説明

報奨金管理システムおよび方法

【課題】クレジットカード入会後の取引状況を反映させて継続的にアフィリエイトに報奨金の支払いを可能とすることによって、積極的な勧誘広告の掲載の促進が可能とすること。
【解決手段】加盟店の手数料を算出する(S501)。その後、各アフィリエイトの報奨金を算出するため、各加盟店の売上のうちそのアフィリエイトを経由して入会した顧客による売上を、上述の顧客データベース109のデータを用いて抽出し、それに対応する手数料を算出する(S502)ことができる。ただし、本実施形態の目的を考慮して厳密に計算をしなくても、例えばそのアフィリエイト経由の会員の利用が多い加盟店はその加盟店の全体の手数料から一定の額とすることもできる。次に算出したアフィリエイトごとに一定の料率を乗じて報奨金の額を決定し(S503)、アフィリエイトに報奨金を振込むよう金融機関等に指示する(S504)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、報奨金管理システムおよび方法に関し、より詳細にはクレジット取引に関するインターネット上で提供される勧誘広告を掲載するアフィリエイトに対する報奨金管理システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、インターネットのウェブサイトにおいて企業のポータルサイト等への勧誘広告のため企業のポータルサイトへのリンクを張ったバナーなどを掲載し、その勧誘広告から広告主のサイトにアクセスされた場合、一定の報奨金等を支払う、いわゆるアフィリエイトシステムが導入されている。通常アフィリエイトシステムでは、勧誘広告を掲載するサイトを提供するアフィリエイト提供サーバから、そのサーバを識別する情報を予め定めておけば、企業サイトへ移動する際にタグなどにより、企業サイトを提供する企業サーバにどのアフィリエイトサイトから移動したかをその識別情報で判定することができるようになっており、そのようにしてあるアフィリエイトを経由してサイトに到達した回数、顧客数あるいは件数を計数しておいて、それに応じた一定額をアフィリエイト提供サーバを設置しているアフィリエイトに報奨金として提供するようになっている(例えば、特許文献1参照)。このようなアフィリエイトシステムは、種々の企業で取り入れられており、クレジットカード会社等でも一般のアフィリエイトや加盟店と契約を行って、会員登録への勧誘広告を掲載するようにし、その場合にアフィリエイト経由の新規入会件数については、それに応じた報奨金が支払われている。
【0003】
【特許文献1】特開2002−24686号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一般にクレジットカードへ入会するとその後継続して取引が発生するため、その後のクレジットの取引如何により入会自体の価値が変動し報奨金の額の妥当性が問題となる。すなわち、同じ1件の入会であってもその後クレジットによる取引が頻繁、あるいは高額になる場合では報奨金も高額にすべきであるが、その後ほとんどクレジットが使用されない場合は、報奨金を出す必要性に乏しい。このような状況にもかかわらず、従来は入会時点でその後の取引を予想することができないから、一律の報奨金を支払うしかないという問題がある。その結果、クレジットカード会社としても低めの報奨金しか出せないため、アフィリエイトとしても積極的な掲載ができないという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、クレジットカード入会後の取引状況を反映させて継続的にアフィリエイトに報奨金の支払いを可能とすることによって、積極的な勧誘広告の掲載の促進が可能な報奨金管理システムおよび方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的を達成するために、本出願の請求項1に記載の発明は、報奨金管理システムであって、インターネットを介してクレジットカードの会員登録の申込を受信し、受信した申込の関連情報にアフィリエイト対象のウェブサイトに予め設定したアフィリエイト識別情報を含むか否かを判定して、アフィリエイト識別情報を含む場合、アフィリエイト経由会員としてアフィリエイト識別情報を含む会員の登録を実行する登録申込手段と、クレジットカード会社の加盟店管理データベースに接続して、予め定められた期間ごとにアフィリエイト識別情報を含む会員の情報を抽出し、抽出された会員の予め定められた期間における利用額の合計を加盟店ごとに算出する利用額算出手段と、算出した加盟店ごとの利用額の合計に基づいて加盟店の手数料を算出し、算出された加盟店ごとの手数料に所定の割合を乗算し加盟店全体で合計した額をアフィリエイト識別情報のアフィリエイトへ支払処理の指示を実行する支払指示手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の報奨金管理システムにおいて、アフィリエイトが加盟店でもある場合、所定の割合をより高くすることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の報奨金管理システムにおいて、アフィリエイト識別情報は、アフィリエイトのウェブサイトに設定されたタグであることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の報奨金管理システムにおいて、加盟店の手数料は、加盟店の各前記予め定めた期間ごとの手数料の所定の期間分の平均であることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、顧客端末、会員登録勧誘広告を掲載するアフィリエイト提供サーバおよびクレジットカード関連ポータルサーバがネットワークで接続したネットワークシステムにおける報奨金管理方法であって、インターネットを介してクレジットカードの会員登録の申込を受信し、受信した申込の関連情報にアフィリエイト対象のウェブサイトに予め設定したアフィリエイト識別情報を含むか否かを判定して、アフィリエイト識別情報を含む場合は、アフィリエイト経由会員としてアフィリエイト識別情報を含む会員の登録を実行する登録申込ステップと、クレジットカード会社の加盟店管理データベースに接続して、予め定められた期間ごとにアフィリエイト識別情報を含む会員の情報を抽出し、抽出された会員の予め定められた期間における利用額の合計を加盟店ごとに算出する利用額算出ステップと、算出した加盟店ごとの利用額の合計に基づいて加盟店の手数料を算出し、算出された加盟店ごとの手数料に所定の割合を乗算し加盟店全体で合計した額をアフィリエイト識別情報のアフィリエイトへ支払処理の指示を実行する支払指示ステップとを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の報奨金管理方法において、アフィリエイトが加盟店でもある場合、所定の割合をより高くすることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の報奨金管理方法において、アフィリエイト識別情報は、アフィリエイトのウェブサイトに設定されたタグであることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項5ないし7のいずれかに記載の報奨金管理方法において、加盟店の手数料は、加盟店の各前記予め定めた期間ごとの手数料の所定の期間分の平均であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本発明によれば、クレジットカード会社の加盟店管理データベースに接続して、予め定められた期間ごとにアフィリエイト識別情報を含む会員の情報を抽出し、抽出された会員の予め定められた期間における利用額の合計を加盟店ごとに算出する利用額算出手段と、算出した加盟店ごとの利用額の合計に基づいて加盟店の手数料を算出し、算出された加盟店ごとの手数料に所定の割合を乗算し加盟店全体で合計した額をアフィリエイト識別情報のアフィリエイトへ支払処理の指示を実行する支払指示手段とを備えているので、クレジットカード入会後の取引状況を反映させて継続的にアフィリエイトに報奨金の支払いが可能なため、積極的な勧誘広告の掲載が促進することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明にかかる一実施形態のシステム全体を示すブロック図である。本実施形態では、本発明の取引として特にクレジットカード決済システムを想定し、クレジットカードの利用によって取引される売上の処理が行われるが、これに限られず種々の取引形態においても本発明を実装することができる。ここで、本実施形態の概要を図2及び3を参照して説明する。図2は、本実施形態の報奨金管理システムの処理の大まかな流れを示す図である。予めアフィリエイト管理システムあるいはアフィリエイト会社に登録してあるアフィリエイトの提供するサイトに顧客が接続し、クレジットサービスに関心を持つにいたり、クレジット会社のポータルに接続して(ステップ(1))、入会する(ステップ(2))。具体的には、アフィリエイト提供サーバが提供する勧誘広告のバナーなどに顧客がクリックすることにより、クレジット会社の入会フォームが表示されて個人情報等を登録して入会が完了すると、カードが発行される(ステップ(3))。その後、発行されたカードを加盟店で利用すると(ステップ(4))、加盟店の売上が計上され(ステップ(5))、売上をもとに、正確にはそのアフィリエイト経由で入会した顧客の売上に対応する加盟店手数料を算出し、それに一定の料率を乗算して得られた額をそのアフィリエイトに支払う報奨金としてアフィリエイト会社を介して(ステップ(6))、支払われる(ステップ(7))。
【0017】
以上の全体的な処理において、本実施形態では図3に示すように、入会時にアフィリエイト提供サーバから顧客がクレジット会社に移動する際、アフィリエイト提供サーバでは、勧誘広告のバナー等に予め設定したそのアフィリエイトの識別情報を紐付けられタグが組み込まれていて、クレジットカード会社のサイトに到達すると、クレジットカード会社ではどのアフィリエイトから入会することとなったかを認識することができる。これにより、入会後の顧客関連情報にはいずれのアフィリエイト経由かを示すため識別情報が含まれることとなる。この結果、顧客の売上情報からアフィリエイトの寄与分を明確に把握することが可能となり、例えばカード利用額に一定額を乗じた報奨金(キックバック)を加盟店ごとに算出して支払うことができる。これにより、従来入会した顧客によるカードの使用額が予測できず、アフィリエイトの寄与率も決められないため、報奨金はアフィリエイトにとって低額にならざるを得ず、積極的な掲載が期待できなかったが、本実施形態の報奨金管理システムにより、より適切な報奨金がアフィリエイトに提供されることとなったので、積極的な勧誘広告の掲載が期待できるものとなる。さらに、報奨金の額は加盟店の手数料に一定の料率を乗じたものなので、例えば加盟店から徴収する手数料の一部をアフィリエイトの報奨金に使用したと想定することもでき、クレジットカード会社も安心してアフィリエイトに報奨金を提供することができる。
【0018】
(本実施形態のシステム構成)
本実施形態の報奨金管理システムは、インターネット111で接続された本願発明の対象である勧誘広告が掲載されるアフィリエイト提供サーバ101、顧客端末102、本実施形態の特徴的処理を行うクレジット会社ポータルサイト103およびクレジットカード会社の加盟店が出店等している加盟店提供サーバ106を備える。アフィリエイト提供サーバ101は、本技術分野でよく知られているように、何か一定の分野に限られるものではなく、ブログ等の日記形式のものでも、個人が開設している通常のホームページでもよく、インターネットを介して何らかの情報を提供することができるものであればいずれのサーバでもよい。ここで、通常アフィリエイト提供サーバの運営者はクレジットカード会社とアフィリエイト契約をして所定の識別情報を入手しておき、アフィリエイト提供サーバ101経由でクレジット会社ポータル103に接続されると、タグ等により割当てられた識別情報がクレジットカード会社のシステムに認識できるように本技術分野で知られた方法で勧誘広告が掲載される。
【0019】
クレジット会社ポータルサイト103は、クレジットカード会社が提供するサイトであり、種々の情報提供や手続の処理が可能になっているが、ここでは本実施形態に関連する売上管理サーバ105および会員登録サーバ104についてのみ説明する。会員登録サーバ104は、インターネットを介してクレジットカード会社が提供するクレジットサービスの会員への登録申請を受け取り、会員登録を行って顧客データベース109に記憶する。また、売上管理サーバ105は、所定の期間を単位に(通常は毎月)加盟店からの売上情報を管理して、加盟店に信用取引による支払いを行って、本技術分野で知られるように、代わりに会員から振り込み、あるいは引き落としにより売り上げを回収する。そのために、断続的に決済される売上を管理するため売上データベース110を備え、所定の期間を単位にデータベース110からデータを読み取って売上を集計することができる。ここで、加盟店への支払い時には、通常クレジットによる取引手数料を加盟店から徴収するが、本実施形態ではアフィリエイトへの支払いは、結果的にこれが原資となるものと想定して、取引手数料に応じた額をアフィリエイトへの報奨金とする。
【0020】
本実施形態では、クレジット会社の加盟店はインターネットに加盟店提供サーバ106を接続しており、通常の店舗により各種商品の販売や、サービスを提供するのではなくインターネット通販により、商品またはサービスを提供する場合を想定する。この場合、顧客は顧客端末102からインターネットを介して加盟店提供サーバ106に接続し、商品やサービスを購入するが、その支払いは本実施形態のクレジットカード会社の提供するクレジットサービスにより行う。通常は、加盟店提供サーバ106が顧客のクレジットカード情報を受取ってクレジットカード会社に処理を依頼する方法や、クレジット会社が直接提供するクレジット決済用のサイトを呼び出して、顧客が直接決済処理する場合など、本技術分野で知られたいずれかの方法でクレジットカードによる取引を行うものとする。
【0021】
さらに、図1を参照すると、本報奨金管理システムは、アフィリエイト管理サーバ107を備えており、アフィリエイト契約したアフィリエイトの管理を行うとともに、加盟店手数料に応じた報奨金を各データベースを用いて算出し、金融機関108等に振込を指示したりすることができる。なお、近年では、アフィリエイトの紹介、管理は専用の企業、例えば図2に示すアフィリエイト会社が存在し、クレジットカード会社にアフィリエイトに関するサービスを提供する場合も少なくないが、いずれにしてもアフィリエイトの管理をクレジットカード会社の内部でやるか外部に依頼するかは、本願発明には関係なくいずれで管理しても本願発明の範囲に含まれる。
【0022】
(本実施形態の処理)
以上、本実施形態の構成について説明したが、図4および5を参照して以上の構成を持つシステムを用いた本実施形態の処理を説明する。図4は、本実施形態の入会の処理を示すフローチャートであり、主に会員登録サーバ104が実行する。また、図5は、本実施形態の報奨金の算出、支払処理のフローチャートであり、ここでは概ねアフィリエイト管理システムにより実行される。
【0023】
まず、図3を参照すると、会員登録サーバ104は、入会申込をインターネット111を介して顧客端末102から受信した場合(S401)、タグに紐付けられた情報により経由してきたアフィリエイトを特定する(S402)。紐付けられた情報がアフィリエイト管理データベースにない等、アフィリエイト契約により設定された識別情報でない場合や、もともとタグに紐付けられた情報が存在しないときは、報奨金を支払うべきアフィリエイトはないと判断して通常の入会処理を行う(S403)。
【0024】
タグに正常に登録されている識別情報が紐付けられている場合はアフィリエイト経由の入会であるとして、例えば顧客データベース109に加入した顧客に関連付けてアフィリエイト経由であること及びアフィリエイトの識別情報を記憶しておき、後に報奨金を算出するときに利用できるようにすることができる(S404)。その後、入力された個人情報等に基づいて入力処理を行う(S405)。
【0025】
次に、図5を参照して報奨金算出の処理を行う。例えば、クレジットカードの加盟店への支払処理は1ヶ月に1、2回といった場合があり、顧客からの回収は概ね1ヶ月に1回であるが、アフィリエイトに対する報奨金は、これらと期間を合わせてもよいし、システムや支払額によって、これらと全く異なる間隔で支払処理をすることもできる。いずれにしても、一定の期間ごとにその機関の加盟店から徴収する手数料の額に応じて額を決定する。
【0026】
このため、先ず加盟店の手数料を算出する(S501)。その後、各アフィリエイトの報奨金を算出するため、各加盟店の売上のうちそのアフィリエイトを経由して入会した顧客による売上を、上述の顧客データベース109のデータを用いて抽出し、それに対応する手数料を算出する(S502)ことができる。ただし、本実施形態の目的を考慮して厳密に計算をしなくても、例えばそのアフィリエイト経由の会員の利用が多い加盟店はその加盟店の全体の手数料から一定の額とすることもできる。次に算出したアフィリエイトごとに一定の料率を乗じて報奨金の額を決定し(S503)、アフィリエイトに報奨金を振込むよう金融機関等に指示する(S504)。また、このような一定料率は、アフィリエイトが加盟店である場合、さらに報奨金を高くすることによりそのような形態のアフィリエイトの促進が望めるため、そうでない場合に比べ高くすることもできる。
【0027】
以上説明したように、本実施形態で加盟店の売上に応じて報奨金を提供することにより、アフィリエイトにとって満足の行く報奨金を手にすることが可能となるので、積極的に勧誘広告をサイトに掲載することとなって、加入を促進することができる。
【0028】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明すると、基本的には上述の第1実施形態と同様の構成、処理が行われるが、本実施形態では加盟店がインターネット上に存在するウェブサイトではなく、実際の店舗等である点が異なる。したがって、アフィリエイトの設定、入会の処理までは、第1実施形態と同様であって、相違するのは売上決済処理などである。
【0029】
図6は、本実施形態の全体システムを示す図である。加盟店601、実際にはPOS端末602あるいはCAT端末603と、クレジット決済システム610とが専用回線630等で接続されている。会員顧客620は加盟店店舗等で商品を購入し、あるいはサービスを受ける。その対価をクレジットで支払うと、売上情報がクレジット決済処理システム610に送信され蓄積されて、加盟店の手数料が算出される。その結果、上述の第1実施形態と同様に報奨金が計算され、アフィリエイトに振込む等により支払われる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明にかかる一実施形態のシステム全体の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態のアフィリエイト管理の一連の流れを示すブロック図である。
【図3】本実施形態の報奨金の算出の原理を説明するための図である。
【図4】本実施形態のアフィリエイトを経由しての入会の処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本実施形態のアフィリエイトの補償金を産出する処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】別の実施形態のクレジット売上システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
【0031】
101 アフィリエイト提供サーバ
102 顧客端末
103 クレジットカード会社ポータルサイト
104 会員登録サーバ
105 売上管理サーバ
106 加盟店提供サーバ
107 アフィリエイト管理サーバ
108 金融機関
109 顧客データベース
110 売上データベース
111 ネットワーク
601 加盟店
602 POS端末
603 CAT端末
610 クレジット決済処理システム
620 会員顧客
630 専用ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットを介してクレジットカードの会員登録の申込を受信し、当該受信した申込の関連情報にアフィリエイト対象のウェブサイトに予め設定したアフィリエイト識別情報を含むか否かを判定して、該アフィリエイト識別情報を含む場合、アフィリエイト経由会員として前記アフィリエイト識別情報を含む会員の登録を実行する登録申込手段と、
クレジットカード会社の加盟店管理データベースに接続して、予め定められた期間ごとに前記アフィリエイト識別情報を含む会員の情報を抽出し、当該抽出された会員の前記予め定められた期間における利用額の合計を前記加盟店ごとに算出する利用額算出手段と、
前記算出した加盟店ごとの利用額の合計に基づいて前記加盟店の手数料を算出し、当該算出された加盟店ごとの手数料に所定の割合を乗算し加盟店全体で合計した額を前記アフィリエイト識別情報のアフィリエイトへ支払処理の指示を実行する支払指示手段と
を備えたことを特徴とする報奨金管理システム。
【請求項2】
前記アフィリエイトが加盟店でもある場合、前記所定の割合をより高くすることを特徴とする請求項1に記載の報奨金管理システム。
【請求項3】
前記アフィリエイト識別情報は、アフィリエイトのウェブサイトに設定されたタグであることを特徴とする請求項1または2に記載の報奨金管理システム。
【請求項4】
前記加盟店の手数料は、前記加盟店の各前記予め定めた期間ごとの手数料の所定の期間分の平均であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の報奨金管理システム。
【請求項5】
顧客端末、会員登録勧誘広告を掲載するアフィリエイト提供サーバおよびクレジットカード関連ポータルサーバがネットワークで接続したネットワークシステムにおける報奨金管理方法であって、
インターネットを介してクレジットカードの会員登録の申込を受信し、当該受信した申込の関連情報にアフィリエイト対象のウェブサイトに予め設定したアフィリエイト識別情報を含むか否かを判定して、該アフィリエイト識別情報を含む場合は、アフィリエイト経由会員として前記アフィリエイト識別情報を含む会員の登録を実行する登録申込ステップと、
クレジットカード会社の加盟店管理データベースに接続して、予め定められた期間ごとに前記アフィリエイト識別情報を含む会員の情報を抽出し、当該抽出された会員の前記予め定められた期間における利用額の合計を前記加盟店ごとに算出する利用額算出ステップと、
前記算出した加盟店ごとの利用額の合計に基づいて前記加盟店の手数料を算出し、当該算出された加盟店ごとの手数料に所定の割合を乗算し加盟店全体で合計した額を前記アフィリエイト識別情報のアフィリエイトへ支払処理の指示を実行する支払指示ステップと
を備えたことを特徴とする報奨金管理方法。
【請求項6】
前記アフィリエイトが加盟店でもある場合、前記所定の割合をより高くすることを特徴とする請求項5に記載の報奨金管理方法。
【請求項7】
前記アフィリエイト識別情報は、アフィリエイトのウェブサイトに設定されたタグであることを特徴とする請求項5または6に記載の報奨金管理方法。
【請求項8】
前記加盟店の手数料は、前記加盟店の各前記予め定めた期間ごとの手数料の所定の期間分の平均であることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の報奨金管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−67202(P2010−67202A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−235295(P2008−235295)
【出願日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(594103301)三井住友カード株式会社 (39)