説明

場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造

【課題】簡単で安価な構造で、地震時の杭頭部の損傷を抑える。
【解決手段】地盤22の中に場所打ち杭12が設けられ、場所打ち杭12の杭頭部20は、地盤22から高さHだけ突き出ている。場所打ち杭12の下端部は支持地盤に根入れされ、杭頭部20はコンクリート基礎14と接合されている。場所打ち杭12の内部には杭主筋16と杭フープ筋18が配筋されている。杭フープ筋18は、杭頭部20に近づくにつれて密とされている。杭主筋16は、場所打ち杭12の頭部20で上端部を折り返し、折り返し部にはフック24が形成されている。フック24は杭頭部20のコンクリートに定着されている。場所打ち杭12の頭部20は、コンクリート基礎14に深さHまで呑み込まれ、杭主筋16の上端部は、コンクリート基礎14のコンクリートには定着されていない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄筋コンクリート製の場所打ち杭で支持される建物では、地震時に場所打ち杭に生じた曲げモーメントが、建物の基礎スラブや基礎梁にも曲げ戻しとして作用する。このため、この曲げモーメントに抵抗できるように、場所打ち杭の杭断面、基礎スラブ断面、及び基礎梁断面が決定されている。
【0003】
従って、場所打ち杭から、建物のコンクリート基礎へ伝達される曲げモーメントを減少させれば、杭断面、基礎スラブ断面、及び基礎梁断面を小さくできる。
このため、場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の接合部における回転剛性を小さくし、場所打ち杭からコンクリート基礎に伝達される曲げモーメントを小さくする、半剛接合構造が提案されている(特許文献1)。
【0004】
即ち、図5に示すように、特許文献1に記載の半剛接合構造60は、場所打ち杭12の上部に埋め込まれた柱鉄骨62を有している。柱鉄骨62は、杭頭部20、コンクリート基礎14を貫通し、コンクリートの柱68まで達している。なお、場所打ち杭12は、杭頭部20の下部まで杭主筋16と杭フープ筋18が配筋されているが、杭頭部20は無筋とされている。
【0005】
これにより、場所打ち杭12とコンクリート基礎14が半剛接合となり、地震時の曲げモーメントで無筋とされた杭頭部20が損傷を受けても、柱鉄骨62が靭性を発揮して応力の集中を低減し、場所打ち杭12の損傷を最小限に抑えることができる。このとき、建物からの常時の軸力は、柱鉄骨62が支持する。
【0006】
しかし、特許文献1は構造が複雑であり、施工コストが高くなるという問題がある。
このため、構造を簡単にし、施工コストを抑えた半剛接合構造が提案されている(特許文献2)。
【0007】
即ち、図6に示すように、特許文献2に記載の半剛接合構造70は、場所打ち杭72の杭頭部75近傍のコンクリート73を鋼管74で囲み、補強している。また、杭頭部75には杭頭キャップ76が載置され、杭頭キャップ76は、基礎スラブ14に埋め込まれている。
【0008】
杭頭キャップ76は、場所打ち杭72の上端面を覆うベースプレート77と、ベースプレート77の表面に固定されたスタッドジベル78と、ベースプレート77の裏面に配置されたリング状のストッパー79で構成されている。杭頭キャップ76は、杭頭部75で支持されている。
【0009】
これにより、場所打ち杭72の杭頭部75と基礎スラブ14の接合は半剛接合となり、水平方向の移動はストッパー79により拘束される。また、鉛直方向及び回転に係る移動は拘束されず、場所打ち杭72から基礎スラブ14へ伝達される曲げモーメントを小さくできる。
【0010】
しかし、特許文献2は、鋼管74や杭頭キャップ76を必要としており、更なる構造の簡素化、低価格化が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2006−176962号公報
【特許文献2】特開2004−211496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、上記事実に鑑み、簡単で安価な構造で、地震時に杭頭部の損傷を抑えることができる、場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
請求項1に記載の発明に係る、場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造は、鉄筋コンクリート製の場所打ち杭の内部に配筋された杭主筋と、前記杭主筋の上端部に設けられ、前記場所打ち杭の杭頭部のコンクリートに定着する定着手段と、前記場所打ち杭の杭頭部を前記定着手段の位置まで呑み込んで接合されたコンクリート基礎と、を有することを特徴としている。
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、場所打ち杭の内部に配筋された杭主筋の上端部と、杭頭部のコンクリートが定着手段で定着されている。また、コンクリート基礎が、場所打ち杭の杭頭部を定着手段の位置まで呑み込んで、場所打ち杭と接合されている。このとき、杭主筋はコンクリート基礎と定着されてなく、場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎は半剛接合とされている。
【0015】
このように、杭主筋の上端部を定着手段で杭頭部のコンクリートに定着させることで、場所打ち杭の曲げ耐力が維持できる。また、杭主筋の上端部をコンクリート基礎と定着させず半剛接合とすることで、場所打ち杭からコンクリート基礎へ伝達される曲げモーメントを減少させることができる。地震時には、呑み込まれた場所打ち杭の杭頭部をコンクリート基礎から浮き上がらせて、杭頭部の損傷を防止できる。
【0016】
これにより、簡単で安価な構造で、地震時に杭頭部の損傷を抑えることができる。
なお、杭頭部は、コンクリート基礎に呑み込まれているので、場所打ち杭とコンクリート基礎の横方向のズレは生じなく、場所打ち杭が建物からの常時の軸力を支持できる。
また、杭主筋とコンクリート基礎の定着作業が不要となり、作業が容易となる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造において、前記定着手段は、前記杭主筋の上端部を折り返し、前記杭頭部のコンクリートと定着させたフックであることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、杭主筋の上端部を折り返したフックが、杭頭部のコンクリートと定着されている。
これにより、フックで杭主筋の引張耐力が確保され、杭頭部の曲げ耐力が維持できる。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1に記載の場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造において、前記定着手段は、前記杭主筋の上端部に設けられ、前記杭主筋の径より太くされたコブであり、前記コブと前記杭頭部のコンクリートとを定着させたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、杭主筋の上端部に設けられ、杭主筋の径より太くされたコブが、杭頭部のコンクリートと定着されている。
これにより、コブで杭主筋の引張耐力が確保され、杭頭部の曲げ耐力が維持できる。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1に記載の場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造において、前記定着手段は、前記杭主筋の上端部と接合され各上端部をつなぐバンドであり、前記バンドと前記杭頭部のコンクリートを定着させたことを特徴としている。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、杭主筋の上端部に設けられ、杭主筋の上端部と接合され各上端部をつなぐバンドが、杭頭部のコンクリートと定着されている。
これにより、バンドで杭主筋の引張耐力が確保され、杭頭部の曲げ耐力が維持できる。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、上記構成としてあるので、簡単で安価な構造で、地震時の杭頭部の損傷を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造における曲げモーメントの特性を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造の基本構成を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造の基本構成を示す図である。
【図5】従来例の場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造の基本構成を示す図である。
【図6】従来例の場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造の基本構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
(第1の実施の形態)
図1に示すように、第1の実施の形態に係る場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造10は、場所打ち杭12が地盤22の中に設けられ、場所打ち杭12の杭頭部20は、地盤22から高さHだけ突き出る高さとされている。
【0024】
場所打ち杭12は、鉄筋コンクリート製とされ、下端部は支持地盤(図示せず)に根入れされ、杭頭部20はコンクリート基礎14と接合されている。
【0025】
場所打ち杭12の内部には杭主筋16が配筋され、杭主筋16の周囲には杭フープ筋18が配筋されている。このとき、杭フープ筋18は、杭頭部20に近づくにつれて密とされている。杭主筋16は、場所打ち杭12の頭部20で上端部を折り返し、折り返し部にはフック24が形成されている。フック24は杭頭部20のコンクリートに定着されている。
【0026】
コンクリート基礎14は地盤22で支持され、コンクリート基礎14の底面は地盤22と接している。場所打ち杭12の頭部20は、コンクリート基礎14に深さHまで呑み込まれている。このため、杭主筋16のフック24もコンクリート基礎14に呑み込まれた状態となる。なお、杭主筋16の上端部は、コンクリート基礎14のコンクリートには定着されていない。
これにより、場所打ち杭12の杭頭部20とコンクリート基礎14の接合が、半剛接合となる。
【0027】
杭頭部20とコンクリート基礎14を半剛接合とすることで、地震時に、場所打ち杭12からコンクリート基礎14へ伝達される曲げモーメントを抑制することができる。また、杭主筋16がコンクリート基礎14のコンクリートに定着されていないため、杭主筋16の引張耐力がコンクリート基礎14に作用せず、場所打ち杭12の頭部が、呑み込まれたコンクリート基礎14から浮き上がり、杭頭部20の損傷が防止できる。
【0028】
また、杭主筋16の上端部を折り曲げてフック24を形成し、杭頭部20のコンクリートに定着させることで、杭主筋16の頭部20における引張耐力が確保され、場所打ち杭12の曲げ耐力が維持できる。
これにより、簡単で安価な構造で半剛接合が提供され、地震時に杭頭部20の損傷を抑えることができる。
【0029】
なお、杭頭部20は、コンクリート基礎14に呑み込まれているので、場所打ち杭12とコンクリート基礎14の横方向のズレは生じなく、場所打ち杭12で常時の建物からの軸力を支持できる。また、杭主筋16とコンクリート基礎14の定着作業が不要であり、作業が容易となる。
【0030】
ここで、図2を用いて、場所打ち杭12からコンクリート基礎14へ伝播される曲げモーメントについて説明する。
【0031】
図2(A)は、場所打ち杭12の支持構造と、地震時に場所打ち杭12に生じる曲げモーメントの大きさを重ねて記載した図である。
【0032】
場所打ち杭12は地盤22の中に設けられ、下端を地盤22の下にある硬い支持層38に根入れさせている。場所打ち杭12の杭頭部20は、構造物26のコンクリート基礎14と接合されている。これにより、構造物26の重量を、場所打ち杭12を介して支持層38に伝達している。
【0033】
地震時には、地震振動が地盤22を伝播しながら吸収され減衰する。この結果、地盤22は、上下方向で変位量が異なり、場所打ち杭12に地震振動に起因する曲げモーメントが生じる。この曲げモーメントは、曲げ戻しとして、場所打ち杭12の杭頭部20から構造物26のコンクリート基礎14へ、接合部Qを介して伝達される。
【0034】
場所打ち杭12とコンクリート基礎14の、接合部Qの位置における曲げモーメントの大きさは、接合部Qの構造の違いにより異なり、模式的に特性M1と特性M2で表すことができる。
【0035】
破線の特性M1は、図2(B)に示すように、杭主筋16の上端部をコンクリート基礎14に定着させ、杭頭部20とコンクリート基礎14の接合部Qを剛接合としたときのシミュレーション結果である。
【0036】
一方、実線の特性M2は、図2(C)に示すように、本実施の形態で説明した構成であり、杭主筋16はコンクリート基礎14に定着していない。杭頭部20とコンクリート基礎14の接合部Qは、ある程度の自由度を持たせた半剛接合としたときのシミュレーション結果である。
【0037】
なお、特性M1とM2は、場所打ち杭12の中心軸が支持層38の表面位置と交差する位置を基準とし、コンクリート基礎14の高さに対応させて、横軸で曲げモーメントの大きさと方向を表現している。
【0038】
結果から、破線M1で示す剛接合より実線M2で示す半剛接合の方が、杭頭部20とコンクリート基礎14の接合部Qにおける曲げモーメントの大きさが小さいことが分かる。即ち、半剛接合が、場所打ち杭から建物のコンクリート基礎へ伝達される曲げモーメントを小さくする手段として有効といえる。
【0039】
場所打ち杭から建物のコンクリート基礎へ伝達される曲げモーメントを小さくすることにより、場所打ち杭12やコンクリート基礎の経済的な設計が可能となる。
【0040】
(第2の実施の形態)
図3に示すように、第2の実施の形態に係る場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造30は、場所打ち杭32が地盤22の中に設けられ、場所打ち杭32の杭頭部20は、地盤22から高さHだけ突き出る高さとされている。
【0041】
場所打ち杭32は、鉄筋コンクリート製とされ、下端部は支持地盤(図示せず)に根入れされ、頭部20はコンクリート基礎14と接合されている。
場所打ち杭32の内部には杭主筋34が配筋され、杭主筋34の周囲には杭フープ筋18が配筋されている。杭フープ筋18は杭頭部に近づくにつれて密とされ、杭主筋34の上端部には、杭主筋34の径より太くされたコブ36が形成されている。このコブ36で、杭主筋34と杭頭部20のコンクリートが定着されている。
【0042】
コンクリート基礎14の底面は地盤22で支持され、場所打ち杭32の頭部20の位置では、杭頭部20を深さHまで呑み込んでいる。このとき、杭主筋34は、コブ36の位置までコンクリート基礎14に呑み込まれている。なお、杭主筋34の上端部はコンクリート基礎14のコンクリートと定着されていない。
【0043】
このように、杭主筋34の上端部にコブ36を設けることで、杭主筋34の引張耐力が確保され、場所打ち杭32の曲げ耐力が維持できる。
他の構成は、第1の実施の形態と同じであり、説明は省略する。
【0044】
(第3の実施の形態)
図4に示すように、第3の実施の形態に係る場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造40は、場所打ち杭42が地盤22の中に設けられ、場所打ち杭42の杭頭部20は、地盤22から高さHだけ突き出る高さとされている。
【0045】
場所打ち杭42は、鉄筋コンクリート製とされ、下端部は支持地盤(図示せず)に根入れされ、頭部20はコンクリート基礎14と接合されている。
【0046】
場所打ち杭42の内部には杭主筋44が配筋され、杭主筋44の周囲には杭フープ筋18が配筋されている。杭フープ筋18は杭頭部20に近づくにつれて密とされ、杭主筋44の上端部には、杭主筋44の上端部と接合され、各杭主筋44の上端部をつなぐバンド46が設けられている。バンド46は杭頭部20のコンクリートに定着されている。
【0047】
コンクリート基礎14の底面は地盤22とで支持され、コンクリート基礎14の底面は地盤22と接し、場所打ち杭42の頭部20の位置では、杭頭部20を深さHまで呑み込んでいる。このとき、杭主筋44は、バンド46の位置までコンクリート基礎14に呑み込まれている。なお、杭主筋44の上端部は、コンクリート基礎14のコンクリートと定着されていない。
これにより、場所打ち杭42の杭頭部20とコンクリート基礎14の接合は、半剛接合となる。
【0048】
このように、杭主筋44の上端部にバンド46を接合することで、杭主筋44の引張耐力が確保され、場所打ち杭42の曲げ耐力が維持できる。
他の構成は、第1の実施の形態と同じであり、説明は省略する。
【符号の説明】
【0049】
10 場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造
12 場所打ち杭
14 コンクリート基礎
16 杭主筋
18 杭フープ筋
20 杭頭部
22 フック(定着手段)
36 コブ(定着手段)
46 バンド(定着手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄筋コンクリート製の場所打ち杭の内部に配筋された杭主筋と、
前記杭主筋の上端部に設けられ、前記場所打ち杭の杭頭部のコンクリートに定着する定着手段と、
前記場所打ち杭の杭頭部を前記定着手段の位置まで呑み込んで接合されたコンクリート基礎と、
を有する場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造。
【請求項2】
前記定着手段は、前記杭主筋の上端部を折り返し、前記杭頭部のコンクリートと定着させたフックである請求項1に記載の場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造。
【請求項3】
前記定着手段は、前記杭主筋の上端部に設けられ、前記杭主筋の径より太くされたコブであり、前記コブと前記杭頭部のコンクリートとを定着させた請求項1に記載の場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造。
【請求項4】
前記定着手段は、前記杭主筋の上端部と接合され各上端部をつなぐバンドであり、前記バンドと前記杭頭部のコンクリートとを定着させた請求項1に記載の場所打ち杭の杭頭部とコンクリート基礎の半剛接合構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−107443(P2012−107443A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−258112(P2010−258112)
【出願日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(000003621)株式会社竹中工務店 (1,669)
【Fターム(参考)】