説明

基板支持装置及び画像形成装置

【課題】 電気基板の損傷を緩和することが可能な技術を提供する。
【解決手段】 電気基板41が組み付けられる第3壁部47から第1壁部45側に突出した第4壁部48を筐体42に設ける。これにより、電気基板41に外力が作用した場合には、第3壁部47から第1壁部45側に突出した第4壁部48が、第1壁部45及び第2壁部46(図6では、突出部49)のうち少なくとも一方に当接する。このため、電気基板41に作用する外力を第4壁部48、つまり第1壁部45及び第2壁部46(図6では、突出部49)のうち少なくとも一方にて受けることができるので、電気基板41の損傷を緩和することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板支持装置、及びこの基板支持装置を備える画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の画像形成装置では、外観意匠面を構成するカバーが樹脂にて構成されているとともに、その樹脂製のカバーにて電気基板が覆われている。なお、当該電気基板には、電子部品が実装されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−171773
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般的に、樹脂製のカバーは衝撃に対して変形し易い。このため、ユーザがカバーに当たる等してカバーに外力が作用すると、カバーが変形してそのカバーが電気基板に当たり、電気基板を支持する支持部と電気基板との連結部位において電気基板が損傷してしまう可能性がある。
【0005】
なお、電気基板の損傷は、カバーを介して電気基板に外力が作用する場合に限定されるものではなく、例えば、電気基板を画像形成装置に組み付ける場合等のように、電気基板がカバーで覆われていない場合であって、発生し得る問題である。
【0006】
本発明は、上記点に鑑み、電気基板の損傷を緩和することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために、電子部品(41A)が実装された電気基板(41)と、電気基板(41)と対向する第1壁部(45)、及び第1壁部(45)から電気基板(41)側に突出した第2壁部(46)を有するとともに、1枚の金属板(42A)が折り曲げられて第1、2壁部(45、46)が形成された電子部品(41A)を覆う筐体(42)と、金属板(42A)が折り曲げられて形成された壁部であって、第2壁部(46)から電気基板(41)と平行な方向に突出するとともに、電気基板(41)が組み付けられる取付面(44)を有する第3壁部(47)と、金属板(42A)が折り曲げられて形成された壁部であって、第3壁部(47)から第1壁部(45)側に突出した第4壁部(48)とを備えることを特徴とする。
【0008】
これにより、本発明では、電気基板(41)に外力が作用した場合には、第3壁部(47)から第1壁部(45)側に突出した第4壁部(48)が、第1壁部(45)及び第2壁部(46)のうち少なくとも一方に当接する。
【0009】
このため、電気基板(41)に作用する外力を第4壁部(48)、つまり第1壁部(45)及び第2壁部(46)のうち少なくとも一方にて受けることができるので、電気基板(41)の損傷を緩和することができる。
【0010】
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の中央断面図である。
【図2】筐体カバー25を取り外した状態を示す斜視図である。
【図3】図4のA−B−C−D−E断面図である。
【図4】基板支持装置40の斜視図である。
【図5】筐体42の斜視図である。
【図6】(a)は図3のA部拡大図であり、(b)は図5のA部拡大図である。
【図7】図5のB矢視図である。
【図8】図4のF部の正面拡大図である。
【図9】本発明の第2実施形態の特徴を示す図である。
【図10】本発明の第3実施形態の特徴を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に説明する「発明の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
【0013】
そして、本実施形態は、モノクロ方式のレーザプリンタに本発明に係る画像形成装置を適用したものである。以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.画像形成装置の構造
画像形成装置1内には、図1に示すように、画像形成部2及び給紙装置10等が収納されている。そして、画像形成部2及び給紙装置10等は、図2に示すように、画像形成部2を挟んで水平方向両側に配設された一対のフレーム20により、直接的又は間接的に支持されている。なお、図2においては、画像形成部2は省略され、給紙装置10は図示されていない。
【0014】
また、一対のフレーム20は、略矩形板状に形成されたフレーム本体20A、及びフレーム本体20Aの外周部に一体成形された壁状の補強リブ20B等からなる樹脂製の部材である。そして、一対のフレーム20は、図3に示すように、画像形成部2と反対側から筐体カバー25により覆われている。なお、本実施形態に係る筐体カバー25は、画像形成装置1の外観意匠面を構成する。
【0015】
画像形成部2はシートに画像を形成する電子写真方式の画像形成手段である。すなわち、画像形成部2は、図1に示すように、プロセスカートリッジ3、露光器4及び転写ローラ8等からなる現像部、並びに定着器5を有して構成されている。
【0016】
プロセスカートリッジ3には、現像剤像が担持される感光ドラム3A、及び感光ドラム3Aを帯電させる帯電器3B等が収納されている。転写ローラ8は、感光ドラム3Aに担持されている現像剤像を用紙等のシートに転写させる。
【0017】
定着器5は、シートを加熱する加熱ローラ5A、及びシートを加熱ローラ5Aに押し付ける加圧ローラ5Bを有して構成されている。そして、定着器5から排出されたシートは、一対の排紙ローラ9より画像形成装置1の上面に設定された排紙トレイ1Aに排出される。
【0018】
給紙装置10は、給紙トレイ30に載置されている1枚以上のシートのうち少なくとも1枚のシートを画像形成部2に送り出す給紙手段である。そして、給紙装置10は、ピックアップローラ11及び分離機構12等から構成されている。
【0019】
ピックアップローラ11は、給紙トレイ30に載置された1枚以上のシートのうち、積層方向上端に位置するシートに接触して少なくとも1枚のシートを画像形成部2側に送出する。
【0020】
分離機構12は、分離パッド12A及び分離ローラ12B等からなる構成されている。そして、分離機構12は、ピックアップローラ11から送出された1枚以上のシートを1枚ずつ分離して画像形成部2に送り出す。
【0021】
なお、一対のレジストローラ6は、当該1枚のシートの姿勢を矯正した後、予め設定された所定のタイミングで当該1枚のシートを、感光ドラム3Aの転写位置、つまり感光ドラム3Aのうち転写ローラ8と対向する部位に突入させる。
【0022】
給紙トレイ30は、トレイ本体31及び押圧板32を有して構成されている。つまり、トレイ本体31及び押圧板32は、シートの搬送経路に沿って直列に配設されている。そして、給紙トレイ30に載置される1枚以上のシートは、トレイ本体31と押圧板32とに跨るように載置される。
【0023】
また、トレイ本体31は、補充口25Aを閉塞する位置と補充口25Aを開放する位置との間で揺動することができる。押圧板32は、上方側に揺動することにより、押圧板32、つまり給紙トレイ30に載置された1枚以上のシートをピックアップローラ11に押圧させる。
【0024】
2.電気基板の支持構造
一対のフレーム20のうち少なくとも一方のフレーム本体20Aには、図4に示すように、略矩形状の電気基板41を支持する基板支持装置40が組み付けられている。このため、基板支持装置40は、図3に示すように、フレーム20と筐体カバー25との間に配設された状態となる。なお、電気基板41には、例えば定着器5等の電気機器に電力や制御信号を供給するため電子部品41Aが実装されている。
【0025】
基板支持装置40は、電気基板41の電子部品41A側を覆う筐体42を有して構成されている。この筐体42は、図5に示すように、第1壁部45及び第2壁部46を有する略箱状のエンクロージャである。そして、第1壁部45及び第2壁部46は、1枚の金属板42Aからプレス加工にて折り曲げ成形されている。なお、本実施形態に係る金属板42Aは、SPCC、SECC又はSGCC等の鋼板である。
【0026】
すなわち、筐体42の第1壁部45は、図6(a)に示すように、電気基板41の板面に対して略平行な板面であって、電気基板41と対向した壁を構成する。第2壁部46は、第1壁部45から電気基板41側に突出し、第1壁部45と略直交する壁を構成する。
【0027】
また、筐体42には、図5に示すように、電気基板41が組付固定される複数の取付部43A〜43Fが設けられている。そして、これら取付部43A〜43Fも金属板42Aの一部を折り曲げることによりプレス成形されている。
【0028】
また、各取付部43A〜43Fには、電気基板41と平行な方向に突出するとともに、電気基板41が組み付けられる取付面44が形成されている。そして、各取付面44には、ネジS(図3参照)等の締結部材が挿入される締結穴44Aが設けられている。このため電気基板41は、ネジSにより各取付部43A〜43Fに固定される。
【0029】
なお、締結穴44Aには、図6(a)に示すように、第1壁部45側に突出した円筒状のバーリング部44Bがバーリング加工にて各取付部43A〜43Fに一体成形されている。そして、ネジSとしてタッピングネジを用いることにより、ネジ締めと同時にバーリング部44Bの内周面に雌ねじ部を形成している。
【0030】
また、複数の取付部43A〜43Fのうち取付部43Eは、図4に示すように、電気基板41のうち隣り合う角部41B、41C間の位置にて電気基板41の板面に接触した状態で固定されている。そして、取付部43Eは、図6(b)に示すように、第2壁部46から電気基板41と平行な方向に突出する第3壁部47を構成している。そこで、以下、取付部43Eを第3壁部47ともいう。
【0031】
また、第3壁部47には、第3壁部47から第1壁部45側に突出した一対の第4壁部48が設けられている。なお、これら一対の第4壁部48も金属板42Aを折り曲げることにより第3壁部47に一体形成されている。
【0032】
そして、一対の第4壁部48は、前後方向において締結穴44Aを挟んで対向するように第3壁部47の両端部に設けられている。ここで、「前後方向」とは、締結穴44Aの開口方向、つまりバーリング部44Bの軸方向及び第3壁部47の突出方向と直交する方向をいう。
【0033】
また、第2壁部46には、図6(a)に示すように、一対の第4壁部48側に突出した少なくとも1つの突出部49が設けられている。そして、この突出部49は、ビード加工等のプレス加工により第2壁部46に一体形成されている。
【0034】
なお、本実施形態では、第4壁部48が前後方向に少なくとも2枚設けられているので、突出部49は、図7に示すように、少なくとも一対の第4壁部48に対応するように前後方向に延びた突条形状に形成されている。
【0035】
ところで、第3壁部47は、第3壁部47の取付面44が第2壁部46の端面46Aより第1壁部45側に位置した状態で、電気基板41の板面と平行な方向に延びている。因みに、端面46Aとは、第2壁部46の端面のうち電気基板41側の端面をいう。
【0036】
そして、電気基板41の端面のうち第3壁部47の根元側に対応する部位には、図8に示すように、電気基板41の板面と直交する方向から見て、第2壁部46と重なる部位まで突出した基板突出部41Dが電気基板41に一体形成されている。因みに、図8の荒い斜線が付された部位が基板突出部41Dである。
【0037】
なお、第3壁部47の根元部とは、第2壁部46と第3壁部47とを繋ぐ部位、つまり、金属板42Aの折曲部に相当する。
また、筐体42は、図3に示すように、フレーム本体20Aから電気基板41側に突出した円筒状のボス部20CにネジSにより固定されている。そして、筐体42は電気基板41とボス部20Cとにより挟まれた状態でネジSにより共締め固定されている。
【0038】
因みに、ボス部20は、フレーム20の成形時にフレーム本体20Aに一体形成されている。そして、当該ネジSもタッピングネジである。このため、ネジ締めと同時にボス部20Cの内周面に雌ねじ部が形成される。
【0039】
3.本実施形態に係る画像形成装置の特徴
本実施形態では、図6(a)に示すように、電気基板41が組み付けられる第3壁部47から第1壁部45側に突出した第4壁部48が筐体42に設けられていることを特徴としている。
【0040】
これにより、本実施形態では、電気基板41に外力が作用した場合には、第3壁部47から第1壁部45側に突出した第4壁部48が、第1壁部45及び第2壁部46のうち少なくとも一方に当接する。なお、本実施形態では、第2壁部46に突出部49が設けられているため、第4壁部48は、第2壁部46の突出部49に当接する。
【0041】
このため、電気基板41に作用する外力を第4壁部48、つまり第1壁部45及び第2壁部46(本実施形態では、突出部49)のうち少なくとも一方にて受けることができる。したがって、第3壁部47が第1壁部45側に大きく変形することを防止できるので、電気基板41が大きく変形することを抑制できる。延いては、電気基板41の損傷を緩和することができる。
【0042】
また、本実施形態では、図6(b)に示すように、第2壁部46に第4壁部48側に突出した突出部49が設けられていることを特徴としている。これにより、本実施形態では、第3壁部47、つまり電気基板41が大きく変位する前に第4壁部48を突出部49に当接させることができるので、電気基板41の損傷を確実に緩和することができる。
【0043】
また、本実施形態では、第4壁部48は、図8に示すように、締結穴44Aを挟んで対向するように少なくとも2つ設けられていることを特徴としている。これにより、本実施形態では、第3壁部47、つまり電気基板41が大きく変形してしまうことを防止できる。
【0044】
すなわち、電気基板41に作用する外力は、締結穴44A周囲に集中する。しかし、本実施形態では、第4壁部48が締結穴44Aを挟んで対向するように少なくとも2つ設けられている。
【0045】
このため、締結穴44A周囲に集中して作用する外力は、2つの第4壁部48のうちいずれか一方のみに大きく集中して作用することなく、2つの第4壁部48に分散して作用する。したがって、第3壁部47及び電気基板41が大きく変形してしまうことを防止できる。
【0046】
また、本実施形態では、図8に示すように、電気基板41の端面のうち第3壁部47に対応する部位には、電気基板41と直交する方向から見て、第2壁部46と重なる部位まで突出した基板突出部41Dが設けられていることを特徴としている。
【0047】
これにより、本実施形態では、電気基板41に作用する外力を第4壁部48を介して第2壁部46又は第1壁部45にて間接的に受けながら、電気基板41に作用する外力を直接的に第2壁部46にて受けることも可能な構成となる。したがって、第3壁部47及び電気基板41が大きく変形してしまうことを確実に防止できる。
【0048】
(第2実施形態)
本実施形態は、図9に示すように、第1壁部45のうち第4壁部48の先端に対応する部位に、第3壁部47が第1壁部45側に撓んだときに、第4壁部48の先端を当接させるための当接部45Aを設定したものである。
【0049】
これにより、本実施形態では、第4壁部48を確実に第1壁部45等に当接させることができるので、電気基板41の損傷を確実に緩和することができる。
すなわち、仮に、第1壁部45に当接部45Aが設定されていない場合、例えば、第1壁部45のうち第4壁部48の先端に対応する部位に穴が開いている場合には、第4壁部48を第1壁部45に当接させることができなくなる。しかし、本実施形態では、当接部45Aが設定されているので、第4壁部48を確実に第1壁部45に当接させることができる。
【0050】
因みに、本実施形態では、第4壁部48の突出寸法L1を、第1壁部45と第3壁部47との距離L2の約95%以上の寸法とすることにより、第4壁部48を確実に第1壁部45に当接させることが可能な構成としている。
【0051】
(第3実施形態)
上述の実施形態では第2壁部46に突出部49を設けていたが、その主な理由は、第4壁部48が第2壁部46に対して、第3壁部47の突出方向にずれていたためである。
【0052】
そこで、本実施形態では、図10に示すように、第3壁部47のうち、その根元部から第4壁部48までの部位を潰すように折り曲げることにより、第4壁部48を第2壁部46に近接させたものである。
【0053】
これにより、突出部49を廃止しても、第4壁部48を第2壁部46に確実に当接させることができるので、第3壁部47及び電気基板41が大きく変形してしまうことを防止できる。
【0054】
(その他の実施形態)
第1、2実施形態では、突出部49が第2壁部46に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、突出部49を廃止してもよい。そして、突出部49を廃止した場合において、電気基板41に外力が作用すると、第4壁部48は、第1壁部45及び第2壁部46のうち少なくとも一方に当接する。
【0055】
また、第4壁部48に第2壁部46側に突出する突起部を設けてもよい。このような構成とすれば、突出部49を廃止しても、第4壁部48を第2壁部46に確実に当接させることができるので、第3壁部47及び電気基板41が大きく変形してしまうことを防止できる。
【0056】
また、上述の実施形態では、突出部49をプレス加工に第2壁部46に一体成形したが、本発明はこれに限定されるものではなく、突出部49相当を別部品として製造後、第2壁部46に組み付けてもよい。
【0057】
また、第1壁部45の当接部45Aを廃止し、第1壁部45のうち第4壁部48の先端に対応する部位に穴を設けてもよい。このような構成としても、第4壁部48と第2壁部46とが当接することにより、第3壁部47及び電気基板41が大きく変形してしまうことを防止できる。
【0058】
また、上述の実施形態では、第4壁部48を前後方向において、締結穴44Aを挟んで対向するように2つ設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば第4壁部48を1つ若しくは3つ以上とする、又は前後方向と直行する方向において、締結穴44Aを挟んで対向するように2つ設けてもよい。
【0059】
また、上述の実施形態では、モノクロレーザプリンタに本願発明を適用したが、本願発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えばダイレクトタンデム方式のレーザプリンタや複写機等にも適用することができる。
【0060】
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0061】
1… 画像形成装置 1A… 排紙トレイ 2… 画像形成部
3… プロセスカートリッジ 3A… 感光ドラム 4… 露光器
5… 定着器 5A… 加熱ローラ 5B… 加圧ローラ 6… レジストローラ
8… 転写ローラ 9… 排紙ローラ 10… 給紙装置 11… ピックアップローラ
12… 分離機構 12A… 分離パッド 20… フレーム
20A… フレーム本体 25… 筐体カバー 25A… 補充口
30… 給紙トレイ 31… トレイ本体 32… 押圧板 40… 基板支持装置
41… 電気基板 41A… 電子部品 41B… 角部 41D… 基板突出部
42… 筐体 42A… 金属板 43A〜43F… 取付部 44… 取付面
44A… 締結穴 44B… バーリング部 45… 第1壁部
45A… 当接部 46… 第2壁部 46A… 端面 47… 第3壁部
48… 第4壁部 49… 突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品が実装された電気基板と、
前記電気基板と対向する第1壁部、及び前記第1壁部から前記電気基板側に突出した第2壁部を有するとともに、1枚の金属板が折り曲げられて前記第1、2壁部が形成された前記電子部品を覆う筐体と、
前記金属板が折り曲げられて形成された壁部であって、前記第2壁部から前記電気基板と平行な方向に突出するとともに、前記電気基板が組み付けられる取付面を有する第3壁部と、
前記金属板が折り曲げられて形成された壁部であって、前記第3壁部から前記第1壁部側に突出した第4壁部と
を備えることを特徴とする基板支持装置。
【請求項2】
前記第2壁部には、前記第4壁部側に突出した突出部が設けられており、
さらに、前記突出部は、プレス加工により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板支持装置。
【請求項3】
前記第1壁部のうち前記第4壁部の先端に対応する部位には、前記第3壁部が前記第1壁部側に撓んだときに、前記第4壁部の先端を当接させるための当接部が設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板支持装置。
【請求項4】
前記取付面には、前記電気基板を前記第3壁部に固定する締結部材が挿入される締結穴が設けられており、
さらに、前記第4壁部は、前記締結穴を挟んで対向するように少なくとも2つ設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の基板支持装置。
【請求項5】
前記電気基板は矩形板状であり、
さらに、前記電気基板は、前記電気基板のうち隣り合う角部間の位置にて前記第3壁部に組み付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の基板支持装置。
【請求項6】
前記電気基板の端面のうち前記第3壁部に対応する部位には、前記電気基板と直交する方向から見て、前記第2壁部と重なる部位まで突出した基板突出部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の基板支持装置。
【請求項7】
シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を支持するフレームと、
前記画像形成部と反対側から前記フレームを覆うカバーと、
前記フレームと前記カバーとの間に配設され、前記フレームに組み付けられた請求項1ないし6のいずれか1項に記載の基板支持装置とを備え、
前記基板支持装置は、前記第1壁部側が前記フレームに面するように前記フレームに組み付けられていることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−73090(P2013−73090A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212989(P2011−212989)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】