらすパッシベーションを施されている。
【0003】
外側端子面配置を、選択されたレイアウトに応じ、底部端子面から延在するコンタクト配置によって形成するために、初期状態で底部端子面によって形成されたコンタクトを、底部端子面が内側コンタクトを形成しコンタクト配置によって形成されるコンタクトが半導体基板の表面に配された外側コンタクトを形成するように、たとえばチップ表面の中心領域にまたは周辺領域に設置して、チップをさらに接触させる。
【0004】
実際の適用において、チップの機能的不良は、コンタクト配置の欠陥の結果であることが多いことが浮かび上がっている。このような欠陥は、たとえば腐食の影響によりまたはそうでなければ層構造として規則的に構成されたコンタクト配置の層間の機械的接着が不十分であることにより引き起こされることがあり、これは最終的に、コンタクト抵抗の増大またはコンタクト配置における境界抵抗の発生に繋がる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の目的は、電気特性に関する信頼性の向上をもたらすコンタクト配置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、この発明のコンタクト配置は、請求項1の特徴を示す。
この発明に従って、コンタクト配置は、底部端子面からパッシベーション層の上に延在する少なくとも1つの下側コンタクトストリップと、下側コンタクトストリップの上に延在し、ニッケル層からまたはニッケルとパラジウムとを含有する層構造から実質的に構成されるもう1つの上側のコンタクトストリップとを含む。
【0007】
このようにして、この発明に従って、コンタクト配置が提供され、このコンタクト配置は、ニッケル層からまたはニッケルとパラジウムとを含む層構造から構成されコンタクト配置をもう1つの基板とその後接触させるための第2のコンタクトストリップによって、コンタクト面を提供する。このコンタクト面は、特に良好な接着および伝導特性を示し、はんだバンプをたとえばはんだ材料で直接形成するのに役立ってもよく、またはもう1つのコンタクト被膜のための基部としても役立ってもよい。コンタクトストリップのストリップ形設計により、コンタクト面のキャリア基板に対する位置を自由に選択することができる。キャリア基板またはコンタクト基板の構成によっては、すなわちたとえばコンタクト配置と接触させるコンタクト基板が十分にパッシベーションされている場合、コンタクト配置でのまたは下側コンタクトストリップでのコンタクト面の位置を定義する、コンタクト配置へのパッシベーション層の塗布を省略することができる。このようにして、この発明のコンタクト配置を用いると、コンタクト配置を与えられた半導体基板からのおよび当該半導体基板とコンタクト配置を介して接触しているキャリア基板からの厚みが最小化された基板配置を作成することが、特に可能である。
【0008】
特に、上側コンタクトストリップの下側コンタクトストリップへの特に良好な接着を提供することに関して、ニッケル層またはニッケルとパラジウムとを含有する層構造をそれぞれニッケルのまたはニッケルおよびパラジウムの自己触媒堆積によって形成すると有利であることが判明する。さらに、自己触媒堆積を用いてニッケル層をまたはニッケルとパラジウムとを含有する層構造を形成することによって、堆積された層のまたは堆積されたコンタクト構造の厚みを制御することが特に容易である。
【0009】
特に有利な実施例において、下側コンタクトストリップは、コンタクトメタライゼーションから構成され、このコンタクトメタライゼーションは、チタン、アルミニウム、銅、もしくはアルミニウム−シリコン合金(AlSi)、アルミニウム−シリコン−銅合金(AlSiCu)から、またはチタンとアルミニウム層とから構成される層構造、チタン層とアルミニウム−銅合金から構成された層とから構成される層構造、もしくはチタン層とアルミニウム−シリコン−銅合金から構成された層とから構成される層構造から実質的に構成される。これに関連して、この層構造の中のチタン層がそれぞれ最下層を形成すると特に有利である。
【0010】
コンタクト配置を介して半導体基板と接触されるキャリア基板の表面処理とは無関係にコンタクト配置を用いることが意図される場合、好ましい実施例に従って、上側コンタクトストリップのコンタクト領域に形成される、コンタクト配置の外側コンタクトを形成するために、上側コンタクトストリップを、コンタクト領域を除いて外側パッシベーション層で被覆することができる。
【0011】
外側パッシベーション層を、BCB、PI、PBO、エポキシ、またはレジストから本質的に形成される誘電層で構成すると、とりわけ作成を容易にするために特に有利である。
【0012】
上側コンタクトストリップのコンタクト領域が、ニッケル層とその上に配された金の層とから構成される層構造を有するコンタクト被膜を与えられている場合、はんだ材料バンプを利用するその後の接触のために、特に伝導性および信頼性の高いサブメタライゼーションがこのバンプのために形成される。
【0013】
コンタクト被膜の形成に関して、層間の特に良好な接着と層厚の精密な制御とを達成するために、層構造を、ニッケルおよび金の自己触媒堆積または無電解堆積によって形成すると有利であることが同様に判明する。
【0014】
コンタクト配置を介して半導体基板と接触されるキャリア基板の接続配置のレイアウトおよびトポグラフィによっては、層構造のさまざまに異なった構成が有利であることが判明してもよい。たとえば大量のはんだ材料に備えた対策により、ポケット形受け入れ空間が形成されるようパッシベーション層の表面に対してオフセットされたコンタクト面が層構造によって形成されると有利であってもよい。
【0015】
特に小型の基板配置を半導体基板とこの半導体基板とコンタクト配置を介して接触するキャリア基板とから形成するためには、パッシベーション層と位置合せされたコンタクト面が層構造によって形成されると有利であってもよい。
【0016】
半導体基板とこの半導体基板とコンタクト配置を介して接触するキャリア基板との間の規定されたギャップを実現するためには、パッシベーション層に対して隆起したコンタクトメタライゼーションの表面によって形成されたコンタクト面が層構造によって形成されると有利であってもよい。
【0017】
接触に用いられるはんだバンプの構成および半導体基板とキャリア基板との間の接触に用いられる方法によっては、はんだ材料で作られた隆起したコンタクト、すなわちはんだバンプをコンタクト配置の上側コンタクトストリップのコンタクト領域に直接設けることも有利であってもよい。これに代えて、上記で特定した種類のコンタクト被膜をコンタクト領域とはんだ材料との間に形成することも可能である。
【0018】
以下に、有利な実施例をより詳細に図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】半導体基板とキャリア基板とから構成される基板配置を説明する斜視図である。
【図2】図1に示される基板配置の図1のII−II横断線に沿った断面図である。
【図3】底部端子面を除きパッシベーション層によって被覆されたシリコン体を有する図2に示される半導体基板の部分図である。
【図4】もう1つのパッシベーション層を有する図3に示される半導体基板を説明する図である。
【図5】第1のコンタクトストリップを有する半導体基板を説明する図である。
【図6】第1の実施例におけるコンタクト配置を有する半導体基板を説明する図である。
【図7】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を有する半導体基板を説明する図である。
【図8】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【図9】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【図10】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【図11】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【図12】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【図13】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【図14】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【図15】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【図16】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【図17】もう1つの実施例におけるコンタクト配置を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1には、半導体基板21と、半導体基板21の外側端子面22を介して半導体基板21とコンタクトしているキャリア基板23とを有する基板配置20が示されている。
【0021】
特に図2に示されるように、半導体基板21の底部端子面によって形成される内側コンタクト25は、コンタクト配置24によって端子面配置22の外側半導体コンタクト63に接続されている。端子面配置22は、図2に示される例示的な実施例の場合、キャリア基板23の端子面28との接続のためにはんだバンプ27を与えられた、コンタクト配置24の端子面によって形成されている。
【0022】
図2に示される基板配置20の場合、キャリア基板23は、ビアホール29を与えられている。ビアホール29は、キャリア基板23の半導体コンタクト側30に配置された端子面28と、キャリア基板23の外側コンタクト側31に配された外側キャリア基板コンタクト32との間の導電性接続を確立する。
【0023】
図3は、半導体基板21を示す部分図であり、この図において、図2に従った基板配置20は、コンタクト配置24を内側コンタクト25の領域にコンタクト配置の形成前に与えられており、半導体基板21は、内側コンタクト25を上に配されたシリコン体33と、内側コンタクト25の外側端縁およびシリコン体33の表面を被覆するパッシベーション層34とから実質的に構成されている。
【0024】
図2に示されるコンタクト配置24を形成するために、図4に従って、BCB、PI、PBO、またはエポキシからなるもう1つのパッシベーション層35を塗布し、その上に、図5に従って、第1の下側のコンタクトストリップ36を形成する。この下側コンタクトストリップは、好ましくは、銅、アルミニウム、またはAlSiもしくはAlSiCuなどのアルミニウム合金から形成されていてもよい。第1の下側のコンタクトストリップ36を2つの層から構成される層構造で形成することも可能であり、好ましくは、チタン層が、アルミニウム層のための基部となり、または記載したアルミニウム合金のうち1つからなる層となる。
【0025】
特に、コンタクト配置24を可能な限り薄い厚みd(図2)で最終的に形成するとなると、第2のパッシベーション層35を間に挟んで形成することを省略することもでき、この場合、第1の下側のコンタクトストリップ36をパッシベーション層34に直接塗布するようになる。
【0026】
図6に示されるように、図2に示されるようなコンタクト配置24を形成するために、次に第2の上側のコンタクトストリップ37を第1の下側のコンタクトストリップ36の上に形成する。上側コンタクトストリップ37は、図6に従って、下側コンタクトストリップ36の上に無電解で堆積されるニッケル層から形成することができる。コンタクト配置26を形成するために、図10に示されるように、ニッケル製の第1のコンタクトストリップ層39と、この第1のコンタクトストリップ層の上に配されたパラジウム製の第2のコンタクトストリップ層40とを含む層構造を有する上側コンタクトストリップ38も同様に設けることができる。
【0027】
いずれの場合も、コンタクトストリップ37または互いに重ねて堆積された2つのコンタクトストリップ層39,40によって形成されたコンタクトストリップ38の形成を、無電解堆積プロセスで実行し、コンタクトストリップ38の形成は、任意選択的に、第1の無電解堆積プロセスにおいて実質的に閉じたニッケル層が作成され、第2の無電解堆積プロセスにおいてこのニッケル層の上に堆積されたパラジウム層が作成されるよう行なうことができる。これに代えて、ニッケルからなるコンタクトストリップ層を断続的に形成し、第2の無電解堆積プロセスにおいて、下側コンタクトストリップ36のニッケルのない領域をパラジウムで被覆することも可能である。
【0028】
第2の上側のコンタクトストリップ37の構造とは無関係に、コンタクトストリップ37のニッケルまたはニッケルおよびパラジウムの無電解堆積プロセスにおける形成は、コンタクト配置24,26の電気的特性を制御するためにコンタクトストリップの所望の厚みまたはコンタクトストリップのモルフォロジーを実現することができるよう堆積プロセスを精密に制御することを可能にする。
【0029】
半導体基板21の表面構造に関する要件に応じて、図6および図10に説明されるコンタクト配置24,26を直接用いて、たとえば図2に示される場合における基板配置20を作成することができる。この場合、半導体基板21とキャリア基板23との間に再溶融したはんだバンプ27でスペーサメタライゼーションを形成し、これにより、半導体基板21とキャリア基板23との間に絶縁ギャップ41を、ギャップ41に絶縁充填材42をその後導入して基板配置を絶縁封止することができるように形成することが可能になる。
【0030】
後続の図面には、コンタクト配置のさらなる実施例47,48,49,50が示されている。これらのコンタクト配置は、一方ではコンタクト領域44,45(図7および図11)を作成するためのもう1つのパッシベーション層43の塗布によって互いに異なり、他方では付加的なコンタクト被膜46(図8および図12)をコンタクト領域44,45に形成することによって互いに異なる。
【0031】
したがって、図7および図11には、コンタクト配置24,26(図6および図10)に加えての特徴として、上側コンタクトストリップ37,38の上にもう1つのパッシベーション層43を備えるコンタクト配置47,48が示されている。ここで、上側コンタクトストリップ37,38をニッケルまたはニッケルおよびパラジウムの無電解堆積プロセスにおいて形成することにより、コンタクトストリップとこのコンタクトストリップを絶縁被覆するパッシベーション層43との間の特に良好な接着がもたらされる。
【0032】
図8および図12には、図7および図11に示されるコンタクト配置47,48に加えて、パッシベーション層43によって規定されるコンタクト領域44,45に作成されるコンタクト被膜51,52を有するコンタクト配置49,50が示されている。コンタクト被膜51,52の作成は、それぞれ上側コンタクトストリップ37,38の上述の作成に従って、下側ニッケル層53とその上に堆積された金の層54とを含む層構造を作成するための無電解堆積プロセスによって行なわれ、この層構造は、ニッケルから構成される上側コンタクトストリップ37の上にまたはコンタクトストリップ38のパラジウムから構成されるコンタクトストリップ層40の上に直接堆積される。
【0033】
図9、図13および図14には、キャリア基板との接触をもたらすためにその後少なくとも部分的に再溶融されるはんだバンプ27を有する基板配置を作成するための準備中のコンタクト配置49,50および48が示されている。
【0034】
図15、図16および図17にコンタクト被膜の例58,61,65と共に示されるように、半導体外側コンタクト55,56,57は、非常に異なる構造を有することができる。
【0035】
たとえば、図15には、パッシベーション層43の表面に対してオフセットされたコンタクト領域59を形成し、よってポケット形コンタクト材料受入れ部60を形成するコンタクト被膜58が示されている。
【0036】
図16には、パッシベーション層43の表面と位置合せされたコンタクト面62を形成するコンタクト被膜61が示されている。
【0037】
図17には、パッシベーション層43の端縁を越えて延在するように形成されることによって、ニッケルコアとパラジウムからなる被覆層とを有する全体的に隆起したコンタクトメタライゼーションが形成されたコンタクト被膜65が示されており、コンタクト面64は、パッシベーション層43の表面を越えて突出している。
【0038】
図15から図17を組合せて見ると、コンタクト被膜58,61,65を無電解堆積プロセスにおいて形成することにより、コンタクト被膜のモルフォロジーに影響を及ぼすことが可能になって、コンタクト被膜を都合よく適合させることおよびスペーサメタライゼーションとしてもたとえば用いることができる隆起したコンタクトメタライゼーションをコンタクト被膜61によって形成することが可能になることが明らかになる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板接触、特に半導体基板(21)の端子面を接触させるためのコンタクト配置(24,26,47,48,49,50)であって、
前記基板の底部端子面によって基板表面に形成された、前記コンタクト配置の少なくとも1つの内側コンタクト(25)と、
前記内側コンタクトの少なくとも外側端縁領域と周辺部とを被覆するパッシベーション層(34,35)と、
前記内側コンタクトから横方向に離れるように前記パッシベーション層の上に延在する少なくとも1つの下側コンタクトストリップ(36)と、
前記下側コンタクトストリップの上に延在するもう1つの上側のコンタクトストリップ(37,38)とを備え、
前記もう1つのコンタクトストリップは、ニッケル(Ni)層からまたはニッケルとパラジウム(Pd)とを含有する層構造から実質的に構成されるコンタクトメタライゼーションによって形成されている、コンタクト配置。
【請求項2】
前記Ni層または前記NiとPdとを含有する層構造は、NiおよびPdの自己堆積によって形成されている、請求項1に記載のコンタクト配置。
【請求項3】
前記下側コンタクトストリップ(36)は、Ti、Al、Cu、AlSi、もしくはAlSiCuを含有する層からまたはTi/Al、Ti/AlCu、もしくはTi/AlSiCuを含有する層構造から実質的に構成されるコンタクトメタライゼーションによって形成されている、請求項1または2に記載のコンタクト配置。
【請求項4】
前記上側コンタクトストリップ(37,38)のコンタクト領域(44,45)によって形成される、前記コンタクト配置(47,48,49,50)の外側コンタクトを形成するために、前記上側コンタクトストリップ(37,38)は、前記コンタクト領域(44,45)を除いて外側パッシベーション層(43)によって被覆されている、請求項1または2に記載のコンタクト配置。
【請求項5】
前記外側パッシベーション層(43)は、BCB、PI、PBO、エポキシ、またはレジストから本質的に構成される誘電層によって形成されている、請求項4に記載のコンタクト配置。
【請求項6】
前記上側コンタクトストリップ(37,38)の前記コンタクト領域(44,45)は、Ni層とその上に配されたAu層とから構成される層構造を有するコンタクト被膜(51,52,58,61,65)を与えられている、請求項4または5に記載のコンタクト配置。
【請求項7】
前記層構造は、NiおよびAuの自己触媒堆積によって形成されている、請求項6に記載のコンタクト配置。
【請求項8】
前記パッシベーション層(43)の表面に対してオフセットされたコンタクト面(59)が前記層構造によって形成されている、請求項6または7に記載のコンタクト配置。
【請求項9】
前記パッシベーション層(43)と位置合せされたコンタクト面(62)が前記層構造によって形成されている、請求項6または7に記載のコンタクト配置。
【請求項10】
前記パッシベーション層(43)に対して隆起したコンタクト被膜(65)の表面によって形成されるコンタクト面(64)が前記層構造によって形成されている、請求項6または7に記載のコンタクト配置。
【請求項11】
前記コンタクト被膜(51,52,58,61,65)は、はんだ材料で作られた隆起したコンタクト(27)を与えられている、請求項6から10のいずれかに記載のコンタクト配置。
【請求項12】
前記コンタクト領域(44,45)は、はんだ材料で作られたコンタクト被膜(27)を与えられている、請求項4に記載のコンタクト配置。

【図1】
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【図2】
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【図3−14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2012−523679(P2012−523679A)
【公表日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503854(P2012−503854)
【出願日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際出願番号】PCT/DE2009/001538
【国際公開番号】WO2010/115385
【国際公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【出願人】(501198796)パック テック−パッケージング テクノロジーズ ゲーエムベーハー (12)
【Fターム(参考)】